JPH11356006A - 電動モータ - Google Patents

電動モータ

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JPH11356006A
JPH11356006A JP10155063A JP15506398A JPH11356006A JP H11356006 A JPH11356006 A JP H11356006A JP 10155063 A JP10155063 A JP 10155063A JP 15506398 A JP15506398 A JP 15506398A JP H11356006 A JPH11356006 A JP H11356006A
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JP
Japan
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motor
case
module
circuit board
switching element
Prior art date
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Application number
JP10155063A
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English (en)
Inventor
Masaro Ono
昌朗 小野
Tamotsu Fukazawa
保 深沢
Hiroshi Utsumi
洋 宇津見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo R&D Co Ltd
Original Assignee
Tokyo R&D Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo R&D Co Ltd filed Critical Tokyo R&D Co Ltd
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Publication of JPH11356006A publication Critical patent/JPH11356006A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K11/00Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
    • H02K11/30Structural association with control circuits or drive circuits
    • H02K11/33Drive circuits, e.g. power electronics
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K9/00Arrangements for cooling or ventilating
    • H02K9/22Arrangements for cooling or ventilating by solid heat conducting material embedded in, or arranged in contact with, the stator or rotor, e.g. heat bridges
    • H02K9/227Heat sinks
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2211/00Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to measuring or protective devices or electric components
    • H02K2211/03Machines characterised by circuit boards, e.g. pcb
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K9/00Arrangements for cooling or ventilating
    • H02K9/22Arrangements for cooling or ventilating by solid heat conducting material embedded in, or arranged in contact with, the stator or rotor, e.g. heat bridges
    • H02K9/223Heat bridges

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータケース内にモータ駆動回路を収納した
電動モータにおいて、回路部品の組立て性と発熱素子の
放熱性を十分に図れるモジュール構造の電動モータを提
供すること。 【構成手段】 モータケース内に、モータ用の構成要素
を収納した電動モータ1において、モータケースの一部
を構成するモジュールケース13内に、少なくとも、モ
ータ駆動用の回路基板6とスイッチング素子35とを収
納し、駆動回路モジュール7として一体化形成し、駆動
回路モジュール内を樹脂11によって封入したり、モジ
ュールケースに回路基板を固定した後に、スイッチング
素子をケースに固定するとともに、該スイッチング素子
の端子を回路基板に接続したり、駆動回路モジュールと
他のモジュールとの電気的な接続や機械的な結合の手段
として、棒状導電部材8,9を用いるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータケース内に
モータ用の駆動回路を収納した電動モータに関し、駆動
回路の電気的な構成部品の組付け性を向上するととも
に、十分な放熱性や部品保護を図ったものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ガソリン自動車等の内燃式エンジ
ン車両に代替する次世代車両として、走行用電動モータ
を用いる電気自動車が注目され、各種の提案が行われて
いる。このクリーンな電気エネルギーを用いる電気自動
車は、大気汚染の要因の70%内外を占めるという内燃
式エンジン自動車の有害な排気ガスや騒音等の環境問題
を根本的に解決でき、また、石油等の化石燃料の資源寿
命を倍以上に延ばすことができると言われている。
【0003】このような車両の駆動源としての電動モー
タは、金属製のケーシング内に収納されて、該モータの
保護が図られつつ車両に搭載されている。
【0004】また、このケーシングは、アルミニウム等
