JPWO2020016911A1 - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

本発明による回転電機は、回転電機本体と、上記回転電機本体と軸方向に1列に並んで配置されて、上記回転電機本体と一体化された電力変換装置と、を備え、上記電力変換装置は、反負荷側ブラケットの軸方向外側に上記反負荷側ブラケットと相対して配置されて上記反負荷側ブラケットに取り付けられ、底部および筒状部を有するカバーを備え、吸気口が、上記反負荷側ブラケットの回転子と軸方向に相対する領域に形成され、排気口が、上記反負荷側ブラケットのファンの径方向外方の領域に形成され、閉塞部材が、上記カバーと上記負荷側ブラケットとの間の隙間を塞いでいる。

Description

本発明は、例えば自動車などに搭載され、回転電機本体と電力変換装置とが一体化された回転電機に関するものである。
車両用回転電機は、回転電機本体と、制御装置と、を備えている。ここで、制御装置は、回転電機本体との間で電力、信号の授受を行う。省スペース性と搭載性の容易さ、さらに、回転電機本体と制御装置とを接続する配線ハーネスの縮小化の観点から、回転電機本体と制御装置とを一体化させた回転電機の開発が進められている。
特許文献1に記載の回転電機では、制御装置が回転電機本体の反負荷側に一体化されて構成されていた。そして、冷却風が、ロータの軸端に装着されたファンにより、径方向からヒートシンクに吸入され、ヒートシンクに形成されたフィンに沿って流れ、リヤハウジングの通風孔を通って回転電機本体内に流入し、ファンにより旋回されて、リヤハウジングの外部に排出される。
特許第4229947号公報
しかし、特許文献1においては、ロータの軸端に装着されたファンにより、冷却風を径方向外方から制御装置のパワー部のヒートシンクに吸入させていた。このため、ねじなどの異物が、径方向外方からヒートシンクとリヤハウジングとの間の隙間に入り、リヤハウジングの通風孔を通って回転電機本体内の回転部に到達するという問題があった。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、回転電機本体内部への異物の侵入を抑制することができる回転電機を提供する。
この発明による回転電機は、回転電機本体と、上記回転電機本体と軸方向に1列に並んで配置されて、上記回転電機本体と一体化された電力変換装置と、を備え、上記回転電機本体は、負荷側ブラケットおよび反負荷側ブラケットを有するハウジングと、上記ハウジング内に回転可能に設けられた回転子と、上記回転子の軸方向の反負荷側の端部に固定されたファンと、上記ハウジングに保持されて、上記回転子と同軸に、かつ上記回転子の外径側に配置された固定子と、を備え、上記電力変換装置は、上記反負荷側ブラケットの軸方向外側に上記反負荷側ブラケットと相対して配置されて上記反負荷側ブラケットに取り付けられ、底部および筒状部を有するカバーを備え、吸気口が、上記反負荷側ブラケットの上記回転子と軸方向に相対する領域に形成され、排気口が、上記反負荷側ブラケットの上記ファンの径方向外方の領域に形成され、閉塞部材が、上記カバーと上記負荷側ブラケットとの間の隙間を塞いでいる。
本発明によれば、閉塞部材によりカバーと負荷側ブラケットとの間の隙間が塞がれているので、反負荷側ブラケットに形成された吸気口から回転電機本体の内部に異物が侵入することを抑制することができる。
この発明の実施の形態1に係る回転電機を示す片側断面図である。 この発明の実施の形態2に係る回転電機を示す要部断面図である。 この発明の実施の形態3に係る回転電機を示す要部断面図である。 この発明の実施の形態4に係る回転電機を示す要部断面図である。 この発明の実施の形態5に係る回転電機を示す要部断面図である。 この発明の実施の形態6に係る回転電機を示す要部断面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る回転電機を示す片側断面図である。
図1において、回転電機は、回転電機本体200と、回転電機本体200と軸方向に並んで回転電機本体200の反負荷側に配設された電力変換装置としての電力供給ユニット300と、備える。回転電機は、回転電機本体200の軸方向を鉛直方向として、電力供給ユニット300を上方に位置させて、設置される。
回転電機本体200は、負荷側ブラケットであるフロントブラケット1および反負荷側ブラケットであるリヤブラケット2とからなるハウジングと、固定子鉄心31および固定子巻線32を有する固定子3と、シャフト4および界磁巻線5を有する回転子6と、を備えている。
