JPWO2020067271A1 - モータユニット - Google Patents
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Abstract
本発明の1つの態様のモータユニットは、車両に搭載され車両を駆動させるモータユニットである。モータユニットは、モータおよびモータに電力を供給するインバータを有する本体部と、本体部の上側の少なくとも一部を覆うアコースティックカバーと、を備える。アコースティックカバーは、上下方向から見て、モータの少なくとも一部およびインバータの少なくとも一部に重なる。アコースティックカバーは、化粧板と、吸音材からなり本体部と化粧板との間に位置する吸音層と、を有する。
Description
本発明は、モータユニットに関する。
近年、モータユニットを搭載した電気自動車の普及が急速に進みつつある。モータユニットは、モータに電力を供給するインバータやモータの動力を車軸に伝える減速機が設けられる。
上記のようなモータユニットでは、各部がモータに対して固定されているため、モータを音源とする振動が各部で励起されて運転者に騒音として感じられるという問題があった。
本発明は、静音性能に優れたモータユニットの提供を目的の一つとする。
本発明の1つの態様のモータユニットは、車両に搭載され前記車両を駆動させるモータユニットである。モータユニットは、モータおよび前記モータに電力を供給するインバータを有する本体部と、前記本体部の上側の少なくとも一部を覆うアコースティックカバーと、を備える。前記アコースティックカバーは、上下方向から見て、前記モータの少なくとも一部および前記インバータの少なくとも一部に重なる。前記アコースティックカバーは、化粧板と、吸音材からなり前記本体部と前記化粧板との間に位置する吸音層と、を有する。
本発明の1つの態様のモータユニットは、車両に搭載され前記車両を駆動させるモータユニットである。モータユニットは、モータおよび前記モータの動力を前記車両の車軸に伝達するギヤ部を有する本体部と、前記本体部の上側の少なくとも一部を覆うアコースティックカバーと、を備える。前記アコースティックカバーは、上下方向から見て、前記モータの少なくとも一部および前記ギヤ部の少なくとも一部に重なる。前記アコースティックカバーは、吸音材保持部材と、吸音材からなり前記本体部と前記吸音材保持部材との間に位置する吸音層と、を有する。
本発明の1つの態様によれば、静音性能に優れたモータユニットが提供される。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るモータユニットについて説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
以下の説明では、モータユニット1が水平な路面上に位置する車両に搭載された場合の位置関係を基に、重力方向を規定して説明する。また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、Z軸方向は、鉛直方向(すなわち上下方向)を示し、+Z方向が上側(重力方向の反対側)であり、−Z方向が下側(重力方向)である。また、X軸方向は、Z軸方向と直交する方向であってモータユニット1が搭載される車両の前後方向を示し、+X方向が車両前方であり、−X方向が車両後方である。Y軸方向は、X軸方向とZ軸方向との両方と直交する方向であって、車両の幅方向(左右方向)を示し、+Y方向が車両左方であり、−Y方向が車両右方である。但し、+X方向が車両後方となる場合には、+Y方向が車両右方であり、−Y方向が車両左方となることもありうる。
以下の説明において特に断りのない限り、モータ2のモータ軸J1に平行な方向(Y軸方向)を単に「軸方向」と呼び、モータ軸J1を中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、モータ軸J1を中心とする周方向、すなわち、モータ軸J1の軸周りを単に「周方向」と呼ぶ。ただし、上記の「平行な方向」は、略平行な方向も含む。また、X軸方向と平行な方向を「前後方向」と呼ぶ。X軸方向の正の側を「前側」と呼び、X軸方向の負の側を「後側」と呼ぶ。Y軸方向の正の側を「左側」と呼び、Y軸方向の負の側を「右側」と呼ぶ。
以下、図面を基に本発明の例示的な一実施形態に係るモータユニット(電動駆動装置)1について説明する。