を用いた金属製の筒状ケース及びカバーから構成され、
モータの構成部品をケース内に収納した後、カバーを被
せ、ケースとカバーとをボルト止めして組み立てられて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成のモータは、モータと、そのモータ駆動系との関連
で、以下のような問題が生じていた。
【0006】すなわち、まず、モータ駆動系を搭載した
回路基板は、一般的な回路基板の形状に基づくコスト的
な制約から、その基板形状は四角形状であり、このよう
な回路基板は、直方体形状のケースに収納されている。
また、この回路基板とモータ本体とは、電圧降下に因む
電力損失を低減させるために、互いに近傍配置すること
が望ましいが、円筒形状のモータ本体と、直方体形状の
駆動回路ケースとの形状の違いにより、最適に配置する
ことが困難であった。
【0007】また、モータを電動車両(例えばスクー
タ)の車体に搭載する際には、モータや駆動系の取り付
け作業は、それぞれ別個に行われ、しかも、取付け後に
は、それらの間をワイヤーハーネスで結線接続している
ので、その結線作業に手間がかかり、保守性等も低下す
るという不都合がある。
【0008】更に、このようにモータ本体と、モータ駆
動系とを別個に設置しなければならないので、モータを
設置するスペースと、駆動系を設置するスペース、並び
にそれらを接続するワイヤーハーネスを引回す通過経路
のスペースを必要とする。
【0009】また、前述したモータの搭載作業の際や、
電動車両の走行中等には、モータと駆動系とを接続して
いるワイヤーが損傷し易いという問題がある。
【0010】そこで、モータ・コイルへの通電制御を行
うモータ駆動回路を、金属製の筒状ケース及びカバー内
に実装したものも知られている。
【0011】ところが、モータ駆動回路は、モータ・コ
イルへの通電を高速な切り変え制御するスイッチング素
子を主体にして作られているので、スイッチング素子が
発熱し、定格温度附近まで上昇すると、スイッチング素
子自体や素子近傍の回路を保護するために、モータ出力
を抑制又は停止しなければならず、車両としての走行性
能が低下してしまう。そこで、従って、このような事態
を回避して、十分に余裕のある大きな出力を得るために
は、回路を大型化するか、或いは回路を強制的に冷却し
なければならない。そして、水冷式で回路を強制的に冷
却する場合は、モータが大型化して、スクータ等の軽車
両に適用するには実際的でない。このため、空冷式が好
適であるが、この空冷式の場合には、外部から侵入する
水や埃の対策が必要である。
【0012】そこで、本発明は、モータケース内にモー
タ駆動回路を収納した電動モータにおいて、回路部品の
組立て性と発熱素子の放熱性を十分に図れるモジュール
構造の電動モータを提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願第1請求項に記載し
た発明は、モータケース内に、モータ用の構成要素を収
納した電動モータにおいて、モータケースの一部を構成
するモジュールケース内に、少なくとも、モータ駆動用
の回路基板とスイッチング素子とを収納し、駆動回路モ
ジュールとして一体化形成した構成の電動モータであ
る。
【0014】このように、電気的な要素を、独立的な駆
動回路モジュールとしたので、該モジュールの組立てや
製作も、電動モータとしてのある一つの作業工程ではな
く、独立的且つ個別的に行なえるので、十分に電気的な
組立て製作に配慮した環境の下に、駆動回路モジュール
を製作して、電気的な信頼性や、製作容易性の向上を図
ることができる。
【0015】本願第2請求項に記載した発明は、前記請
求項1の発明において、駆動回路モジュールを樹脂封入
した構成の電動モータである。
【0016】このように、駆動回路モジュール内を樹脂
封入したので、該樹脂によって、部品の保護が行なえ、
十分な防水・防塵性を確保できる。また、該樹脂によっ
て、部品の所要箇所への固定ができるので、固定用に専
用の手段を用いることを不要にでき、コスト削減できる
とともに、十分な耐振動性や耐衝撃性を確保することが
できる。更に、空気よりも熱伝導率の高い樹脂を充填
し、回路基板や各回路部品から周囲のカバーへの熱伝達
性を良好にしているので、十分な基板や各部品の放熱処
理が行なえ、回路動作の信頼性も向上できる。
【0017】本願第3請求項に記載した発明は、前記請
求項1又は2の発明において、前記駆動回路モジュール
の前記回路基板を、予め前記モジュールケースに固定
し、前記スイッチング素子を、前記ケースに固定すると
ともに、該スイッチング素子の端子を、回路基板に接続
した構成の電動モータである。
【0018】このように、予め回路基板とモジュールケ
ースとを一体に組み付けた後に、スイッチング素子を装
着しているので、スイッチング素子をモジュールケース
に接触させながら、基板に端子接続することが可能とな
り、スイッチング素子を十分にケースに接触させて、該
ケースを用いた放熱処理を行なえるようにしながら、基
板への電気的な接続を確実に行なうことが可能となる。
【0019】本願第4請求項に記載した発明は、前記請
求項3の発明において、前記モジュールケースにリブ部
を設け、該リブ部にスイッチング素子を密着固定した構
成の電動モータである。
【0020】このように、モジュールケースに設けたリ
ブ部に、スイッチング素子を密着固定したので、スイッ
チング素子の作動熱は、確実にリブ部に伝達されるとと
もに、一旦、リブ部に伝わった作動熱は、このケースの
リブ部からケース外表面側等のようにケース全体の他の
箇所に、確実に拡散され、高い放熱効果を期待できる。
【0021】本願第5請求項に記載した発明は、前記請
求項1乃至4いずれかの発明において、前記駆動回路モ
ジュールの少なくともモータ駆動電流用の電気的な接続
が、棒状導電部材によって行なった構成の電動モータで
ある。
【0022】このように、少なくとも、モータ駆動電流
用の電気的な接続を、棒状導電部材を用いているので、
ケーブル接続した場合に比べて、組み立てが容易であ
り、また、振動等によるケーブル損傷や断線事故を回避
できるので、信頼性を向上することができ、更に、その
断面積を容易に増大できるので、電力損失が低減され、
電力効率も向上することができる。
【0023】本願第6請求項に記載した発明は、前記請
求項1乃至4いずれかの発明において、前記駆動回路モ
ジュールの少なくともモータ駆動電流用の電気的な接続
を、棒状導電部材によって行なうとともに、駆動回路モ
ジュールのモータとしての結合が、同棒状導電部材によ
って行なった構成の電動モータである。
【0024】このように、駆動回路モジュールのモータ
への結合を、棒状導電部材で兼用しているので、請求項
