JPWO2020095484A1 - 粘着剤組成物及び表面保護フィルム - Google Patents

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朋和 髭白
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優紀 小松崎
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Abstract

本発明は、剥離後の被着体汚染性が良好な粘着剤を提供することを課題とする。本発明の粘着剤組成物は、水酸基を有するウレタン樹脂(A)及び硬化剤(B)を含み、前記ウレタン樹脂(A)が、ポリオール(a1)及びポリイソシアネート(a2)の反応物であり、前記ポリイソシアネート(a2)が、イソシアネート基を3個以上有するポリイソシアネート(a2−2)を含むものである粘着剤組成物。

Description

本発明は、粘着剤組成物及び表面保護フィルムに関する。
各種基材の表面の汚れや傷付きを防止することを目的として、表面保護フィルムが用いられている。前記表面保護フィルムは、例えば、表示装置の製造工程において、光学部材等に貼り付けられ、表面の保護が不要になった段階で光学部材等から剥離される。
こうした表面保護フィルムに用いられる粘着剤としては、ポリイソシアネートのイソシアネート基とポリオールの水酸基とを、モル比が0.5〜0.9となるように反応させて得られたウレタンプレポリマーと、多官能ポリオールと、イソシアネート硬化剤とを含む粘着剤が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−176068号公報
従来から知られる粘着剤は、基材から粘着剤を剥離した後の汚染を十分に抑制することができない場合があった。本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、剥離後の被着体汚染性が良好な粘着剤を提供することを課題とする。
本発明の粘着剤組成物は、水酸基を有するウレタン樹脂(A)及び硬化剤(B)を含み、前記ウレタン樹脂(A)が、ポリオール(a1)及びポリイソシアネート(a2)の反応物であり、前記ポリイソシアネート(a2)が、イソシアネート基を3個以上有するポリイソシアネート(a2−2)を含むものである。
本発明の粘着剤組成物を用いることで、剥離後の被着体汚染性が良好な粘着剤を提供することができる。
本発明の粘着剤組成物は、ウレタン樹脂(A)及び硬化剤(B)を含む。
前記ウレタン樹脂(A)は、ポリオール(a1)とポリイソシアネート(a2)との反応物である。
前記ポリオール(a1)は、1分子中にヒドロキシル基を2個以上有する化合物であり、ポリマーポリオール(a1−1)と、カルボキシル基を有するポリオール(a1−2)と、必要に応じて鎖伸長剤(a1−3)とを含むことが好ましい。
前記ポリマーポリオール(a1−1)の数平均分子量は、好ましくは500以上、より好ましくは700以上、さらに好ましくは900以上であり、好ましくは10,000以下、より好ましくは5,000以下、さらに好ましくは3,000以下、特に好ましくは2,000以下である。
本発明において、数平均分子量及び重量平均分子量は、ポリスチレン換算によるゲル・パーミエーション・クロマトグラフィにより測定した値を表す。
前記ポリマーポリオール(a1−1)としては、1種又は2種以上を用いることができ、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、水酸基含有液状ジエン系重合体等が挙げられる。
前記ポリエーテルポリオールは、活性水素原子を2個以上有する化合物(例えば、分子量50以上500未満)の1種又は2種以上を開始剤として、アルキレンオキサイドを付加重合させたもの、或いは、前記活性水素原子を2個以上有する化合物(例えば、分子量50以上500未満)の1種又は2種以上を必要に応じて開始剤として用い、環状エーテルを開環重合させたものが挙げられる。
前記活性水素原子を2個以上有する化合物としては、1種又は2種以上を用いることができ、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、ビスフェノールA、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン等が挙げられる。
前記アルキレンオキサイドとしては、1種又は2種以上を用いることができ、例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、エピクロロヒドリン等が挙げられる。前記環状エーテルとしては、テトラヒドロフラン、アルキル置換テトラヒドロフラン等が挙げられる。
前記ポリエーテルポリオールとしては、特に、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、テトラヒドロフランとアルキル置換テトラヒドロフランとを反応させて得られるポリテトラメチレングリコール誘導体、ネオペンチルグリコールとテトラヒドロフランとを共重合させたポリテトラメチレングリコール誘導体等を使用することができる。なかでも、前記ポリエーテルポリオールとしては、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール(PTMG)、ポリテトラメチレングリコール誘導体(PTXG)が好ましい。
前記ポリエーテルポリオールとしては、少なくとも、炭素原子数が4以上であるオキシアルキレン単位を10質量%以上の割合で有するポリエーテルポリオールを含む。炭素原子数が4以上であるオキシアルキレン単位を含むことで、表面特性の変化を抑制しやすくなる。
前記ポリマーポリオール(a1−1)中、ポリエーテルポリオールの含有率は、好ましくは50質量%以上、より好ましくは80質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上であり、好ましくは100質量%以下である。
前記ポリエステルポリオールとしては、例えば低分子ポリオールとポリカルボン酸とのエステル化反応物;ε−カプロラクトン等の環状エステル化合物の開環重合物;前記エステル化反応物や開環重合物の共重合ポリエステルなどを使用することができる。
前記ポリカルボン酸としては、例えばコハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸や、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、及びそれらの無水物またはエステル化物等が挙げられる。
