JPWO2020054610A1 - 搬送システム - Google Patents

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永二 小林
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Abstract

搬送システム1は、複数の搬送台車2と、制御装置5とを備える。複数の搬送台車2は、1つの搬送対象物Mを協働して搬送する。制御装置5は、複数の搬送台車2を制御する。複数の搬送台車2はそれぞれ、支持台23と、センサ部24と、処理部28と、送信部26とを備える。支持台23は、搬送対象物Mを支持する。センサ部24は、搬送対象物Mに作用する外力を検出する。処理部28は、センサ部24の出力に基づいて、外力の方向及び大きさの少なくとも一方を示す外力情報を生成する。送信部26は、外力情報を制御装置5へ送信する。制御装置5は、受信部52と、処理部54とを備える。受信部52は、複数の搬送台車2の各々から外力情報を受信する。処理部54は、外力情報に基づいて、搬送対象物Mが障害物に接触したか否かを判定する。

Description

本発明は、搬送システムに関する。
搬送物の協調搬送作業を行う協調搬送ロボットシステムが知られている。例えば、特許文献1の協調搬送ロボットシステムは、マスタロボットと、スレーブロボットとを備える。マスタロボットが移動することによって、搬送物を介してスレーブロボットも移動し、協調搬送が行われる。
特許文献1の協調搬送ロボットシステムは、外力推定部と、コンプライアンスモデルと、移動指令算出部とを備える。マスタロボット及びスレーブロボットの少なくとも一方と搬送物との間で位置誤差が発生すると、外力推定部が、位置誤差が発生したロボットに作用する外力を推定する。コンプライアンスモデルは、推定された外力がゼロとなる位置補正量を算出する。移動指令算出部は、位置補正量に基づいて、位置誤差が発生したロボットに対する移動指令を算出する。位置誤差が発生したロボットは、移動指令に基づいて移動する。
特開2015−099524号公報
しかしながら、特許文献1の協調搬送ロボットシステムは、搬送対象物が障害物に接触したことを検知できない。
本発明は上記課題に鑑みてなされた。本発明の目的は、搬送対象物が障害物に接触したことを検知できる搬送システムを提供することにある。
本発明の例示的な搬送システムは、複数の搬送台車と、制御装置とを備える。前記複数の搬送台車は、1つの搬送対象物を協働して搬送する。前記制御装置は、前記複数の搬送台車を制御する。前記複数の搬送台車はそれぞれ、支持台と、センサ部と、処理部と、送信部とを備える。前記支持台は、前記搬送対象物を支持する。前記センサ部は、前記搬送対象物に作用する外力を検出する。前記搬送台車の前記処理部は、前記センサ部の出力に基づいて、前記外力の方向及び大きさの少なくとも一方を示す外力情報を生成する。前記送信部は、前記外力情報を前記制御装置へ送信する。前記制御装置は、受信部と、処理部とを備える。前記受信部は、前記複数の搬送台車の各々から前記外力情報を受信する。前記制御装置の前記処理部は、前記外力情報に基づいて、前記搬送対象物が障害物に接触したか否かを判定する。
例示的な本発明によれば、搬送対象物が障害物に接触したことを検知することができる。
図1は、本発明の実施形態1に係る搬送システムを示す図である。 図2は、本発明の実施形態1に係る搬送台車を示す図である。 図3は、本発明の実施形態1に係る搬送台車を示す図である。 図4は、図3に示すIV−IV線に沿った断面の一部を示す図である。 図5は、本発明の実施形態1に係る搬送台車の構成を示すブロック図である。 図6は、本発明の実施形態1に係る制御装置の構成を示すブロック図である。 図7は、本発明の実施形態1に係る制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。 図8は、本発明の実施形態1に係る制御装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、本発明の実施形態2に係る搬送台車を示す図である。 図10は、本発明の実施形態2に係る搬送台車の構成を示すブロック図である。 図11は、本発明の実施形態3に係る制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。 図12は、本発明の実施形態4に係る搬送台車の構成を示すブロック図である。 図13は、本発明の実施形態6に係る搬送台車を示す図である。 図14は、図13に示すXIV−XIV線に沿った断面の一部を示す図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照して説明する。ただし、説明が重複する箇所については、適宜説明を省略する場合がある。また、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
[実施形態1]
まず図1を参照して、本実施形態の搬送システム1を説明する。図1は、本実施形態に係る搬送システム1を示す図である。図1に示すように、搬送システム1は、複数の搬送台車2と、制御装置5とを備える。
複数の搬送台車2は、1つの搬送対象物Mを協働して搬送する。本実施形態において、搬送対象物Mは長尺物であり、複数の搬送台車2は、搬送対象物Mを搬送する方向に並んで走行する。なお、本明細書では、便宜上、搬送対象物Mを搬送する方向を「+x方向」とし、+x方向と反対の方向を「−x方向」として、「x方向」を規定する。また、+x方向を向いて右方向を「+y方向」とし、+x方向を向いて左方向を「−y方向」として、「y方向」を規定する。また、+x方向を向いて上方向を「+z方向」とし、+x方向を向いて下方向を「−z方向」として、「z方向」を規定する。すなわち、+x方向は、複数の搬送台車2の進行方向である。また、y方向は左右方向であり、z方向は上下方向である。
本実施形態において、搬送システム1は、第1搬送台車2A〜第3搬送台車2Cを備える。換言すると、搬送システム1は、3台の搬送台車2を備える。第1搬送台車2Aは、進行方向において最も前側を走行する。第3搬送台車2Cは、進行方向において最も後側を走行する。第2搬送台車2Bは、進行方向において、第1搬送台車2Aと第3搬送台車2Cとの間を走行する。
制御装置5は、複数の搬送台車2を制御する。詳しくは、制御装置5は、各搬送台車2の走行方向及び走行速度を制御する。換言すると、各搬送台車2は、制御装置5によって制御されて、出発地点からも目標地点まで走行する。制御装置5として、例えば、汎用のパーソナルコンピュータが使用される。
なお、本実施形態において搬送台車2の数は3台であるが、搬送台車2の数は、搬送対象物Mを協働して搬送できる限り、特に限定されない。搬送システム1は、2台の搬送台車2を備えてもよいし、4台以上の搬送台車2を備えてもよい。搬送台車2の数は、搬送対象物Mの形状、サイズ、及び重量に応じて変更される。
