JPWO2019230427A1 - 流路切換弁およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】弁本体の構成の自由度を効果的に高めることができる流路切換弁、および、流路切換弁の製造方法を提供する。【解決手段】流路切換弁(1)は、弁室(14)が設けられた樹脂製の弁本体(10)と、弁室(14)内に回転可能に収容されたボール弁体(20)と、ボール弁体(20)を回転させる駆動機構を有する駆動部(40)と、ボール弁体(20)と駆動機構とを接続する弁軸(50)と、を有する。駆動部(40)が、駆動機構を収容する樹脂製の駆動部ケース(42)を有している。そして、駆動部ケース(42)が、弁本体(10)に接合されている。

Description

本発明は、流路切換弁およびその製造方法に関する。
従来の流路切換弁の一例が特許文献1に開示されている。この流路切換弁は、弁本体としての弁ケースにボール弁体が回転可能に収容されている。弁ケースには、弁軸を介してボール弁体を回転駆動するギヤードモーターが取り付けられている。また、弁ケースには、弁室に通じる1つの入口流路と2つの出口流路とが設けられている。この流路切換弁は、ボール弁体の回転位置に応じて、入口流路を2つある出口流路のいずれかに択一的に接続する。
特開2010−223418号公報
このような流路切換弁は、ギヤードモーター、弁軸および弁体を共通化し、入口流路および出口流路の配置などの弁ケースの構成を変更することで、コストを抑えつつ様々な装置に対応させることが可能となる。しかしながら、ギヤードモーターを取り付けるためのねじ止め構造やスナップフィット構造などの取り付け構造を弁ケースに設ける必要があるので、弁ケースの構成の自由度が制限されてしまうことがある。
そこで、本発明は、弁本体の構成の自由度を効果的に高めることができる流路切換弁、および、流路切換弁の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る流路切換弁は、弁室および当該弁室に通じる複数の流路が設けられた樹脂製の弁本体と、前記弁室内に回転可能に収容され、回転位置に応じて前記流路の接続を切り換える弁体と、前記弁体を回転させる駆動機構を有する駆動部と、前記弁体と前記駆動機構とを接続する弁軸と、を有する流路切換弁であって、前記駆動部が、前記駆動機構を収容する樹脂製の駆動部ケースを有し、前記駆動部ケースが、前記弁本体に接合されていることを特徴とする。
本発明によれば、弁体を回転させる駆動機構を収容する樹脂製の駆動部ケースが、弁本体に接合されている。このようにしたことから、弁本体における駆動部ケースとの接合箇所のみ共通化すればよいので、設計上制約を受ける箇所を極小化して、弁本体の構成の自由度を効果的に高めることができる。
本発明において、前記駆動部ケースが、前記弁本体に超音波溶着または赤外線溶着されていることが好ましい。このようにすることで、例えば、接着剤による接合に比べて、接着剤の塗布量や塗布ムラを考慮する必要がなく、駆動部ケースおよび弁本体を容易に接合することができる。また、駆動部ケースおよび弁本体の内部を溶着することができるので、溶着箇所が露出することを防ぐことができる。
本発明において、前記弁体が、前記弁軸が挿入される弁軸挿入孔を有し、前記弁軸挿入孔が、前記弁軸の回転に伴って前記弁体が回転するように形成されていることが好ましい。このようにすることで、弁体と弁軸とが分離可能となり、組立時において、弁軸挿入孔に弁軸を挿入して弁体と弁軸とを結合するタイミングを選択することができる。例えば、弁本体に収容された弁体に弁軸を挿入したのち、弁本体と駆動部ケースとを組み合わせて溶着することができる。または、弁本体に弁体を収容し、駆動部ケースに弁軸を支持させて、弁軸挿入孔に弁軸を挿入しつつ弁本体と駆動部ケースとを組み合わせて溶着することができる。これにより、溶着の影響をより受けにくい組立手順を選択することができる。
本発明において、前記駆動部ケースが、前記弁軸が挿入される軸受部を一体に有し、前記弁軸が、前記軸受部との隙間を封止する環状の封止部材を有し、前記弁体が、前記弁軸挿入孔が前記軸受部と間隔をあけて対向するように配置され、前記弁軸が、前記弁軸挿入孔への挿入を進めた場合に前記弁体に突き当たる弁体側ストッパ面を有することが好ましい。このようにすることで、組立時に弁軸を弁軸挿入孔に必要以上に深く挿入してしまうことを防ぐことができる。
本発明において、前記軸受部における前記封止部材の封止箇所から弁体側の端面までの距離が、前記弁体側ストッパ面から前記弁体までの距離より短くなるように構成されていることが好ましい。超音波溶着を採用した場合、駆動部ケースに超音波を当てたときに軸受部に封止部材が接していると、封止部材が溶けて軸受部に付着したり、封止部材が傷ついたりしてしまうことがある。そして、本発明では、上記構成を有することにより、駆動部ケースに超音波を当てる際に、弁軸の弁体側ストッパ面を弁体に突き当てることで封止部材を軸受部の外に配置することができる。そのため、封止部材が軸受部に付着したり傷ついたりしてしまうことを防ぐことができる。赤外線溶着を採用した場合も、封止部材を軸受部の外に配置することで、溶着中に弁軸および封止部材が軸受部から脱落してしまうことを防ぐことができる。
本発明において、前記弁軸が、前記弁体側ストッパ面と反対側を向き、前記軸受部への挿入を進めた場合に前記軸受部の弁体側の端面に突き当たる軸受部側ストッパ面を有していることが好ましい。このようにすることで、弁室内と大気との圧力差により弁軸に対して弁体側から軸受部側に向かう力が生じた場合に、軸受部側ストッパ面が軸受部の弁体側の端面に突き当たる。そのため、弁軸の脱落を防ぐことができる。
