JPWO2020122228A1 - 無線通信システム、電気機器、及び無線通信タグ - Google Patents

無線通信システム、電気機器、及び無線通信タグ Download PDF

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Abstract

コイルアンテナと無線通信タグとの結合を高める。無線通信システム(1)は、第1ユニット(2)と、コイルアンテナ(3)と、導電性リング(4)と、第2ユニット(5)と、無線通信タグ(6)とを備える。コイルアンテナ(3)の第1コイル導体(31)は、第1ユニット(2)の第1側面(23)に沿って巻回されている。導電性リング(4)は、第1ユニット(2)の第1側面(23)に沿って設けられており、スリットを有する。第2ユニット(5)は、第2側面(52)を有し、第1方向(D1)において第1ユニット(2)に対して取り外し可能に取り付けられる。無線通信タグ(6)は、第2コイル導体(61)を含み、第2ユニット(5)の第2側面(52)に沿って設けられている。第1方向(D1)において、導電性リング(4)と第2コイル導体(61)との間の第1最小距離(L11)は、第1コイル導体(31)と第2コイル導体(61)との間の第2最小距離(L21)よりも短い。

Description

本発明は、一般に、無線通信システム、電気機器、及び無線通信タグに関し、より詳細には、コイルアンテナ及び無線通信タグを備える無線通信システム、この無線通信システムを備える電気機器、及び、無線通信システムに用いられる無線通信タグに関する。
従来、端末筐体とカード型アンテナモジュールとを備える通信端末が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された通信端末において、端末筐体は、端末筐体側アンテナを備え、カード型アンテナモジュールは、端末筐体側アンテナと結合する結合用コイルを備える。端末筐体側アンテナ及び結合用コイルは、共にコイルアンテナであり、巻回軸が一致している。
国際公開第2011/135934号
ところで、特許文献1に記載された通信端末では、互いに対面する領域が必要であり、小型化を図ることが難しいという問題があった。また、特許文献1に記載された通信端末では、物品その他の機能部品の配置によっては、スペースを十分に確保することが難しいという問題があった。
上記の問題点を解決するために、第1ユニットにコイルアンテナが設けられており、かつ、第2ユニットに無線通信タグが設けられている無線通信システムが考えられる。この無線通信システムでは、コイルアンテナと無線通信タグとの結合により、情報の授受が行われる。
しかしながら、上記の無線通信システムでは、コイルアンテナと無線通信タグとの間において、十分な結合が得られにくいという問題があった。特に、コイルアンテナの全周において無線通信タグの位置によっては、コイルアンテナと無線通信タグとの結合が十分に得られなかった。
本発明は上記の点に鑑みてなされた発明であり、本発明の目的は、コイルアンテナと無線通信タグとの結合を高めることができる無線通信システム、電気機器、及び無線通信タグを提供することにある。
本発明の一態様に係る無線通信システムは、第1ユニットと、コイルアンテナと、導電性リングと、第2ユニットと、無線通信タグとを備える。前記第1ユニットは、1つ又は複数の面で構成される第1側面を有する。前記コイルアンテナは、第1コイル導体を含む。前記第1コイル導体は、前記第1ユニットの前記第1側面に沿って巻回されている。前記導電性リングは、前記第1ユニットの前記第1側面に沿って設けられており、前記第1コイル導体の巻回方向と直交する方向に沿ってスリットを有する。前記第2ユニットは、1つ又は複数の面で構成される第2側面を有し、第1方向において前記第1ユニットに対して取り外し可能に取り付けられる。前記無線通信タグは、第2コイル導体を含み、前記第2ユニットの前記第2側面に沿って設けられている。前記第1方向において、前記導電性リングと前記第2コイル導体との間の第1最小距離は、前記第1コイル導体と前記第2コイル導体との間の第2最小距離よりも短い。
本発明の一態様に係る電気機器は、前記無線通信システムと、動作部と、制御部とを備える。前記動作部は、所定の動作を行う。前記制御部は、前記無線通信タグの情報に応じて前記動作部を制御する。
本発明の一態様に係る無線通信タグは、無線通信システムに、タグとして用いられる無線通信タグである。前記無線通信システムは、第1ユニットと、コイルアンテナと、導電性リングと、第2ユニットと、前記タグとを備える。前記第1ユニットは、1つ又は複数の面で構成される第1側面を有する。前記コイルアンテナは、第1コイル導体を含む。前記第1コイル導体は、前記第1ユニットの前記第1側面に沿って巻回されている。前記導電性リングは、前記第1ユニットの前記第1側面に沿って設けられており、前記第1コイル導体の巻回方向と直交する方向に沿ってスリットを有する。前記第2ユニットは、1つ又は複数の面で構成される第2側面を有し、第1方向において前記第1ユニットに対して取り外し可能に取り付けられる。前記タグは、前記第2ユニットの前記第2側面に沿って設けられている。前記無線通信タグは、第2コイル導体を含む。前記第1方向において、前記導電性リングと前記第2コイル導体との間の第1最小距離は、前記第1コイル導体と前記第2コイル導体との間の第2最小距離よりも短い。
本発明の上記態様に係る無線通信システム、電気機器、及び無線通信タグによれば、コイルアンテナと無線通信タグとの結合を高めることができる。
