JPWO2020132297A5 - - Google Patents

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  1. a)以下:
    i)ウィルムス腫瘍-1(WT-1)ペプチドエピトーと、
    ii)第1の要組織適合遺伝子複合体(MHC)クラスIポリペプチドであって、β2-ミクログロブリン(β2M)ポリペプチドである、前記第1のMHCクラスIポリペプチド
    を含む、第1のポリペプチド、及び
    b)以下:
    i)第2のHCクラスIポリペプチドであって、MHCクラスI重鎖ポリペプチドである、前記第2のMHCクラスIポリペプチドと、
    ii)免疫グロブリン(Ig)Fcポリペプチドと
    を含む、第2のポリペプチド
    を含む、少なくとも1つのヘテロ二量体
    を含む、T細胞調節多量体ポリペプチド(TMMP)であって、
    前記第1及び/または前記第2のポリペプチドが、1つ以上の活性化免疫調節ポリペプチドをさらに含み、かつ、
    任意で、前記TMMPが、
    前記β2Mポリペプチド内のCys残基と前記MHCクラスI重鎖ポリペプチド内のCys残基との間に形成される第1のジスルフィド結合と、
    (i)前記WT-1ペプチドエピトープと前記β2Mポリペプチドとの間のリンカー内のCys残基と、(ii)前記MHCクラスI重鎖ポリペプチド内のCys残基、との間に形成される第2のジスルフィド結合と
    を含む、TMMP。
  2. 前記WT-1ペプチドエピトープが、VLDFAPPGA(SEQ ID NO:259)を含み、かつ、
    前記第2のポリペプチドが、
    i)SEQ ID NO:449に記載のアミノ酸配列に対して少なくとも95%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、MHCクラスI重鎖ポリペプチド、
    ii)前記Ig Fcポリペプチド、及び
    iii)前記1つ以上の活性化免疫調節ポリペプチド
    を含む、請求項1に記載のTMMP。
  3. a1)前記第1のポリペプチドが、N末端からC末端の順に、
    i)前記WT-1ペプチドエピトープ、
    ii)Cys残基を含むリンカー、及び
    iii)前記β2Mポリペプチドを含み、かつ
    b1)前記第2のポリペプチドが、N末端からC末端の順に、
    i)前記1つ以上の活性化免疫調節ポリペプチド、
    ii)任意のリンカー、
    iii)前記MHCクラスI重鎖ポリペプチド、
    iv)任意のリンカー、及び
    v)前記Ig Fcポリペプチドを含むか;または
    a2)前記第1のポリペプチドが、N末端からC末端の順に、
    i)前記WT-1ペプチドエピトープ、
    ii)Cys残基を含むリンカー、及び
    iii)前記β2Mポリペプチドを含み、かつ
    b2)前記第2のポリペプチドが、N末端からC末端の順に、
    i)前記MHCクラスI重鎖ポリペプチド、
    ii)任意のリンカー、
    iii)前記1つ以上の活性化免疫調節ポリペプチド、
    iv)任意のリンカー、及び
    v)前記Ig Fcポリペプチドを含むか;または
    a3)前記第1のポリペプチドが、N末端からC末端の順に、
    i)前記WT-1ペプチドエピトープ、
    ii)Cys残基を含むリンカー、及び
    iii)前記β2Mポリペプチドを含み、かつ
    b3)前記第2のポリペプチドが、N末端からC末端の順に、
    i)前記MHCクラスI重鎖ポリペプチド、
    ii)任意のリンカー、
    iii)前記Ig Fcポリペプチド、
    iv)任意のリンカー、及び
    v)前記1つ以上の活性化免疫調節ポリペプチドを含むか;または
    a4)前記第1のポリペプチドが、N末端からC末端の順に、
    i)前記1つ以上の活性化免疫調節ポリペプチド、
    ii)任意のリンカー、
    iii)前記WT-1ペプチドエピトープ、
    iv)Cys残基を含むリンカー、及び
    v)前記β2Mポリペプチドを含み、かつ
    b4)前記第2のポリペプチドが、N末端からC末端の順に、
    i)前記MHCクラスI重鎖ポリペプチド、
    ii)任意のリンカー、及び
    iii)前記Ig Fcポリペプチドを含むか;または
    a5)前記第1のポリペプチドが、N末端からC末端の順に、
    i)前記WT-1ペプチドエピトープ、
    ii)Cys残基を含むリンカー、
    iii)前記β2Mポリペプチド、
    iv)任意のリンカー、及び
    v)前記1つ以上の活性化免疫調節ポリペプチドを含み、かつ
    b5)前記第2のポリペプチドが、N末端からC末端の順に、
    i)前記MHCクラスI重鎖ポリペプチド、
    ii)任意のリンカー、及び
