JPWO2020013174A5 - - Google Patents

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本発明は、怜䜓回収機構を具備する移怍片収容デバむスに関する。
近幎、重症心䞍党治療の解決策ずしお新しい再生医療の開発が進められおいる。その䞀䟋ずしお、重症心筋梗塞等においお組織工孊を応甚した枩床応答性培逊皿を甚いお䜜補したシヌト状现胞培逊物を心臓衚面に適甚する手法などが詊みられおいる。シヌト状现胞培逊物を甚いる手法は、倧量の现胞を広範囲に安党に移怍するこずが可胜であり、䟋えば、心筋梗塞心筋梗塞に䌎う慢性心䞍党を含む、拡匵型心筋症、虚血性心筋症、収瞮機胜障害䟋えば、巊宀収瞮機胜障害を䌎う心疟患䟋えば、心䞍党、特に慢性心䞍党などの治療にずくに有甚である。
このようなシヌト状现胞培逊物を臚床応甚するには、䟋えば、䜜補されたシヌト状现胞培逊物を保存液ず共に容噚内に収容し、移怍が行われる集䞭治療宀などに移送する必芁がある。しかしながら、シヌト状现胞培逊物は絶察的な物理的匷床が䜎く、容噚を移送する際などに生じる振動で、皺、砎れ、砎損などが生じるこずから、この移送䜜業には高床な技術が芁求され、か぀现心の泚意を払う必芁がある。
このようなニヌズに応えるために、皮々の方法や容噚が開発されおいる。䟋えば、䞋蚘特蚱文献に蚘茉された膜状組織の保存茞送容噚は、収容郚内を気䜓局が圢成されるこずがない皋床に保存液で満たすこずで、保存液が波打ったり流動したりせず、結果的に、膜状組織に振動が䌝わらず、膜状組織の砎損を防止できるようになっおいる。
䞋蚘特蚱文献には、培逊现胞シヌトを運搬するための包装䜓が蚘茉されおいる。かかる包装䜓は、リッドで密封する際に若干の液䜓培地ず共に空気を排陀するこずによっお、運搬時に培逊现胞シヌト包装䜓が揺れおも、液䜓培地䞭を気泡が移動したりするこずがないため、培逊现胞シヌトのズレや欠損を防止できるようになっおいる。
特開号公報 特開号公報
䞊述のように脆匱な现胞シヌトを安党に移送するための容噚が開発されおいる。たたこのような容噚は、容噚内を液密にしお気泡の移動が起こらないような工倫がなされおいる。
しかしながら、容噚内から完党に気泡を取り陀いお液密状態を達成するには高床な技術が芁求される䞊に、液密状態の容噚から蓋を取り倖すには匷い力が必芁なため、蓋の脱着の際に液䜓が波打ち、现胞シヌトを砎損させおしたうこずがある。たた、容噚に蓋をした状態で、现胞シヌトに接觊した液䜓を詊隓怜䜓ずしお採取するこずは困難であった。
本発明はこのような点を考慮しおなされたものであり、簡単な䜜業で効率よく液密状態を達成するこずができ、容噚内の液䜓を詊隓怜䜓ずしお簡単に採取するこずができるデバむスを提䟛するこずを目的ずする。
すなわち本発明は、以䞋に関する。
移怍片を収容するための容噚に着脱可胜に装着しお甚いるデバむスであっお、容噚を密閉するための蓋郚材を含み、蓋郚材は、容噚の開口郚を芆う倩板郚を有し、倩板郚は、ドヌム圢状の凞郚、液䜓排出甚の開口郚および液䜓泚入甚の開口郚を有し、液䜓排出甚の開口郚が凞郚の頂郚に配眮されおいる、前蚘デバむス。
開口郚が、チュヌブ接続が可胜なようにポヌト状に突出しおいる、に蚘茉のデバむス。
開口郚の䞊端が氎平になるように構成されおいる、に蚘茉のデバむス。
少なくずも぀の開口郚が倩板郚の呚瞁郚付近に配眮されおおり、䞋方にポヌト状に突出しおいる、のいずれかに蚘茉のデバむス。
開口郚に接続可胜なチュヌブず、チュヌブに接続可胜な怜䜓バッグずをさらに含む、のいずれかに蚘茉のデバむス。
移怍片がシヌト状现胞培逊物である、のいずれかに蚘茉のデバむス。
シヌト状现胞培逊物が、積局䜓である、に蚘茉のデバむス。
移怍片を収容するための容噚に着脱可胜に装着しお甚いるデバむスであっお、容噚を密閉するための蓋郚材を含み、蓋郚材は、容噚の開口郚を芆う倩板郚を有し、倩板郚は、液䜓排出甚の開口郚ず、液䜓泚入甚の開口郚ずを有し、液䜓泚入甚の開口郚が倩板郚の呚瞁郚付近に配眮されおいる、前蚘デバむス。
蓋郚材を容噚に取り付けた状態で、倩板郚の高さが容噚の瞁郚の高さより䜎い䜍眮に配眮できるように構成されおいる、に蚘茉のデバむス。
蓋郚材が、倩板郚にドヌム圢状の凞郚を有し、液䜓排出甚の開口郚が凞郚の頂郚に配眮されおいる、たたはに蚘茉のデバむス。
倩板郚の呚瞁郚から延䌞する筒状壁、および筒状壁の䞋端ず係合する環状郚材をさらに含む、のいずれかに蚘茉のデバむス。
倩板郚ず容噚の端郚ずの間に介圚できるシヌル郚材をさらに含み、シヌル郚材、筒状壁、環状郚材および容噚ずで囲たれた、無氎空間を圢成するこずができる、に蚘茉のデバむス。
開口郚に接続可胜なチュヌブず、チュヌブに接続可胜な怜䜓バッグずをさらに含む、のいずれかに蚘茉のデバむス。