また、本実施形態では、複数の搬送台車2が進行方向に並んで走行するが、複数の搬送台車2の配置は、搬送対象物Mを協働して搬送できる限り、特に限定されない。複数の搬送台車2の配置は、搬送対象物Mの形状、サイズ、及び重量に応じて変更される。例えば、複数の搬送台車2が、進行方向に直交する方向(y方向)に並んで走行してもよい。また、3台の搬送台車2が、三角形の各頂点に配置されて走行してもよいし、4台の搬送台車2が、矩形の各頂点に配置されて走行してもよい。
続いて図2〜図4を参照して本実施形態の搬送台車2を説明する。図2及び図3は、本実施形態に係る搬送台車2を示す図である。詳しくは、図2は、搬送対象物Mを搬送中の搬送台車2の側面を示す。図3は、搬送対象物Mを搬送中の搬送台車2の上面を示す。
図2及び図3に示すように、搬送台車2は、2つの駆動輪21と、2つの補助輪22とを備える。搬送台車2は、2つの駆動輪21を駆動させる。2つの駆動輪21が駆動することにより、搬送台車2が走行する。2つの補助輪22は、搬送台車2が走行する際に回転する。
2つの駆動輪21は、進行方向に直交する方向において対向する。2つの補助輪22も、進行方向に直交する方向において対向する。本実施形態において、2つの駆動輪21は、搬送台車2の前部に設けられる。2つの補助輪22は、搬送台車2の後部に設けられる。本実施形態において、搬送台車2の前部は、搬送台車2の進行方向前側(+x側)の部分であり、搬送台車2の後部は、搬送台車2の進行方向後側(−x側)の部分である。
図2及び図3に示すように、搬送台車2は、支持台23と、センサ部24とを更に備える。
支持台23は、搬送対象物Mを支持する。本実施形態において、支持台23は、搬送台車2の上部に設けられる。例えば、支持台23は天板である。
センサ部24は、搬送対象物Mに作用する外力を検出する。詳しくは、搬送対象物Mは、センサ部24に接触する。換言すると、作業者は、搬送対象物Mを支持台23に載せる際に、搬送対象物Mがセンサ部24と接触するように、搬送対象物Mを支持台23に載せる。センサ部24は、搬送対象物Mに外力が作用すると、その反力を検出する。
例えば、搬送台車2が走行する路面に段差が存在すると、搬送台車2がその段差を通過する際に、搬送台車2が振動する。また、搬送台車2が走行する路面の状態によっては、搬送台車2が走行中に振動する場合がある。搬送台車2が振動すると、搬送対象物Mに外力が作用する。また、搬送台車2の走行経路にカーブ区間が存在する場合、搬送台車2がカーブ区間を走行する際に、搬送対象物Mに遠心力(外力)が作用する。また、搬送台車2の走行中に、搬送対象物Mが障害物に接触する場合がある。搬送対象物Mが障害物に接触すると、搬送対象物Mに外力が作用する。搬送対象物Mに外力が作用すると、搬送台車2と搬送対象物Mとの間で位置ずれが発生する可能性がある。
センサ部24は、支持台23の中央に設けられる。センサ部24を支持台23の中央に設けることにより、搬送対象物Mを安定して搬送することができる。具体的には、搬送対象物Mが支持台23から落下する可能性を低減することができる。但し、センサ部24を設ける位置は、支持台23の中央に限定されない。
本実施形態において、センサ部24は6軸力覚センサ24aを含み、搬送対象物Mは、6軸力覚センサ24aに接触する。6軸力覚センサ24aの出力は、3軸方向(x方向、y方向、及びz方向)の力成分と、各軸回り(x軸回り、y軸回り、及びz軸回り)に作用するトルク成分(モーメント)とを示す。
図4は、図3に示すIV−IV線に沿った断面の一部を示す図である。図4に示すように、支持台23は凹部231を有し、6軸力覚センサ24aは、凹部231に配置される。本実施形態において、支持台23は上面23aを有し、凹部231は、上面23aから下方向(−z方向)に凹む。
凹部231の上下方向(z方向)の大きさd1は、6軸力覚センサ24aの上下方向の大きさhと略等しい。具体的には、凹部231の上下方向の大きさd1は、6軸力覚センサ24aの上下方向の大きさhと比べて若干小さい(d1<h)。より詳しくは、凹部231は、支持台23に搬送対象物Mを置くことにより、搬送対象物Mが支持台23の上面23a及び6軸力覚センサ24aに接触する深さを有する。
なお、凹部231の上下方向の大きさd1が、6軸力覚センサ24aの上下方向の大きさhと比べて小さすぎる場合、6軸力覚センサ24aの凹部231からの突出量の増加に起因して、搬送対象物Mを安定して支持できないおそれがある。また、凹部231の上下方向の大きさd1が、6軸力覚センサ24aの上下方向の大きさhと比べて大きい場合には、搬送対象物Mと6軸力覚センサ24aとを接触させることができない。
続いて図5を参照して、搬送台車2の構成を説明する。図5は、本実施形態に係る搬送台車2の構成を示すブロック図である。図5に示すように、搬送台車2は、2つの駆動輪21と、センサ部24とに加えて、第1駆動部25aと、第2駆動部25bと、無線通信部26と、記憶部27と、処理部28とを更に備える。
本実施形態において、2つの駆動輪21は、第1駆動輪21aと、第2駆動輪21bとを含む。第1駆動部25aは、処理部28によって制御されて、第1駆動輪21aを回転させる駆動力を発生する。例えば、第1駆動部25aは、第1駆動輪21aを回転させるモータ、ギア及び車軸と、駆動回路とを有する。駆動回路は、処理部28によって制御されて、モータを駆動する信号を生成する。
同様に、第2駆動部25bは、処理部28によって制御されて、第2駆動輪21bを回転させる駆動力を発生する。例えば、第2駆動部25bは、第2駆動輪21bを回転させるモータ、ギア及び車軸と、駆動回路とを有する。駆動回路は、処理部28によって制御されて、モータを駆動する信号を生成する。
なお、本実施形態において、第1駆動部25aは、第1駆動輪21aを時計回り方向及び反時計回り方向の両方向に回転させることができる。同様に、第2駆動部25bは、第2駆動輪21bを時計回り方向及び反時計回り方向の両方向に回転させることができる。
無線通信部26は、制御装置5との間で無線通信を行う。例えば、無線通信部26は、無線LAN(Local Area Network)等の無線通信ネットワークを介して、制御装置5との間で通信を行う。搬送台車2と制御装置5とが無線LANを介して通信を行う場合、無線通信部26は、無線LANモジュールを含む。
無線通信部26は、制御装置5から走行指示情報及び走行停止指示情報を受信する。走行指示情報は、搬送台車2に対して走行方向及び走行速度を指示する情報である。走行停止指示情報は、搬送台車2に対して走行の停止を指示する情報である。
無線通信部26は、送信部の一例であり、制御装置5へ外力情報を送信する。外力情報は、搬送対象物Mに作用する外力の方向及び大きさの少なくとも一方を示す。本実施形態において、外力情報は、搬送対象物Mに作用する外力の方向及び大きさの両方を示す。外力情報は、センサ部24の出力に基づいて処理部28が生成する。
記憶部27は、処理部28によって実行される制御プログラムを記憶する。記憶部27は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)のような半導体メモリを含む。あるいは、記憶部27は、半導体メモリに加えて、ストレージ装置を含み得る。ストレージ装置は、例えばHDD(Hard Disk Drive)及び/又はSSD(Solid State Drive)によって構成される。また、記憶部27は、USB(Universal Serial Bus)メモリ、及びSD(Secure Digital)カードのようなリムーバブルメディアを含み得る。
