JP5928496B2 - アンテナ装置及びこれを用いた携帯電子機器 - Google Patents

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本発明は、アンテナ装置に関し、特に、NFC(Near Field Communication:近距離無線通信)に好適なアンテナ装置に関するものである。また、本発明は、そのようなアンテナ装置が実装された携帯電子機器に関するものである。
近年、スマートフォン等の携帯電子機器にはRFID(Radio Frequency Identification:電波による個体識別)システムが搭載されており、そのための通信手段としてリーダ・ライタ等と近距離無線通信を行うためのアンテナが搭載されている。
一方、携帯電子機器には内蔵回路を外部ノイズから保護すると共に機器内で発生するノイズの不要輻射を防止するため、金属シールドが設けられている。特に最近は、薄型化、軽量化、落下等の衝撃に対する耐久性、デザイン性等を考慮して、携帯電子機器の筐体自体が樹脂製から金属製となり、金属シールドを兼ねるケースも増えてきている。しかし、一般に金属シールドは電波を妨げることから、アンテナを設ける場合には金属シールドと重ならない位置に設ける必要があり、金属シールドが広範囲に設けられているときにはアンテナの配置が問題となる。
上記問題を解決するため、例えば特許文献1〜3に開示されたアンテナ装置は、導体層に開口部を形成すると共に当該開口部と外縁との間を連接するスリットを形成し、内径部が開口部と重なるようにアンテナコイルを配置している。このアンテナ装置によれば、コイル導体に電流が流れることにより生じる磁界を遮るように、導体層に電流が流れ、そして導体層の開口部の周囲に流れるスリットの周辺を通り、縁端効果により導体層の周囲にも電流が流れる。これにより、導体層からも磁界が生じ、導体層が磁束を大きく周回させるので、アンテナ装置と相手側アンテナとの通信距離を広げることができる。すなわち、導体層をアンテナコイルの通信距離を広げるアクセラレータとして機能させることができる。
特許第4687832号公報 特開2002−111363号公報 特開2013−162195号公報
しかしながら、上述した従来のアンテナ装置は、導体層に開口部及びスリットを形成する必要があり、アンテナコイルをレイアウトする上での制約となるという問題がある。例えば、設計上の制約から所望の位置に開口部を形成することができない場合や、開口部を形成することはできてもスリットを形成することが許されない場合には、当該アンテナ装置を構成することができないという問題がある。また、カメラモジュールのレンズを露出させるための開口部をアンテナコイルの開口部として利用できない場合にも同様の問題が生じる。
したがって、本発明の目的は、携帯電子機器に設けられた導体層に開口部やスリットが設けられていない場合でもアンテナコイルの通信距離をのばすことが可能なアンテナ装置を提供することにある。また、本発明の目的は、そのようなアンテナ装置を用いて構成された高性能な携帯電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によるアンテナ装置は、第1の主面を有する第1の金属部材と、前記第1の主面と平行な第2の主面を有する第2の金属部材と、前記第1及び第2の主面に垂直なコイル軸を有するアンテナコイルとを備え、前記第1の金属部材は、前記アンテナコイルに固定されており、前記第1の金属部材と前記第2の金属部材との間には、少なくとも1本のスリットが形成されており、前記アンテナコイルの内径部は、前記スリットと平面視にて重なっていることを特徴とする。
また、本発明によるアンテナ装置は、内径部を有するアンテナコイルと、前記アンテナコイルに固定され、前記アンテナコイルのコイル軸と交差する主面を有する金属部材であって、前記アンテナコイルの一部及び前記内径部の一部を覆うことなく、前記アンテナコイルの残りの一部及び前記内径部の残りの一部を覆う金属部材とを備えることを特徴とする。