本発明において、前記弁軸が、前記弁軸挿入孔に挿入される挿入部分が多角形柱状に形成され、前記弁軸挿入孔が、前記挿入部分の横断面形状と同一の形状に形成されていることが好ましい。このようにすることで、弁軸の挿入部分と弁体の弁軸挿入孔とが嵌まり合い、弁軸の回転を確実に弁体に伝えることができる。
本発明において、前記弁本体が、周壁部を有し、前記駆動部ケースが、前記周壁部の内側に溶着方向に挿入される環状壁部を有し、前記駆動部ケースが前記弁本体に溶着されるときに、前記周壁部の内周面と前記環状壁部の外周面とが接するように構成されていることが好ましい。このようにすることで、溶着時に駆動部ケースは弁本体に近づく方向(溶着方向)に移動して互いの溶着箇所が接合されるところ、周壁部の内周面と環状壁部の外周面とが接することで、駆動部ケースが弁本体に対して溶着方向と直交する方向に移動することが規制される。そのため、駆動部ケースと弁本体とが位置がずれた状態で溶着されてしまうことを抑制できる。
本発明において、前記駆動部ケースが前記弁本体に溶着される前の状態において、前記周壁部の内周面と前記環状壁部の外周面との接触部分における前記溶着方向の長さが1.5mm以上であることが好ましい。このようにすることで、周壁部の内周面と環状壁部の外周面とが接する部分を十分に確保して、駆動部ケースと弁本体とが位置がずれた状態で溶着されてしまうことをより効果的に抑制できる。
本発明において、前記弁軸挿入孔の周縁部および前記弁軸における前記弁体側の端面の周縁部の少なくとも一方に環状のテーパー面が設けられていることが好ましい。このようにすることで、弁軸挿入孔に弁軸を挿入するときに互いの軸がずれていた場合でも、環状のテーパー面によって弁軸挿入孔に弁軸を導いて自動的に軸あわせをすることができる。
上記目的を達成するために、本発明の他の一態様に係る流路切換弁の製造方法は、弁室および当該弁室に通じる複数の流路が設けられた樹脂製の弁本体と、前記弁室内に回転可能に収容され、回転位置に応じて前記流路の接続を切り換える弁体と、前記弁体を回転させる駆動機構と当該駆動機構を収容する樹脂製の駆動部ケースとを有する駆動部と、前記弁体と前記駆動機構とを接続する弁軸と、を有する流路切換弁の製造方法であって、前記駆動部ケースを前記弁本体に接合することを特徴とする。
本発明によれば、弁体を回転させる駆動機構を収容する樹脂製の駆動部ケースを、弁本体に接合する。このようにしたことから、弁本体における駆動部ケースとの溶着箇所のみ共通化すればよいので、設計上制約を受ける箇所を極小化して、弁本体の構成の自由度を効果的に高めることができる。
本発明において、前記駆動部ケースが、前記弁軸が挿入される軸受部を一体に有し、前記弁軸が、前記軸受部との隙間を封止する環状の封止部材を有し、前記弁体が、前記弁軸が挿入されることにより当該弁軸の回転に伴って前記弁体が回転するように形成された弁軸挿入孔を有し、前記弁軸が、前記弁軸挿入孔への挿入を進めた場合に前記弁体に突き当たる弁体側ストッパ面を有し、前記軸受部における前記封止部材の封止箇所から弁体側の端面までの距離が、前記弁体側ストッパ面から前記弁体までの距離より短くなるように構成されており、前記弁室に収容された前記弁体の前記弁軸挿入孔に、前記弁体側ストッパ面が前記弁体に突き当たるまで前記弁軸を挿入し、前記弁軸挿入孔と前記軸受部とが間隔をあけて対向するように、前記弁本体と前記駆動部ケースとを組み合わせ、前記封止部材が前記軸受部の外にある状態で前記駆動部ケースを前記弁本体に超音波溶着または赤外線溶着し、前記駆動部ケースを前記弁本体に溶着した後、前記封止部材が前記隙間を封止するように、前記弁軸を軸方向に沿って前記軸受部側に移動させることが好ましい。超音波溶着を採用した場合、駆動部ケースに超音波を当てたときに封止部材が軸受部に接していると、封止部材が溶けて軸受部に付着したり、封止部材が傷ついたりしてしまうことがある。そして、本発明では、上記構成を有することにより、駆動部ケースに超音波を当てる際に、弁軸の弁体側ストッパ面を弁体に突き当てて、封止部材を軸受部の外に配置する。そのため、封止部材が軸受部に付着したり傷ついたりしてしまうことを防ぐことができる。赤外線溶着を採用した場合も、封止部材を軸受部の外に配置することで、溶着中に弁軸および封止部材が軸受部から脱落してしまうことを防ぐことができる。
本発明において、前記弁本体の周壁部の内側に前記駆動部ケースの環状壁部を溶着方向に挿入して、前記周壁部の内周面と前記環状壁部の外周面とを接触させるとともに、前記周壁部の内周面と前記環状壁部の外周面との接触部分における前記溶着方向の長さが1.5mm以上となるように、前記弁本体と前記駆動部ケースとを組み合わせたのち、前記駆動部ケースを前記弁本体に超音波溶着または赤外線溶着することが好ましい。このようにすることで、溶着時に駆動部ケースは弁本体に近づく方向(溶着方向)に移動して溶着されるところ、周壁部の内周面と環状壁部の外周面とが接することで、駆動部ケースが弁本体に対して溶着方向と直交する方向に移動することが規制される。また、周壁部の内周面と環状壁部の外周面との接触部分における溶着方向の長さを1.5mm以上とすることで、周壁部の内周面と環状壁部の外周面とが接する部分を十分に確保できる。そのため、駆動部ケースと弁本体とが位置ずれして溶着されてしまうことを効果的に抑制できる。