処理部28は、記憶部27に記憶されている制御プログラムに基づいて、各種の処理を実行する。処理部28は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)のような処理装置を含む。以下、処理部28が実行する処理について説明する。
処理部28は、無線通信部26が走行指示情報を受信すると、走行指示情報が自機宛ての情報であるか否かを判定する。詳しくは、走行指示情報は、識別情報を含む。処理部28は、走行指示情報に含まれる識別情報が、記憶部27に記憶されている自機の識別情報と一致するか否かを判定する。
処理部28は、走行指示情報に含まれる識別情報が、自機の識別情報に一致すると判定すると、走行指示情報を記憶部27に記憶させる。処理部28は、記憶部27に記憶されている制御プログラム及び走行指示情報に基づいて、第1駆動輪21a及び第2駆動輪21bの動作を制御する。この結果、搬送台車2が、制御装置5が指示する方向に、制御装置5が指示する速度で走行する。
具体的には、処理部28は、第1駆動部25aを制御することで、第1駆動輪21aの動作を制御する。また、処理部28は、第2駆動部25bを制御することで、第2駆動輪21bの動作を制御する。換言すると、処理部28は、第1駆動輪21a及び第2駆動輪21bの各々を独立して制御する。
処理部28は、無線通信部26が走行停止指示情報を受信すると、走行停止指示情報が自機宛ての情報であるか否かを判定する。詳しくは、走行停止指示情報は、識別情報を含む。処理部28は、走行停止指示情報に含まれる識別情報が、記憶部27に記憶されている自機の識別情報と一致するか否かを判定する。
処理部28は、走行停止指示情報に含まれる識別情報が、自機の識別情報と一致すると判定すると、第1駆動輪21a及び第2駆動輪21bの動作を停止させる。この結果、搬送台車2が停止する。
また、処理部28は、自己位置を推定して、自己位置推定情報を生成する。詳しくは、記憶部27は、搬送台車2が走行する施設の地図情報を記憶する。更に、記憶部27は、搬送台車2の出発地点の情報を記憶する。処理部28は、搬送台車2が出発地点から走行を開始すると、搬送台車2の走行方向及び走行距離を算出する。そして、処理部28は、地図情報と、出発地点の情報と、搬送台車2の走行方向及び走行距離を示す情報とを基に、自己位置推定情報を生成する。処理部28は、自己位置推定情報に自機の識別情報を付加して、無線通信部26に自己位置推定情報を送信させる。
更に、処理部28は、センサ部24が外力を検出すると、センサ部24の出力に基づいて外力情報を生成する。処理部28は、外力情報に自機の識別情報を付加して、無線通信部26に外力情報を送信させる。
続いて図6を参照して、制御装置5の構成を説明する。図6は、本実施形態に係る制御装置5の構成を示すブロック図である。図6に示すように、制御装置5は、操作部51と、無線通信部52と、記憶部53と、処理部54とを備える。
操作部51は、作業者によって操作される。具体的には、操作部51は、複数の搬送台車2の走行速度の設定を受け付ける。また、操作部51は、複数の搬送台車2による搬送対象物Mの協調搬送を開始させるスタート指示を受け付ける。操作部51は、例えばマウス及びキーボードのような入力装置を含む。
無線通信部52は、搬送台車2との間で無線通信を行う。具体的には、無線通信部52は、図5を参照して説明した搬送台車2の無線通信部26との間で無線通信を行う。例えば、無線通信部52は、無線LAN等の無線通信ネットワークを介して、搬送台車2との間で通信を行う。搬送台車2と制御装置5とが無線LANを介して通信を行う場合、無線通信部52は、無線LANモジュールを含む。
無線通信部52は、各搬送台車2に対して走行指示情報及び走行停止指示情報を送信する。無線通信部52は、受信部の一例であり、各搬送台車2から外力情報を受信する。また、無線通信部52は、各搬送台車2から自己位置推定情報を受信する。
記憶部53は、処理部54によって実行される制御プログラムを記憶する。記憶部53は、ROM及びRAMのような半導体メモリを含む。あるいは、記憶部53は、半導体メモリに加えて、ストレージ装置を含み得る。ストレージ装置は、例えばHDD及び/又はSSDによって構成される。また、記憶部53は、USBメモリ、及びSDカードのようなリムーバブルメディアを含み得る。
本実施形態において、記憶部53は、複数の搬送台車2の各々の走行経路情報と、複数の搬送台車2の各々の識別情報と、搬送対象物Mに関する情報とを記憶する。また、記憶部53は、操作者が操作部51を操作して設定した走行速度の設定値を示す情報を記憶する。
走行経路情報は、走行経路に段差が存在する場合、段差に関する情報を含む。段差に関する情報は、例えば、搬送台車2の進行方向に対して段差が上り段差であるのか下り段差であるのかを示す情報と、段差の高さに関する情報とを含む。また、走行経路情報は、走行経路にカーブ区間が含まれる場合、例えば、カーブ区間の曲率を示す情報を含む。搬送対象物Mに関する情報は、搬送対象物Mの形状、サイズ、及び重量を示す。
処理部54は、記憶部53に記憶されている制御プログラムに基づいて、各種の処理を実行する。処理部54は、例えばCPU又はMPUのような処理装置を含む。以下、図1、図5及び図6を参照して、処理部54が実行する処理について説明する。
処理部54は、操作部51が走行速度の設定を受け付けると、走行速度の設定値を記憶部53に記憶させる。処理部54は、操作部51がスタート指示を受け付けると、無線通信部52に各搬送台車2宛ての走行指示情報を送信させる。具体的には、処理部54は、複数の搬送台車2の各々の走行経路情報と、複数の搬送台車2の各々の識別情報と、走行速度の設定値とに基づいて、各搬送台車2宛ての走行指示情報を生成する。処理部54は、生成した走行指示情報を無線通信部52に送信させる。
また、処理部54は、無線通信部52が第1搬送台車2Aから自己位置推定情報を受信すると、第1搬送台車2Aの自己位置推定情報と、第1搬送台車2Aの走行経路情報と、第1搬送台車2Aの識別情報と、走行速度の設定値とに基づいて、第1搬送台車2A宛ての走行指示情報を生成し、生成した走行指示情報を無線通信部52に送信させる。無線通信部52が第2搬送台車2B又は第3搬送台車2Cから自己位置推定情報を受信した場合も同様に、処理部54は、第2搬送台車2B宛ての走行指示情報又は第3搬送台車2C宛ての走行指示情報を生成し、生成した走行指示情報を無線通信部52に送信させる。