5記載の効果に加えて、専用の結合手段が不要となり、
コスト削減や簡素化を図ることができるとともに、結合
と同時に電気的な接続が行なわれるので、電気的な接続
ミスを防止することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る具体例を図
1乃至図15に基づいて説明する。
【0026】図1及び図2に示すように、この電動モー
タ1は、基本的に、モータの機械的な構成要素を収納し
たモータ・モジュール10と、電気制御的な要素を収納
した駆動回路モジュール7とから構成され、電動車両の
走行駆動源として用いられている。
【0027】また、これらのモータ・モジュール10及
び、駆動回路モジュール7は、それぞれ、個別に独立し
て組立てられ、モジュールとして完成した後に、一体に
結合されて、電動モータ1となる。
【0028】尚、図1及び図2中、51は、モータ出力
を走行輪52に伝達する伝達部であり、53は、回路基
板で、使用者の運転操作や周囲の状況等に応じた走行制
御を行う制御回路を搭載しており、また、54は、バッ
テリ電力を所定に昇圧するDC/DCコンバータであ
り、これらの回路基板53、DC/DCコンバータ54
は、専用のコントローラケース55に収納されている。
【0029】この電動モータ1は、更に図3乃至図5に
示すように、そのモータ・モジュール10が、モータ本
体5を樹脂封入した樹脂ブロック11を、略長円筒形状
のハンガーケース12内に収納した構成とされ、このモ
ータ本体5は、ハンガーケース12に対して回転可能に
軸支されたモータ軸2と、該モータ軸2に固着されたロ
ータ3と、ハンガーケース12側に固定されたステータ
4とから構成されている。
【0030】また、駆動回路モジュール7は、基本的に
ヒートシンク・ケース13内において、モータ本体5を
通電制御する回路基板6、及び該回路基板6に搭載され
るスイッチング素子35やコンデンサ36、電流センサ
39等の関連部品を、樹脂封入により一体化して収納し
ている。
【0031】更に、本例の電動モータ1は、耐久性及び
信頼性に優れたブラシレスDCモータであり、電動モー
タ1の機械的な要素であるモータ本体5は、前述したよ
うに、モータ軸2と、このモータ軸2に固着された略円
筒状のロータ3と、このロータ3の周囲に、ハンガーケ
ース12に樹脂ブロック11を介して固着されたステー
タ4とから構成されている。
【0032】また、樹脂ブロック11には、当該樹脂ブ
ロック11のモータ軸開口を閉塞するとともに、モータ
軸2の一端を所定量だけケース1A外部に突出させつ
つ、該モータ軸2の突出側を軸支するベアリングホルダ
ー15が、設けられている。
【0033】このモータ軸2は、剛性強度が高い素材を
用いて、所定直径及び所定長さの棒状に形成され、樹脂
ブロック11内において軸側に圧入された軸受け2A
と、ベアリングホルダー15に設けられた軸受け2Bと
で回転可能に支持されている。尚、モータ軸2の他端
は、ベアリングホルダー15を貫通して、外部に突出し
た出力軸としている。
【0034】更に、ロータ3は、モータ軸2に固着され
たヨーク3aと、このヨーク3aの所定箇所に埋設され
た永久磁石3bとから構成されている。このヨーク3a
は、例えば所定形状に打ち抜かれた透磁性の珪素鋼板を
積層して、所定の外径を備えた回転体形状に形成され、
ヨーク3aの回転中心部に貫設された軸孔には、モータ
軸2が圧入され、このモータ軸2にヨーク3aが強固に
固着されている。また、このヨーク3aの所定箇所に
は、所定に着磁された平板状の永久磁石3bが埋設さ
れ、ロータ3側に静的なロータ磁極を形成しており、こ
のロータ磁極と、後述するようにステータ4が生成する
動的な回転磁界との電磁的な相互作用により、ロータ3
を回転駆動するようにしている。
【0035】すなわち、ロータ3の外周面(磁極の円筒
面)は、所定の間隙(エアギャップ)を設けて、ステー
タ4の内周面に対面されている。このステータ4は、所
定の内外周径を有し、ケース1Aに対して固定設置され
たコアと、このコアに巻回して形成されたコイル(3相
コイル)とから構成されている。
【0036】このコアは、所定形状に打ち抜かれた透磁
性の珪素鋼板を積層して、ロータ3のヨーク3aの外周
径よりも僅かに大きな内径を有するとともに、所定の外
径を有して中空円筒形状に形成され、ハンガーケース1
2に、樹脂ブロック11を介して、固定されている。
【0037】また、コイルは、コアの所定箇所に巻線を
施して3相(U相、V相及びW相)に形成され、これら
の各相のコイルは、後述する各コイル専用に設けたコイ
ル接続端子9により、個別的に、モータ駆動回路を搭載
した回路基板6に電気的に接続されている。
【0038】そして、このように構成されたモータ本体
5に給電すると、モータ軸2からモータ回転出力が得ら
れる。すなわち、モータ本体5のステータ4により回転
磁界が生成され、この回転磁界により、ロータ3が電磁
的に回転駆動され、モータ軸2によって、外部に回転駆
動力として出力される。
【0039】この回転磁界は、ステータコアのコイル
(3相コイルの各相コイル)への通電を、切換え制御す
ることにより、生成されており、この通電切り換え制御
は、図示を省略したロータ回転位置センサや、ブラシレ
スタイプのものでは、電流センサ等の検出信号に基づ
き、モータ制御回路がロータ回転位置を判別して、転流
指令信号を出力し、この転流指令信号に基づいて、モー
タ駆動回路が、所定のコイルにプラス又はマイナス励磁
電流を通電することにより行われている。
【0040】モータ駆動回路を搭載した回路基板6は、
導電棒状部材の電源端子8に接続され、この電源端子8
により、外部からの駆動電力が通電されるとともに、導
電棒状部材のコイル接続端子9により、各相コイルに接
続され、所定の励磁電流を供給している。
【0041】このように、電源端子8とコイル接続端子
9により、モータ駆動回路を搭載した回路基板6を、コ
ードレスに電気的に接続するようにしている。
【0042】この樹脂ブロック11は、モータ本体5の
ステータ外周をカバーするとともに、その外周が、ハン
ガーケース12の内周に密着されている。
【0043】すなわち、この樹脂ブロック11は、予め
組み付けたステータ4と、樹脂ブロック11内に埋設す
る電源端子8及びコイル接続端子9とを、所定形状の内
型を有する成形金型内の所定位置に配置し、金型内に溶
融樹脂を充填することにより、一括して形成されてい
る。
【0044】また、この樹脂ブロック11のモータ軸2
のケース外への突出側には、ロータ3の外径とほぼ等し
い内径の空間部が設けられており、この空間部の外部開
口には、所定形状のベアリングホルダー15が配設され
ている。更に、このベアリングホルダー15内には、モ
ータ軸2を回転可能に軸支する軸受け2Bが位置してい
る。
