JPWO2020039495A1 - 部品実装システム - Google Patents

部品実装システム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020039495A1
JPWO2020039495A1 JP2020537922A JP2020537922A JPWO2020039495A1 JP WO2020039495 A1 JPWO2020039495 A1 JP WO2020039495A1 JP 2020537922 A JP2020537922 A JP 2020537922A JP 2020537922 A JP2020537922 A JP 2020537922A JP WO2020039495 A1 JPWO2020039495 A1 JP WO2020039495A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feeder
component mounting
storage
parts
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020537922A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7093414B2 (ja
Inventor
英俊 川合
英俊 川合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPWO2020039495A1 publication Critical patent/JPWO2020039495A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7093414B2 publication Critical patent/JP7093414B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/02Feeding of components
    • H05K13/021Loading or unloading of containers
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/02Feeding of components
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/08Monitoring manufacture of assemblages
    • H05K13/085Production planning, e.g. of allocation of products to machines, of mounting sequences at machine or facility level
    • H05K13/0857Product-specific machine setup; Changeover of machines or assembly lines to new product type
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/08Monitoring manufacture of assemblages
    • H05K13/086Supply management, e.g. supply of components or of substrates

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

部品実装システムは、複数の部品実装機とフィーダ保管庫とが基板搬送方向に並ぶ複数の部品実装ラインと、基板搬送方向に沿って移動して担当する部品実装ラインの部品実装機とフィーダ保管庫との間でフィーダを交換可能なフィーダ交換装置と、記憶装置とを備える。記憶装置には、部品実装ライン毎に生産に用いる基板の種類と基板に実装する部品の種類と生産順序とを含む生産情報と、フィーダの識別情報とフィーダの所在とフィーダに搭載する部品の種類とを含むフィーダ情報とを含む。フィーダ交換装置は、生産情報とフィーダ情報とに基づいて担当する部品実装ラインにおいて使用済みであると共に他の部品実装ラインにおいて使用予定がある仕掛フィーダが存在すると判定された場合、仕掛フィーダを担当する部品実装ラインのフィーダ保管庫に保管する。

Description

本明細書は、部品実装システムについて開示する。
従来、この種の部品実装システムとしては、複数の部品実装機とフィーダ保管庫とが基板搬送方向に並ぶ部品実装ラインと、基板搬送方向に沿って移動してフィーダ保管庫と各部品実装機との間でフィーダを交換可能な交換ロボットと、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。交換ロボットは、フィーダ保管庫に保管されているフィーダの中から必要なフィーダを取り出して部品実装ラインの各部品実装機に補給する。フィーダ保管庫に対するフィーダの補給や回収は、作業者の手作業によって行なわれる他、AGV(床上走行式の自動搬送車)やOHT(天井走行式の自動搬送車)によってライン外からフィーダ保管庫に対してフィーダを搬入出することによっても行なわれる。
国際公開第2017/033268号
しかしながら、部品実装ラインが複数設けられた部品実装システムにおいては、一つの部品実装ラインで使用済みとなっても、他の部品実装ラインで使用予定があるフィーダ(仕掛フィーダ)が存在する場合がある。この場合、作業者は、一の部品実装ラインで使用済みとなったフィーダを一旦ライン外に回収して倉庫に入れ、他の部品実装ラインの段取り替え時において倉庫から必要なフィーダを探し出して当該他の部品実装ラインのフィーダ保管庫に補給する必要があり、作業が煩雑となるという問題があった。また、AGVやOHTを用いてフィーダ保管庫にフィーダを補給・回収する場合でも、倉庫内での作業者による作業はフィーダ毎に必要であるから、作業負担はそれほど軽くはならない。
本開示は、部品実装ラインが複数設けられた部品実装システムにおいて、各部品実装ラインの段取り替えをより効率良く行なえるようにすることを主目的とする。
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本開示は、フィーダから供給される部品を基板に実装可能な複数の部品実装機とフィーダ保管庫とが基板搬送方向に沿って並ぶ複数の部品実装ラインと、該複数の部品実装ラインのそれぞれに設けられ前記基板搬送方向に沿って移動して担当する部品実装ラインの前記部品実装機と前記フィーダ保管庫との間で前記フィーダを交換可能なフィーダ交換装置と、前記部品実装ライン毎に生産に用いる基板の種類と前記基板に実装する部品の種類と生産順序とを含む生産情報を記憶すると共に前記フィーダの識別情報と前記フィーダの所在と前記フィーダに搭載する部品の種類とを含むフィーダ情報を記憶する記憶装置と、を備える部品実装システムであって、前記フィーダ交換装置は、前記生産情報と前記フィーダ情報とに基づいて前記担当する部品実装ラインにおいて使用済みであると共に他の部品実装ラインにおいて使用予定がある仕掛フィーダが存在すると判定された場合、該仕掛フィーダを前記担当する部品実装ラインの前記フィーダ保管庫に保管することを要旨とする。
