JPWO2020008377A5 - - Google Patents

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本発明の他の特徴および利点は、以下の詳細な説明および図面、ならびに特許請求の範囲から明らかになるであろう。
本発明の実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
以下に示されるアミノ酸配列:
[(X)i(Y)j(Z)k(Y)l]m(X)n 式I、
[(Y)i(X)j(Y)k(Z)l]m(Y)n 式II、
[(Z)i(Y)j(X)k(Y)l]m(Z)n 式III、または
[(Y)i(Z)j(Y)k(X)l]m(Y)n 式IV
(式中、各(X)は独立にイオン性極性アミノ酸であり、各(Y)は独立に疎水性アミノ酸であり、各(Z)は独立に非イオン性極性アミノ酸であり、各i、j、kおよびlは独立に整数≧1であり、mは整数≧2であり、n=0または整数≧1である)
を含む自己組織化ペプチドを含む医薬組成物。
(項目2)
前記自己組織化ペプチドが、式Iに示されるアミノ酸配列を含む、項目1に記載の医薬組成物。
(項目3)
前記自己組織化ペプチドが、式IIに示されるアミノ酸配列を含む、項目1に記載の医薬組成物。
(項目4)
前記自己組織化ペプチドが、式IIIに示されるアミノ酸配列を含む、項目1に記載の医薬組成物。
(項目5)
前記自己組織化ペプチドが、式IVに示されるアミノ酸配列を含む、項目1に記載の医薬組成物。
(項目6)
各(X)が、アルギニン、リジン、ヒスチジンおよびオルニチンからなる群から選択される塩基性アミノ酸である、項目1から5のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目7)
各(X)が、アスパラギン酸およびグルタミン酸からなる群から選択される酸性アミノ酸である、項目1から5のいずれか一項に記載のペプチド。
(項目8)
各(Y)が、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファンおよびグリシンからなる群から選択される、項目1から7のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目9)
各(Z)が、セリン、スレオニン、チロシン、システイン、グルタミン、アスパラギンおよびメチオニンからなる群からなる群から選択される、項目1から8のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目10)
i、j、kおよびlの各々が1である、項目1から9のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目11)
mが整数2、3または4である、項目1から10のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目12)
前記自己組織化ペプチドが、配列番号1~20および94~96に示されるアミノ酸配列を含む、項目1から11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目13)
前記自己組織化ペプチドが、
アセチル、ホルミル、ピログルタミル(pGlu)、ビオチン、ポリエチレングリコール(PEG)、尿素、アルキルアミン、カルバメート、スルホンアミド、ダンシル、2,4-ジニトロフェニル、フルオレセイン、7-メトキシクマリン酢酸、9-フルオレニルメチルオキシカルボニル、パルミチン酸、スクシニル、クロロアセチル、マレイミド、ベンジルオキシカルボニル、ブロモアセチル、ニトリロトリアセチル、tertブトキシカルボニル、4-ヒドロキシフェニルプロピオン酸、アリルオキシカルボニル、酪酸、脂肪酸、およびトリチルからなる群から選択されるN末端官能基、および
アミン、アミド、N-アルキルアミド、アルデヒド、エステル、アルコール、パラ-ニトロアニリド(pNA)、7-アミノ-4-メチルクマリン(Amc)、ヒドラジド、ヒドロキサム酸、クロロメチルケトン、p-ニトロアニリン、パラ-ニトロフェノール、ヒドロキシスクシンイミドエステル、フルオロメチルケトン、システアミド、9-フルオレンメチル(Fm)エステル、アリルエステル、2,4-ジメトキシベンジルエステル、2-フェニルイソプロピルエステル、p-ニトロベンジルエステル、および2-クロロトリチルエステルからなる群から選択されるC末端官能基