【0045】樹脂ブロック11を形成する樹脂として
は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれでもよく、例
えば、ポリエステル系樹脂、フェノール系樹脂、ユリア
樹脂等の硬質樹脂が用いられる。特に、この樹脂の熱膨
張係数が、モータケース1Aやモータコア等の金属材質
にできるだけ近いものや、十分な成形性や振動、騒音の
吸収作用にも優れ、十分な強度と耐久性を有するものが
好ましく、これらの点で、ポリエステル系樹脂を用いる
と良い。
【0046】尚、電源端子8及びコイル接続端子9は、
電気的な結線手段であると同時に、モータ・モジュール
10に、回路モジュール7を結合して保持する締結手段
を兼用している。
【0047】すなわち、外部電源からモータ駆動回路に
モータ駆動電力を伝達する電源端子8は、単一の長棒を
分割して、モータ・モジュール10側の樹脂ブロック1
1に埋設された第1電源端子31と、ヒートシンク・ケ
ース13内の樹脂部19内に突出貫通した第2電源端子
32とから構成され、この第2電源端子32の先端が、
回路モジュール7側の各種の回路素子が搭載された回路
基板6に接続するようにしている。
【0048】また、同様に、後述するように、コイル接
続端子9は、単一の長棒を分割し、モータ・モジュール
10側の樹脂ブロック11に埋設された第1コイル接続
端子41と、ヒートシンク・ケース13内の樹脂モール
ド内に突出貫通した第2コイル接続端子42とから構成
され、第2コイル接続端子42の一端が、回路モジュー
ル7側の回路基板6に接続するようにしている。
【0049】更に、本例の電動モータ1は、DCモータ
であるので、直流のプラス・マイナス電流を供給する2
本の電源端子でこと足りる(本例では、前述したよう
に、導電棒状部材すなわち電源端子8及びコイル接続端
子9によって通電経路が確保されている。) そこで、これらの電源端子8は、樹脂ブロック11の円
形状横断面において、周方向に互いに均等に離れて、外
周に突出されるとともに、ケース長手方向と同様な方向
に沿って形成された樹脂ブロックリブ部11aに、埋設
されて配設されている。
【0050】更に、これらの第1,2電源端子31,3
2は、互いの接続端に一体に設けられたねじ部により、
単一の棒状にねじ止め結合され、第2電源端子32をケ
ーシング内に突出しても、互いに確実な導通を図れるよ
うにしている。
【0051】この第1電源端子31は、導電性の金属素
材を用いて、所定径及び長さを有する長棒状に形成さ
れ、樹脂ブロック11部分を貫通している。すなわち、
この第1電源端子31のケーシング内側の端部は、樹脂
ブロック11のケース内側端面と、ほぼ同一に設けられ
ているが、モータ軸2の接続端と同じ側の端部は、僅か
に外方に突出されているとともに、突出端部には、雌ね
じ形状の外部接続部31aが設けられている。従って、
この突出端部の外部接続部31aによって、外部電源の
コネクタ部材を容易に接続できるとともに、第1電源端
子31により、ケース内に外部電源からのモータ駆動用
電力を、通電できるようにしている。
【0052】また、この第1電源端子31は、絶縁性の
樹脂ブロック11のみを貫通して設けられているので、
その周囲に絶縁材を設ける必要がなく、従って、構造の
簡素化が図られる。
【0053】更に、この第1電源端子31にねじ結合さ
れた第2電源端子32は、導電性の第1電源端子31と
同様に、金属素材を用いて、所定径及び所定長さを有す
る棒状に形成され、後述するように、その先端に、回路
基板6をねじ止め固着している。この第2電源端子32
の長さは、ヒートシンク・ケース13の長手方向の長さ
に応じて設定され、後述するように、回路基板6をヒー
トシンク・ケース13に一体形成されたリブ部17近傍
に位置できるようにしている。尚、本例において、導電
性の金属材料としては、銅やアルミ等、適宜の素材のも
のを用いる。
【0054】このように、外部電源からの電力を、金属
棒状の第1電源端子31と、第2電源端子32を用い
て、モータ駆動回路に供給しているので、外部電源から
モータ駆動回路までをケーブル接続した場合に比べて、
組み立てが容易であり、また、振動等によるケーブル損
傷や断線事故を回避できるので、信頼性を向上すること
ができ、更に、その断面積を容易に増大できるので、電
力損失が低減され、電力効率も向上することができる。
【0055】また、第1電源端子31の外部電源への接
続部分を、モータ軸2の接続側に設けているので、本例
の電動モータ1を車両等に搭載した場合は、車体によっ
て、該接続部分がカバーされ、外部に露出することが回
避されるので、高い信頼性を確保できるとともに、感電
事故等を防止でき、十分な安全性も確保することができ
る。
【0056】このように構成されたモータ本体5を電気
的に駆動制御する駆動回路モジュール7は、ヒートシン
ク・ケース13に、モータ本体5を通電制御する回路基
板6をねじ止め固定するとともに、回路基板6及び該回
路基板6に搭載されるスイッチング素子35やコンデン
サ36、電流センサ39等を樹脂封入により一体化し
て、ヒートシンク・ケース13内に収納されており、独
立的なモジュール構成とされている。
【0057】また、この駆動回路モジュール7は、後述
するように、専用の作業工程によって、単体として組付
け製作した後に、モータ・モジュール10に結合される
ようになっている。
【0058】尚、モータ駆動回路系の構成要素であるス
イッチング素子35をスイッチング制御するCPUや関
連部品も、ヒートシンク・ケース13内に配置され、樹
脂封入されている。
【0059】すなわち、電動モータ1の電気的な要素で
あるモータ駆動回路は、円板状の回路基板6に搭載さ
れ、この回路基板6に搭載したスイッチング素子35
を、ヒートシンク・ケース13に直接接触させて、放熱
を十分に行なえるようにするとともに、これらのスイッ
チング素子35や各種の回路素子・センサを、樹脂封入
して、保護、耐衝撃性や放熱性を確保するようにしてい
る。
【0060】この回路基板6は、所定径を備えた薄板円
板状に形成され、回路の配線パターンが刻印され、この
配線パターンの所定箇所に、樹脂ブロック11から軸長
手方向に突設された、電源端子8を構成する第2電源端
子32と、コイル接続端子9を構成する第2コイル接続
端子42の先端にねじ止め接続され、各端子と基板の電
気的な導通が図られている。
【0061】すなわち、この回路基板6には、第2電源
端子32、第2コイル接続端子42の接続孔、これらの
端子及び搭載した回路部品を電気的に所定箇所に接続す
る配線パターンが設けられ、これらの配線パターンと回
路部品により、モータ駆動回路が構成されている。
【0062】更に、この回路基板6の上面側には、スイ
ッチング素子35が、反対の背面側には、大容量の大型
