JPWO2020100960A1 - 半導体装置、電力変換装置、半導体装置の製造方法、および、電力変換装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置、電力変換装置、半導体装置の製造方法、および、電力変換装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

半導体装置におけるOFF耐圧の低下を抑制する。半導体装置は、第1の導電型の炭化珪素半導体層(1、2、3、7)の表層に部分的に形成される、第2の導電型の複数の第1の拡散層(9、9A)と、複数の第1の拡散層のうちの1つであるマーク層の表層の一部と、複数の第1の拡散層のうちの1つであるボディ層の表層の一部とに形成される、第1の導電型の第2の拡散層(11)とを備える。第2の拡散層は、マーク層の平面視における縁部に形成され、第2の拡散層は、ボディ層の平面視における内部に形成される。

Description

本願明細書に開示される技術は、半導体装置、電力変換装置、半導体装置の製造方法、および、電力変換装置の製造方法に関連するものである。
従来の、たとえば、特許文献1に示されるような、SiC半導体基板を用いる金属−酸化膜−半導体電界効果トランジスタ(metal−oxide−semiconductor field−effect transistor、すなわち、MOSFET)の製造工程では、SiC半導体基板の表面を容易に酸化させることができないため、まず、マークとしての段差をSiC半導体基板の表面に形成する。そして、ゲート電極が形成される工程まで当該マークを用いて写真製版を行うことによって、それぞれの工程で層構造を形成していく。
特開2004−039744号公報
上記のように、SiC半導体基板の表面を酸化させることは容易ではない。また、MOSFETを構成するP型のボディ領域およびN型のソース領域を形成する際に、P型のボディ領域において、写真製版に用いるマークを形成することができない。P型のボディ領域においてマークを形成することができない理由は、バックゲート領域(すなわち、P型のボディ領域)を形成する工程がレジストマスクを用いてイオン注入を行う工程であるため、段差を形成することができないためである。
そのため、N型のソース領域を形成する写真製版は、SiC半導体基板の表面に形成されたマークを介して、P型のボディ領域に位置合わせしていた。
ここで、N型のソース領域とP型のボディ領域とでは位置合わせに高い精度が要求されるため、SiC半導体基板の表面に形成されたマークに対して、P型のボディ領域のP型の拡散層形成の写真製版のズレ量と、N型のソース領域のN型の拡散層形成の写真製版のズレ量とが(ズレ方向またはズレ量において)少しでも異なると、MOSFETのOFF耐圧が低下する場合がある。その結果として、歩留まりの低下が生じるという問題がある。
本願明細書に開示される技術は、以上に記載されたような問題を解決するためになされたものであり、半導体装置におけるOFF耐圧の低下を抑制するための技術を提供することを目的とするものである。
本願明細書に開示される技術の第1の態様は、第1の導電型の炭化珪素半導体層の表層に部分的に形成される、第2の導電型の複数の第1の拡散層と、複数の前記第1の拡散層のうちの1つであるマーク層の表層の一部と、複数の前記第1の拡散層のうちの1つであるボディ層の表層の一部とに形成される、第1の導電型の第2の拡散層とを備え、前記第2の拡散層は、前記マーク層の平面視における縁部に形成され、前記第2の拡散層は、前記ボディ層の平面視における内部に形成される。
また、本願明細書に開示される技術の第2の態様は、上記の半導体装置を有し、かつ、入力される電力を変換して出力する変換回路と、前記半導体装置を駆動するための駆動信号を前記半導体装置に出力する駆動回路と、前記駆動回路を制御するための制御信号を前記駆動回路に出力する制御回路とを備える。
また、本願明細書に開示される技術の第3の態様は、第1の導電型の炭化珪素半導体層の上面に、第1の凹部を形成し、前記第1の凹部をマークとして、前記炭化珪素半導体層の上面に第1のレジストを形成し、前記第1のレジストを用いて、前記炭化珪素半導体層の上面をエッチングすることによって、前記炭化珪素半導体層の上面に複数の第2の凹部を形成し、前記第1のレジストを用いて、複数の前記第2の凹部に対応する前記炭化珪素半導体層内に第2の導電型の不純物を注入することによって、第2の導電型の複数の第1の拡散層を形成し、複数の前記第2の凹部のうちの1つであるマーク凹部をマークとして、前記炭化珪素半導体層の上面に第2のレジストを形成し、前記第2のレジストを用いて、複数の前記第2の凹部に対応する前記第1の拡散層内に第1の導電型の不純物を注入することによって、第1の導電型の第2の拡散層を形成する。
また、本願明細書に開示される技術の第4の態様は、第1の導電型の炭化珪素半導体層の上面に、マーク膜を形成し、第1のレジストを用いて、前記マーク膜をエッチングすることによって、前記炭化珪素半導体層の上面を複数箇所において露出させ、前記第1のレジストを用いて、露出している複数箇所の前記炭化珪素半導体層内に第2の導電型の不純物を注入することによって、第2の導電型の複数の第1の拡散層を形成し、露出している複数箇所の前記炭化珪素半導体層の上面のうちの1つであるマーク箇所をマークとして、前記炭化珪素半導体層の上面に第2のレジストを形成し、前記第2のレジストを用いて、露出している複数箇所の前記炭化珪素半導体層の上面に対応する前記第1の拡散層内に第1の導電型の不純物を注入することによって、第1の導電型の第2の拡散層を形成する。
また、本願明細書に開示される技術の第5の態様は、上記の製造方法で製造される半導体装置を有し、かつ、入力される電力を変換して出力する変換回路を設け、前記半導体装置を駆動するための駆動信号を前記半導体装置に出力する駆動回路を設け、前記駆動回路を制御するための制御信号を前記駆動回路に出力する制御回路を設ける。
また、本願明細書に開示される技術の第6の態様は、第1の導電型の炭化珪素半導体層の表層に形成される第1の導電型の第1の拡散層の表層に部分的に形成される、第2の導電型の複数の第2の拡散層と、複数の前記第2の拡散層の表層に部分的に形成される、第1の導電型の第3の拡散層と、前記第1の拡散層と前記第3の拡散層とに挟まれる前記第2の拡散層に接触して形成されるゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜を覆って形成されるゲート電極とを備え、前記第2の拡散層の上面の高さは、前記第1の拡散層と前記ゲート絶縁膜との間の界面の高さよりも低い。
本願明細書に開示される技術の第1の態様は、第1の導電型の炭化珪素半導体層の表層に部分的に形成される、第2の導電型の複数の第1の拡散層と、複数の前記第1の拡散層のうちの1つであるマーク層の表層の一部と、複数の前記第1の拡散層のうちの1つであるボディ層の表層の一部とに形成される、第1の導電型の第2の拡散層とを備え、前記第2の拡散層は、前記マーク層の平面視における縁部に形成され、前記第2の拡散層は、前記ボディ層の平面視における内部に形成される。このような構成によれば、ソース領域を形成する際の写真製版を、ボディ層と同時に形成されたマーク層をマークとして用いて行うことができる。そのため、レジストを、第1の拡散層と高い精度で直接位置合わせすることができる。よって、チャネル長に影響しないズレ範囲内で、第1の拡散層と第2の拡散層とを形成することができるため、半導体装置におけるOFF耐圧の低下を抑制することができる。
また、本願明細書に開示される技術の第2の態様は、上記の半導体装置を有し、かつ、入力される電力を変換して出力する変換回路と、前記半導体装置を駆動するための駆動信号を前記半導体装置に出力する駆動回路と、前記駆動回路を制御するための制御信号を前記駆動回路に出力する制御回路とを備える。このような構成によれば、チャネル長に影響しないズレ範囲内で、第1の拡散層と第2の拡散層とを形成することができるため、半導体装置におけるOFF耐圧の低下を抑制することができる。
また、本願明細書に開示される技術の第3の態様は、第1の導電型の炭化珪素半導体層の上面に、第1の凹部を形成し、前記第1の凹部をマークとして、前記炭化珪素半導体層の上面に第1のレジストを形成し、前記第1のレジストを用いて、前記炭化珪素半導体層の上面をエッチングすることによって、前記炭化珪素半導体層の上面に複数の第2の凹部を形成し、前記第1のレジストを用いて、複数の前記第2の凹部に対応する前記炭化珪素半導体層内に第2の導電型の不純物を注入することによって、第2の導電型の複数の第1の拡散層を形成し、複数の前記第2の凹部のうちの1つであるマーク凹部をマークとして、前記炭化珪素半導体層の上面に第2のレジストを形成し、前記第2のレジストを用いて、複数の前記第2の凹部に対応する前記第1の拡散層内に第1の導電型の不純物を注入することによって、第1の導電型の第2の拡散層を形成する。このような構成によれば、ソース領域を形成する際の写真製版を、マーク凹部をマークとして用いて行うことができる。そのため、レジストを、第1の拡散層と高い精度で直接位置合わせすることができる。よって、チャネル長に影響しないズレ範囲内で、第1の拡散層と第2の拡散層とを形成することができるため、半導体装置におけるOFF耐圧の低下を抑制することができる。
また、本願明細書に開示される技術の第4の態様は、第1の導電型の炭化珪素半導体層の上面に、マーク膜を形成し、第1のレジストを用いて、前記マーク膜をエッチングすることによって、前記炭化珪素半導体層の上面を複数箇所において露出させ、前記第1のレジストを用いて、露出している複数箇所の前記炭化珪素半導体層内に第2の導電型の不純物を注入することによって、第2の導電型の複数の第1の拡散層を形成し、露出している複数箇所の前記炭化珪素半導体層の上面のうちの1つであるマーク箇所をマークとして、前記炭化珪素半導体層の上面に第2のレジストを形成し、前記第2のレジストを用いて、露出している複数箇所の前記炭化珪素半導体層の上面に対応する前記第1の拡散層内に第1の導電型の不純物を注入することによって、第1の導電型の第2の拡散層を形成する。このような構成によれば、ソース領域を形成する際の写真製版を、マーク箇所をマークとして用いて行うことができる。そのため、レジストを、第1の拡散層と、高い精度で直接位置合わせすることができる。
また、本願明細書に開示される技術の第5の態様は、上記の製造方法で製造される半導体装置を有し、かつ、入力される電力を変換して出力する変換回路を設け、前記半導体装置を駆動するための駆動信号を前記半導体装置に出力する駆動回路を設け、前記駆動回路を制御するための制御信号を前記駆動回路に出力する制御回路を設ける。このような構成によれば、チャネル長に影響しないズレ範囲内で、第1の拡散層と第2の拡散層とを形成することができるため、半導体装置におけるOFF耐圧の低下を抑制することができる。