また、処理部54は、第1搬送台車2Aがカーブ区間を通過する際には、カーブ区間の曲率の情報と、搬送対象物Mに関する情報とに基づいて、カーブ区間における速度指令値を算出する。そして、処理部54は、第1搬送台車2Aの自己位置推定情報と、第1搬送台車2Aの走行経路情報と、第1搬送台車2Aの識別情報と、算出した速度指令値とに基づいて、第1搬送台車2A宛ての走行指示情報を生成し、生成した走行指示情報を無線通信部52に送信させる。第2搬送台車2B又は第3搬送台車2Cがカーブ区間を通過する際も同様に、処理部54は、第2搬送台車2B宛ての走行指示情報又は第3搬送台車2C宛ての走行指示情報を生成し、生成した走行指示情報を無線通信部52に送信させる。なお、カーブ区間における搬送台車2の走行動作は、第1駆動輪21a及び第2駆動輪21bのうちの一方を停止し、第1駆動輪21a及び第2駆動輪21bのうちの他方を駆動する動作を含む。
処理部54は、第1搬送台車2Aが目的地点に到着すると、第1搬送台車2A宛ての走行停止指示情報を生成し、生成した走行停止指示情報を無線通信部52に送信させる。同様に、処理部54は、第2搬送台車2B又は第3搬送台車2Cが目的地点に到着すると、第2搬送台車2B宛ての走行停止指示情報又は第3搬送台車2C宛ての走行停止指示情報を生成し、生成した走行停止指示情報を無線通信部52に送信させる。
更に、処理部54は、各搬送台車2から受信する外力情報に基づいて、搬送対象物Mが障害物に接触したか否かを判定する。本実施形態において、処理部54は、複数の搬送台車2の各々から受信する外力情報のうちの一の外力情報に基づいて、搬送対象物Mが障害物に接触したか否かを判定する。以下、搬送対象物Mが障害物に接触したか否かを判定する処理を、「異常判定処理」と記載する場合がある。
続いて図1、図6及び図7を参照して、制御装置5の処理部54が実行する処理について更に説明する。図7は、本実施形態に係る制御装置5が実行する処理を示すフローチャートである。制御装置5の記憶部53が記憶する制御プログラムは、制御装置5の処理部54に図7に示す処理を実行させる。
図7に示す処理は、制御装置5の無線通信部52が第1搬送台車2A〜第3搬送台車2Cのうちのいずれか一台から外力情報を受信すると開始する。以下では、制御装置5が第1搬送台車2Aから外力情報を受信した場合を例に、処理部54が実行する処理を説明する。
図7に示すように、処理部54は、無線通信部52が第1搬送台車2Aから外力情報を受信すると、外力情報に基づいて、搬送対象物Mが障害物に接触したか否かを判定する(ステップS1)。すなわち、処理部54は、異常判定処理を実行する。
本実施形態において、外力情報は、搬送対象物Mに作用する外力の大きさ及び方向を示す。処理部54は、外力の方向が特定の方向である場合に、搬送対象物Mが障害物に接触したと判定する。特定の方向を示す情報は、記憶部53に記憶されている。また処理部54は、外力の方向が特定の方向以外の方向であって、外力の大きさが所定値以上である場合に、搬送対象物Mが障害物に接触したと判定する。特定の方向以外の方向を示す情報、及び所定値を示す情報は、記憶部53に記憶されている。
処理部54は、搬送対象物Mが障害物に接触したと判定すると(ステップS1のYes)、第1搬送台車2A〜第3搬送台車2Cの走行を停止させて(ステップS2)、図7に示す処理を終了する。具体的には、処理部54は、第1搬送台車2A宛ての走行停止指示情報〜第3搬送台車2C宛ての走行停止指示情報を生成し、無線通信部52に走行停止指示情報を送信させて、図7に示す処理を終了する。
一方、処理部54は、搬送対象物Mが障害物に接触していないと判定すると(ステップS1のNo)、第1搬送台車2A〜第3搬送台車2Cのそれぞれの走行方向及び走行速度のうちの少なくとも一方を変更する(ステップS3)。
詳しくは、処理部54は、搬送対象物Mが障害物に接触していないと判定すると(ステップS1のNo)、外力情報に基づいて、第1搬送台車2Aの走行方向及び走行速度のうちの一方を変更する。換言すると、処理部54は、第1搬送台車2A宛ての走行指示情報を生成する。
具体的には、処理部54は、外力情報に基づいて、搬送対象物Mに作用する外力をゼロにする走行方向及び走行速度を算出する。本実施形態では、センサ部24が検出した反力をゼロにする走行方向及び走行速度を算出する。処理部54は、算出した結果に基づいて、第1搬送台車2A宛ての走行指示情報を生成する。
更に、処理部54は、第1搬送台車2A宛ての走行指示情報(変更後の走行方向及び走行速度)に基づいて、第1搬送台車2A以外の他の搬送台車2の走行方向及び走行速度の少なくとも一方を変更する。本実施形態では、第2搬送台車2Bの走行方向及び走行速度の少なくとも一方と、第3搬送台車2Cの走行方向及び走行速度の少なくとも一方とを変更する。例えば、第1搬送台車2Aの走行速度を減速又は加速させる場合、第1搬送台車2Aの減速後又は加速後の走行速度の情報に基づいて、第2搬送台車2Bの走行速度及び第3搬送台車2Cの走行速度を減速又は加速させる。
処理部54は、第1搬送台車2A宛ての走行指示情報〜第3搬送台車2C宛ての走行指示情報を生成すると、無線通信部52に走行指示情報を送信させて(ステップS4)、図7に示す処理を終了する。
なお、制御装置5の処理部54は、制御装置5の無線通信部52が第2搬送台車2B又は第3搬送台車2Cから外力情報を受信した場合も同様に、図7に示す処理を実行する。
以上、図1〜図7を参照して説明したように、本実施形態によれば、搬送対象物Mが障害物に接触したことを検知することができる。また、本実施形態によれば、搬送対象物Mが障害物に接触した場合、複数の搬送台車2の走行が停止する。したがって、障害物を撤去して、複数の搬送台車2による協調搬送を再スタートさせることができる。
また、搬送対象物Mが障害物に接触した場合において、搬送台車2が走行を続行すると、搬送台車2の支持台23から搬送対象物Mが落下する可能性がある。本実施形態によれば、搬送対象物Mが障害物に接触した場合、複数の搬送台車2の走行が停止するので、搬送対象物Mが落下する可能性を低減することができる。
また、本実施形態によれば、搬送対象物Mが障害物に接触していない場合、外力情報を送信した搬送台車2の走行方向及び走行速度の少なくとも一方を変更して、外力情報を送信した搬送台車2の支持台23から搬送対象物Mが落下する可能性を低減させることができる。なお、以下の説明において、外力情報を送信した搬送台車2を、「制御対象の搬送台車2」と記載する場合がある。
本実施形態によれば、センサ部24は、搬送対象物Mに作用する外力に対応する反力を検出する。したがって、制御対象の搬送台車2と搬送対象物Mとの間で実際に位置ずれが発生する前に、制御対象の搬送台車2の走行方向及び走行速度の少なくとも一方が変更される。その結果、制御対象の搬送台車2と搬送対象物Mとの間で実際に位置ずれが発生する可能性を低減させることができる。
また、本実施形態によれば、制御装置5の処理部54は、複数の搬送台車2の各々から受信する外力情報のうちの一の外力情報に基づいて、搬送対象物Mが障害物に接触していないと判定した場合、その外力情報を送信した搬送台車2の走行方向及び走行速度の少なくとも一方を変更するとともに、他の搬送台車2の走行方向及び走行速度の少なくとも一方を変更する。
したがって、本実施形態によれば、複数の搬送台車2同士が衝突する可能性を低減することができる。また、複数の搬送台車2間の距離が増加して、搬送対象物Mが落下する可能性を低減できる。例えば、第1搬送台車2Aから受信した外力情報に基づいて、第1搬送台車2Aの走行速度を減速させた場合、第2搬送台車2B及び第3搬送台車2Cの走行速度を減速させる。したがって、第1搬送台車2Aが第2搬送台車2Bに衝突する可能性と、第2搬送台車2Bが第3搬送台車2Cに衝突する可能性とを低減させることができる。
