JPWO2020108611A5 - - Google Patents

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ここで、配列番号61に示される配列は、配列番号17266位に対応する位置においてグルタミン酸(E)に変異したアミノ酸残基(例えばS266E)を含み;
配列番号62に示される配列は、配列番号17266位に対応する位置においてグルタミン酸(E)に変異したアミノ酸残基(例えばS266E)、配列番号17324位に対応する位置においてセリン(S)に変異したアミノ酸残基(例えばN324S)、配列番号17327位に対応する位置においてフェニルアラニン(F)に変異したアミノ酸残基(例えばL327F)を含み;
配列番号63に示される配列は、配列番号19262位に対応する位置においてグルタミン酸(E)に変異したアミノ酸残基(例えばS262E)を含み;
配列番号64に示される配列は、配列番号19262位に対応する位置においてグルタミン酸(E)に変異したアミノ酸残基(例えばS262E)、配列番号19323位に対応する位置においてフェニルアラニン(F)に変異したアミノ酸残基(例えばL323F)を含み;
配列番号67に示される配列は、配列番号19262位に対応する位置においてグルタミン酸(E)に変異したアミノ酸残基(例えばS262E)、配列番号19320位に対応する位置においてセリン(S)に変異したアミノ酸残基(例えばN320S)、配列番号19323位に対応する位置においてフェニルアラニン(F)に変異したアミノ酸残基(例えばL323F)を含む。それらのなかで、アミノ酸位置の番号付けは、天然の順序にしたがう。いくつかの態様において、前記抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメントの重鎖アミノ酸配列の最後の位置のアミノ酸(例えばリジン)は、アラニン(A)に変異する。
本願において、重鎖定常領域の変異位置をいうとき、用語「配列番号m位置nに対応する位置」または「配列番号mの位置n」とは、異なる抗体ナンバリングシステムにおいて、変異位置が、位置に関して、配列番号mの位置nに匹敵するまたは等しいことを意味する。当業者に知られているように、現在の抗体ナンバリングシステムは、EU、Kabat、Chothia、IMGT(Lefranc, 2003)およびAHo(Honegger and Plueckthun, 2001)等を包含するがそれに限定されない。ある位置が、1つのナンバリングシステムにしたがって位置「n」と規定されるとき、それは別のナンバリングシステムにしたがって、位置n’と規定されうる。当業者は、異なるナンバリングシステム(例えばEUナンバリング)にしたがう特定の位置の間の対応する関係を、通常の知識に基づいて容易に決定することができる。
結果は、本願の抗CD40抗体のインビボ抗腫瘍効果は、配列番号17266位または配列番号19262位に対応する位置のアミノ酸変異(SからEへ)によって顕著に改善できることを示している。
本発明の態様をさらに以下の項に記載する:
[項1]
重鎖定常領域に変異を含む抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメントであって、
1)抗体軽鎖可変領域が、配列番号6、配列番号7および配列番号8にそれぞれ示されるLCDR1、LCDR2およびLCDR3を含み;
抗体重鎖可変領域が、配列番号3、配列番号4および配列番号5にそれぞれ示されるHCDR1、HCDR2およびHCDR3を含む;
または
2)抗体軽鎖可変領域が、配列番号14、配列番号15および配列番号16にそれぞれ示されるLCDR1、LCDR2およびLCDR3を含み;
抗体重鎖可変領域が、配列番号11、配列番号12および配列番号13にそれぞれ示されるHCDR1、HCDR2およびHCDR3を含む;
または
3)抗体軽鎖可変領域が、配列番号42、配列番号43および配列番号44にそれぞれ示されるLCDR1、LCDR2およびLCDR3を含み;
抗体重鎖可変領域が、配列番号39、配列番号40および配列番号41にそれぞれ示されるHCDR1、HCDR2およびHCDR3を含む;
または
4)抗体軽鎖可変領域が、配列番号50、配列番号51および配列番号52にそれぞれ示されるLCDR1、LCDR2およびLCDR3を含み;
抗体重鎖可変領域が、配列番号47、配列番号48および配列番号49にそれぞれ示されるHCDR1、HCDR2およびHCDR3を含む;
または
5)抗体軽鎖可変領域が、配列番号58、配列番号59および配列番号60にそれぞれ示されるLCDR1、LCDR2およびLCDR3を含み;
抗体重鎖可変領域が、配列番号55、配列番号56および配列番号57にそれぞれ示されるHCDR1、HCDR2およびHCDR3を含む、
抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント。
[項2]
抗体またはその抗原結合フラグメントが、マウス抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体、ヒト抗体、またはその抗原結合フラグメントである、上記項1に記載の抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント。