図1は、実施形態1に係る無線通信システムの概略図である。 図2は、同上に係る無線通信システムの斜視図である。 図3は、実施形態1の変形例1に係る無線通信システムの概略図である。 図4は、実施形態1の変形例3に係る無線通信システムの概略図である。 図5は、実施形態1の変形例4に係る無線通信システムにおいて、第1ユニットの第1側面、第2ユニットの第2側面、及び第1ユニットの突部が正三角形である場合の斜視図である。 図6は、実施形態1の変形例4に係る無線通信システムにおいて、第1ユニットの第1側面、第2ユニットの第2側面、及び第1ユニットの突部が正四角形である場合の斜視図である。 図7は、実施形態1の変形例4に係る無線通信システムにおいて、第1ユニットの第1側面、第2ユニットの第2側面、及び第1ユニットの突部が正八角形である場合の斜視図である。 図8は、実施形態2に係る電気機器の要部を示す概略図である。
以下、実施形態1,2に係る無線通信システム、電気機器及び無線通信タグについて、図面を参照して説明する。下記の実施形態等において参照する図1〜図8は、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(実施形態1)
(1)無線通信システムの全体構成
実施形態1に係る無線通信システム1の全体構成について、図面を参照して説明する。
無線通信システム1は、図1に示すように、第1ユニット2と、コイルアンテナ3と、導電性リング4と、第2ユニット5と、無線通信タグ6とを備える。
無線通信システム1は、例えば、電動歯ブラシ、電動工具、ゲーム機、又は掃除機に用いられる。
(2)無線通信システムの各構成要素
以下、無線通信システム1の各構成要素について、図面を参照して説明する。
(2.1)第1ユニット
第1ユニット2は、図2に示すように、基部21と、突部22とを有する。突部22は、基部21と一体に形成されている。第1ユニット2の材料は、樹脂であり、第1ユニット2の透磁率は、例えば、金属よりも高い。
基部21は、1つの連続した面である第1側面23と、対向面24とを有する。基部21は、筒状又は柱状である。基部21の軸は、第1方向D1に沿っている。基部21の外形状は、第1方向D1から見て円状である。なお、第1方向D1は、第1ユニット2に第2ユニット5が取り付けられたり、第1ユニット2から第2ユニット5が外されたりする方向である。
突部22は、基部21から突出する。より詳細には、突部22は、基部21の対向面24から第1方向D1に沿って突出する。突部22は、筒状又は柱状である。突部22の軸は、第1方向D1に沿っており、かつ、基部21の軸と一致する。突部22の外形状は、第1方向D1から見て円状である。
(2.2)コイルアンテナ
コイルアンテナ3は、図1及び図2に示すように、第1コイル導体31を含む。第1コイル導体31は、第1ユニット2の第1側面23に沿って設けられている。より詳細には、第1コイル導体31は、第1ユニット2の第1側面23上に設けられている。
(2.3)導電性リング
導電性リング4は、図1及び図2に示すように、第1ユニット2の第1側面23に沿って設けられている。例えば、導電性リング4は、第1ユニット2に嵌め込まれている。導電性リング4は、帯状であり、導電性を有する。導電性リング4の材料は、例えば、銅などの金属である。
導電性リング4は、第1ユニット2の第1側面23に沿って設けられたときに、スリット41を有する。スリット41は、第1コイル導体31の巻回方向と直交する方向に沿って形成されている。これにより、導電性リング4に閉ループが構成されないようにすることができる。なお、導電性リング4は、スリット41を有するため、第1ユニット2の円周方向において、第1ユニット2の第1側面23の全領域を覆うのではなく、第1側面23の一部の領域を覆わずに設けられている。
ところで、実施形態1の導電性リング4は、第1方向D1と直交する第2方向D2から見て、コイルアンテナ3の第1コイル導体31と重なる。より詳細には、第2方向D2から見て、導電性リング4は、第1方向D1における第1コイル導体31の全領域と重なる。なお、導電性リング4は、スリット41の領域を除いて、第2方向D2から見て第1コイル導体31と重なる。
また、第1方向D1と直交する第2方向D2において、導電性リング4は、コイルアンテナ3の第1コイル導体31の巻回軸に対して、コイルアンテナ3の第1コイル導体31の外側に設けられている。つまり、導電性リング4は、第1ユニット2の第1側面23と共に、第1コイル導体31を覆っている。ただし、導電性リング4は、スリット41を有するため、第1コイル導体31の全領域を覆うのではなく、第1コイル導体31の一部を覆わずに設けられている。
(2.4)第2ユニット
第2ユニット5は、図1及び図2に示すように、第1方向D1において第1ユニット2に対して取り外し可能に取り付けられる。第2ユニット5は、凹部51と、1つの連続した面である第2側面52と、対向面53とを有する。凹部51には、第1ユニット2の突部22が嵌まる。第2ユニット5は、筒状又は柱状であり、第2ユニット5の軸は、第1方向D1に沿っている。第2ユニット5の外形状は、第1方向D1から見て円状である。第2ユニット5の材料は、樹脂であり、第2ユニット5の透磁率は、金属よりも高い。
実施形態1では、第1ユニット2に第2ユニット5が取り付けられた場合、第2側面52が第1ユニット2の第1側面23と面一になる。ここで、「第2側面52が第1側面23と面一になる」とは、第2側面52と第1側面23とが完全に同一面となる場合だけでなく、第2側面52が第1側面23と実質的に同一面となる場合も含む。
(2.5)無線通信タグ
無線通信タグ6は、図1及び図2に示すように、第2コイル導体61と、基板62と、RFIC(図示せず)とを含む。第2コイル導体61は、平面コイルであり、複数回巻回された状態で基板62上に設けられている。第2コイル導体61の材料は、例えば銅のような金属である。基板62は、例えば樹脂基板である。基板62には、第2コイル導体61及びRFICが設けられている。RFICは、所定の情報を記憶する。