図1は、本実施形態のモータユニット1を搭載した車両9の模式図である。図2は、モータユニット1の斜視図である。図3は、モータユニット1の分解斜視図である。
図1は、本実施形態のモータユニット1を搭載した車両9の模式図である。図2は、モータユニット1の斜視図である。図3は、モータユニット1の分解斜視図である。
モータユニット1は、ハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、電気自動車(EV)等、モータを動力源とする車両に搭載され、その動力源として使用される。すなわち、モータユニット1は、車両9に搭載され車両9を駆動させる。車両9は、乗員室9aの前方に位置するモータユニット収容部9bを有する。モータユニット1は、車両9内のモータユニット収容部9bに収容される。すなわち、本実施形態のモータユニット1は、車両9の乗員室9aの前方に配置される。
図2に示すように、モータユニット1は、本体部10と、アコースティックカバー90と、を有する。アコースティックカバー90は、本体部10の上側の少なくとも一部を覆う。また、アコースティックカバー90は、本体部10の後方の側面の少なくとも一部を覆う。
図3に示すように、本体部10は、モータ(メインモータ)2と、ギヤ部3と、モータ2およびギヤ部3を収容するハウジング6と、ハウジング6に固定されるインバータユニット8と、を備える。
モータ2は、図1に示すように、水平方向に延びるモータ軸J1を中心として回転するロータ20と、ロータ20の径方向外側に位置するステータ30と、を備える。ハウジング6は、モータ2を内部に収容する。すなわちハウジング6は、モータ2を内部に支持する。
ギヤ部3は、モータ2の動力を車両9の車軸に伝達する。本実施形態のギヤ部3は、図示しない減速装置および差動装置を有する。モータ2の回転軸は、減速装置に連結される。差動装置は、減速装置に接続される。差動装置は、減速装置を介してモータ2から出力されるトルクを車両の車輪に伝達する。減速装置および差動装置はハウジング6に収容される。
図3に示すように、ハウジング6は、第1のハウジング部材61と、第2のハウジング部材62と、閉塞部63と、を有する。第2のハウジング部材62は、第1のハウジング部材61の左側(+Y方向)に位置する。閉塞部63は、第1のハウジング部材61に対して右側(−Y方向)に位置する。なお、ハウジング6は、3つ以上の部材で構成されてもよい。
第1のハウジング部材61は、軸方向に延びる筒状部61aと、筒状部61aの軸方向一方側(左側)に位置する側板部61bと、を有する。筒状部61aは、内部にモータ2を収容する。
第1のハウジング部材61の筒状部61aは、軸方向一方側(左側)において側板部61bによって閉塞される。第1のハウジング部材61の側板部61bは、筒状部61aに対して径方向外側に突出する。側板部61bには、第2のハウジング部材62が固定される。第2のハウジング部材62の形状は、側板部61b側に開口する凹形状である。第2のハウジング部材62の開口は、側板部61bに覆われる。第2のハウジング部材62と側板部61bの間との空間には、ギヤ部3が収容される。筒状部61aは、軸方向他方側(右側)において開口する。筒状部61aの右側の開口は、閉塞部63により閉塞される。閉塞部63は、筒状部61aに固定される。
インバータユニット8は、インバータ80と、インバータ80を収容し内部に支持するインバータケース81と、を有する。すなわち、モータユニット1は、インバータ80およびインバータケース81を有する。インバータケース81は、ハウジング6の外側面に固定される。すなわち、インバータユニット8は、インバータケース81においてハウジング6に固定される。インバータ80は、モータ2に電力を供給する。より具体的には、インバータ80は、外部電源であるバッテリーから供給される直流電流を交流電流に変換してモータ2に供給する。
アコースティックカバー90は、本体部10から発される音が、車両9の乗員室9a内の乗員(例えば運転者)に達することを抑制するために設けられる。
図3に示すように、アコースティックカバー90は、上板部91と側板部92とを有する。上板部91と側板部92とは、互いに別体の部品である。上板部91および側板部92は、それぞれ個別に本体部10に固定される。上板部91は、本体部10の上側に位置し、本体部10の上面の少なくとも一部を覆う。上板部91は、本体部10の上面に沿って延びる板状である。側板部92は、本体部10の側面10aの少なくとも一部を覆う。側板部92は、本体部10の側面10aに沿って延びる板状である。より具体的には、側板部92は、インバータユニット8の側面を覆いインバータユニット8の側面に沿って延びる。