また、本願明細書に開示される技術の第6の態様は、第1の導電型の炭化珪素半導体層の表層に形成される第1の導電型の第1の拡散層の表層に部分的に形成される、第2の導電型の複数の第2の拡散層と、複数の前記第2の拡散層の表層に部分的に形成される、第1の導電型の第3の拡散層と、前記第1の拡散層と前記第3の拡散層とに挟まれる前記第2の拡散層に接触して形成されるゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜を覆って形成されるゲート電極とを備え、前記第2の拡散層の上面の高さは、前記第1の拡散層と前記ゲート絶縁膜との間の界面の高さよりも低い。このような構成によれば、チャネル長に影響しないズレ範囲内で、第1の拡散層と第2の拡散層とを形成することができるため、半導体装置におけるOFF耐圧の低下を抑制することができる。
また、本願明細書に開示される技術に関連する目的と、特徴と、局面と、利点とは、以下に示される詳細な説明と添付図面とによって、さらに明白となる。
実施の形態の、半導体装置の構成の例を概略的に示す平面図である。 実施の形態の、半導体装置の構成の例を概略的に示す平面図である。 図2におけるA−A’断面に対応する断面図である。 実施の形態の半導体装置の構成のうち、エピタキシャル層が形成されるまでの構成の例を概略的に示す断面図である。 実施の形態の半導体装置の構成のうち、マークが形成されるまでの構成の例を概略的に示す断面図である。 実施の形態の半導体装置の構成のうち、ドレイン領域を形成するためのイオン注入までの構成の例を概略的に示す断面図である。 実施の形態の半導体装置の構成のうち、半導体装置のOFF耐圧を向上させるためのイオン注入までの構成の例を概略的に示す断面図である。 実施の形態の半導体装置の構成のうち、P型のボディ領域を形成するためのP型のイオン種をイオン注入するまでの構成の例を概略的に示す断面図である。 実施の形態の半導体装置の構成のうち、ソース領域を形成するためのN型のイオン種のイオン注入するまでの構成の例を概略的に示す断面図である。 実施の形態の半導体装置の構成のうち、P型のボディ領域のオーミックを取る、P型の拡散層を形成するためのP型のイオン種のイオン注入までの構成の例を概略的に示す断面図である。 実施の形態の半導体装置の構成のうち、ゲート電極の形成までの構成の例を概略的に示す断面図である。 実施の形態の半導体装置の構成のうち、層間酸化膜の形成までの構成の例を概略的に示す断面図である。 実施の形態の半導体装置の構成のうち、コンタクトの形成までの構成の例を概略的に示す断面図である。 実施の形態の半導体装置の構成のうち、配線の形成までの構成の例を概略的に示す断面図である。 実施の形態の、半導体装置の構成の例を概略的に示す断面図である。 実施の形態の半導体装置の構成のうち、P型のボディ領域を形成するためのP型のイオン注入を行うまでの構成の例を概略的に示す断面図である。 実施の形態の半導体装置の構成のうち、ソース領域を形成するためのN型のイオン種のイオン注入するまでの構成の例を概略的に示す断面図である。 実施の形態の半導体装置の構成のうち、配線の形成までの構成の例を概略的に示す断面図である。 実施の形態の、半導体装置の構成の例を概略的に示す断面図である。 実施の形態の半導体装置の構成のうち、P型のボディ領域を形成するためのP型のイオン注入を行うまでの構成の例を概略的に示す断面図である。 実施の形態の半導体装置の構成のうち、ソース領域を形成するためのN型のイオン種のイオン注入するまでの構成の例を概略的に示す断面図である。 実施の形態の半導体装置の構成のうち、配線の形成までの構成の例を概略的に示す断面図である。 実施の形態の半導体装置の構成のうち、P型のボディ領域を形成するためのP型のイオン注入を行うまでの構成の例を概略的に示す断面図である。 実施の形態の半導体装置の構成のうち、ソース領域を形成するために用いるマークが形成された後の、P型のボディ領域を形成するためのP型のイオン種をイオン注入するまでの構成の例を概略的に示す断面図である。 実施の形態の電力変換装置を含む電力変換システムの構成の例を概念的に示す図である。
以下、添付される図面を参照しながら実施の形態について説明する。そして、それぞれの実施の形態によって生じる効果の例については、すべての実施の形態の説明の後でまとめて記述する。
なお、図面は概略的に示されるものであり、説明の便宜のため、適宜、構成の省略、または、構成の簡略化がなされるものである。また、異なる図面にそれぞれ示される構成などの大きさおよび位置の相互関係は、必ずしも正確に記載されるものではなく、適宜変更され得るものである。また、断面図ではない平面図などの図面においても、実施の形態の内容を理解することを容易にするために、ハッチングが付される場合がある。
また、以下に示される説明では、同様の構成要素には同じ符号を付して図示し、それらの名称と機能とについても同様のものとする。したがって、それらについての詳細な説明を、重複を避けるために省略する場合がある。
また、以下に記載される説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「側」、「底」、「表」または「裏」などの特定の位置と方向とを意味する用語が用いられる場合があっても、これらの用語は、実施の形態の内容を理解することを容易にするために便宜上用いられるものであり、実際に実施される際の方向とは関係しないものである。
また、以下に記載される説明において、「第1の」、または、「第2の」などの序数が用いられる場合があっても、これらの用語は、実施の形態の内容を理解することを容易にするために便宜上用いられるものであり、これらの序数によって生じ得る順序などに限定されるものではない。
<第1の実施の形態>
以下、本実施の形態の半導体装置、および、半導体装置の製造方法について説明する。なお、以下の説明においては、第1の導電型がN型であり、第2の導電型がP型であるとする。
<半導体装置の構成について>
図1は、本実施の形態の半導体装置の構成の例を概略的に示す平面図である。図1においては、半導体装置の例としてMOSFETが示される。
図1に例が示されるように、MOSFETが形成される領域であるMOSFET領域801が、平面視において縦横に配列されている。
それぞれのMOSFET領域801は、後にダイシングの際に切断される領域であるスクライブ領域802に囲まれて配置される。そして、スクライブ領域802内において、マークが形成された領域であるマーク領域803が配置される。
図2は、本実施の形態の半導体装置の構成の例を概略的に示す平面図である。図2に例が示される構成は、図1における1つのMOSFET領域801に対応する。また、図3は、図2におけるA−A’断面に対応する断面図である。
図3に例が示されるように、MOSFETは、N型のSiC半導体基板1と、N型のSiC半導体基板1の上面に形成されたN型のバッファ層2と、N型のバッファ層2の上面に形成されたN型のSiCエピタキシャル層3と、N型のSiCエピタキシャル層3の表層に形成されたドレイン領域であるN型の拡散層7と、N型の拡散層7の表層において部分的に形成されたボディ領域であるP型の拡散層9と、P型の拡散層9の表層において部分的に形成されたソース領域であるN型の拡散層11と、N型の拡散層7の上面において部分的に形成されたTEOS酸化膜30と、N型の拡散層7の上面においてN型の拡散層11を露出させつつ部分的に形成されたゲート電極222とを備える。
また、図2に例が示されるように、MOSFETは、平面視において縦横に位置するN型の拡散層11と、N型の拡散層11の間を埋めるように形成されたゲート電極222と、ゲート電極222を囲んで形成されたTEOS酸化膜30と、TEOS酸化膜30の外側まで形成されたN型の拡散層7とを備える。
<半導体装置の製造方法について>
次に、図4から図14を参照しつつ、本実施の形態の半導体装置の製造方法を説明する。
図4は、本実施の形態の半導体装置の構成のうち、エピタキシャル層が形成されるまでの構成の例を概略的に示す断面図である。
図4に例が示されるように、N型のSiC半導体基板1の上面にN型のバッファ層2を形成する。そして、N型のバッファ層2の上面にN型のSiCエピタキシャル層3をエピタキシャル成長させる。
ここで、図4において、MOSFETが形成される領域であるMOSFET領域101およびMOSFET周辺領域104と、MOSFET領域101を平面視において囲み、かつ、マークが形成される領域であるマーク領域102と、マーク領域102を平面視において囲み、かつ、マークが形成される領域であるマーク領域103とをそれぞれ定義する。N型のSiC半導体基板1、N型のバッファ層2およびN型のSiCエピタキシャル層3は、MOSFET領域101、MOSFET周辺領域104、マーク領域102およびマーク領域103すべてに形成される。
次に、図5は、本実施の形態の半導体装置の構成のうち、マークが形成されるまでの構成の例を概略的に示す断面図である。図5において、MOSFET領域101、MOSFET周辺領域104、マーク領域102およびマーク領域103がそれぞれ示されている。
図5に例が示されるように、N型のSiCエピタキシャル層3の表面にTEOS酸化膜を堆積させることによって、MOSFET領域101、MOSFET周辺領域104、マーク領域102およびマーク領域103すべてに酸化膜4を形成する。そして、写真製版を行うことによって、マーク領域102における酸化膜4を部分的に除去する。そして、ドライエッチングによって、マーク領域102におけるN型のSiCエピタキシャル層3の上面に凹部5を形成する。凹部5の形成時の深さは0.2μmよりも大きい。つまり、後述の基板段差201の形成時の深さよりも、凹部5の形成時の深さの方が深い。たとえば、凹部5の形成時の深さは、基板段差201の形成時の深さよりも0.3μm以上深い。
凹部5は、ソース領域を形成する工程の写真製版以外の、ゲート電極が形成されるまでの写真製版においてマークとして用いられる。
次に、図6は、本実施の形態の半導体装置の構成のうち、ドレイン領域を形成するためのイオン注入までの構成の例を概略的に示す断面図である。図6において、MOSFET領域101、MOSFET周辺領域104、マーク領域102およびマーク領域103がそれぞれ示されている。
図6に例が示されるように、N型のSiCエピタキシャル層3の上面にレジストを塗布して写真製版を行う。この際、マーク領域102における凹部5にマスクのマークをあわせ露光を行うと、マーク領域102およびMOSFET周辺領域104においてレジスト6がそれぞれ形成される。
写真製版の後、N型のイオン種である窒素またはリンをイオン注入することによって、ドレイン領域の抵抗を下げるためのN型の拡散層7を、N型のSiCエピタキシャル層3の表層に形成する。
次に、図7は、本実施の形態の半導体装置の構成のうち、半導体装置のOFF耐圧を向上させるためのイオン注入までの構成の例を概略的に示す断面図である。図7において、MOSFET領域101、MOSFET周辺領域104、マーク領域102およびマーク領域103がそれぞれ示されている。
図7に例が示されるように、N型のSiCエピタキシャル層3の上面にレジスト26を塗布することによって写真製版を行う。この際、マーク領域102における凹部5にマスクのマークをあわせて露光を行うと、レジスト26が形成される。
上記の写真製版の後、凹部5をマークとして形成されたレジスト26を用いて、P型のイオン種であるアルミニウム、ボロンまたはBFをイオン注入することによって、MOSFET周辺領域104およびマーク領域102において、N型のSiCエピタキシャル層3の表層に、P型の拡散層25(ガードリング)を形成する。