この本開示の部品実装システムは、複数の部品実装機とフィーダ保管機とが基板搬送方向に並ぶ複数の部品実装ラインのそれぞれにフィーダ交換装置が設けられる。各フィーダ交換装置は、生産情報とフィーダ情報とに基づいて担当する部品実装ラインにおいて使用済みとなると共に他の部品実装ラインにおいて使用予定がある仕掛フィーダが存在すると判定された場合、その仕掛フィーダを担当する部品実装ラインのフィーダ保管庫に保管する。これにより、仕掛フィーダを一括してフィーダ保管庫から回収することができるため、各部品実装ラインの段取り替えをより効率良く行なうことが可能となる。
複数の部品実装ライン10(Line1〜3)を含む部品実装システム1を模式的に示す模式図である。 部品実装ライン10の概略構成図である。 部品実装機20の概略構成図である。 フィーダ30の概略構成図である。 フィーダ交換ロボット50の概略構成図である。 自動搬送車100の概略構成図である。 実装制御装置29とロボット制御装置59と管理装置80とAGV制御装置109の電気的な接続関係を示す説明図である。 各Line1〜3の生産計画の一例を示す説明図である。 各Line1〜3の生産スケジュールの一例を示す説明図である。 基板ごとの使用フィーダ本数の一例を示す説明図である。 基板ごとの必要部品情報の一例を示す説明図である。 部品情報の一例を示す説明図である。 保管エリア情報の一例を示す説明図である。 ロボット制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 AGV制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 仕掛フィーダABA,ABCの回収と搬送の様子を示す説明図である。 仕掛フィーダABA,ABCの回収と搬送の様子を示す説明図である。 仕掛フィーダABA,ABCの回収と搬送の様子を示す説明図である。 仕掛フィーダABA,ABCの回収と搬送の様子を示す説明図である。
次に、本開示を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、複数の部品実装ライン10(Line1〜3)を含む部品実装システム1を模式的に示す模式図である。図2は、部品実装ライン10の概略構成図である。図3は、部品実装機20の概略構成図である。図4は、フィーダ30の概略構成図である。図5は、フィーダ交換ロボット50の概略構成図である。図6は、自動搬送車100の概略構成図である。図7は、実装制御装置29とロボット制御装置59と管理装置80とAGV制御装置109の電気的な接続関係を示す説明図である。なお、図1,3中、左右方向をX方向とし、前後方向をY方向とし、上下方向をZ方向とする。
部品実装システム1は、図1に示すように、複数(例えば、3つ)の部品実装ライン10(Line1〜3とも呼ぶ)と、各ライン間を移動してフィーダ30を搬送する床上走行式の自動搬送車(AGVとも呼ぶ)100と、を備える。各部品実装ライン10は、図2に示すように、印刷機12と、印刷検査機14と、複数の部品実装機20(20A〜20E)と、実装検査機(図示せず)と、フィーダ交換ロボット50と、フィーダ保管庫60と、を備える。また、複数の部品実装ライン10(Line1〜3)のうちいずれか一つのラインには、図2に示すように、システム全体を管理する管理装置80も備える。なお、管理装置80は、本実施形態では、複数の部品実装ライン10に対して1台だけ設けられているが、複数の部品実装ライン10にそれぞれ1台ずつ設けられてもよい。
印刷機12は、基板S上にはんだを印刷するものである。印刷検査機14は、印刷機12で印刷されたはんだの状態を検査するものである。部品実装機20は、基板Sの搬送方向(X方向)に沿って整列され、フィーダ30から供給された部品をピックアップ(吸着)して基板Sに実装するものである。印刷検査機は、部品実装機20で実装された部品の実装状態を検査するものである。フィーダ交換ロボット50は、複数の部品実装機20に対して必要なフィーダ30を補給したり部品実装機20から使用済みのフィーダ30を回収したりするものである。フィーダ保管庫60は、部品実装機20で使用予定のフィーダ30や使用済みのフィーダ30を保管可能なものである。印刷機12と印刷検査機14と複数の部品実装機20とは、この順番で基板Sの搬送方向に並べて設置されて部品実装ライン10を構成する。また、フィーダ保管庫60は、部品実装ライン10の複数の部品実装機20A〜20Eのうち基板搬送方向の最も上流側の部品実装機20Aと印刷検査機14との間に設置されている。なお、フィーダ保管庫60は、複数の部品実装機20A〜20Eのうち基板搬送方向の最も下流側の部品実装機20Eの下流側に隣接するように配置されてもよい。また、フィーダ保管庫60は、一つの部品実装ライン10上に複数配置されてもよい。
部品実装機20(20A〜20E)は、図3に示すように、基板Sを左から右へと搬送する基板搬送装置23と、フィーダ30が供給した部品を吸着する吸着ノズルを有するヘッド24と、ヘッド24を前後方向および左右方向(XY方向)に移動させるヘッド移動機構25と、装置全体を制御する実装制御装置29(図7参照)とを備える。また、部品実装機20は、この他に、マークカメラ26やパーツカメラ27、ノズルステーション28などを備える。マークカメラ26は、ヘッド24に取り付けられ、基板Sに付された基準マークを上方から撮像するものである。パーツカメラ27は、フィーダ30と基板搬送装置23との間に設置され、部品を吸着した吸着ノズルがパーツカメラ27の上方を通過する際に部品を下方から撮像するものである。ノズルステーション28は、吸着する部品の種類に応じて交換可能に複数種類の吸着ノズルが収容されている。実装制御装置29は、周知のCPUやROM、RAMなどで構成される。実装制御装置29には、マークカメラ26やパーツカメラ27からの画像信号が入力される。実装制御装置29は、マークカメラ26で撮像された基板Sの画像を処理して基板Sに付された図示しない基板マークの位置を認識することにより基板Sの位置を認識する。また、実装制御装置29は、パーツカメラ27で撮像された画像に基づいて部品の吸着位置や吸着姿勢を判定する。一方、実装制御装置29からは、基板搬送装置23やヘッド24、ヘッド移動機構25などに駆動信号を出力する。実装制御装置29は、フィーダ30により供給された部品が吸着ノズルに吸着されるようヘッド24やヘッド移動機構25を制御する吸着動作を行なう。また、実装制御装置29は、吸着ノズルに吸着された部品が基板Sに実装されるようヘッド24やヘッド移動機構25を制御する実装動作を行なう。
フィーダ30は、図4に示すように、テープリール32と、テープ送り機構33と、コネクタ35と、レール部材37と、フィーダ制御装置39(図7参照)と、を備える。テープリール32は、テープが巻回されている。テープは、その長手方向に沿って所定の間隔で形成された複数の凹部を有する。各凹部には、部品が収容されている。これらの部品は、テープの表面を覆うフィルムによって保護されている。テープ送り機構33は、テープをテープリール32から送り出すものである。フィーダ30は、テープ送り機構33を駆動してテープを後方へ所定量ずつ送ることにより、テープに収容された部品を順次、部品供給位置へと供給する。テープに収容された部品は、部品供給位置の手前でフィルムが剥がされることで部品供給位置にて露出した状態となり、吸着ノズルにより吸着される。コネクタ35は、取付方向に突出する2本の位置決めピン34を有する。レール部材37は、フィーダ30の下端に設けられ、取付方向に延びている。フィーダ制御装置39は、周知のCPUやROM、RAMなどで構成され、テープ送り機構33に駆動信号を出力する。また、フィーダ制御装置39は、コネクタ35を介してフィーダ30の取付先の制御部(実装制御装置29やフィーダ保管庫60など)と通信可能となっている。