なお、本実施形態において、制御装置5の処理部54は、複数の搬送台車2の各々から受信する外力情報のうちの一の外力情報に基づいて、搬送対象物Mが障害物に接触したか否かを判定したが、制御装置5の処理部54は、複数の搬送台車2の各々から受信する外力情報のうちの二つ以上の外力情報に基づいて、搬送対象物Mが障害物に接触したか否かを判定してもよい。
続いて図1、図6及び図8を参照して、異常判定処理の一例について説明する。図8は、本実施形態に係る制御装置5が実行する処理の一例を示すフローチャートである。制御装置5の記憶部53が記憶する制御プログラムは、制御装置5の処理部54に図8に示す処理を実行させてもよい。
図8に示す処理は、制御装置5の無線通信部26が第1搬送台車2A〜第3搬送台車2Cのうちのいずれか一台から外力情報を受信すると開始する。以下では、制御装置5の無線通信部52が第1搬送台車2Aから外力情報を受信した場合を例に、処理部54が実行する処理を説明する。
図8に示すように、処理部54は、無線通信部52が第1搬送台車2Aから外力情報を受信すると、外力情報に基づいて、外力の方向がx方向であるか否かを判定する(ステップS11)。例えば、搬送対象物Mに−x方向の外力が作用する場合、搬送対象物Mが障害物に接触した可能性がある。また、搬送対象物Mに+x方向の外力が作用する場合、進行方向の後側から搬送対象物Mに障害物が追突した可能性がある。本実施形態では、処理部54は、外力の方向がx方向であると判定すると(ステップS11のYes)、図7を参照して説明したステップS2の処理を実行して、図8に示す処理を終了する。すなわち、処理部54は、第1搬送台車2A〜第3搬送台車2Cの走行を停止させる。
処理部54は、外力の方向がx方向でないと判定すると(ステップS11のNo)、y方向の外力の大きさが所定値以上であるか否かを判定する(ステップS12)。y方向の外力の大きさに対する所定値は、記憶部53に記憶されている。y方向の外力の大きさに対する所定値は、第1搬送台車2Aがカーブ区間を走行中に搬送対象物Mに作用する外力よりも大きい値を有する。例えば、y方向の外力の大きさが所定値以上である場合、右方向又は左方向から搬送対象物Mに障害物が追突した可能性がある。本実施形態では、処理部54は、y方向の外力の大きさが所定値以上であると判定すると(ステップS12のYes)、図7を参照して説明したステップS2の処理を実行して、図8に示す処理を終了する。
処理部54は、y方向の外力の大きさが所定値以上でないと判定すると(ステップS12のNo)、−z方向の外力の大きさが所定値以上であるか否かを判定する(ステップS13)。−z方向の外力の大きさに対する所定値は、記憶部53に記憶されている。−z方向の外力の大きさに対する所定値は、第1搬送台車2Aが段差を通過する際に、−z方向において搬送対象物Mに作用する外力よりも大きい値を有する。例えば、−z方向(下方向)の外力の大きさが所定値以上である場合、上方向から搬送対象物Mに障害物が追突した可能性がある。あるいは、搬送対象物Mの上に、予期せぬ物体が載った可能性がある。本実施形態では、処理部54は、−z方向の外力の大きさが所定値以上であると判定すると(ステップS13のYes)、図7を参照して説明したステップS2の処理を実行して、図8に示す処理を終了する。
処理部54は、−z方向の外力の大きさが所定値以上でないと判定する(ステップS13のNo)、+z方向の外力の大きさが所定値以上であるか否かを判定する(ステップS14)。+z方向の外力の大きさに対する所定値は、記憶部53に記憶されている。+z方向の外力の大きさに対する所定値は、第1搬送台車2Aが段差を通過する際に、+z方向において搬送対象物Mに作用する外力よりも大きい値を有する。例えば、+z方向(上方向)の外力の大きさが所定値以上である場合、搬送対象物Mが支持台23から落下した可能性がある。処理部54は、+z方向の外力の大きさが所定値以上であると判定すると(ステップS14のYes)、図7を参照して説明したステップS2の処理を実行して、図8に示す処理を終了する。
処理部54は、+z方向の外力の大きさが所定値以上でないと判定する(ステップS14のNo)、図7を参照して説明したステップS3及びステップS4の処理を実行して、図8に示す処理を終了する。
なお、制御装置5の処理部54は、制御装置5の無線通信部52が第2搬送台車2B又は第3搬送台車2Cから外力情報を受信した場合も同様に、図8に示す処理を実行する。
以上、図8を参照して、本実施形態の異常検知処理の一例を説明した。図8に示す処理によれば、搬送対象物Mの上に予期せぬ物体が載ったことを検知して、複数の搬送台車2の走行を停止させることができる。したがって、搬送対象物Mの上に乗った物体を撤去して、複数の搬送台車2による協調搬送を再スタートさせることができる。また、搬送対象物Mが搬送台車2から落下したことを検知して、複数の搬送台車2の走行を停止させることができる。したがって、落下した搬送対象物Mを複数の搬送台車2の上に載せて、複数の搬送台車2による協調搬送を再スタートさせることができる。
なお、図8に示す処理において、ステップS11〜ステップS14の各ステップの実行順序は、適宜入れ替えることができる。
[実施形態2]
続いて図9及び図10を参照して本発明の実施形態2について説明する。但し、実施形態1と異なる事項を説明し、実施形態1と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態2は、搬送台車2がオムニホイール31を備える点で実施形態1と異なる。
図9は、実施形態2に係る搬送台車2を示す図である。詳しくは、図9は、搬送台車2の上面を示す。図9に示すように、搬送台車2は、4つのオムニホイール31を備える。オムニホイール31は、車軸に対して垂直に配置される本体ホイールと、本体ホイールの外周に配置される複数のローラとを備える。複数のローラのそれぞれの軸は、車軸に対して垂直に配置される。本実施形態において、4つのオムニホイール31は、2つの第1オムニホイール31aと、2つの第2オムニホイール31bとを含む。
2つの第1オムニホイール31aは、センサ部24を挟んで対向する。2つの第1オムニホイール31aは、一つの車軸に結合している。2つの第1オムニホイール31aの各々の本体ホイールは、互いに平行に配置される。2つの第2オムニホイール31bは、2つの第1オムニホイール31aが対向する方向に直交する方向において、センサ部24を挟んで対向する。2つの第2オムニホイール31bは、一つの車軸に結合している。2つの第2オムニホイール31bの各々の本体ホイールは、互いに平行に配置される。
具体的には、2つの第1オムニホイール31a、及び2つの第2オムニホイール31bは、矩形の4つの頂点に配置される。より詳しくは、2つの第1オムニホイール31aは、矩形の一方の対角線上に配置される。2つの第2オムニホイール31bは、矩形の他方の対角線上に配置される。