次に、図8は、本実施の形態の半導体装置の構成のうち、P型のボディ領域を形成するためのP型のイオン種をイオン注入するまでの構成の例を概略的に示す断面図である。図8において、MOSFET領域101、MOSFET周辺領域104、マーク領域102およびマーク領域103がそれぞれ示されている。
図8に例が示されるように、MOSFET領域101、MOSFET周辺領域104、マーク領域102およびマーク領域103におけるN型の拡散層7の上面にレジスト8を塗布して、さらに、図5において形成されたマーク(凹部5)を用いて写真製版を行う。この際、マーク領域102における凹部5にマスクのマークをあわせ露光を行うと、マーク領域102においては、凹部5に対応する位置にレジスト8が形成される。
次に、レジスト8を用いつつドライエッチングを行うことによって、MOSFET領域101、マーク領域102およびマーク領域103におけるN型の拡散層7をエッチングする。そして、当該エッチングによって、MOSFET領域101においては、P型の拡散層9を形成する領域となる凹部1000が設定される。また、マーク領域103においては、ソース領域の形成のためのマークである基板段差201が形成される。なお、基板段差201の側面は、N型の拡散層7の上面に対して垂直である。また、基板段差201は、図8においてはマーク領域103に形成されているが、マーク領域102またはMOSFET領域101に形成されていてもよい。
ここで、形成時の基板段差201における、N型の拡散層7の上面とP型の拡散層9の上面との高さの差(段差)は、たとえば0.2μm以下である。基板段差201は0.2μm以下と小さく、かつ、P型の拡散層9内における構造を形成していく過程で当該段差は小さくなっていくため、ゲート電極を形成する工程以降に当該段差をマークとして用いると、写真製版時の凹凸として認識しにくくなる。よって、ゲート電極を形成する工程以降(P型の拡散層9内における構造を形成する工程の後の工程)においては、凹部5をマークとして用いる。
次に、P型のイオン種であるアルミニウム、ボロンまたはBFを、注入角0°以上かつ10°以下で、凹部1000および基板段差201を含むN型の拡散層7の表層に注入する。そうすることによって、MOSFET領域101、マーク領域102およびマーク領域103において、P型のボディ領域となるP型の拡散層9を部分的に形成する。なお、P型のイオン種のイオン注入は、注入エネルギーを変えて複数回行われてもよい。
ここで、複数のP型の拡散層9のうちの基板段差201におけるP型の拡散層9をマーク層とも称する。また、複数のP型の拡散層9のうちの凹部1000におけるP型の拡散層9をボディ層とも称する。
次に、図9は、本実施の形態の半導体装置の構成のうち、ソース領域を形成するためのN型のイオン種のイオン注入するまでの構成の例を概略的に示す断面図である。図9において、MOSFET領域101、MOSFET周辺領域104、マーク領域102およびマーク領域103がそれぞれ示されている。
図9に例が示されるように、MOSFET領域101、MOSFET周辺領域104、マーク領域102およびマーク領域103において、P型のボディ領域であるP型の拡散層9と、ドレイン領域であるN型の拡散層7と、マーク領域102において露出しているN型のSiCエピタキシャル層3とを覆うようにレジスト10を塗布する。そして、図8において形成されたマーク(すなわち、基板段差201)を用いて写真製版を行う。この際、マーク領域103における基板段差201にマスクのマークをあわせ露光を行うと、MOSFET領域101においては、P型の拡散層9を部分的に露出させるようにレジスト10が形成され、マーク領域103においては、基板段差201に対応する位置にレジスト10が形成される。ここで、レジスト10のマークとなる基板段差201は、マーク凹部とも称する。
また、レジスト10を露光する際に用いるマークである基板段差201は、P型の拡散層9が形成されている凹部1000と同時に形成された形状であるため、基板段差201をマークとしてレジスト10を形成すれば、レジスト10を、P型の拡散層9が形成されている凹部1000と高い精度で直接位置合わせすることができる。
次に、レジスト10を用いつつP型のボディ領域であるP型の拡散層9内に、N型のイオン種である窒素、リンまたは砒素を注入角0°以上かつ10°以下で注入する。
そうすることによって、MOSFET領域101においては、ソース領域であるN型の拡散層11を形成する。一方で、マーク領域103においては、レジスト10から露出しているN型の拡散層7内およびP型の拡散層9内にN型のイオンが注入され、N型の拡散層11が形成される。
具体的には、N型の拡散層11は、MOSFET領域101においては、ボディ層の平面視における内部に形成され、マーク領域103においては、マーク層の平面視における縁部に形成される。
ここで、P型のボディ領域であるP型の拡散層9の、N型の拡散層7の表層において、ソース領域であるN型の拡散層11とN型の拡散層7とに挟まれる部分の距離は、MOSFETのチャネル長502に相当し、かつ、たとえば0.5μm以下である。
次に、図10は、本実施の形態の半導体装置の構成のうち、P型のボディ領域であるP型の拡散層9のオーミックを取る、P型の拡散層を形成するためのP型のイオン種のイオン注入までの構成の例を概略的に示す断面図である。図10において、MOSFET領域101、MOSFET周辺領域104、マーク領域102およびマーク領域103がそれぞれ示されている。
図10に例が示されるように、MOSFET領域101、MOSFET周辺領域104、マーク領域102およびマーク領域103において、ドレイン領域であるN型の拡散層7と、P型のボディ領域であるP型の拡散層9と、ソース領域であるN型の拡散層11と、マーク領域102において露出しているN型のSiCエピタキシャル層3とを覆うようにレジスト12を塗布する。そして、図5において形成されたマーク(凹部5)を用いて写真製版を行う。この際、マーク領域102における凹部5にマスクのマークをあわせ露光を行うと、マーク領域102においては、凹部5に対応する位置にレジスト12が形成される。
なお、図10におけるレジスト12の露光では、マークとして凹部5を用いているが、代わりに、マークとして基板段差201を用いてもよい。
次に、レジスト12をマスクとして用いつつ、P型のイオン種であるアルミニウム、ボロンまたはBFをイオン注入する。そうすることによって、MOSFET領域101において、P型のボディ領域のオーミックを取るためのP型の拡散層13を形成する。一方で、マーク領域102およびマーク領域103においては、レジスト12から露出しているP型の拡散層9にP型のイオンが注入され、P型の拡散層13が形成される。
次に、ドレイン領域であるN型の拡散層7と、耐圧を向上させるためのP型の拡散層25と、P型のボディ領域であるP型の拡散層9と、ソース領域であるN型の拡散層11と、P型のボディ領域のオーミックを取るためのP型の拡散層13とを活性化するために、1700℃以上でのアニ−ル処理を行う。
1700℃以上でのアニ−ル処理を行う際にSiの消化が起きないようにするために、カーボン系の膜(たとえば、グラファイト膜など)をデポしてからアニール処理を行う。そして、当該カーボン系の膜は、アニ−ル処理の後に除去する(ここでは、図示しない)。
次に、TEOS酸化膜を、たとえば10000Å以上かつ15000Å以下でデポした後、写真製版を行う。そして、TEOS酸化膜に対しドライエッチングとウェットエッチングとを行う。
上記のエッチングがなされた後のTEOS酸化膜は、MOSFETのチャネル部から、たとえば数μm以上、かつ、数十μm以下の距離だけ離れて、フィールド酸化膜として残る(ここでは、図示しない)。
なお、上記のエッチングは、ドライエッチングのみ、または、ウェットエッチングのみであってもよい。
次に、図11は、本実施の形態の半導体装置の構成のうち、ゲート電極の形成までの構成の例を概略的に示す断面図である。図11において、MOSFET領域101、MOSFET周辺領域104、マーク領域102およびマーク領域103がそれぞれ示されている。
図11に例が示されるように、それぞれ活性化している、ドレイン領域であるN型の拡散層7の上面と、バックゲート領域(すなわち、ボディ領域)であるP型の拡散層9の上面と、ソース領域であるN型の拡散層11の上面と、P型のボディ領域のオーミックを取るためのP型の拡散層13の上面とを酸化させる。そして、MOSFET領域101、MOSFET周辺領域104、マーク領域102およびマーク領域103において、たとえば、30nm以上、かつ、70nm以下の厚さを有するゲート酸化膜14を形成する。
次に、ゲート酸化膜14の上面にN型のポリシリコンをデポする。そして、当該ポリシリコンに対して凹部5をマークとして写真製版を行うことによって、ポリシリコンをドライエッチする。そして、MOSFET領域101およびマーク領域102において、ゲート電極15を形成する。なお、ゲート電極15が配置される位置に対応するゲート酸化膜14の直下には、ドレイン領域のN型の拡散層7がある。
次に、図12は、本実施の形態の半導体装置の構成のうち、層間酸化膜の形成までの構成の例を概略的に示す断面図である。図12において、MOSFET領域101、MOSFET周辺領域104、マーク領域102およびマーク領域103がそれぞれ示されている。
図12に例が示されるように、ゲート酸化膜14の上面およびゲート電極15の上面に、TEOS酸化膜16をデポする。
次に、boron phosphor silicate glass(BPSG)膜17を、たとえば、300nm以上、かつ、1000nm以下の厚さでデポする。そして、再度TEOS酸化膜18をデポすることによって、層間酸化膜を形成する。
次に、図13は、本実施の形態の半導体装置の構成のうち、コンタクトの形成までの構成の例を概略的に示す断面図である。図13において、MOSFET領域101、MOSFET周辺領域104、マーク領域102およびマーク領域103がそれぞれ示されている。
図13に例が示されるように、TEOS酸化膜18の上面にレジストをデポした上で、写真製版を行う。そして、ウェットエッチを行い、その後でドライエッチを行う。そうすることによって、図13に例が示されるように、MOSFET領域101においてコンタクト19を形成する。
コンタクト19を形成する際のTEOS酸化膜16、boron phosphor silicate glass(BPSG)膜17およびTEOS酸化膜18のエッチングは、ドライエッチのみであってもよいし、ドライエッチの後にウェットエッチを行ってもよい。
次に、図14は、本実施の形態の半導体装置の構成のうち、配線の形成までの構成の例を概略的に示す断面図である。図14において、MOSFET領域101、MOSFET周辺領域104、マーク領域102およびマーク領域103がそれぞれ示されている。
図14に例が示されるように、コンタクト19を形成した後に露出しているP型の拡散層13の上面において、接触抵抗を下げるために、Niをスパッタし、さらに、熱処理を行う。そうすることによって、MOSFET領域101においてNiSi膜20を形成する。
次に、MOSFET領域101において、BPSG膜17の側面およびTEOS酸化膜18の上面に、アルミニウムまたはAlSiのバリアとしてTi/TiN膜21をスパッタし、さらに、Ti/TiN膜21の上面に、配線用のアルミニウムまたはAlSiから成る配線層22をスパッタする。