[項3]
マウス抗体またはキメラ抗体の可変領域アミノ酸配列が、
1)配列番号1に示される重鎖可変領域、および配列番号2に示される軽鎖可変領域;
2)配列番号9に示される重鎖可変領域、および配列番号10に示される軽鎖可変領域;
3)配列番号37に示される重鎖可変領域、および配列番号38に示される軽鎖可変領域;
4)配列番号45に示される重鎖可変領域、および配列番号46に示される軽鎖可変領域;および
5)配列番号53に示される重鎖可変領域、および配列番号54に示される軽鎖可変領域
からなる群から選択される、上記項2に記載の抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント。
[項4]
ヒト化抗体の重鎖可変領域が、
ヒトIgG1、IgG2、IgG3もしくはIgG4の重鎖FRまたはそのバリアント、
好ましくは、ヒトIgG1、IgG2またはIgG4の重鎖FR、
より好ましくは、ヒトIgG1またはIgG2の重鎖FR
をさらに含む、上記項2に記載の抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント。
[項5]
ヒト化抗体の軽鎖可変領域の軽鎖FRが、
配列番号22に示されるヒト生殖細胞系列軽鎖IGkV1-33配列、または
配列番号24に示されるヒト生殖細胞系列軽鎖IGkV2-28配列
に由来し;ヒト化抗体の重鎖可変領域の重鎖FRが、
配列番号21に示されるヒト生殖細胞系列重鎖IGHV1-69配列、または
配列番号23に示されるヒト生殖細胞系列重鎖IGHV1-2配列
に由来し;好ましくは、
ヒト化抗体の軽鎖可変領域の軽鎖FRが、配列番号22に示されるヒト生殖細胞系列軽鎖IGkV1-33に由来し、ヒト化抗体の重鎖可変領域の重鎖FRが、配列番号21に示されるヒト生殖細胞系列重鎖IGHV1-69に由来する;または
ヒト化抗体の軽鎖可変領域の軽鎖FRが、配列番号24に示されるヒト生殖細胞系列軽鎖IGkV2-28に由来し、ヒト化抗体の重鎖可変領域の重鎖FRが、配列番号23に示されるヒト生殖細胞系列重鎖IGHV1-2に由来する、
上記項2に記載の抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント。
[項6]
ヒト化抗体軽鎖が、配列番号18もしくは配列番号20で示されるか、またはそのバリアントであり;バリアントが軽鎖可変領域において0~10個のアミノ酸変異を有し、好ましくはバリアントがアミノ酸位置2および/または3に変異を有し、より好ましくは変異後のアミノ酸残基はI、VまたはLである;および/または
重鎖定常領域の変異前において、ヒト化抗体重鎖が、配列番号17もしくは配列番号19で示されるか、またはそのバリアントであり;バリアントが重鎖可変領域において0~10個のアミノ酸変異を有し、好ましくはバリアントがアミノ酸位置6および/または8に変異を有し、より好ましくは変異後のアミノ酸残基はI、AまたはLである、
上記項5に記載の抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント。
[項7]
重鎖可変領域が、配列番号25~30のいずれかに示されるか、またはそのバリアントであり、
軽鎖可変領域が、配列番号31~36のいずれかに示されるか、またはそのバリアントであり;
好ましくは、
重鎖可変領域が、配列番号26に示されるか、またはそのバリアントであり、軽鎖可変領域が、配列番号33に示されるか、またはそのバリアントである;または
重鎖可変領域が、配列番号30に示されるか、またはそのバリアントであり、軽鎖可変領域が、配列番号34に示されるか、またはそのバリアントである;または
重鎖可変領域が、配列番号17に示されるか、またはそのバリアントであり、軽鎖可変領域が、配列番号18に示されるか、またはそのバリアントである;または
重鎖可変領域が、配列番号19に示されるか、またはそのバリアントであり、軽鎖可変領域が、配列番号20に示されるか、またはそのバリアントである、
上記項6に記載の抗CD40ヒト化抗体またはその抗原結合フラグメント。
[項8]
重鎖が、
1)配列番号19の位置262、または配列番号17の位置266;および/または
2)配列番号19の位置320、または配列番号17の位置324;および/または
3)配列番号19の位置323、または配列番号17の位置327
からなる群から選択される位置に対応する位置においてアミノ酸残基の変異を含む、上記項1~7のいずれかに記載の抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント。
[項9]
重鎖が、
1)配列番号19の位置262、または配列番号17の位置266のアミノ酸の、グルタミン酸への変異;および/または
2)配列番号19の位置320、または配列番号17の位置324のアミノ酸の、セリンへの変異;および/または
3)配列番号19の位置323、または配列番号17の位置327のアミノ酸の、フェニルアラニンへの変異