前記ポリカーボネートポリオールとしては、例えば炭酸エステル及び/又はホスゲンと、低分子ポリオールとの反応が挙げられる。前記炭酸エステルとしては、1種又は2種以上を用いることができ、例えば、アルキルカーボネート(例えば、メチルカーボネート、エチルカーボネート等)、ジアルキルカーボネート(例えば、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート等)等の脂肪族カーボネート;シクロカーボネート等の脂環式構造を含むカーボネート(以下、「脂環式構造を含む」ことを単に「脂環式」という場合がある。);ジフェニルカーボネート等の芳香族カーボネートが挙げられる。中でも、脂肪族カーボネート、脂環式カーボネートが好ましく、脂肪族カーボネートがより好ましく、ジアルキルカーボネートがより好ましい。
前記炭酸エステルやホスゲンと反応しうる低分子ポリオールとしては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,5−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,11−ウンデカンジオール、1,12−ドデカンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2−メチル−1,8−オクタンジオール等の脂肪族ポリオール;1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環式ポリオール;ハイドロキノン、レゾルシン;ビスフェノールA、ビスフェノールF、4,4’−ビフェノール等の芳香族ポリオールなどが挙げられる。
前記低分子ポリオールとしては、脂肪族ポリオール、脂環式ポリオールが好ましく、脂肪族ポリオールがより好ましく、1,2−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオールがさらに好ましい。
前記ポリカーボネートポリオールとしては、脂肪族カーボネートと脂肪族ポリオールとの反応物である脂肪族ポリカーボネートポリオール;脂肪族カーボネート及び/又は脂環式カーボネートと脂肪族ポリオール及び/又は脂環式ポリオールとの反応物である脂環式ポリカーボネートポリオールなどが好ましい。
前記ポリオール(a1)中、ポリマーポリオール(a1−1)の含有率は、好ましく50質量%以上、より好ましくは70質量%以上、さらに好ましくは80質量%以上であり、好ましくは100質量%以下である。
前記カルボキシル基を有するポリオール(a1−2)としては、1種又は2種以上を用いることができ、例えば、2,2−ジメチロールプロピオン酸、2,2−ジメチロールブタン酸、2,2−ジメチロール酪酸、2,2−ジメチロール吉草酸等のヒドロキシ酸;及び前記カルボキシ基を有するポリオールと前記ポリカルボン酸との反応物などが挙げられる。前記カルボキシル基を有するポリオール(a1−2)としては、ヒドロキシ酸が好ましく、2,2−ジメチロールプロピオン酸がより好ましい。
前記カルボキシル基を有するポリオール(a1−2)の含有量は、前記ポリマーポリオール(a1−1)100質量部に対して、好ましくは1質量部以下、より好ましくは0.5質量部以下、更に好ましくは使用しないことが望ましい。
前記水酸基含有液状ジエン系重合体は、水酸基を分子鎖末端及び/又は分子鎖内部に含む液状ジエン系重合体;及び/又は前記液状ジエン系重合体の水素化物であり、例えば、水酸基末端ポリブタジエン、水酸基末端ポリイソプレン、水酸基末端水素化ポリブタジエン、水酸基末端水素化ポリイソプレンなどが挙げられる。
水酸基は、分子鎖末端、分子鎖内部のいずれにあっても良いが、特に分子鎖末端にあるものが望ましい。
前記ポリオール(a1)中、前記ポリマーポリオール(a1−1)の含有率は、好ましく50質量%以上、より好ましくは80質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上であり、好ましくは100質量%以下である。
前記鎖伸長剤(a1−3)としては、1種又は2種以上を用いることができ、活性水素原子を2個以上有する化合物やポリアミン等が挙げられる。前記活性水素原子を2個以上有する化合物としては、例えば、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、3,3’−ジメチロールへプタン、ネオペンチルグリコール、3,3−ビス(ヒドロキシメチル)へプタン、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシブチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン等の脂肪族鎖伸長剤;1,2−シクロブタンジオール、1,3−シクロペンタンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、シクロヘプタンジオール、シクロオクタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ヒドロキシプロピルシクロヘキサノール、トリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−ジメタノール、ビシクロ[4.3.0]−ノナンジオール、ジシクロヘキサンジオール、ビシクロ[4.3.0]ノナンジメタノール、スピロ[3.4]オクタンジオール、ブチルシクロヘキサンジオール、1,1’−ビシクロヘキシリデンジオール、シクロヘキサントリオール、水素添加ビスフェノ−ルA、1,3−アダマンタンジオール等の脂環式鎖伸長剤などが挙げられ、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,3−ブタンジオール等の脂肪族アルキレングリコール;シクロヘキサンジメタノール等の脂環式グリコールなどが好ましい。また、前記ポリアミンとしては、エチレンジアミン、1,2−プロパンジアミン、1,6−ヘキサメチレンジアミン、ピペラジン、2,5−ジメチルピペラジン、イソホロンジアミン、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジアミン、3,3’−ジメチル−4,4’−ジシクロヘキシルメタンジアミン、1,4−シクロヘキサンジアミン、N−ヒドロキシメチルアミノエチルアミン、N−エチルアミノエチルアミン、N−メチルアミノプロピルアミン、ジエチレントリアミン、ジプロピレントリアミン、トリエチレンテトラミン、ヒドラジン、N,N’−ジメチルヒドラジン、1,6−ヘキサメチレンビスヒドラジン、コハク酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、グルタル酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、β−セミカルバジドプロピオン酸ヒドラジド、3−セミカルバジド−プロピル−カルバジン酸エステル、セミカルバジド−3−セミカルバジドメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキサン等のポリアミン伸長剤などが挙げられる。