本発明によれば、弁本体の構成の自由度を効果的に高めることができる。
本発明の第1実施形態に係る流路切換弁の正面図である。 図1の流路切換弁の縦断面図である。 図1の流路切換弁の一部断面を含む斜視図である。 図1の流路切換弁の一部断面を含む分解斜視図である。 図1の流路切換弁の製造方法を説明する断面図である(弁軸をボール弁体に挿入した状態)。 図1の流路切換弁の製造方法を説明する断面図である(弁本体と駆動部ケースとを組み合わせた状態)。 図1の流路切換弁の製造方法を説明する断面図である(弁軸を軸受部側に移動した状態)。 本発明の第2実施形態に係る流路切換弁の製造方法を説明する断面図である(弁軸をボール弁体に挿入した状態)。 図8の流路切換弁の製造方法を説明する断面図である(弁本体と駆動部ケースとを組み合わせた状態)。 図8の流路切換弁の製造方法を説明する断面図である(弁軸を軸受部側に移動した状態)。 本発明の第3実施形態に係る流路切換弁の製造方法を説明する断面図である(弁軸を軸受部に挿入した状態)。 図11の流路切換弁の製造方法を説明する断面図である(弁本体と駆動部ケースとに赤外線を照射する状態)。 図11の流路切換弁の製造方法を説明する断面図である(弁本体と駆動部ケースとを組み合わせた状態、溶着前)。 図11の流路切換弁の製造方法を説明する断面図である(弁本体と駆動部ケースとを組み合わせた状態、溶着後)。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る流路切換弁の構成について、図1〜図4を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る流路切換弁の正面図である。図2(a)は、図1の流路切換弁の弁軸の軸方向に沿う断面図(縦断面図)であり、図2(b)は、図2(a)における一点鎖線で囲んだ部分を拡大した図である。図3は、図1の流路切換弁の一部断面を含む斜視図である。図4は、図1の流路切換弁の一部断面を含む分解斜視図である。なお、本明細書において、「上下左右」は各図において各部材の相対的な位置関係を示すために用いており、絶対的な位置関係を示すものではない。
図1〜図4に示すように、本実施形態の流路切換弁1は、弁本体10と、ボール弁体20と、支持部材30、30と、駆動部40と、弁軸50と、を有している。
弁本体10は、合成樹脂を材料として、上部が開口した略立方体箱状に形成されている。弁本体10は、底壁部15と、底壁部15の周縁部に連設された周壁部16と、を有している。周壁部16は、左側壁部10aと、正面壁部10bと、右側壁部10cと、背面壁部10dと、を有している。左側壁部10aには、略L字状の第1流路11が設けられている。正面壁部10bには、直線状の第2流路12が設けられている。右側壁部10cには、略L字状の第3流路13が設けられている。第1流路11の開口11aと、第2流路12の開口12aと、第3流路13の開口13aとは、同一方向(正面側、図1の紙面手前)に向けられている。第1流路11と第2流路12と第3流路13とは、弁本体10内に設けられた弁室14に通じている。弁室14に通じる流路は、2つまたは4つ以上設けられていてもよい。
ボール弁体20は、例えば、金属や合成樹脂などを材料として中空ボール状(球体状)に形成されている。ボール弁体20は、弁本体10の弁室14に回転可能に収容されている。ボール弁体20は、図3に示す状態において、左側に向けて開口された第1開口21と、正面に向けて開口された第2開口22と、右側に向けて開口された第3開口23と、が設けられている。第1開口21と第2開口22と第3開口23とは、ボール弁体20内で互いにつながっている。なお、本実施例では弁体としてボール弁体20を用いているが、柱状の弁体を用いてもよい。
ボール弁体20は、図3に示す回転位置において、第1流路11と第2流路12と第3流路13とを接続する。ボール弁体20は、図3に示す回転位置から平面視で時計回りに90度回転された回転位置において、第1流路11と第2流路12とを接続する。ボール弁体20は、図3に示す回転位置から平面視で反時計回りに90度回転された回転位置において、第2流路12と第3流路13とを接続する。ボール弁体20は、回転位置に応じて第1流路11と第2流路12と第3流路13との接続を切り換える。
ボール弁体20の上部には、弁軸50が挿入される弁軸挿入孔24が設けられている。弁軸挿入孔24は、弁軸50が挿入されることにより当該弁軸50の回転に伴ってボール弁体20が回転するように形成されている。具体的には、弁軸挿入孔24は、弁軸50の角柱部52における軸方向と直交する方向の断面形状(横断面形状)と同一の形状に形成されている。
支持部材30、30は、例えば、合成樹脂を材料として、円環状に形成されている。支持部材30、30は、弁室14内においてボール弁体20を間に挟んで回転可能に支持している。支持部材30、30は、弁本体10との間に設けられたゴム材からなるOリング31、31とともに、弁本体10とボール弁体20との間をシール(封止)している。
駆動部40は、図示しないモーターおよびギヤ41を含む減速機を組み合わせた駆動機構と、この駆動機構を収容する樹脂製の駆動部ケース42と、を有している。駆動部ケース42は、略直方体箱状に形成されている。駆動部ケース42は、下ケース43と上ケース44とを有している。下ケース43と上ケース44とは、ねじ止め構造やスナップフィット構造などの図示しない取り付け構造により互いに組み付けられる。