続いて図10を参照して、実施形態2の搬送台車2の構成を説明する。図10は、実施形態2に係る搬送台車2の構成を示すブロック図である。図10に示すように、搬送台車2は、第1駆動部32aと、第2駆動部32bとを備える。
第1駆動部32aは、処理部28によって制御されて、2つの第1オムニホイール31aを回転させる駆動力を発生する。第1駆動部32aは、2つの第1オムニホイール31aを時計回り方向及び反時計回り方向の両方向に回転させることができる。例えば、第1駆動部32aは、2つの第1オムニホイール31aを回転させるモータ、車軸及びギアと、駆動回路とを有する。駆動回路は、処理部28によって制御されて、モータを駆動する信号を生成する。
同様に、第2駆動部32bは、処理部28によって制御されて、2つの第2オムニホイール31bを回転させる駆動力を発生する。第2駆動部32bは、2つの第2オムニホイール31bを時計回り方向及び反時計回り方向の両方向に回転させることができる。例えば、第2駆動部32bは、2つの第2オムニホイール31bを回転させるモータ、車軸及びギアと、駆動回路とを有する。駆動回路は、処理部28によって制御されて、モータを駆動する信号を生成する。
処理部28は、2つの第1オムニホイール31aと、2つの第2オムニホイール31bとをそれぞれ独立して制御する。具体的には、2つの第1オムニホイール31aの回転方向及び回転速度と、2つの第2オムニホイール31bの回転方向及び回転速度とをそれぞれ独立して制御する。
以上、本発明の実施形態2について説明した。本実施形態によれば、搬送台車2が全方向に走行可能となる。したがって、搬送対象物Mに作用する外力の方向に応じて、より精度よく搬送台車2の走行方向を制御することができる。その結果、搬送台車2と搬送対象物Mとの間で実際に位置ずれが発生する可能性をより低減させることができる。
なお、本実施形態では、第1駆動部32aが2つの第1オムニホイール31aを駆動し、第2駆動部32bが2つの第2オムニホイール31bを駆動したが、搬送台車2は、4つのオムニホイール31をそれぞれ独立して駆動する4つの駆動部を備えてもよい。
また、本実施形態では、搬送台車2が4つのオムニホイール31を備えたが、搬送台車2は、3つのオムニホイール31を備えてもよいし、5つ以上のオムニホイール31を備えてもよい。
また、全ての搬送台車2がオムニホイール31を備えてもよいし、複数の搬送台車2のうちの一部の搬送台車2がオムニホイール31を備えてもよい。
[実施形態3]
続いて図1、図6及び図11を参照して本発明の実施形態3について説明する。但し、実施形態1及び2と異なる事項を説明し、実施形態1及び2と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態3は、制御装置5の処理部54が実行する処理が、実施形態1及び2と異なる。具体的には、処理部54は、異常判定処理を実行する前に、外力情報を補正する処理を実行する。
図11は、実施形態3に係る制御装置5が実行する処理を示すフローチャートである。制御装置5の記憶部53が記憶する制御プログラムは、制御装置5の処理部54に図11に示す処理を実行させる。
図11に示す処理は、制御装置5の無線通信部26が第1搬送台車2A〜第3搬送台車2Cのうちの隣り合う少なくとも二台から外力情報を受信すると開始する。以下では、制御装置5の無線通信部52が第1搬送台車2A及び第2搬送台車2Bから外力情報を受信した場合を例に、処理部54が実行する処理を説明する。
図11に示すように、処理部54は、無線通信部52が第1搬送台車2A及び第2搬送台車2Bから外力情報を受信すると、第1搬送台車2A及び第2搬送台車2Bから受信した外力情報のうちの少なくとも一方を補正する(ステップS5)。具体的には、第1搬送台車2Aから受信した外力情報を補正する場合、処理部54は、第1搬送台車2Aにおいて搬送対象物Mに作用する外力のベクトルAに、第2搬送台車2Bにおいて搬送対象物Mに作用する外力のベクトルBを加算して、新たなベクトルAcを生成する。
処理部54は、外力情報を補正すると、補正後の外力情報に基づいて、搬送対象物Mが障害物に接触したか否かを判定する(ステップS1)。すなわち、処理部54は、補正後の外力情報に基づいて異常判定処理を実行する。例えば、第1搬送台車2Aから受信した外力情報を補正した場合、補正後の外力情報は、ベクトルAcが示す情報であり、処理部54は、ベクトルAcが示す情報に基づいて、搬送対象物Mが障害物に接触したか否かを判定する。
異常判定処理の実行後、処理部54は、図7を参照して説明したステップS2の処理又はステップS3及びステップS4の処理を実行して、図11に示す処理を終了する。
なお、処理部54は、第2搬送台車2Bから受信した外力情報を補正してもよい。第2搬送台車2Bから受信した外力情報を補正する場合、処理部54は、第2搬送台車2Bにおいて搬送対象物Mに作用する外力のベクトルBに、第1搬送台車2Aにおいて搬送対象物Mに作用する外力のベクトルAを加算して、新たなベクトルBcを生成する。
処理部54は、第2搬送台車2B及び第3搬送台車2Cから外力情報を受信した場合も同様に、図11に示す処理を実行する。また、処理部54は、第1搬送台車2A〜第3搬送台車2Cから外力情報を受信した場合も同様に、図11に示す処理を実行する。第1搬送台車2A〜第3搬送台車2Cから外力情報を受信した場合、例えば、処理部54は、第2搬送台車2Bにおいて搬送対象物Mに作用する外力のベクトルBに、第1搬送台車2Aにおいて搬送対象物Mに作用する外力のベクトルAと、第3搬送台車2Cにおいて搬送対象物Mに作用する外力のベクトルCとを加算して、新たなベクトルBcを生成する。
以上、図11を参照して説明したように、本実施形態において、制御装置5の処理部54は、複数の搬送台車2の各々から受信する外力情報のうちの一の外力情報を、他の外力情報に基づいて補正する。他の外力情報は、一の外力情報を送信する搬送台車2に隣り合う搬送台車2から送信される外力情報である。例えば、一の外力情報が、第1搬送台車2Aから受信した外力情報である場合、他の外力情報は、第2搬送台車2Bから受信した外力情報である。
本実施形態によれば、隣り合う搬送台車2から受信する外力情報に基づいて、搬送対象物Mが障害物に接触したか否かを判定することができる。したがって、搬送対象物Mが障害物に接触したか否かの判定を、より精度よく行うことができる。
例えば、第1搬送台車2Aと第2搬送台車2Bとの間隔が狭くなると、搬送対象物Mが障害物に接触していなくても、第1搬送台車2A及び第2搬送台車2Bから、x方向の外力を示す外力情報が送信される。この場合、例えば、第1搬送台車2Aにおいて搬送対象物Mに作用する外力の方向は+x方向であり、第2搬送台車2Bにおいて搬送対象物Mに作用する外力の方向は−x方向である。本実施形態によれば、第1搬送台車2Aにおいて搬送対象物Mに作用する外力のベクトルAに、第2搬送台車2Bにおいて搬送対象物Mに作用する外力のベクトルBを加算して、新たなベクトルAcを生成する。この結果、新たなベクトルAcがゼロを示す場合、制御装置5の処理部54は、搬送対象物Mが障害物に接触していないと判定する。
[実施形態4]