前記鎖伸長剤(a1−3)を含む場合、その含有率は、前記ポリオール(a1)に対して、好ましくは0〜5質量%、より好ましくは0〜3質量%、さらに好ましくは0〜1質量%である。
前記ポリオール(a1)は、前記ポリマーポリオール(a1−1)及び前記カルボキシル基を有するポリオール(a1−2)及び前記鎖伸長剤(a1−3)以外の他のポリオール(a1−4)を含んでいてもよい。
前記ポリイソシアネート(a2)は、イソシアネート基を3個以上有するポリイソシアネート(a2−2)を含む。
前記ポリイソシアネート(a2)に含まれるイソシアネート基と、前記ポリオール(a1)に含まれるヒドロキシル基のモル比(NCO/OH)は、好ましくは0.4以上、より好ましくは0.5以上、さらに好ましくは0.55以上であり、好ましくは0.98以下、より好ましくは0.95以下、さらに好ましくは0.9以下である。
前記イソシアネート基を3個以上有するポリイソシアネート(a2−2)としては、1種又は2種以上を用いることができ、例えば、ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、カルボジイミド変性ジフェニルメタンジイソシアネート、クルードジフェニルメタンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、トリエンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート等の脂肪族ジイソソシアネート;イソホロンジイソシアネート、1,3−ビス(イソシアナートメチル)シクロヘキサン、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、2,4−及び/又は2,6−メチルシクロヘキサンジイソシアネート、シクロヘキシレンジイソシアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート、ビス(2−イソシアナトエチル)−4−シクロヘキシレン−1,2−ジカルボキシレート及び2,5−及び/又は2,6−ノルボルナンジイソシアネート、ダイマー酸ジイソシアネート、ビシクロヘプタントリイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート等の脂環式ジイソシアネート等のビウレット体、イソシアヌレート体、アダクト体等が挙げられる。
前記ポリイソシアネート(a2)は、前記イソシアネート基を3個以上有するポリイソシアネート(a2−2)以外にイソシアネート基を2個有するジイソシアネート(a2−1)を使用してもよい。
前記ジイソシアネート(a2−1)としては、1種又は2種以上を用いることができ、例えば、ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、カルボジイミド変性ジフェニルメタンジイソシアネート、クルードジフェニルメタンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、トリエンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート等の脂肪族ジイソソシアネート;イソホロンジイソシアネート、1,3−ビス(イソシアナートメチル)シクロヘキサン、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、2,4−及び/又は2,6−メチルシクロヘキサンジイソシアネート、シクロヘキシレンジイソシアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート、ビス(2−イソシアナトエチル)−4−シクロヘキシレン−1,2−ジカルボキシレート及び2,5−及び/又は2,6−ノルボルナンジイソシアネート、ダイマー酸ジイソシアネート、ビシクロヘプタントリイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート等の脂環式ジイソシアネート等が挙げられる。なかでも、脂肪族ジイソシアネート、脂環式ジイソシアネートが好ましい。
前記ポリイソシアネート(a2)の含有量は、ポリイソシアネート(a2)の平均官能基数と、前記ポリオール(a1)に含まれるヒドロキシル基とのモル比(イソシアネート基/ヒドロキシル基)により調整する。
ポリイソシアネート(a2)の平均官能基数は、好ましくは2.05〜4、より好ましくは2.1〜3である。
前記ポリイソシアネート(a2)に含まれるイソシアネート基と、前記ポリオール(a1)に含まれるヒドロキシル基とのモル比(イソシアネート基/ヒドロキシル基)は、0.4以上であり、好ましくは0.5以上であり、1未満、好ましくは0.95以下、より好ましくは0.90以下である。
前記ポリイソシアネート(a2)に含まれるイソシアネート基と、前記ポリオール(a1)に含まれるヒドロキシル基とのモル比(イソシアネート基/ヒドロキシル基)を1.0以上のイソシアネート基過剰の割合で反応させてイソシアネート末端のプレポリマーを得た後に、鎖伸長剤(a1−3)を反応させたものであってもよい。イソシアネート末端のプレポリマーを作成する場合の前記ポリイソシアネート(a2)に含まれるイソシアネート基と、前記ポリオール(a1)に含まれるヒドロキシル基とのモル比(イソシアネート基/ヒドロキシル基)は、1.0以上であり、好ましくは1.05以上、より好ましくは1.1以上、好ましくは3.0未満、より好ましくは2.5以下、さらに好ましくは2.0以下である。
前記ウレタン樹脂(A)は、前記ポリオール(a1)、ポリイソシアネート(a2)及び必要に応じて用いる鎖伸長剤(a1−3)との反応物に、さらに末端停止剤を反応させたものであってもよい。末端停止剤を用いることで、イソシアネート基を失活させることができる。
