JP2017139652A - アンテナ装置及びこれを備える携帯無線機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】平面コイルパターンを覆う金属層の形状に制約が少なく、且つ、磁束をより大きく広げることが可能なアンテナ装置を提供する。【解決手段】平面コイルパターン20及びこれを覆う金属層30を備える。平面コイルパターンに囲まれる内径領域40は、端部領域41,42及び中央領域を含み、金属層30は、端部領域31の一部と重なるスリット31と、端部領域32の一部と重なるスリット32を含む。本発明によれば、内径領域40の長手方向における両側にそれぞれ独立したスリットが割り当てられていることから、アンテナ装置から放射される磁束を大きく広げることができるとともに、磁束密度を高めることが可能となる。しかも、内径領域40とほぼ同サイズの開口部を金属層30に設ける必要がないことから、金属層30の形状に制約が少なくなる。【選択図】図2

Description

本発明はアンテナ装置及びこれを備える携帯無線機器に関し、特に、近距離無線通信(Near Field Communication)用として好適なアンテナ装置及びこれを備える携帯無線機器に関するものである。
近年、スマートフォン等の携帯無線機器にはRFID(Radio Frequency Identification:電波による個体識別)システムが搭載されており、そのための通信手段としてリーダ・ライタ等と近距離無線通信を行うためのアンテナ装置が搭載されている。この種のアンテナ装置としては、例えば特許文献1〜3に記載されたアンテナ装置が知られている。
特許文献1〜3に記載されたアンテナ装置は、平面コイルパターン及びこれを覆う金属層を備え、平面コイルパターンの内径領域が金属層の開口部と重なるようレイアウトされている。
特許第4687832号公報 特開2002−111363号公報 特開2013−162195号公報
特許文献1〜3に記載されたアンテナ装置においては、平面コイルパターンの内径領域とほぼ同サイズの開口部を金属層に設ける必要がある。しかしながら、近年においては、薄型化、軽量化、落下等の衝撃に対する耐久性、デザイン性等を考慮して、金属製の筐体を用いた携帯無線機器が増えている。このような場合、アンテナ装置を構成する金属層が筐体の一部となることから、金属層に開口部を自由に設けることができないという問題があった。
また、アンテナ装置から放射される磁束をより大きく広げるためには、平面コイルパターンの平面形状を正方形ではなく細長い長方形とすることが考えられる。しかしながら、この場合、特許文献1〜3に記載されたアンテナ装置では、非常に長い開口部を金属層に設ける必要があり、特に金属層が筐体の一部を構成している場合には、このような開口部を設けることは現実的ではない。
したがって、本発明の目的は、平面コイルパターンを覆う金属層の形状に制約が少なく、且つ、磁束をより大きく広げることが可能なアンテナ装置及びこれを備える携帯無線機器を提供することである。
本発明によるアンテナ装置は、平面コイルパターンと、前記平面コイルパターンを覆う金属層と、を備え、前記平面コイルパターンに囲まれる内径領域は、第1の方向を長手方向とする中央領域と、前記中央領域から見て前記第1の方向の一方側に位置する第1の端部領域と、前記中央領域から見て前記第1の方向の他方側に位置する第2の端部領域とを含み、前記金属層は、前記第1の端部領域の一部と重なる第1のスリットと、前記第1のスリットとは独立して設けられ、前記第2の端部領域の一部と重なる第2のスリットとを含むことを特徴とする。
また、本発明による携帯無線機器は、上記のアンテナ装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、内径領域の長手方向における両側にそれぞれ独立したスリットが割り当てられていることから、アンテナ装置から放射される磁束を大きく広げることができるとともに、磁束密度を高めることが可能となる。このため、近距離無線通信用のアンテナとして用いれば、従来に比べて通信距離を拡大することが可能となる。しかも、内径領域とほぼ同サイズの開口部を金属層に設ける必要がないことから、金属層が携帯無線機器の筐体の一部を構成する場合であっても、金属層の形状に制約が少なくなる。
本発明において、前記中央領域、前記第1の端部領域の残りの部分及び前記第2の端部領域の残りの部分が前記金属層に覆われていることが好ましい。これによれば、大面積の金属層を用いることができることから、金属層が携帯無線機器の筐体の一部を構成する場合において特に好適である。
この場合、前記内径領域の前記第1の方向と交差する第2の方向における幅は、前記第1及び第2の端部領域よりも前記中央領域の方が狭いことが好ましい。これによれば、平面コイルパターンを構成する導体パターンのうち、中央領域を挟む部分の磁束が打ち消されることから、中央領域を覆う金属層に生じる渦電流を低減することができる。
