JP2008181245A - 走行車システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数台の走行車が走行制御する走行車システムにおいて、システム全体として走行中の振動対策を行なう。
【解決手段】予め定められた走行レール2を走行する複数の無人搬送車10と有する無人搬送車システム1において、前記無人搬送車10は、振動値を検出する振動検出器21と、現在の走行位置を検出する走行位置検出センサー22と、前記振動検出器21及び前記走行位置検出センサー22によって、所定値(gd)以上の振動値が検出される走行位置を後続する無人搬送車10に通信する通信手段25と、先行する無人搬送車10の前記通信手段25によって所定値(gd)以上の振動値が検出される走行位置を通信されたときは、該位置を走行する時に走行速度を減速せしめる所定レベル減速制御(S100)と、を備える無人走行車システム1。
【選択図】図2

Description

本発明は、予め定められた走行経路を走行する複数の走行車と、該走行車を走行制御する上位コントローラとを有する走行車システムにおいて、振動緩和のための減速制御技術に関する。
近年、生産現場である工場は自動化されつつあり無人化が進んでいる。そのような背景において、様々な形態の走行車が、生産現場である工場において使用されている。例えば、天井空間に設けた走行レールに沿って走行する天井走行車、或いは床面に設けられた軌道に沿って又は無軌道の床面を走行する無人走行車等が公知である。これらの走行車は、工場内において、物品を搬送する役割を担っている。
工場内の走行車が走行する経路において、レール段差、又は状態変化した床による凹凸が存在する場合がある。走行車がこれら凹凸箇所を通常速度で走行すると、振動が発生する。走行中の振動は、走行車自体の搭載機器の故障原因であり、搬送物品の損傷又は荷崩れの原因ともなる。
従来、走行車の凹凸箇所走行時における振動対策技術は、いくつか公知となっている。
例えば、特許文献1は、走行台車と無人搬送車本体の間に防振用ダンパーを介した無人搬送車を開示している。
特開2001−298065号公報
これらの文献に代表される従来の振動対策技術は、走行車単体の対策にとどまっている。
しかし、実際には、工場内において多数の走行車が稼働している。多数の走行車が稼働している工場において、走行車単体の振動対策では、走行車システムの稼働率を低下させ、振動対策としても効率が悪い。
そこで、解決しようとする課題は、複数台の走行車が走行制御する走行車システムにおいて、システム全体として走行中の振動対策を行なうことである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、予め定められた走行経路を走行する複数の走行車を有する走行車システムにおいて、前記走行車は、振動値を検出する振動検出手段と、現在の走行位置を検出する走行位置検出手段と、前記振動検出手段及び前記走行位置検出手段によって、所定値以上の振動値が検出される走行位置を後続走行車に通信する通信手段と、先行走行車の前記通信手段によって所定値以上の振動値が検出される走行位置を通信されたときは、該位置を走行する時に走行速度を減速せしめる第一減速手段と、を備えるものである。
請求項2においては、請求項1記載の走行車システムにおいて、前記走行車は、自車の前記振動検出手段によって所定値以上の振動値が検出されるときは、自車の走行速度を減速せしめる第二減速手段を備えるものである。
請求項3においては、請求項1又は2記載の走行車システムにおいて、前記振動検出手段によって検出される振動値を複数のレベルに分け、該振動値レベルに応じて走行速度を減速せしめる減速レベル算出手段を備え、前記第一又は第二減速手段は、該減速レベル算出手段により算出される減速レベルに応じて減速せしめるものである。
請求項4においては、請求項3記載の走行車システムにおいて、前記走行車は、自車の前記振動検出手段によって検出した振動値と、先行走行車の前記振動検出手段によって検出した振動値から想定される振動値とを比較する振動値比較手段を備えるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、走行車は、走行経路に凹凸箇所があるとき、先行車よりその位置を通信されるため、走行中の振動を緩和するように減速走行できる。すなわち、走行車システムにおいて、効率良く振動対策ができる。
また、工場内における凹凸箇所を早期に検出できるため、即座に当該箇所の補修が可能である。