無線通信タグ6は、第2ユニット5に設けられている。より詳細には、無線通信タグ6は、第2ユニット5の第2側面52上に設けられている。実施形態1では、上述したように第2ユニット5の第2側面52が第1ユニット2の第1側面23と面一になっているため、無線通信タグ6は、第1方向D1に沿って、第1コイル導体31と隣接して設けられている。
(3)導電性リング、第1コイル導体及び第2コイル導体の位置関係
図1に示すように、第1方向D1において、導電性リング4の端部は、第1コイル導体31の端部よりも、無線通信タグ6に近接している。言い換えると、第1方向D1において、第1コイル導体31における無線通信タグ6側の端部と無線通信タグ6との間に、導電性リング4における無線通信タグ6側の端部が位置している。
したがって、第1方向D1において、導電性リング4と第2コイル導体61との間の第1最小距離L11は、第1コイル導体31と第2コイル導体61との間の第2最小距離L21よりも短い。第1最小距離L11は、第1方向D1において、導電性リング4における無線通信タグ6側の端部と第2コイル導体61における導電性リング4側の端部との間の距離である。第2最小距離L21は、第1方向D1において、第1コイル導体31における無線通信タグ6側の端部と第2コイル導体61における第1コイル導体31側の端部との間の距離である。
(4)磁束の経路
以下、コイルアンテナ3から発生した磁束φ1の経路について、図1を参照して説明する。
上述したように、第1方向D1において、導電性リング4と第2コイル導体61との間の第1最小距離L11は、第1コイル導体31と第2コイル導体61との間の第2最小距離L21よりも短い。つまり、導電性リング4の先端が第1コイル導体31の先端よりも無線通信タグ6側に延びている。更に言い換えると、第1方向D1において、導電性リング4における無線通信タグ6側の端部が第1コイル導体31における無線通信タグ6側の端部よりも無線通信タグ6側に延びている。したがって、コイルアンテナ3から発生した磁束φ1は、導電性リング4を避けるように、大きく周回する。詳細について、以下に説明する。
まず、導電性リング4には、磁束φ1が貫通しない。一方、磁束密度は、距離が一番短くなるような経路において高い。このため、導電性リング4が設けられていない場合、コイルアンテナ3から発生した磁束は、第1コイル導体31の近くで小さく周回するような経路となる。一方、導電性リング4が設けられている場合、導電性リング4には、磁束φ1が貫通しないため、導電性リング4を避けるように、大きく周回するような経路となる。第1方向D1において、導電性リング4の先端が第1コイル導体31の先端よりも無線通信タグ6側に延びているため、コイルアンテナ3から発生した磁束φ1は、第1コイル導体31の近くで周回するのではなく、無線通信タグ6側に延びるように周回する。
上記より、導電性リング4が設けられている場合のほうが、導電性リング4が設けられていない場合に比べて、大きな磁束φ1が無線通信タグ6の第2コイル導体61を鎖交する。これにより、導電性リング4が設けられていない場合に比べて、コイルアンテナ3と無線通信タグ6との結合を高めることができる。
また、コイルアンテナ3の全周にわたって、導電性リング4が設けられているため(ただし、スリット41の部分を除く)、第1ユニット2に第2ユニット5が取り付けられた際に、無線通信タグ6がどの位置に配置されていても、大きな磁束φ1が無線通信タグ6の第2コイル導体61を鎖交する。これにより、第1ユニット2に第2ユニット5が取り付けられたときの無線通信タグ6の位置にかかわらず、コイルアンテナ3と無線通信タグ6との結合を高めることができる。
また、上述したように、第2方向D2において、導電性リング4は、コイルアンテナ3の第1コイル導体31の外側に設けられている。また、第1コイル導体31の外側よりも内側のほうが、磁束が大きい。これにより、磁束が大きい位置に導電性リング4が設けられていないほうが、より大きな磁束φ1を無線通信タグ6に鎖交させることができる。
(5)効果
実施形態1に係る無線通信システム1によれば、コイルアンテナ3から発生した磁束φ1を導電性リング4が無線通信タグ6に誘導することができるので、コイルアンテナ3と無線通信タグ6との結合を高めることができる。
また、実施形態1に係る無線通信システム1によれば、無線通信タグ6がコイルアンテナ3の全周にわたってどこに配置されていても、コイルアンテナ3と無線通信タグ6との結合を高めることができる。
実施形態1に係る無線通信システム1によれば、第1コイル導体31における互いに隣接する導体部分間の隙間に磁束が通ることを低減できるので、磁束を大きく周回させることができる。
実施形態1に係る無線通信システム1によれば、無線通信タグ6をコイルアンテナ3の全周にわたって配置することができ、無線通信タグ6がどこに配置されていても、コイルアンテナ3と無線通信タグ6との結合を高めることができる。
実施形態1に係る無線通信システム1によれば、磁束φ1が集中する位置とは異なる位置に導電性リング4が設けられているので、コイルアンテナ3と無線通信タグ6との結合を更に高めることができる。
(6)変形例
以下、実施形態1の変形例について説明する。
(6.1)変形例1
実施形態1の導電性リング4は、図1に示すように、第1方向D1と直交する第2方向D2から見て、第1方向D1における第1コイル導体31の全領域と重なるが、導電性リング4は、第1コイル導体31の全領域と重なることに限定されない。図3に示すように、導電性リング4は、第2方向D2から見て、第1方向D1における第1コイル導体31の一部のみと重なっていてもよい。要するに、導電性リング4は、第1方向D1と直交する第2方向D2から見て第1コイル導体31の少なくとも一部と重なっていればよい。