さらに、本発明による携帯電子機器は、筐体と、前記筐体内に設けられた回路基板と、前記回路基板と共に前記筐体内に設けられたアンテナ装置とを備え、前記アンテナ装置は、第1の主面を有する第1の金属部材と、前記第1の主面と平行な第2の主面を有する第2の金属部材と、前記第1及び第2の主面に垂直なコイル軸を有するアンテナコイルとを備え、前記第2の金属部材は、前記アンテナコイルに固定されており、前記第1の金属部材と前記第2の金属部材との間には、少なくとも1本のスリットが形成されており、前記アンテナコイルの内径部は、前記スリットと平面視にて重なっていることを特徴とする。
従来のアンテナ装置は、アンテナコイルの内径部とほぼ同じ大きさの開口部を携帯電子機器本体側の金属層に予め形成し、内径部が開口部と重なるようにアンテナコイルを配置する必要があったため、設計上の制約が大きかった。しかし、本発明によるアンテナ装置は、携帯電子機器本体側の金属層(第1の金属部材)とは別の金属層(第2の金属部材)をアンテナコイルに予め固定し、第1の金属部材と第2の金属部材とを組み合わせてスリットを形成し、当該スリットと内径部とが平面視にて重なるようにアンテナコイルを設けるので、アンテナコイルと共にスリットの位置を自由に設定できる。したがって、第1の金属部材の端部の任意の位置にアンテナコイルを置くことができ、アンテナコイルのレイアウトの自由度を高めることができる。アンテナコイルの内径部のうち金属に覆われていない領域の面積は、金属層に開口部が形成された従来のアンテナ装置よりも小さいが、そのことによる問題は発生せず、従来のアンテナ装置と同等のアンテナ特性を得ることが可能である。
本発明において、前記第2の金属部材の材料は、前記第1の金属部材の材料と異なることが好ましい。第1の金属部材として携帯電子機器の筐体やバッテリーパックを構成する金属部材を用いる場合には、設計上の制約からその材料も限定される。これに対し、第2の金属部材は特に限定されず、第1の金属部材と異なる材料を用いることができる。したがって、アンテナ特性の向上や低コスト化を図ることが可能となる。
本発明において、前記第1の金属部材と前記第2の金属部材との間には前記スリットと重なる開口部がさらに設けられており、前記アンテナコイルの内径部は前記開口部と平面視にて重なっていることが好ましい。この構成によれば、アンテナコイルの内径部と重なる位置に開口部を設けることができ、磁束の通過領域を広げることができる。特に、アンテナコイルと一緒に開口部の位置を移動させることができ、アンテナコイルのレイアウトの自由度を高めることができる。
本発明において、前記第1の金属部材は、前記アンテナコイルが実装される携帯電子機器の筐体の少なくとも一部を構成する金属カバー部であることが好ましい。この構成によれば、金属カバー部を利用してアンテナ装置を構成することができ、これによりアンテナコイルの通信距離をのばすことができる。
本発明において、前記第1の金属部材は、前記アンテナコイルが実装される携帯電子機器のバッテリーパックであることもまた好ましい。この構成によれば、バッテリーパックを利用してアンテナ装置を構成することができ、これによりアンテナコイルの通信距離をのばすことができる。
本発明によるアンテナ装置は、絶縁性樹脂からなるカバーを備え、前記第1の金属部材は、前記カバーの表面に形成された金属膜からなることもまた好ましい。この構成によれば、携帯電子機器の筐体の一部である金属膜を利用してアンテナ装置を構成することができ、これによりアンテナコイルの通信距離をのばすことができる。
本発明によるアンテナ装置は、前記第1の金属部材から見て前記アンテナコイルよりも遠方に位置し、前記アンテナコイルに固定された磁性体シートをさらに備えることが好ましい。この構成によれば、アンテナコイルのインダクタンスを高めることができ、アンテナコイルの通信距離をのばすことができる。
本発明において、前記スリットと平行な前記第2の金属部材の幅は、前記アンテナコイルの内径部と同じであることが好ましい。この構成によれば、コイルパターンが金属シートと必要以上に重ならないので、磁束のロスを減らすことができ、これにより通信距離を向上させることができる。