さらにこの場合、前記第1及び第2のスリットは前記第1の方向に延在し、前記第1及び第2のスリットの前記第2の方向における幅は、前記第1及び第2の端部領域の前記第2の方向における幅よりも狭いことが好ましい。これによれば、アンテナ装置から放射される磁束を強めることが可能となる。
本発明において、前記第1のスリットは前記第1の端部領域を横断するように設けられ、前記第2のスリットは前記第2の端部領域を横断するように設けられていても構わない。これによれば、第1及び第2の端部領域を覆う金属層がいずれも2つに分割されることから、金属層によって磁束を強める効果が大きくなる。
本発明において、前記金属層は前記中央領域と重なる第3のスリットをさらに含んでいても構わない。これによれば、中央領域からも磁束を放射することが可能となる。
このように、本発明によれば、平面コイルパターンを覆う金属層の形状に制約が少なく、且つ、磁束をより大きく広げることが可能なアンテナ装置及びこれを備える携帯無線機器を提供することが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態によるアンテナ装置10Aを備える携帯無線機器100の構成を示す略斜視図である。 図2は、アンテナ装置10Aの構成を透過的に示す平面図である。 図3(a)は図2に示すA−A線に沿った断面図であり、図3(b)は図2に示すB−B線に沿った断面図である。 図4は、アンテナ装置10Aの部分拡大図である。 図5は、第2の実施形態によるアンテナ装置10Bの構成を透過的に示す平面図である。 図6は、第3の実施形態によるアンテナ装置10Cの構成を透過的に示す平面図である。 図7は、第4の実施形態によるアンテナ装置10Dの構成を透過的に示す平面図である。 図8は、第5の実施形態によるアンテナ装置10Eの構成を透過的に示す平面図である。 図9は、第6の実施形態によるアンテナ装置10Fの構成を透過的に示す平面図である。 図10は、第7の実施形態によるアンテナ装置10Gの構成を透過的に示す平面図である。 図11は、第8の実施形態によるアンテナ装置10Hの構成を透過的に示す平面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明のいくつかの実施形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態によるアンテナ装置10Aを備える携帯無線機器100の構成を示す略斜視図である。
図1に示す携帯無線機器100は、例えばスマートフォンであり、薄型の箱状筐体によって構成されている。図1は、携帯無線機器100を背面側から見た図であり、ディスプレイなどが設けられている前面は下方を向いている。携帯無線機器100の筐体は樹脂と金属との組み合わせからなり、背面の広い範囲を構成する中央部101は、主に金属層30によって構成されている。また、中央部101から見て長手方向(y方向)の両側は、樹脂カバー層102,103によって構成されている。このように、筐体の背面の広い範囲が金属層30によって構成されているのは、主に、筐体の機械的強度、磁気シールド特性、デザイン性等の向上のためである。
携帯無線機器100はスパイラル状の平面コイルパターン20を内蔵している。平面コイルパターン20の大部分は、筐体を構成する金属層30によって覆われているため、実際には外部から平面コイルパターン20を視認することはできない。図1に示すように、金属層30には第1及び第2のスリット31,32が設けられている。スリット31は、y方向に延在する金属層30のエッジL1の一部をx方向に切り欠いた形状を有し、スリット32は、y方向に延在する金属層30のエッジL2の一部をx方向に切り欠いた形状を有している。スリット31,32は互いに独立しており、したがって、金属層30がスリット31,32によって分断されることはない。
図1に示すように、平面コイルパターン20は、一部がスリット31,32と重なるようにレイアウトされており、スリット31,32と重なる部分については平面コイルパターン20が金属層30から露出した状態となっている。但し、スリット31,32は樹脂などによって埋め込まれているため、平面コイルパターン20が筐体から露出することはない。
そして、平面コイルパターン20及びこれを覆う金属層30は、本実施形態によるアンテナ装置10Aを構成する。平面コイルパターン20は、携帯無線機器100に内蔵された図示しないRF回路に接続される。これにより、本実施形態によるアンテナ装置10Aは、例えば13.56MHzの周波数で送受信を行う近距離無線通信に用いることができる。