次に、写真製版を行うことによって、Ti/TiN膜21および配線層22を部分的に除去することによって、MOSFET領域101において、図14に例が示されるような形状の配線層22を形成する。
次に、MOSFET領域101における配線層22の上面、および、マーク領域103におけるTEOS酸化膜18の上面に、SiN膜または導電性窒化膜(たとえば、SiN−SiN膜)をデポする(ここでは、図示しない)。そして、最後にポリイミドをデポする(ここでは、図示しない)。
本実施の形態においては、チャネル長を決定しているP型のボディ領域であるP型の拡散層9とソース領域であるN型の拡散層11とを形成する際の写真製版工程において、ソース領域であるN型の拡散層11を形成する際の写真製版を、凹部1000と同時に形成された基板段差201をマークとして用いて行うことができる。そのため、レジスト10を、凹部1000に形成されているP型のボディ領域であるP型の拡散層9と、高い精度で直接位置合わせすることができる。
また、ソース領域であるN型の拡散層11を形成する際に用いる基板段差201を形成する前に、あらかじめ凹部5を形成しておき、レジスト26の形成の際に凹部5を用いることで、ドレイン領域のN型の拡散層7、および、耐圧を向上させるために形成されるP型の拡散層25を精度よく形成することができる。そのため、耐圧の低下が生じにくくなり、耐圧の低下によって生じる歩留まり低下が抑制される。
そのため、チャネル長0.5μmに影響しないズレの範囲内で、P型の拡散層9とN型の拡散層11とを形成することができる。よって、半導体装置のOFF耐圧の低下を抑制することができる。
また、P型の拡散層9とN型の拡散層11とのズレがチャネル長に影響しないため、ON抵抗のばらつきも小さく抑えることができる。
図15は、本実施の形態の半導体装置の構成の例を概略的に示す断面図である。
図15に例が示されるように、半導体装置としてのMOSFETは、N型のSiCエピタキシャル層3と、N型のSiCエピタキシャル層3の表層に形成されたN型の拡散層7と、N型の拡散層7の表層に形成されたP型のボディ領域であるP型の拡散層9と、P型の拡散層9の表層に形成されたソース領域であるN型の拡散層11と、P型の拡散層9の表層に形成され、かつ、P型のボディ領域のオーミックを取るP型の拡散層13と、N型の拡散層7の上面において、P型の拡散層9とN型の拡散層11とに跨って形成されたゲート酸化膜14(すなわち、N型の拡散層7とN型の拡散層11とに挟まれるP型の拡散層9に接触して形成されるゲート絶縁膜)と、ゲート酸化膜14を覆って形成されたゲート電極15と、ソース領域であるN型の拡散層11とP型のボディ領域であるP型の拡散層9とをショートさせるソース電極70と、N型のSiCエピタキシャル層3の下面に接続されたドレイン電極71と、ゲート電極15に接続されたゲート電極端子72とを備える。
ここで、N型のSiCエピタキシャル層3およびN型の拡散層7はドレイン領域に相当する。また、MOSFETのチャネル長501には、対応するゲート酸化膜14が薄い部分のチャネル長5011と、対応するゲート酸化膜14が厚い部分のチャネル長5012とが含まれる。
また、N型の拡散層7内に拡がる空乏層600は、ゲート電極15の直下に段差、すなわち、N型の拡散層7の上面が、P型の拡散層9の上面よりも高くなっている箇所が形成されることによって、当該段差の角部における空乏層幅607と、角部以外における空乏層幅608とが異なっている。なお、当該段差の角部は、強電界部605である。
図15において、ソース電極70とドレイン電極71とに0[V]を印加し、さらに、ゲート電極端子72に電圧を印加する。ゲート電極端子72に負電圧が印加されると、ゲート電極15の直下における空乏層600が拡がる。
そして、徐々に、段差の角部である強電界部605に印加される電界は、角部以外において印加される電界よりも高くなる。そのため、段差の角部における空乏層幅607と、角部以外における空乏層幅608との差が大きくなり、段差の角部における空乏層幅607が広くなる。
さらに、ゲート電極端子72に印加する電圧を負電圧側に下げていくと、段差の角部における空乏層幅607が伸びなくなり、強電界部605に印加される電界がさらに高くなる。そうすると、ゲート酸化膜14の破壊が生じる場合もある。
また、段差に少しでも傾斜がつくと段差の角部が鈍角となるため、電界は緩和され、ゲート酸化膜14の破壊電圧が高くなる。
また、図15において、ソース電極70に0[V]を印加し、ドレイン電極71に数千[V]を印加し、さらに、ゲート電極端子72に電圧を印加する。ゲート電極端子72に正電圧が印加されると、P型のボディ領域のチャネル長501に反転層(ここでは、図示しない)が形成される。
ここで、上記のとおり、チャネル長501には、対応するゲート酸化膜14が薄い部分のチャネル長5011と、対応するゲート酸化膜14が厚い部分のチャネル長5012とが含まれる。
そして、チャネル長5011とチャネル長5012とで反転層が形成される電圧が異なり、ゲート酸化膜14が厚い部分のチャネル長5012に反転層が形成される電圧は、ゲート酸化膜14が薄い部分のチャネル長5011に反転層が形成される電圧よりも高くなる。
そのため、ソース領域であるN型の拡散層11を形成する際に用いるマークとして、ゲート電極15の直下の段差を利用する場合、当該段差の大きさでMOSFETの動作性能が低下する可能性がある。
また、当該段差を極力小さくしたとしても、段差によってゲート酸化膜14が厚い部分が形成されてしまうため、MOSFETのしきい値電圧(VTH)が高くなることがある。
<第2の実施の形態>
本実施の形態の半導体装置、および、半導体装置の製造方法について説明する。なお、以下の説明においては、以上に記載された実施の形態で説明された構成要素と同様の構成要素については同じ符号を付して図示し、その詳細な説明については適宜省略するものとする。
<半導体装置の製造方法について>
本実施の形態の半導体装置の製造方法は、第1の実施の形態で説明された製造方法と主要な部分で同様であるため、同様である工程の詳細な説明を省略する。
図16から図18を参照しつつ、本実施の形態の半導体装置の製造方法を説明する。
図16は、本実施の形態の半導体装置の構成のうち、P型のボディ領域を形成するためのP型のイオン注入を行うまでの構成の例を概略的に示す断面図である。すなわち、第1の実施の形態における図6までが行われた構成に、P型のボディ領域を形成する構成である。図16において、MOSFET領域101、マーク領域102およびマーク領域103がそれぞれ示されている。
図16に例が示されるように、MOSFET領域101、マーク領域102およびマーク領域103におけるN型の拡散層7の上面にレジスト8を塗布して、さらに、図5において形成されたマーク(凹部5)を用いて写真製版を行う。
ドライエッチングの際に、エッチングされた凹部の側壁にカーボン系の堆積物が付着するが、当該堆積物の量が増えると、凹部の側壁がテーパー形状となる。または、等方性のドライエッチングを行うと、凹部の側壁がテーパー形状となる。
また、マーク領域102における凹部5にマスクのマークをあわせ露光を行うと、マーク領域102においては、凹部5に対応する位置にレジスト8が形成される。
次に、レジスト8を用いつつドライエッチングを行うことによって、MOSFET領域101、マーク領域102およびマーク領域103におけるN型の拡散層7をエッチングする。そして、当該エッチングによって、MOSFET領域101においては、P型の拡散層9Aを形成する領域となる凹部1000Aが設定される。また、マーク領域103においては、ソース領域の形成のためのマークである基板段差202が形成される。なお、基板段差202の側面は、N型の拡散層7の上面に対して45°以上傾斜している。また、基板段差202は、図16においてはマーク領域103に形成されているが、マーク領域102またはMOSFET領域101に形成されていてもよい。
次に、P型のイオン種であるアルミニウム、ボロンまたはBFを、注入角0°以上かつ10°以下で、凹部1000Aおよび基板段差202を含むN型の拡散層7の表層に注入する。そうすることによって、MOSFET領域101、マーク領域102およびマーク領域103において、P型のボディ領域となるP型の拡散層9Aを形成する。なお、P型のイオン種のイオン注入は、基板段差202の傾斜している側面にも行われる。また、P型のイオン種のイオン注入は、注入エネルギーを変えて複数回行われてもよい。
次に、図17は、本実施の形態の半導体装置の構成のうち、ソース領域を形成するためのN型のイオン種のイオン注入するまでの構成の例を概略的に示す断面図である。図17において、MOSFET領域101、マーク領域102およびマーク領域103がそれぞれ示されている。
図17に例が示されるように、MOSFET領域101、マーク領域102およびマーク領域103において、P型のボディ領域であるP型の拡散層9Aと、ドレイン領域であるN型の拡散層7と、マーク領域102において露出しているN型のSiCエピタキシャル層3とを覆うようにレジスト10を塗布する。そして、図16において形成されたマーク(すなわち、基板段差202)を用いて写真製版を行う。この際、マーク領域103における基板段差202にマスクのマークをあわせ露光を行うと、MOSFET領域101においては、P型の拡散層9Aを部分的に露出させるようにレジスト10が形成され、マーク領域103においては、基板段差202に対応する位置にレジスト10が形成される。
ここで、レジスト10を露光する際に用いるマークである基板段差202は、P型の拡散層9Aが形成されている凹部1000Aと同時に形成された形状であるため、基板段差202をマークとしてレジスト10を形成すれば、レジスト10を、P型の拡散層9Aが形成されている凹部1000Aと高い精度で直接位置合わせすることができる。
次に、レジスト10を用いつつP型のボディ領域であるP型の拡散層9A内に、N型のイオン種である窒素、リンまたは砒素を注入角0°以上かつ10°以下で注入する。
そうすることによって、MOSFET領域101においては、ソース領域であるN型の拡散層11を形成する。一方で、マーク領域103においては、レジスト10から露出しているN型の拡散層7内およびP型の拡散層9A内にN型のイオンが注入され、N型の拡散層11が形成される。
ここで、P型のボディ領域であるP型の拡散層9Aの、N型の拡散層7の表層において、ソース領域であるN型の拡散層11とN型の拡散層7とに挟まれる部分の距離は、MOSFETのチャネル長502に相当し、かつ、たとえば0.5μm以下である。
次に、図18は、本実施の形態の半導体装置の構成のうち、配線の形成までの構成の例を概略的に示す断面図である。図18において、MOSFET領域101、マーク領域102およびマーク領域103がそれぞれ示されている。
図17に例が示された構成から当該構成に至るまでの製造工程は、第1の実施の形態に示されたものと同様であるため、詳細な説明は省略する。
図18に例が示されるように、ゲート電極15の直下に形成される段差(すなわち、P型の拡散層9Aの上面よりも高くなっているN型の拡散層7)の側面を傾斜させて当該段差を台形状とすることによって、N型の拡散層7の傾斜している側面に、P型のボディ領域であるP型の拡散層9Aが連続して形成されることとなる。