前記末端停止剤としては、アルコールが好ましく、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等の1官能アルコール;1,2−プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の2官能アルコール;多官能ポリオール;アルカノールアミン(例えば、エタノールアミン等)、ジアルカノールアミン(例えば、ジエタノールアミン等)などのアルカノールアミン化合物などが挙げられる。ポリアルカノールアミン化合物を用いるとウレタン樹脂(A)末端に更に水酸基を導入することができるので必要に応じて使用してよい。
前記末端停止剤を用いる場合、末端停止剤に含まれる活性水素原子を有する基と、前記ポリイソシアネート(a2)に含まれるイソシアネート基とのモル比は、好ましくは1.0以上、より好ましくは1.2以上、さらに好ましくは1.5以上であり、好ましくは10.0以下、より好ましくは5.0以下、さらに好ましくは3.0以下である。
前記ウレタン樹脂(A)の数平均分子量は、好ましくは7,000以上、よりより好ましくは9,000以上、さらに好ましくは10,000以上であり、好ましくは200,000以下、より好ましくは150,000以下、さらに好ましくは100,000以下である。
前記ウレタン樹脂(A)の分子量分散度は、好ましくは1.8以上、より好ましくは2以上、さらに好ましくは2.3以上であり、好ましくは20以下、より好ましくは10以下である。
本明細書において、数平均分子量、重量平均分子量は、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィ法を用い、ポリスチレンを標準試料とした換算値として測定することができる。
前記ウレタン樹脂(A)は、ポリオール(a1)及びポリイソシアネート(a2)を反応させ、必要に応じてさらに鎖伸長剤(a1−3)及び/又は末端停止剤を反応させることで製造することができる。前記反応は、有機溶剤の存在下で行ってもよく、前記反応の際は、ウレタン化触媒を共存させてもよい。
前記有機溶剤としては、1種又は2種以上を用いることができ、例えば、トルエン等の芳香族炭化水素溶剤;酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、3−ペンタノン等のケトン溶剤;プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、エチルカルビトール等のエーテル溶剤;アセトニトリル、プロピオニトリル、イソブチロニトリル、バレロニトリル等のニトリル溶剤;ジメチルスルホキシド等のスルホキシド溶剤;メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン等のアミド溶剤などが挙げられる。
前記ウレタン化触媒としては、例えば、トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、N−メチルモルホリン等の含窒素化合物、酢酸カリウム、ステアリン酸亜鉛、オクチル酸錫等の金属塩、ジブチル錫ラウレート、ジオクチル錫ジネオデカネート、ジルコニウムテトラアセチルアセトネート等の有機金属化合物などを用いることができる。
前記ウレタン樹脂(A)の含有率は、前記粘着剤組成物の不揮発成分中、好ましくは50質量%以上、より好ましくは70質量%以上、さらに好ましくは80質量%以上であり、好ましくは99質量%以下、より好ましくは98質量%以下である。
前記粘着剤組成物の不揮発成分は、前記粘着剤組成物の溶剤を除いた成分を表す。
前記硬化剤(B)としては、ウレタン樹脂(A)が有する水酸基と反応し、3次元架橋を形成するものであればよく、例えば、ポリイソシアネート硬化剤を用いることができる。これらの硬化剤は単独で用いても2種以上を併用してもよい。
前記ポリイソシアネート硬化剤としては、トリレンジイソシアネート、クロロフェニレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート等のポリイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体、トリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体、イソホロンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体、キシリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体、トリレンジイソシアネートのヌレート体、イソホロンジイソシアネートのイソシアヌレート体、キシリレンジイソシアネートのイソシアヌレート体等を用いることができる。これらの硬化剤は単独で用いても2種以上を併用してもよい。
前記ウレタン樹脂(A)中の水酸基と、硬化剤(B)に含まれる水酸基と反応し得る基とのモル比(水酸基/水酸基と反応し得る官能基)は、好ましくは1以上、より好ましくは1.2以上、さらに好ましくは1.5以上であり、好ましくは5以下、より好ましくは4以下、さらに好ましくは3以下である。
前記粘着剤組成物は、さらに酸化防止剤を含むことが好ましい。前記酸化防止剤としては、1種又は2種類以上を用いることができ、例えば、ヒンダードフェノール化合物等の一次酸化防止剤;リン化合物、イオウ化合物等の二次酸化防止剤等が挙げられる。
前記ヒンダードフェノール化合物としては、1種又は2種以上を用いることができ、例えば、トリエチレングリコール−ビス−[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ペンタエリスリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、オクタデシル[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、チオジエチレンビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ベンゼンプロパン酸−3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシ−C7−C9側鎖アルキルエステル、4,6−ビス(ドデシルチオメチル)−o−クレゾール、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物、2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート、3,9−ビス[2−〔3−(t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ〕−1,1−ジメチルエチル]2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5・5〕ウンデカン、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,5−ジ−tert−アミルハイドロキノン等が挙げられる。