図2は、アンテナ装置10Aの構成を透過的に示す平面図である。また、図3(a)は図2に示すA−A線に沿った断面図であり、図3(b)は図2に示すB−B線に沿った断面図である。
本実施形態においては、平面コイルパターン20の平面形状がx方向を長手方向とする矩形であり、そのターン数は例えば4ターンである。したがって、平面コイルパターン20を構成する導体パターンは、x方向に延在する部分とy方向に延在する部分を有し、x方向に延在する部分の方がy方向に延在する部分よりも長い。図2に示す端子21,22は、図示しないRF回路に接続される端子である。このうち、端子21は平面コイルパターン20の外周端に接続され、端子22は導体パターンを横切る横断部20aを介して平面コイルパターン20の内周端に接続される。図3に示すように、平面コイルパターン20はPET樹脂などからなる単一の基板50上に形成されており、導体パターンを横切る横断部20aは例えば基板50の裏面に形成される。
図2に示すように、平面コイルパターン20に囲まれる内径領域40は、x方向を長手方向とする細長い矩形状を有している。ここで、内径領域40とは、平面コイルパターン20の最内周ターンによって囲まれるxy平面を指す。ここで、内径領域40のうち、x方向における一方の端部(図2における左側)に位置する部分を第1の端部領域41、x方向における他方の端部(図2における右側)に位置する部分を第2の端部領域42、第1及び第2の端部領域41,42に挟まれた領域を中央領域43と定義した場合、本実施形態においては、第1の端部領域41の一部がスリット31と重なり、第2の端部領域42の一部がスリット32と重なる。第1の端部領域41の残りの部分、第2の端部領域42の残りの部分、並びに、中央領域43の全面については、金属層30によって覆われている。
本実施形態のように、内径領域40が単純な矩形である場合、中央領域43と端部領域41,42の境界となる位置に形状的な特徴点は存在しないが、中央領域43については少なくともx方向が長手方向となるよう定義される。
図2に示すように、スリット31,32のy方向における幅は、端部領域41,42のy方向における幅よりも狭い。このため、端部領域41,42は、スリット31,32から見てy方向における両側が金属層30によって覆われた状態となる。そして、端部領域41,42のうち、金属層30によって覆われた部分は、平面コイルパターン20によって生じる磁束を強めるアクセラレータとして機能する。また、金属層30のうち、平面コイルパターン20の外側に位置する部分は、平面コイルパターン20によって生じる磁束を広げる役割を果たす。
図4は、アンテナ装置10Aの部分拡大図であり、平面コイルパターン20に電流を流した場合の機能を説明するための図である。
図4に示すように、平面コイルパターン20に反時計回り(左回り)の電流I1を流した場合、これによって生じる磁束φ1(図3参照)は、金属層30を大きく迂回しながら周回する。これにより磁束の届く範囲が広がるため、通信距離を拡大することができるとともに、指向性を広げることができる。
一方、金属層30には、磁束φ1を打ち消す方向に電流が流れる。具体的には、平面コイルパターン20に囲まれた内径領域40においては、図4に示す電流I2が流れ、平面コイルパターン20の外側の領域においては、図4に示す電流I3が流れる。このうち、電流I2は、スリット31,32を通過する磁束φ1と同じ方向の磁束φ2を発生させるためアクセラレータとして機能し、通信距離をより拡大することができる。本実施形態では、スリット31を構成する3つのエッジL11〜L13からそれぞれ同方向の磁束φ2が発生する。エッジL11,L12から発生する磁束φ2については図3(a)に図示され、エッジL13から発生する磁束φ2については図3(b)に図示されている。
そして、本実施形態においては、平面コイルパターン20の長手方向における両端部にスリット31,32が位置していることから、磁束密度の高い領域が2箇所に分散される。これにより、磁束の広がりが非常に大きくなることから、通信距離を拡大することができるとともに、指向性を広げることができる。尚、このような効果は、2個以上の平面コイルパターンをそれぞれ異なる平面位置に配置することによっても得られるものと予想されるが、この場合、部品点数が増大するだけでなく、複数の平面コイルパターン間を接続する配線なども必要となる。これに対し、本実施形態によるアンテナ装置10Aは、共通の基板50に形成された単一の平面コイルパターン20によって構成されていることから、上記の問題も生じない。
したがって、本実施形態によるアンテナ装置10Aを近距離無線通信用のアンテナとして用いれば、構造を複雑化させることなく、従来に比べて通信距離を拡大することが可能となる。しかも、金属層30に大きな開口部を設ける必要がないことから、金属層30を携帯無線機器100の筐体の一部として用いる場合に、デザイン上の制約などが少なくなる。