からなる群から選択される変異に対応する変異を含む、上記項8に記載の抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント。
[項10]
重鎖が、
1)配列番号19における262E;
2)配列番号19における262Eおよび323F;
3)配列番号19における262E、320Sおよび323F;
4)配列番号17における266E;
5)配列番号17における266E、324Sおよび327F
から選択される変異またはその組み合わせに対応する変異またはその組み合わせを含む、上記項9に記載の抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント。
[項11]
ヒト化抗体が、
配列番号61または62に示される重鎖、および配列番号18に示される軽鎖
を含む;またはヒト化抗体が、
配列番号63、64または67に示される重鎖、および
配列番号20に示される軽鎖
を含む、上記項1、2および4~10のいずれかに記載の抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント。
[項12]
重鎖のカルボキシル末端のアミノ酸残基がアラニン残基に変異しており;
好ましくは、配列番号61、62、63、64または67に示される重鎖のカルボキシル末端のアミノ酸残基がアラニン残基に変異している、
を含む、上記項1~11のいずれかに記載の抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント。
[項13]
上記項1~12のいずれかに記載される軽鎖可変領域および重鎖可変領域
を含む、一本鎖抗体。
[項14]
抗体が、上記項1~12のいずれかに記載される軽鎖可変領域および重鎖可変領域を含む;好ましくは、上記項1~12のいずれかに記載される抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメントを含む、抗体-薬物コンジュゲート。
[項15]
上記項1~12のいずれかに記載される抗CD40抗体もしくは抗原結合フラグメントまたは上記項13に記載される一本鎖抗体をコードする核酸分子。
[項16]
上記項15に記載される核酸分子を含むベクター。
[項17]
上記項16に記載されるベクターを含むまたは発現する宿主細胞。
[項18]
宿主細胞が、細菌、酵母および哺乳動物細胞からなる群から選択され;
好ましくは、細胞が大腸菌であり;
好ましくは、酵母がピキア・パストリス(Pichia pastoris)であり;
好ましくは、哺乳動物細胞がチャイニーズハムスター卵巣細胞またはヒト胎児腎293細胞である、
上記項17に記載の宿主細胞。
[項19]
上記項1~12のいずれかに記載される抗CD40抗体もしくはその抗原結合フラグメント、上記項13に記載される一本鎖抗体、または上記項14に記載される抗体-薬物コンジュゲート、および
薬学的に許容しうる賦形剤、希釈剤または担体
を含む医薬組成物。
[項20]
上記項1~12のいずれかに記載される抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント、上記項13に記載される一本鎖抗体、上記項14に記載される抗体-薬物コンジュゲート、および上記項19に記載される医薬組成物からなる群から選択される任意の1つの、医薬の製造における使用であって、医薬がCD40仲介またはCD40L仲介疾患または状態の治療または予防のために使用され;
好ましくは、疾患または状態が癌であり;
最も好ましくは、癌が、リンパ腫、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、膵臓癌、腎臓癌、肺癌、肝臓癌、胃癌、結腸直腸癌、膀胱癌、横紋筋肉腫、食道癌、子宮頸癌、多発性骨髄腫、白血病、胆嚢癌、膠芽腫および黒色腫からなる群から選択される、
使用。
[項21]
上記項1~12のいずれかに記載される抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント、上記項13に記載される一本鎖抗体、上記項14に記載される抗体-薬物コンジュゲート、および上記項19に記載される医薬組成物からなる群から選択される任意の1つの、医薬の製造における使用であって、医薬が、自己免疫疾患または炎症性疾患を患う患者の症状の改善のために使用される、使用。
[項22]
CD40抗体仲介またはCD40L仲介疾患の予防または治療方法であって、該方法が、上記項1~12のいずれかに記載される抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント、上記項13に記載される一本鎖抗体、上記項14に記載される抗体-薬物コンジュゲート、および上記項19に記載される医薬組成物からなる群から選択される任意の1つの予防有効量または治療有効量を対象と接触させることを含み;
好ましくは、疾患が癌であり;
最も好ましくは、癌が、リンパ腫、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、膵臓癌、腎臓癌、肺癌、肝臓癌、胃癌、結腸直腸癌、膀胱癌、横紋筋肉腫、食道癌、子宮頸癌、多発性骨髄腫、白血病、胆嚢癌、膠芽腫および黒色腫からなる群から選択される、
方法。