フロントブラケット1は、鉄などの金属材料を用いて、底部と筒状部とからなる椀状に作製される。ベアリング71が、フロントブラケット1の底部の軸心位置に装着されている。吸気口11が、フロントブラケット1の底部に、ベアリング71を取り囲むように複数形成されている。排気口12が、フロントブラケット1の筒状部に、全周に渡って複数形成されている。
リヤブラケット2は、鉄などの金属材料を用いて、底部と筒状部とからなる椀状に作製される。ベアリング72が、リヤブラケット2の底部の軸心位置に装着されている。吸気口21が、リヤブラケット2の底部に、ベアリング72を取り囲むように複数形成されている。排気口22が、リヤブラケット2の筒状部に、全周に渡って複数形成されている。
固定子3は、円環状の固定子鉄心31と、固定子鉄心31に装着された固定子巻線32とを備える。固定子3は、固定子鉄心31を軸方向の両側からフロントブラケット1とリヤブラケット2との椀状の開口縁部に挟まれて、ハウジングに固定状態に保持されている。これにより、排気口12,22が、固定子巻線32のコイルエンドの径方向外方に配置される。
回転子6は、フロントブラケット1に設けられたベアリング71と、リヤブラケット2に設けられたベアリング72と、によりシャフト4が支持されて、ハウジング内に回転可能に収納されている。これにより、回転子6は、固定子3の内径側に、固定子3との間に微少な空隙を介して、同軸に配置されている。吸気口11,21は、回転子6と軸方向に相対するように配置される。
ファン81は、回転子6の軸方向の負荷側であるフロント側端面に固着されている。また、ファン82は、回転子6の軸方向の反負荷側であるリヤ側端面に固着されている。プーリー9が、フロントブラケット1からフロント側に突出するシャフト4の負荷側端部に装着されている。図示されていないが、プーリー9は、ベルトを介してエンジンの回転軸に連結されている。これにより、エンジンと回転電機本体200との間での回転エネルギーの授受が可能となっている。
電力供給ユニット300は、複数の半導体スイッチング素子により構成されたインバータ回路部150、インバータ回路部150の駆動を制御するCPUなどが実装された制御基板151、ブラシ100、回転センサ110、カバー130などを備える。そして、電力供給ユニット300は、バッテリなどの外部電源の直流電力を交流電力に変換して固定子巻線32に供給し、外部電源の直流電力を界磁巻線5に供給する。
インバータ回路部150は、半導体スイッチング素子がアルミ、銅などの金属基板、又はセラミック基板に、はんだなどで接合された状態で、ヒートシンク140の一面のケース126により囲まれた領域に固定される。これにより、インバータ回路部150とヒートシンク140との間の電気絶縁性が確保される。グリース、接着剤などの伝熱材を用いて、インバータ回路部150の半導体スイッチング素子が接合された基板とヒートシンク140とを固定した場合、伝熱材を薄くすることができる。また、はんだなどの導電材を用いて、インバータ回路部150の半導体スイッチング素子が接合された基板とヒートシンク140とを固定することができる。
一方、インバータ回路部150のリードフレームは、シート状の接着剤、ゲル状の接着剤などの伝熱材を介してヒートシンク140に固定される。これにより、固定部材および接合工程を省略できるとともに、固定部の熱抵抗を低減できる。ここで、リードフレームとヒートシンク140が同電位の場合には、はんだ、ばね、ねじなどの部材でリードフレームとヒートシンク140とを固定できるので、固定部の熱抵抗を低減できるだけでなく、高温での固定信頼性を向上できる。
制御基板151は、ヒートシンク140の一面のケース126で囲まれた領域に取り付けられる。そして、インバータ回路部150および制御基板151が、ケース126内に充填されたポッティング材152内に埋め込まれる。これにより、インバータ回路部150および制御基板151の防水性、防塵性、および耐振性が向上される。
インバータ回路部150および制御基板151が取り付けられたヒートシンク140は、回転電機本体200のリヤ側に、リヤブラケット2の底部と相対するように配置され、固定部材によりリヤブラケット2に固定される。
ブラシ100は、リヤブラケット2からリヤ側に突出するシャフト4の反負荷側端部に接触するように、リヤブラケット2のリヤ側に配置されている。回転センサ110は、リヤブラケット2からリヤ側に突出するシャフト4の反負荷側端部に配置されている。なお、回転センサ110は、ホール素子、レゾルバなどで構成される。