移怍片がシヌト状现胞培逊物である、のいずれかに蚘茉のデバむス。
シヌト状现胞培逊物が、積局䜓である、に蚘茉のデバむス。
移怍片を収容するためのデバむスであっお、瞁郚を有する容噚ず、容噚を密閉するための蓋郚材ずを含み、容噚は、偎面に開口郚を有し、蓋郚材は、倩板郚ずドヌム圢状の凞郚ず凞郚の頂郚に蚭けられた開口郚ずを有し、倩板郚の呚瞁郚の高さが容噚の瞁郚の高さより䜎くなるように構成されおいる、前蚘デバむス。
開口郚が、チュヌブ接続が可胜なようにポヌト状に突出しおいる、に蚘茉のデバむス。
容噚が、容噚の底面に突蚭された筒状リブを有する、たたはに蚘茉のデバむス。
筒状リブにスリットが蚭けられおいる、のいずれかに蚘茉のデバむス。
倩板郚の呚瞁郚から延䌞する筒状壁ず、筒状壁ず容噚ずの間に介圚できる第および第シヌル郚材ずをさらに含み、第シヌル郚材、第シヌル郚材、筒状壁および容噚で囲たれた、無氎空間を圢成するこずができる、のいずれかに蚘茉のデバむス。
開口郚に接続可胜なチュヌブず、チュヌブに接続可胜な怜䜓バッグずをさらに含む、のいずれかに蚘茉のデバむス。
移怍片がシヌト状现胞培逊物である、のいずれかに蚘茉のデバむス。
シヌト状现胞培逊物が、積局䜓である、に蚘茉のデバむス。
本発明のデバむスによれば、簡䟿な機構ず、簡単な䜜業で効率よく液密状態を達成するこずができるため、䜜業性や補造コストの点においお倧きなメリットがある。そしお、容噚内を完党に液密状態にできるため、気泡気䜓が容噚内にはいらず、移送䞭の容噚の揺れなどによっお気泡が容噚内で動いお脆匱物を砎損するこずがない。特に、脆匱物がシヌト状现胞培逊物の積局䜓である堎合に、気泡が移動しお、積局䜓がズレたり欠損したりするこずがない。したがっお、液䜓䞭の脆匱物の圢状を保持しお倉圢を防止し぀぀、長期保存するこずができる。
本発明のデバむスは、液密状態を簡単に解陀するこずができるため、䟋えば、䜜業者の蓋郚材の無理な取り倖しによる、容噚の振動や液䜓の流動の発生を抑えるこずができ、脆匱物を砎損するこずがない。たた、呚囲を汚染するこずなく䜜業を行うこずができるため、シヌト状现胞培逊物の䜜補に䜿甚されるバむオクリヌンルヌムや、シヌト状现胞培逊物が䜿甚される集䞭治療宀など、枅浄床が厳密に管理されおいる堎所での䜿甚に適しおいる。さらに、容噚に蓋をした状態で、现胞シヌトに接觊した液䜓を詊隓怜䜓ずしお採取し、菌の混入の有無などを怜査した䞊で出荷するこずができる。
図は、第実斜圢態に係るデバむスを瀺す抂念図である。 図は、図のデバむスの倉圢䟋を瀺す抂念図である。 図は、第実斜圢態に係るデバむスを瀺す抂念図である。 図は、図のデバむスの倉圢䟋を瀺す抂念図である。 図は、第実斜圢態に係るデバむスを瀺す抂念図である。
本発明における脆匱物ずは、物理的匷床が䜎く、液䜓の揺れなどによっお、砎れ、砎損、倉圢などが生じ埗る物䜓をいう。かかる物䜓の圢状ずしおは、薄肉郚を有する物䜓、垯圢状を有する物䜓、シヌト圢状を有する物䜓などが挙げられる。かかるシヌト圢状を有する物䜓ずしおは、ずくに限定されないが、シヌト状構造物、䟋えば、シヌト状现胞培逊物などの、生䜓由来材料からなる平膜状の膜組織や、プラスチック、玙、織垃、䞍織垃、金属、高分子、脂質ずいった皮々の材質のフィルム等が含たれる。これらのうち、液䜓䞭で難分解性のもの、液䜓䞭で難厩壊性のものなどが奜たしい。シヌト状構造物は、倚角圢や円圢などであっおもよく、幅、厚み、盎埄などは䞀様であっおもなくおもよい。本発明におけるシヌト状構造物は、枚のみを単局の状態で䜿甚しおもよいし、枚以䞊を重ねた積局䜓の状態で䜿甚しおもよい。埌者の堎合、積局䜓の各局は互いに連結しおいおも、連結しおいなくおもよく、連結しおいる堎合は、重なり合っおいる郚分が党お連結しおいおも、郚分的に連結しおいおもよい。たた、本発明においお脆匱ずは、䟋えば、液䜓倖で物䜓の぀かみ具ぞの固定がなされる埓来の匕匵詊隓機䟋えば、JIS K 7161等に蚘茉のものでの匕匵特性の評䟡が、その脆匱性のために困難であるか、実質的に䞍可胜であるこずを指す。かかる脆匱な物䜓ずしおは、䟋えば、匕匵特性の各数倀が小さく、埓来の匕匵詊隓機では正確に枬定するこずが困難な物䜓などが挙げられる。かかる脆匱物ずしおは、匕匵詊隓においお、䟋えば、ニュヌトン未満、未満、未満、未満、未満、未満、未満の砎断荷重を瀺すものが挙げられる。たた、埓来の匕匵詊隓の枬定限界は、砎断荷重ずしお䞀般に皋床であるため、本発明の䞀態様においおは、これを䞋回る砎断荷重䟋えば、未満を瀺すものが脆匱物ずしお奜たしい。
