JP6213397B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、ローターの回転によって発電を行う、または電力の供給によってローターが回転する回転電機に関する。
ハウジング内に設けられたローターの回転によって、ローターの径方向外側と対向するように配置されたステータにおいて発電を行う発電機においては、発生した電力を直流に変換するために、パワー素子を有する電力変換装置がハウジング内に配置されて使用されるものがある。また、電力の供給によってローターが回転する電動機においても、ステータに供給する電力を交流に変換するために、ハウジング内に電力変換装置が設けられているものがある。さらに、発電機と電動機の2つの機能を併せ持つ電動発電機において、上記の電力変換装置をハウジング内に設けた、いわゆる機電一体の回転電機とするものがある。このような構成において、電力変換装置に含まれるパワー素子は、その作動によって発熱するため、発電機、電動機および電動発電機においては、ハウジング内において熱が滞留するという問題があった。
これに対し、交流発電機内に設けられ、パワー素子の冷却機能を備えた電力変換装置に関する従来技術があった(例えば、特許文献1参照)。当該従来技術においては、ローターの回転軸に直交するように平板状の取付部材を設け、取付部材の一面に放射状に複数の放熱フィンを形成し、他面にパワー素子が取り付けられている。さらに、交流発電機のハウジングに空気導入孔を設け、空気導入孔から内部に進入した冷却風が取付部材を通過することにより、放熱フィンにおいて放熱が行われ、パワー素子の冷却が行われる。
特開2014−36445号公報
しかしながら、上述した従来技術による電力変換装置を備えた交流発電機においては、冷却風とともに、外部の塵、砂等の異物または水分がハウジング内に進入することがある。交流発電機の内部には、ローターへ電力を供給するための一対の給電ブラシ、およびローターに形成され、給電ブラシと摺動する一対のスリップリングが設けられており、ブラシとスリップリングとの摺動部は、交流発電機の内部に奥まっている。
一方、給電ブラシの磨耗粉がブラシホルダ内に堆積すると、給電ブラシの早期磨耗やスリップリング間の絶縁不良を発生させることがある。この問題を解決するために、ブラシホルダには磨耗粉抜け通路を設ける必要があるが、一方でブラシホルダ内側とブラシホルダ外側で異物または水分の進入経路ができる。
ここで、冷却機の放熱フィンが放射状に配置されているため、放熱フィン間、および上記の進入経路を経由して、進入した異物等が給電ブラシとローターに形成されたスリップリングとの摺動部に入る可能性が高まる。給電ブラシとスリップリングとの間の摺動部に異物が入り込んだ場合、給電ブラシの早期磨耗や給電ブラシとスリップリングとの間の接触不良を発生させることがある。
また、上述した従来技術による電力変換装置で、冷却性の向上のため、限られたスペース内において放熱面積を増やそうとすると、放射状の放熱フィンの枚数を増やことが必要になる。その結果、放熱フィンの厚みが小さくなるので、放熱フィンは部分的に欠け易くなる。すなわち、製造工程で、より慎重な取り扱いが必要となるので、製造コストが上昇すると共に、組付け後の使用環境によっては振動などによる欠けによる冷却性の低下や短絡故障を生ずる可能性が高まる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、給電ブラシの信頼性を向上させることのできる回転電機を提供することにある。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る回転電機の発明は、ハウジング(2、3、11)と、ハウジングに固定されたステータ(4)と、ハウジングに対して回転可能に取り付けられ、ステータに対して半径方向に対向したローター(5)と、ハウジングに取り付けられ、ローターの回転軸(5d)に設けられたスリップリング(5e、5f)と摺接してローターに電力を供給する給電ブラシ(9a、9b)と、ステータに発生した電力を直流に変換する、または、ステータへの電力を交流に変換する電力変換素子(15)と、電力変換素子が取り付けられるとともに、放熱用フィン(14b)が形成され、ハウジングに取り付けられた通風部(14a、14b)と、を備え、ハウジングを貫通した空気導入孔(12)からハウジング内に進入した冷却空気が、通風部を通過し、電力変換素子を冷却する回転電機(1)であって、空気導入孔と給電ブラシとの間には、空気導入孔から進入した冷却空気が給電ブラシへ到達することを阻止する遮蔽壁(14c)が形成され、通風部と遮蔽壁とが一体化されて素子取付部材(14)が形成され、素子取付部材は、半径方向に延びる平板状に形成された底面部(14a)を有し、底面部の一面(14d)には電力変換素子が固定され、底面部の他面(14e)には遮蔽壁が回転軸方向に突出するように形成されている。