の一方または両方を含む、項目1から12のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目14)
前記自己組織化ペプチドが、配列番号21~40および97~99に示されるアミノ酸配列を含む、項目1から13のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目15)
前記自己組織化ペプチドが、前記自己組織化ペプチドのN末端もしくはC末端、またはその両方に少なくとも1つの生物学的に活性なペプチドモチーフをさらに含む、項目1から14のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目16)
前記少なくとも1つの生物学的に活性なペプチドモチーフが、ラミニン-1、コラーゲンIV、フィブロネクチン、エラスチン、骨髄ホーミングペプチド1、骨髄ホーミングペプチド2、またはミエロペプチドに由来する、項目15に記載の医薬組成物。
(項目17)
前記自己組織化ペプチドが、配列番号71~90に示されるアミノ酸配列を含む、項目15または16に記載の医薬組成物。
(項目18)
NaCl、KCl、MgCl 、CaCl 、NH Cl、Na HPO 、KH PO およびCaSO からなる群から選択される1またはそれを超える塩;または
デキストロース、マンニトール、グリセリン、スクロースおよびトレハロースからなる群から選択される1またはそれを超える糖
を含む等張化剤をさらに含む、項目1から17のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目19)
前記等張化剤が1またはそれを超える塩を含み、約0.01M~約0.3Mまたは約0.15Mの濃度で存在する、項目18に記載の医薬組成物。
(項目20)
前記等張化剤が1またはそれを超える糖を含み、約0.1~10%(w/v)または約10%(w/v)の濃度で存在する、項目18に記載の医薬組成物。
(項目21)
約6~約8のpHを有する、項目1から20のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目22)
前記自己組織化ペプチドの正味電荷が、+1を超えるもしくは+1に等しいまたは-1未満もしくは-1に等しい、項目21に記載の医薬組成物。
(項目23)
前記自己組織化ペプチドの濃度が約0.01%(w/v)~約10%(w/v)、約0.1%(w/v)~約5%(w/v)、約0.5%(w/v)~約1.5%(w/v)、または約1%(w/v)である、項目1から22のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目24)
単離された細胞をさらに含む、項目1から23のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目25)
前記単離された細胞が、免疫細胞、幹細胞、軟骨細胞前駆細胞、膵臓前駆細胞、筋芽細胞、線維芽細胞、ケラチノサイト、神経細胞、グリア細胞、星状細胞、前脂肪細胞、脂肪細胞、血管内皮細胞、内皮前駆細胞、間葉系細胞、神経幹細胞、免疫細胞(例えば、B細胞およびT細胞)、平滑筋前駆細胞、心筋細胞、胎児皮膚線維芽細胞、表皮ケラチノサイト、筋芽細胞、および毛細血管内皮細胞からなる群から選択される哺乳動物細胞である、項目24に記載の医薬組成物。
(項目26)
生物活性剤をさらに含む、項目1から25のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目27)
前記生物活性剤が、ホルモン、成長因子、インスリン、酵素、siRNA、shRNA、アンチセンスRNA、抗生物質、抗体および抗炎症剤からなる群から選択される、項目26に記載の医薬組成物。
(項目28)
水溶液である、項目1から27のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目29)
ヒドロゲルである、項目1から27のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目30)