下ケース43は、底壁43aの中央に円筒状の軸受部45を一体に有している。軸受部45は、弁軸50が挿入されるとともに、弁軸50を回転可能に軸支する。また、下ケース43の底壁43aには、環状壁部としてのリブ43bが設けられている。リブ43bは、弁本体10の周壁部16の内側に挿入されている。リブ43bは、周壁部16に嵌合するように形成されている。リブ43bの外周面は、周壁部16の内周面に接している。リブ43bは、弁本体10の周壁部16の上端部と組み合わされ、溶着部Mにおいて互いに接合されている。本実施形態では、溶着部Mは超音波溶着されている。溶着部Mは、超音波溶着に代えて、赤外線溶着されていてもよい。
弁軸50は、円柱部51と、円柱部51の下端に同軸に連なる角柱部52と、を有している。弁軸50の軸心は軸線Lに一致する。
円柱部51は、その下端部に、径方向外側に突出した環状のストッパ部53が設けられている。ストッパ部53は、その外径が円柱部51の外径および軸受部45の内径より大きくなるように形成されている。これにより、軸受部45への円柱部51の挿入を進めると、ストッパ部53の上面である軸受部側ストッパ面53aが、軸受部45のボール弁体20側の下端面45aに突き当たる。通常動作時又は無負荷時において、軸受部45の下端面45aと軸受部側ストッパ面53aとの間には隙間(クリアランス)が設けられている。
また、円柱部51の下端部には、ストッパ部53より上方の位置に全周にわたって溝51aが形成されている。溝51aには、ゴム材などを材料として環状に形成された封止部材54(Oリング)がはめ込まれている。円柱部51は、軸受部45に挿入されて、軸受部45に回転可能に軸支される。円柱部51の外径は軸受部45の内径より若干小さい。円柱部51が軸受部45に挿入されると封止部材54が弁軸50と軸受部45との隙間を封止する。これにより、弁室14内の流体が外部に漏れることを防止する。
円柱部51の上端部には、駆動部40のギヤ41が圧入により固定して取り付けられている。弁軸50は、ギヤ41の回転に伴って軸線Lを回転軸として回転される。円柱部51の上端部には、圧入されたギヤ41の空回りを抑制する平坦部が設けられている。
角柱部52は、横断面形状が正六角形状となる柱状に形成されている。角柱部52は、ボール弁体20の弁軸挿入孔24に挿入される挿入部分である。弁軸挿入孔24は角柱部52の横断面形状と同一の正六角形状に形成されている。そのため、弁軸挿入孔24と角柱部52とが嵌まり合い、弁軸50の回転に伴ってボール弁体20が回転される。また、角柱部52は、その外径がストッパ部53より小さくなるように形成されている。これにより、弁軸挿入孔24への角柱部52の挿入を進めると、ストッパ部53の下面である弁体側ストッパ面53bがボール弁体20に突き当たる。
本実施形態において、角柱部52は横断面形状が正六角形状となる柱状に形成されているものであったが、これに限定されるものではない。角柱部52は、例えば、三角形柱状や四角形柱状などの多角形柱状であってもよい。さらに、角柱部52として、角柱以外の形状の部材を用いてもよく、例えば円柱の側面の一部を平面にした断面D字状の柱状でもよい。この場合、弁軸挿入孔24も、角柱部52の横断面形状と同一の形状に形成される。
流路切換弁1は、図2(b)に示すように、弁軸50の軸方向において、軸受部45における封止部材54の封止箇所Kからボール弁体20側の下端面45aまでの距離Aが、弁体側ストッパ面53bからボール弁体20までの距離Bより短くなるように構成されている。この構成により、ボール弁体20の弁軸挿入孔24に、弁体側ストッパ面53bがボール弁体20に突き当たるまで弁軸50の角柱部52の挿入を進めると、封止部材54が軸受部45の外に出て弁室14内に位置づけられる。なお、本実施形態においては、封止箇所Kを、軸受部45における封止部材54の上下方向の中央に対応する箇所としているが、これ以外にも、封止箇所Kを、軸受部45における溝51aの上側の壁部に対応する箇所としてもよい。
流路切換弁1は、駆動部40のモーターの回転がギヤ41を通じて弁軸50に出力され、弁軸50が軸線Lを回転軸として回転される。この弁軸50の回転に伴ってボール弁体20が回転されて、各回転位置に位置づけられる。これにより、回転位置に応じた流路の接続が実現される。
次に、本実施形態の流路切換弁1の製造方法の一例を、図5〜図7を参照して説明する。
図5〜図7は、図1の流路切換弁の製造方法を説明する断面図であって、順に、弁軸50をボール弁体20に挿入した状態、弁本体10と駆動部ケース42とを組み合わせた状態、および、弁軸50を軸受部45側に移動した状態を示す。
図5に示すように、弁室14に収容されたボール弁体20の弁軸挿入孔24に、弁体側ストッパ面53bがボール弁体20に突き当たるまで弁軸50の角柱部52を挿入する。
次に、図6に示すように、弁軸挿入孔24と軸受部45とが上下方向に間隔をあけて対向するように、弁本体10と駆動部ケース42の下ケース43とを組み合わせる。具体的には、弁本体10の周壁部16の内側に上下方向(すなわち、溶着時に駆動部ケースが弁本体に近づく方向(溶着方向))に沿ってリブ43bを挿入して、周壁部16の内周面とリブ43bの外周面とが接するように配置する。これにより、弁軸50の円柱部51の上端部は軸受部45に挿入され、かつ、円柱部51の下端部は軸受部45の外にある状態となる。この状態において、封止部材54が軸受部45の下方の弁室14内に位置しており、封止部材54は軸受部45に当接せず、その内側を押圧しない。つまり、この状態では、封止部材54は軸受部45の外にある。そして、弁軸50の円柱部51と軸受部45とが非接触となる(円柱部51の外周面全周にわたって軸受部45と隙間ができる)ように、弁軸50の軸心と軸受部45の軸心とを一致させる。