[項23]
自己免疫疾患または炎症性疾患の症状の改善方法であって、該方法が、上記項1~12のいずれかに記載される抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント、上記項13に記載される一本鎖抗体、上記項14に記載される抗体-薬物コンジュゲート、および上記項19に記載される医薬組成物からなる群から選択される任意の1つの予防有効量または治療有効量を対象と接触させることを含む、方法。
本発明の特定の態様を上記に記載したが、当業者は、それら態様は単に説明を目的とするものであって、それら態様に、本発明の原理および本質から外れることなく、さまざまな変更または改変を加えうることを理解すべきである。したがって、本発明の保護範囲は、添付の請求の範囲によって限定される。

Claims (21)

  1. 重鎖定常領域に変異を含む抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメントであって、
    1)抗体軽鎖可変領域が、配列番号6、配列番号7および配列番号8にそれぞれ示されるLCDR1、LCDR2およびLCDR3を含み;
    抗体重鎖可変領域が、配列番号3、配列番号4および配列番号5にそれぞれ示されるHCDR1、HCDR2およびHCDR3を含む;
    または
    2)抗体軽鎖可変領域が、配列番号14、配列番号15および配列番号16にそれぞれ示されるLCDR1、LCDR2およびLCDR3を含み;
    抗体重鎖可変領域が、配列番号11、配列番号12および配列番号13にそれぞれ示されるHCDR1、HCDR2およびHCDR3を含む;
    または
    3)抗体軽鎖可変領域が、配列番号42、配列番号43および配列番号44にそれぞれ示されるLCDR1、LCDR2およびLCDR3を含み;
    抗体重鎖可変領域が、配列番号39、配列番号40および配列番号41にそれぞれ示されるHCDR1、HCDR2およびHCDR3を含む;
    または
    4)抗体軽鎖可変領域が、配列番号50、配列番号51および配列番号52にそれぞれ示されるLCDR1、LCDR2およびLCDR3を含み;
    抗体重鎖可変領域が、配列番号47、配列番号48および配列番号49にそれぞれ示されるHCDR1、HCDR2およびHCDR3を含む;
    または
    5)抗体軽鎖可変領域が、配列番号58、配列番号59および配列番号60にそれぞれ示されるLCDR1、LCDR2およびLCDR3を含み;
    抗体重鎖可変領域が、配列番号55、配列番号56および配列番号57にそれぞれ示されるHCDR1、HCDR2およびHCDR3を含む、
    抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント。
  2. 抗体またはその抗原結合フラグメントが、マウス抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体、ヒト抗体、またはその抗原結合フラグメントである、請求項1に記載の抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント。
  3. マウス抗体またはキメラ抗体の可変領域アミノ酸配列が、
    1)配列番号1に示される重鎖可変領域、および配列番号2に示される軽鎖可変領域;
    2)配列番号9に示される重鎖可変領域、および配列番号10に示される軽鎖可変領域;
    3)配列番号37に示される重鎖可変領域、および配列番号38に示される軽鎖可変領域;
    4)配列番号45に示される重鎖可変領域、および配列番号46に示される軽鎖可変領域;および
    5)配列番号53に示される重鎖可変領域、および配列番号54に示される軽鎖可変領域
    からなる群から選択される、請求項2に記載の抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント。
  4. ヒト化抗体の重鎖可変領域が、ヒトIgG1、IgG2、IgG3もしくはIgG4の重鎖FRまたはそのバリアントをさらに含む、請求項2に記載の抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント。
  5. ヒト化抗体の軽鎖可変領域の軽鎖FRが、
    配列番号22に示されるヒト生殖細胞系列軽鎖IGkV1-33配列、または
    配列番号24に示されるヒト生殖細胞系列軽鎖IGkV2-28配列
    に由来し;ヒト化抗体の重鎖可変領域の重鎖FRが、
    配列番号21に示されるヒト生殖細胞系列重鎖IGHV1-69配列、または
    配列番号23に示されるヒト生殖細胞系列重鎖IGHV1-2配列
    に由来する、
    請求項2に記載の抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント。
  6. ヒト化抗体軽鎖が、配列番号18もしくは配列番号20で示されるか、またはそのバリアントであり;バリアントが軽鎖可変領域において0~10個のアミノ酸変異を有する;および/または