前記ヒドロゲルが少なくとも約10パスカル(Pa)の貯蔵弾性率を含む、項目29に記載の医薬組成物。
(項目31)
項目1から30のいずれか一項に記載の医薬組成物を含む製造物品であって、注射器、バイアル、自動注入装置、チューブまたはカテーテルである物品。
(項目32)
組織修復または再生の促進を必要とする対象の組織修復または再生を促進する方法であって、有効量の項目1から30のいずれか一項に記載の医薬組成物を、前記対象の組織に投与し、それによって、前記組織の組織修復または再生を促進するステップを含む方法。
(項目33)
前記組織が、皮膚、骨、軟骨、神経、靭帯、腱、血管組織、眼、筋肉または心臓組織である、項目32に記載の方法。
(項目34)
前記対象が、組織修復もしくは再生の必要性をもたらす先天性疾患もしくは障害を有する;または前記対象が、組織修復もしくは再生の必要性をもたらす損傷を患っており、前記損傷が外科手術、外傷、脳卒中、腫瘍、または疾患もしくは障害の結果である、項目32または33に記載の方法。
(項目35)
創傷治癒の促進を必要とする対象の創傷治癒を促進する方法であって、有効量の項目1から30のいずれか一項に記載の医薬組成物を、対象の創傷に投与し、それによって、創傷治癒および/または抗菌活性を促進するステップを含み、前記創傷が擦過傷、火傷、ひび、挫滅、切り傷、潰瘍、裂傷、切開または引っかき傷を含む、方法。
(項目36)
対象内の部位での出血を低減する方法であって、有効量の項目1から30のいずれか一項に記載の医薬組成物を前記部位に投与するステップを含み、前記医薬組成物が物理的障壁を作り出し、それによって、前記対象内の前記部位での出血を低減する、方法。
(項目37)
対象の胃腸管の部位から病変を切除する方法であって、
前記病変を持ち上げるのに十分な量の項目1から30のいずれか一項に記載の医薬組成物を前記病変の下の粘膜下層に投与するステップと;
前記対象の前記胃腸管の前記部位から前記病変を切除するステップと
を含む方法。
(項目38)
前記病変がポリープ、潰瘍または腫瘍を含む、項目37に記載の方法。
(項目39)
前記病変が、口、喉、食道、胃、小腸、大腸、結腸および直腸からなる群から選択される前記胃腸管の領域に存在する、項目37または38に記載の方法。
(項目40)
細胞を培養する方法であって、前記細胞を項目1から30のいずれか一項に記載の医薬組成物と接触させるステップを含む方法。
(項目41)
対象の肺胞内嚢胞を処置する方法であって、
送達デバイスを前記対象の前記肺胞内嚢胞の標的領域に導入するステップと;
前記送達デバイスの端部を前記肺胞内嚢胞の処置が望まれる前記標的領域に配置するステップと;
前記送達デバイスを通して、有効量および有効濃度の項目1から30のいずれか一項に記載の医薬組成物を前記標的領域に投与して、前記標的領域の生理学的条件下で障壁を形成して、前記肺胞内嚢胞を処置するステップと;
前記標的領域から前記送達デバイスを除去するステップと;
前記溶液の投与前または投与後に前記肺胞内嚢胞を崩壊させるステップと
を含む方法。
(項目42)
生体組織への接着を軽減する方法であって、有効量の項目1から30のいずれか一項に記載の医薬組成物を前記生体組織に投与して、それによって、前記生体組織への接着を軽減するステップを含む方法。
(項目43)
対象の骨間隙を充填する方法であって、
送達デバイスを対象の骨に導入するステップと;
前記送達デバイスの端部を骨成長の促進が望まれる前記骨の間隙の近位に配置するステップと;
前記送達デバイスを通して、生理学的条件下でヒドロゲル足場を形成するのに十分な濃度で、項目1から30のいずれか一項に記載の医薬組成物を投与するステップと;
前記送達デバイスを除去するステップと
を含む方法。
(項目44)
対象のドライアイを処置する方法であって、有効量の項目1から30のいずれか一項に記載の医薬組成物を前記対象の眼に投与するステップを含む方法。
(項目45)
以下に示されるアミノ酸配列:
[(X)i(Y)j(Z)k(Y)l]m(X)n 式I、
[(Y)i(X)j(Y)k(Z)l]m(Y)n 式II、
[(Z)i(Y)j(X)k(Y)l]m(Z)n 式III、または
[(Y)i(Z)j(Y)k(X)l]m(Y)n 式IV