そのため、ゲート電極15とP型の拡散層9Aとの間に形成されるゲート酸化膜14は、当該段差の角部を含めて同程度の厚さとなる。
MOSFETのしきい値電圧(VTH)は、ゲート酸化膜14の厚みとP型のボディ領域であるP型の拡散層9Aの濃度とによって決まる。よって、上記の構成によれば、MOSFETのしきい値電圧(VTH)のばらつきを低減することができる。
<半導体装置の構成について>
図19は、本実施の形態の半導体装置の構成の例を概略的に示す断面図である。
図19に例が示されるように、半導体装置としてのMOSFETは、N型のSiCエピタキシャル層3と、N型のSiCエピタキシャル層3の表層に形成されたN型の拡散層7と、N型の拡散層7の表層に形成されたP型のボディ領域であるP型の拡散層9Aと、P型の拡散層9Aの表層に形成されたソース領域であるN型の拡散層11と、P型の拡散層9Aの表層に形成され、かつ、P型のボディ領域のオーミックを取るP型の拡散層13と、N型の拡散層7の上面において、P型の拡散層9AとN型の拡散層11とに跨って形成されたゲート酸化膜14と、ゲート酸化膜14を覆って形成されたゲート電極15と、ソース領域であるN型の拡散層11とP型のボディ領域であるP型の拡散層9Aとをショートさせるソース電極70と、N型のSiCエピタキシャル層3の下面に接続されたドレイン電極71と、ゲート電極15に接続されたゲート電極端子72とを備える。
ここで、N型のSiCエピタキシャル層3およびN型の拡散層7はドレイン領域に相当する。また、MOSFETのチャネル長502には、N型の拡散層7の段差の底辺部に対応するチャネル長5025と、N型の拡散層7の段差の側面に対応するチャネル長5026とが含まれる。
また、図19において、P型の拡散層9Aの上面の高さは、N型の拡散層7の上面の高さよりも低い。また、P型の拡散層9Aの上面と、N型の拡散層7の上面との間には段差形状が形成される。また、段差形状の側面は、傾斜面である。
図19において、ソース電極70に0[V]を印加し、ドレイン電極71に数千[V]を印加し、さらに、ゲート電極端子72に電圧を印加する。ゲート電極端子72に正電圧が印加されると、P型のボディ領域のチャネル長502に反転層(ここでは、図示しない)が形成される。
ここで、上記のとおり、チャネル長502には、N型の拡散層7の段差の底辺部に対応するチャネル長5025と、N型の拡散層7の段差の側面に対応するチャネル長5026とが含まれる。
段差の底辺部および側面部において、ゲート電極15とP型の拡散層9Aとの間の距離(すなわち、ゲート酸化膜14の厚さ)は同程度であるため、チャネル長5025に反転層が形成される電圧は、チャネル長5026に反転層が形成される電圧と等しくなる。
よって、MOSFETのしきい値電圧(VTH)は所望の値が抑えられ、その値のばらつきも小さくなる。そのため、歩留まりが改善される。
しかしながら、チャネル長が段差の傾斜する側面に形成されることとなるため、チャネル長が傾斜部分で大きくなる。そのため、MOSFETのON状態でのチャネル抵抗が高くなるため、ON抵抗が高くなる。
<第3の実施の形態>
本実施の形態の半導体装置の製造方法について説明する。なお、以下の説明においては、以上に記載された実施の形態で説明された構成要素と同様の構成要素については同じ符号を付して図示し、その詳細な説明については適宜省略するものとする。
<半導体装置の製造方法について>
本実施の形態の半導体装置の製造方法は、第1の実施の形態で説明された製造方法と主要な部分で同様であるため、同様である工程の詳細な説明を省略する。
図20から図22を参照しつつ、本実施の形態の半導体装置の製造方法を説明する。
図20は、本実施の形態の半導体装置の構成のうち、P型のボディ領域を形成するためのP型のイオン注入を行うまでの構成の例を概略的に示す断面図である。すなわち、第1の実施の形態における図6までが行われた構成に、P型のボディ領域を形成する構成である。図20において、MOSFET領域101、マーク領域102およびマーク領域103がそれぞれ示されている。
図20に例が示されるように、MOSFET領域101、マーク領域102およびマーク領域103におけるN型の拡散層7の上面にTEOS酸化膜21Bを2000Å以上かつ5000Å以下の厚さで堆積させる。そして、TEOS酸化膜21Bの上面に、レジスト8を塗布して、さらに、図5において形成されたマーク(凹部5)を用いて写真製版を行う。
この際、マーク領域102における凹部5にマスクのマークをあわせ露光を行うと、マーク領域102においては、凹部5に対応する位置にレジスト8が形成される。
次に、レジスト8を用いつつドライエッチングを行うことによって、MOSFET領域101、マーク領域102およびマーク領域103におけるTEOS酸化膜21Bをエッチングする。そうすることによって、N型の拡散層7の上面を複数箇所において露出させる。そして、当該エッチングによって、マーク領域103においては、ソース領域の形成のためのマークである酸化膜段差301を形成する。なお、上記のTEOS酸化膜21Bのエッチングは、ウェットエッチングであってもよい。また、酸化膜段差301は、図20においてはマーク領域103に形成されているが、マーク領域102またはMOSFET領域101に形成されていてもよい。上記のTEOS酸化膜21Bの酸化膜段差301をマークとして用い、ソース領域の形成後にTEOS酸化膜21Bを除去すると、チャネル部に段差が形成されない。そのため、ゲート酸化膜14の直下における電界集中が抑制され、ゲートリークまたは素子破壊などが生じにくくなる。
次に、P型のイオン種であるアルミニウム、ボロンまたはBFを酸化膜段差301を含むN型の拡散層7の表層に注入する。そうすることによって、MOSFET領域101、マーク領域102およびマーク領域103において、P型のボディ領域であるP型の拡散層9を形成する。なお、N型の拡散層7の上面に堆積するTEOS酸化膜21Bの代わりに、窒化膜が形成されてもよい。また、P型のイオン種のイオン注入は、注入エネルギーを変えて複数回行われてもよい。
次に、図21は、本実施の形態の半導体装置の構成のうち、ソース領域を形成するためのN型のイオン種のイオン注入するまでの構成の例を概略的に示す断面図である。図21において、MOSFET領域101、マーク領域102およびマーク領域103がそれぞれ示されている。
図21に例が示されるように、TEOS酸化膜21Bをエッチングした後、P型のボディ領域であるP型の拡散層9とドレイン領域であるN型の拡散層7とを覆うようにレジスト10を塗布する。そして、図20において形成されたマーク(すなわち、酸化膜段差301)を用いて写真製版を行う。この際、マーク領域103における酸化膜段差301にマスクのマークをあわせ露光を行うと、MOSFET領域101においては、P型の拡散層9を部分的に露出させるようにレジスト10が形成され、マーク領域103においては、酸化膜段差301に対応する位置にレジスト10が形成される。ここで、レジスト10のマークとなる酸化膜段差301は、マーク箇所とも称する。
また、レジスト10を露光する際に用いるマークである酸化膜段差301は、MOSFET領域101のP型の拡散層9と同時に形成されたマーク領域103のP型の拡散層9を規定する形状であるため、酸化膜段差301をマークとしてレジスト10を形成すれば、レジスト10を、MOSFET領域101のP型の拡散層9と高い精度で直接位置合わせすることができる。
次に、レジスト10を用いつつP型のボディ領域であるP型の拡散層9内に、N型のイオン種である窒素、リンまたは砒素を注入する。そして、MOSFET領域101においては、ソース領域であるN型の拡散層11を形成する。一方で、マーク領域103においては、レジスト10から露出しているN型の拡散層7内およびP型の拡散層9内にN型のイオンが注入され、N型の拡散層11が形成される。
ここで、P型のボディ領域であるP型の拡散層9の、N型の拡散層7の表層において、ソース領域であるN型の拡散層11とN型の拡散層7とに挟まれる部分の距離は、MOSFETのチャネル長501に相当し、かつ、たとえば0.5μm以下である。
次に、図22は、本実施の形態の半導体装置の構成のうち、配線の形成までの構成の例を概略的に示す断面図である。図22において、MOSFET領域101、マーク領域102およびマーク領域103がそれぞれ示されている。
図22に例が示された構成から当該構成に至るまでの製造工程は、第1の実施の形態に示されたものと同様であるため、詳細な説明は省略する。なお、TEOS酸化膜21Bは適宜除去される。
上記のように、ソース領域を形成する際に用いるマークは、図20に例が示されるように、TEOS酸化膜21Bをエッチングすることによって得られる酸化膜段差301である。
酸化膜段差301をマークとして用いる場合、酸化膜段差301を形成する際に生じるMOSFET領域101における段差は、ほとんどない状態にすることができる。ただし、P型のボディ領域の寸法のばらつきを抑えるためには、酸化膜段差301を形成するためのエッチングはドライエッチングがよい。
上記のMOSFET領域101における段差は数nm以下であり、たとえば、透過型電子顕微鏡(transmission electron microscope、すなわち、TEM)を用いて確認することができる。
酸化膜段差301の形成をウェットエッチングによって行う場合、P型のボディ領域の寸法ばらつきが大きくなる。そのため、MOSFETの耐圧ばらつきが大きくなる。よって、MOSFETのサイズが大きくなり、単位面積当たりの電流密度が低くなってしまう。
本実施の形態においては、チャネル長を決定しているP型のボディ領域であるP型の拡散層9の形成の際の写真製版工程、および、ソース領域であるN型の拡散層11の形成の際の写真製版工程において、ソース領域であるN型の拡散層11の形成の際の写真製版を、MOSFET領域101のP型の拡散層9と同時に形成されたマーク領域103のP型の拡散層9を規定する酸化膜段差301をマークとして用いて行うことができる。そのため、レジスト10を、MOSFET領域101のP型のボディ領域であるP型の拡散層9と、高い精度で直接位置合わせすることができる。
そのため、チャネル長0.5μmに影響しないズレの範囲内で、P型の拡散層9とN型の拡散層11とを形成することができる。よって、半導体装置のOFF耐圧の低下を抑制することができる。
また、本実施の形態に示された構成によれば、ゲート電極15の直下に形成される段差(すなわち、P型の拡散層9の上面よりも高くなっているN型の拡散層7)を数nm以下にすることができる。そのため、ゲート酸化膜14の破壊電圧の低下と、MOSFETのしきい値電圧(VTH)の上昇と、MOSFETのしきい値電圧(VTH)のばらつきとをそれぞれ抑えることができる。そのため、歩留まりが改善される。
しかし、ゲート電極15の直下に形成される段差が数十nmよりも大きくなると、段差の角部で電界集中が生じる。そのため、ゲート酸化膜14の破壊電圧は低下する。
また、半導体装置(MOSFET)のしきい値電圧(VTH)も高くなり、そのばらつきも増大する場合がある。
<第4の実施の形態>
本実施の形態の半導体装置の製造方法について説明する。なお、以下の説明においては、以上に記載された実施の形態で説明された構成要素と同様の構成要素については同じ符号を付して図示し、その詳細な説明については適宜省略するものとする。
<半導体装置の製造方法について>