変形例1に係る無線通信システム1においても、第1コイル導体31における互いに隣接する導体部分間の隙間に磁束φ1が通ることを低減できるので、磁束φ1を大きく周回させることができる。
(6.2)変形例2
実施形態1では、第1ユニット2が突部22を有し、第2ユニット5が凹部51を有するが、実施形態1の変形例2として、第1ユニット2が凹部を有し、第2ユニット突部を有してもよい。要するに、第1ユニット2及び第2ユニット5の一方が突部を有し、残りが凹部を有していればよい。
変形例2に係る無線通信システム1においても、無線通信タグ6をコイルアンテナ3の全周にわたって配置することができ、無線通信タグ6がどこに配置されていても、コイルアンテナ3と無線通信タグ6との結合を高めることができる。
(6.3)変形例3
上述したように、実施形態1では、第1方向D1と直交する第2方向D2において、導電性リング4は、第1コイル導体31の外側に設けられているが(図1参照)、実施形態1の変形例3として、図4に示すように、第2方向D2において、導電性リング4は、第1コイル導体31の内側に設けられていてもよい。
変形例3では、第1コイル導体31において、外側よりも磁束φ1が大きい内側に導電性リング4が設けられるため、導電性リング4が外側に設けられている場合に比べて、磁束φ1が小さくなる。しかしながら、第1最小距離L11が第2最小距離L21よりも短い導電性リング4が設けられているため、変形例3においても、実施形態1と同様、導電性リング4が設けられていない場合に比べて、無線通信タグ6を鎖交する磁束φ1を大きくすることができる。
(6.4)変形例4
第1ユニット2の第1側面23及び第2ユニット5の第2側面52の第1方向D1から視た外形状は、図2に示すような円状に限定されず、例えば、図5〜図7に示すような多角形状(正多角形状を含む)であってもよい。この場合、第1ユニット2の第1側面23及び第2ユニット5の第2側面52は、1つの連続した面ではなく、複数の面で構成されている。
また、第1ユニット2の突部22の第1方向D1から視た外形状は、図2に示すような円状に限定されず、例えば、図5〜図7に示すような多角形状(正多角形状を含む)であってもよい。第1ユニット2の突部22の外形状は、第1ユニット2に対する第2ユニット5の少なくとも2つの位置で、第1ユニット2に第2ユニット5を取付可能な形状であればよい。このような形状であれば、突部22の形状は、円状及び正多角形状以外の形状であってもよい。
例えば、図5に示すように突部22の形状が正三角形である場合、第1ユニット2に対して第2ユニット5が120°ずつ回転したいずれの状態においても、第1ユニット2に第2ユニット5を取り付けることができる。図6に示すように突部22の形状が正四角形である場合、第1ユニット2に対して第2ユニット5が90°ずつ回転したいずれの状態においても、第1ユニット2に第2ユニット5を取り付けることができる。図7に示すように突部22の形状が正八角形状である場合、第1ユニット2に対して第2ユニット5が45°ずつ回転したいずれの状態においても、第1ユニット2に第2ユニット5を取り付けることができる。
第1ユニット2の第1側面23、第2ユニット5の第2側面52、及び第1ユニット2の突部22の外形(第1方向D1から見たときの形状)は、同じ形状であってもよいし、異なる形状であってもよい。つまり、第1ユニット2の第1側面23、第2ユニット5の第2側面52、及び第1ユニット2の突部22の外形は、様々な組合せであってもよい。
(6.5)その他の変形例
第1ユニット2において、突部22は、基部21と一体に形成されていることに限定されず、基部21とは別体に形成されていてもよい。
第1コイル導体31は、第1ユニット2の外側に設けられていることに限定されず、第1ユニット2にモールドされていてもよい。この場合も、第1コイル導体31は、第1ユニット2の第1側面23に沿って設けられるように、第1ユニット2にモールドされる。
導電性リング4は、第1ユニット2に嵌め込まれることに限定されず、第1ユニット2の第1側面23上に貼り付けられることによって、第1ユニット2の第1側面23上に設けられていてもよい。あるいは、導電性リング4は、第1ユニット2にモールドされていてもよい。
導電性リング4の先端は、第1方向D1において、第1ユニット2の対向面24と同じ位置であることに限定されず、第1ユニット2の対向面24よりも無線通信タグ6側の位置であってもよい。言い換えると、第1方向D1において、導電性リング4における無線通信タグ側の端部は、第1ユニット2の対向面24よりも無線通信タグ6側の位置であってもよい。例えば、導電性リング4の先端は、無線通信タグ6の第2コイル導体61の最外周と同じ位置であってもよい。このほうが、コイルアンテナ3から発生した磁束φ1を大きく周回させることができるので、大きな磁束φ1を無線通信タグ6の第2コイル導体61に鎖交させることができる。要するに、導電性リング4と第2コイル導体61との間の第1最小距離L11が第1コイル導体31と第2コイル導体61との間の第2最小距離L21よりも短いという条件を満たす範囲で、導電性リング4の先端は、無線通信タグ6に近づけてもよい。
導電性リング4は、第1方向D1において、無線通信タグ6側とは反対側にも延びていてもよい。つまり、導電性リング4の端部は、第1コイル導体31と同じ位置ではなく、無線通信タグ6側とは反対側に延びていてもよい。言い換えると、第1方向D1において、導電性リング4における無線通信タグ6側とは反対側の端部は、第1コイル導体31における無線通信タグ6側とは反対側の端部よりも、無線通信タグ6側とは反対側に延びていてもよい。