さらに、例えばレールの損傷のように突発的な事態があったときでも、走行車1台が通過すればその異常が確認できるため、走行車システムにおける振動による被害の拡大を防ぐことができる。
請求項2においては、請求項1の効果に加え、振動を検出した走行車自体も減速走行できるため、振動をさらに緩和できる。
請求項3においては、請求項1又は2の効果に加え、振動レベルに応じた減速制御を行なうため、走行車システムの稼働率低下を最小限とすることができる。
請求項4においては、振動検出手段の異常を直ちに検出できるため、メンテナンス指示等をすることで、走行車システムの稼働率低下を最小限とすることができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本実施例に係る無人搬送車システムの全体的な構成を示す構成図、図2は同じく無人搬送車システムの通信手段構成を示す構成図、図3は同じく無人搬送車を示す斜視図である。
図4は同じく無人搬送車コントローラを示す構成図、図5は振動検出器が検出する振動レベルを示すグラフ図、図6は振動レベルと減速レベルとの相関を示すテーブル図である。
図7は本実施例の所定減速制御の流れを示すフロー図、図8は同じく適応レベル減速制御の流れを示すフロー図、図9は同じく振動値比較制御の流れを示すフロー図である。
本発明の走行車システムを、例えば無人搬送車システム1に適用する。しかし、本発明は、複数の走行車が予め定められた経路を走行するシステム(例えば、天井走行車、決まった経路を走行する無軌道の走行車、又は有軌道走行車)であれば、いずれにも適用できる。
まず、図1を用いて、無人搬送車システム1について簡単に説明する。
図1に示すように、無人搬送車システム1は、例えば半導体製造工場等のクリーンルームの無人工場内に適用される。このような無人工場内には、物品6(例えばウエハ、図3参照)の加工処理を行なうステーション3が各地点に配置されている。
また、無人工場内部において、予め定められた走行経路として、有軌道である走行レール2が設けられている。無人搬送車10は、ステーション3からパレット7(図3参照)の移載を受けて、他のステーション3まで走行レール2に沿って走行して移載する。
次に、図2を用いて、通信手段25について、簡単に説明する。
図2に示すように、通信手段25は、上位コントローラとしての統合コントローラ5と無人搬送車コントローラ15(図示略)を赤外線通信又はモデム通信による無線通信、或いは通信線による有線通信で通信可能な構成とされている。
統合コントローラ5は、無人搬送車システム1において、各無人搬送車10・・・10の走行制御を行なうコントローラである。統合コントローラ5は、各種演算処理や制御を行なうCPU、読み出し専用の記憶手段としてのROM、読み書き可能な記憶手段としてのRAMから構成されている。ROMには、生産スケジュール等の最適化プログラム等が格納され、RAMには、搬送経路情報が書き込まれており、各無人搬送車10の走行位置や制御状態等の各種情報が一時的に記憶される。そして、CPUは、ROMに書き込まれている制御プログラム等にしたがって、RAMを作業領域として無人搬送車システム1の全体を制御している。
他方、台車間通信手段27は、各無人搬送車10間で直接通信することも可能としている。台車間通信手段27は、赤外線通信等で通信可能な構成とされている。
図2及び図3に示すように、無人搬送車10は図中Aの矢印を進行方向とする。また、以下では、説明がわかりやすいように、ある一の無人搬送車(自車)10に対して、先行する先行車10a1と、さらに先行する先々行車10a2と、を定義する。
次に、図3を用いて、走行車としての無人搬送車10について簡単に説明する。
図2及び図3に示すように、無人搬送車10は、パレット7を載置して各ステーション3間を移動する。パレット7には、物品6が収納されている。また、無人搬送車10は、各ステーション3においてパレット7ごとステーション3に移載するための移載装置12、無人工場内を走行可能な走行装置11を備えている。
移載装置12は、例えば車体フレームの物品収納空間の下部に一対のローラコンベア(図示略)が突設される構成とされている。この一対のローラコンベアがパレット7下面を転支して、無人搬送車10の進行方向(走行レール2の走行方向)に対して物品6を左右方向に横送りする。
このようにして、本実施例の無人搬送車10は、複数の物品6をパレット7に収納して搬送する一般的な搬送形態とする。物品6及びパレット7の形態については、特に限定しない。