図3に示すように、アコースティックカバー90は、上板部91と側板部92とを有する。上板部91と側板部92とは、互いに別体の部品である。上板部91および側板部92は、それぞれ個別に本体部10に固定される。上板部91は、本体部10の上側に位置し、本体部10の上面の少なくとも一部を覆う。上板部91は、本体部10の上面に沿って延びる板状である。側板部92は、本体部10の側面10aの少なくとも一部を覆う。側板部92は、本体部10の側面10aに沿って延びる板状である。より具体的には、側板部92は、インバータユニット8の側面を覆いインバータユニット8の側面に沿って延びる。
図4は、モータユニット1の平面図である。
図4に示すように、上板部91は、上下方向から見て、モータ2およびインバータ80と重なる。すなわち、アコースティックカバー90は、上下方向から見て、モータ2およびインバータ80に重なる。
図4に示すように、上板部91は、上下方向から見て、モータ2およびインバータ80と重なる。すなわち、アコースティックカバー90は、上下方向から見て、モータ2およびインバータ80に重なる。
本体部10から発される音は、車両9内のモータユニット収容部9bにおいて反響して乗員室9a内の乗員に達する。特に本体部10の上面は、乗員室9aに近く、面積が広いために、本体部10の上面から発せられる音は乗員室9aに達しやすい。また、本体部10に設けられるモータ2とインバータ80とは、それぞれ異なる音源となる。本実施形態によれば、アコースティックカバー90が、上下方向から見てモータ2およびインバータ80と重なることで、モータ2およびインバータ80を音源とする音が、モータユニット1の上側に拡散されることを抑制することができる。結果的に本体部10から発せられる音が乗員室9aに達することを抑制し、乗員室9aに対するモータユニット1の静音性能を高めることができる。
なお、本実施形態のアコースティックカバー90は、上下方向から見て、モータ2の全体(ロータ20およびステータ30の全体)およびインバータ80の全体に重なる。このため、本実施形態のアコースティックカバー90は、モータ2およびインバータ80の如何なる部分から直上に向かって発せられる音も吸収することができる。しかしながら、アコースティックカバー90は、上下方向から見て、モータ2の少なくとも一部およびインバータ80の少なくとも一部に重なって配置されていれば、重なる部分から直上に発せられる音を吸収することができ、一定の効果を得ることができる。
なお、本実施形態のアコースティックカバー90は、上下方向から見て、モータ2の全体(ロータ20およびステータ30の全体)およびインバータ80の全体に重なる。このため、本実施形態のアコースティックカバー90は、モータ2およびインバータ80の如何なる部分から直上に向かって発せられる音も吸収することができる。しかしながら、アコースティックカバー90は、上下方向から見て、モータ2の少なくとも一部およびインバータ80の少なくとも一部に重なって配置されていれば、重なる部分から直上に発せられる音を吸収することができ、一定の効果を得ることができる。
図1に示すように、本体部10は、車両9の乗員室9a側を向く側面10aを有する。本実施形態において、乗員室9a側を向く側面10aは、インバータユニット8の側面である。側板部92は、本体部10のうち車両9の乗員室9a側を向く側面10aの少なくとも一部を覆う。すなわち、側板部92は、本体部10と乗員室9aの間に位置する。側板部92が設けられることで、本体部10と乗員室9aとの間をアコースティックカバー90によって遮り、本体部10の側面10aから発された音が乗員室9a側に達することを抑制できる。これにより、乗員室9aに対するモータユニット1の静音性能を高めることができる。
本実施形態では、モータユニット1は、車両9の乗員室9aの前方に配置されるため、側板部92は本体部10の後方を向く側面に位置する。しかしながら、モータユニット1が乗員室9aの後方に配置される場合、側板部92は本体部10の前方を向く側面に位置することが好ましい。これにより、側板部92が、本体部10と乗員室9aのとの間を遮り本体部10から発せられた音が乗員室9aに達することを抑制できる。