カバー130は、底部130aと筒状部130bとからなる椀状に形成されている。カバー130は、リヤ側から、インバータ回路部150および制御基板151が取り付けられたヒートシンク140、ブラシ100、回転センサ110などを覆うように配置され、リヤブラケット2に固定される。これにより、水、粉塵などから電子部品が保護される。ケース126およびカバー130は、樹脂を用いることで電気絶縁性および軽量性を得ることができ、金属を用いることで放熱性を得ることができる。
吸気穴144は、ヒートシンク140のケース126が取り付けられている位置より内径側に形成される。また、吸気穴131は、吸気穴144のリヤ側に位置するようにカバー130の底部130aに形成される。
電力供給ユニット300と固定子巻線32とは、バスバー212により電気的に接続される。バスバー212は、インサート成形されて、樹脂と一体化されている。インサート成形体201は、バスバー212と成形樹脂211とを一体化した複合部品である。これにより、バスバー212は、防水性が高められるとともに、リヤブラケット2、ヒートシンク140などの異電位の部材に対する電気絶縁性が確保される。バスバー212のインサート成形体210は、リヤブラケット2にねじなどにより取り付けられる。そして、インサート成形体210は、リヤブラケット2から径方向外方に突出し、カバー130の筒状部130bの開口縁部に接している。インサート成形体210は、リヤブラケット2の排気口22から排出される冷却風に曝される位置に配置されている。
つぎに、このように構成された回転電機における冷却動作について説明する。まず、回転子6が回転駆動されると、ファン81,82が連動して回転駆動される。これにより、図1の矢印で示すように、冷却風W1は、吸気口11からフロントブラケット1内に吸入され、ファン81により遠心方向に曲げられ、回転子6および固定子3を冷却した後、排気口12から排出される。一方、冷却風W2は、吸気穴131からカバー130内に吸入され、吸気穴144を通ってリヤブラケット2側に流入する。これにより、ブラシ100および回転センサ110が、冷却風W2によって冷却される。リヤブラケット2側に流入した冷却風W2は、ヒートシンク140のリヤブラケット2側の面に沿って流れ、吸気口21からリヤブラケット2内に流入する。そこで、冷却風W2は、ファン82により遠心方向に曲げられ、回転子6および固定子3を冷却して排気口22から排出される。
これにより、冷却風W2がブラシ100および回転センサ110に当たり、シャフト4との摩擦によるブラシ100の温度上昇が抑制され、ブラシ100の長寿命化が図られる。また、回転センサ110が冷却され、回転センサ110の温度上昇が抑制される。
ここで、カバー130の吸気穴131は、カバー130の底部130aの中央側に形成されているが、カバー130の底部130aの外径側に形成されてもよい。この場合、吸気穴131からカバー130内に流入して吸気穴144に至る冷却風W2の経路が長くなり、多くの部品を冷却することができる。また、吸気穴131は、カバー130の筒状部130bに形成されてもよい。この場合、吸気穴131からカバー130内に流入した冷却風W2は、ヒートシンク140のリヤブラケット2と相対する面に沿って流れ、吸気口21からリヤブラケット2内に流入する。これにより、ヒートシンク140に接続された部品が効果的に冷却される。
従来技術では、制御ユニットが回転電機本体から離れて配置されていたので、制御ユニットのカバーと回転電機本体のリヤハウジングとの間に隙間が形成されていた。そこで、ねじなどの異物が、当該隙間から制御ユニットのヒートシンクとリヤハウジングとの間を通り、リヤハウジングの通風孔を通って回転電機本体内の回転部に到達していた。これにより、ファンなどの部品が損傷するおそれがあった。
実施の形態1では、電力供給ユニット300と固定子巻線32とを電気的に接続するバスバー212と成形樹脂211とを一体成形してなるインサート成形体210により、カバー130の筒状部130bの開口縁部とリヤブラケット2との間の隙間を塞いでいる。これにより、ねじなどの異物が、カバー130内に入り込み、吸気口21からリヤブラケット2内に流入する事態の発生が抑制される。すなわち、インサート成形体210は、閉塞部材を構成している。
実施の形態1では、バスバー212と成形樹脂211とを一体成形してなるインサート成形体210を用いてカバー130の筒状部130bの開口縁部とリヤブラケット2との間の隙間を塞いているので、新たな閉塞部材を用意する必要がない。
さらに、実施の形態1では、排気口22に近接する、カバー130の筒状部130bの開口縁部とリヤブラケット2との間の隙間が塞がれている。吸気穴131が排気口22から遠く離れたカバー130の底部130aの中央側に形成されている。そこで、排気口22から排出された、暖まった冷却風W2がカバー130内に再流入し、回転電機本体200および電力供給ユニット300の冷却性を低下させるような事態の発生が抑制される。ここで、暖まった冷却風W2のカバー内への再流入を抑制する観点から、吸気穴131は、カバー130の底部130aに形成されることが好ましい。また、吸気穴131は、カバー130の底部130aの中央側に形成されることがより好ましい。