本実施の形態の半導体装置の製造方法は、第1の実施の形態で説明された製造方法と主要な部分で同様であるため、同様である工程の詳細な説明を省略する。
図23および図24を参照しつつ、本実施の形態の半導体装置の製造方法を説明する。
図23は、本実施の形態の半導体装置の構成のうち、P型のボディ領域を形成するためのP型のイオン注入を行うまでの構成の例を概略的に示す断面図である。すなわち、第1の実施の形態における図6までが行われた構成に、P型のボディ領域を形成する構成である。図23において、MOSFET領域101、マーク領域102およびマーク領域103がそれぞれ示されている。
図23に例が示されるように、MOSFET領域101、マーク領域102およびマーク領域103におけるN型の拡散層7の上面にTEOS酸化膜850を6000Å以上かつ10000Å以下の厚さで堆積させる。そして、TEOS酸化膜850の上面に、レジスト8を塗布して、さらに、図5において形成されたマーク(凹部5)を用いて写真製版を行う。
この際、マーク領域102における凹部5にマスクのマークをあわせ露光を行うと、マーク領域102においては、凹部5に対応する位置にレジスト8が形成される。
次に、レジスト8を用いつつドライエッチングを行うことによって、MOSFET領域101、マーク領域102およびマーク領域103におけるTEOS酸化膜850をエッチングする。そして、当該エッチングによって、マーク領域103においては、ソース領域の形成のためのマークである酸化膜段差302を形成する。なお、上記のTEOS酸化膜850のエッチングは、ウェットエッチングであってもよい。また、酸化膜段差302は、図23においてはマーク領域103に形成されているが、マーク領域102またはMOSFET領域101に形成されていてもよい。
また、N型の拡散層7の上面に堆積するTEOS酸化膜850の代わりに、窒化膜が形成されてもよい。また、P型のイオン種のイオン注入は、注入エネルギーを変えて複数回行われてもよい。
次に、図24は、本実施の形態の半導体装置の構成のうち、ソース領域を形成するために用いるマークが形成された後の、P型のボディ領域を形成するためのP型のイオン種をイオン注入するまでの構成の例を概略的に示す断面図である。図24において、MOSFET領域101、マーク領域102およびマーク領域103がそれぞれ示されている。
図23に例が示されるように、ソース領域の形成のためのマークである酸化膜段差302を形成した後、レジスト8を除去する。
次に、P型のイオン種であるアルミニウム、ボロンまたはBFを注入することによって、P型のボディ領域であるP型の拡散層9を形成する。
なお、イオン注入時にはレジスト8が除去されているため、処理温度を高くしてイオン注入を行うことができる。たとえば、200℃の処理温度でイオン注入を行うことができる。また、P型のイオン種のイオン注入は、注入エネルギーを変えて複数回行われてもよい。
<第5の実施の形態>
本実施の形態に関する電力変換装置、および、電力変換装置の製造方法について説明する。以下の説明においては、以上に記載された実施の形態で説明された構成要素と同様の構成要素については同じ符号を付して図示し、その詳細な説明については適宜省略するものとする。
<電力変換装置の構成について>
本実施の形態は、以上に記載された実施の形態に関する半導体装置を電力変換装置に適用するものである。適用する電力変換装置は特定の用途のものに限定されるものではないが、以下では、三相のインバータに適用する場合について説明する。
図25は、本実施の形態の電力変換装置を含む電力変換システムの構成の例を概念的に示す図である。
図25に例が示されるように、電力変換システムは、電源100と、電力変換装置200と、負荷300とを備える。電源100は、直流電源であり、かつ、電力変換装置200に直流電力を供給する。電源100は種々のもので構成することが可能であり、たとえば、直流系統、太陽電池または蓄電池などで構成することができる。また、電源100は、交流系統に接続された整流回路またはAC−DCコンバータなどで構成することができる。また、電源100を、直流系統から出力される直流電力を所定の電力に変換するDC−DCコンバータによって構成することもできる。
電力変換装置200は、電源100と負荷300との間に接続される三相のインバータである。電力変換装置200は、電源100から供給された直流電力を交流電力に変換し、さらに、負荷300に当該交流電力を供給する。
また、電力変換装置200は、図25に例が示されるように、直流電力を交流電力に変換して出力する変換回路1201と、変換回路1201のそれぞれのスイッチング素子を駆動するための駆動信号を出力する駆動回路1202と、駆動回路1202を制御するための制御信号を駆動回路1202に出力する制御回路203とを備える。
負荷300は、電力変換装置200から供給された交流電力によって駆動される三相の電動機である。なお、負荷300は特定の用途に限られるものではなく、各種電気機器に搭載される電動機であり、たとえば、ハイブリッド自動車、電気自動車、鉄道車両、エレベーター、または、空調機器向けの電動機として用いられるものである。
以下、電力変換装置200の詳細を説明する。変換回路1201は、スイッチング素子と還流ダイオードとを備える(ここでは、図示せず)。そして、スイッチング素子がスイッチング動作をすることによって、電源100から供給される直流電力を交流電力に変換し、さらに、負荷300に供給する。
変換回路1201の具体的な回路構成は種々のものがあるが、本実施の形態に関する変換回路1201は、2レベルの三相フルブリッジ回路であり、かつ、6つのスイッチング素子とそれぞれのスイッチング素子に逆並列に接続される6つの還流ダイオードとを備えるものである。
変換回路1201におけるそれぞれのスイッチング素子とそれぞれの還流ダイオードの少なくとも一方には、以上に記載された実施の形態のいずれかにおける半導体装置を適用する。6つのスイッチング素子は2つのスイッチング素子ごとに直列接続されて上下アームを構成し、それぞれの上下アームは、フルブリッジ回路の各相(すなわち、U相、V相およびW相)を構成する。そして、それぞれの上下アームの出力端子(すなわち、変換回路1201の3つの出力端子)は、負荷300に接続される。
駆動回路1202は、変換回路1201のスイッチング素子を駆動するための駆動信号を生成し、さらに、変換回路1201のスイッチング素子の制御電極に当該駆動信号を供給する。具体的には、後述する制御回路203から出力される制御信号に基づいて、スイッチング素子をオン状態にする駆動信号とスイッチング素子をオフ状態にする駆動信号とをそれぞれのスイッチング素子の制御電極に出力する。
スイッチング素子をオン状態に維持する場合、駆動信号はスイッチング素子の閾値電圧以上の電圧信号(すなわち、オン信号)であり、スイッチング素子をオフ状態に維持する場合、駆動信号はスイッチング素子の閾値電圧以下の電圧信号(すなわち、オフ信号)となる。
制御回路203は、負荷300に所望の電力が供給されるよう変換回路1201のスイッチング素子を制御する。具体的には、負荷300に供給すべき電力に基づいて変換回路1201のそれぞれのスイッチング素子がオン状態となるべき時間(すなわち、オン時間)を算出する。たとえば、出力すべき電圧に応じてスイッチング素子のオン時間を変調するPWM制御によって、変換回路1201を制御することができる。
そして、制御回路203は、それぞれの時点においてオン状態となるべきスイッチング素子にはオン信号が、オフ状態となるべきスイッチング素子にはオフ信号がそれぞれ出力されるように、駆動回路1202に制御指令(すなわち、制御信号)を出力する。駆動回路1202は、当該制御信号に基づいて、それぞれのスイッチング素子の制御電極にオン信号またはオフ信号を駆動信号として出力する。
本実施の形態に関する電力変換装置200では、変換回路1201のスイッチング素子として以上に記載された実施の形態のいずれかにおける半導体装置を適用するため、通電サイクルを経た後のオン抵抗を安定させることができる。
なお、本実施の形態では、2レベルの三相インバータに以上に記載された実施の形態のいずれかにおける半導体装置を適用する例が説明されたが、適用例はこれに限られるものではなく、種々の電力変換装置に以上に記載された実施の形態のいずれかにおける半導体装置を適用することができる。
また、本実施の形態では、2レベルの電力変換装置について説明されたが、3レベルまたはマルチレベルの電力変換装置に以上に記載された実施の形態のいずれかにおける半導体装置が適用されてもよい。また、単相負荷に電力を供給する場合には、単相のインバータに以上に記載された実施の形態のいずれかにおける半導体装置が適用されてもよい。
また、直流負荷などに電力を供給する場合には、DC−DCコンバータまたはAC−DCコンバータに、以上に記載された実施の形態のいずれかにおける半導体装置を適用することもできる。
また、以上に記載された実施の形態のいずれかにおける半導体装置が適用された電力変換装置は、上述された負荷が電動機である場合に限定されるものではなく、たとえば、放電加工機、レーザー加工機、誘導加熱調理器または非接触器給電システムの電源装置として用いることもできる。また、以上に記載された実施の形態のいずれかにおける半導体装置が適用された電力変換装置は、太陽光発電システムまたは蓄電システムなどにおけるパワーコンディショナーとして用いることもできる。
以上に記載された実施の形態において用いられる半導体スイッチング素子は、シリコン(Si)半導体から成るスイッチング素子に限られるものではなく、例えば、半導体スイッチング素子は、Si半導体よりもバンドギャップが広い非Si半導体材料から成るものであってもよい。
非Si半導体材料であるワイドバンドギャップ半導体としては、例えば、炭化珪素、窒化ガリウム系材料またはダイヤモンドなどがある。
ワイドバンドギャップ半導体から成るスイッチング素子は、Si半導体ではユニポーラ動作が困難な高電圧領域でも使用可能であり、スイッチング動作時に発生するスイッチング損失を大きく低減できる。そのため、電力損失の大きな低減が可能となる。
また、ワイドバンドギャップ半導体から成るスイッチング素子は、電力損失が小さく、耐熱性も高い。そのため、冷却部を備えるパワーモジュールを構成する場合、ヒートシンクの放熱フィンを小型化することが可能であるため、半導体モジュールの一層の小型化が可能となる。
また、ワイドバンドギャップ半導体から成るスイッチング素子は、高周波スイッチング動作に適している。そのため、高周波化の要求が大きいコンバータ回路に適用された場合、スイッチング周波数の高周波化によって、コンバータ回路に接続されるリアクトルまたはコンデンサなどを小型化することもできる。
よって、以上に記載された実施の形態における半導体スイッチング素子は、炭化珪素などのワイドギャップ半導体から成るスイッチング素子となる場合にも、同様な効果が得られる。
<以上に記載された実施の形態によって生じる効果について>
次に、以上に記載された実施の形態によって生じる効果の例を示す。なお、以下の説明においては、以上に記載された実施の形態に例が示された具体的な構成に基づいて当該効果が記載されるが、同様の効果が生じる範囲で、本願明細書に例が示される他の具体的な構成と置き換えられてもよい。