本実施形態によれば、アコースティックカバー90は、本体部10の上面の一部と側面10aの一部とを覆う。したがって、本体部10の下面と他の側面(本実施形態において車両前方側を向く前面など)は、露出している。すなわち、本実施形態のモータユニット1は、モータ2の前面および下面の少なくとも一方はアコースティックカバー90に覆われていない。一般的に、モータユニットの静音性能を高めるために、本体部の外側面の全体を吸音材で囲むことが考えられる。しかしながら、本体部の外側面の全体を吸音材で囲む場合、モータの熱をモータユニットの外部に効率的に放熱できないという問題がある。本実施形態によれば、アコースティックカバー90によって覆われていない下面および他の側面からモータ2から生じる熱を放熱することができ、モータユニット1の放熱性と静音性能とをバランスよく高めることができる。
図5は、本体部10に取り付けられたアコースティックカバー90の断面模式図である。
図5に示すようにアコースティックカバー90は、吸音材保持部材としての化粧板95と、吸音材からなる吸音層96と、を有する。本実施形態において、吸音材保持部材は、化粧板95である。なお、吸音材保持部材には、化粧板以外の部材が用いられてもよい。また、化粧板95および吸音層96は、上板部91と側板部92とにそれぞれ設けられる。
図5に示すようにアコースティックカバー90は、吸音材保持部材としての化粧板95と、吸音材からなる吸音層96と、を有する。本実施形態において、吸音材保持部材は、化粧板95である。なお、吸音材保持部材には、化粧板以外の部材が用いられてもよい。また、化粧板95および吸音層96は、上板部91と側板部92とにそれぞれ設けられる。
化粧板95は、モータユニット1において外部に露出する。化粧板95は、平板状の平板部95aと、平板部95aの周縁に位置する縁部95bと、を有する。平板部95aは、アコースティックカバー90の延びる平面に沿って延びる。縁部95bは、平板部95aの外縁から本体部10側に延びる。
アコースティックカバー90は、化粧板95において本体部10に固定される。より具体的には、化粧板95の一端に位置する縁部95bを本体部10に設けられた係部にひっかけた状態で、化粧板95の多端に位置する縁部95bを本体部10にねじ止めすることで固定される。なお、アコースティックカバー90の本体部10への固定方法は、限定されない。例えば、アコースティックカバー90は、本体部10にスナップフィットによって固定されていてもよい。
吸音層96は、本体部10と化粧板95との間に位置する。吸音層96は、本体部10から発せられる音を吸収し熱エネルギーに変換する。すなわち、吸音層96に達した音は、吸音層96で反射されることを抑制されつつ吸音層96に吸収される。したがって、吸音層96は、本体部10から発せられる音が車両9のモータユニット収容部9b内で反響することを抑制することができる。
本実施形態において、吸音層96は、第1層97と第2層98とを有する。第1層97と第2層98とは、互いに積層されている。第1層97は、第2層98と化粧板95との間に位置する。
第1層97と第2層98とは、吸音材の構成が互いに異なる。本実施形態において、第1層97は不織布からなる。より具体的には、第1層97は、複数枚の不織布が互いに積層されて構成される。一方で、第2層98は多孔体からなる。第2層98は、第1層97と本体部10との間において、メラミンからなる多孔体が本体部10の外側面の外形に合わせて成形されて配置される。なお、メラミンからなる多孔体の密度は、5.6kg/m3以上10.3kg/m3以下であることが望ましい。また、9.0kg/m3以上10.3kg/m3以下であることがより望ましい。第2層98は、少なくとも一部が、本体部10の外側面に接触する。不織布および多孔体は、それぞれ吸音材として機能する。
アコースティックカバー90が取り付けられる本体部10において、モータ2、インバータ80およびギヤ部3は、互いに連結されている。モータ2、インバータ80およびギヤ部3は、それぞれ異なる周波数帯の音を発する。これらの音は互いに連結された各部を伝わるため、本体部10の全体から異なる周波数帯の音が外部に拡散されると考えられる。
一般的に不織布は、高周波に対する吸音性能が高く、多孔体は、低周波に対する吸音性能が高い。本実施形態によれば、吸音層96が、不織布からなる第1層97と、多孔体からなる第2層98と、が互いに積層されて構成される。したがって、吸音層96は、アコースティックカバー90の全体において幅広い周波数帯の音を吸収することができる。このため、吸音層96は、本体部10から発せられる幅広い周波数帯の音がモータユニット1の外部に拡散されることを抑制することができる。