次に、封止部材54が軸受部45の外にある状態で駆動部ケース42の下ケース43に超音波を与え、下ケース43を弁本体10に超音波溶着する。このとき、下ケース43は、弁本体10のみに接しており、弁軸50および封止部材54には接していないので、下ケース43と弁本体10との間のみ超音波を作用させることができる。また、下ケース43が弁本体10に溶着されるときに、周壁部16の内周面とリブ43b外周面とが接している。そのため、周壁部16とリブ43bとによって、下ケース43は上下方向に沿って移動するように案内され、上下方向と直交する方向への移動が規制される。これにより、下ケース43と弁本体10とを精度よく接合することができる。
次に、図7に示すように、封止部材54が弁軸50と軸受部45との隙間を封止するように、弁軸50を軸方向に沿って軸受部45側に移動させる。
そして、弁軸50の円柱部51の上端部にギヤ41を圧入するなどして駆動機構を下ケース43に組み込むとともに上ケース44を被せて駆動部40を組み上げる。このようにして、流路切換弁1が完成する。
以上より、本実施形態の流路切換弁1によれば、ボール弁体20を回転させる駆動機構を収容する樹脂製の駆動部ケース42が、弁本体10に接合されている。弁本体10は天井面(駆動部ケース42側の壁面)を有していないため、駆動部ケース42に溶着後、駆動部ケース42の壁面(底面部)の一部が弁室の壁面(天井面)を構成する。このようにしたことから、弁本体10における駆動部ケース42との溶着箇所のみ共通化すればよいので、設計上制約を受ける箇所を極小化して、弁本体10の構成の自由度を効果的に高めることができる。
また、駆動部ケース42が、弁本体10に超音波溶着されている。このようにすることで、駆動部ケース42および弁本体10の内部を容易に溶着することができるので、溶着箇所が露出することを防止することができる。また、超音波溶着(または赤外線溶着)を採用することで、例えば、接着剤による接合に比べて、接着剤の塗布量や塗布ムラを考慮する必要がなく、駆動部ケースおよび弁本体を容易に接合することができる。
また、ボール弁体20が、弁軸50が挿入される弁軸挿入孔24を有している。弁軸挿入孔24が、弁軸50の回転に伴ってボール弁体20が回転するように形成されている。このようにすることで、ボール弁体20と弁軸50とが別体であり互いに分離可能となる。これにより、組立時において、ボール弁体20と弁軸50とを結合するタイミングを選択することができる。そのため、溶着の影響をより受けにくい組立手順を選択することができる。
すなわち、本実施形態の流路切換弁1は、ボール弁体20と弁軸50とがそれぞれ分離可能な別体であり、組立時に互いの位置関係を変更できるように構成されている。例えば、ボール弁体20と弁軸50とが一体化されている構成では、組立時にボール弁体20と弁軸50との位置関係を変更することができない。そのため、弁本体10と駆動部ケース42とを超音波溶着するときに、各部材が流路切換弁1の完成時と同一の位置に配置される。そのため、超音波溶着のために下ケース43に超音波を与えると、超音波による振動が軸受部45から順に封止部材54、弁軸50、ボール弁体20、支持部材30、30、および、Oリング31、31に伝わる。これにより、封止部材54と軸受部45、ボール弁体20と支持部材30、30、および、弁本体10とOリング31、31、が互いに擦れて、溶けてしまったり傷ついてしまったりするおそれがある。そこで、本実施形態の流路切換弁1では、組立時にボール弁体20と弁軸50との互いの位置関係を変更して、下ケース43に与えた超音波による振動が、封止部材54やボール弁体20、Oリング31、31に伝わらないようにしている。
また、駆動部ケース42が、弁軸50が挿入される軸受部45を一体に有している。弁軸50が、軸受部45との隙間を封止する環状の封止部材54を有している。ボール弁体20が、軸受部45と間隔をあけて対向配置され、弁軸50が挿入されることにより当該弁軸50の回転に伴ってボール弁体20が回転するように形成された弁軸挿入孔24を有している。弁軸50が、弁軸挿入孔24への挿入を進めた場合にボール弁体20に突き当たる弁体側ストッパ面53bを有している。このようにすることで、組立時に弁軸50を弁軸挿入孔24に必要以上に深く挿入してしまうことを防ぐことができる。そして、軸受部45における封止部材54の封止箇所Kからボール弁体20側の下端面45aまでの距離Aが、弁体側ストッパ面53bからボール弁体20までの距離Bより短くなるように構成されている。超音波溶着を採用した場合、駆動部ケース42に超音波を当てたときに軸受部45に封止部材54が接していると、封止部材54が溶けて軸受部45に付着したり、封止部材54が傷ついたりしてしまうことがある。そして、本実施形態の流路切換弁1では、ボール弁体20と弁軸50とが別体でありかつ上記構成を有することにより、駆動部ケース42に超音波を当てる際に、弁軸50の弁体側ストッパ面53bをボール弁体20に突き当てることで封止部材54を軸受部45の外に配置することができる。そのため、封止部材54が軸受部45に付着したり傷ついたりしてしまうことを防ぐことができる。