フィーダ30は、図3に示すように、部品実装機20の前方に上下2段に設けられたフィーダ台40,41に着脱可能に取り付けられる。上段のフィーダ台40は、装着されたフィーダ30から部品を供給可能な部品供給エリアのフィーダ台であり、下段のフィーダ台41は、フィーダ30をストック可能なストックエリアのフィーダ台である。フィーダ台40,41は、X方向に複数配列され、フィーダ30がX方向に並ぶように取り付けられる。フィーダ台40,41は、側面視がL字状の台であり、スロット42と、2つの位置決め穴44と、コネクタ45と、を備える。スロット42には、フィーダ30のレール部材37が挿入される。2つの位置決め穴44には、フィーダ30の2本の位置決めピン34が挿入され、フィーダ30がフィーダ台40に位置決めされる。コネクタ45は、2つの位置決め穴44の間に設けられ、フィーダ30のコネクタ35が接続される。
フィーダ交換ロボット50は、複数の部品実装機20(20A〜20E)の前面およびフィーダ保管庫60の前面に基板の搬送方向(X軸方向)に対して平行に設けられたX軸レール16に沿って移動可能となっている。なお、図3においては、X軸レール16の図示を省略した。
フィーダ交換ロボット50は、図5に示すように、ロボット移動機構51(図7参照)と、フィーダ移載機構53と、エンコーダ57(図7参照)と、監視センサ58(図7参照)と、ロボット制御装置59(図7参照)と、を備える。ロボット移動機構51は、X軸レール16に沿ってロボット本体を移動させるものであり、駆動用ベルトを駆動するサーボモータなどのX軸モータ52aと、X軸レール16に沿ったフィーダ交換ロボット50の移動をガイドするガイドローラ52bと、を備える。フィーダ移載機構53は、フィーダ30を部品実装機20やフィーダ保管庫60に移載するものである。フィーダ移載機構53は、フィーダ30をクランプするクランプ部54と、クランプ部54をY軸ガイドレール55bに沿って移動させるY軸スライダ55と、Y軸スライダ55をクランプ部54と共にZ軸ガイドレール56に沿って上下方向(Z方向)に移動させるZ軸モータ56aと、を備える。Y軸スライダ55は、Y軸モータ55aを備え、Y軸モータ55aの駆動によりクランプ部54を前後方向(Y軸方向)に移動させる。エンコーダ57は、フィーダ交換ロボット50のX方向の移動位置を検出するものである。監視センサ58は、例えばレーザスキャナ等により干渉物(作業者)の有無を監視するものである。ロボット制御装置59は、周知のCPUやROM、RAMなどで構成され、エンコーダ57や監視センサ58から検知信号を入力し、ロボット移動機構51(X軸モータ52a)やフィーダ移載機構53(クランプ部54,Y軸モータ55aおよびZ軸モータ56a)に駆動信号を出力する。
フィーダ移載機構53のY軸スライダ55は、部品実装機20の上段のフィーダ台40と向かい合う上段位置と、下段のフィーダ台41と向かい合う下段位置との間で移動する。ロボット制御装置59は、フィーダ交換ロボット50内に収容されているフィーダ30をクランプ部54にクランプさせ、Z軸モータ56aによりY軸スライダ55を上段へ移動させる。そして、ロボット制御装置59は、Y軸モータ55aによりクランプ部54をY方向(後方)に押し出して、クランプ部54によるフィーダ30のクランプを解除することで、当該フィーダ30を部品実装機20の上段のフィーダ台40に取り付ける。また、ロボット制御装置59は、上段のフィーダ台40に取り付けられているフィーダ30をクランプ部54にクランプさせ、Y軸モータ55aによりクランプ部54をY方向(前方)に引き込むことで、フィーダ30をフィーダ台40から取り外してフィーダ交換ロボット50内に回収する。なお、部品実装機20の下段のフィーダ台41へのフィーダ30の取り付けや下段のフィーダ台41からのフィーダ30の取り外しは、Z軸モータ56aによりY軸スライダ55を下段に移動させる点を除いて、上段のフィーダ台40へのフィーダ30の取り付けや上段のフィーダ台40からのフィーダ30の取り外しと同様の処理であるため、説明は省略する。
フィーダ保管庫60は、部品実装機20のフィーダ台40,41と同じ構成のフィーダ台が、上段のフィーダ台40と同じ高さ(Z方向位置)で設けられている。このため、フィーダ交換ロボット50は、フィーダ保管庫60と向かい合う位置において、部品実装機20の上段のフィーダ台40に対してフィーダ30を着脱するのと同じ動作で、フィーダ保管庫60のフィーダ台に対してフィーダ30を着脱することができる。
また、フィーダ保管庫60の後方には、基板SをX方向に搬送する基板搬送装置62が設けられている。この基板搬送装置62は、印刷検査機14の図示しない基板搬送装置および隣接する部品実装機20の基板搬送装置23と、前後方向および上下方向に同じ位置に設置されている。このため、基板搬送装置62は、印刷検査機14の基板搬送装置から基板Sを受け取ると共に、受け取った基板Sを搬送して隣接する部品実装機20の基板搬送装置23に受け渡すことが可能となっている。
AGV100は、複数の部品実装ライン10(Line1〜3)のライン間や多数のフィーダ30を保管する倉庫(図示せず)とラインとの間を移動しながら、各ラインに設けられたフィーダ保管庫60に生産に必要な部品を搭載したフィーダ30を補給したり、フィーダ保管庫60から使用済みのフィーダ30を回収したりする。このAGV100は、部品実装システム1に1台だけ設けられてもよいし、複数台設けられてもよい。AGV100は、図6に示すように、AGV移動機構101(図7参照)と、フィーダ移載機構103と、位置センサ107(図7参照)と、監視センサ108(図7参照)と、AGV制御装置109(図7参照)と、を備える。AGV移動機構101は、複数の部品実装ライン10のライン間や当該ラインと倉庫との間を結ぶように床面に敷設されたレール(図示せず)に沿ってAGV本体を走行させるものであり、レールに乗る車輪を駆動するサーボモータ(図示せず)などを備える。フィーダ移載機構103は、フィーダ30を各ラインのフィーダ保管庫60に移載するものである。フィーダ移載機構103は、フィーダ30をクランプするクランプ部104と、クランプ部104をY軸ガイドレール105bに沿って移動させるY軸スライダ105と、を備える。Y軸スライダ105は、Y軸モータ105aを備え、Y軸モータ105aの駆動によりクランプ部104を前後方向(Y軸方向)に移動させる。位置センサ107は、AGV100の走行位置を検出するものである。監視センサ108は、例えばレーザスキャナ等により干渉物(作業者)の有無を監視するものである。AGV制御装置109は、周知のCPUやROM、RAMなどで構成され、位置センサ107や監視センサ108から検知信号を入力し、AGV移動機構101(サーボモータ)やフィーダ移載機構103(クランプ部104およびY軸モータ105a)に駆動信号を出力する。