なお、本実施形態では、多層構造の吸音層96を有するアコースティックカバー90について説明した。しかしながら、吸音層の構造は、本実施形態に限定されることはない。例えば、吸音層は、不織布又は多孔体からなる1層構造であってもよい。
なお、本実施形態では、多層構造の吸音層96を有するアコースティックカバー90について説明した。しかしながら、吸音層の構造は、本実施形態に限定されることはない。例えば、吸音層は、不織布又は多孔体からなる1層構造であってもよい。
<変形例1>
次に、上述の実施形態のモータユニット1に採用可能な変形例1のアコースティックカバー190について説明する。なお、上述の実施形態と同一態様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
次に、上述の実施形態のモータユニット1に採用可能な変形例1のアコースティックカバー190について説明する。なお、上述の実施形態と同一態様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図6は、変形例1のアコースティックカバー190の断面模式図である。
上述の実施形態と同様に本変形例のアコースティックカバー190は、化粧板95と、吸音材からなる吸音層196と、を有する。また、アコースティックカバー190は、本体部10の上面の一部を覆う上板部191と、本体部10の側面10aの一部を覆う側板部192と、を有する。
上述の実施形態と同様に本変形例のアコースティックカバー190は、化粧板95と、吸音材からなる吸音層196と、を有する。また、アコースティックカバー190は、本体部10の上面の一部を覆う上板部191と、本体部10の側面10aの一部を覆う側板部192と、を有する。
吸音層196は、本体部10と化粧板95との間に位置する。本変形例において、吸音層196は、上下方向から見て互いに異なる位置に設けられる第1領域197と第2領域198とを含む。第1領域197と第2領域198とは、吸音材の構成が互いに異なる。本変形例において、第1領域197を構成する吸音材は、例えばメラミンからなる多孔体である。また、第2領域198を構成する吸音材は、不織布からなる。
第1領域197は、上板部191のみに設けられる。第1領域197は、上下方向から見て第1領域197は、上下方向から見てモータ2の少なくとも一部と重なる。
第2領域198は、上板部191と側板部192とに跨って設けられる。第2領域198は、上下方向から見てインバータ80と重なる。
第2領域198は、上板部191と側板部192とに跨って設けられる。第2領域198は、上下方向から見てインバータ80と重なる。
一般的にモータ2から主に発される音とインバータ80とから主に発される音とは、周波数帯が異なる。本変形例によれば、第1領域197が上下方向から見てモータ2の少なくとも一部に重なる。また、第1領域197とは吸音材の構成が異なる第2領域198が、第1領域197とは異なる領域に設けられる。このため、第1領域197の吸音材をモータ2から生じる周波数帯の吸音に適した構成とすることで、モータ2から生じる音を効率的に吸音できる。また、第2領域198の吸音材の構成をモータ2以外の部材(本変形例におけるインバータ80)から生じる周波数帯の吸音に適した構成とすることで、インバータ80から生じる音を効率的に吸音できる。結果的に、本体部10の各部から生じる周波数帯の異なる音を効率的に吸音することができ、モータユニット1の静音性能を高めることができる。
なお、本変形例では、第2領域198を、上下方向から見てインバータ80と重ねて配置する場合を例示した。しかしながら、第2領域をギヤ部3と重ねて配置し第2領域の吸音材のギヤ部から生じる周波数帯の吸音に適した構成としてもよい。
<変形例2>
次に、上述の実施形態のモータユニット1に採用可能な変形例2のアコースティックカバー290について説明する。なお、上述の実施形態と同一態様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