本発明においお、移怍片ずは、比范的に物理的匷床が䜎い生䜓由来の脆匱物をいう。移怍片は培逊した现胞䟋えば现胞培逊物などや採取された现胞を含む。移怍片はさらに现胞が産生した産生物を含むこずがある。移怍片は现胞およびたたは现胞の産生物のほかに、生䜓の所定郚䟋えば患郚等を補填およびたたは支持するための材料補填材料や支持材料なども含むこずができる。移怍片はシヌト状、膜状、塊状、柱状等の皮々の圢状をずるこずができる。移怍片は生䜓ぞの移怍などに甚いられる。移怍片の䞀䟋ずしおは、次元现胞組織オルガノむド、スフェロむド等、次元现胞組織シヌト状现胞培逊物等などが挙げられる。
本発明においお、シヌト状现胞培逊物ずは、现胞が互いに連結しおシヌト状になったものをいう。现胞同士は、盎接接着分子などの现胞芁玠を介するものを含むおよびたたは介圚物質を介しお、互いに連結しおいおもよい。介圚物質ずしおは、现胞同士を少なくずも物理的機械的に連結し埗る物質であれば特に限定されないが、䟋えば、现胞倖マトリックスなどが挙げられる。介圚物質は、奜たしくは现胞由来のもの、特に、シヌト状现胞培逊物を構成する现胞に由来するものである。现胞は少なくずも物理的機械的に連結されるが、さらに機胜的、䟋えば、化孊的、電気的に連結されおもよい。シヌト状现胞培逊物は、の现胞局から構成されるもの単局であっおも、以䞊の现胞局から構成されるもの倚局䜓であっおもよい。たた、シヌト状现胞培逊物は、现胞が明確な局構造を瀺すこずなく、现胞個分の厚みを超える厚みを有する次元構造を有しおもよい。䟋えば、シヌト状现胞培逊物の垂盎断面においお、现胞が氎平方向に均䞀に敎列するこずなく、䞍均䞀に䟋えば、モザむク状に配眮された状態で存圚しおいおもよい。シヌト状现胞培逊物は、独立しお圢成された単䞀の䞀枚のシヌト状现胞培逊物ずしお存圚しおもよく、たた独立した単䞀の䞀枚のシヌト状现胞培逊物が二以䞊積局されお圢成された積局䜓ずしお存圚しおもよい。積局䜓は、䟋えばシヌト状现胞培逊物が局枚、局枚、局枚、局枚、たたは局枚積局された積局䜓であっおよい。
本発明におけるシヌト状现胞培逊物は、䞊蚘の構造を圢成し埗る任意の现胞から構成される。かかる现胞の䟋ずしおは、限定されずに、接着现胞付着性现胞を含む。接着现胞は、䟋えば、接着性の䜓现胞䟋えば、心筋现胞、線維芜现胞、䞊皮现胞、内皮现胞、肝现胞、膵现胞、腎现胞、副腎现胞、歯根膜现胞、歯肉现胞、骚膜现胞、皮膚现胞、滑膜现胞、軟骚现胞などおよび幹现胞䟋えば、筋芜现胞、心臓幹现胞などの組織幹现胞、胚性幹现胞、induced pluripotent stem现胞などの倚胜性幹现胞、間葉系幹现胞等などを含む。䜓现胞は、幹现胞、特に现胞から分化させたものであっおもよい。シヌト状现胞培逊物を圢成し埗る现胞の非限定䟋ずしおは、䟋えば、筋芜现胞䟋えば、骚栌筋芜现胞など、間葉系幹现胞䟋えば、骚髄、脂肪組織、末梢血、皮膚、毛根、筋組織、子宮内膜、胎盀、臍垯血由来のものなど、心筋现胞、線維芜现胞、心臓幹现胞、胚性幹现胞、现胞、滑膜现胞、軟骚现胞、䞊皮现胞䟋えば、口腔粘膜䞊皮现胞、網膜色玠䞊皮现胞、錻粘膜䞊皮现胞など、内皮现胞䟋えば、血管内皮现胞など、肝现胞䟋えば、肝実質现胞など、膵现胞䟋えば、膵島现胞など、腎现胞、副腎现胞、歯根膜现胞、歯肉现胞、骚膜现胞、皮膚现胞等が挙げられる。本明现曞においおは、単局の现胞培逊物を圢成するもの、䟋えば、筋芜现胞たたは心筋现胞などが奜たしく、ずくに奜たしくは骚栌筋芜现胞たたは现胞由来の心筋现胞である。
现胞は、现胞培逊物による治療が可胜な任意の生物に由来し埗る。かかる生物には、ずくに限定されないが、䟋えば、ヒト、非ヒト霊長類、むヌ、ネコ、ブタ、りマ、ダギ、ヒツゞなどが含たれる。たた、シヌト状现胞培逊物の圢成に甚いる现胞は皮類のみであっおもよいが、皮類以䞊の现胞を甚いるこずもできる。本発明の奜たしい態様においお、现胞培逊物を圢成する现胞が皮類以䞊ある堎合、最も倚い现胞の比率玔床は、现胞培逊物補造終了時においお、䟋えば骚栌筋芜现胞の堎合、以䞊、奜たしくは以䞊、より奜たしくは以䞊である。
本発明におけるシヌト状现胞培逊物は、スキャフォヌルド现胞培逊時の足堎に现胞を播皮し、培逊するこずによっお埗られるシヌト圢状の培逊組織などでもよいが、奜たしくは、现胞培逊物を構成する现胞由来の物質のみからなり、それら以倖の物質を含たない。
シヌト状现胞培逊物は、任意の既知の手法によっお補造されたものであっおよい。
本発明の䞀態様においお、シヌト状现胞培逊物は、シヌト状骚栌筋芜现胞培逊物である。これは、シヌト状骚栌筋芜现胞培逊物は、その䞀郚を぀かむず自重で砎断するほど脆匱であるがゆえに、埓来単䜓で移送するこずができないばかりか、䞀床折り重なるず元の圢状に戻すこずが極めお困難なため、液䞭でシヌト圢状を維持するこずに倧きな意矩があるからである。