カバー130とリヤブラケット2との間の隙間がバスバー212と成形樹脂211とを一体成形してなるインサート成形体210により塞がれているので、ヒートシンク140に異物流入防止用の突起を設ける必要がない。そこで、ヒートシンク140のリヤブラケット側の面を平坦面として形成でき、ヒートシンク140とリヤブラケット2との間の隙間を小さくすることができる。これにより、回転電機の軸長が短くなり、回転電機の軽量化、および車両への搭載性の向上が図られる。また、ヒートシンク140の軽量化が可能となり、低コスト化が図られる。さらに、バスバー212の長さが短くなるので、バスバー212の抵抗が小さくなり、発熱量が低減される、これにより、熱損失を抑制することができる。さらにまた、ヒートシンク140の面が平坦面となることで、ヒートシンク140での圧損が少なくなる。これにより、冷却風W2の風量が増加し、発熱部品の温度上昇が抑制される。
ここで、カバー130を金属製とすることで、電力供給ユニット300に入るノイズを反射あるいは吸収することができる。これにより、外部ノイズによる回転電機への影響を軽減できる。また、カバー130が電力供給ユニット300から出るノイズを反射あるいは吸収し、吸収周辺機器への影響を軽減できる。さらに、金属製であるバスバー212がカバー130とリヤブラケット2との間の隙間を塞いでいるので、ノイズの影響をより軽減できる効果が得られる。バスバー212と成形樹脂211とを一体成形してなるインサート成形体210がカバー130に接しているので、バスバー212での発熱がカバー130を介して効果的に放熱される。
回転電機本体200において、固定子巻線32が複数相の巻線で構成されている場合、バスバー212も巻線の相数に応じて複数となる。このとき、電気角位相の異なるバスバー212同士を同じインサート成形体210に一体成形することが好ましい。つまり、電気角位相の異なるバスバー212同士を同じインサート成形体210に一体成形することにより、一体成形された各バスバー212での発熱のピークのタイミングが分散される。これにより、バスバー212のインサート成形体210での温度上昇が抑制される。特に、電気角位相差が90°の時に最も発熱のピークのタイミングが分散されて均一化できる。このため、電気角位相差が90°のバスバー212同士を1つのインサート成形体210に一体成形することが好ましい。
なお、実施の形態1では、バスバー212と成形樹脂211とを一体成形してなるインサート成形体210がリヤブラケット2に取り付けられているが、インサート成形体210は、ヒートシンク140に取り付けられてもよい。
また、インサート成形体210は、カバー130より径方向外方に突出させることにより、異物のカバー130内への流入を、より抑制することができる。
また、インサート成形体210によりカバー130の筒状部130bとリヤブラケット2との間の隙間を閉塞する場合は、異物が流入する箇所のみを閉塞してもよいが、全周に渡って閉塞することが好ましい。
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2に係る回転電機を示す要部断面図である。
図2において、カバー130の筒状部130bの開口縁部は、インサート成形体210の成形樹脂211の、カバー130の開口縁部との接続部に形成された溝214に挿入されている。
なお、他の構成は、上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態2では、カバー130の筒状部130bの開口縁部が、インサート成形体210の成形樹脂211に形成された溝214に挿入されて、ラビリンス構造となっている。したがって、実施の形態2においても、異物のカバー130内への流入を抑制することができる。
実施の形態3.
図3は、この発明の実施の形態3に係る回転電機を示す要部断面図である。
図3において、カバー130の筒状部130bの開口縁部が挿入された溝214内に、テープ、接着剤などの充填剤215が充填されている。
なお、他の構成は、上記実施の形態2と同様に構成されている。
この実施の形態3では、カバー130の筒状部130bの開口縁部が挿入された溝214内に充填剤215が充填されている。したがって、実施の形態3によれば、小さな異物でも、カバー130内への流入をより抑制することができる。
実施の形態4.