また、当該置き換えは、複数の実施の形態に跨ってなされてもよい。すなわち、異なる実施の形態において例が示されたそれぞれの構成が組み合わされて、同様の効果が生じる場合であってもよい。
以上に記載された実施の形態によれば、半導体装置は、P型の複数の第1の拡散層と、N型の第2の拡散層とを備える。ここで、第1の拡散層は、たとえば、P型の拡散層9またはP型の拡散層9Aに対応するものである。また、第2の拡散層は、たとえば、N型の拡散層11に対応するものである。複数のP型の拡散層9は、N型の炭化珪素半導体層の表層に部分的に形成される。ここで、炭化珪素半導体層は、たとえば、N型のSiC半導体基板1、N型のバッファ層2、N型のSiCエピタキシャル層3およびN型の拡散層7を含むものである。N型の拡散層11は、複数のP型の拡散層9のうちの1つであるマーク層の表層の一部と、複数のP型の拡散層9のうちの1つであるボディ層の表層の一部とに形成される。そして、N型の拡散層11は、マーク層の平面視における縁部に形成される。また、N型の拡散層11は、ボディ層の平面視における内部に形成される。
このような構成によれば、ソース領域であるN型の拡散層11を形成する際の写真製版を、ボディ層と同時に形成されたマーク層をマークとして用いて行うことができる。そのため、レジスト10を、P型の拡散層9と高い精度で直接位置合わせすることができる。よって、チャネル長0.5μmに影響しないズレ範囲内で、P型の拡散層9とN型の拡散層11とを形成することができるため、半導体装置におけるOFF耐圧の低下を抑制することができる。特にSiCを用いる半導体装置においては、SiCを酸化させることが容易ではないため、マークを形成することができる工程が限られる。そのため、ボディ層と同時に形成されたマーク層をマークとして用いることが有効である。
なお、本願明細書に例が示される他の構成のうちの少なくとも1つを、以上に記載された構成に適宜追加した場合、すなわち、以上に記載された構成としては言及されなかった本願明細書に例が示される他の構成が適宜追加された場合であっても、同様の効果を生じさせることができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、P型の拡散層9の上面の高さは、N型の拡散層7の上面の高さよりも低い。このような構成によれば、ソース領域であるN型の拡散層11を形成する際の写真製版を、凹部1000と同時に形成された基板段差201をマークとして用いて行うことができる。そのため、レジスト10を、P型の拡散層9と高い精度で直接位置合わせすることができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、P型の拡散層9Aの上面と、N型の拡散層7の上面との間には段差形状が形成される。また、段差形状の側面は、傾斜面である。このような構成によれば、段差の底辺部および側面部において、ゲート電極15とP型の拡散層9Aとの間の距離(すなわち、ゲート酸化膜14の厚さ)は同程度となるため、チャネル長5025に反転層が形成される電圧は、チャネル長5026に反転層が形成される電圧と等しくなる。よって、MOSFETのしきい値電圧(VTH)は所望の値が抑えられ、その値のばらつきも小さくなる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、電力変換装置は、上記の半導体装置を有し、かつ、入力される電力を変換して出力する変換回路1201と、半導体装置を駆動するための駆動信号を半導体装置に出力する駆動回路1202と、駆動回路1202を制御するための制御信号を駆動回路1202に出力する制御回路203とを備える。このような構成によれば、チャネル長に影響しないズレ範囲内で、第1の拡散層と第2の拡散層とを形成することができるため、半導体装置におけるOFF耐圧の低下を抑制することができる。
以上に記載された実施の形態によれば、半導体装置の製造方法において、N型の拡散層7の上面に、第1の凹部を形成する。ここで、第1の凹部は、たとえば、凹部5に対応するものである。そして、凹部5をマークとして、N型の拡散層7の上面に第1のレジストを形成する。ここで、第1のレジストは、たとえば、レジスト8に対応するものである。そして、レジスト8を用いて、N型の拡散層7の上面をエッチングすることによって、N型の拡散層7の上面に複数の第2の凹部を形成する。ここで、第2の凹部は、たとえば、凹部1000、基板段差201および基板段差202に対応するものである。そして、レジスト8を用いて、複数の第2の凹部に対応するN型の拡散層7内にP型の不純物を注入することによって、複数のP型の拡散層9を形成する。そして、複数の第2の凹部のうちの1つであるマーク凹部をマークとして、N型の拡散層7の上面に第2のレジストを形成する。ここで、マーク凹部は、たとえば、基板段差201および基板段差202に対応するものである。また、第2のレジストは、たとえば、レジスト10に対応するものである。そして、レジスト10を用いて、複数の第2の凹部に対応するP型の拡散層9内にN型の不純物を注入することによって、N型の拡散層11を形成する。
このような構成によれば、ソース領域であるN型の拡散層11を形成する際の写真製版を、凹部1000と同時に形成された基板段差をマークとして用いて行うことができる。そのため、レジスト10を、P型の拡散層9と高い精度で直接位置合わせすることができる。よって、チャネル長0.5μmに影響しないズレ範囲内で、P型の拡散層9とN型の拡散層11とを形成することができるため、半導体装置におけるOFF耐圧の低下を抑制することができる。
なお、本願明細書に例が示される他の構成のうちの少なくとも1つを、以上に記載された構成に適宜追加した場合、すなわち、以上に記載された構成としては言及されなかった本願明細書に例が示される他の構成が適宜追加された場合であっても、同様の効果を生じさせることができる。
また、特段の制限がない場合には、それぞれの処理が行われる順序は変更することができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、マーク凹部は、平面視において素子領域を囲むマーク領域に形成される。このような構成によれば、素子領域においてマーク凹部を形成する必要がなくなるため、素子領域におけるP型の拡散層9の形成個数を増大させ、素子領域を有効利用することができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、レジスト8は、N型の拡散層7の上面に形成された第2の凹部をマークとして形成される。ここで、第2の凹部は、たとえば、凹部5に対応するものである。このような構成によれば、複数のマークを使い分けてレジストを形成することができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、半導体装置の製造方法において、N型の拡散層7の上面に、マーク膜を形成する。ここで、マーク膜は、たとえば、TEOS酸化膜21Bに対応するものである。そして、レジスト8を用いて、TEOS酸化膜21Bをエッチングすることによって、N型の拡散層7の上面を複数箇所において露出させる。そして、レジスト8を用いて、露出している複数箇所のN型の拡散層7内にP型の不純物を注入することによって、複数のP型の拡散層9を形成する。そして、露出している複数箇所のN型の拡散層7の上面のうちの1つであるマーク箇所をマークとして、N型の拡散層7の上面にレジスト10を形成する。ここで、マーク箇所は、たとえば、酸化膜段差301または酸化膜段差302に対応するものである。そして、レジスト10を用いて、露出している複数箇所のN型の拡散層7の上面に対応するP型の拡散層9内にN型の不純物を注入することによって、N型の拡散層11を形成する。
このような構成によれば、ソース領域であるN型の拡散層11の形成の際の写真製版を、MOSFET領域101のP型の拡散層9と同時に形成されたマーク領域103のP型の拡散層9を規定する酸化膜段差301をマークとして用いて行うことができる。そのため、レジスト10を、MOSFET領域101のP型のボディ領域であるP型の拡散層9と、高い精度で直接位置合わせすることができる。また、ゲート電極15の直下に形成される段差(すなわち、P型の拡散層9の上面よりも高くなっているN型の拡散層7)を数nm以下にすることができる。そのため、ゲート酸化膜14の破壊電圧の低下と、MOSFETのしきい値電圧(VTH)の上昇と、MOSFETのしきい値電圧(VTH)のばらつきとをそれぞれ抑えることができる。
なお、本願明細書に例が示される他の構成のうちの少なくとも1つを、以上に記載された構成に適宜追加した場合、すなわち、以上に記載された構成としては言及されなかった本願明細書に例が示される他の構成が適宜追加された場合であっても、同様の効果を生じさせることができる。
また、特段の制限がない場合には、それぞれの処理が行われる順序は変更することができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、TEOS酸化膜21Bは、6000Å以上かつ10000Å以下の厚さで形成される。このような構成によれば、P型のボディ領域であるP型の拡散層9を形成する際に、たとえば、200℃の処理温度でイオン注入を行うことができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、電力変換装置の製造方法において、上記の製造方法で製造される半導体装置を有し、かつ、入力される電力を変換して出力する変換回路1201を設ける。そして、半導体装置を駆動するための駆動信号を半導体装置に出力する駆動回路1202を設ける。そして、駆動回路1202を制御するための制御信号を駆動回路1202に出力する制御回路203を設ける。このような構成によれば、チャネル長に影響しないズレ範囲内で、第1の拡散層と第2の拡散層とを形成することができるため、半導体装置におけるOFF耐圧の低下を抑制することができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、半導体装置は、P型の複数の第2の拡散層と、N型の第3の拡散層と、ゲート絶縁膜と、ゲート電極15とを備える。ここで、第2の拡散層は、たとえば、P型の拡散層9またはP型の拡散層9Aに対応するものである。また、第3の拡散層は、たとえば、N型の拡散層11に対応するものである。また、ゲート絶縁膜は、たとえば、ゲート酸化膜14に対応するものである。複数のP型の拡散層9は、N型の炭化珪素半導体層の表層に形成されるN型の第1の拡散層の表層に部分的に形成される。ここで、炭化珪素半導体層は、たとえば、N型のSiC半導体基板1、N型のバッファ層2およびN型のSiCエピタキシャル層3を含むものである。また、第1の拡散層は、たとえば、N型の拡散層7に対応するものである。N型の拡散層11は、複数のP型の拡散層9の表層に部分的に形成される。ゲート酸化膜14は、N型の拡散層7とN型の拡散層11とに挟まれるP型の拡散層9に接触して形成される。ゲート電極15は、ゲート酸化膜14を覆って形成される。そして、P型の拡散層9の上面の高さは、N型の拡散層7とゲート酸化膜14との間の界面の高さよりも低い。
このような構成によれば、ソース領域であるN型の拡散層11を形成する際の写真製版を、凹部1000と同時に形成された基板段差201をマークとして用いて行うことができる。そのため、レジスト10を、P型の拡散層9と高い精度で直接位置合わせすることができる。