前記リン化合物としては、1種又は2種以上を用いることができ、例えば、トリフェニルホスフィン、ビス(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチルフェニル)=エチル=ホスフィット、トリフェニルホスファイト、トリスノニルフェニルホスファイト、トリス(2,4−ジブチルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジブチル−5−メチルフェニル)ホスファイト、トリス〔2−第三ブチル−4−(3−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニルチオ)−5−メチルフェニル〕ホスファイト、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、トリデシルホスファイト、オクチルジフェニルホスファイト、ジ(デシル)モノフェニルホスファイト、ジ(トリデシル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ジ(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4,6−トリブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジクミルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、テトラ(トリデシル)イソプロピリデンジフェノールジホスファイト、テトラ(トリデシル)−4,4’−n−ブチリデンビス(2−ブチル−5−メチルフェノール)ジホスファイト、ヘキサ(トリデシル)−1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−ブチルフェニル)ブタントリホスファイト、テトラキス(2,4−ジブチルフェニル)ビフェニレンジホスホナイト、9,10−ジハイドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナンスレン−10−オキサイド、2,2’−メチレンビス(4,6−ブチルフェニル)−2−エチルヘキシルホスファイト、2,2’−メチレンビス(4,6−ブチルフェニル)−オクタデシルホスファイト、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジブチルフェニル)フルオロホスファイト、トリス(2−〔(2,4,8,10−テトラキスブチルジベンゾ〔d,f〕〔1,3,2〕ジオキサホスフェピン−6−イル)オキシ〕エチル)アミン、2−エチル−2−ブチルプロピレングリコールと2,4,6−トリブチルフェノールのホスファイト等が挙げられる。
前記イオウ化合物としては、1種又は2種以上を用いることができ、例えば、ジドデシル−3,3’−チオプロピオネート、ジラウリル−3,3’−チオジプロピオネート、ラウジリルチオジチオネート、ジトリデシル−3,3’−チオジプロピオネート、ジミリスチル−3,3’−チオジプロピオネート、ジステアリル−3,3’−チオジプロピオネート、テトラキス−メチレン−3−ラウリルチオプロピオネートメタン、ジステアリル−3,3’−メチル−3,3’−チオジプロピオネート、ラウリルステアリル−3,3’−チオジプロピオネート、ビス[2−メチル−4−(3−n−アルキルチオプロピオニルオキシ)−5−t−ブチルフェニル]スルフィド、β−ラウリルチオプロピオネート、2−メルカプトベンゾイミダゾール、2−メルカプト−5−メチルベンゾイミダゾール、ジオクタデシル−3,3’−チオジプロチオネート等が挙げられる。
なかでも、ヒンダードフェノール化合物等の一次酸化防止剤が好ましい。
前記酸化防止剤の含有量は、前記ウレタン樹脂100質量部に対して、好ましくは0.1質量部以上、より好ましくは0.5質量部以上、さらに好ましくは1質量部以上であり、好ましくは10質量部以下、より好ましくは5質量部以下、さらに好ましくは3質量部以下である。
前記粘着剤組成物は、さらに反応遅延剤を含むことが好ましい。前記反応遅延剤は、前記硬化剤の反応を遅延させる作用を有するものであり、イソシアネート硬化剤の反応遅延剤であることが好ましい。前記反応遅延剤としては、例えば、β−ジケトン化合物等のケト−エノール互変異性を示す化合物が挙げられる。前記反応遅延剤を含むことで、粘着剤組成物中でのイソシアネート基と水酸基との反応を制御することが容易となり、ポットライフを調整しやすくなる。前記反応遅延剤の沸点は100℃以下であることが望ましい。前記反応遅延剤の沸点が100℃以下であることで、粘着シート加工時の乾燥条件で揮発し、エージング中はイソシアネート基と水酸基との反応を阻害せず、エージング中に硬化を完了させることができる。
前記イソシアネート硬化剤の反応遅延剤(好ましくはβ−ジケトン化合物)としては、1種又は2種以上を用いることができ、アセチルアセトン、2,4−ヘキサンジオン、3,5−ヘプタンジオン、2−メチルヘキサン−3,5−ジオン、6−メチルヘプタン−2,4−ジオン、2,6−ジメチルヘプタン−3,5−ジオン等のβ−ジケトン類;アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸イソプロピル、アセト酢酸tert−ブチル等のアセト酢酸エステル類;プロピオニル酢酸エチル、プロピオニル酢酸エチル、プロピオニル酢酸イソプロピル、プロピオニル酢酸tert−ブチル等のプロピオニル酢酸エステル類;イソブチリル酢酸エチル、イソブチリル酢酸エチル、イソブチリル酢酸イソプロピル、イソブチリル酢酸tert−ブチル等のイソブチリル酢酸エステル類;マロン酸メチル、マロン酸エチル等のマロン酸エステル類;等が挙げられる。
前記反応遅延剤の含有量は、前記ウレタン樹脂100質量部に対して、好ましくは0.1質量部以上、より好ましくは0.5質量部以上、さらに好ましくは1質量部以上であり、好ましくは10質量部以下、より好ましくは7質量部以下、さらに好ましくは5質量部以下である。
前記粘着剤組成物は、さらに硬化触媒を含んでいてもよい。前記硬化触媒としては、前記ウレタン化触媒、エポキシ硬化触媒として例示した化合物と同様の化合物が挙げられる。前記硬化触媒を含む場合、その含有量は、前記ウレタン樹脂(A)100質量部に対して、好ましくは0.001質量部以上、より好ましくは0.005質量部以上、さらに好ましくは0.01質量部以上であり、好ましくは1質量部以下、より好ましくは0.1質量部以下、さらに好ましくは0.05質量部以下である。