AGV100のフィーダ移載機構103は、Z軸ガイドレール56やZ軸モータ56aを備えない点を除いて、フィーダ交換ロボット50のフィーダ移載機構53と同様に構成されている。したがって、AGV100は、各ラインのフィーダ保管庫60と向かい合う位置において、部品実装機20の上段のフィーダ台40に対してフィーダ30を着脱するのと同じ動作で、フィーダ保管庫60のフィーダ台に対してフィーダ30を着脱することができる。
管理装置80は、図7に示すように、CPU81やROM82,HDD83,RAM84などで構成される汎用のコンピュータであり、オペレータによって操作される入力デバイス85からの信号を入力し、ディスプレイ86に画像信号を出力し、基板Sを搬送する基板搬送装置62に駆動信号を出力する。管理装置80のHDD83には、生産計画や生産スケジュール、使用フィーダ本数、必要部品情報、部品情報などが記憶されている。図8は、生産計画の一例を示す説明図である。図9は、生産スケジュールの一例を示す説明図である。図10は、使用フィーダ本数の一例を示す説明図である。図11は、必要部品情報の一例を示す説明図である。図12は、部品情報の一例を示す説明図である。生産計画は、図8に示すように、部品実装ライン10(Line1〜3)毎に、どの基板Sをどの順番で何枚生産(実装)するかなどが定められている。生産スケジュールは、図9に示すように、部品実装ライン10(Line1〜3)毎および基板毎に、基板Sを生産する際の準備時間(図中、ハッチングで示す領域)や生産時間(図中、黒塗りで示す領域)などが定められている。使用フィーダ本数は、各部品実装機20において、基板Sの生産に必要な部品を供給するためのフィーダ30の必要本数である。使用フィーダ本数は、図10に示すように、基板S毎に、基板Sの生産に必要な部品を搭載するための必要なフィーダ30の種類と本数などが定められている。必要部品情報は、基板Sの生産に必要な部品に関する情報である。必要部品情報は、図11に示すように、基板S毎に、部品の種類(品番)と数(必要数)などが定められている。部品情報は、基板Sの生産に使用する部品に関する情報である。部品情報は、図12に示すように、部品の種類(品番)毎に、シリアルナンバー(S/N)と部品残数とライフと所在などが定められている。部品残数は、該当する所在にあるフィーダ30に搭載されている部品の残数を示す。ライフは、フィーダ30に搭載されている部品の使用期限であり、図の例では、数値が少ないほど、使用期限が残り少ないことを示す。「所在」は、該当する部品を搭載するフィーダ30の場所を示す。例えば、図12中、「Lin1M20Aslot001」は、Line1の部品実装機20Aのスロット番号001に装着されているフィーダ30に該当する部品が搭載されていることを示す。管理装置80は、実装制御装置29と有線により通信可能に接続されると共にロボット制御装置59やAGV制御装置109と無線により通信可能に接続され、実装制御装置29から部品実装機20の実装状況に関する情報を受信したり、ロボット制御装置59からフィーダ交換ロボット50の走行状況に関する情報を受信したり、AGV制御装置109からAGV100の走行状況に関する情報を受信したりする。また、管理装置80は、この他、印刷機12や印刷検査機14、実装検査機の各制御装置とも通信可能に接続され、対応する機器から各種情報を受信する。
また、管理装置80は、複数の部品実装ライン10(Line1〜3)にそれぞれ設けられたフィーダ保管庫60の管理も行なう。管理装置80は、フィーダ保管庫60のフィーダ台に取り付けられたフィーダ30のフィーダ制御装置39とコネクタ35を介して通信可能に接続される。管理装置80のHDD83には、位置情報とフィーダ情報とを含む保管エリア情報も記憶されている。保管エリア情報の一例を図13に示す。位置情報は、該当のフィーダ30がどの部品実装ライン10のどの部品実装機20(フィーダ保管庫60)のどのスロット番号のスロットに装着されているのかを示す情報である。位置情報には、部品実装ライン10の識別情報(ライン番号)と部品実装機20(フィーダ保管庫60)の識別情報(モジュール番号)とスロット番号と上/下情報とが含まれる。なお、上/下情報は、該当のフィーダ30が部品実装機20にあるときに上段のフィーダ台40にあるか、下段のフィーダ台41にあるかの情報であり。また、フィーダ情報には、フィーダ30の識別情報(フィーダID)と搭載する部品の種類(部品種)と部品数とFULL情報(部品を搭載したテープリール32が未使用であるかの情報)とが含まれる。管理装置80は、フィーダ30が部品実装機20やフィーダ保管庫60から取り外されたり、新たなフィーダ30が部品実装機20やフィーダ保管庫60に取り付けられたりしたときに、保管情報を最新の情報に更新する。
こうして構成された部品実装システム1の動作について説明する。特に、準備期間中のフィーダ交換ロボット50の動作とAGV100の動作とについて説明する。図14は、ロボット制御装置59により実行されるロボット制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。図15は、AGV制御装置109により実行されるAGV制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。これらのルーチンは、管理装置80からロボット制御装置59,AGV制御装置109に対して動作が指示されたときに実行される。なお、ロボット制御装置59とAGV制御装置109は、管理装置80から生産計画や生産スケジュール、保管エリア情報などを適宜受信する。
ロボット制御ルーチンが実行されると、ロボット制御装置59は、まず、部品実装システム1が備える複数の部品実装ライン10のいずれかが準備期間中であるか否かを判定する(ステップS100)。ロボット制御装置59は、いずれのラインも準備期間中でないと判定すると、ロボット制御ルーチンを終了する。一方、ロボット制御装置59は、いずれかのラインが準備期間中であると判定すると、準備期間中のラインにある部品実装機20(対象モジュール)のストックエリア(下段のフィーダ台41)に対象モジュールにおいて次の生産に必要な部品を搭載したフィーダ30(必要フィーダ)が収容されているか否かを判定する(ステップS105)。この判定は、上述した保管エリア情報を管理装置80から取得することにより行なうことができる。ロボット制御装置59は、対象モジュールのストックエリアに必要フィーダが収容されていると判定すると、対象モジュールへ移動するようロボット移動機構51を制御し(ステップS110)、対象モジュールから必要フィーダが取り出されるようフィーダ移載機構53を制御する(ステップS115)。一方、ロボット制御装置59は、対象モジュールのストックエリアに必要フィーダが収容されていないと判定すると、準備期間中のラインにあるフィーダ保管庫60に必要フィーダが収容されているか否かを判定する(ステップS120)。この判定は、上述した保管エリア情報を管理装置80から取得することにより行なうことができる。ロボット制御装置59は、フィーダ保管庫60に必要フィーダが収容されていないと判定すると、当該フィーダ保管庫60に必要フィーダが収容されるまで待つ。一方、ロボット制御装置59は、フィーダ保管庫60に必要フィーダが収容されていると判定すると、フィーダ保管庫60へ移動してフィーダ保管庫60から必要フィーダが取り出されるようロボット移動機構51とフィーダ移載機構53とを制御し(ステップS125)、取り出した必要フィーダを対象モジュールへ搬送するようロボット移動機構51を制御する(ステップS130)。