図4は、この発明の実施の形態4に係る回転電機を示す要部断面図である。
図4において、バスバー212と成形樹脂211とを一体成形してなるインサート成形体210が、カバー130の筒状部130bの内周壁面に接している。
なお、他の構成は、上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態4では、インサート成形体210が、カバー130の筒状部130bの内周壁面に接して、カバー130とリヤブラケット2との間の隙間を塞いでいる。したがって、実施の形態4においても、異物のカバー130内への流入を抑制することができる。
この場合、電力供給ユニット300が機能追加により大型化した場合においても、インサート成形体210をカバー130より径方向外方に突出させる必要がなく、カバー130とリヤブラケット2との隙間を効果的に閉塞できる。
実施の形態5.
図5は、この発明の実施の形態5に係る回転電機を示す要部断面図である。
図5において、吸気穴132が、カバー130の底部130aの外径側に形成されている。周方向厚みの薄いヒートシンク放熱フィン145は、ヒートシンク140の外径側端部から径方向外方向に延びて、周方向に複数配置されている。吸気穴132は、ヒートシンク放熱フィン145と軸方向に相対している。周方向厚みの薄いバスバー放熱フィン213は、バスバー212から成形樹脂21を貫通して軸方向フロント側に延びて、周方向に複数配置されている。バスバー放熱フィン213は、その一部が、排気口22内に挿入されている。これにより、バスバー放熱フィン213は、排気口22から排気される冷却風の流れに曝される。
なお、他の構成は、上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態5では、インサート成形体210がカバー130の筒状部130bの開口縁部に接して、カバー130とリヤブラケット2との間の隙間を塞いでいる。したがって、実施の形態5においても、カバー130内への異物の流入が抑制される。
吸気穴131および132が、カバー130の底部130aの中央側と外径側とに形成されているので、冷却風W2およびW3の風量が増大し、発熱部品を効果的に冷却することができる。
吸気穴132は、カバー130の底部130aの外径側に形成され、ヒートシンク放熱フィン145は、ヒートシンク140の外径側端部から径方向外方に突出している。そこで、ヒートシンク放熱フィン145は、吸気穴132から吸入された冷却風W3の通風路に存在し、発熱部品での発熱がヒートシンク放熱フィン145を介して効果的に冷却風W3に放熱される。また、バスバー212のインサート成形体が吸気穴132から吸入された冷却風W3の通風路に存在するので、バスバー212での発熱が効果的に放熱される。
バスバー放熱フィン213は、排気口22から排出される冷却風W2およびW3に曝されるので、バスバー212での発熱が効果的に放熱される。
バスバー放熱フィン213は、バスバー212の形成時にバスバー212と一体に形成できるので、バスバー放熱フィン213を付加するために、インサート成形時に工程を追加する必要が無い。
なお、ヒートシンク放熱フィン145は、ヒートシンク140の全周に渡って形成してもよく、冷却すべき発熱体の場所に合わせて部分的に形成してもよい。
また、バスバー放熱フィン213は、バスバー212と同一材料で、バスバー212と一体に形成されているが、バスバー放熱フィンは、成形樹脂211と同一材料で、成形樹脂211と一体に形成されてもよい。
実施の形態6.