第1ユニット2、第1コイル導体31、及び導電性リング4の外形(第1方向D1から見たときの形状)は、同じ形状であってもよいし、異なる形状であってもよい。つまり、第1ユニット2、第1コイル導体31、及び導電性リング4の外形は、様々な組合せであってもよい。ただし、第1ユニット2、第1コイル導体31、及び導電性リング4の外形が同じ形状である場合、これらの外形が異なる形状である場合に比べて、小型化すなわち省スペース化を図ることができる。
第2ユニット5の材料は、第1ユニット2の材料と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
無線通信タグ6は、第2ユニット5の第2側面52上に設けられていることに限定されず、第2ユニット5にモールドされていてもよい。
上記の各変形例に係る無線通信システム1においても、実施形態1に係る無線通信システム1と同様の効果を奏する。
(実施形態2)
実施形態2では、無線通信システム1aを用いた電気機器7について、図8を参照して説明する。
(1)電気機器の構成
実施形態2に係る電気機器7は、図8に示すように、無線通信システム1aと、動作部81と、制御部82と、第2機構部品9とを備える。
実施形態2に係る無線通信システム1aは、図8に示すように、第1ユニット2aと、コイルアンテナ3aと、導電性リング4aと、第2ユニット5aと、無線通信タグ6aとを備える。なお、実施形態2の無線通信システム1aに関し、実施形態1の無線通信システム1(図1参照)と同様の構成及び機能については説明を省略する。
第1ユニット2aは、実施形態1と同様、図8に示すように、基部21aと、突部22aとを有する。突部22aは、基部21aと一体に形成されている。基部21aは、第1側面23aと、対向面24aとを有する。突部22aは、基部21aの対向面24aから第1方向D1に沿って突出する。第1ユニット2aには、コイルアンテナ3a及び導電性リング4aが内部に収容されている。なお、第1ユニット2aに関し、実施形態1の第1ユニット2(図1及び図2参照)と同様の構成及び機能については説明を省略する。
コイルアンテナ3aは、図8に示すように、第1コイル導体31aを含む。第1コイル導体31aは、第1ユニット2aの第1側面23aに沿って設けられている。より詳細には、第1コイル導体31aは、第1ユニット2aの第1側面23a上ではなく、第1ユニット2aの内部に設けられている。第1コイル導体31aは、例えば、樹脂モールドにより、第1ユニット2aの内部に設けられている。なお、コイルアンテナ3aに関し、実施形態1のコイルアンテナ3(図1及び図2参照)と同様の構成及び機能については説明を省略する。
導電性リング4aは、図8に示すように、第1ユニット2aの第1側面23aに沿って設けられている。より詳細には、導電性リング4aは、第1ユニット2aの第1側面23a上ではなく、第1ユニット2aの内部に設けられている。導電性リング4aは、例えば、樹脂モールドにより、第1ユニット2aの内部に設けられている。実施形態2においても、導電性リング4aは、スリット(図示せず)を有し、第2方向D2から見て、コイルアンテナ3aの第1コイル導体31aと重なる。なお、導電性リング4aに関し、実施形態1の導電性リング4(図1及び図2参照)と同様の構成及び機能については説明を省略する。
第2ユニット5aは、実施形態1と同様、図8に示すように、第1方向D1において第1ユニット2aに対して取り外し可能に取り付けられる。第2ユニット5aは、凹部51(図2参照)と、第2側面52aと、対向面53(図2参照)とを有する。凹部51には、第1ユニット2aの突部22aが嵌まる。第1ユニット2aには、無線通信タグ6aが内部に収容されている。なお、第2ユニット5aに関し、実施形態1の第2ユニット5(図1及び図2参照)と同様の構成及び機能については説明を省略する。
無線通信タグ6aは、実施形態1と同様、図8に示すように、第2コイル導体61aと、基板62aと、RFIC(図示せず)とを含む。無線通信タグ6aは、第2ユニット5aに設けられている。より詳細には、無線通信タグ6aは、第2ユニット5aの第2側面52a上ではなく、第2ユニット5aの内部に設けられている。無線通信タグ6aは、例えば、樹脂モールドにより、第2ユニット5aの内部に設けられている。なお、無線通信タグ6aに関し、実施形態1の無線通信タグ6(図1及び図2参照)と同様の構成及び機能については説明を省略する。
動作部81は、所定の動作を行う。より詳細には、動作部81は、第1機構部品83を含む。
第1機構部品83は、第1ユニット2aのうち、第1方向D1から見て第1コイル導体31aよりも内側に設けられている。より詳細には、第1機構部品83は、第1方向D1から見て、コイルアンテナ3aの第1コイル導体31aよりも第1ユニット2aの中央部に設けられている。
第1機構部品83は、長尺状である。第1機構部品83の長手方向は、第1方向D1である。第1機構部品83は、第1方向D1において第1ユニット2aから突出する先端部84を有する。第1機構部品83の先端部84は、第1ユニット2aに第2ユニット5aが取り付けられたときに、第2ユニット5aに収容される。
第1機構部品83は、導電性を有し、第1機構部品83の材料は、例えば金属である。第1機構部品83の材料は、銅であることが好ましい。第1機構部品83の材料が銅である場合、第1機構部品83の材料が鉄である場合よりも、損失を小さくすることができる。
制御部82は、無線通信タグ6aの情報に従って動作部81を制御する。より詳細には、制御部82は、例えば、プロセッサ及びメモリを含むコンピュータ(マイクロプロセッサを含む)で構成されている。メモリに記憶されているプログラムに従ってプロセッサが動作することによって、制御部82は、動作部81を制御する。
第2機構部品9は、第2ユニット5aに設けられている。第2機構部品9は、第1機構部品83の動作に連動して動作する。