(式中、各(X)は独立にイオン性極性アミノ酸であり、各(Y)は独立に疎水性アミノ酸であり、各(Z)は独立に非イオン性極性アミノ酸であり、各i、j、kおよびlは独立に整数≧1であり、mは整数≧2であり、n=0または整数≧1である)
を含む自己組織化ペプチド。

Claims (32)

  1. 配列番号35(QLEL12)に示されるアミノ酸配列を含む自己組織化ペプチドを含む医薬組成物。
  2. 前記自己組織化ペプチドが、
    アセチル、ホルミル、ピログルタミル(pGlu)、ビオチン、ポリエチレングリコール(PEG)、尿素、アルキルアミン、カルバメート、スルホンアミド、ダンシル、2,4-ジニトロフェニル、フルオレセイン、7-メトキシクマリン酢酸、9-フルオレニルメチルオキシカルボニル、パルミチン酸、スクシニル、クロロアセチル、マレイミド、ベンジルオキシカルボニル、ブロモアセチル、ニトリロトリアセチル、tertブトキシカルボニル、4-ヒドロキシフェニルプロピオン酸、アリルオキシカルボニル、酪酸、脂肪酸、およびトリチルからなる群から選択されるN末端官能基、および
    アミン、アミド、N-アルキルアミド、アルデヒド、エステル、アルコール、パラ-ニトロアニリド(pNA)、7-アミノ-4-メチルクマリン(Amc)、ヒドラジド、ヒドロキサム酸、クロロメチルケトン、p-ニトロアニリン、パラ-ニトロフェノール、ヒドロキシスクシンイミドエステル、フルオロメチルケトン、システアミド、9-フルオレンメチル(Fm)エステル、アリルエステル、2,4-ジメトキシベンジルエステル、2-フェニルイソプロピルエステル、p-ニトロベンジルエステル、および2-クロロトリチルエステルからなる群から選択されるC末端官能基
    の一方または両方を含む、請求項に記載の医薬組成物。
  3. 前記自己組織化ペプチドが、前記自己組織化ペプチドのN末端もしくはC末端、またはその両方に少なくとも1つの生物学的に活性なペプチドモチーフをさらに含む、請求項に記載の医薬組成物。
  4. 前記少なくとも1つの生物学的に活性なペプチドモチーフが、ラミニン-1、コラーゲンIV、フィブロネクチン、エラスチン、骨髄ホーミングペプチド1、骨髄ホーミングペプチド2、またはミエロペプチドに由来する、請求項に記載の医薬組成物。
  5. NaCl、KCl、MgCl、CaCl、NHCl、NaHPO、KHPOおよびCaSOからなる群から選択される1またはそれを超える塩;または
    デキストロース、マンニトール、グリセリン、スクロースおよびトレハロースからなる群から選択される1またはそれを超える糖
    を含む等張化剤をさらに含む、請求項に記載の医薬組成物。
  6. 前記等張化剤が1またはそれを超える塩を含み、約0.01M~約0.3Mまたは約0.15Mの濃度で存在する、請求項に記載の医薬組成物。
  7. 前記等張化剤が1またはそれを超える糖を含み、約0.1~10%(w/v)または約10%(w/v)の濃度で存在する、請求項に記載の医薬組成物。
  8. 約6~約8のpHを有する、請求項に記載の医薬組成物。
  9. 前記自己組織化ペプチドの正味電荷が、+1を超えるもしくは+1に等しいまたは-1未満もしくは-1に等しい、請求項に記載の医薬組成物。
  10. 前記自己組織化ペプチドの濃度が約0.01%(w/v)~約10%(w/v)、約0.1%(w/v)~約5%(w/v)、約0.5%(w/v)~約1.5%(w/v)、または約1%(w/v)である、請求項に記載の医薬組成物。
  11. 単離された細胞をさらに含む、請求項に記載の医薬組成物。
  12. 前記単離された細胞が、免疫細胞、幹細胞、軟骨細胞前駆細胞、膵臓前駆細胞、筋芽細胞、線維芽細胞、ケラチノサイト、神経細胞、グリア細胞、星状細胞、前脂肪細胞、脂肪細胞、血管内皮細胞、内皮前駆細胞、間葉系細胞、神経幹細胞、免疫細胞(例えば、B細胞およびT細胞)、平滑筋前駆細胞、心筋細胞、胎児皮膚線維芽細胞、表皮ケラチノサイト、筋芽細胞、および毛細血管内皮細胞からなる群から選択される哺乳動物細胞である、請求項11に記載の医薬組成物。
  13. 生物活性剤をさらに含む、請求項に記載の医薬組成物。
  14. 前記生物活性剤が、ホルモン、成長因子、インスリン、酵素、siRNA、shRNA、アンチセンスRNA、抗生物質、抗体および抗炎症剤からなる群から選択される、請求項13に記載の医薬組成物。
  15. 水溶液である、請求項に記載の医薬組成物。