<第2の実施形態>
図5は、第2の実施形態によるアンテナ装置10Bの構成を透過的に示す平面図である。
第2の実施形態によるアンテナ装置10Bは、中央領域43のy方向における幅が縮小されている点において、第1の実施形態によるアンテナ装置10Aと相違している。その他の構成については基本的に第1の実施形態によるアンテナ装置10Aと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図5に示すように、本実施形態においては平面コイルパターン20を構成する導体パターンのうち、x方向に延在するパターンX1,X2の中央部が互いに近接しており、その結果、中央領域43のy方向における幅が非常に狭くなっている。パターンX1,X2の中央部とは、中央領域43のx方向における幅を規定する部分である。特に限定されるものではないが、パターンX1の最内周ターンとパターンX2の最内周ターンの距離は、隣接する配線パターン間距離と同程度まで狭くすることが好ましい。端部領域41,42の形状については第1の実施形態と同じである。
このような構成とすることにより、パターンX1に流れる電流によって発生する磁束とパターンX2に流れる電流によって発生する磁束が互いに打ち消し合うことから、金属層30のうち中央領域43と重なる部分にて生じる渦電流が低減する。これにより、第1の実施形態によるアンテナ装置10Aよりも高いアンテナ効率を得ることが可能となる。
<第3の実施形態>
図6は、第3の実施形態によるアンテナ装置10Cの構成を透過的に示す平面図である。
第3の実施形態によるアンテナ装置10Cは、パターンX2が直線的である点において、第2の実施形態によるアンテナ装置10Bと相違している。その他の構成については基本的に第2の実施形態によるアンテナ装置10Bと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。このような構成においても、パターンX1に流れる電流によって発生する磁束とパターンX2に流れる電流によって発生する磁束が互いに打ち消し合うことから、金属層30のうち中央領域43と重なる部分にて生じる渦電流が低減する。これにより、第2の実施形態によるアンテナ装置10Bと同様の効果を得ることが可能となる。
<第4の実施形態>
図7は、第4の実施形態によるアンテナ装置10Dの構成を透過的に示す平面図である。
第4の実施形態によるアンテナ装置10Dは、スリット31が端部領域41を超えて延在し、スリット32が端部領域42を超えて延在している点において、第3の実施形態によるアンテナ装置10Cと相違している。その他の構成については基本的に第3の実施形態によるアンテナ装置10Cと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図7に示すように、本実施形態においてはスリット31,32のx方向における長さが延長されている。スリット31については、端部領域41を囲む導体パターンのうちy方向に延在するパターンy1を横断するよう、x方向における長さが拡大されている。スリット32については、端部領域42を囲む導体パターンのうちy方向に延在するパターンy2を横断するよう、x方向における長さが拡大されている。その結果、金属層30のうち端部領域41を覆う部分については、スリット31によってy方向に2つに分断され、金属層30のうち端部領域42を覆う部分については、スリット32によってy方向に2つに分断される。
このような構成とすることにより、図4を用いて説明した電流I2の流れがよりスムーズとなることから、磁束φ2の密度がより高くなる。これにより、第3の実施形態によるアンテナ装置10Cよりもさらに高いアンテナ効率を得ることが可能となる。
<第5の実施形態>
図8は、第5の実施形態によるアンテナ装置10Eの構成を透過的に示す平面図である。
第5の実施形態によるアンテナ装置10Eは、スリット31,32がy方向に延在している点において、第1の実施形態によるアンテナ装置10Aと相違している。その他の構成については基本的に第1の実施形態によるアンテナ装置10Aと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。このような構成であっても、第2の実施形態によるアンテナ装置10Aと同様の効果を得ることができる。
<第6の実施形態>
図9は、第6の実施形態によるアンテナ装置10Fの構成を透過的に示す平面図である。
第6の実施形態によるアンテナ装置10Fは、スリット31,32がy方向に延在している点において、第3の実施形態によるアンテナ装置10Cと相違している。その他の構成については基本的に第3の実施形態によるアンテナ装置10Cと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。このような構成であっても、第3の実施形態によるアンテナ装置10Cと同様の効果を得ることができる。