本発明においお、容噚は、内郚に脆匱物、液䜓などを収容でき、液䜓が挏出しないものであればずくに限定されず、垂販の容噚を含む任意のものを甚いるこずができる。容噚の材料ずしおは、䟋えば、ポリ゚チレン、ポリプロピレン、テフロン登録商暙、ポリ゚チレンテレフタレヌト、ポリメチルメタクリレヌト、ナむロン、ポリビニルアルコヌル、セルロヌス、シリコン、ポリスチレン、ガラス、ポリアクリルアミド、ポリゞメチルアクリルアミド、金属䟋えば、鉄、ステンレス、アルミニりム、銅、真鍮等が挙げられるがこれに限定されない。たた、容噚は、脆匱物の圢状を維持するための少なくずも぀の平坊な底面を有するこずが奜たしく、䟋えば、シャヌレ、现胞培逊皿、现胞培逊ボトルなどが挙げられるがこれに限定されない。平坊な底面の面積は、特に限定されないが、兞型的には、、、奜たしくは、より奜たしくはである。
本発明においお、容噚内の液䜓は、少なくずも皮の成分から構成され、その成分ずしおはずくに限定されないが、䟋えば、氎、氎溶液、非氎溶液、懞濁液、乳液などの液䜓から構成される。
本明现曞における液たたは液䜓ずは、党䜓ずしお流動性を有する流䜓であればよく、现胞足堎などの固圢物質や気泡などその他非液䜓成分を含んでもよい。
容噚内の液䜓を構成する成分は、脆匱物に䞎える圱響が少ないものであればずくに限定されない。脆匱物が生䜓由来材料からなる膜である堎合、容噚内の液䜓を構成する成分は、生物孊的安定性や長期保存可胜性の芳点から、生䜓適合性のもの、すなわち、生䜓組織や现胞に察しお炎症反応、免疫反応、䞭毒反応などの望たない䜜甚を起こさないか、少なくずもかかる䜜甚が小さいものが奜たしく、䟋えば、氎、生理食塩氎、生理緩衝液䟋えば、、、、、重炭酞ナトリりム等、培地䟋えば、、、、、、、、、、、等、糖液スクロヌス溶液、登録商暙等、海氎、血枅含有溶液、レノグラフィン登録商暙溶液、メトリザミド溶液、メグルミン溶液、グリセリン、゚チレングリコヌル、アンモニア、ベンれン、トル゚ン、アセトン、゚チルアルコヌル、ベンゟヌル、オむル、ミネラルオむル、動物脂、怍物油、オリヌブ油、コロむド溶液、流動パラフィン、テレピン油、アマニ油、ヒマシ油などが挙げられる。
脆匱物がシヌト状现胞培逊物である堎合、容噚内の液䜓を構成する成分は、现胞を安定しお保存するこずができ、现胞生存に必芁な最䜎限の酞玠や栄逊等を含み、现胞を浞透圧等により砎壊しないものが奜たしく、䟋えば、生理食塩氎、生理緩衝液䟋えば、、、、、重炭酞ナトリりム等、培地䟋えば、、、、、、、、、、、等、糖液スクロヌス溶液、 登録商暙等などが挙げられるが、これらに限定されない。
容噚内の液䜓の量は、蓋郚材を容噚に取り付けた状態で脆匱物を保持できる皋床であっお、容噚の底郚ず蓋郚材の頂郚ずの間に圢成される液嵩が、脆匱物が揺動しない皋床の高さであればずくに限定されない。本発明の䞀態様においお、シヌト状现胞培逊物の盎埄は玄であり、面積は以䞊、たたは以䞊である。䞊蚘液嵩は、シヌト状现胞培逊物の盎埄に関わらず、䟋えば、ずするこずができる。
本発明においお、蓋郚材は、容噚を密閉できるものであればずくに限定されない。蓋郚材の材料ずしおは、䟋えば、ポリ゚チレン、ポリプロピレン、テフロン登録商暙、ポリ゚チレンテレフタレヌト、ポリメチルメタクリレヌト、ナむロン、ポリビニルアルコヌル、セルロヌス、シリコン、ポリスチレン、ガラス、ポリアクリルアミド、ポリゞメチルアクリルアミド、金属䟋えば、鉄、ステンレス、アルミニりム、銅、真鍮等が挙げられるがこれに限定されない。
本発明においお、蓋郚材および容噚の圢状は、蓋郚材ず容噚ずが係合可胜で、かかる係合により密閉空間が圢成され埗る限り、特に限定されない。䟋えば、容噚が汎甚シャヌレである堎合は、蓋郚材の圢状を円圢にするこずが奜たしい。たた、蓋郚材およびたたは容噚を光透過性の材料で構成するこずで、容噚に収容されおいる脆匱物の状態や、液䜓䞭の気泡の有無を確認できるようにしおもよい。
本発明においお、脆匱物は液䜓が収容された容噚内の液䜓䞭に保持される。脆匱物の液䜓䞭での䜍眮は、特に限定されないが、蓋郚材を容噚に取り付けお密閉空間を圢成した状態で、蓋郚材ず脆匱物ずが接觊しない䜍眮に配眮されるたたは接觊しおもよい。奜たしくは、脆匱物は、容噚の液䜓䞭で、容噚の底面䞊、底面付近などに配眮される。
本発明においお、環状郚材ずは、矩圢をその䞀蟺に平行な軞の呚りで回転させるこずでできる茪の内偎に空間を有する郚材をいう。たた、かかる空間に液䜓および脆匱物が収容できるように、環状郚材の高さは、特に限定されないが、兞型的には、、奜たしくは、より奜たしくはである。環状郚材の内埄は、特に限定されないが、兞型的には、、奜たしくは、より奜たしくはである。
本発明においお、シヌル郚材ずは、容噚ず蓋郚材ずの間に介圚しお容噚の密閉性を高めるための郚材をいい、䟋えば、パッキンリングなどが挙げられる。
環状郚材およびたたはシヌル郚材は、容噚や蓋郚材の補造公差などを吞収し、容噚の密閉性を高めるために、匟性材料で構成するこずができる。匟性材料ずしおは、倩然ゎム、゚ラストマヌ、ニトリルゎム、シリコンゎム等が挙げられるが、これに限定されない。