なお、本願明細書に例が示される他の構成のうちの少なくとも1つを、以上に記載された構成に適宜追加した場合、すなわち、以上に記載された構成としては言及されなかった本願明細書に例が示される他の構成が適宜追加された場合であっても、同様の効果を生じさせることができる。
<以上に記載された実施の形態における変形例について>
以上に記載された実施の形態では、それぞれの構成要素の材質、材料、寸法、形状、相対的配置関係または実施の条件などについても記載する場合があるが、これらはすべての局面においてひとつの例であって、本願明細書に記載されたものに限られることはないものとする。
したがって、例が示されていない無数の変形例、および、均等物が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。たとえば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの実施の形態における少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
また、矛盾が生じない限り、以上に記載された実施の形態において「1つ」備えられるものとして記載された構成要素は、「1つ以上」備えられていてもよいものとする。
さらに、以上に記載された実施の形態におけるそれぞれの構成要素は概念的な単位であって、本願明細書に開示される技術の範囲内には、1つの構成要素が複数の構造物から成る場合と、1つの構成要素がある構造物の一部に対応する場合と、さらには、複数の構成要素が1つの構造物に備えられる場合とを含むものとする。
また、以上に記載された実施の形態におけるそれぞれの構成要素には、同一の機能を発揮する限り、他の構造または形状を有する構造物が含まれるものとする。
また、本願明細書における説明は、本技術に関連するすべての目的のために参照され、いずれも、従来技術であると認めるものではない。
また、以上に記載された実施の形態において、特に指定されずに材料名などが記載された場合は、矛盾が生じない限り、当該材料に他の添加物が含まれた、たとえば、合金などが含まれるものとする。
また、以上に記載された実施の形態では、半導体基板がN型とされたが、P型とされる場合であってもよいものとする。すなわち、以上に記載された実施の形態では、炭化珪素半導体装置の例としてMOSFETが説明されたが、炭化珪素半導体装置の例が絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(insulated gate bipolar transistor、すなわち、IGBT)である場合も想定することができるものとする。
なお、炭化珪素半導体装置の例がIGBTである場合には、ソース電極がエミッタ電極に対応し、かつ、ドレイン電極がコレクタ電極に対応するものとする。また、炭化珪素半導体装置の例がIGBTである場合には、ドリフト層の下面にドリフト層とは逆の導電型の層が位置するが、ドリフト層の下面に位置する層は、ドリフト層の下面に新たに形成される層であってもよいし、以上に記載された実施の形態における場合のようにドリフト層が形成されるための半導体基板であってもよい。
また、以上に記載された実施の形態では、いわゆる縦型のMOSFETについて説明されたが、横型のMOSFETに適用される場合も想定することができるものとする。
また、以上に記載された実施の形態では、プレーナ型のMOSFETについて説明されたが、ドリフト層の上面にトレンチが形成されたトレンチ型のMOSFETに適用される場合も想定することができるものとする。トレンチ型のMOSFETに適用される場合、ドリフト層の上面に溝部、すなわち、トレンチが形成され、当該溝部内にゲート電極が埋め込まれる。ゲート電極は、トレンチの底面および側面との間に、ゲート絶縁膜を介して埋め込まれる。
1 SiC半導体基板、2 バッファ層、3 SiCエピタキシャル層、4 酸化膜、5,1000,1000A 凹部、6,8,10,12,26 レジスト、7,9,9A,11,13,25 拡散層、14 ゲート酸化膜、15,222 ゲート電極、16,18,21B,30,850 TEOS酸化膜、17 BPSG膜、19 コンタクト、20 NiSi膜、21 Ti/TiN膜、22 配線層、70 ソース電極、71 ドレイン電極、72 ゲート電極端子、100 電源、101,801 MOSFET領域、102,103,803 マーク領域、104 MOSFET周辺領域、200 電力変換装置、201,202 基板段差、203 制御回路、300 負荷、301,302 酸化膜段差、501,502,5011,5012,5025,5026 チャネル長、600 空乏層、605 強電界部、607,608 空乏層幅、802 スクライブ領域、1201 変換回路、1202 駆動回路。

Claims (17)

  1. 第1の導電型の炭化珪素半導体層の表層に部分的に形成される、第2の導電型の複数の第1の拡散層と、
    複数の前記第1の拡散層のうちの1つであるマーク層の表層の一部と、複数の前記第1の拡散層のうちの1つであるボディ層の表層の一部とに形成される、第1の導電型の第2の拡散層とを備え、
    前記第2の拡散層は、前記マーク層の平面視における縁部に形成され、
    前記第2の拡散層は、前記ボディ層の平面視における内部に形成される、
    半導体装置。
  2. 前記第1の拡散層の上面の高さは、前記炭化珪素半導体層の上面の高さよりも低い、
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1の拡散層の上面と、前記炭化珪素半導体層の上面との間には段差形状が形成され、
    前記段差形状の側面は、傾斜面である、
    請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記マーク層は、素子領域に形成される、
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記マーク層は、平面視において素子領域を囲むマーク領域に形成される、
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の半導体装置を有し、かつ、入力される電力を変換して出力する変換回路と、
    前記半導体装置を駆動するための駆動信号を前記半導体装置に出力する駆動回路と、
    前記駆動回路を制御するための制御信号を前記駆動回路に出力する制御回路とを備える、
    電力変換装置。
  7. 第1の導電型の炭化珪素半導体層の上面に、第1の凹部を形成し、
    前記第1の凹部をマークとして、前記炭化珪素半導体層の上面に第1のレジストを形成し、
    前記第1のレジストを用いて、前記炭化珪素半導体層の上面をエッチングすることによって、前記炭化珪素半導体層の上面に複数の第2の凹部を形成し、
    前記第1のレジストを用いて、複数の前記第2の凹部に対応する前記炭化珪素半導体層内に第2の導電型の不純物を注入することによって、第2の導電型の複数の第1の拡散層を形成し、
    複数の前記第2の凹部のうちの1つであるマーク凹部をマークとして、前記炭化珪素半導体層の上面に第2のレジストを形成し、
    前記第2のレジストを用いて、複数の前記第2の凹部に対応する前記第1の拡散層内に第1の導電型の不純物を注入することによって、第1の導電型の第2の拡散層を形成する、
    半導体装置の製造方法。
  8. 前記マーク凹部は、平面視において素子領域を囲むマーク領域に形成される、
    請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記第1の凹部の形成時の深さは、前記第2の凹部の形成時の深さよりも深い、
    請求項7または8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記第1の凹部をマークとして形成された第3のレジストを用いて、第2導電型の第3の拡散層を形成する、
    請求項7から9のうちのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記第1の凹部をマークとして写真製版を行うことによって、前記炭化珪素半導体層の上面に、ゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する、
    請求項7から10のうちのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 第1の導電型の炭化珪素半導体層の上面に、マーク膜を形成し、
    第1のレジストを用いて、前記マーク膜をエッチングすることによって、前記炭化珪素半導体層の上面を複数箇所において露出させ、
    前記第1のレジストを用いて、露出している複数箇所の前記炭化珪素半導体層内に第2の導電型の不純物を注入することによって、第2の導電型の複数の第1の拡散層を形成し、
    露出している複数箇所の前記炭化珪素半導体層の上面のうちの1つであるマーク箇所をマークとして、前記炭化珪素半導体層の上面に第2のレジストを形成し、
    前記第2のレジストを用いて、露出している複数箇所の前記炭化珪素半導体層の上面に対応する前記第1の拡散層内に第1の導電型の不純物を注入することによって、第1の導電型の第2の拡散層を形成する、
    半導体装置の製造方法。
  13. 前記マーク膜は、6000Å以上かつ10000Å以下の厚さで形成される、
    請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記マーク箇所は、平面視において素子領域を囲むマーク領域に形成される、
    請求項12または請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 請求項7から請求項14のうちのいずれか1項に記載の製造方法で製造される半導体装置を有し、かつ、入力される電力を変換して出力する変換回路を設け、
    前記半導体装置を駆動するための駆動信号を前記半導体装置に出力する駆動回路を設け、
    前記駆動回路を制御するための制御信号を前記駆動回路に出力する制御回路を設ける、
    電力変換装置の製造方法。
  16. 第1の導電型の炭化珪素半導体層の表層に形成される第1の導電型の第1の拡散層の表層に部分的に形成される、第2の導電型の複数の第2の拡散層と、
    複数の前記第2の拡散層の表層に部分的に形成される、第1の導電型の第3の拡散層と、
    前記第1の拡散層と前記第3の拡散層とに挟まれる前記第2の拡散層に接触して形成されるゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜を覆って形成されるゲート電極とを備え、
    前記第2の拡散層の上面の高さは、前記第1の拡散層と前記ゲート絶縁膜との間の界面の高さよりも低い、
    半導体装置。
  17. 前記第2の拡散層の上面と、前記第1の拡散層の上面との間には段差形状が形成され、
    前記段差形状の側面は、傾斜面である、
    請求項16に記載の半導体装置。
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