コンデンサ36が、実装されている。
【0063】尚、図示を省略したが、この回路基板6の
第2電源端子32、第2コイル接続端子42に対応した
箇所には、端子接続用に貫設された接続孔が設けられて
おり、この接続孔の周囲には、導電性金属を用いたリブ
部が形成され、このリブ部は、配線パターンに接続され
ている。従って、このリブ部により、各端子32にねじ
止め固定される回路基板6の箇所を補強するとともに、
接触面積を増大して、各端子と回路基板6との導通を確
実に確保できるようにしている。
【0064】更に、回路基板6の背面に配設されたコン
デンサ36は、各相コイルに供給する電力を安定化する
ように設けられており、モータが高出力化する傾向に伴
い、大きな駆動電力に応じた大容量のコンデンサを用い
ることができるようにしている。
【0065】また、回路基板6の上面に配設されたスイ
ッチング素子35は、任意の各相コイルへの通電を、所
定のタイミングに、電子的な高速スイッチング速度で切
り換えられるようにしている。
【0066】更に、このスイッチング素子35として
は、汎用的なスイッチング素子を、複数、用いることに
より、コストダウンを図るようにしている。
【0067】すなわち、このスイッチング素子35とし
ては、比較的に低コストで、同様に比較的に低容量の汎
用スイッチング素子を、3個、並列接続して、1単位を
構成しており、この1単位によって、大容量だが高コス
トなスイッチング素子と同程度の性能を実現している。
そして、ステータ4に備えられたU相、V相及びW相の
各相コイル毎に、プラス電流供給用及びマイナス電流供
給用に必要な6単位、合計18個のスイッチング素子3
5を用いている。
【0068】そして、このような複数のスイッチング素
子35は、各素子毎の配線距離が均等になるように、配
置され、スイッチング素子35に関連した通電性能の低
下を防止するようにしている。
【0069】すなわち、後述するように、これらのスイ
ッチング素子35の1単位は、ヒートシンク・ケース1
3に形成されたリング状のリブ部17に、その周方向に
沿って、均等な間隔を設けて、つまり、6角形の頂点に
配置されている。
【0070】従って、各スイッチング素子の単位におい
て、周方向に均等な間隔を設けて配置された電源端子8
及びコイル接続端子9との配線距離が均一化され、スイ
ッチング素子35関連の通電性能を低下させずに済むの
で、多数の汎用スイッチング素子を用いることによるコ
ストダウンを図ることができる。
【0071】このスイッチング素子35は、図6(1)
に示すように、合成樹脂製の小片形状に封入されたMO
S−FET半導体からなる素子本体35aと、この素子
本体からL字状に突設されたMOS−FET用の3本の
接続端子35bと、この素子本体35aの一面に装着さ
れた伝熱効率が高い板状の放熱部35cとから構成され
ている。
【0072】すなわち、このスイッチング素子35は、
モータコイル励磁用の比較的に大きな駆動電流を、通電
・遮断することにより、その動作時には、大量の作動熱
が生じ、放熱しないと正常動作を維持できない。
【0073】そこで、スイッチング素子35に、専用の
放熱部35cを設けて、スイッチング素子35自体から
の放熱を十分に行なえるようにしている。
【0074】また、この放熱部35cの略中央箇所に
は、所定径が設定されたねじ挿通用の孔が貫設され、こ
の貫設孔を用いて、スイッチング素子35を、ヒートシ
ンク・ケース13のリブ部17にねじ止め固定できるよ
うにしている。
【0075】すなわち、これらのスイッチング素子35
は、ヒートシンク・ケース13に一体に設けたリブ部1
7に、ねじ止め固定され、その放熱部35cを、ヒート
シンク・ケース13のリブ部17に密着させると同時
に、そのL字形状の接続端子35b先端が、回路基板6
の所定箇所に挿通されて、組付けられ、半田付け等によ
って電気的に接続するようにしている。
【0076】尚、同図中の35dは、十分に電気的な絶
縁性を有するとともに、熱伝導性及び耐熱性に優れた薄
膜フィルム状の絶縁シートであり、後述するように、ス
イッチング素子35の組付け後には、スイッチング素子
3とヒートシンク・ケース13との間に介装されて、両
者の電気的な絶縁を図るとともに、スイッチング素子3
5の放熱部35cとヒートシンク・ケース13のリブ部
17との密着性を保証し、該放熱部35cからリブ部1
7へ確実に熱伝導するようにして、スイッチング素子3
5の十分且つ良好な放熱性を図るようにしている。
【0077】また更に、本例の電動モータ1は、ブラシ
レスDCモータであり、電流センサ39によって、各相
コイルへ通電される電流状態を監視することにより、各
相の通電バランスを制御するとともに、過電流に対する
モータの保護を行なっている。
【0078】すなわち、この電流センサ39は、図6
(2)に示すように、所定径の孔を備えた平板状のセン
サであり、その孔内にコイル接続端子9(第2コイル接
続端子42)を挿通できるようなヒートシンク・ケース
13内の箇所に配置されている。
【0079】これらの回路基板6及び電気部品を収納す
るヒートシンク・ケース13は、図7及び図8に示すよ
うに、アルミ素材等の軽量で熱伝導性や成形性の優れた
金属素材を用いて、概略中空円筒状に形成され、その外
周には、周方向に所定間隔を設けて、複数の放熱フィン
と、該ヒートシンク・ケース13に、後述するエンド・
カバー14をねじ止めする複数の基部とが、一体に設け
られ、これらの基部には、エンド・カバー14固定用ね
じのねじ孔が設けられている。
【0080】また、このヒートシンク・ケース13は、
その上方開口部の近傍箇所の内周に、所定厚さ且つリン
グ幅のリブ部17と、このリブ部17の背面に連続した
面を備えた回路基板6装着用の基部とが、一体に設けら
れ、これらの基部には、回路基板6を装着固定するねじ
用のねじ孔が設けられている。
【0081】すなわち、このリブ部17は、ヒートシン
ク・ケース13の内周壁から、中心方向に突設されたリ
ング形状に形成され、そのリング状面を、モータ軸長手
方向と直交する方向に向けて延在し、そのリング厚さ
を、少なくとも、回路基板6又はスイッチング素子35
を保持できる強度の厚さに設定されている。
【0082】また、このリブ部17には、その周方向に
沿って、互いに均一な所定間隔を設けて、スイッチング
素子35をねじ止め固着するねじ孔が貫設され、スイッ
チング素子35の装着後には、各スイッチング素子35
毎の配線距離が均等になるようしている。
【0083】尚、本例ではヒートシンク・ケース13に
一体形成したリブ部17にスイッチング素子35を密着
固定したが、ヒートシンク・ケース13とは別体の金属
製部材であって当該ヒートシンク・ケース13に接続さ
れるものに、スイッチング素子35を密着固定するよう