図2の例では、電気機器7は、電動歯ブラシであり、第2機構部品9は、柄91と、ブラシ部92とを含む。ブラシ部92は、柄91の先端に設けられている。
(2)導電性リング、第1コイル導体及び第2コイル導体の位置関係
実施形態2においても、実施形態1と同様、図8に示すように、第1方向D1において、導電性リング4aの端部は、第1コイル導体31aの端部よりも、無線通信タグ6a側に位置する。言い換えると、第1方向D1において、第1コイル導体31aにおける無線通信タグ6a側の端部と無線通信タグ6aとの間に、導電性リング4aにおける無線通信タグ6a側の端部が位置している。
したがって、第1方向D1において、導電性リング4aと第2コイル導体61aとの間の第1最小距離L12は、第1コイル導体31aと第2コイル導体61aとの間の第2最小距離L22よりも短い。
(3)磁束の経路
上述したように、第1方向D1において、導電性リング4aと第2コイル導体61aとの間の第1最小距離L12は、第1コイル導体31aと第2コイル導体61aとの間の第2最小距離L22よりも短い。つまり、導電性リング4aの先端が第1コイル導体31aの先端よりも突出している。したがって、実施形態2においても、実施形態1と同様、コイルアンテナ3aから発生した磁束φ2は、導電性リング4aを避けるように、大きく周回する。
一方、第1ユニット2aの中央部に第1機構部品83が設けられているため、コイルアンテナ3aから発生した磁束φ2は、第1ユニット2aの中央部を通りにくく、第2ユニット5aの周囲部を通るようになる。これにより、より大きな磁束φ2が無線通信タグ6aを通ることになる。
(4)電気機器の動作
以下、電気機器7の動作について、図8を参照して説明する。図8の例では、電気機器7は、電動歯ブラシであり、第2機構部品9は、柄91及びブラシ部92を有する。第2機構部品9は、第2ユニット5aと一体になるように取り付けられている。第2機構部品9の種類に応じて、無線通信タグ6aには異なる情報が記憶されている。
まず、第1ユニット2aに第2ユニット5aが取り付けられる。制御部82は、使用開始前に、コイルアンテナ3aから磁束φ2を発生するようにコイルアンテナ3aに電流を流し、無線通信タグ6aに記憶されている情報を無線通信タグ6aから取得する。
その後、制御部82は、無線通信タグ6aからの情報に従って、動作部81の第1機構部品83を動作させる。第1機構部品83の動作に連動して第2機構部品9が動作する。具体的には、制御部82は、無線通信タグ6aからの情報に従って、振動回数、振動幅、振動時間を調整して、第1機構部品83及び第2機構部品9を動作させる。
(5)効果
実施形態2に係る無線通信システム1a及び電気機器7によれば、コイルアンテナ3aから発生した磁束φ2を、第1ユニット2aの内側よりも第1ユニット2aの外側に集めることができるので、集磁効果を高めることができる。
実施形態2に係る電気機器7によれば、コイルアンテナ3aから発生した磁束φ2を導電性リング4aが無線通信タグ6aに誘導することができるので、コイルアンテナ3aと無線通信タグ6aとの結合を高めることができる。
また、実施形態2に係る電気機器7によれば、無線通信タグ6aがコイルアンテナ3aの全周にわたってどこに配置されていても、コイルアンテナ3aと無線通信タグ6aとの結合を高めることができる。
さらに、実施形態2に係る電気機器7によれば、第2ユニット5aに対応した動作内容で動作部81を動作させることができる。
(6)変形例
導電性リング4aは、実施形態1及び変形例の導電性リング4(図1及び図2参照)と同様、図8に示すようにコイルアンテナ3aの第1コイル導体31aの外側に設けられていてもよいし、第1コイル導体31aの内側に設けられていてもよい。
実施形態2の変形例として、電気機器7は、無線通信システム1aに代えて、実施形態1に係る無線通信システム1を備えてもよいし、実施形態1の各変形例に係る無線通信システム1を備えてもよい。
電気機器7は、電動歯ブラシに限定されず、本体に対して複数の部品が取替可能な機器であればよい。電気機器7は、例えば、電動工具、ゲーム機、又は掃除機であってもよい。
上記の各変形例に係る電気機器7においても、実施形態2に係る電気機器7と同様の効果を奏する。
以上説明した実施形態及び変形例は、本発明の様々な実施形態及び変形例の一部に過ぎない。また、実施形態及び変形例は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(態様)
以上説明した実施形態及び変形例より以下の態様が開示されている。
第1の態様に係る無線通信システム(1;1a)は、第1ユニット(2;2a)と、コイルアンテナ(3;3a)と、導電性リング(4;4a)と、第2ユニット(5;5a)と、無線通信タグ(6;6a)とを備える。第1ユニット(2;2a)は、1つ又は複数の面で構成される第1側面(23;23a)を有する。コイルアンテナ(3;3a)は、第1コイル導体(31;31a)を含む。第1コイル導体(31;31a)は、第1ユニット(2;2a)の第1側面(23;23a)に沿って巻回されている。導電性リング(4;4a)は、第1ユニット(2;2a)の第1側面(23;23a)に沿って設けられており、第1コイル導体(31;31a)の巻回方向と直交する方向に沿ってスリット(41)を有する。第2ユニット(5;5a)は、1つ又は複数の面で構成される第2側面(52;52a)を有し、第1方向(D1)において第1ユニット(2;2a)に対して取り外し可能に取り付けられる。無線通信タグ(6;6a)は、第2コイル導体(61;61a)を含み、第2ユニット(5;5a)の第2側面(52;52a)に沿って設けられている。第1方向(D1)において、導電性リング(4;4a)と第2コイル導体(61;61a)との間の第1最小距離(L11;L12)は、第1コイル導体(31;31a)と第2コイル導体(61;61a)との間の第2最小距離(L21;L22)よりも短い。
