JPWO2020109594A5

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Publication number: JPWO2020109594A5
Application number: JP2021531102A
Authority: JP
Publication date: 2022-12-07

Claims

弁尖アンカーと乳頭アンカーとの間に延びる人工索線を埋め込む処置の一部として、前記弁尖アンカーと前記乳頭アンカーとを心臓に埋め込むためのカテーテルデバイスであって、
前記カテーテルデバイスの長さに沿って前記カテーテルデバイスの遠位端から前記カテーテルデバイスの近位端に向かって延びる２部分式ハウジングセクションであって、前記カテーテルデバイスの使用中に前記心臓の乳頭筋と弁尖との間に配置されるように構成され、前記カテーテルデバイスの前記遠位端にある遠位部分と、前記遠位部分の近位側に位置する近位部分とを含む、２部分式ハウジングセクションと、
前記ハウジングセクションの前記近位部分にあり且つ前記心臓の前記弁尖に取り付けるために弁尖アンカーを展開するための弁尖アンカー展開機構と、
前記ハウジングセクションの前記遠位部分にあり且つ前記乳頭筋に取り付けるために乳頭アンカーを展開するための乳頭アンカー展開機構であって、前記遠位部分に対して遠位方向の外方に向かって前記乳頭アンカーを移動させることによって、前記乳頭アンカーを展開するように構成される、乳頭アンカー展開機構と、
前記２部分式ハウジングセクションの前記近位部分と前記遠位部分との間に位置する可撓ジョイントであって、前記近位部分の中心線に対して前記遠位部分の中心線が角度をつけることを可能にする、可撓ジョイントとを備える、カテーテルデバイス。
前記可撓ジョイントは、伸縮可能なジョイントでもある、
請求項１に記載のカテーテルデバイス。
前記可撓ジョイントは、前記遠位部分が前記近位部分から離れるように移動されることを可能にすることで、前記カテーテルデバイスの前記遠位端を前記心臓内にさらに伸ばす、
請求項２に記載のカテーテルデバイス。
前記可撓ジョイントは、曲がり機能と伸縮機能との両方を提供する単一部分からなる、
請求項２又は３に記載のカテーテルデバイス。
前記可撓ジョイントが、前記可撓ジョイントの伸長とは独立して曲がるように構成され、且つ／又は、前記可撓ジョイントが、前記可撓ジョイントの曲がりとは独立して伸長するように構成される、
請求項２、３、又は４に記載のカテーテルデバイス。
前記可撓ジョイントは、ワイヤ、索又は組織が前記ジョイントによって挟まれるのを防ぐために、内部及び／又は外部に機械的なシールドを備える、
請求項１～５のいずれか一項に記載のカテーテルデバイス。
前記可撓ジョイントは、ヒンジ要素を含み、前記ヒンジ要素は、前記遠位部分を前記近位部分に結合する、
請求項１～６のいずれか一項に記載のカテーテルデバイス。
前記ヒンジ要素は、１つ以上のヒンジ引張ワイヤを介して制御され、１つの前記ヒンジ引張ワイヤ又は前記ヒンジ引張ワイヤ各々は、前記遠位部分が前記近位部分に対して曲がるように、前記ヒンジ要素の作動を制御するように構成される、
請求項７に記載のカテーテルデバイス。
前記１つ以上のヒンジ引張ワイヤのうちの１つの前記ヒンジ引張ワイヤ又は前記ヒンジ引張ワイヤ各々は、前記カテーテルデバイスの中心軸から半径方向にオフセットされ、且つ／又は、前記１つ以上のヒンジ引張ワイヤのうちの１つの前記ヒンジ引張ワイヤ又は前記ヒンジ引張ワイヤ各々は、前記弁尖アンカー展開機構に近接する前記カテーテルデバイスの前部を通過する、
請求項８に記載のカテーテルデバイス。
１つの前記ヒンジ引張ワイヤ又は前記ヒンジ引張ワイヤ各々は、使用時に、作動された時の１つの前記ヒンジ引張ワイヤ又は前記ヒンジ引張ワイヤ各々が、前記２部分式ハウジングセクションの前記遠位部分を曲げ、前記遠位部分の曲がりと同じ方向に前記カテーテルデバイスのデバイスシャフトを偏向させるように構成される、
請求項７、８又は９に記載のカテーテルデバイス。
前記乳頭アンカーは、前記乳頭アンカーの展開前では前記ハウジングセクションの前記遠位部分内に収容される、
請求項１～１０のいずれか一項に記載のカテーテルデバイス。
請求項１～１１のいずれか一項に記載のカテーテルデバイスにおいて、
前記乳頭アンカーは、前記乳頭アンカーに取り付けられた索線を有し、係止機構に力が加えられていないときに前記索線をクランプするための前記係止機構を含み、