前記粘着剤組成物は、さらに可塑剤を含んでいてもよい。前記可塑剤としては、アジピン酸エステル、クエン酸エステル、セバシン酸エステル、アゼライン酸エステル、マレイン酸エステル等の脂肪族ポリカルボン酸エステル;テレフタル酸エステル、イソフタル酸エステル、フタル酸エステル、トリメリット酸エステル、安息香酸エステル等の芳香族ポリカルボン酸エステル;エーテル変性ポリエステル;エポキシ変性ポリエステル;ポリカルボン酸とポリオールから形成されるポリエステルなどが挙げられる。
前記可塑剤を含む場合、該可塑剤の含有量は、前記ウレタン樹脂(A)100質量部に対して、好ましくは0.1質量部以上、より好ましくは1質量部以上であり、好ましくは50質量部以下、より好ましくは40質量部以下、さらに好ましくは30質量部以下である。
前記粘着剤組成物は、さらに溶剤を含んでいてもよい。前記溶剤としては、前記有機溶媒として例示した化合物と同様の化合物が挙げられる。前記有機溶剤を含む場合、その含有率は、前記粘着剤組成物中、好ましくは20質量%以上、より好ましくは30質量%以上であり、好ましくは80質量%以下、より好ましくは70質量%以下である。本発明の粘着剤組成物は、前記溶剤中、水の含有率が好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、さらに好ましくは1質量%以下であり、下限は0質量%である。
前記粘着剤組成物は、ウレタン樹脂(A)がゲル・パーミエーション・クロマトグラフィ法の溶出曲線において、重量平均分子量2,000以上6,000以下に極大値を有する低分子量成分の面積比が、好ましくは5質量%未満、より好ましくは3質量%以下、さらに好ましくは1質量%以下であり、最も好ましくは0質量%である。
前記粘着剤組成物は、さらに、他の添加剤として、シランカップリング剤、酸化防止剤、光安定剤、防錆剤、チキソ性付与剤、増感剤、重合禁止剤、レベリング剤、粘着付与剤、帯電防止剤、難燃剤等を含んでいてもよい。前記他の添加剤の含有率は、前記粘着剤組成物中、好ましくは10質量以下、より好ましくは5質量%以下、さらに好ましくは1質量%以下であり、下限は0質量%である。
前記粘着剤組成物を基材に塗工し、必要に応じて溶剤を除去し、さらに必要に応じてエージングすることで、前記粘着剤組成物の硬化物である粘着層を形成することができる。前記粘着層の厚みは、好ましくは1μm以上、より好ましくは2μm以上、さらに好ましくは5μm以上であり、好ましくは200μm以下、より好ましくは150μm以下、さらに好ましくは100μm以下である。
前記粘着剤組成物によりシートを形成する方法としては、例えば、前記粘着剤成物をプラスチック基材上に塗工し、乾燥・硬化させる方法が挙げられる。
前記プラスチック基材としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレー等のポリエステル樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂;ポリアクリル樹脂;ポリ塩化ビニル樹脂;ポリプロピレンエチレンビニルアルコール;ポリビニルアルコール樹脂;ポリウレタン樹脂;ポリアミド樹脂;ポリイミド樹脂などを用いて得られるシート又はフィルムを使用することができる。これらのプラスチック基材の表面は、離型処理、帯電防止処理、コロナ処理等が施されていてもよい。また、これらの前記プラスチック基材の厚さとしては、例えば10〜200μmの範囲である。
前記プラスチック基材に前記粘着剤組成物を塗工する方法としては、ロールコーター、グラビアコーター、リバースコーター、スプレーコーター、エアーナイフコーター、ダイコーター等による塗工方法が挙げられる。
前記プラスチック基材上に前記粘着剤組成物を塗工した後、前記粘着剤組成物を乾燥させる方法としては、例えば50〜120℃で30秒〜30分間乾燥させる方法が挙げられる。また、乾燥後、硬化反応を促進する点から例えば20℃〜50℃の温度でエージングを行っても良い。
前記粘着剤組成物の硬化物である粘着層は、その剥離の前後で基材の表面特性の変化を抑制することができるものであり、表面保護フィルムに用いることができ、特に、表示装置等の電子機器の情報表示部を保護するための表面保護フィルムとして有用である。また、前記粘着剤組成物の硬化物である粘着層を用いたフィルムは、基板上と接触させた際、基材とすばやく密着して広がる性質(ウェッティング性)を有するものであり、表面保護フィルムとして有用である。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
ウレタン樹脂の数平均分子量、重量平均分子量は、以下のGPC測定方法で測定した。
[GPC測定方法]
測定装置:高速GPC装置(東ソー株式会社製「HLC−8220GPC」)
カラム:東ソー株式会社製の下記のカラムを直列に接続して使用した。
(1)TSK−GEL HXL−H(ガードカラム)
(2)TSK−GEL GMHXL
(3)TSK−GEL GMHXL
(4)TSK−GEL GMHXL
(5)TSK−GEL GMHXL
サンプル濃度:4mg/mLとなるようにテトラヒドロフランで希釈
移動相溶媒:テトラヒドロフラン
流量:1.0mL/min
注入量:100μL
カラム温度:40℃
標準試料:下記の標準ポリスチレンを用いて検量線を作成した。
(標準ポリスチレン)
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−500」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−1000」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−2500」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−5000」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−1」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−2」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−4」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−10」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−20」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−40」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−80」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−128」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−288」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−550」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−850」