次に、ロボット制御装置59は、対象モジュールに収容されている使用済みフィーダを回収するようロボット移動機構51とフィーダ移載機構53とを制御する(ステップS135)。そして、ロボット制御装置59は、対象モジュールに必要フィーダが取り付けられるようロボット移動機構51とフィーダ移載機構53とを制御する(ステップS140)。
次に、ロボット制御装置59は、回収した使用済みフィーダが次回以降の生産で使用予定があるフィーダ(仕掛フィーダ)であるか否かを判定する(ステップS145)。この判定は、管理装置80から生産計画と必要部品情報と保管エリア情報とを取得することにより行なうことができる。ロボット制御装置59は、回収した使用済みフィーダが次回以降の生産で使用予定がないと判定すると、使用済みフィーダをフィーダ保管庫60に保管するようロボット移動機構51とフィーダ移載機構53とを制御して(ステップS150)、ロボット制御ルーチンを終了する。一方、ロボット制御装置59は、回収した使用済みフィーダが次回以降の生産で使用予定がある仕掛フィーダであると判定すると、更に、仕掛フィーダの使用予定が同ラインでの使用予定であるか否かを判定する(ステップS155)。ロボット制御装置59は、同ラインでの使用予定であると判定すると、仕掛フィーダが対象モジュールのストックエリアに収容されるようフィーダ移載機構53を制御して(ステップS160)、ロボット制御ルーチンを終了する。一方、ロボット制御装置59は、同ラインでの使用予定ではなく、他ラインでの使用予定であると判定すると、仕掛フィーダがフィーダ保管庫60に収容されるようロボット移動機構51とフィーダ移載機構53とを制御して(ステップS150)、ロボット制御ルーチンを終了する。
次に、AGV制御ルーチンについて説明する。AGV制御ルーチンが実行されると、AGV制御装置109は、まず、部品実装システム1が備える複数の部品実装ライン10のいずれかが準備期間中であるか否かを判定する(ステップS200)。AGV制御装置109は、いずれかのラインも準備期間中でないと判定すると、AGV制御ルーチンを終了する。一方、AGV制御装置109は、いずれかのラインで準備期間中であると判定すると、準備期間中の対象ラインで次回の生産に必要な部品を搭載したフィーダ(仕掛フィーダ)が他ラインにあるか否かを判定する(ステップS210)。この判定は、管理装置80から保管エリア情報を取得することにより行なうことができる。AGV制御装置109は、仕掛フィーダが他ラインにあると判定すると、同一部品種の部品を搭載する仕掛フィーダが複数あるか否かを判定する(ステップS220)。AGV制御装置109は、同一部品種の部品を搭載する仕掛フィーダが1つだけしかないと判定すると、該当する仕掛フィーダを回収する(ステップS230)。上述したように、仕掛フィーダは、そのラインで使用済みとなると、フィーダ交換ロボット50によってそのラインのフィーダ保管庫60に収容される。したがって、AGV制御装置109は、ステップS230において、仕掛フィーダがあるラインのフィーダ保管庫60へ移動して当該フィーダ保管庫60から仕掛フィーダを取り出すようにAGV移動機構101とフィーダ移載機構103とを制御する。一方、AGV制御装置109は、同一部品種の部品を搭載する仕掛フィーダが複数あると判定すると、複数の仕掛フィーダにそれぞれ搭載される部品のライフ(使用期限)が同等であるか否かを判定する(ステップS240)。AGV制御装置109は、部品のライフが同等でないと判定すると、部品のライフが短い方、すなわち使用期限が残り少ない方の仕掛フィーダを回収する(ステップS250)。これにより、使用期限が残り少ない部品を優先的に使用することにより、使用期限が切れた部品の発生を抑制して、部品の無駄な廃棄を回避することができる。一方、AGV制御装置109は、部品のライフが同等であると判定すると、部品残数が少ない方の仕掛フィーダを回収する(ステップS260)。これにより、使用途中のフィーダ(テープリール)の大量発生により生産効率が悪化するのを抑制することができる。
AGV制御装置109は、ステップS200において準備期間中のラインがあり且つステップS210において仕掛フィーダが他ラインにないと判定すると、倉庫へ移動するようAGV移動機構101を制御する(ステップS270)。これにより、AGV100が倉庫へ移動すると、倉庫で待機している作業者は、次回の生産に必要な部品を搭載した新たなフィーダをAGV100に載せる。
AGV制御装置109は、こうして必要フィーダがAGV100に載せられると、必要フィーダを対象ラインのフィーダ保管庫60に搬送して当該フィーダ保管庫60に収容するようAGV移動機構101とフィーダ移載機構103とを制御して(ステップS280)、AGV制御ルーチンを終了する。
図16〜図19は、仕掛フィーダABA,ABCの回収と搬送の様子を示す説明図である。いま、Line1で所定の基板の生産が終了し、Line1において使用済みとなったが、他のLineで使用予定がある仕掛フィーダABA,ABCが発生した場合を考える。ここで、図16に示すように、仕掛フィーダABAは、Line1の部品実装機20Bにおいて使用済みとなり、Line2の部品実装機20Cにおいて次回の生産で使用予定があるフィーダである。仕掛フィーダABCは、Line1の部品実装機20Eにおいて使用済みとなり、Line3の部品実装機20Aにおいて次回の生産で使用予定があるフィーダである。Line1のフィーダ交換ロボット50は、図16,図17に示すように、仕掛フィーダABA,ABCをそれぞれ部品実装機20B,20Eから回収し、Line1のフィーダ保管庫60に収容する。Line1のフィーダ交換ロボット50は、仕掛フィーダABA,ABCをフィーダ保管庫60に収容すると、AGV100が当該フィーダ保管庫60から当該仕掛フィーダABA,ABCを回収できるように、フィーダ保管庫60から離間する。AGV100は、図17に示すように、Line1のフィーダ交換ロボット50がLine1のフィーダ保管庫60から離間した後、当該フィーダ保管庫60の手前まで移動して当該フィーダ保管庫60から仕掛フィーダABA,ABCを回収する。そして、AGV100は、回収した仕掛フィーダABAをLine2のフィーダ保管庫60に収容する。続いて、AGV100は、図18に示すように、回収した仕掛フィーダABCをLine3のフィーダ保管庫60に収容する。Line2のフィーダ交換ロボット50は、図19に示すように、Line2の次の生産の準備期間中に、Line2のフィーダ保管庫60から仕掛フィーダABAを回収し、当該仕掛フィーダABA(搭載部品)を必要とするLine2の部品実装機20Cの上段のフィーダ台40(部品供給エリア)に取り付ける。また、Line3のフィーダ交換ロボット50は、Line3の次の生産の準備期間中に、Line3のフィーダ保管庫60から仕掛フィーダABCを回収し、当該仕掛フィーダABC(搭載部品)を必要とするLine3の部品実装機20Aの上段のフィーダ台40(部品供給エリア)に取り付ける。
ここで、実施形態の主要な要素と請求の範囲に記載した本開示の主要な要素との対応関係について説明する。即ち、実施形態の部品実装ライン10(Line1〜3)が本開示の部品実装ラインに相当し、部品実装機20(20A〜20E)が部品実装機に相当し、フィーダ保管庫60がフィーダ保管庫に相当し、フィーダ交換ロボット50がフィーダ交換装置に相当し、管理装置80のHDD83が記憶装置に相当する。また、自動搬送車(AGV)100が自動搬送装置に相当する。