さらに、無人搬送車10は、車輪の近傍に走行位置検出センサー(ロータリーエンコーダ)22が、前後方向(進行方向)に平行に振動検出器21x、左右方向(進行方向に対して水平面の垂直方向)に平行に振動検出器21yが、上下方向(進行方向に対して鉛直面の垂直方向)に平行に振動検出器21zが備えられている。なお、これらの振動検出器21x・21y・21zの代わりに、一つの装置で3方向を検出できる振動検出器21であっても構わない。
次に、図4を用いて、無人搬送車コントローラ15について、詳細に説明する。
図4に示すように、無人搬送車コントローラ15は、各無人搬送車10に設けられているコントローラである。無人搬送車コントローラ15は、振動検出器21x・21y・21z、走行位置検出センサー22、及び通信手段25と接続されている。
無人搬送車コントローラ15は、振動検出器21x・21y・21z及び走行位置検出センサー22より検出される情報を、通信手段25によって統合コントローラ5に通信することができる。
次に、走行位置検出手段としての走行位置検出センサー22(図3及び図4参照)について簡単に説明する。
通常、無人搬送車10は、無人搬送車システム1において、自己が現在どの位置を走行又は作業しているか認識できるようにされている。例えば、車輪の回転を検出するロータリーエンコーダを備える無人搬送車の場合は、ロータリーエンコーダの値から走行距離を演算できるため、ロータリーエンコーダが位置検出センサー25となる。
また、走行経路に磁気スポットを設けたスポット誘導によって無人搬送車10が走行する無人搬送車システム1では、磁気センサーが走行位置検出センサー22となる。また、走行レール2の適宜位置にマークを無人搬送車10がCCDセンサーによって識別する無人搬送車システム1では、CCDセンサーが走行位置検出センサー22となる。
無人搬送車10は、走行位置検出センサー22から、後述する統合コントローラ5に位置情報を通信して、RAMにおいて現在どの位置で走行又は作業しているのかを認識できる構成とされている。
次に、振動検出手段としての振動検出器21x・21y・21z(図3及び図4参照)について、詳細に説明する。
本実施例の振動検出器21は、物体の振動加速度を検出する、すなわち物体の加速度を振動値に置き換えて検出する振動検出器である。なお、本発明の振動検出手段については、本実施例の振動検出器21x・21y・21zに限定されるものではない。
通常、物体は、原則、前後方向、左右方向、及び上下方向の3方向の振動を計測するものとされている。しかし、無人搬送車10では、特に、左右方向及び上下方向の振動が著しく大きいことがわかっている。
次に、図5を用いて、振動検出器21によって検出される振動値gについて、詳細に説明する。
図5に示すように、縦軸には振動値gを示し、横軸には時系列tを示している。図5は、ある無人搬送車10に発生する振動の振動値gを表している。
グラフ中のgdは、後述する減速制御を行なうか否かの境界の振動値を示している。通常、走行する無人搬送車10は、何らかの振動を伴って走行するものである。そのため、レール・床の段差により発生する所定振動値gd以上の区域の振動値のみを、減速制御の対象としている。
グラフ中の区域G1は、警告1レベルの振動レベルG1と判断される振動値区域を示している。また、グラフ中の区域G2は、警告2レベルの振動レベルG2と判断される振動値区域を示している。さらに、グラフ中の区域G3は、異常レベルの振動レベルG3と判断される振動値区域を示している。なお、G3レベルは、地震発生時の振動値レベルを想定している。
次に、図6を用いて、減速レベル算出手段26について、詳細に説明する。
減速レベル算出手段26は、統合コントローラ5に組み込まれているROMに、予め記憶されている。
まず、減速レベル算出手段26は、上述した振動検出器21による振動値がgd以上であれば、その振動レベル(G1、G2、又はG3)を判定する。また、減速レベル算出手段26は、判定した振動レベルGに対して、それぞれに対応する予め定められた減速レベルAを算出する。減速レベルAは、振動レベルGが大きいほど、減速を大きくするものとしてそれぞれ設定されている。ここで、減速レベルA3は、地震発生時を想定しているG3レベルに対応するものであるため、即停止できる減速レベルとしている。
ここで、図7乃至図9を用いて、本実施例の減速手段としての減速制御(S100・S200)について説明する。