本発明において、前記スリットは複数本設けられていることが好ましく、前記スリットは2本設けられていることが特に好ましい。この場合、本発明によるアンテナ装置は、前記第1の金属部材と前記第2の金属部材との間に2本のスリットが形成されるように前記第1の金属部材と前記第2の金属部材との間に設けられた第3の金属部材をさらに備え、前記第3の金属部材は前記第2の金属部材と共に前記アンテナコイルに固定されており、前記アンテナコイルの内径部は、前記第1及び第2のスリットと平面視にて重なっていることが好ましい。第1及び第2の金属部材間に2本のスリットを設ける場合には、1本のスリットを設ける場合よりもアンテナコイルの通信距離をさらにのばすことができる。
本発明によれば、導体層に開口部が設けられていない場合でもアンテナコイルの通信距離をのばすことが可能なアンテナ装置を提供することができる。また、本発明によれば、そのようなアンテナ装置を用いて構成された高性能な携帯電子機器を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態によるアンテナ装置を含む携帯電子機器の構成を示す図であって、(a)は正面断面図、(b)は側面断面図である。 図2は、アンテナコイル21に対する金属カバー部11a及び金属シート12の作用を示す略平面図である。 図3は、アンテナコイル21に対する金属カバー部11a及び金属シート12の作用を示す略断面図である。 図4(a)及び(b)は、アンテナコイル21のレイアウト例を示す略平面図である。 図5は、本発明の第2の実施の形態によるアンテナ装置の構成を示す図であって、(a)及び(b)は略正面図、(c)は略側面断面図である。 図6は、本発明の第3の実施の形態によるアンテナ装置の構成を示す図であって、(a)及び(b)は略正面図、(c)は略側面断面図である。 図7は、本発明の第4の実施の形態によるアンテナ装置の構成を示す図であって、(a)及び(b)は略正面図、(c)は略側面断面図である。 図8は、本発明の第5の実施の形態によるアンテナ装置の構成を示す図であって、(a)は略側面断面図、(b)は(a)の矢印D方向から見たアンテナ装置の略背面図である。 図9は、本発明の第6の実施の形態によるアンテナ装置を含む携帯電子機器の構成を示す図であって、(a)は略正面断面図、(b)は略側面断面図である。 図10は、本発明の第7の実施の形態によるアンテナ装置を含む携帯電子機器の構成を示す図であって、(a)は略正面断面図、(b)は略側面断面図である。 図11は、本発明の第8の実施の形態によるアンテナ装置の構成を示す略側面断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態によるアンテナ装置を含む携帯電子機器の構成を示す図であって、(a)は正面断面図、(b)は側面断面図である。
図1(a)及び(b)に示すように、このアンテナ装置1は、携帯電子機器10の筐体を構成するカバー11の一部である金属カバー部11aと、金属カバー部11aの主面の平面方向と垂直なコイル軸を有するアンテナコイル21と、アンテナコイル21に固定された金属シート12とを備えている。特に限定されないが、携帯電子機器10としてはスマートフォンを挙げることができる。
携帯電子機器10の外形は薄型の直方体であり、その内部にはメイン回路基板30やバッテリーパック31が内蔵されている。携帯電子機器10の一方の主面(前面)にはディスプレイ32が設けられており、ディスプレイ32の外周部には樹脂フレーム14が設けられている。特に限定されないが、アンテナコイル21はメイン回路基板30と共に携帯電子機器10の長手方向(Y方向)の一端側(上部)に設けられており、バッテリーパック31は他端側(下部)に設けられている。
カバー11は携帯電子機器10の他方の主面(背面)と4つの側面を構成している。携帯電子機器10の背面は主に金属カバー部11aで構成されているが、背面の全面が金属ではなく、長手方向の両端部には絶縁性樹脂からなる樹脂カバー部11b,11cがそれぞれ設けられている。さらに、携帯電子機器10の4つの側面は、金属カバー部11aと同じ金属材料の側面カバー部11d,11e,11f,11gで構成されている。カバー11の主要部に金属を用いる理由は、剛性及び磁気シールド性を高めつつ薄型化及び軽量化を図るためである。またカバー11の一部に樹脂を用いる理由は、金属によって内蔵アンテナが完全にシールドされて電波の送受信が妨げられることを回避するためである。