続いて図1及び図12を参照して本発明の実施形態4について説明する。但し、実施形態1〜3と異なる事項を説明し、実施形態1〜3と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態4は、搬送台車2の構成が実施形態1〜3と異なる。
図12は、実施形態4に係る搬送台車2の構成を示すブロック図である。図12に示すように、実施形態4に係る搬送台車2は、第1無線通信部26aと、第2無線通信部26bとを備える。
第1無線通信部26aは、図5を参照して説明した無線通信部26と同様の構成を有し、制御装置5との間で無線通信を行う。
第2無線通信部26bは、隣り合う搬送台車2との間で無線通信を行う。例えば、第2無線通信部26bは、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信規格に準じた無線通信を行う。近距離無線通信規格に準じた無線通信を行う場合、第2無線通信部26bは、近距離無線通信モジュールを含む。
本実施形態において、第2無線通信部26bは、隣り合う搬送台車2との間で外力情報を無線通信する。処理部28は、隣り合う搬送台車2から受信した外力情報に基づいて、自機の外力情報を補正する。以下、第1搬送台車2Aを例に、第1無線通信部26a、第2無線通信部26b及び処理部28を説明する。
第1搬送台車2Aの第2無線通信部26bは、第2搬送台車2Bの第2無線通信部26bとの間で外力情報を無線通信する。具体的には、第1搬送台車2Aの第2無線通信部26bは、第2搬送台車2Bから外力情報を受信する。また、第1搬送台車2Aの第2無線通信部26bは、第2搬送台車2Bへ外力情報を送信する。
第1搬送台車2Aの第2無線通信部26bが第2搬送台車2Bから外力情報を受信すると、第1搬送台車2Aの処理部28は、第2搬送台車2Bから受信した外力情報に基づいて、自機の外力情報を補正する。具体的には、処理部28は、第1搬送台車2Aにおいて搬送対象物Mに作用する外力のベクトルAに、第2搬送台車2Bにおいて搬送対象物Mに作用する外力のベクトルBを加算して、新たなベクトルAcを生成する。
処理部28は、外力情報を補正すると、第1無線通信部26aに、補正後の外力情報を送信させる。すなわち、第1無線通信部26aは、補正後の外力情報を送信する。補正後の外力情報は、新たなベクトルAcを示す。
以上、本発明の実施形態4について説明した。本実施形態によれば、実施形態3と同様に、搬送対象物Mが障害物に接触したか否かの判定を、より精度よく行うことができる。
[実施形態5]
続いて図1、図6及び図12を参照して本発明の実施形態5について説明する。但し、実施形態1〜4と異なる事項を説明し、実施形態1〜4と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態5は、制御装置5の処理部54が実行する処理と、搬送台車2の処理部28が実行する処理とが実施形態1〜4と異なる。
まず図1及び図6を参照して、実施形態5に係る制御装置5について説明する。本実施形態において、処理部54は、複数の搬送台車2の各々から受信する外力情報のうちの一の外力情報に基づいて、搬送対象物Mが障害物に接触したか否かを判定する。また、処理部54は、搬送対象物Mが障害物に接触したと判定した場合、一の外力情報を送信した搬送台車2の走行を停止させる。例えば、処理部54は、第1搬送台車2Aから受信した外力情報に基づいて、搬送対象物Mが障害物に接触したと判定した場合、第1搬送台車2Aの走行を停止させる。
続いて図1及び図12を参照して、実施形態5に係る搬送台車2を説明する。本実施形態において、第2無線通信部26bは、隣り合う搬送台車2との間で、走行の停止を指示する走行停止信号を無線通信する。例えば、第1搬送台車2Aの第2無線通信部26bは、第2搬送台車2Bとの間で、走行停止信号を無線通信する。
また、本実施形態において、処理部28は、自機の走行が停止すると、第2無線通信部26bに走行停止信号を送信させる。例えば、制御装置5からの走行停止指示情報に基づいて第1搬送台車2Aの走行が停止すると、第1搬送台車2Aの処理部28は、第2無線通信部26bに走行停止信号を送信させる。この結果、第2搬送台車2Bの第2無線通信部26bが走行停止信号を受信して、第2搬送台車2Bの走行が停止する。更に、第2搬送台車2Bの走行が停止すると、第2搬送台車2Bの処理部28は、第2無線通信部26bに走行停止信号を送信させる。この結果、第3搬送台車2Cの第2無線通信部26bが走行停止信号を受信して、第3搬送台車2Cの走行が停止する。
以上、本発明の実施形態5を説明した。本実施形態によれば、搬送対象物Mが障害物に接触した場合、複数の搬送台車2の走行が停止する。したがって、障害物を撤去して、複数の搬送台車2による協調搬送を再スタートさせることができる。
[実施形態6]
続いて図13及び図14を参照して本発明の実施形態6について説明する。但し、実施形態1〜5と異なる事項を説明し、実施形態1〜5と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態6は、搬送台車2の構成が実施形態1〜5と異なる。
図13は、本発明の実施形態6に係る搬送台車2を示す図である。詳しくは、図13は、搬送台車2の上面を示す。図14は、図13に示すXIV−XIV線に沿った断面の一部を示す図である。
図13及び図14に示すように、実施形態6に係る搬送台車2は、弾性を有する弾性部材29を更に備える。弾性部材29は、センサ部24の周囲に配置される。本実施形態において、弾性部材29は、6軸力覚センサ24aの周囲に配置されて、搬送対象物Mを支持する。弾性部材29の材料は、弾性を有する限り、特に限定されない。例えば、弾性部材29の材料として、天然ゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム又はシリコーンゴムのようなゴム、並びにウレタンゲルのようなゲルを用いることができる。弾性部材29は、例えばゴムマット又はゲルシートである。
本実施形態において、弾性部材29は、支持台23の上面23aの全面に配置される。弾性部材29は、z方向に貫通する貫通孔291を有し、6軸力覚センサ24aは、貫通孔291に配置される。具体的には、6軸力覚センサ24aは、貫通孔291を介して露出する支持台23の上面23aに配置される。貫通孔291は、支持台23の中央に設けられる。換言すると、6軸力覚センサ24aは、支持台23の中央に設けられる。
貫通孔291の上下方向(z方向)の大きさd2は、6軸力覚センサ24aの上下方向の大きさhと比べて大きい(h<d2)。より詳しくは、貫通孔291は、弾性部材29の上面29aに搬送対象物Mを置くことにより、搬送対象物Mが弾性部材29の上面29a及び6軸力覚センサ24aに接触する深さを有する。換言すると、弾性部材29は、弾性部材29の上面29aに搬送対象物Mを置くことにより、搬送対象物Mが弾性部材29の上面29a及び6軸力覚センサ24aに接触する厚みを有する。