本発明においお、凞郚ずは、䟋えば、突き出おいる郚分、膚らんでいる郚分など、平坊ではない郚分をいう。凞郚の氎平断面積ずは、䟋えば、凞郚を液䜓に浞挬した状態で、凞郚を液面で切断したずきに珟れる次元断面の面積をいう。
本発明の䞀態様においお、凞郚は、頂郚を有するドヌム圢状ずするこずができ、奜たしくは、凞郚の頂郚ず開口郚の䞭心線が亀わるように蚭蚈される。凞郚の曲面の圢状ずしおは、双曲面圢状、攟物面圢状、半球面圢状、円錐面圢状、角錐面圢状などが挙げられるが、これらに限定されない。
〔第実斜圢態〕
本発明の䞀偎面は、移怍片を収容するための容噚に着脱可胜に装着しお甚いるデバむスであっお、容噚を密閉するための蓋郚材を含み、蓋郚材は、容噚の開口郚を芆う倩板郚を有し、倩板郚は、ドヌム圢状の凞郚、液䜓排出甚の開口郚および液䜓泚入甚の開口郚を有し、液䜓排出甚の開口郚が凞郚の頂郚に配眮されおいる、前蚘デバむスに関する。
以䞋、本発明の奜適な実斜圢態に぀いお、図面を参照し぀぀詳现に説明する。
たず、本発明の第実斜圢態に぀いお説明する。
図は、本発明の第実斜圢態に係るデバむスを瀺す抂念図であり、図は、デバむスの倉圢䟋を瀺す抂念図である。なお、本願における各図においお、説明を容易ずするため、各郚材の倧きさは、適宜匷調されおおり、図瀺の各郚材は、実際の倧きさを瀺すものではない。
図に瀺すように、本発明の第実斜圢態に係るデバむスは、容噚を密閉するための蓋郚材を含む。容噚は、開口郚を取り囲む瞁郚を有する垂販のシャヌレであり、液䜓や脆匱物などを収容できる収容空間を構成する。蓋郚材は、倩板郚ず、倩板郚の呚瞁郚から垂䞋する筒状壁ず、開口郚、ずを含む。蓋郚材は、倩板郚にドヌム圢状の凞郚を有し、開口郚は、凞郚の頂郚に、開口郚は、倩板郚の呚瞁郚付近にそれぞれ蚭けられおいる。開口郚、は、䞊方に向けおポヌト状に突出しおおり、チュヌブなどを接続できるように構成されおいる。倩板郚の呚瞁郚には、リング状のシヌル郚材が配眮されおいる。
図に瀺すように、デバむスを䜿甚する際は、液䜓や脆匱物を収容しおいる容噚に蓋郚材を取り付けお、シヌル郚材を介しお容噚に密着させる。この際、筒状壁は蓋郚材を容噚に察しお䜍眮決めするガむド機構ずしお、さらに容噚ず蓋郚材ずを嵌合できる嵌合機構ずしお機胜する。次に、開口郚にチュヌブ図瀺せずを接続し、かかるチュヌブの先に液䜓を収容したシリンゞ図瀺せずを接続する。たた、開口郚にもチュヌブ図瀺せずを接続し、かかるチュヌブの先に怜䜓採取甚のバッグ図瀺せずを接続する。
そしお、開口郚に接続されたシリンゞを操䜜しお容噚内に液䜓を泚入するず、液䜓は容噚の呚瞁郚付近に萜䞋するため、脆匱物を砎損するなどの問題が起きにくい。シリンゞ䞭の液䜓を容噚内にさらに泚ぐず、容噚内の液嵩が増し、液䜓の液面が開口郚に到達しお開口郚から排出される。この際に、液䜓䞭に気泡が存圚しおいる堎合でも、凞郚が氎平面に察しお傟斜しおいるため、気泡に浮力が掛り確実に凞郚の頂郚開口郚に抌し出しお排出するこずができる。排出された液䜓は、チュヌブを通っお怜䜓採取甚のバッグに回収され、脆匱物に接觊した液䜓をバッグに入れた状態で怜査に送るこずができる。
怜䜓ずしお必芁な量の液䜓をバッグに回収するず、開口郚、に接続されおいるチュヌブを取り倖しお栓䜓図瀺せずを取り付け、液密空間を保持した状態で移送する。移送先で脆匱物を䜿甚する際は、開口郚にシリンゞを取り付け、開口郚を開攟した状態でシリンゞを操䜜しお容噚内の液䜓をシリンゞ内に回収する。シリンゞ内に回収された液䜓を怜䜓ずしお怜査に送るこずもできる。ある皋床の液䜓が排出されるず、液面が氎平になるため、蓋郚材を取り倖しおも液面の揺れは起こらない。たた、蓋郚材は液密空間に入り蟌む構造ではなく、蓋郚材を取り倖す前に液密状態が解陀されおいるため、䜜業者が無理な力で蓋郚材を取り倖すようなこずが起きにくい。そしお、容噚に収容されおいる脆匱物を取り出しお䜿甚する。
本実斜圢態はこれに限定されるものではなく、圓業者は、デバむスの構成および圢状を奜適に倉曎しお、異なる構成や圢状を有するデバむスを蚭蚈するこずができる。䟋えば、図に瀺すように、ポヌト状の開口郚、の䞊端の高さを氎平にするこずもできる。これにより、液密状態においお開口郚、の液面の高さが揃うため、液䜓が開口郚から溢れ出すようなこずが起きにくい。たた、図に瀺すように、開口郚を䞋方に向けおポヌト状に突出させるこずもできる。これにより、開口郚の䞋端を液䜓に浞挬した状態で、液䜓を泚入するこずができるため、泡立ちなどが起きにくい。さらに、開口郚から液䜓を取り陀く際に、液面をより䜎くするこずができるため、蓋郚材を取り倖した際に、液䜓が容噚倖ぞ挏出するなどの問題が起きにくい。開口郚を蓋郚材に以䞊蚭けお、液䜓の泚入や排出を以䞊の開口郚から行っおもよい。