また、弁軸50が、弁体側ストッパ面53bと反対側を向き、軸受部45への挿入を進めた場合に軸受部45のボール弁体20側の下端面45aに突き当たる軸受部側ストッパ面53aを有している。このようにすることで、弁室14内と大気との圧力差により弁軸50に対してボール弁体20側から軸受部45側に向かう力が生じた場合に、軸受部側ストッパ面53aが軸受部45の下端面45aに突き当たる。そのため、弁軸50の脱落を抑制することができる。
また、弁軸50が、弁軸挿入孔24に挿入される角柱部52が正六角形柱状に形成され、弁軸挿入孔24が、角柱部52の横断面形状と同一の形状に形成されている。このようにすることで、弁軸50の角柱部52と弁軸挿入孔24とが嵌まり合い、弁軸50の回転を確実にボール弁体20に伝えることができる。
また、弁本体10が、周壁部16を有し、駆動部ケース42が、周壁部16の内側に上下方向に沿って挿入される環状壁部としてのリブ43bを有している。そして、駆動部ケース42が弁本体10に溶着されるときに、周壁部16の内周面とリブ43bの外周面とが接するように構成されている。このようにすることで、溶着時に周壁部16の内周面とリブ43bの外周面とが接することで、駆動部ケース42が弁本体10に対して上下方向と直交する方向に移動することが規制される。そのため、駆動部ケース42と弁本体10とが位置ずれして溶着されてしまうことを抑制できる。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態に係る流路切換弁について、図8〜図10を参照して説明する。
第2実施形態に係る流路切換弁2は、上述した第1実施形態に係る流路切換弁1において、弁軸50に代えて、ストッパ部53が設けられていない弁軸50Aを有している。これ以外の構成について、流路切換弁2は、流路切換弁1と同様の構成を有している。流路切換弁2について、上述した流路切換弁1と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図8〜図10は、本発明の第2実施形態に係る流路切換弁の製造方法を説明する断面図であって、順に、弁軸50Aをボール弁体20に挿入した状態、弁本体10と駆動部ケース42とを組み合わせた状態、および、弁軸50Aを軸受部45側に移動した状態を示す。
弁軸50Aは、円柱部51と、円柱部51の下端に同軸に連なる角柱部52と、を有している。弁軸50Aの軸心は軸線Lに一致する。
円柱部51は、その外径が角柱部52の外径より小さくなるように形成されている。換言すると、弁軸50Aを軸線L方向から見たときに、角柱部52の投影面積内に円柱部51が含まれる。これにより、軸受部45への円柱部51の挿入を進めると、角柱部52の上面である軸受部側ストッパ面52aが、軸受部45のボール弁体20側の下端面45aに突き当たる。
角柱部52は、横断面形状が正六角形状となる柱状に形成されている。角柱部52は、ボール弁体20の弁軸挿入孔24に挿入される挿入部分である。弁軸挿入孔24は角柱部52の横断面形状と同一の正六角形状に形成されている。そのため、弁軸挿入孔24と角柱部52とが嵌まり合い、弁軸50Aの回転に伴ってボール弁体20が回転される。また、弁軸挿入孔24への角柱部52の挿入を進めると、角柱部52の下面である弁体側ストッパ面52bがボール弁体20に突き当たる。
流路切換弁2は、図10に示すように、軸受部45における封止部材54の封止箇所Kからボール弁体20側の下端面45aまでの距離Aが、弁体側ストッパ面52bからボール弁体20までの距離Bより短くなるように構成されている。この構成により、ボール弁体20の弁軸挿入孔24に、弁体側ストッパ面52bがボール弁体20に突き当たるまで弁軸50Aの角柱部52の挿入を進めると、封止部材54が軸受部45の外に位置づけられる。
次に、本実施形態の流路切換弁2の製造方法の一例を、図8〜図10を参照して説明する。
図8に示すように、弁室14に収容されたボール弁体20の弁軸挿入孔24に、弁体側ストッパ面52bがボール弁体20に突き当たるまで弁軸50Aの角柱部52を挿入する。
次に、図9に示すように、弁軸挿入孔24と軸受部45とが上下方向に間隔をあけて対向するように、弁本体10と駆動部ケース42の下ケース43とを組み合わせる。具体的には、弁本体10の周壁部16の内側に上下方向に沿ってリブ43bを挿入して、周壁部16の内周面とリブ43bの外周面とが接するように配置する。これにより、弁軸50Aの円柱部51の上端部は軸受部45に挿入され、かつ、円柱部51の下端部は軸受部45の外にある状態となる。この状態において、封止部材54が軸受部45の下方の弁室14内に位置づけられており、つまり、封止部材54は軸受部45の外にある。そして、弁軸50Aの円柱部51と軸受部45とが非接触となる(円柱部51の外周面全周にわたって軸受部45と隙間ができる)ように、弁軸50Aの軸心と軸受部45の軸心とを一致させる。
次に、封止部材54が軸受部45の外にある状態で駆動部ケース42の下ケース43に超音波を与え、下ケース43を弁本体10に超音波溶着する。このとき、下ケース43は、弁本体10のみに接しており、弁軸50Aおよび封止部材54には接していないので、下ケース43と弁本体10との間のみ超音波を作用させることができる。また、下ケース43が弁本体10に溶着されるときに、周壁部16の内周面とリブ43b外周面とが接している。そのため、下ケース43は上下方向に沿って移動するように案内され、上下方向と直交する方向への移動が規制される。これにより、下ケース43と弁本体10とを精度よく接合することができる。
次に、封止部材54が弁軸50Aと軸受部45との隙間を封止するように、弁軸50Aを軸方向に沿って軸受部45側に移動させる。