アンテナコイル21は矩形スパイラル導体からなる平面アンテナであり、フレキシブル基板22の主面に形成されている。アンテナコイル21は絶縁膜23で覆われており、またフレキシブル基板22の裏面には磁性体シート24が設けられている。フレキシブル基板22及び磁性体シート24はカバー11から見てアンテナコイル21よりも遠方に位置している。磁性体シート24はアンテナコイル21から発生する磁束の磁路を構成するものである。
アンテナコイル21は金属カバー部11aと樹脂カバー部11bとの境界付近に配置されており、アンテナコイル21の約下半分は金属カバー部11aと平面視にて重なりを有している。一方、アンテナコイル21の約上半分は金属カバー部11aと平面視にて重なりを有しておらず、樹脂カバー部11bと重なりを有している。そして、アンテナコイル21と樹脂カバー部11bとの間には、アンテナコイル21の約上半分を覆う金属シート12が設けられており、金属カバー部11a(第1の金属部材)と金属シート12(第2の金属部材)との間には携帯電子機器10の幅方向に延びる一定幅のスリットSL1が形成されている。アンテナコイル21の上下方向の中央領域は、金属カバー部11a及び金属シート12のどちらとも重ならない領域である。金属シート12と金属カバー部11aはこのスリットSL1によって電気的に絶縁分離されている。
金属シート12の材料は金属カバー部11aの材料と同じであってもよく、異なっていてもよい。カバー11の材料はその基本的な機能を実現するために選択され、自由に選択できないが、金属シート12の材料は自由に選択できる。したがって、アンテナ特性の向上を図ることを目的として金属カバー部11aとは別の材料を採用することができる。
樹脂カバー部11b,11cは金属カバー部11aと共に携帯電子機器10の筐体を構成しており、カバー11の背面の幅方向(X方向)の略全面に設けられている。樹脂カバー部11bには1つの開口部が形成されており、カメラ33は開口部から露出するように設けられている。カメラ33はアンテナコイル21と平面視にて重ならない幅方向の一端部に設けられている。
アンテナコイル21の固定方法は特に限定されず、メイン回路基板30側に固定されてもよく、カバー11側に固定されてもよい。バッテリーパック31がアンテナコイル21と重なる位置に設けられている場合には、アンテナコイル21をバッテリーパック31上に固定することも可能である。フレキシブル基板22上のアンテナコイル21は外側を向いているが、内側を向くように設けられてもよい。
図示されていないが、アンテナコイル21の両端はメイン回路基板30上の対応するコネクタに接続されている。接続方法は特に限定されず、例えばフレキシブル基板22のリード部に形成した引き出し導体を介してメイン回路基板30とアンテナコイル21とを接続するように構成してもよい。あるいは、給電ピンを用いて接続することも可能である。
スリットSL1の幅Wはアンテナコイル21の内径部21aの幅よりも狭く、スリットSL1はアンテナコイル21の内径部を横切っている。すなわち、アンテナコイル21はその内径部がスリットSL1と平面視にて重なるようにレイアウトされている。アンテナコイル21のスリットSL1と略平行な部分は、金属カバー部11a及び金属シート12と重なっていることが好ましい。
スリットSL1は、必ずしも全長にわたって一定幅である必要はなく、少なくともアンテナコイル21の実装領域と平面視にて重なる領域において一定幅であればよい。また、スリットSL1は、平面視にて一定幅を持つように形成する代わりに、金属カバー部11aと金属シート12との高さの違いを利用して高さ方向に一定幅を持つように形成されてもよい。
図2及び図3は、アンテナコイル21に対する金属カバー部11a及び金属シート12の作用を示す図であって、図2は略平面図、図3は略断面図である。