この構成によれば、電力変換素子が取り付けられ、空気導入孔からハウジング内に進入した冷却空気が通過する通風部をハウジングに取り付け、空気導入孔と給電ブラシとの間には、進入した冷却空気が給電ブラシへ到達することを阻止する遮蔽壁が形成されていることにより、遮蔽壁に遮られ、進入した冷却空気が給電ブラシへ到達することがないため、冷却空気とともに異物または水分が給電ブラシの摺動部に入り込むことがなく、給電ブラシの磨耗や給電ブラシとスリップリングとの間の接触不良を防止することができる。
また、遮蔽壁は複数の放熱フィンを連結するので、剛性を高めることができる。よって、放熱フィンの厚みを小さくしても、欠けにくくすることができるので、製造コストの低減および冷却性の確保や短絡故障防止の効果を高めることができる。
本発明の一実施形態による交流発電機の回転軸に沿ってカットした場合の断面図 図1に示した放熱板をパワーモジュールが取り付けられた側から見た場合の斜視図 放熱板を冷却フィンが形成された側から見た場合の正面図 図3のIV−IV断面図 図1の一部拡大図 第2ボデーを整流装置側から見た場合の正面図
図1乃至図6に基づき、本発明の一実施形態による交流発電機1(回転電機に該当する)について説明する。本実施形態における交流発電機1は、車両に設けられているものであるが、これに限られるものではない。尚、交流発電機1の説明中において、ローター5の回転軸5dの延びた方向を単に回転軸方向という。また、回転軸方向において、プーリー8が形成された側(図1において左方)を交流発電機1の前方とし、反対側(図1において右方)を交流発電機1の後方として説明する。また、交流発電機1の外周から回転軸5dに近づく方向を半径方向内方といい、その逆の方向を半径方向外方という。
図1に示すように、交流発電機1において、第1ボデー2および第2ボデー3は、ステータ4を回転軸方向に挟み込んだ状態で連結されている。ステータ4は、第1ボデー2および第2ボデー3に固定されたステータコア4aと、ステータコア4aに巻回されたステータコイル4bとを備えている。
一方、第1ボデー2および第2ボデー3には、ローター5が回転可能に取り付けられている。ローター5を形成する一対のローターコア5a、5bは、界磁コイル5cを挟み込んで互いに結合されている。ローター5はステータ4に対して半径方向内方に対向しており、ローターコア5a、5bの外周面とステータコア4aの内周面との間には、僅かな隙間が形成されている。また、前方に形成されたローターコア5aの前端面にはフロント冷却ファン6aが固定され、後方に形成されたローターコア5bの後端面にはリヤ冷却ファン6bが固定されている。フロント冷却ファン6aおよびリヤ冷却ファン6bは、ローター5と一体回転可能に形成されている。
また、双方のローターコア5a、5bには回転軸5dが圧入されており、回転軸5dの前後部は、それぞれ軸受7a、7bによって、第1ボデー2および第2ボデー3に回転可能に取り付けられている。また、さらに、回転軸5dの前端部には、プーリー8が一体回転可能に取り付けられている。プーリー8には、図示しない車両のエンジンからの駆動力を伝達するベルトが張架されている。
回転軸5dの後端部には一対のスリップリング5e、5fが、回転軸5dの全周にわたって形成されている。スリップリング5e、5fには、それぞれワイヤーハーネス5gが接続されており、ワイヤーハーネス5gによってスリップリング5e、5fは、前述した界磁コイル5cに接続されている。
図1に示したように、各々のスリップリング5e、5fには、一対の給電ブラシ9a、9bが当接している。給電ブラシ9a、9bは、ブラシホルダ10を介して第2ボデー3に取り付けられている。給電ブラシ9a、9bは、図示しない車両の直流電源(車載バッテリー)に接続されており、直流電源は、給電ブラシ9a、9b、スリップリング5e、5fおよびワイヤーハーネス5gを介して界磁コイル5cに通電される。給電ブラシ9a、9bは、ローター5が回転することにより、スリップリング5e、5fに対して摺接し、界磁コイル5cに電力を供給する。