そして、弁軸50Aの円柱部51の上端部にギヤ41を圧入するなどして駆動機構を下ケース43に組み込むとともに上ケース44を被せて駆動部40を組み上げる。このようにして、流路切換弁2が完成する。
本実施形態の流路切換弁2においても、上述した第1実施形態の流路切換弁1と同様の作用効果を奏する。
上述した第1、第2実施形態は、駆動部ケース42(具体的には下ケース43)を弁本体10に超音波溶着する構成を有している。溶着方法として超音波溶着に代えて赤外線溶着を採用してもよい。この場合、駆動部ケース42および弁本体10のそれぞれの溶着部を赤外線で加熱した後に当接させて溶着する。このようにすることで、弁本体10における駆動部ケース42との溶着箇所のみ共通化すればよいので、超音波溶着と同様に、設計上制約を受ける箇所を極小化して、弁本体の構成の自由度を効果的に高めることができる。
(第3実施形態)
以下、本発明の第3実施形態に係る流路切換弁について、図11〜図14を参照して説明する。
第3実施形態に係る流路切換弁3は、上述した第2実施形態に係る流路切換弁2において、超音波溶着に代えて赤外線溶着により下ケース43と弁本体10とを溶着するための構成を有している。流路切換弁3について、上述した流路切換弁1、2と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図11〜図14は、本発明の第3実施形態に係る流路切換弁の製造方法を説明する断面図である。図11〜図14は、順に、弁軸50Aを駆動部ケース42の軸受部45に挿入した状態、弁本体10と駆動部ケース42とに赤外線を照射する状態、弁本体10と駆動部ケース42とを組み合わせた状態(溶着前に溶着箇所を当接した状態)、および、弁本体10と駆動部ケース42とを組み合わせた状態(溶着状態)を示す。
弁本体10には、弁本体側溶着部16aが設けられている。弁本体側溶着部16aは、周壁部16の上端から上方に向けて突出するように形成された環状突部である。
ボール弁体20における弁軸挿入孔24の周縁部には、環状のテーパー面24aが設けられている。また、弁軸50の下面(ボール弁体20側の端面)である弁体側ストッパ面52bの周縁部には、環状のテーパー面52cが設けられている。このようにすることで、弁軸挿入孔24に弁軸50を挿入するときに互いの軸がずれていた場合でも、テーパー面24aおよびテーパー面52cによって弁軸挿入孔24に弁軸50を導いて自動的に軸あわせをすることができる。テーパー面24aおよびテーパー面52cのいずれか一方のみ設けられた構成としてもよい。
下ケース43には、ケース側溶着部43cが設けられている。ケース側溶着部43cは、底壁43aから下方に向けて突出するように形成された環状突部である。ケース側溶着部43cは、リブ43bを囲むように配置されている。ケース側溶着部43cは、平面視で弁本体側溶着部16aと同一となる形状を有している。また、リブ43bの下端面の外縁部には、環状のテーパー面43dが設けられている。リブ43bを弁本体10の周壁部16の内側に挿入するときに軸がずれていた場合でも、テーパー面43dが周壁部16に当たって、周壁部16の内側にリブ43bを導くことができる。
次に、本実施形態の流路切換弁3の製造方法の一例を、図11〜図14を参照して説明する。
図11に示すように、ボール弁体20を弁本体10の弁室14に収容する。また、駆動部ケース42の下ケース43に設けられた軸受部45に弁軸50Aの円柱部51を挿入する。この状態において、封止部材54が弁軸50Aと軸受部45との隙間を封止している。
次に、図12に示すように、弁本体10と駆動部ケース42の下ケース43とを途中まで組み合わせる。具体的には、弁本体10の周壁部16の内側に上下方向に沿ってリブ43bを挿入して、周壁部16の内周面とリブ43bの外周面とが接するように配置する。このとき、弁本体側溶着部16aとケース側溶着部43cとが上下方向に間隔をあけて対向している。この状態において、弁本体側溶着部16aとケース側溶着部43cとに赤外線を照射してそれぞれを溶融させる。なお、図12に示す状態では、弁軸50はまだ弁軸挿入孔24に挿入されていないが、弁軸50が弁軸挿入孔24に挿入されていてもよい。赤外線の照射は、図11に示す状態で行ってもよい。
次に、図13、図14に示すように、弁本体10と駆動部ケース42の下ケース43とを最後まで組み合わせる。具体的には、図13に示すように、弁本体10の周壁部16へのリブ43bの挿入を進めて、弁本体側溶着部16aとケース側溶着部43cとを互いに当接させる。そして、図14に示すように上記挿入をさらに進めて、弁本体側溶着部16aとケース側溶着部43cとを互いに溶着する。これと並行して、弁軸50を弁軸挿入孔24に挿入する。
弁本体側溶着部16aとケース側溶着部43cとを互いに当接した状態(図13、当接状態)における弁本体10と下ケース43との距離をCとする。弁本体側溶着部16aとケース側溶着部43cとを溶着した状態(図14、溶着状態)における弁本体10と下ケース43との距離をDとする。距離Cから距離Dを差し引いた値が、溶着により弁本体10と下ケース43とが近づく距離(「溶着量」という)となる。この溶着量は、0.3mm〜1.0mm程度であることが好ましい。
また、図13に示す当接状態において、周壁部16の内周面とリブ43bの外周面との接触部分における上下方向の長さEが1.5mm以上になるようにすることが好ましい。このように、周壁部16の内周面とリブ43b外周面とが接していることで、下ケース43は上下方向に沿って移動するように案内され、上下方向と直交する方向への移動が規制される。これにより、下ケース43と弁本体10とを精度よく接合することができる。また、上記長さEを1.5mm以上とすることで、周壁部16の内周面とリブ43bの外周面とが接する部分を十分に確保することができる。そのため、駆動部ケース42と弁本体10とが位置がずれた状態で溶着されてしまうことをより効果的に抑制できる。