(製造例1:ウレタン樹脂(I)の製造)
撹拌機、還流冷却管、温度計及び窒素吹き込み管を備えた4ツ口フラスコに、窒素気流下、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(数平均分子量:1,971.9、水酸基価:56.9)488.84質量部を加え、均一に混合した後、イソシアネート基を3つ有するビウレット(旭化成株式会社製「デュラネート24A−100」、NCO%;23.5質量%、以下「24A−100」と略記する。)10.64質量部を加え、次いでジブチル錫ジラウレート0.06質量部を加え、攪拌しながら100℃で約4時間反応させ、イソシアネート基の消失を確認することによって、分子末端に水酸基を有する分岐したウレタンプレポリマー(固形分100%)を得た。
次いで、前記方法で得られたウレタンプレポリマーを50℃まで冷却し、メチルエチルケトン131.85質量部を加え、均一に混合した後、イソシアネート基を2つ有するヘキサメチレンジイソシアネート28.35質量部を加え、次いでジブチル錫ジラウレート0.12質量部を加え、攪拌しながら75℃で約8時間反応させ、イソシアネート基の消失を確認後に、メチルエチルケトン395.86質量部を加え、室温まで冷却し、ウレタン樹脂(I)のメチルエチルケトン溶液(固形分50%)を得た。このウレタン樹脂(I)のGPCによる分子量分布は、重量平均分子量が63,836に極大値を有する1つのピークのみが検出され、数平均分子量(Mn)は9,105、重量平均分子量(Mw)は63,836、分子量分散度(Mw/Mn)は7.01であった。また、モル比(NCO/水酸基)は、0.80であった。
(製造例2:ウレタン樹脂(II)の製造)
撹拌機、還流冷却管、温度計及び窒素吹き込み管を備えた4ツ口フラスコに、窒素気流下、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(数平均分子量:1,971.9、水酸基価:56.9)575.37質量部を加え、均一に混合した後、イソシアネート基を2つ有するヘキサメチレンジイソシアネート34.31質量部を加え、次いでジブチル錫ジラウレート0.13質量部を加え、攪拌しながら90℃で約2時間反応させ、イソシアネート基の消失を確認することによって、分子末端に水酸基を有する直鎖のウレタンプレポリマー(固形分100%)を得た。
次いで、前記方法で得られたウレタンプレポリマーを50℃まで冷却し、メチルエチルケトン155.55質量部を加え、均一に混合した後、「24A−100」12.91質量部を加え、攪拌しながら75℃で約8時間反応させ、イソシアネート基の消失を確認後に、メチルエチルケトン259.46質量部を加え、室温まで冷却し、ウレタン樹脂(II)のメチルエチルケトン溶液(固形分50%)を得た。このウレタン樹脂(II)のGPCによる分子量分布は、重量平均分子量が1,190,946に極大値を有するピークAと重量平均分子量が56,129に極大値を有するメインピークBの2つのピークが検出され、メインピークBの数平均分子量(Mn)は7,524、重量平均分子量(Mw)は56,129、分子量分散度(Mw/Mn)は7.46であった。またモル比(NCO/水酸基)は、0.83であった。
(製造例3:ウレタン樹脂(III)の製造)
攪拌機、還流冷却管、温度計及び窒素吹き込み管を備えた4ツ口フラスコに、窒素気流下、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(数平均分子量:1,971.9、水酸基価:56.9)493.10質量部、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(数平均分子量:1,011.8、水酸基価:110.9)142.85質量部、メチルエチルケトン125.68質量部を加え、均一に混合した後、イソシアネート基を3つ有するイソシアヌレート(旭化成株式会社製「デュラネートTUL−100」、NCO%;23.0質量%)78.28質量部を加え、次いでジブチル錫ジラウレート0.36質量部を加え、攪拌しながら75℃で約6時間反応させた。イソシアネート基の消失を確認後、メチルエチルケトン535.24質量部を加え、室温まで冷却し、ウレタン樹脂(III)のメチルエチルケトン溶液(固形分50%)を得た。このウレタン樹脂のGPCによる分子量分布は、重量平均分子量が74,504に極大値を有する1つのピークのみが検出され、数平均分子量(Mn)は4,331、重量平均分子量(Mw)は74,504、分子量分散度(Mw/Mn)は17.2であった。またモル比(NCO/水酸基)は、0.55であった。
(製造例4:ウレタン樹脂(IV)の製造)
攪拌機、還流冷却管、温度計及び窒素吹き込み官を備えた4ツ口フラスコに、窒素気流下、ポリエステルポリオール(株式会社クラレ製「クラレポリオールP1010」、数平均分子量;1002.8、水酸基価:111.9、以下「P1010」と略記する。)211.83質量部、酢酸エチル275.73質量部を加え、均一に混合した後、ヘキサメチレンジイソシアネート63.96質量部を加え、次いでジオクチル錫ジネオデカネート0.01質量部を加え、70℃で約4時間反応させることによって、分子末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーの酢酸エチル溶液(固形分)を得た。
次いで、前記方法で得られたウレタンプレポリマーの酢酸エチル溶液を40℃まで冷却し、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレントリオール(三洋化成株式会社製「サンニックスGL−3000」、モル比[EO/PO]=25/75、数平均分子量;3,077.1、水酸基価:54.7)605.71質量部、酢酸エチル198.62質量部を加え、均一に混合した後、ジオクチル錫ジネオデカネート0.01質量部を加え、70℃で約6時間反応させ、NCO%が0.05%以下になった時点で末端停止剤である1,3−ブタンジオールを2.20質量部添加し、70℃で約2時間反応させ、NCOが消失したことを確認して、酢酸エチル406.84質量部を加え、室温まで冷却し、ウレタン樹脂(IV)の酢酸エチル溶液(固形分50%)を得た。