第2ボデー3の後端面には、リヤカバー11が取り付けられている。リヤカバー11は合成樹脂材料にて形成され、第2ボデー3との間において整流装置13を挟持するように取り付けられている。リヤカバー11と第2ボデー3との間には、全周にわたって吸気口12(空気導入孔に該当する)が形成されている。吸気口12は、リヤカバー11と第2ボデー3との間を貫通し、交流発電機1の内外を連通している。整流装置13については、後において詳述する。リヤカバー11は、回転軸5dのスリップリング5e、5f、給電ブラシ9a、9b、整流装置13および図示しないICレギュレータ等を覆うように、第2ボデー3に取り付けられている。尚、第1ボデー2、第2ボデー3およびリヤカバー11を包括した構成がハウジングに該当する。
以下、整流装置13について説明する。図2において示すように、整流装置13は、放熱板14(素子取付部材に該当する)と、放熱板14に取り付けられた複数のパワーモジュール15(電力変換素子に該当する)とを備えている。パワーモジュール15は、これに限られるものではないが、例えば、複数のパワーMOSトランジスタと、これらを制御する制御素子とにより形成されている。パワーモジュール15は、ステータコイル4bに接続されるとともに、ICレギュレータを介して車両の直流電源に接続されている。リヤカバー11には、パワーモジュール15および給電ブラシ9a、9bを、直流電源に接続するためのコネクタ16を配置する位置に、空孔が形成されている。
図3に示すように、放熱板14は、アルミニウム合金等の熱伝導性に優れた材料によって一体化されており、半径方向に延びる平板状に形成された底面部14aと、底面部14a上に形成された複数の冷却フィン14b(放熱用フィンに該当する)と、底面部14aに接続された遮蔽壁14cとを備えている。底面部14aの後面14d(一面に該当する)には、前述したパワーモジュール15が取り付けられている。
放熱板14は、中央部を回転軸5dが貫通するように、略C形状を呈しており、回転軸5dおよび給電ブラシ9a、9bを半径方向外方において取り囲んでいる。冷却フィン14bおよび遮蔽壁14cは、底面部14aの前面14e(他面に該当する)から回転軸方向前方に向けて突出している。底面部14a上において、冷却フィン14bは半径方向に放射状に延びている。遮蔽壁14cは底面部14a上を周方向に延びて、各々の冷却フィン14bの半径方向における内端部を互いに連結している(図2および図3示)。尚、底面部14aと冷却フィン14bとを含めた構成が、通風部に該当する。
図4に示したように、遮蔽壁14cの半径方向外方に位置する面14fと、底面部14aの前面14eとの間には、所定半径を有した曲面部14gが設けられ、遮蔽壁14cと底面部14aとの接続部は滑らかな円弧状に形成されている。
また、図4に示したように、遮蔽壁14cの回転軸方向の突出量h1は、冷却フィン14bの回転軸方向の突出量h2よりも大きくなるように設定されている(h1>h2)。
図1に示したように、放熱板14は、給電ブラシ9a、9bを避けるように、第2ボデー3に取り付けられている。放熱板14は、リヤカバー11と第2ボデー3との間に形成された吸気口12に対し半径方向に対向しており、吸気口12を介して、放熱板14の外周部が交流発電機1の外方から視認可能に形成されている。放熱板14の遮蔽壁14cは、吸気口12と給電ブラシ9a、9bとの間に配置されている。
図5および図6に示すように、第2ボデー3には、放熱板14の前面14eに対して回転軸方向に対向する壁部3aを有している。壁部3aは、第1ボデー2、第2ボデー3およびリヤカバー11を包括したハウジング内を仕切っている。壁部3aには、吸気口12から進入した冷却空気が通過する複数の吸入窓3bが貫通している。また、第2ボデー3の外周面には、回転軸方向において、壁部3aに対する放熱板14の反対側に位置するように、空気排出孔3cが形成されている(図1示)。
図5に示したように、吸入窓3bの回転軸5dの回転中心からの最外径r1は、遮蔽壁14cの、回転軸5dの回転中心からの径r2よりも大きく設定されている(r1>r2)。すなわち、遮蔽壁14cは、吸入窓3bの最外径部よりも半径方向内方に位置している。
次に、交流発電機1の作動について説明する。直流電源から界磁コイル5cに電力が加えられた状態で、プーリー8を介して、エンジンによってローター5が回転されると、ステータコイル4bにおいて交流電力が発生する。ステータコイル4bにおいて発生した電力は、パワーモジュール15によって直流に変換される。パワーモジュール15によって直流に変換された電力は、必要な場合には、ICレギュレータによって適正な電圧に調整された後、直流電源に蓄えられる。