    iii)前記Ig Fcポリペプチドを含む、
    請求項1または2に記載のTMMPであって、
    前記TMMPが2つ以上の活性化免疫調節ポリペプチドを含む場合、任意で、前記活性化免疫調節ポリペプチド間のリンカーを含む、
    TMMP。
  4. 前記1つ以上の活性化免疫調節ポリペプチドが、1つ以上のバリアント型IL-2ポリペプチドであり、任意で、前記1つ以上のバリアント型IL-2ポリペプチドが、SEQ ID NO:16、17、及び18のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含むIL-2受容体に対する結合親和性を示し、かつバイオレイヤー干渉法(BLI)アッセイにおいて同一条件下でアッセイする際、その1つ以上のバリアント型IL-2ポリペプチドの結合親和性が、同じIL-2受容体に対するSEQ ID NO:15のアミノ酸配列を有する野生型ヒトIL-2ポリペプチドの結合親和性よりも低い、請求項1~3のいずれか一項に記載のTMMP。
  5. 前記TMMPが、タンデムに存在する2つの活性化免疫調節ポリペプチドを含み、前記活性化免疫調節ポリペプチドのそれぞれが、SEQ ID NO:188に対して少なくとも95%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含むバリアント型IL-2ポリペプチドであり、ここで、X がAlaであり、かつX がAlaである、またはX がThrであり、かつX がAlaである、請求項1~4のいずれか一項に記載のTMMP。
  6. 前記TMMPが、第1のジスルフィド結合と第2のジスルフィド結合とを含み、前記第1のジスルフィド結合が、前記β2Mポリペプチドの12位のCys残基と前記MHCクラスI重鎖ポリペプチドの236位のCys残基との間に形成される、請求項1~5のいずれか一項に記載のTMMP。
  7. 前記TMMPが、第1のジスルフィド結合と第2のジスルフィド結合とを含み、前記第2のジスルフィド結合が、前記WT-1ペプチドエピトープと前記β2Mポリペプチドとの間のリンカー内のCys残基と、前記MHCクラスI重鎖ポリペプチド内の84位のCys残基との間に形成され、任意で、前記WT-1ペプチドエピトープと前記β2Mポリペプチドとの間のリンカーが、SEQ ID NO:316またはSEQ ID NO:317に記載のアミノ酸配列を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載のTMMP。
  8. 前記Ig Fcポリペプチドが、SEQ ID NO:410~421のいずれか1つに記載のアミノ酸配列に対して少なくとも約95%のアミノ酸配列同一性を有し、任意で、前記Ig Fcポリペプチドが、SEQ ID NO:418~421のいずれか1つに記載のアミノ酸配列に対して少なくとも約98%のアミノ酸配列同一性を有する、請求項1~7のいずれか一項に記載のTMMP。
  9. 前記Ig Fcポリペプチドが、SEQ ID NO:421に記載のアミノ酸配列に対して少なくとも約95%のアミノ酸配列同一性を有し、任意で、前記Ig Fcポリペプチドが、SEQ ID NO:421に記載のアミノ酸配列に対して少なくとも約98%のアミノ酸配列同一性を有する、請求項1~7のいずれか一項に記載のTMMP。
  10. 前記MHCクラスI重鎖ポリペプチドが、SEQ ID NO:449、201、および203のいずれか1つに記載のアミノ酸配列に対して少なくとも95%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、任意で、前記MHCクラスI重鎖ポリペプチドがSEQ ID NO:449、201、および203のいずれか1つに記載のアミノ酸配列に対して少なくとも98%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項1および3~9のいずれか一項に記載のTMMP。
  11. 前記WT-1ペプチドエピトープが、
    Figure 2020132297000001
    からなる群から選択されるアミノ酸配列を含
    請求項1に記載のTMMP。
  12. 前記第1のポリペプチドが、N末端からC末端の順に、
    i)前記WT-1ペプチドエピトープ、
    ii)Cys残基を含むリンカー、及び
    iii)前記β2Mポリペプチドを含み、かつ
    前記第2のポリペプチドが、N末端からC末端の順に
    i)前記1つ以上の活性化免疫調節ポリペプチド、
    ii)任意のリンカー、
    iii)前記MHCクラスI重鎖ポリペプチド、
    iv)任意のリンカー、及び
    v)前記Ig Fcポリペプチドを含む、
    請求項1~11のいずれか一項に記載のTMMPであって、
    前記TMMPが2つ以上の活性化免疫調節ポリペプチドを含む場合、任意で、前記活性化免疫調節ポリペプチド間のリンカーを含む、
    TMMP。