任意選択的に、前記係止機構は、前記索線の長さを調節するために、前記係止機構から前記索線を解放するように弾性的に変形されることができる係止セグメントを備え、
さらに任意選択的に、前記乳頭アンカー展開機構は、前記係止セグメントの弾性的に変形されたポジションに前記係止セグメントを保持するためのピストン楔状部を備えるピストンを含み、前記乳頭アンカー展開機構は、前記乳頭アンカーの展開後、及び前記索線の長さの所要の調節後に、前記索線が所定位置に係止されることができるように、前記ピストン楔状部を前記係止セグメントから選択的に引っ込めるように構成される、
カテーテルデバイス。
請求項１～１２のいずれか一項に記載のカテーテルデバイスにおいて、
前記弁尖アンカーの作動は、前記弁尖アンカー及び前記乳頭アンカーが少なくとも部分的に同時に展開されるように、前記乳頭アンカーの展開と関連付けられる、
及び／又は、
前記弁尖アンカー展開機構は、前記弁尖アンカーの前記弁尖内への展開後の前記弁尖アンカーを引っ込めること及び再配置することを、第１形態及び第２形態を備え且つグラスピングデバイスを有するエジェクタユニットを介して可能にし、前記第１形態は、前記エジェクタユニットから前記弁尖アンカーを係合解除させることなく、前記弁尖アンカーの前記弁尖内への展開を可能にするように構成される形態であり、前記第２形態は、前記弁尖アンカーが前記エジェクタユニットから可逆的に解放される形態であり、前記第１形態では、前記エジェクタユニットの前記グラスピングデバイスは、前記弁尖アンカーの近位端を掴み、前記弁尖アンカーの遠位端は、前記弁尖に前記弁尖アンカーが埋め込まれることを可能にするように前記グラスピングデバイスによって妨げられず、前記第２形態では、前記エジェクタユニットの前記グラスピングデバイスは、前記弁尖アンカーから係合解除される、
及び／又は、
前記弁尖アンカー展開機構は、心臓弁の弁尖を掴むための機械的な把持デバイスを含み、前記把持デバイスは、畳まれた形態で前記弁尖アンカーを収容するための弁尖アンカーチューブを含み、前記把持デバイス及び前記弁尖アンカーは、使用時に、前記把持デバイスが前記弁尖を掴み、前記弁尖アンカーが前記弁尖アンカーチューブから押し出されることで前記弁尖をつき通し且つ前記弁尖アンカーを畳まれていない形態に形成することができ、それにより、前記弁尖アンカーのフック形状形成部が使用中に前記弁尖アンカーを前記弁尖に固定することができるように、構成され、前記機械的な把持デバイスは、前記カテーテルデバイスの本体に回動可能に結合される第１把持アームであって、前記第１把持アームが、前記カテーテルデバイスの前記本体から離れるように前記第１把持アームの外側端部を移動させるように前記カテーテルデバイスに対して回動することができるように、前記本体に結合される第１把持アームと、前記カテーテルデバイスの前記本体に回動可能及び／又はスライド可能に結合される第２把持アームであって、前記第２把持アームが、前記カテーテルデバイスの前記本体から離れるように、前記第２把持アームの外側端部を移動させるように前記カテーテルデバイスの前記本体に対して回動及び／又はスライドすることができるように、前記本体に結合される第２把持アームとを含み、前記第１及び第２の把持アームは、移動することで前記カテーテルデバイスの前記本体から離れたポイントで互いに接触することができるように構成される、
カテーテルデバイス。
請求項１～１３のいずれか一項に記載のカテーテルデバイスにおいて、
前記弁尖アンカー及び／又は前記乳頭アンカーは、身体組織と係合するための複数のフックであって、畳まれたポジション及び畳まれていないポジションを有する複数のフックを備え、前記アンカーは弾性材料で作製され、それにより、前記アンカーは、拘束力の付与によって前記畳まれたポジションに弾性的に変形されることができ、拘束力の付与がなくなると前記畳まれていないポジションに戻り、前記フックは、前記フックの長さに沿う開口部を有して形成される、
及び／又は、
前記弁尖アンカーは、前記カテーテルデバイスの前記遠位端から前記カテーテルデバイスの前記近位端に向かう延在方向に前記弁尖アンカー展開機構から押し出されることができる、
及び／又は、
前記カテーテルデバイスは、前記弁尖アンカーの展開のためのＵ字形状ロッドを備える、
カテーテルデバイス。
請求項１～１４のいずれかに記載のカテーテルデバイスを製造する方法であって、
前記方法は、弾性的な金属チューブの切断を介して前記可撓ジョイントを形成することを含み、
任意選択的に、同じ前記弾性的な金属チューブが、前記２部分式本体セクションの前記遠位部分及び前記近位部分を形成するためにも使用される、方法。