第1の態様に係る無線通信システム(1;1a)によれば、コイルアンテナ(3;3a)から発生した磁束(φ1;φ2)を導電性リング(4;4a)が無線通信タグ(6;6a)に誘導することができるので、コイルアンテナ(3;3a)と無線通信タグ(6;6a)との結合を高めることができる。
第2の態様に係る無線通信システム(1;1a)では、第1の態様において、第2ユニット(5;5a)は、第1ユニット(2;2a)に対して、第1方向(D1)を軸とする少なくとも2つの回転位置で取付可能である。
第2の態様に係る無線通信システム(1;1a)によれば、第2ユニット(5;5a)が第1ユニット(2;2a)に対してどの回転位置で取り付けられていても、コイルアンテナ(3;3a)と無線通信タグ(6;6a)との結合を高めることができる。
第3の態様に係る無線通信システム(1;1a)では、第1又は2の態様において、第1ユニット(2;2a)には、第1方向(D1)から見て第1コイル導体(31;31a)よりも内側に導電性の(第1)機構部品(83)が設けられる。
第3の態様に係る無線通信システム(1;1a)によれば、コイルアンテナ(3;3a)から発生した磁束(φ1;φ2)を、第1ユニット(2;2a)の内側よりも第1ユニット(2;2a)の外側に集めることができるので、集磁効果を高めることができる。
第4の態様に係る無線通信システム(1;1a)では、第1〜3の態様のいずれか1つにおいて、導電性リング(4;4a)は、第1方向(D1)と直交する第2方向(D2)から見て第1コイル導体(31;31a)の少なくとも一部と重なる。
第4の態様に係る無線通信システム(1;1a)によれば、第1コイル導体(31;31a)における互いに隣接する導体部分間の隙間に磁束(φ1;φ2)が通ることを低減できるので、磁束(φ1;φ2)を大きく周回させることができる。
第5の態様に係る無線通信システム(1;1a)では、第1〜4の態様のいずれか1つにおいて、第1ユニット(2;2a)は、基部(21;21a)と、突部(22;22a)とを有する。基部(21;21a)は、第1側面(23;23a)を有する。突部(22;22a)は、基部(21;21a)から突出する。第2ユニット(5;5a)は、凹部(51)を有する。凹部(51)には、突部(22;22a)が嵌まる。突部(22;22a)の外形状は、第1方向(D1)から見て円状である。
第5の態様に係る無線通信システム(1;1a)によれば、無線通信タグ(6;6a)をコイルアンテナ(3;3a)の全周にわたって配置することができ、無線通信タグ(6;6a)がどこに配置されていても、コイルアンテナ(3;3a)と無線通信タグ(6;6a)との結合を高めることができる。
第6の態様に係る無線通信システム(1;1a)では、第1〜5の態様のいずれか1つにおいて、第1方向(D1)と直交する第2方向(D2)において、導電性リング(4;4a)は、第1コイル導体(31;31a)の巻回軸に対して、第1コイル導体(31;31a)の外側に設けられている。
第6の態様に係る無線通信システム(1;1a)によれば、磁束(φ1;φ2)が集中する位置とは異なる位置に導電性リング(4;4a)が設けられているので、コイルアンテナ(3;3a)と無線通信タグ(6;6a)との結合を更に高めることができる。
第7の態様に係る電気機器(7)は、第1〜6の態様のいずれか1つの無線通信システム(1;1a)と、動作部(81)と、制御部(82)とを備える。動作部(81)は、所定の動作を行う。制御部(82)は、無線通信タグ(6;6a)の情報に応じて動作部(81)を制御する。
第7の態様に係る電気機器(7)によれば、コイルアンテナ(3;3a)から発生した磁束(φ1;φ2)を導電性リング(4;4a)が無線通信タグ(6;6a)に誘導することができるので、コイルアンテナ(3;3a)と無線通信タグ(6;6a)との結合を高めることができる。
さらに、第7の態様に係る電気機器(7)によれば、無線通信タグ(6;6a)の情報に応じて動作部(81)を制御することによって、第2ユニット(5;5a)に対応した動作内容で動作部(81)を動作させることができる。
第8の態様に係る電気機器(7)では、第7の態様において、動作部(81)は、導電性の(第1)機構部品(83)を含む。(第1)機構部品(83)は、第1方向(D1)から見て第1コイル導体(31;31a)よりも第1ユニット(2;2a)の中央部に設けられている。
第8の態様に係る電気機器(7)によれば、コイルアンテナ(3;3a)から発生した磁束(φ1;φ2)を、第1ユニット(2;2a)の内側よりも第1ユニット(2;2a)の外側に集めることができるので、集磁効果を高めることができる。
第9の態様に係る無線通信タグ(6;6a)は、無線通信システム(1;1a)に、タグとして用いられる無線通信タグである。無線通信システム(1;1a)は、第1ユニット(2;2a)と、コイルアンテナ(3;3a)と、導電性リング(4;4a)と、第2ユニット(5;5a)と、タグとを備える。第1ユニット(2;2a)は、1つ又は複数の面で構成される第1側面(23;23a)を有する。コイルアンテナ(3;3a)は、第1コイル導体(31;31a)を含む。第1コイル導体(31;31a)は、第1ユニット(2;2a)の第1側面(23;23a)に沿って巻回されている。導電性リング(4;4a)は、第1ユニット(2;2a)の第1側面(23;23a)に沿って設けられており、第1コイル導体(31;31a)の巻回方向と直交する方向に沿ってスリット(41)を有する。第2ユニット(5;5a)は、1つ又は複数の面で構成される第2側面(52;52a)を有し、第1方向(D1)において第1ユニット(2;2a)に対して取り外し可能に取り付けられる。タグは、第2ユニット(5;5a)の第2側面(52;52a)に沿って設けられている。無線通信タグ(6;6a)は、第2コイル導体(61;61a)を含む。第1方向(D1)において、導電性リング(4;4a)と第2コイル導体(61;61a)との間の第1最小距離(L11;L12)は、第1コイル導体(31;31a)と第2コイル導体(61;61a)との間の第2最小距離(L21;L22)よりも短い。