このウレタン樹脂(IV)のGPCによる分子量分布は、重量平均分子量が208,190に極大値を有するメインピークAと重量平均分子量が2,383に極大値を有するピークBの2つのピークが検出され、メインピークAの数平均分子量(Mn)は26,096、重量平均分子量(Mw)は208,190、分子量分散度(Mw/Mn)は7.98であった。ピークBの面積比は10.16%であった。また、モル比(NCO/水酸基)は、0.75であった。
(製造例5:ウレタン樹脂(V)の製造)
撹拌機、還流冷却管、温度計及び窒素吹き込み管を備えた4ツ口フラスコに、窒素気流下、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(数平均分子量:1,971.9、水酸基価:56.9)489.09質量部、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(数平均分子量:1,011.8、水酸基価:110.9)142.25質量部を加え、メチルエチルケトン420.42質量部を加え、均一に混合した後、イソシアネート基を2つ有するイソホロンジイソシアネート79.91質量部を加え、次いでジブチル錫ジラウレート0.47質量部を加え、攪拌しながら75℃で約6時間反応させた。イソシアネート基の消失を確認後、メチルエチルケトン535.24質量部を加え、室温まで冷却し、ウレタン樹脂(III)のメチルエチルケトン溶液(固形分50%)を得た。このウレタン樹脂のGPCによる分子量分布は、重量平均分子量が32,640に極大値を有する1つのピークのみが検出され、数平均分子量(Mn)は7,336、重量平均分子量(Mw)は32,640、分子量分散度(Mw/Mn)は4.4であった。またモル比(NCO/水酸基)は、0.93であった。
(実施例1:ウレタン樹脂(I))
製造例1で得られたウレタン樹脂(I)のメチルエチルケトン溶液(固形分50%)100質量部に、シートを製造する直前に、架橋剤としてヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体(旭化成株式会社製「デュラネートTKA−100」、NCO%;21.7質量%、以下「TKA−100」と略記する。)3.62質量部、硬化触媒としてジオクチル錫ジネオデカネートの1%メチルエチルケトン溶液を1.00質量部、酸化防止剤として「Irganox1010」(BASFジャパン株式会社製、以下「Ir1010」と略記する。)の20%メチルエチルケトン溶液を2.50質量部、メチルエチルケトン27.68質量部を配合し、粘着剤組成物(A)(固形分40%)を得た。厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの表面に、得られた粘着剤組成物(A)を、乾燥後の膜厚が10μmとなるように塗工し、80℃で3分間乾燥させた。これに表面が離型処理された厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを貼り合せ、40℃で3日間養生することで、実施例1の粘着シートを得た。
原料を表1に記載された種類・量に置き換えた以外は、実施例1と同様の方法で行うことで、それぞれ実施例2〜3ならびに比較例1〜2の粘着テープを得た。
Figure 2020095484
[接着力の測定方法]
実施例及び比較例で得られた表面保護フィルムを幅20mmに裁断したものを試験片とした。試験片から離型フィルムを剥離し、ガラス板に対し、接着面積が20mm×60mmとなるように2kgロールで2往復して貼り付けた。貼り付けして24時間後に23℃、湿度50%の雰囲気下で180度剥離強度を行い、接着力(N/25mm)とした。接着力は以下のように評価した。
○:0.05以上0.50未満
△:0.50以上1.00未満
×:1.00以上
[汚染性の評価方法]
実施例及び比較例で得られた粘着シートを30mm×60mmの大きさに裁断したものを試験片とし、これから離型フィルムを剥離し、ガラス板に貼り付けた。その時、シートとガラス板との間に気泡を入れるようにした。該試験片を85℃、湿度85%の条件下で72時間放置した。その後、23℃環境下で1時間放置した後に、ガラス板からシートを手で剥離し、ガラス板の下部よりLEDライトを照射し、汚染状況を目視観察して以下のように評価した。
「○」:ガラス板に汚染が全くない。
「△」:ガラス板の一部に汚染が確認される。
「×」:ガラス板の前面に汚染、又は粘着剤組成物の硬化物の脱落が確認される。
以上の評価結果を表1に示す。
Figure 2020095484
以上、本発明の粘着剤組成物は、優れた接着力、及び耐被着体汚染性を有することが分かった。
一方、比較例1は、イソシアネート基を3個以上有するポリイソシアネート(a2−2)の代わりに、トリオールでウレタン樹脂を分岐させているため、耐被着体汚染性が不良であった。また比較例2は、直鎖のウレタン樹脂であるが、接着力、及び耐被着体汚染性が不良であった。

Claims (8)

  1. 水酸基を有するウレタン樹脂(A)及び硬化剤(B)を含み、
    前記ウレタン樹脂(A)が、ポリオール(a1)及びポリイソシアネート(a2)の反応物であり、
    前記ポリイソシアネート(a2)が、イソシアネート基を3個以上有するポリイソシアネート(a2−2)を含むものである粘着剤組成物。
  2. 前記ポリイソシアネート(a2)に含まれるイソシアネート基と、前記ポリオール(a1)に含まれるヒドロキシル基のモル比(NCO/OH)が、0.4以上0.9以下である請求項1記載の粘着剤組成物。
  3. 前記ウレタン樹脂(A)がゲルパーミエーション・クロマトグラフィ測定での溶出曲線において、重量平均分子量2,000以上6,000以下に極大値を有する低分子量成分の面積比が5%未満である請求項1又は2記載の粘着剤組成物。
  4. さらに、酸化防止剤を含む請求項1〜3のいずれか1項記載の粘着剤組成物。
  5. さらに、反応遅延剤を含む請求項1〜4のいずれか1項記載の粘着剤組成物。
  6. さらに、可塑剤を含む請求項1〜5のいずれか1項記載の粘着剤組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項記載の粘着剤組成物から形成される粘着シート。
  8. 請求項7記載の粘着シートを含む表面保護フィルム。
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