図2及び図3に示すように、アンテナコイル21に反時計回りの電流Iaが流れるとき、アンテナコイル21の内径部を貫通する磁束φが発生し、この磁束φはスリットSL1を通過して金属カバー部11a及び金属シート12と鎖交する。一方、金属カバー部11a及び金属シート12にはこの磁束を打ち消そうとする方向の磁束によって生じる電流が流れ、この電流は縁端効果により金属カバー部11a及び金属シート12の周囲に沿った渦電流Ibとなる。渦電流Ibの向きはアンテナコイル21に流れる電流Iaと同じく反時計回りである。
ここで、スリットSL1を通過した磁束φは金属カバー部11aや金属シート12を透過しないので、金属カバー部11a及び金属シート12間のスリットSL1を内側とし、金属カバー部11a及びの外縁を外側とする経路を通って迂回しようとする。その結果、磁束φは相対的に大きなループを描き、例えばリーダ・ライタのアンテナコイル(不図示)と鎖交することになる。すなわちアンテナ装置1は通信相手側アンテナと磁気的に結合する。特に、金属カバー部11a及び金属シート12の面積全体がアンテナコイル21の面積よりも大きいことから、大きなループ磁界を生じさせることができる。さらに、カバー11の外側から見てアンテナコイル21よりも遠方に磁性体シート24が設けられているので、アンテナコイル21のインダクタンスを大きくすることができ、これによりアンテナ特性の向上を図ることができる。
図4(a)及び(b)は、アンテナコイル21のレイアウト例を示す略平面図である。
図4(a)に示すように、アンテナコイル21は、幅方向の左側端部に配置されており、カメラ33は幅方向の右側端部に配置されている。この構成によれば、アンテナコイル21の実装位置をカメラ33から引き離すことができ、アンテナコイル21のレイアウトに余裕を持たせることができる。
図4(b)に示すように、アンテナコイル21は、幅方向の左側端部に配置されており、カメラ33は幅方向の中央部に配置されている。この構成によれば、カメラ33を中央に配置しつつ、アンテナコイル21をカメラ33と重ならない位置に配置することができる。
このように、本実施形態によれば、筐体自体にスリットSL1を設ける必要がないことから、筐体のデザイン自由度を高めることができる。
図5は、本発明の第2の実施の形態によるアンテナ装置の構成を示す図であって、(a)及び(b)は略正面図、(c)は略側面断面図である。特に、(b)は(a)からアンテナコイル21を取り除いた状態を示している。
図5(a)〜(b)に示すように、本実施形態によるアンテナ装置2の特徴は、金属シート12の平面形状が矩形ではなく凹パターンとなっており、これによりアンテナコイル21の内径部と重なる部分にスリットSL1よりも幅広な開口部H1が形成される点にある。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
本実施形態によるアンテナ装置2は、金属カバー部11a(第1の金属部材)と金属シート12(第2の金属部材)とがアンテナコイル21の磁束を大きく周回させるので、アンテナ装置から通信相手側アンテナまでの通信距離を広げることができる。また、アンテナ装置1は、アンテナコイル21を金属カバー部11aと金属シート12との間のスリットSL1と平面視にて重なる位置に設けているので、アンテナコイル21のレイアウトの自由度を高めることができる。さらに、アンテナコイル21の内径部と重なる位置に開口部H1が設けられているので、磁束φの通過領域を広げることができる。
図6は、本発明の第3の実施の形態によるアンテナ装置の構成を示す図であって、(a)及び(b)は略正面図、(c)は略側面断面図である。特に、(b)は(a)からアンテナコイル21を取り除いた状態を示している。
図6(a)〜(c)に示すように、本実施形態によるアンテナ装置3の特徴は、金属シート12にスリットSL2が形成されており、これによりアンテナコイル21の内径部21aが2本のスリットSL1,SL2と平面視にて重なっている点にある。その他の構成は第1の実施形態と同様である。特に限定されないが、2本のスリットSL1,SL2の幅は同一であることが好ましい。