  16. ヒドロゲルである、請求項に記載の医薬組成物。
  17. 前記ヒドロゲルが少なくとも約10パスカル(Pa)の貯蔵弾性率を含む、請求項16に記載の医薬組成物。
  18. 請求項に記載の医薬組成物を含む製造物品であって、注射器、バイアル、自動注入装置、チューブまたはカテーテルである物品。
  19. 組織修復または再生の促進を必要とする対象の組織修復または再生を促進するための請求項に記載の医薬組成物であって、前記医薬組成物は、前記対象の組織に投与され、それによって、前記組織の組織修復または再生を促進することを特徴とする、医薬組成物
  20. 前記組織が、皮膚、骨、軟骨、神経、靭帯、腱、血管組織、眼、筋肉または心臓組織である、請求項19に記載の医薬組成物
  21. 前記対象が、組織修復もしくは再生の必要性をもたらす先天性疾患もしくは障害を有する;または前記対象が、組織修復もしくは再生の必要性をもたらす損傷を患っており、前記損傷が外科手術、外傷、脳卒中、腫瘍、または疾患もしくは障害の結果である、請求項19に記載の医薬組成物
  22. 創傷治癒の促進を必要とする対象の創傷治癒を促進するための請求項に記載の医薬組成物であって、前記医薬組成物は、対象の創傷に投与され、それによって、創傷治癒および/または抗菌活性を促進することを特徴とし、前記創傷が擦過傷、火傷、ひび、挫滅、切り傷、潰瘍、裂傷、切開または引っかき傷を含む、医薬組成物
  23. 対象内の部位での出血を低減するための請求項に記載の医薬組成物であって、前記医薬組成物は前記部位に投与されることを特徴とし、前記医薬組成物が物理的障壁を作り出し、それによって、前記対象内の前記部位での出血を低減する、医薬組成物
  24. 対象の胃腸管の部位から病変を切除する方法における使用のための請求項1に記載の医薬組成物であって、前記方法は、
    前記病変を持ち上げるのに十分な量の前記医薬組成物を前記病変の下の粘膜下層に投与するステップと;
    前記対象の前記胃腸管の前記部位から前記病変を切除するステップと
    を含む、医薬組成物
  25. 前記病変がポリープ、潰瘍または腫瘍を含む、請求項24に記載の医薬組成物
  26. 前記病変が、口、喉、食道、胃、小腸、大腸、結腸および直腸からなる群から選択される前記胃腸管の領域に存在する、請求項24に記載の医薬組成物
  27. 細胞を培養する方法であって、前記細胞を請求項に記載の医薬組成物と接触させるステップを含む方法。
  28. 対象の肺胞内嚢胞を処置する方法における使用のための請求項1に記載の医薬組成物であって、前記方法は、
    送達デバイスを前記対象の前記肺胞内嚢胞の標的領域に導入するステップと;
    前記送達デバイスの端部を前記肺胞内嚢胞の処置が望まれる前記標的領域に配置するステップと;
    前記送達デバイスを通して、有効量および有効濃度の前記医薬組成物を前記標的領域に投与して、前記標的領域の生理学的条件下で障壁を形成して、前記肺胞内嚢胞を処置するステップと;
    前記標的領域から前記送達デバイスを除去するステップと;
    前記溶液の投与前または投与後に前記肺胞内嚢胞を崩壊させるステップと
    を含む、医薬組成物
  29. 生体組織への接着を軽減するための請求項に記載の医薬組成物であって、前記医薬組成物は、前記生体組織に投与され、それによって、前記生体組織への接着を軽減することを特徴とする、医薬組成物
  30. 対象の骨間隙を充填する方法における使用のための請求項1に記載の医薬組成物であって、前記方法は、
    送達デバイスを対象の骨に導入するステップと;
    前記送達デバイスの端部を骨成長の促進が望まれる前記骨の間隙の近位に配置するステップと;
    前記送達デバイスを通して、生理学的条件下でヒドロゲル足場を形成するのに十分な濃度で、前記医薬組成物を投与するステップと;
    前記送達デバイスを除去するステップと
    を含む、医薬組成物
  31. 対象のドライアイを処置するための請求項に記載の医薬組成物であって、前記対象の眼に投与されることを特徴とする、医薬組成物
  32. 配列番号35(QLEL12)に示されるアミノ酸配列を含む自己組織化ペプチド。
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