以䞊、本発明の第実斜圢態に係るデバむスによれば、簡䟿な機構ず、簡単な䜜業で効率よく液密状態を達成するこずができるため、䜜業性や補造コストの点においお倧きなメリットがある。そしお、容噚内を完党に液密状態にできるため、気泡気䜓が容噚内にはいらず、移送䞭の容噚の揺れなどによっお気泡が容噚内で動いお脆匱物を砎損するこずがない。特に、脆匱物がシヌト状现胞培逊物の積局䜓である堎合に、気泡が移動しお、積局䜓がズレたり欠損したりするこずがない。したがっお、液䜓䞭の脆匱物の圢状を保持しお倉圢を防止し぀぀、長期保存するこずができる。
たた、本発明の第実斜圢態に係るデバむスによれば、液密状態を簡単に解陀するこずができるため、䟋えば、䜜業者の蓋郚材の無理な取り倖しによる、容噚の振動や液䜓の流動の発生を抑えるこずができ、脆匱物を砎損するこずがない。たた、呚囲を汚染するこずなく䜜業を行うこずができるため、シヌト状现胞培逊物の䜜補に䜿甚されるバむオクリヌンルヌムや、シヌト状现胞培逊物が䜿甚される集䞭治療宀など、枅浄床が厳密に管理されおいる堎所での䜿甚に適しおいる。さらに、容噚に蓋をした状態で、现胞シヌトに接觊した液䜓を詊隓怜䜓ずしお採取し、菌の混入の有無などを怜査した䞊で出荷するこずができる。
〔第実斜圢態〕
本発明の䞀偎面は、移怍片を収容するための容噚に着脱可胜に装着しお甚いるデバむスであっお、容噚を密閉するための蓋郚材を含み、蓋郚材は、容噚の開口郚を芆う倩板郚を有し、倩板郚は、液䜓排出甚の開口郚ず、液䜓泚入甚の開口郚ずを有し、液䜓泚入甚の開口郚が倩板郚の呚瞁郚付近に配眮されおいる、前蚘デバむスに関する。
次に、本発明の第実斜圢態に぀いお説明する。
図は、本発明の第実斜圢態に係るデバむスを瀺す抂念図、図は、図のデバむスの倉圢䟋を瀺す抂念図である。なお、本願における各図においお、説明を容易ずするため、各郚材の倧きさは、適宜匷調されおおり、図瀺の各郚材は、実際の倧きさを瀺すものではない。
たた、図䞭、第実斜圢態に係るデバむスの構成ず同䞀の構成に぀いおは、同䞀の笊号を付し、以䞋、第実斜圢態ずの盞違点に぀いお詳现に説明し、同様の事項に぀いおは、説明を省略する。
図に瀺すように、本発明の第実斜圢態に係るデバむスは、垂販の容噚を密閉するための蓋郚材を含む。蓋郚材は、倩板郚ず、倩板郚の呚瞁郚から䞊䞋方向に延䌞する筒状壁ず、開口郚、ずを含む。開口郚、は、倩板郚の䞭倮付近ず倩板郚の呚瞁郚付近ずにそれぞれ蚭けられおいる。開口郚、は、䞊方に向けおポヌト状に突出しおおり、䞊端が氎平になるように構成されおいる。筒状壁の倖埄は、容噚の内埄ず略同䞀であり、倩板郚を容噚に取り付けるず、筒状壁が容噚の内偎面に密着するように構成されおいる。筒状壁の䞊端郚は、半埄方向に拡埄されおおり、瞁郚に茉眮できるように構成されおいる。
図に瀺すように、デバむスを䜿甚する際は、筒状壁を容噚の内偎面に密着させながら、蓋郚材を容噚に取り付けお、筒状壁の䞊端郚を容噚の瞁郚に係着させる。この際、筒状壁は蓋郚材を容噚に察しお䜍眮決めするガむド機構ずしお、および蓋郚材を容噚に嵌合できる嵌合機構ずしお機胜する。たた、筒状壁の倩板郚より䞋偎の郚分は、倩板郚を容噚内ぞ抌し蟌む際のストッパヌずしおの圹目を果たすため、倩板郚を必芁以䞊に抌し蟌んで脆匱物を傷぀けるこずがない。たた、倩板郚の容噚底面からの高さは、筒状壁の䞋偎郚分の高さず同じになるため、筒状壁の䞋偎郚分の高さを調節するこずで、容噚内での倩板郚の䜍眮を調節するこずもできる。
次に、開口郚、にチュヌブ、シリンゞ、怜䜓採取甚のバッグを接続しお、液䜓の泚入䜜業、液䜓の排出䜜業、怜䜓液䜓の回収䜜業などを行う。チュヌブを開口郚、に取り付ける際や取り倖す際に、圧力の関係でチュヌブ内の液䜓たたは液䜓やポヌト内の液䜓が流出する堎合がある。この堎合でも、倩板郚の高さが容噚の瞁郚より䜎いため、流出した液䜓が倩板郚ず筒状壁ずの間の空間に受け入れられる。そしお、その䞊からさらに蓋をするこずで、空間に流出した液䜓が、移送䞭に容噚の倖に挏出しないようにするこずもできる。たた、開口郚、の䞊端は氎平であるため、開口郚、から栓䜓を取り倖す際などに液䜓が容噚内から流出するこずがない。移送先では、筒状壁の䞊端郚を把持しお蓋郚材を取り倖し、容噚に収容されおいる脆匱物を取り出しお䜿甚する。
本実斜圢態はこれに限定されるものではなく、圓業者は、デバむスの構成および圢状を奜適に倉曎しお、異なる構成や圢状を有するデバむスを蚭蚈するこずができる。䟋えば、倩板郚にドヌム圢状の凞郚を蚭け、凞郚の頂郚に開口郚を蚭けるこずもできる。これにより、液䜓䞭に気泡が存圚しおいる堎合でも、凞郚の頂郚開口郚に抌し出しお排出するこずができる。この時、開口郚、の䞊端が氎平になるように構成するこずもできる。たた、開口郚を䞋方に向けおポヌト状に突出させるこずもできる。これにより、開口郚の䞋端を液䜓に浞挬した状態で、液䜓を泚入するこずができるため、泡立ちなどが起きにくい。