減速制御(S100・S200)は、先行車10a1又は先々行車10a2の振動検出器21及び走行位置検出センサー22によって検出される振動値及びその位置を、無人搬送車10の無人搬送車コントローラ15によって処理し、自車10を該位置にて減速させる制御である。
以下に、二つの減速制御(S100・S200)として、第一減速手段として所定レベル減速制御(S100)並びに第二減速手段として適応レベル減速制御(S200)について詳細に説明する。
まず、図7を用いて、第一減速手段として所定レベル減速制御(S100)について、詳細に説明する。
図7に示すように、減速制御(S100)は、先行車10a1及び無人搬送車10自体の振動検出により、無人搬送車10を減速する制御である。
まず、無人搬送車10の無人搬送車コントローラ15は、先行車10a1の振動検出器21がgd以上の振動値を検出したかどうかを確認する(S110)。
ここで、無人搬送車コントローラ15は、gd以上の振動値の検出があるときは、先行車10a1の走行位置検出センサー22によって、その検出した走行位置を記憶する(S120)。次に、無人搬送車コントローラ15は、自車10を、振動検出した走行位置において、予め定められた所定の減速レベルAdにて減速する。
一方、S110において、gd以上の振動値の検出がないときは、無人搬送車コントローラ15は、自車10の振動検出器21がgd以上の振動値を検出したかどうかを確認する(S150)。ここで、無人搬送車コントローラ15は、gd以上の振動値の検出があるときは、直ちに自車10を、予め定められた所定の減速レベルAdにて減速する(S160)。
S150において、gd以上の振動値の検出がないときは、無人搬送車コントローラ15は、自車10を通常の走行制御とする(S400)。
なお、所定レベル減速制御(S100)は、無人搬送車コントローラ15ではなく統合コントローラ5によっても実行できるものとする。
このようにして、以下の利点を得ることができる。
無人搬送車10は、走行レール2に凹凸箇所があるときは、先行車10a1よりその位置を通信され、該位置を振動が低減するように予め定められた所定の減速レベルAdにて減速走行することができる。また、振動を検出した無人搬送車(自車)10も、予め定められた所定の減速レベルAdにて、減速走行することができる。このため、走行中の振動が緩和され、無人搬送車(自車)10の故障、物品6の損傷、又はパレット7の荷崩れを防止できる。
また、無人工場内における走行レール2の凹凸箇所は、無人搬送車コントローラ15から統合コントローラ5によって早期に検出できるため、即座に該箇所の補修が可能である。
このようにして、無人搬送車システム1において、効率良く振動対策ができる。
次に、図8を用いて、第二減速手段として適応レベル減速制御(S200)について、詳細に説明する。
図8に示すように、適応レベル減速制御(S200)は、所定レベル減速制御(S100)に対して、振動レベルGに応じた減速レベルAにて減速制御を行なうこと、並びに減速値比較制御(S300)にて振動検出器21の異常確認を行なうこと、の2つの要素を付加した減速制御である。
まず、統合コントローラ5は、先行車10a1の振動検出器21がgd以上の振動値を検出したかどうかを確認する(S210)。
ここで、統合コントローラ5は、gd以上の振動値の検出があるときは、先行車10a1の走行位置検出センサー22によって、その検出した走行位置を記憶する(S220)。次に、統合コントローラ5は、減速レベル算出手段26によって、その検出した振動レベルGに応じた減速レベルAを算出する(S230)。ここで、統合コントローラ5は、後述する振動値比較制御(S300)を行なう。次に、統合コントローラ5は、無人搬送車(自車)10を、振動検出した走行位置において、算出した減速レベルAにて減速する。
一方、S210において、gd以上の振動値の検出がないときは、統合コントローラ5は、無人搬送車(自車)10の振動検出器21がgd以上の振動値を検出したかどうかを確認する(S250)。ここで、統合コントローラ5は、gd以上の振動値の検出があるときは、減速レベル算出手段26によって、その検出した振動レベルGに応じた減速レベルAを算出する(S260)。さらに、統合コントローラ5は、直ちに無人搬送車(自車)10を、算出した減速レベルAにて減速する。
S250において、gd以上の振動値の検出がないときは、統合コントローラ5は、無人搬送車(自車)10を通常の走行制御とする(S400)。
次に、図9を用いて、振動値比較手段として振動値比較制御(S300)について、詳細に説明する。