以上、本発明の実施形態6を説明した。本実施形態によれば、搬送対象物Mを6軸力覚センサ24aに、より確実に接触させることができる。例えば、搬送対象物Mを支持する面が剛体である場合、搬送対象物Mの重量による6軸力覚センサ24aの歪みゲージのひずみ量を計算して、搬送対象物Mを支持する面の位置を厳密に規定する必要がある。これに対し、本実施形態によれば、搬送対象物Mを弾性部材29の上面29aに載せると、搬送対象物Mの重量により、弾性部材29の搬送対象物Mに接触する部分が−z方向に圧縮される。この結果、搬送対象物Mが、弾性部材29に支持されつつ、6軸力覚センサ24aに接触する。したがって、弾性部材29の上面29aの位置を厳密に規定することなく、搬送対象物Mを6軸力覚センサ24aに接触させることができる。
なお、本実施形態において、弾性部材29は貫通孔291を有したが、弾性部材29は、貫通孔291に替えて、凹部を有してもよい。この場合、センサ部24は弾性部材29の凹部に配置される。
また、本実施形態において、弾性部材29は、支持台23の上面23aの全面に配置されたが、弾性部材29は、搬送対象物Mを支持できる限り、支持台23の上面23aの一部に配置されてもよい。
また、全ての搬送台車2が弾性部材29を備えてもよいし、複数の搬送台車2のうちの一部の搬送台車2が弾性部材29を備えてもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られず、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。例えば、ある実施形態に示される全構成要素のうちのある構成要素を別の実施形態の構成要素に追加してもよく、又は、ある実施形態に示される全構成要素のうちのいくつかの構成要素を実施形態から削除してもよい。
また、図面は、発明の理解を容易にするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚さ、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の構成は一例であって、特に限定されず、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、本発明による実施形態では、センサ部24として6軸力覚センサ24aが使用されたが、センサ部24として3軸力覚センサが使用されてもよい。換言すると、センサ部24として荷重センサが使用されてもよい。3軸力覚センサの出力は、3軸方向(x方向、y方向、及びz方向)の力成分を示す。
本出願は、2018年9月10日に出願された日本出願である特願2018−168791号に基づく優先権を主張し、当該日本出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
本発明は、搬送台車に好適に利用できる。
1 搬送システム
2 搬送台車
5 制御装置
23 支持台
24 センサ部
26 無線通信部
28 処理部
29 弾性部材
31 オムニホイール
52 無線通信部
54 処理部
M 搬送対象物

Claims (9)

  1. 1つの搬送対象物を協働して搬送する複数の搬送台車と、
    前記複数の搬送台車を制御する制御装置と
    を備え、
    前記複数の搬送台車はそれぞれ、
    前記搬送対象物を支持する支持台と、
    前記搬送対象物に作用する外力を検出するセンサ部と、
    前記センサ部の出力に基づいて、前記外力の方向及び大きさの少なくとも一方を示す外力情報を生成する処理部と、
    前記外力情報を前記制御装置へ送信する送信部と
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記複数の搬送台車の各々から前記外力情報を受信する受信部と、
    前記外力情報に基づいて、前記搬送対象物が障害物に接触したか否かを判定する処理部と
    を備える、搬送システム。
  2. 前記制御装置の前記処理部は、前記複数の搬送台車の各々から受信する前記外力情報のうちの一の外力情報に基づいて、前記搬送対象物が障害物に接触したか否かを判定する、請求項1に記載の搬送システム。
  3. 前記制御装置の前記処理部は、
    前記搬送対象物が障害物に接触していないと判定した場合、前記一の外力情報に基づいて、前記一の外力情報を送信した前記搬送台車の走行方向及び走行速度の少なくとも一方を変更し、
    変更後の前記走行方向及び前記走行速度に基づいて、他の前記搬送台車の走行方向及び走行速度の少なくとも一方を変更する、請求項2に記載の搬送システム。
  4. 前記複数の搬送台車の少なくとも一台は、オムニホイールを備える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の搬送システム。
  5. 前記複数の搬送台車の少なくとも一台は、前記センサ部の周囲に配置される弾性部材を更に備える、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の搬送システム。
  6. 前記制御装置の前記処理部は、
    前記複数の搬送台車の各々から受信する前記外力情報のうちの一の外力情報を、他の外力情報に基づいて補正し、
    補正後の前記外力情報に基づいて、前記搬送対象物が障害物に接触したか否かを判定し、
    前記他の外力情報は、前記一の外力情報を送信する前記搬送台車に隣り合う前記搬送台車から送信される前記外力情報である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の搬送システム。
  7. 前記複数の搬送台車はそれぞれ、隣り合う前記搬送台車との間で前記外力情報を無線通信する無線通信部を更に備え、
    前記複数の搬送台車のそれぞれの前記処理部は、前記隣り合う搬送台車から受信した前記外力情報に基づいて、自機の前記外力情報を補正し、
    前記送信部は、補正後の前記外力情報を前記制御装置へ送信する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の搬送システム。
  8. 前記制御装置の前記処理部は、前記搬送対象物が障害物に接触したと判定した場合、前記複数の搬送台車の走行を停止させる、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の搬送システム。
  9. 前記制御装置の前記処理部は、
    前記複数の搬送台車の各々から受信する前記外力情報のうちの一の外力情報に基づいて、前記搬送対象物が障害物に接触したか否かを判定し、
    前記搬送対象物が障害物に接触したと判定した場合、前記一の外力情報を送信した前記搬送台車の走行を停止させ、
    前記複数の搬送台車はそれぞれ、隣り合う前記搬送台車との間で、走行の停止を指示する走行停止信号を無線通信する無線通信部を更に備え、
    前記複数の搬送台車のそれぞれの前記処理部は、自機の走行が停止すると、前記無線通信部に前記走行停止信号を送信させる、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の搬送システム。

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