にしてもよい。
【0084】従って、これらの結果、スイッチング素子
35の放熱部35cと、リブ部17との密着度を十分に
確保でき、熱伝導を良好に且つ確実に行え、スイッチン
グ素子35の放熱性を向上することができる。
【0085】すなわち、一旦、リブ部17に伝わったス
イッチング素子35の作動熱は、このケース13の一部
であるリブ部17からケース外表面側等のようにケース
全体の他の箇所に、確実に拡散され、高い放熱効果を期
待できる。
【0086】また、このようにスイッチング素子35を
回路基板6に対して立設させずに、ケース長手方向に直
交する面を基準として、スイッチング素子35を配列
し、且つ、スイッチング素子35が、同様な面に沿った
ヒートシンク・ケース13のリブ部17に接触するよう
に構成しているので、モータ全体におけるモータ軸長手
方向の長さを短縮でき、モータ1としてのコンパクト化
を図ることができる。
【0087】更に、スイッチング素子35をリブ部17
が保持しているので、回路基板6の強度的な不安要因が
除去され、回路的な動作信頼性を向上できる。
【0088】更に、同様に、十分な剛性強度を有し、且
つ剛性強度をより大きくすることも可能なリブ部17を
用いて、回路基板6を保持しているので、十分な耐衝撃
性を確保しながら、回路基板6を安定して保持できると
ともに、回路基板6における回路部品の搭載量も増加す
ることも可能となり、その結果、回路設計の自由度を向
上でき、回路的な性能アップを図ることもできる。
【0089】そして、このスイッチング素子35の組付
けは、一旦、ヒートシンク・ケース13に、回路基板6
を、ねじ止めした後に、同ヒートシンク・ケース13の
リブ部17に、これらのスイッチング素子35を、ねじ
止めすると同時に、その先端が下方に向けられたL字形
状の接続端子35bを、回路基板6に設けた接続孔に貫
通させ、該貫通した接続端子35bの箇所を半田付けす
ることにより、回路基板6に電気的に接続している。
【0090】従って、容易且つ十分に良好なスイッチン
グ素子35の組付け信頼性を確保することができる。
【0091】すなわち、従来において、回路基板にスイ
ッチング素子35を、一旦、組み付けた後に、スイッチ
ング素子35をケース側等の放熱部材に接触させていた
ので、両者間の密着性や、両者間に介装した絶縁シート
35dの損傷が生じて回路的な動作不良となる等の問題
が生じ、デリケートな作業が必要とされ、組み付け作業
は困難であった。特に、例えば、多数のスイッチング素
子35の全てを、十分に密着させて、適切に組み付ける
ことは、極めて困難である。
【0092】そこで、まず、電気的な接続対象である回
路基板6と、放熱処理用の接触対象であるヒートシンク
・ケース13とを結合して一体化し、この一体化された
回路基板6/ヒートシンク・ケース13のリブ部17
に、各スイッチング素子35を組み付けることにより、
スイッチング素子35の電気的な接続と同時に、放熱用
の接触を行なうようにして、このような事態を未然に回
避できるようにしている。
【0093】更に、これにより、治具を不要としなが
ら、スイッチング素子35の組立て精度のバラツキによ
る悪影響も、減少させることができ、自動的な組付けに
も適するものとなる。
【0094】そして、このようにヒートシンク・ケース
13内に収納された回路基板6、回路基板6に電気的に
接続されたスイッチング素子35やコンデンサ36、電
流センサ39は、ヒートシンク・ケース13内に充填さ
れる樹脂モールドによって一体的に封入され、この樹脂
封入により、各部品の保護や、耐衝撃性、動作時の放熱
性を十分に確保するようにしている。
【0095】すなわち、このヒートシンク・ケース13
内に、回路基板6、スイッチング素子35やコンデンサ
36等を電気的に接続して組付けた後に、電源端子8及
びコイル接続端子9挿通用のスペースを確保する棒状部
材を所定位置に配設し、且つ、ヒートシンク・ケース1
3の上下開口を所定の金型で閉塞し、これらの上下金型
及びヒートシンク・ケース13内に溶融樹脂を充填する
ことにより、一括して形成するようにしている。
【0096】また、このように回路基板の表裏面、及び
各面に実装された回路部品を、ヒートシンク・カバー内
に樹脂封入しているので、該樹脂部19によって、これ
らの電気的な構成要素の十分な防水・防塵性や耐衝撃性
が確保できる。
【0097】更に、従来において、部品の周囲に満たさ
れていた空気よりも、樹脂の方が熱容量が大きく、且つ
熱伝達率も高いので、回路基板や回路部品から周囲のヒ
ートシンク・カバーへの熱伝達効率が上昇し、高い放熱
効果が得られことになり、回路として高い動作信頼性を
確保することができる。
【0098】また更に、コンデンサ等のように大型や異
形状の回路部品を樹脂封入により、基板に対する所定位
置に固定し、安定して保持できるので、このような回路
部品を固定する専用の部材を不要とでき、部品点数の減
少によるコストダウンを図れるとともに、大型部品であ
っても、部品自体の十分な耐衝撃性や耐振動性を確保で
き、また、該部品と基板との断線事故等も確実に回避で
き、電気的な信頼性の向上を図れる。
【0099】また、樹脂部19内の比較的に深い箇所
に、回路基板や、スイッチング素子等の回路部品が埋設
されるので、これらには、直接的な外力によるストレス
を受けずに済み、十分な保護を良好に行なうことができ
る。
【0100】尚、この樹脂部19を形成する樹脂として
は、モータ樹脂ブロック11と同様に、熱可塑性樹脂、
熱硬化性樹脂のいずれでもよく、例えば、ポリエステル
系樹脂、フェノール系樹脂、ユリア樹脂等の硬質樹脂が
用いられる。特に、この樹脂の熱膨張係数が、ヒートシ
ンク・ケース13の金属材質にできるだけ近いものや、
十分な成形性や振動、騒音の吸収作用にも優れ、十分な
強度と耐久性を有するものが好ましく、これらの点で、
ポリエステル系樹脂を用いると良い。
【0101】そして、この駆動回路モジュール7のモー
タ・モジュールとは反対の側は、エンド・カバー14に
よってカバーされて、閉塞されるとともに、このエンド
・カバー14の内面が、回路樹脂ブロックに密着するよ
うにしている。
【0102】すなわち、このエンド・カバー14は、伝
熱性及び成形性が良好なアルミ性素材を用いて所定径の
円板上に形成され、複数の薄肉で長板状の放熱フィン1
4aが、互いに平行に、且つ所定間隔を設けて、一体的
に突出されている。
【0103】従って、このモータ1を車両に搭載して走
行した時には、その走行風が、これらの放熱フィン14
aに通流され、ヒートシンク・ケース13による冷却効
果に加えて、エンド・カバー14が接触している樹脂部
19内の回路基板6や各種の回路部品を効率的に冷却で
きるようにしている。
【0104】このように製作された駆動回路モジュール