ローター5が駆動されることにより、リヤ冷却ファン6bが回転すると、吸気口12から冷却空気が吸引され、交流発電機1の内部に進入する。冷却空気は、吸入窓3bを通過して第2ボデー3内に進入した後、ステータコイル4bを冷却し、空気排出孔3cから外部へ排出される。吸気口12から進入した冷却空気が、冷却フィン14bに沿って放熱板14を通過する際に、パワーモジュール15によって発生された熱が放出される。尚、図1において、冷却空気の進入経路を太い矢印にて示している。
また、吸気口12から進入した冷却空気は遮蔽壁14cによって遮られ、給電ブラシ9a、9bへ到達することが阻止される。したがって、万が一、異物が吸気口12から交流発電機1の内部に進入したとしても、給電ブラシ9a、9bの摺動部に入り込むことがなく、冷却空気とともに空気排出孔3cから外部へ排出される。
本実施形態によれば、吸気口12と給電ブラシ9a、9bとの間には、進入した冷却空気が給電ブラシ9a、9bへ到達することを阻止する遮蔽壁14cが形成されている。これにより、進入した冷却空気が、遮蔽壁14cに遮られ、給電ブラシ9a、9bへ到達することがないため、冷却空気とともに異物が給電ブラシ9a、9bの摺動部に入り込むことがない。したがって、給電ブラシ9a、9bの磨耗や給電ブラシ9a、9bとスリップリング5e、5fとの間の接触不良を防止することができる。
また、放熱板14が一体的に形成され、半径方向に延びる平板状に形成された底面部14aの後面14dには、パワーモジュール15が固定されている。また、底面部14aの前面14eには、回転軸方向に突出した複数の冷却フィン14bが、半径方向に延びるように形成されている。また、遮蔽壁14cは、前面14eから回転軸方向に突出するとともに、周上に延びて複数の冷却フィン14bを互いに連結している。これにより、複数の冷却フィン14bおよび遮蔽壁14cを一つの成形工程によって容易に形成することができる。また、放熱板14を第2ボデー3に取り付けるだけで、交流発電機1内に冷却フィン14bおよび遮蔽壁14cを設けることができ、その取付工程を簡素化することができる。
また、放熱板14において、遮蔽壁14cが一体に形成されているため、遮蔽壁14c自体が放熱部として機能することにより、放熱板14全体の放熱面積を増大させることができる。
さらに、遮蔽壁14cを設けることにより放熱板14の剛性を増大させることができるため、剛性の低下を危惧することなく、冷却フィン14bを高くしたり、その枚数を増やしたりすることができる。したがって、放熱板14からの放熱効果をいっそう向上させることができる。
また、遮蔽壁14cの半径方向外方に位置する面14fと底面部14aの前面14eとの間に曲面部14gを設け、双方の接続部は、滑らかな円弧状に形成されている。これにより、吸気口12から第2ボデー3内に進入した冷却空気が放熱板14を通過する際の抵抗を低減し、放熱板14を通過する冷却空気の量の低下を防ぐことができる。したがって、パワーモジュール15の冷却効果をさらに向上させることができる。また、放熱板14を成形する際に、曲面部14gによって、冷却フィン14bの突出方向への型抜きが容易になり、成形型の耐久性も向上する。
また、遮蔽壁14cは、冷却フィン14bよりも回転軸方向に大きく突出していることにより、異物の給電ブラシ9a、9bとスリップリング5e、5fとの摺動部への進入を、さらに防止することができる。
また、遮蔽壁14cは、複数の冷却フィン14bの内端部を接続していることにより、進入した冷却空気が遮蔽壁14cに遮られることなく、冷却フィン14bの全体に行き渡る。このため、遮蔽壁14cの存在にかかわらず、半径方向に延びている冷却フィン14bの全体を有効に利用して放熱を行い、パワーモジュール15を冷却することができる。
また、第2ボデー3は、放熱板14の前面14eに対して回転軸方向に対向し、交流発電機1内を仕切る壁部3aを有している。また、壁部3aには、吸気口12から進入した冷却空気が通過する吸入窓3bが貫通している。また、第2ボデー3の外周面には、回転軸方向において、壁部3aに対する放熱板14の反対側に位置する空気排出孔3cが形成されている。これらにより、吸気口12から進入した冷却空気が、壁部3aに形成された吸入窓3bを通過した後、空気排出孔3cから外部に排出される。この時、遮蔽壁14cが吸入窓3bの最外径部よりも半径方向内方に位置しているため、遮蔽壁14cによりガイドされた冷却空気が壁部3aに衝突することなく、スムーズに吸入窓3b内を通過することができる。したがって、吸気口12から交流発電機1の内部に進入した冷却空気が、第2ボデー3の壁部3aを通過する際の抵抗が低減される。その結果、放熱板14を通過する冷却空気の量を増大させ、パワーモジュール15の冷却効果を向上させることができる。