次に、上述の実施形態のモータユニット1に採用可能な変形例2のアコースティックカバー290について説明する。なお、上述の実施形態と同一態様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図7は、変形例2のアコースティックカバー290を有するモータユニットの平面図である。
図示を省略するが本変形例のアコースティックカバー290は、上述の実施形態と同様に化粧板と、吸音材からなり化粧板と本体部との間に位置する吸音層と、を有する。
図示を省略するが本変形例のアコースティックカバー290は、上述の実施形態と同様に化粧板と、吸音材からなり化粧板と本体部との間に位置する吸音層と、を有する。
アコースティックカバー290は、上下方向から見て、モータ2の少なくとも一部およびギヤ部3の少なくとも一部と重なる。本変形例によれば、モータ2およびギヤ部3から発せられる音がモータユニット1の上側に拡散されることを抑制することができる。
なお、本変形例では、アコースティックカバー290が本体部10のモータ2とギヤ部3とに重なる場合を例示した。また、上述の実施形態では、アコースティックカバー90が本体部10のモータ2とインバータ80とに重なる場合を例示した。そのほかに、アコースティックカバーは、モータ2、ギヤ部3およびインバータ80に重なる構成としてもよい。
以上に、本発明の実施形態およびその変形例を説明したが、各実施形態およびその変形例における各構成およびそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはない。
1…モータユニット、2…モータ、3…ギヤ部、6…ハウジング、9…車両、9a…乗員室、10…本体部、10a…側面、80…インバータ、81…インバータケース、90,190,290…アコースティックカバー、95…化粧板(吸音材保持部材)、96,196…吸音層、97…第1層、98…第2層、197…第1領域、198…第2領域
Claims (9)
- 車両に搭載され前記車両を駆動させるモータユニットであって、
モータおよび前記モータに電力を供給するインバータを有する本体部と、
前記本体部の上側の少なくとも一部を覆うアコースティックカバーと、を備え、
前記アコースティックカバーは、上下方向から見て、前記モータの少なくとも一部および前記インバータの少なくとも一部に重なり、
前記アコースティックカバーは、
吸音材保持部材と、
吸音材からなり前記本体部と前記吸音材保持部材との間に位置する吸音層と、を有する、
モータユニット。 - 前記本体部は、
前記モータを内部に支持するハウジングと、
前記インバータを内部に支持するインバータケースと、を有し、
前記インバータケースは、前記ハウジングの外側面に固定される、
請求項1に記載のモータユニット。 - 車両に搭載され前記車両を駆動させるモータユニットであって、
モータおよび前記モータの動力を前記車両の車軸に伝達するギヤ部を有する本体部と、
前記本体部の上側の少なくとも一部を覆うアコースティックカバーと、を備え、
前記アコースティックカバーは、上下方向から見て、前記モータの少なくとも一部および前記ギヤ部の少なくとも一部に重なり、
前記アコースティックカバーは、
化粧板と、
吸音材からなり前記本体部と前記吸音材保持部材との間に位置する吸音層と、を有する、
モータユニット。 - 前記本体部は、前記車両の乗員室側を向く側面を有し、
前記アコースティックカバーは、前記側面の少なくとも一部を覆う、
請求項1〜3の何れか一項に記載のモータユニット。 - 前記吸音材は、
不織布又は多孔体からなる、
請求項1〜4の何れか一項に記載のモータユニット。 - 前記吸音層は、
不織布からなる第1層と、
多孔体からなる第2層と、が互いに積層されて構成される、
請求項1〜4の何れか一項に記載のモータユニット。 - 前記吸音層は、上下方向から見て互いに異なる位置に設けられる第1領域と第2領域とを含み、
前記第1領域と前記第2領域とは、前記吸音材の構成が互いに異なり、
前記第1領域は、上下方向から見て前記モータの少なくとも一部と重なる、
請求項1〜4の何れか一項に記載のモータユニット。 - 前記吸音材保持部材は、化粧板である、請求項1〜7のいずれか一項に記載のモータユニット。
- 請求項1〜8のいずれかに記載のモータユニットであって、
前記モータの前面および下面の少なくとも一方は前記アコースティックカバーに覆われていない、
モータユニット。
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