追加のスリットSL2を形成するため、金属シート12は第1の金属シート部12aと第2の金属シート部12bとに分割されている。第2の金属シート部12bはスリットSL1,SL2と平行な細長い直線形状を有している。第2の金属シート部12bの幅はスリットSL1,SL2の幅よりも広いことが好ましいが、広すぎるとスリットSL1,SL2をアンテナコイル21の内径部に収めることができないことから、適切な幅に設定する必要がある。スリットSL1からスリットSL2までの幅W0はアンテナコイル21の内径部21aよりも狭いことが必要である。
本実施形態によるアンテナ装置3は、第1の実施の形態によるアンテナ装置1と同等かそれ以上の効果を奏することができる。すなわち、金属カバー部11aと金属シート12との組み合わせがアンテナコイル21の磁束を大きく周回させるので、アンテナ装置から通信相手側アンテナまでの通信距離をのばすことができる。特に、2本のスリットを設ける場合には、1本のスリットを設ける場合よりもアンテナコイルの通信距離をさらにのばすことができる。また、アンテナコイル21はスリットSL1,SL2と平面視にて重なる位置に設けられ、特にスリットSL1,SL2がアンテナコイル21の内径部21aを通過しているので、スリットSL1,SL2の延在方向の任意の位置にアンテナコイル21を配置することが可能であり、アンテナコイル21のレイアウトの自由度を高めることができる。
図7は、本発明の第4の実施の形態によるアンテナ装置の構成を示す図であって、(a)及び(b)は略正面図、(c)は略側面断面図である。特に、(b)は(a)からアンテナコイル21を取り除いた状態を示している。
図7(a)〜(c)に示すように、本実施形態によるアンテナ装置4の特徴は、スリットSL1と平行な金属シート12の横幅W1がアンテナコイル21の内径部の幅とほぼ同じに設定されている点にある。その他の構成は第1の実施形態と同様である。このように、金属シート12の横幅W1がアンテナコイル21の内径部の幅とほぼ同じである場合には、アンテナコイル21の磁束が鎖交する領域だけに金属シート12を設けることができる。コイルパターンは金属シート12と必要以上に重ならないので、磁束のロスを減らすことができ、これにより通信距離を向上させることができる。
図8は、本発明の第5の実施の形態によるアンテナ装置の構成を示す図であって、(a)は略側面断面図、(b)は(a)の矢印D方向から見たアンテナ装置の略背面図である。
図8(a)〜(c)に示すように、本実施形態によるアンテナ装置5の特徴は、金属シート12の代わりに、フレキシブル基板22の裏面に形成された金属層22aが設けられている点にある。そして金属カバー部11aと金属層22aとの間にはスリットSL1が形成されている。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
特に限定されないが、金属層22aの形成方法は、フレキシブル基板22上にアンテナコイル21を形成する方法と同じでよく、フレキシブル基板22の裏面の全面に予め形成された金属層をパターニングすることにより形成することができる。このように、フレキシブル基板22の裏面に金属層22aを設けた場合でも、第1の実施形態と同等の効果を奏することができる。さらに、フレキシブル基板22上の金属層を用いるので、金属シートを後付けする必要がなく、アンテナコイル21側の金属部材を容易かつ確実に形成することができる。
図9は、本発明の第3の実施の形態によるアンテナ装置を含む携帯電子機器の構成を示す図であって、(a)及び(b)は略正面断面図、(c)は略側面断面図である。
図9(a)〜(c)に示すように、このアンテナ装置6の特徴は、カバー11が絶縁性樹脂からなり、カバー11の裏面に金属膜13が形成されている点にある。カバー11は携帯電子機器10の反対側の主面(背面)と4つの側面を構成しており、金属膜13は、カバー11の主面の大部分を広範囲に覆っている。このような金属膜13は、実質的に筐体の一部である。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