図9に示すように、振動値比較制御(S300)は、先々行車10a2と先行車10a1とが計測したそれぞれの振動値ga1´とga2とを比較して、振動検出器21の異常確認を行なう制御である。
まず、統合コントローラ5は、先々行車10a2と先行車10a1とが、同じ走行位置で減速制御を行なうための振動値gd以上を検出したかどうかを確認する(S310)。次に、統合コントローラ5は、先行車10a1が所定レベル減速制御(S100)又は適応レベル減速制御(S200)によって減速されたときの振動値であるならば、減速がなかった場合の振動値ga1´を推定する(S315)。次に、統合コントローラ5は、S310及びS315より、それぞれの振動値ga1´とga2の差が所定値α以上であるかどうかを確認する(S320)。
ここで、それぞれの振動値ga1´とga2との差が所定値α以上のときは、いずれかの振動検出器21が誤検知又は異常であると判断する(S330)。おなじ箇所の振動計測値に大きく差が出るのは、どちらかが異常であると判断できるからである。
一方、統合コントローラ5は、S310にてgd以上の振動値がないとき、並びにS320にて所定値α以下のときは、現在の減速レベルAにて減速する(S270)。
このようにして、適応レベル減速制御(S200)は所定レベル減速制御(S100)の効果に加え、以下の利点を得ることができる。
まず、無人搬送車10は、振動レベルGに応じた減速レベルAにて減速走行することができる。このため、振動発生要因に応じた走行が可能である。例えば、地震発生時は各無人搬送車10が自律的に走行停止するため、即座に全無人搬送車10が停止できる。また、振動レベルGが小さいときは減速レベルAも小さく制御されるため、無人搬送車システム1の稼働率低下を最小限とすることができる。
また、振動検出器21の誤検知、又は異常を直ちに検出できるので、メンテナンス指示等をすることで、無人搬送車システム1の稼働率低下を最小限とすることができる。
本実施例に係る無人搬送車システムの全体的な構成を示す構成図。 同じく無人搬送車システムの通信手段構成を示す構成図。 同じく無人搬送車を示す斜視図。 同じく無人搬送車コントローラを示す構成図。 振動検出器が検出する振動レベルを示すグラフ図。 振動レベルと減速レベルとの相関を示すテーブル図。 本実施例の所定減速制御の流れを示すフロー図。 同じく適応レベル減速制御の流れを示すフロー図。 同じく振動値比較制御の流れを示すフロー図。
符号の説明
1 無人搬送車システム
2 走行レール
3 ステーション
5 統合コントローラ
10 無人搬送車
15 無人搬送車コントローラ
21 振動検出器
22 走行位置検出センサー
25 通信手段
26 減速レベル算出手段
S100 所定レベル減速制御
S200 適応レベル減速制御
S300 振動値比較制御

Claims (4)

  1. 予め定められた走行経路を走行する複数の走行車を有する走行車システムにおいて、
    前記走行車は、
    振動値を検出する振動検出手段と、
    現在の走行位置を検出する走行位置検出手段と、
    前記振動検出手段及び前記走行位置検出手段によって、所定値以上の振動値が検出される走行位置を後続走行車に通信する通信手段と、
    先行走行車の前記通信手段によって所定値以上の振動値が検出される走行位置を通信されたときは、該位置を走行する時に走行速度を減速せしめる第一減速手段と、
    を備えることを特徴とする走行車システム。
  2. 請求項1記載の走行車システムにおいて、
    前記走行車は、自車の前記振動検出手段によって所定値以上の振動値が検出されるときは、
    自車の走行速度を減速せしめる第二減速手段を
    備えることを特徴とする走行車システム。
  3. 請求項1又は2記載の走行車システムにおいて、
    前記振動検出手段によって検出される振動値を複数のレベルに分け、該振動値レベルに応じて走行速度を減速せしめる減速レベル算出手段を備え、
    前記第一又は第二減速手段は、該減速レベル算出手段により算出される減速レベルに応じて減速せしめる
    ことを特徴とする走行車システム。
  4. 請求項3記載の走行車システムにおいて、
    前記走行車は、自車の前記振動検出手段によって検出した振動値と、先行走行車の前記振動検出手段によって検出した振動値から想定される振動値とを比較する振動値比較手段を備える
    ことを特徴とする走行車システム。
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