<第7の実施形態>
図10は、第7の実施形態によるアンテナ装置10Gの構成を透過的に示す平面図である。
第7の実施形態によるアンテナ装置10Gは、スリット31,32がy方向に延在している点において、第4の実施形態によるアンテナ装置10Dと相違している。その他の構成については基本的に第4の実施形態によるアンテナ装置10Dと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。このような構成であっても、第4の実施形態によるアンテナ装置10Dと同様の効果を得ることができる。
第5〜第7の本実施形態は、デザイン上の制約などにより、スリット31,32をy方向に延在させる必要がある場合などにおいて好適である。
<第8の実施形態>
図11は、第8の実施形態によるアンテナ装置10Hの構成を透過的に示す平面図である。
第8の実施形態によるアンテナ装置10Hは、スリット33が追加されている点において、第1の実施形態によるアンテナ装置10Aと相違している。その他の構成については基本的に第1の実施形態によるアンテナ装置10Aと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
スリット33はy方向に延在しており、スリット33の端部は平面視で中央領域43に達している。このような構成により、中央領域43とスリット33が重なる部分から磁束φ1が放出されることから、第1の実施形態によるアンテナ装置10Aよりも高いアンテナ効率を得ることが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、平面コイルパターン20の形状については、上述した各実施形態に示す形状に限定されるものではなく、六角形、八角形などの多角形形状であっても構わないし、楕円形であっても構わない。また、平面コイルパターン20を構成する導体パターンのターン数についても特に限定されるものではない。
10A〜10H アンテナ装置
20 平面コイルパターン
20a 横断部
21,22 端子
30 金属層
31 第1のスリット
32 第2のスリット
33 第3のスリット
40 内径領域
41 第1の端部領域
42 第2の端部領域
43 中央領域
50 基板
100 携帯無線機器
101 中央部
102,103 樹脂カバー層
I1〜I3 電流
L1,L2,L11〜L13 金属層のエッジ
X1,X2,y1,y2 パターン
φ1,φ2 磁束

Claims (8)

  1. 平面コイルパターンと、
    前記平面コイルパターンを覆う金属層と、を備え、
    前記平面コイルパターンに囲まれる内径領域は、第1の方向を長手方向とする中央領域と、前記中央領域から見て前記第1の方向の一方側に位置する第1の端部領域と、前記中央領域から見て前記第1の方向の他方側に位置する第2の端部領域とを含み、
    前記金属層は、前記第1の端部領域の一部と重なる第1のスリットと、前記第1のスリットとは独立して設けられ、前記第2の端部領域の一部と重なる第2のスリットとを含むことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記中央領域、前記第1の端部領域の残りの部分及び前記第2の端部領域の残りの部分が前記金属層に覆われていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記内径領域の前記第1の方向と交差する第2の方向における幅は、前記第1及び第2の端部領域よりも前記中央領域の方が狭いことを特徴とする請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記第1及び第2のスリットは、前記第1の方向に延在し、
    前記第1及び第2のスリットの前記第2の方向における幅は、前記第1及び第2の端部領域の前記第2の方向における幅よりも狭いことを特徴とする請求項3に記載のアンテナ装置。
  5. 前記第1のスリットは前記第1の端部領域を横断するように設けられ、前記第2のスリットは前記第2の端部領域を横断するように設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記金属層は、前記中央領域と重なる第3のスリットをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のアンテナ装置を備える携帯無線機器。
  8. 前記金属層が筐体の一部を構成することを特徴とする請求項7に記載の携帯無線機器。
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