図6は、この発明の実施の形態6に係る回転電機を示す要部断面図である。
図6において、液冷媒を流通させる流路146がヒートシンク140に形成されている。
なお、他の構成は、上記実施の形態2と同様に構成されている。
実施の形態6では、カバー130の筒状部130bの開口縁部が、インサート成形体210に形成された溝214に挿入されて、ラビリンス構造となっている。したがって、実施の形態6においても、異物のカバー130内への流入を抑制することができる。
実施の形態6では、液冷媒を流通させる流路146がヒートシンク140の中に形成されているので、電力供給ユニット300での発熱が大きい場合でも、ヒートシンク140の発熱を効果的に放熱することができる。
実施の形態6では、実施の形態2の回転電機のヒートシンク140に流路146を形成しているが、他の実施の形態の回転電機のヒートシンク140に流路146を形成してもよい。
なお、上記各実施の形態では、界磁巻線を界磁手段とするクローポール型の回転子を用いているが、永久磁石を界磁手段とする永久磁石埋込型回転子を用いてもよい。
また、上記各実施の形態では、バスバーのインサート成形体を閉塞部材として用いているが、閉塞部材は、バスバーのインサート成形体に限定されず、カバーとリヤブラケットとの間の隙間を塞ぐことができる部材であればよい。
また、上記各実施の形態では、電動機として動作する回転電機本体について説明しているが、回転電機本体は、発電機として動作するものでもよい。
なお、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の設計変更を行うことが可能である。
1 フロントブラケット(負荷側ブラケット)、2 リヤブラケット(反負荷側ブラケット)、3 固定子、6 回転子、21 吸気口、22 排気口、82 ファン、130 カバー、130a 底部、130b 筒状部、140 ヒートシンク、145 ヒートシンク放熱フィン、146 流路、150 インバータ回路部、200 回転電機本体、210 インサート成形体、211 成形樹脂、212 バスバー、213 バスバー放熱フィン、214 溝、300 電力供給ユニット(電力変換装置)。

Claims (16)

  1. 回転電機本体と、上記回転電機本体と軸方向に1列に並んで配置されて、上記回転電機本体と一体化された電力変換装置と、を備え、
    上記回転電機本体は、負荷側ブラケットおよび反負荷側ブラケットを有するハウジングと、上記ハウジング内に回転可能に設けられた回転子と、上記回転子の軸方向の反負荷側の端部に固定されたファンと、上記ハウジングに保持されて、上記回転子と同軸に、かつ上記回転子の外径側に配置された固定子と、を備え、
    上記電力変換装置は、上記反負荷側ブラケットの軸方向外側に上記反負荷側ブラケットと相対して配置されて上記反負荷側ブラケットに取り付けられ、底部および筒状部を有するカバーを備え、
    吸気口が、上記反負荷側ブラケットの上記回転子と軸方向に相対する領域に形成され、
    排気口が、上記反負荷側ブラケットの上記ファンの径方向外方の領域に形成され、
    閉塞部材が、上記カバーと上記負荷側ブラケットとの間の隙間を塞いでいる回転電機。
  2. 上記閉塞部材は、上記カバーの上記筒状部に接する状態で、上記反負荷側ブラケットに固定されている請求項1記載の回転電機。
  3. 上記閉塞部材は、上記カバーの上記筒状部の上記反負荷側ブラケット側の端面に接している請求項2記載の回転電機。
  4. 上記カバーの上記筒状部の開口縁部が、上記閉塞部材に形成された溝内に挿入されている請求項3記載の回転電機。
  5. 上記閉塞部材は、上記カバーの上記筒状部の内周壁面に接している請求項2記載の回転電機。
  6. 上記カバーと上記閉塞部材とが接着されている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の回転電機。
  7. 上記カバーの上記筒状部の開口縁部は、上記反負荷側ブラケットより径方向外側に配置されている請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の回転電機。
  8. 上記閉塞部材は、上記電力変換装置と上記固定子の固定子巻線とを電気的に接続するバスバーのインサート成形体である請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の回転電機。
  9. 上記バスバーは、位相の異なる電流が通電される複数のバスバーである請求項8記載の回転電機。
  10. 上記複数のバスバーに通電される電流の位相差は90°である請求項9記載の回転電機。
  11. 上記インサート成形体は、上記排気口から排出される冷却風に曝されるように配置されている請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の回転電機。
  12. 上記インサート成形体は、上記バスバー又は上記インサート成形体の成形樹脂から突出するバスバー放熱フィンを有し、上記バスバー放熱フィンが、上記排気口から排出される冷却風に曝されるように配置されている請求項11記載の回転電機。
  13. 上記電力変換装置は、上記反負荷側ブラケットの軸方向外側に上記反負荷側ブラケットと相対して配置されたヒートシンクを備え、上記ヒートシンクの上記反負荷側ブラケットと相対する面が平坦面である請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の回転電機。
  14. 上記ヒートシンクは、上記ヒートシンクから径方向外方に突出するヒートシンク放熱フィンを有し、
    吸気穴が、上記カバーの上記底部130aの上記ヒートシンク放熱フィンと相対する領域に形成されている請求項13記載の回転電機。
  15. 液冷媒の流路が上記ヒートシンクに形成されている請求項13又は請求項14記載の回転電機。
  16. 上記カバーは、金属製である請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の回転電機。
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