7は、図13に示すように、ダミーを含めた6本の導電
棒状部材のねじ接続によって、別途、製作されたモータ
・モジュール10に電気的に接続されるとともに、構造
的に結合され、エンド・カバー14が取付けられる。
【0105】すなわち、まず、モータ・モジュール10
に、電源端子8(第2電源端子32)及びコイル接続端
子9(第2コイル端子42)、ダミー端子が、それぞ
れ、各端部に設けられたねじ部を用いて接続され、次
に、これらの端子が、駆動回路モジュール7の回路基板
6に、ねじ接続され、これらの導電棒状部材の端子によ
って、両モジュール7,10は電気的に接続される。
【0106】また、このように6本の比較的に多数の導
電棒状部材を、両モジュール7,10を結合する締結部
材として用いているとともに、モータ・モジュール10
の外側金属部分であるハンガーケース12の周縁部に、
駆動回路モジュール7の外側金属部分であるヒートシン
ク・ケース13の周縁部が係合しているので、両モジュ
ール7,10は、強度的に十分に結合されることにな
る。
【0107】そして、このように両モジュール7,10
を結合した後にも、駆動回路モジュール7の樹脂部19
と、上述したモータ・モジュール10の樹脂ブロック1
1とは、再び図5に示すように、互いに直接的に接触す
ることなく、所定の隙間距離が設けられており、それぞ
れ、樹脂部19又は樹脂ブロック11の外側に設けられ
た金属製のヒートシンク・ケース13又はハンガーケー
ス12によって、個別且つ独立的に放熱するようにして
いる。
【0108】尚、本例においては、電源端子8及びコイ
ル接続端子9挿通用のスペースを除いたヒートシンク・
ケース13の全ての内部空間を、樹脂充填するようにし
たが、これに限らず、部分的に樹脂モールドするように
しても良い。これは、例えば、十分な放熱性や保護が確
保できるならば、円周状に配置されたスイッチング素子
35とその外側のケースとの間をドーナッツ・リング状
に充填したり、図14に示すように、大型コンデンサの
ような特定の大型部品等を、半埋め込み程度に、樹脂カ
バーするだけに留めてもよい。
【0109】更に、このように十分に独立性を備えたモ
ジュール構成としたので、柔軟で多様な構造形態に対処
することができる。
【0110】すなわち、例えば、図14及び図15に示
すように、この電動モータ1を、車両の車体にピボット
軸を介してマウントするブラケット16を、この駆動回
路モジュール7とモータ・モジュール10との間に、挟
み込んで、ブラケット16をモータ構造の一部として、
電動モータ1に一体的に組込む構成としても良い。
【0111】従って、本例の電動モータ1を、車体等の
ような固定側の要求に応じた多種多様なブラケットを用
いて、取付けることができ、電動モータ1の適用範囲を
拡大することができる。
【0112】尚、図14に示す電動モータ1は、両モジ
ュール7,10の間にブラケット16を介装している
が、電動モータ1全体としてモータ軸長手方向の長さ
は、ブラケット16を介装しないものと同程度に保た
れ、コンパクト化を図っている。
【0113】すなわち、駆動回路モジュール7のヒート
シンク・ケース13は、その長さが短縮されるととも
に、大型コンデンサ36を樹脂部19に半埋込みとし、
該大型コンデンサ36の非埋設部を、ブラケット16内
に位置させた構成としている。
【0114】このように、本具体例によれば、電動モー
タの電気的な構成要素を、モータ全体の構成から独立し
たモジュール構成としたことにより、該モジュール単位
での製作や試験等の生産管理が可能となり、電動モータ
としての製品品質を向上することが可能となる。
【0115】すなわち、該モジュールを、専用の整備さ
れた電気的な作業環境下で製作や、試験を行なうことが
でき、より高い完成度を効率的に追及することができ
る。
【0116】また、モジュール構成としているので、モ
ータ・モジュール又は駆動回路モジュールの一方のみの
故障時には、該故障モジュール交換のみで、すみやかな
障害からの復帰が行なうことも可能となる。
【0117】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
るものであって、本願第1請求項に記載した発明は、モ
ータケース内に、モータ用の構成要素を収納した電動モ
ータにおいて、モータケースの一部を構成するモジュー
ルケース内に、少なくとも、モータ駆動用の回路基板と
スイッチング素子とを収納し、駆動回路モジュールとし
て一体化形成した構成の電動モータである。
【0118】このように、電気的な要素を、独立的な駆
動回路モジュールとしたので、該モジュールの組立てや
製作も、電動モータとしてのある一つの作業工程ではな
く、独立的且つ個別的に行なえるので、十分に電気的な
組立て製作に配慮した環境の下に、駆動回路モジュール
を製作して、電気的な信頼性や、製作容易性の向上を図
ることができる。
【0119】本願第2請求項に記載した発明は、前記請
求項1の発明において、駆動回路モジュールを樹脂封入
した構成の電動モータである。
【0120】このように、駆動回路モジュール内を樹脂
封入したので、該樹脂によって、部品の保護が行なえ、
十分な防水・防塵性を確保できる。また、該樹脂によっ
て、部品の所要箇所への固定ができるので、固定用に専
用の手段を用いることを不要にでき、コスト削減できる
とともに、十分な耐振動性や耐衝撃性を確保することが
できる。更に、空気よりも熱伝導率の高い樹脂を充填
し、回路基板や各回路部品から周囲のカバーへの熱伝達
性を良好にしているので、十分な基板や各部品の放熱処
理が行なえ、回路動作の信頼性も向上できる。
【0121】本願第3請求項に記載した発明は、前記請
求項1又は2の発明において、前記駆動回路モジュール
の前記回路基板を、予め前記モジュールケースに固定
し、前記スイッチング素子を、前記ケースに固定すると
ともに、該スイッチング素子の端子を、回路基板に接続
した構成の電動モータである。
【0122】このように、予め回路基板とモジュールケ
ースとを一体に組み付けた後に、スイッチング素子を装
着しているので、スイッチング素子をモジュールケース
に接触させながら、基板に端子接続することが可能とな
り、スイッチング素子を十分にケースに接触させて、該
ケースを用いた放熱処理を行なえるようにしながら、基
板への電気的な接続を確実に行なうことが可能となる。
【0123】本願第4請求項に記載した発明は、前記請
求項3の発明において、前記モジュールケースにリブ部
を設け、該リブ部にスイッチング素子を密着固定した構
成の電動モータである。
【0124】このように、モジュールケースに設けたリ
ブ部に、スイッチング素子を密着固定したので、スイッ
チング素子の作動熱は、確実にリブ部に伝達されるとと
もに、一旦、リブ部に伝わった作動熱は、該リブ部から