なお、本開示は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、AGV制御装置109は、同一部品種の部品を搭載する仕掛フィーダが複数ある場合、部品のライフが短い方の仕掛フィーダを当該仕掛フィーダを必要とするラインのフィーダ保管庫60に搬送した。また、AGV制御装置109は、部品のライフが同等である場合には、部品残数が少ない方の仕掛フィーダを当該仕掛フィーダを必要とするラインのフィーダ保管庫60に搬送した。しかし、AGV制御装置109は、部品のライフを考慮することなく、部品残数が少ない方の仕掛フィーダを使用予定のラインのフィーダ保管庫60に搬送してもよい。また、AGV制御装置109は、部品のライフや部品残数を考慮することなく、仕掛フィーダを必要とするラインのフィーダ保管庫60に搬送してもよい。
上述した実施形態では、部品実装システム1は、床上走行式の自動搬送車(AGV)100を用いてライン間を移動して仕掛フィーダを搬送するものとした。しかしながら、部品実装システム1は、天井走行式の自動搬送車(OHT)を用いてライン間を移動して仕掛フィーダを搬送するものとしてもよい。また、こうした自動搬送車(AGVやOHT)を用いることなく、作業者が仕掛フィーダを搬送するものとしてもよい。この場合、作業者が携帯する携帯端末の表示画面や管理装置80が備えるディスプレイ86等に仕掛フィーダの所在や搬送先を報知して搬送を指示するものとすればよい。
以上説明したように、本開示の部品実装システムは、フィーダ(30)から供給される部品を基板に実装可能な複数の部品実装機(20,20A〜20E)とフィーダ保管庫(60)とが基板搬送方向に沿って並ぶ複数の部品実装ライン(10)と、該複数の部品実装ライン(10)のそれぞれに設けられ前記基板搬送方向に沿って移動して担当する部品実装ライン(10)の前記部品実装機(20)と前記フィーダ保管庫(60)との間で前記フィーダ(30)を交換可能なフィーダ交換装置(50)と、前記部品実装ライン(10)毎に生産に用いる基板の種類と前記基板に実装する部品の種類と生産順序とを含む生産情報を記憶すると共に前記フィーダ(30)の識別情報と前記フィーダ(30)の所在と前記フィーダ(30)に搭載する部品の種類とを含むフィーダ情報を記憶する記憶装置(83)と、を備える部品実装システム(1)であって、前記フィーダ交換装置(50)は、前記生産情報と前記フィーダ情報とに基づいて前記担当する部品実装ライン(10)において使用済みであると共に他の部品実装ライン(10)において使用予定がある仕掛フィーダが存在すると判定された場合、該仕掛フィーダを前記担当する部品実装ライン(10)の前記フィーダ保管庫(60)に保管することを要旨とする。
この本開示の部品実装システムは、複数の部品実装機とフィーダ保管機とが基板搬送方向に並ぶ複数の部品実装ラインのそれぞれにフィーダ交換装置が設けられる。各フィーダ交換装置は、生産情報(生産計画,生産スケジュール,使用フィーダ本数および必要部品情報)とフィーダ情報(保管エリア情報)とに基づいて担当する部品実装ラインにおいて使用済みとなると共に他の部品実装ラインにおいて使用予定がある仕掛フィーダが存在すると判定された場合、その仕掛フィーダを担当する部品実装ラインのフィーダ保管庫に保管する。これにより、仕掛フィーダを一括してフィーダ保管庫から回収することができるため、各部品実装ラインの段取り替え(生産準備)をより効率良く行なうことが可能となる。
また、実施形態の部品実装システムは、前記複数の部品実装ライン(10)のライン間を移動して一の部品実装ライン(10)の前記フィーダ保管庫(60)から他の部品実装ライン(10)の前記フィーダ保管庫(60)へ前記フィーダ(30)を移送可能な自動搬送装置(100)を備え、前記自動搬送装置(100)は、前記生産情報と前記フィーダ情報とに基づいて前記複数の部品実装ライン(10)のうちいずれかの部品実装ライン(10)の前記フィーダ保管庫(60)に前記仕掛フィーダが存在すると判定された場合、前記仕掛フィーダを使用予定の前記他の部品実装ライン(10)の前記フィーダ保管庫(60)に移送するものとしてもよい。これにより、部品を効率良く使用して生産(基板に実装)することができ、無駄な部品の発生を抑制することができる。
さらに、実施形態の部品実装システムは、前記記憶装置(83)には、前記フィーダ(30)に搭載する部品の使用期限を含み、前記自動搬送装置(100)は、同種の部品を搭載する同種の前記仕掛フィーダが複数存在すると判定された場合、前記使用期限が残り少ない仕掛フィーダを優先して前記他の部品実装ライン(10)の前記フィーダ保管庫(60)に移送するものとしてもよい。これにより、部品の使用期限が切れたフィーダの発生を抑制して、部品の無駄な廃棄を回避することができる。
また、実施形態の部品実装システムは、前記記憶装置(83)には、前記フィーダ(30)に搭載する部品の部品残数を含み、前記自動搬送装置(100)は、同種の部品を搭載する同種の前記仕掛フィーダが複数存在すると判定された場合、前記部品残数が少ない仕掛フィーダを優先して前記他の部品実装ライン(10)の前記フィーダ保管庫(60)に移送するものとしてもよい。これにより、使用途中のフィーダの大量発生により生産効率が悪化するのを抑制することができる。
また、実施形態の部品実装システムは、前記自動搬送装置(100)は、前記部品実装ライン(10)にある仕掛フィーダを優先して前記他の部品実装ライン(10)の前記フィーダ保管庫(60)に移送するものとしてもよい。この場合、前記自動搬送装置(100)は、前記複数の部品実装ライン(10)のうちいずれかの部品実装ライン(10)において、次の生産に必要な必要部品を搭載する前記仕掛フィーダが存在しないと判定された場合、前記必要部品を搭載する新たなフィーダ(30)を対応する部品実装ライン(10)の前記フィーダ保管庫(60)に搬送するものとしてもよい。このように、使用途中のフィーダをできる限り使用することで、倉庫から新たなフィーダを取り出す作業が発生するのを抑制し、作業者の負担を軽減することができる。
本開示は、部品実装システムの製造産業などに利用可能である。
1 部品実装システム、10 部品実装ライン、12 印刷機、14 印刷検査機、16 X軸レール、20,20A〜20E 部品実装機、23 基板搬送装置、24 ヘッド、25 ヘッド移動装置、26 マークカメラ、27 パーツカメラ、28 ノズルステーション、29 実装制御装置、30 フィーダ、32 テープリール、33 テープ送り機構、34 位置決めピン、35 コネクタ、37 レール部材、39 フィーダ制御装置、40,41 フィーダ台、42 スロット、44 位置決め穴、45 コネクタ、50 フィーダ交換ロボット、51 ロボット移動機構、52a X軸モータ、52b ガイドローラ、53 フィーダ移載機構、54 クランプ部、55 Y軸スライダ、55a Y軸モータ、55b Y軸ガイドレール、56 Z軸ガイドレール、56a Z軸モータ、57 エンコーダ、58 監視センサ、59 ロボット制御装置、60 フィーダ保管庫、62 基板搬送装置、80 管理装置、81 CPU、82 ROM、83 HDD、84 RAM、85 入力デバイス、86 ディスプレイ、100 自動搬送車(AGV)、101 AGV移動機構、103 フィーダ移載機構、104 クランプ部、105 Y軸スライダ、105a Y軸モータ、105b Y軸ガイドレール、107 位置センサ、108 監視センサ、S 基板。