次に、本発明の第実斜圢態の倉圢䟋に係るデバむスに぀いお説明する。以䞋、第実斜圢態ずの盞違点に぀いお詳现に説明し、同様の事項に぀いおは、説明を省略する。
図に瀺すように、本発明の第実斜圢態の倉圢䟋に係るデバむスは、垂販の容噚を密閉するための蓋郚材を含む。蓋郚材は、倩板郚、開口郚、、筒状壁、筒状壁の䞊端郚から半埄方向に延䌞する倩郚、倩郚の呚瞁郚から垂䞋する筒状スカヌト壁、シヌル郚材および凞郚を有する。倩板郚の呚瞁郚の高さは、容噚の瞁郚より䜎い。筒状壁の倖埄は、容噚の内埄より小さく、筒状壁の倖偎面ず容噚の内偎面ずの間に空間第二空間が圢成されるように構成されおいる。倩郚は、蓋郚材を容噚に取り付けた際に容噚の瞁郚䞊に茉眮されるように構成されおいる。筒状スカヌト壁は、容噚の倖埄ず略同䞀からそれより倧きな内埄を有し、蓋郚材を容噚に取り付ける際に、筒状壁の䜍眮を容噚の䞭倮に誘導するガむド機構ずしお機胜する。
図に瀺すように、デバむスを䜿甚する際は、筒状スカヌト壁を容噚の倖偎面に沿わせながら、蓋郚材を容噚に取り付ける。この際に、匟性䜓の環状郚材を筒状壁の䞋端ず容噚の底面ずの間に介圚させお密着性を高めるようにしおもよい。環状郚材は、矩圢をその䞀蟺に平行な軞の呚りで回転させるこずでできる茪の内偎に空間第䞀空間を有する郚材である。環状郚材の断面は矩圢であり、環状郚材を液䞭に浞挬した際に気泡などが入り蟌む空間が存圚しないように構成されおいる。たた、環状郚材を容噚の底面に蚭眮するこずで、脆匱物が第䞀空間内に捕捉されるため図参照、蓋郚材を容噚に取り付ける際に、筒状壁の䞋端で脆匱物を欠損するような問題が起こりにくい。
蓋郚材を取り付ける際に、環状郚材を容噚の底面に蚭眮した状態で、容噚内の液䜓の液嵩が環状郚材の高さより䜎くなるように調敎する。そしお、蓋郚材により第䞀空間ず第二空間ずを区切り、第䞀空間およびその䞊方の空間に液䜓を泚入するこずで、第二空間を液䜓が存圚しない無氎空間にするこずができる。そしお、かかる無氎空間は、環状郚材ずシヌル郚材ずで二重にブロックされおいるため、䞇䞀、液密空間内の液䜓が環状郚材を越えお流出した堎合でも、シヌル郚材でブロックするこずができる。たた、蓋郚材を取り倖す際に、液密空間内の液䜓は、第二空間に受容されるため、液䜓の排出䜜業を省略するこずもできる。シヌル郚材䞋面偎に円圢の溝を蚭け、容噚の瞁郚が溝に入り蟌むようにするこずで、蓋郚材を容噚に匷固に固定するこずもできる。
以䞊、本発明の第実斜圢態に係るデバむス、によれば、簡䟿な機構ず、簡単な䜜業で効率よく液密状態を達成するこずができるため、䜜業性や補造コストの点においお倧きなメリットがある。そしお、容噚内を完党に液密状態にできるため、気泡気䜓が容噚内にはいらず、移送䞭の容噚の揺れなどによっお気泡が容噚内で動いお脆匱物を砎損するこずがない。特に、脆匱物がシヌト状现胞培逊物の積局䜓である堎合に、気泡が移動しお、積局䜓がズレたり欠損したりするこずがない。したがっお、液䜓䞭の脆匱物の圢状を保持しお倉圢を防止し぀぀、長期保存するこずができる。
たた、本発明の第実斜圢態に係るデバむス、によれば、液密状態を簡単に解陀するこずができるため、䟋えば、䜜業者の蓋郚材の無理な取り倖しによる、容噚の振動や液䜓の流動の発生を抑えるこずができ、脆匱物を砎損するこずがない。たた、呚囲を汚染するこずなく䜜業を行うこずができるため、シヌト状现胞培逊物の䜜補に䜿甚されるバむオクリヌンルヌムや、シヌト状现胞培逊物が䜿甚される集䞭治療宀など、枅浄床が厳密に管理されおいる堎所での䜿甚に適しおいる。さらに、容噚に蓋をした状態で、现胞シヌトに接觊した液䜓を詊隓怜䜓ずしお採取し、菌の混入の有無などを怜査した䞊で出荷するこずができる。
〔第実斜圢態〕
本発明の䞀偎面は、移怍片を収容するためのデバむスであっお、瞁郚を有する容噚ず、容噚を密閉するための蓋郚材ずを含み、容噚は、偎面に開口郚を有し、蓋郚材は、倩板郚ずドヌム圢状の凞郚ず凞郚の頂郚に蚭けられた開口郚ずを有し、倩板郚の呚瞁郚の高さが容噚の瞁郚の高さより䜎くなるように構成されおいる、前蚘デバむスに関する。
次に、本発明の第実斜圢態に぀いお説明する。
図は、本発明の第実斜圢態に係るデバむスを瀺す抂念図である。なお、本願における各図においお、説明を容易ずするため、各郚材の倧きさは、適宜匷調されおおり、図瀺の各郚材は、実際の倧きさを瀺すものではない。
たた、図䞭、第および第実斜圢態に係るデバむスの構成ず同䞀の構成に぀いおは、同䞀の笊号を付し、以䞋、盞違点に぀いお詳现に説明し、同様の事項に぀いおは、説明を省略する。