ケース外表面側等のようにケース全体の他の箇所に、確
実に拡散され、高い放熱効果を期待できる。
【0125】本願第5請求項に記載した発明は、前記請
求項1乃至4いずれかの発明において、前記駆動回路モ
ジュールの少なくともモータ駆動電流用の電気的な接続
が、棒状導電部材によって行なった構成の電動モータで
ある。
【0126】このように、少なくとも、モータ駆動電流
用の電気的な接続を、棒状導電部材を用いているので、
ケーブル接続した場合に比べて、組み立てが容易であ
り、また、振動等によるケーブル損傷や断線事故を回避
できるので、信頼性を向上することができ、更に、その
断面積を容易に増大できるので、電力損失が低減され、
電力効率も向上することができる。
【0127】本願第6請求項に記載した発明は、前記請
求項1乃至4いずれかの発明において、前記駆動回路モ
ジュールの少なくともモータ駆動電流用の電気的な接続
を、棒状導電部材によって行なうとともに、駆動回路モ
ジュールのモータとしての結合が、同棒状導電部材によ
って行なった構成の電動モータである。
【0128】このように、駆動回路モジュールのモータ
への結合を、棒状導電部材で兼用しているので、請求項
5記載の効果に加えて、専用の結合手段が不要となり、
コスト削減や簡素化を図ることができるとともに、結合
と同時に電気的な接続が行なわれるので、電気的な接続
ミスを防止することができる。
【0129】このように、本発明によれば、電動モータ
の電気的な構成要素を、モータ全体の構成から独立した
モジュール構成としたことにより、該モジュール単独の
製作工程や、モジュール単位の製作管理が可能となり、
品質を向上できるとともに、回路基板に搭載された発熱
素子の放熱性を確保しつつ、組立て信頼性の向上も図る
ことのできる高性能の電動モータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動モータの搭載状況を示す車両の一
部分の上面図。
【図2】本発明の電動モータの搭載状況を示す車両の一
部分の側面図。
【図3】本発明の電動モータの具体例に係り、電動モー
タにおけるヒートシンクカバーを外した状態の上面図。
【図4】本発明の電動モータの具体例に係り、図1中の
IV−IV線矢視の断面図。
【図5】本電動モータの具体例に係り、図1中のV−V
線矢視の拡大断面図。
【図6】本具体例のモータ駆動回路基板に搭載される主
要な電気部品に係わり、(1)は、スイッチング素子の
斜視図、(2)は、電流センサの斜視図。
【図7】本例に係わり、駆動回路モジュールのヒートシ
ンク・ケースを示し、(1)は、上面図、(2)は、同
(1)図中のii−ii線矢視の縦断面図。
【図8】本例に係わり、ヒートシンク・ケースの斜視
図。
【図9】本例に係わり、駆動回路モジュールの組立て工
程を示し、(1)は、スイッチング素子を組み付けた状
態を示す上面図、(2)は、同(1)図中のii−ii
線矢視の縦断面図。
【図10】本例の駆動回路モジュールの組立て工程を示
し、スイッチング素子を組み付けた状態を示す斜視図。
【図11】本例の駆動回路モジュールの組立て工程を示
し、(1)は、同モジュールの電気的な部品を組み付け
た状態を示す上面図、(2)は、同(1)図中のii−
ii線矢視の縦断面図。
【図12】本例の駆動回路モジュールの樹脂充填後を示
し、(1)は、斜視図、(2)は、縦断面図。
【図13】本例に係わり、主要なモジュールの組み付け
結合方法を説明する斜視図。
【図14】本発明の他の具体例に係わり、電動モータの
主要部を示す拡大縦断面図。
【図15】本他の具体例に係わり、ブラケットを介装し
た主要なモジュールの組み付け結合方法を説明する斜視
図。
【符号の説明】
1 電動モータ 1A モータ・ケース 2 モータ軸 2a モータ軸受け 2b モータ軸受け 3 ロータ 3a ヨーク 3b 永久磁石 4 ステータ 5 モータ本体 6 回路基板 7 駆動回路モジュール 8 電源端子 9 コイル接続端子 10 モータ・モジュール 11 モータ樹脂ブロック 11a モータ樹脂ブロックのリブ部(第1電源端子埋
設用) 12 ハンガーケース 13 ヒートシンク・ケース 14 エンド・カバー 15 ベアリングホルダー 16 マウント・ブラケット 17 リブ部 19 駆動回路モジュールの樹脂部 31 第1電源端子 32 第2電源端子 35 スイッチング素子 35a 素子本体 35b 接続端子 35c 放熱部 36 コンデンサ 39 電流センサ 41 第1コイル接続端子 42 第2コイル接続端子 51 伝達部 52 走行輪 53 (走行制御用)回路基板 54 DC/DCコンバータ 55 コントローラケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇津見 洋 神奈川県横浜市港北区新吉田町4415−2 株式会社東京アールアンドデー横浜事業所 内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータケース内に、モータ用の構成要素
    を収納した電動モータにおいて、 モータケースの一部を構成するモジュールケース内に、
    少なくとも、モータ駆動用の回路基板とスイッチング素
    子とを収納し、駆動回路モジュールとして一体化形成し
    たことを特徴とする電動モータ。
  2. 【請求項2】 前記駆動回路モジュールを樹脂封入した
    ことを特徴とする請求項1記載の電動モータ。
  3. 【請求項3】 前記駆動回路モジュールの前記回路基板
    を、予め前記モジュールケースに固定し、 前記スイッチング素子を、前記ケースに固定するととも
    に、該スイッチング素子の端子を、回路基板に接続した
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の電動モータ。
  4. 【請求項4】 前記モジュールケースにリブ部を設け、
    該リブ部にスイッチング素子を密着固定したことを特徴
    とする請求項3記載の電動モータ。
  5. 【請求項5】 前記駆動回路モジュールの少なくともモ
    ータ駆動電流用の電気的な接続が、棒状導電部材によっ
    て行われることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記
    載の電動モータ。
  6. 【請求項6】 前記駆動回路モジュールの少なくともモ
    ータ駆動電流用の電気的な接続が、棒状導電部材によっ
    て行われるとともに、駆動回路モジュールのモータとし
    ての結合が、同棒状導電部材によって行われることを特
    徴とする請求項1乃至4いずれか記載の電動モータ。
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