    重鎖定常領域の変異前において、ヒト化抗体重鎖が、配列番号17もしくは配列番号19で示されるか、またはそのバリアントであり;バリアントが重鎖可変領域において0~10個のアミノ酸変異を有する
    請求項5に記載の抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント。
  7. 重鎖可変領域が、配列番号25~30のいずれかに示されるか、またはそのバリアントであり、
    軽鎖可変領域が、配列番号31~36のいずれかに示されるか、またはそのバリアントである
    請求項6に記載の抗CD40ヒト化抗体またはその抗原結合フラグメント。
  8. 重鎖が、
    1)配列番号19位置262、または配列番号17位置266;および/または
    2)配列番号19位置320、または配列番号17位置324;および/または
    3)配列番号19位置323、または配列番号17位置327
    からなる群から選択される位置に対応する位置においてアミノ酸残基の変異を含む、請求項1~7のいずれかに記載の抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント。
  9. 重鎖が、
    1)配列番号19位置262、または配列番号17位置266のアミノ酸残基の、グルタミン酸残基への変異;および/または
    2)配列番号19位置320、または配列番号17位置324のアミノ酸残基の、セリン残基への変異;および/または
    3)配列番号19位置323、または配列番号17位置327のアミノ酸残基の、フェニルアラニン残基への変異
    からなる群から選択される変異に対応する変異を含む、請求項8に記載の抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント。
  10. 重鎖が、
    1)配列番号19における262E;
    2)配列番号19における262Eおよび323F;
    3)配列番号19における262E、320Sおよび323F;
    4)配列番号17における266E;
    5)配列番号17における266E、324Sおよび327F
    から選択される変異またはその組み合わせに対応する変異またはその組み合わせを含む、請求項9に記載の抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント。
  11. ヒト化抗体が、
    配列番号61または62に示される重鎖、および配列番号18に示される軽鎖
    を含む;またはヒト化抗体が、
    配列番号63、64または67に示される重鎖、および配列番号20に示される軽鎖
    を含む、請求項1、2および4~10のいずれかに記載の抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント。
  12. 重鎖のカルボキシル末端のアミノ酸残基がアラニン残基に変異している、請求項1~11のいずれかに記載の抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメント。
  13. 請求項1~12のいずれかに記載される軽鎖可変領域および重鎖可変領域
    を含む、一本鎖抗体。
  14. 抗体が、請求項1~12のいずれかに記載される軽鎖可変領域および重鎖可変領域を含む、抗体-薬物コンジュゲート。
  15. 請求項1~12のいずれかに記載される抗CD40抗体もしくは抗原結合フラグメントまたは請求項13に記載される一本鎖抗体をコードする核酸分子。
  16. 請求項15に記載される核酸分子を含むベクター。
  17. 請求項16に記載されるベクターを含むまたは発現する宿主細胞。
  18. 宿主細胞が、細菌、酵母および哺乳動物細胞からなる群から選択される、請求項17に記載の宿主細胞。
  19. 請求項1~12のいずれかに記載される抗CD40抗体もしくはその抗原結合フラグメント、請求項13に記載される一本鎖抗体、または請求項14に記載される抗体-薬物コンジュゲート、および
    薬学的に許容しうる賦形剤、希釈剤または担体
    を含む医薬組成物。
  20. CD40仲介またはCD40L仲介疾患または状態治療または予防するための医薬であって、請求項1~12のいずれかに記載される抗CD40抗体もしくはその抗原結合フラグメント、請求項13に記載される一本鎖抗体、請求項14に記載される抗体-薬物コンジュゲート、または請求項19に記載される医薬組成物を含む、医薬
  21. 己免疫疾患または炎症性疾患を患う患者の症状改善するための医薬であって、請求項1~12のいずれかに記載される抗CD40抗体もしくはその抗原結合フラグメント、請求項13に記載される一本鎖抗体、請求項14に記載される抗体-薬物コンジュゲート、または請求項19に記載される医薬組成物を含む、医薬
JP2021528960A 2018-11-30 2019-11-29 抗cd40抗体、その抗原結合フラグメント、およびその医学的使用 Pending JP2022509156A (ja)

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