アンテナコイル21は金属膜13の上端部と部分的に重なる位置に配置されており、アンテナコイル21の約下半分は金属膜13と平面視にて重なりを有している。一方、アンテナコイル21の約上半分は金属膜13と平面視にて重なりを有しておらず、樹脂カバー部11bと重なりを有している。そして、アンテナコイル21と樹脂カバー部11bとの間には、アンテナコイル21の約上半分を覆う金属シート12が設けられており、金属膜13(第1の金属部材)と金属シート12(第2の金属部材)との間には携帯電子機器10の幅方向に延びる一定幅のスリットSL1が形成されている。アンテナコイル21の上下方向の中央領域は、金属膜13及び金属シート12のどちらとも重ならない領域である。金属シート12と金属膜13はこのスリットSL1によって電気的に絶縁分離されている。
本実施形態によるアンテナ装置6は、第1の実施形態によるアンテナ装置1と同様の効果を奏することができる。すなわち、金属膜13(第1の金属部材)と金属シート12(第2の金属部材)とがアンテナコイル21の磁束を大きく周回させるので、アンテナ装置から通信相手側アンテナまでの通信距離を広げることができる。また、アンテナ装置1は、アンテナコイル21を金属カバー部11aと金属シート12との間のスリットSL1と平面視にて重なる位置に設けているので、アンテナコイル21のレイアウトの自由度を高めることができる。
図10は、本発明の第4の実施の形態によるアンテナ装置を含む携帯電子機器の構成を示す図であって、(a)は略正面断面図、(b)は略側面断面図である。
図10(a)及び(b)に示すように、このアンテナ装置7の特徴は、カバー11が絶縁性樹脂からなり、アンテナコイル21に固定された金属シート12とバッテリーパック31の金属ケースとを組み合わせてスリットSL1を形成する点にある。そのため、アンテナコイル21はバッテリーパック31と平面視にて部分的に重なるように携帯電子機器10の長手方向の略中央に配置されている。金属シート12の主面はバッテリーパック31の主面と平行である。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
アンテナコイル21はバッテリーパック31の上端部と部分的に重なる位置に配置されており、アンテナコイル21の約下半分はバッテリーパック31と平面視にて重なりを有している。一方、アンテナコイル21の約上半分はバッテリーパック31と平面視にて重なりを有しておらず、樹脂カバー部11bと重なりを有している。そして、アンテナコイル21と樹脂カバー部11bとの間には、アンテナコイル21の約上半分を覆う金属シート12が設けられており、バッテリーパック31(第1の金属部材)と金属シート12(第2の金属部材)との間には携帯電子機器10の幅方向に延びる一定幅のスリットSL1が形成されている。アンテナコイル21の上下方向の中央領域は、バッテリーパック31及び金属シート12のどちらとも重ならない領域である。金属シート12とバッテリーパック31はこのスリットSL1によって電気的に絶縁分離されている。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。すなわち、本実施形態によるアンテナ装置7は、バッテリーパック31(第1の金属部材)と金属シート12(第2の金属部材)とがアンテナコイル21の磁束を大きく周回させるので、アンテナ装置から通信相手側アンテナまでの通信距離を広げることができる。また、アンテナ装置1は、アンテナコイル21を金属膜13と金属シート12との間のスリットSL1と平面視にて重なる位置に設けているので、アンテナコイル21のレイアウトの自由度を高めることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、アンテナコイルとして平面コイルを用いているが、本発明は平面コイルに限定されず、例えば図11に示すような巻線タイプのアンテナコイル25を用いてもよい。さらに、上記実施形態においては、アンテナコイルがフレキシブル基板から見て外側を向いているが、内側を向くように実装してもかまわない。
1〜7 アンテナ装置
10 携帯電子機器
11 カバー
11a 金属カバー部(第1の金属部材)
11b 樹脂カバー部
11c 樹脂カバー部
11d,11e,11f,11g 側面カバー部
12 金属シート(第2の金属部材)
12a 第1の金属シート部
12b 第2の金属シート部
13 金属膜
14 樹脂フレーム
21 アンテナコイル