また、遮蔽壁14cは複数の冷却フィン14bを内周側で連結するので、放熱板14の剛性を高めることができる。よって、冷却フィン14bを、欠けにくくすることができるので、製造段階での取り扱いが容易になり、製造コストの低減が可能となる。さらに、欠けにより生ずる可能性のある回転電機内部での短絡故障を防止する効果も高めることができる。
また、遮蔽壁14c自体が放熱部として機能することによる放熱面積増大効果と、冷却空気を軸方向へガイドする機能による冷却性能を向上させることができる。
<他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
本発明は、パワーモジュール15によって交流に変換された電力をステータ4に供給することにより、ローター5を駆動する電動機にも適用可能である。
また、本発明は、車両において使用する回転電機のみではなく、家庭電器用の回転電機または一般産業機械用の回転電機にも適用可能である。
また、遮蔽部14cは、必ずしも底面部14aに一体的に形成しなければならないわけではなく、遮蔽部14cを単体で第2ボデー3等に取り付けてもよい。
図面中、1は交流発電機(回転電機)、2は第1ボデー(ハウジング)、3は第2ボデー(ハウジング)、3aは壁部、3bは吸入窓、3cは空気排出孔、4はステータ、5はローター、5dは回転軸、5e,5fはスリップリング、9a,9bは給電ブラシ、11はリヤカバー(ハウジング)、12は吸気口(空気導入孔)、14は放熱板(素子取付部材)、14aは底面部(通風部)、14bは冷却フィン(放熱用フィン、通風部)、14cは遮蔽壁、14dは後面(一面)、14eは前面(他面)、14fは半径方向外方に位置する面、14gは曲面部、15はパワーモジュール(電力変換素子)を示している。

Claims (6)

  1. ハウジング(2、3、11)と、
    該ハウジングに固定されたステータ(4)と、
    前記ハウジングに対して回転可能に取り付けられ、前記ステータに対して半径方向に対向したローター(5)と、
    前記ハウジングに取り付けられ、前記ローターの回転軸(5d)に設けられたスリップリング(5e、5f)と摺接して前記ローターに電力を供給する給電ブラシ(9a、9b)と、
    前記ステータに発生した電力を直流に変換する、または、前記ステータへの電力を交流に変換する電力変換素子(15)と、
    該電力変換素子が取り付けられるとともに、放熱用フィン(14b)が形成され、前記ハウジングに取り付けられた通風部(14a、14b)と、
    を備え、
    前記ハウジングを貫通した空気導入孔(12)から前記ハウジング内に進入した冷却空気が、前記通風部を通過し、前記電力変換素子を冷却する回転電機(1)であって、
    前記空気導入孔と前記給電ブラシとの間には、前記空気導入孔から進入した冷却空気が前記給電ブラシへ到達することを阻止する遮蔽壁(14c)が形成され
    前記通風部と前記遮蔽壁とが一体化されて素子取付部材(14)が形成され、
    該素子取付部材は、
    半径方向に延びる平板状に形成された底面部(14a)を有し、
    該底面部の一面(14d)には前記電力変換素子が固定され、前記底面部の他面(14e)には前記遮蔽壁が回転軸方向に突出するように形成された回転電機。
  2. 前記底面部前記他面には前記回転軸方向に突出した複数の前記放熱用フィンが、半径方向に延びるように形成され、前記遮蔽壁は、前記底面部の前記他面から前記回転軸方向に突出するとともに、周上に延びて複数の前記放熱用フィンを互いに連結している請求項1記載の回転電機。
  3. 前記遮蔽壁の半径方向外方に位置する面(14f)と前記底面部の前記他面との接続部は、円弧状に形成されている請求項2記載の回転電機。
  4. 前記遮蔽壁は、前記放熱用フィンよりも大きく突出している請求項2または3に記載の回転電機。
  5. 前記遮蔽壁は、複数の前記放熱用フィンの内端部を接続している請求項2乃至4のうちのいずれか一項に記載の回転電機。
  6. 前記ハウジングは、
    前記底面部の前記他面に対して前記回転軸方向に対向し、前記ハウジング内を仕切る壁部(3a)を有し、
    該壁部には、前記空気導入孔から進入した冷却空気が通過する吸入窓(3b)が貫通し、
    前記ハウジングの外周面には、前記回転軸方向において、前記壁部に対する前記素子取付部材の反対側に空気排出孔(3c)が形成され、
    前記遮蔽壁は、前記吸入窓の最外径部よりも半径方向内方に位置している請求項2乃至5のうちのいずれか一項に記載の回転電機。
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