第9の態様に係る無線通信タグ(6;6a)によれば、コイルアンテナ(3;3a)から発生した磁束(φ1;φ2)を導電性リング(4;4a)が無線通信タグ(6;6a)に誘導することができるので、コイルアンテナ(3;3a)と無線通信タグ(6;6a)との結合を高めることができる。
1,1a 無線通信システム
2,2a 第1ユニット
21,21a 基部
22,22a 突部
23,23a 第1側面
3,3a コイルアンテナ
31,31a 第1コイル導体
4,4a 導電性リング
41 スリット
5,5a 第2ユニット
51 凹部
52,52a 第2側面
6,6a 無線通信タグ
61,61a 第2コイル導体
7 電気機器
81 動作部
82 制御部
83 第1機構部品
L11,L12 第1最小距離
L21,L22 第2最小距離
φ1,φ2 磁束
D1 第1方向
D2 第2方向
第2ユニット5aは、実施形態1と同様、図8に示すように、第1方向D1において第1ユニット2aに対して取り外し可能に取り付けられる。第2ユニット5aは、凹部51(図2参照)と、第2側面52aと、対向面53(図2参照)とを有する。凹部51には、第1ユニット2aの突部22aが嵌まる。第ユニットaには、無線通信タグ6aが内部に収容されている。なお、第2ユニット5aに関し、実施形態1の第2ユニット5(図1及び図2参照)と同様の構成及び機能については説明を省略する。
の例では、電気機器7は、電動歯ブラシであり、第2機構部品9は、柄91と、ブラシ部92とを含む。ブラシ部92は、柄91の先端に設けられている。

Claims (9)

  1. 1つ又は複数の面で構成される第1側面を有する第1ユニットと、
    前記第1ユニットの前記第1側面に沿って巻回されている第1コイル導体を含むコイルアンテナと、
    前記第1ユニットの前記第1側面に沿って設けられており、前記第1コイル導体の巻回方向と直交する方向に沿ってスリットを有する導電性リングと、
    1つ又は複数の面で構成される第2側面を有し、第1方向において前記第1ユニットに対して取り外し可能に取り付けられる第2ユニットと、
    第2コイル導体を含み、前記第2ユニットの前記第2側面に沿って設けられている無線通信タグと、を備え、
    前記第1方向において、前記導電性リングと前記第2コイル導体との間の第1最小距離は、前記第1コイル導体と前記第2コイル導体との間の第2最小距離よりも短い、
    無線通信システム。
  2. 前記第2ユニットは、前記第1ユニットに対して、前記第1方向を軸とする少なくとも2つの回転位置で取付可能である、
    請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記第1ユニットには、前記第1方向から見て前記第1コイル導体よりも内側に導電性の機構部品が設けられる、
    請求項1又は2に記載の無線通信システム。
  4. 前記導電性リングは、前記第1方向と直交する第2方向から見て前記第1コイル導体の少なくとも一部と重なる、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  5. 前記第1ユニットは、
    前記第1側面を有する基部と、
    前記基部から突出する突部と、を有し、
    前記第2ユニットは、
    前記突部が嵌まる凹部を有し、
    前記突部の外形状は、前記第1方向から見て円状である、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  6. 前記第1方向と直交する第2方向において、前記導電性リングは、前記第1コイル導体の巻回軸に対して、前記第1コイル導体の外側に設けられている、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の無線通信システムと、
    所定の動作を行う動作部と、
    前記無線通信タグの情報に応じて前記動作部を制御する制御部と、を備える、
    電気機器。
  8. 前記動作部は、前記第1方向から見て前記第1コイル導体よりも前記第1ユニットの中央部に設けられている導電性の機構部品を含む、
    請求項7に記載の電気機器。
  9. 1つ又は複数の面で構成される第1側面を有する第1ユニットと、
    前記第1ユニットの前記第1側面に沿って巻回されている第1コイル導体を含むコイルアンテナと、
    前記第1ユニットの前記第1側面に沿って設けられており、前記第1コイル導体の巻回方向と直交する方向に沿ってスリットを有する導電性リングと、
    1つ又は複数の面で構成される第2側面を有し、第1方向において前記第1ユニットに対して取り外し可能に取り付けられる第2ユニットと、
    前記第2ユニットの前記第2側面に沿って設けられているタグと、を備える、
    無線通信システムに、前記タグとして用いられる無線通信タグであって、
    第2コイル導体を含み、
    前記第1方向において、前記導電性リングと前記第2コイル導体との間の第1最小距離は、前記第1コイル導体と前記第2コイル導体との間の第2最小距離よりも短い、
    無線通信タグ。
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