21a アンテナコイルの内径部
22 フレキシブル基板
22a 金属層
23 絶縁膜
24 磁性体シート
25 アンテナコイル
30 メイン回路基板
31 バッテリーパック
32 ディスプレイ
33 カメラ
H1 開口部
Ia 電流
Ib 渦電流
SL1,SL2 スリット
φ 磁束

Claims (9)

  1. 第1の主面を有する第1の金属部材と、
    前記第1の主面と平行な第2の主面を有する第2の金属部材と、
    前記第1及び第2の主面に垂直なコイル軸を有するアンテナコイルとを備え、
    前記第2の金属部材は、前記アンテナコイルに固定されており、
    前記コイル軸方向から見て前記第1の金属部材と前記第2の金属部材の間に位置する領域は、所定の方向に延在するスリットを構成し、
    前記コイル軸方向から見て、前記第1の金属部材は前記アンテナコイルの一部と重なり、前記第2の金属部材は前記アンテナコイルの別の一部と重なり、
    前記アンテナコイルの内径部は、前記スリットと前記コイル軸方向から見て重なっていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記第2の金属部材の材料は、前記第1の金属部材の材料と異なる、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記コイル軸方向から見て前記第1の金属部材と前記第2の金属部材の間に位置する領域は、前記スリットよりも幅広な開口部を有し、
    前記アンテナコイルの内径部は前記開口部と前記コイル軸方向から見て重なっている、請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記第1の金属部材は、前記アンテナコイルが実装される携帯電子機器の筐体の少なくとも一部を構成する金属カバー部である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記第1の金属部材は、前記アンテナコイルが実装される携帯電子機器のバッテリーパックである、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  6. 絶縁性樹脂からなるカバーを備え、前記第1の金属部材は、前記カバーの表面に形成された金属膜からなる、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記第1の金属部材から見て前記アンテナコイルよりも遠方に位置し、前記アンテナコイルに固定された磁性体シートをさらに備える、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  8. 内径部を有するアンテナコイルと、
    前記アンテナコイルに固定され、前記アンテナコイルのコイル軸と交差する主面を有する金属部材であって、コイル軸方向から見て、前記アンテナコイルの一部及び前記内径部の一部を覆うことなく、前記アンテナコイルの残りの一部及び前記内径部の残りの一部を覆う金属部材と、を備えることを特徴とするアンテナ装置。
  9. 筐体と、
    前記筐体内に設けられた回路基板と、
    前記回路基板と共に前記筐体内に設けられたアンテナ装置とを備え、
    前記アンテナ装置は、
    第1の主面を有する第1の金属部材と、
    前記第1の主面と平行な第2の主面を有する第2の金属部材と、
    前記第1及び第2の主面に垂直なコイル軸を有するアンテナコイルとを備え、
    前記第2の金属部材は、前記アンテナコイルに固定されており、
    前記コイル軸方向から見て前記第1の金属部材と前記第2の金属部材の間に位置する領域は、所定の方向に延在するスリットを構成し、
    前記コイル軸方向から見て、前記第1の金属部材は前記アンテナコイルの一部と重なり、前記第2の金属部材は前記アンテナコイルの別の一部と重なり、
    前記アンテナコイルの内径部は、前記スリットと前記コイル軸方向から見て重なっていることを特徴とする携帯電子機器。
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