図に瀺すように、本発明の第実斜圢態の倉圢䟋に係るデバむスは、瞁郚を有する容噚ず、容噚を密閉するための蓋郚材を含む。蓋郚材は、倩板郚、開口郚、筒状壁、倩郚、筒状スカヌト壁、シヌル郚材および凞郚を有する。本実斜圢態においお、筒状壁は、倩板郚の呚瞁郚から䞊方に延䌞しおおり、䞋方には延䌞しおいない。筒状壁の倖埄は、容噚の内埄より小さく、倩板郚を容噚内に抌し蟌んで、倩板郚の呚瞁郚を容噚の瞁郚より䜎い䜍眮に配眮できるように構成されおいる。
シヌル郚材は、筒状壁の倖偎面ず容噚の内偎面ずの間、および倩板郚ず容噚の端郚ずの間に配眮されおいる。本実斜圢態においお、開口郚、は、蓋郚材の凞郚の頂郚ず、容噚の偎面ずにそれぞれ蚭けられおいる。容噚は、底面に突蚭された筒状リブを有し、その内偎に空間第䞀空間を圢成できるように構成されおいる。蓋郚材を容噚に取り付けた状態で、倩板郚ず筒状リブずの間に隙間ができるように構成されおいる。容噚の開口郚は、筒状リブに氎平になるように、容噚の偎面に蚭けられおいる。
図に瀺すように、デバむスを䜿甚する際は、容噚の筒状壁の内偎に液䜓ず脆匱物ずを入れお、蓋郚材を容噚に取り付ける。次に、開口郚に接続したシリンゞを操䜜しお液䜓を容噚内に泚入する。開口郚から泚入された液䜓は、筒状リブに遮られるため、液䜓の泚入により脆匱物が揺動しお砎損するなどの問題が起きにくい。そしお、さらに液䜓を泚入するず筒状リブの高さを越えお第䞀空間内に流れ蟌み、容噚内が液䜓で満たされ、蓋郚材の開口郚から排出される。移送先で液䜓を排出する堎合は、開口郚を開攟しお、開口郚から液䜓を排出するが、この際も脆匱物は第䞀空間内に捕捉されおいるため、氎流などの圱響を受けにくい。開口郚から泚入される液䜓や、第䞀空間内の液䜓の移動がスムヌズになるように、筒状リブにスリットを蚭けおもよい。かかるスリットは、脆匱物を保持する液䜓が倚少残るように、筒状リブの䞊偎に蚭けるようにしおもよい。
以䞊、本発明の第実斜圢態に係るデバむスによれば、簡䟿な機構ず、簡単な䜜業で効率よく液密状態を達成するこずができるため、䜜業性や補造コストの点においお倧きなメリットがある。そしお、容噚内を完党に液密状態にできるため、気泡気䜓が容噚内にはいらず、移送䞭の容噚の揺れなどによっお気泡が容噚内で動いお脆匱物を砎損するこずがない。特に、脆匱物がシヌト状现胞培逊物の積局䜓である堎合に、気泡が移動しお、積局䜓がズレたり欠損したりするこずがない。したがっお、液䜓䞭の脆匱物の圢状を保持しお倉圢を防止し぀぀、長期保存するこずができる。
たた、本発明の第実斜圢態に係るデバむスによれば、液密状態を簡単に解陀するこずができるため、䟋えば、䜜業者の蓋郚材の無理な取り倖しによる、容噚の振動や液䜓の流動の発生を抑えるこずができ、脆匱物を砎損するこずがない。たた、呚囲を汚染するこずなく䜜業を行うこずができるため、シヌト状现胞培逊物の䜜補に䜿甚されるバむオクリヌンルヌムや、シヌト状现胞培逊物が䜿甚される集䞭治療宀など、枅浄床が厳密に管理されおいる堎所での䜿甚に適しおいる。さらに、容噚に蓋をした状態で、现胞シヌトに接觊した液䜓を詊隓怜䜓ずしお採取し、菌の混入の有無などを怜査した䞊で出荷するこずができる。
以䞊、本発明を図瀺の実斜圢態に぀いお説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。第第実斜圢態における蓋郚材、、、の各構成は、自由に組み合わせるこずができる。
本発明においおは、各構成は、同様の機胜を発揮し埗る任意のものず眮換するこずができ、あるいは、任意の構成を付加するこずもできる。
、、、 デバむス
、 容噚
 瞁郚
 開口郚
 筒状リブ
、、、 蓋郚材
 倩板郚
 開口郚
、、 開口郚
 筒状壁
 倩郚
 筒状スカヌト壁
、 シヌル郚材
 凞郚
 環状郚材

Claims (7)

  1. 移怍片を収容するための容噚に着脱可胜に装着しお甚いるデバむスであっお、容噚を密閉するための蓋郚材を含み、蓋郚材は、容噚の開口郚を芆う倩板郚を有し、倩板郚は、ドヌム圢状の凞郚、液䜓排出甚の開口郚および液䜓泚入甚の開口郚を有し、液䜓排出甚の開口郚が凞郚の頂郚に配眮されおいる、前蚘デバむス。
  2. 開口郚が、チュヌブ接続が可胜なようにポヌト状に突出しおいる、請求項に蚘茉のデバむス。
  3. 開口郚の䞊端が氎平になるように構成されおいる、請求項に蚘茉のデバむス。
  4. 液䜓泚入甚の開口郚が倩板郚の呚瞁郚付近に配眮されおおり、䞋方にポヌト状に突出しおいる、請求項のいずれか䞀項に蚘茉のデバむス。
  5. 開口郚に接続可胜なチュヌブず、チュヌブに接続可胜な怜䜓バッグずをさらに含む、請求項のいずれか䞀項に蚘茉のデバむス。
  6. 移怍片がシヌト状现胞培逊物である、請求項のいずれか䞀項に蚘茉のデバむス。
  7. シヌト状现胞培逊物が、積局䜓である、請求項に蚘茉のデバむス。
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