Claims (6)

  1. フィーダから供給される部品を基板に実装可能な複数の部品実装機とフィーダ保管庫とが基板搬送方向に沿って並ぶ複数の部品実装ラインと、該複数の部品実装ラインのそれぞれに設けられ前記基板搬送方向に沿って移動して担当する部品実装ラインの前記部品実装機と前記フィーダ保管庫との間で前記フィーダを交換可能なフィーダ交換装置と、前記部品実装ライン毎に生産に用いる基板の種類と前記基板に実装する部品の種類と生産順序とを含む生産情報を記憶すると共に前記フィーダの識別情報と前記フィーダの所在と前記フィーダに搭載する部品の種類とを含むフィーダ情報を記憶する記憶装置と、を備える部品実装システムであって、
    前記フィーダ交換装置は、前記生産情報と前記フィーダ情報とに基づいて前記担当する部品実装ラインにおいて使用済みであると共に他の部品実装ラインにおいて使用予定がある仕掛フィーダが存在すると判定された場合、該仕掛フィーダを前記担当する部品実装ラインの前記フィーダ保管庫に保管する、
    部品実装システム。
  2. 請求項1に記載の部品実装システムであって、
    前記複数の部品実装ラインのライン間を移動して一の部品実装ラインの前記フィーダ保管庫から他の部品実装ラインの前記フィーダ保管庫へ前記フィーダを移送可能な自動搬送装置を備え、
    前記自動搬送装置は、前記生産情報と前記フィーダ情報とに基づいて前記複数の部品実装ラインのうちいずれかの部品実装ラインの前記フィーダ保管庫に前記仕掛フィーダが存在すると判定された場合、前記仕掛フィーダを使用予定の前記他の部品実装ラインの前記フィーダ保管庫に移送する、
    部品実装システム。
  3. 請求項2に記載の部品実装システムであって、
    前記記憶装置には、前記フィーダに搭載する部品の使用期限を含み、
    前記自動搬送装置は、同種の部品を搭載する同種の前記仕掛フィーダが複数存在すると判定された場合、前記使用期限が残り少ない仕掛フィーダを優先して前記他の部品実装ラインの前記フィーダ保管庫に移送する、
    部品実装システム。
  4. 請求項2または3に記載の部品実装システムであって、
    前記記憶装置には、前記フィーダに搭載する部品の部品残数を含み、
    前記自動搬送装置は、同種の部品を搭載する同種の前記仕掛フィーダが複数存在すると判定された場合、前記部品残数が少ない仕掛フィーダを優先して前記他の部品実装ラインの前記フィーダ保管庫に移送する、
    部品実装システム。
  5. 請求項2ないし4いずれか1項に記載の部品実装システムであって、
    前記自動搬送装置は、前記部品実装ラインにある仕掛フィーダを優先して前記他の部品実装ラインの前記フィーダ保管庫に移送する、
    部品実装システム。
  6. 請求項5に記載の部品実装システムであって、
    前記自動搬送装置は、前記複数の部品実装ラインのうちいずれかの部品実装ラインにおいて、次の生産に必要な必要部品を搭載する前記仕掛フィーダが存在しないと判定された場合、前記必要部品を搭載する新たなフィーダを対応する部品実装ラインの前記フィーダ保管庫に搬送する、
    部品実装システム。
JP2020537922A 2018-08-21 2018-08-21 部品実装システム Active JP7093414B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/030794 WO2020039495A1 (ja) 2018-08-21 2018-08-21 部品実装システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020039495A1 true JPWO2020039495A1 (ja) 2021-08-10
JP7093414B2 JP7093414B2 (ja) 2022-06-29

Family

ID=69592098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020537922A Active JP7093414B2 (ja) 2018-08-21 2018-08-21 部品実装システム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11683922B2 (ja)
EP (1) EP3843513A4 (ja)
JP (1) JP7093414B2 (ja)
CN (1) CN112567900B (ja)
WO (1) WO2020039495A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020065836A1 (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 株式会社Fuji 部品供給装置
CN115136748A (zh) * 2020-04-01 2022-09-30 株式会社富士 带盘拆装装置及供料器准备系统
US20240074132A1 (en) * 2021-02-02 2024-02-29 Fuji Corporation Mounting system
DE102021117281B9 (de) 2021-07-05 2023-02-23 Asm Assembly Systems Gmbh & Co. Kg Automatisches Austauschen einer Bauelement-Zuführeinrichtung mittels eines fahrerlosen Transportfahrzeugs in Verbindung mit einer fein positionierbaren Positioniereinreichtung
JPWO2023067647A1 (ja) * 2021-10-18 2023-04-27
JPWO2023203666A1 (ja) * 2022-04-20 2023-10-26
DE102022111380B4 (de) 2022-05-06 2024-02-01 ASMPT GmbH & Co. KG Verfahren zum Bereitstellen von Bauteilen in Feederkassetten, Bereitstellsystem, Computerprogrammprodukt und computerlesbares Medium
DE102022115401B3 (de) 2022-06-21 2023-12-21 ASMPT GmbH & Co. KG Vorrichtung und Verfahren zum Austauschen einer Bauelement-Zuführeinrichtung an einem Bestückautomaten

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008066404A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Yamaha Motor Co Ltd 実装機の部品管理装置および部品管理方法、実装機