  13. 前記第1のポリペプチドが、N末端からC末端の順に、
    i)前記WT-1ペプチドエピトープ、
    ii)Cys残基を含むリンカー、及び
    iii)前記β2Mポリペプチドを含み、かつ
    前記第2のポリペプチドが、N末端からC末端の順に
    i)前記MHCクラスI重鎖ポリペプチド、
    ii)任意のリンカー、
    iii)前記Ig Fcポリペプチド、
    iv)任意のリンカー、及び
    v)前記1つ以上の活性化免疫調節ポリペプチドを含む、
    請求項1~11のいずれか一項に記載のTMMPであって、
    前記TMMPが2つ以上の活性化免疫調節ポリペプチドを含む場合、任意で、前記活性化免疫調節ポリペプチド間のリンカーを含む、
    TMMP。
  14. 前記TMMPが、タンデムに存在する2つの活性化免疫調節ポリペプチドを含み、前記活性化免疫調節ポリペプチドのそれぞれが、SEQ ID NO:188に記載のアミノ酸配列に対して少なくとも95%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含むバリアント型IL-2ポリペプチドであり、ここで、X がAlaであり、かつX がAlaである、またはX がThrであり、かつX がAlaであり、
    前記TMMPが、第1のジスルフィド結合と第2のジスルフィド結合とを含み、前記第1のジスルフィド結合が、前記β2Mポリペプチドの12位のCys残基と前記MHCクラスI重鎖ポリペプチドの236位のCys残基との間に形成され、前記第2のジスルフィド結合が、(i)前記WT-1ペプチドエピトープと前記β2Mポリペプチドとの間のリンカー内のCys残基と、(ii)前記MHCクラスI重鎖ポリペプチド内の84位のCys残基との間に形成され、
    前記MHCクラスI重鎖ポリペプチドが、(SEQ ID NO:451)に記載のアミノ酸配列に対して少なくとも95%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、アミノ酸84がCysであり、かつアミノ酸236がCysであり、かつ
    前記Ig Fcポリペプチドが、SEQ ID NO:418~421のいずれか1つに記載のアミノ酸配列に対して少なくとも約95%のアミノ酸配列同一性を有し、任意で、前記Ig Fcポリペプチドが、SEQ ID NO:418~421のいずれか1つに記載のアミノ酸配列に対して少なくとも約98%のアミノ酸配列同一性を有する、請求項12に記載のTMMPであって、
    任意で、前記WT-1ペプチドエピトープと前記β2Mポリペプチドとの間の前記リンカーが、SEQ ID NO:316またはSEQ ID NO:317に記載のアミノ酸配列を含む、
    TMMP。
  15. 前記WT-1ペプチドエピトープが、VLDFAPPGA (SEQ ID NO:259)を含む、請求項14に記載のTMMP。
  16. 前記第1のポリペプチドが、SEQ ID NO:423に記載のアミノ酸配列を含み、
    前記バリアント型IL-2ポリペプチドのそれぞれが、SEQ ID NO:188に記載のアミノ酸配列を含み、ここで、X がAlaであり、かつX がAlaであり、
    前記MHCクラスI重鎖ポリペプチドが、(SEQ ID NO:451)に記載のアミノ酸配列に対して少なくとも約98%のアミノ酸配列同一性を含み、かつ
    前記Ig Fcポリペプチドが、SEQ ID NO:421に記載のアミノ酸配列に対して少なくとも約98%のアミノ酸配列同一性を有する、
    請求項15に記載のTMMP。
  17. 前記TMMPタンデムに存在する2つの活性化免疫調節ポリペプチドを含み、かつ前記活性化免疫調節ポリペプチドのそれぞれが、SEQ ID NO:188に記載のアミノ酸配列に対して少なくとも95%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含むバリアント型IL-2ポリペプチドであここで、X がAlaであり、かつX がAlaである、またはX がThrであり、かつX がAlaであり、
    前記TMMPが、第1のジスルフィド結合と第2のジスルフィド結合とを含み、前記第1のジスルフィド結合が、前記β2Mポリペプチドの12位のCys残基と前記MHCクラスI重鎖ポリペプチドの236位のCys残基との間に形成され、かつ前記第2のジスルフィド結合が、(i)前記WT-1ペプチドエピトープと前記β2Mポリペプチドの間のリンカーに存在するCys残基と、ii)前記MHCクラスI重鎖ポリペプチド内の84位のCys残基との間に形成されかつ
    前記Ig Fcポリペプチドが、SEQ ID NO:418~421のいずれか1つに記載のアミノ酸配列に対して少なくとも約95%のアミノ酸配列同一性を有し、任意で、前記Ig Fcポリペプチドが、SEQ ID NO:418~421のいずれか1つに記載のアミノ酸配列に対して少なくとも約98%のアミノ酸配列同一性を有する、
    請求項13に記載のTMMP
  18. 前記MHCクラスI重鎖ポリペプチドが、SEQ ID NO:199、SEQ ID NO:201、またはSEQ ID NO:203のいずれか1つに記載のアミノ酸配列に対して少なくとも95%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、任意で、前記MHCクラスI重鎖ポリペプチドが、SEQ ID NO:199、SEQ ID NO:201、またはSEQ ID NO:203に記載のアミノ酸配列に対して少なくとも98%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、かつ
    前記Ig Fcポリペプチドが、SEQ ID NO:421に記載のアミノ酸配列に対して少なくとも約95%のアミノ酸配列同一性を有し、任意で、前記Ig Fcポリペプチドが、SEQ ID NO:421に記載のアミノ酸配列に対して少なくとも約98%のアミノ酸配列同一性を有する、
    請求項17に記載のTMMP。
  19. 前記MHCクラスI重鎖ポリペプチドが、SEQ ID NO:344に記載のアミノ酸配列に対して少なくとも95%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、任意で、前記MHCクラスI重鎖ポリペプチドが、SEQ ID NO:344に記載のアミノ酸配列に対して少なくとも98%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項18に記載のTMMP。
  20. 前記MHCクラスI重鎖ポリペプチドが、SEQ ID NO:346に記載のアミノ酸配列に対して少なくとも95%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、任意で、前記MHCクラスI重鎖ポリペプチドが、SEQ ID NO:346に記載のアミノ酸配列に対して少なくとも98%のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項18に記載のTMMP。
  21. 請求項1~20のいずれか一項に記載の2つのヘテロ二量体のホモ二量体を含むTMMPであって前記ヘテロ二量体が同一であり、かつ前記テロ二量体が、前記テロ二量体の前記Ig Fcポリペプチド間の1つ以上のジスルフィド結合によって互いに共有結合している、TMMP
  22. 請求項15に記載の2つのヘテロ二量体のホモ二量体を含む、請求項21に記載のTMMP。
  23. 請求項1~20のいずれか一項に記載の第1または第2のポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む、核酸。
  24. 請求項16に記載の第1または第2のポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む、請求項23に記載の核酸。
  25. 請求項23または24に記載の核酸を含む、発現ベクター。
  26. 請求項23もしくは24に記載の核酸、または請求項25に記載の発現ベクターで遺伝子組換えされている、遺伝子組換え宿主細胞。
  27. 遺伝子組換え宿主細胞を、前記宿主細胞が前記TMMPを合成するような条件下で培養培地においてインビトロで培養することを含む、請求項1~22のいずれか一項に記載のTMMPの作製方法。
  28. 請求項1~21のいずれか一項に記載のTMMPを含む医薬組成物。
  29. 請求項22に記載のTMMPを含む医薬組成物。
  30. 個体においてがん関連エピトープに結合するT細胞の活性を選択的に調節する方法における使用のための、請求項28または29に記載の医薬組成物であって、前記個体において前記T細胞の前記活性を選択的に調節するために投与される、医薬組成物。
  31. 個体においてがんを治療する方法における使用のための、請求項28に記載の医薬組成物。
  32. 個体においてがんを治療する方法における使用のための、請求項29に記載の医薬組成物。
  33. 個体においてがんを治療する方法における使用のための、請求項28または29に記載の医薬組成物であって、前記個体はまた、治療有効量の免疫チェックポイント阻害剤で治療されており、任意で、前記チェックポイント阻害剤が、PD-1、PD-L1、またはCTLA4に特異的な抗体である、医薬組成物
  34. 個体から得られるT細胞の混合集団における、WT-1エピトープに結合する標的T細胞の存在を検出する方法であって、
    前記方法が、
    a)前記T細胞の混合集団を、求項1~22のいずれか一項に記載のTMMPにインビトロで接触させること、ならびに
    b)前記TMMPに特異的なT細胞の活性化及び/または増殖を検出すること
    を含
    前記方法。
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