JP2013145817A (ja) * 2012-01-16 2013-07-25 Yamaha Motor Co Ltd 部品実装装置、部品実装基板の生産方法および部品実装システム
JP2014086517A (ja) * 2012-10-23 2014-05-12 Panasonic Corp 電子部品実装システム
WO2018008148A1 (ja) * 2016-07-08 2018-01-11 富士機械製造株式会社 部品実装システムおよび管理装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3344027A (en) * 1965-06-16 1967-09-26 Mallinckrodt Chemical Works Stable suspension of iron salts
WO2002013590A2 (en) * 2000-08-04 2002-02-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for optimization of an order of component mounting, apparatus using the same, and mounter
JP2006245028A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Yamagata Casio Co Ltd 部品搭載装置及びその段取り替え位置教示方法
JP2008213129A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Seiko Epson Corp 生産システム用汎用セル及び該汎用セルを用いた生産システム
JP5623106B2 (ja) * 2010-03-24 2014-11-12 富士機械製造株式会社 フィーダ管理方法及び部品実装装置
US9661522B2 (en) * 2012-07-09 2017-05-23 Cisco Technology, Inc. System and method associated with a service flow router
CN104429174B (zh) * 2012-07-13 2017-03-08 富士机械制造株式会社 元件安装系统
EP2897009B1 (en) * 2012-09-12 2023-03-01 FUJI Corporation Production-sequence-optimizing method and production-sequence-optimizing system
CN105144862B (zh) * 2013-03-14 2018-10-09 株式会社富士 元件安装机的生产管理系统
US10285319B2 (en) * 2013-10-30 2019-05-07 Fuji Corporation Component mounting line management device
SE537966C2 (sv) * 2014-06-10 2015-12-15 Antrad Medical Ab Detektering av läckage vid uppvärmning av en ömtålig dielektrisk last
CN106664820B (zh) * 2014-09-02 2019-04-19 株式会社富士 元件安装系统以及元件安装方法
JP6778197B2 (ja) 2015-08-25 2020-10-28 株式会社Fuji 部品実装ライン
CN111465311B (zh) * 2015-11-17 2021-02-26 株式会社富士 安装处理方法、安装系统及元件安装机
JP2017187996A (ja) * 2016-04-07 2017-10-12 富士機械製造株式会社 フィーダの管理装置および管理方法
JP6561317B2 (ja) * 2016-06-01 2019-08-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品実装システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008066404A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Yamaha Motor Co Ltd 実装機の部品管理装置および部品管理方法、実装機
JP2013145817A (ja) * 2012-01-16 2013-07-25 Yamaha Motor Co Ltd 部品実装装置、部品実装基板の生産方法および部品実装システム
JP2014086517A (ja) * 2012-10-23 2014-05-12 Panasonic Corp 電子部品実装システム
WO2018008148A1 (ja) * 2016-07-08 2018-01-11 富士機械製造株式会社 部品実装システムおよび管理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7093414B2 (ja) 2022-06-29
US20210168978A1 (en) 2021-06-03
EP3843513A1 (en) 2021-06-30
US11683922B2 (en) 2023-06-20
CN112567900B (zh) 2022-09-16
EP3843513A4 (en) 2021-09-01
CN112567900A (zh) 2021-03-26
WO2020039495A1 (ja) 2020-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7093414B2 (ja) 部品実装システム
US11470751B2 (en) Component-mounting system and management device
WO2017033268A1 (ja) 部品実装ライン
JP7176063B2 (ja) 部品実装ライン
JP7314216B2 (ja) フィーダの取り外し及び取り付け方法
JP2018190944A (ja) 部品実装システム
JPWO2019229786A1 (ja) ユニット交換装置
WO2022113227A1 (ja) 部品補給方法および管理装置
WO2022101991A1 (ja) 管理装置および管理方法並びに作業装置
JP6850849B2 (ja) テープフィーダ保管庫および部品実装ライン
JP6840209B2 (ja) 部品実装ライン
CN113170605B (zh) 安装系统
WO2022079858A1 (ja) 部品実装システム
WO2023062752A1 (ja) 情報処理装置、実装システム及び情報処理方法
WO2022101992A1 (ja) 管理装置および管理方法並びに作業装置
JP7481466B2 (ja) 部品実装システム
WO2023067647A1 (ja) 使用済みフィーダの回収方法および管理装置並びにフィーダ交換装置
JPWO2020121402A1 (ja) 実装システムおよび部品供給ユニットの配置方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7093414

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150