そして、弁軸50Aの円柱部51の上端部にギヤ41を圧入するなどして駆動機構を下ケース43に組み込むとともに上ケース44を被せて駆動部40を組み上げる。このようにして、流路切換弁3が完成する。
本実施形態の流路切換弁3においても、上述した第1実施形態の流路切換弁1と同様の作用効果を奏する。
なお、流路切換弁3を、上述した第2実施形態の流路切換弁2と同様の手順で組み立ててもよい。すなわち、弁室14に収容されたボール弁体20の弁軸挿入孔24に、弁体側ストッパ面52bがボール弁体20に突き当たるまで弁軸50Aの角柱部52を挿入する。そして、弁本体10と駆動部ケース42の下ケース43とを組み合わせて赤外線溶着するようにしてもよい。このように、赤外線溶着を採用した場合も、封止部材54を軸受部45の外に配置することで、溶着中に弁軸50および封止部材54が軸受部45から脱落してしまうことを防ぐことができる。
上記に本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。前述の実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の趣旨に反しない限り、本発明の範囲に含まれる。
1、2、3…流路切換弁、10…弁本体、10a…左側壁部、10b…正面壁部、10c…右側壁部、10d…背面壁部、11…第1流路、12…第2流路、13…第3流路、11a、12a、13a…開口、14…弁室、15…底壁部、16…周壁部、16a…弁本体側溶着部、20…ボール弁体、21…第1開口、22…第2開口、23…第3開口、24…弁軸挿入孔、24a…テーパー面、30…支持部材、31…Oリング、40…駆動部、41…ギヤ、42…駆動部ケース、43…下ケース、43a…底壁、43b…リブ、43c…ケース側溶着部、43d…テーパー面、44…上ケース、45…軸受部、45a…下端面、50…弁軸、51…円柱部、51a…溝、52…角柱部、53…ストッパ部、52a、53a…軸受部側ストッパ面、52b、53b…弁体側ストッパ面、52c…テーパー面、54…封止部材、M…溶着部、K…封止箇所、A…封止箇所から軸受部の下端面までの距離、B…弁体側ストッパ面からボール弁体までの距離、C…弁本体側溶着部とケース側溶着部とを当接した状態における弁本体と下ケースとの距離、D…弁本体側溶着部とケース側溶着部とを溶着した状態における弁本体と下ケースとの距離、E…周壁部の内周面とリブの外周面との接触部分における上下方向の長さ

本発明において、前記駆動部ケースが、前記弁本体に超音波溶着または赤外線溶着されている。このようにすることで、例えば、接着剤による接合に比べて、接着剤の塗布量や塗布ムラを考慮する必要がなく、駆動部ケースおよび弁本体を容易に接合することができる。また、駆動部ケースおよび弁本体の内部を溶着することができるので、溶着箇所が露出することを防ぐことができる。
本発明において、前記弁体が、前記弁軸が挿入される弁軸挿入孔を有し、前記弁軸挿入孔が、前記弁軸の回転に伴って前記弁体が回転するように形成されている。このようにすることで、弁体と弁軸とが分離可能となり、組立時において、弁軸挿入孔に弁軸を挿入して弁体と弁軸とを結合するタイミングを選択することができる。例えば、弁本体に収容された弁体に弁軸を挿入したのち、弁本体と駆動部ケースとを組み合わせて溶着することができる。または、弁本体に弁体を収容し、駆動部ケースに弁軸を支持させて、弁軸挿入孔に弁軸を挿入しつつ弁本体と駆動部ケースとを組み合わせて溶着することができる。これにより、溶着の影響をより受けにくい組立手順を選択することができる。
本発明において、前記駆動部ケースが、前記弁軸が挿入される軸受部を一体に有し、前記弁軸が、前記軸受部との隙間を封止する環状の封止部材を有し、前記弁体が、前記弁軸挿入孔が前記軸受部と間隔をあけて対向するように配置され、前記弁軸が、前記弁軸挿入孔への挿入を進めた場合に前記弁体に突き当たる弁体側ストッパ面を有する。このようにすることで、組立時に弁軸を弁軸挿入孔に必要以上に深く挿入してしまうことを防ぐことができる。
本発明において、前記駆動部ケースが、前記弁軸が挿入される軸受部を一体に有し、前記弁軸が、前記軸受部との隙間を封止する環状の封止部材を有し、前記弁体が、前記弁軸が挿入されることにより当該弁軸の回転に伴って前記弁体が回転するように形成された弁軸挿入孔を有し、前記弁軸が、前記弁軸挿入孔への挿入を進めた場合に前記弁体に突き当たる弁体側ストッパ面を有し、前記軸受部における前記封止部材の封止箇所から弁体側の端面までの距離が、前記弁体側ストッパ面から前記弁体までの距離より短くなるように構成されており、前記弁室に収容された前記弁体の前記弁軸挿入孔に、前記弁体側ストッパ面が前記弁体に突き当たるまで前記弁軸を挿入し、前記弁軸挿入孔と前記軸受部とが間隔をあけて対向するように、前記弁本体と前記駆動部ケースとを組み合わせ、前記封止部材が前記軸受部の外にある状態で前記駆動部ケースを前記弁本体に超音波溶着または赤外線溶着し、前記駆動部ケースを前記弁本体に溶着した後、前記封止部材が前記隙間を封止するように、前記弁軸を軸方向に沿って前記軸受部側に移動させる。超音波溶着を採用した場合、駆動部ケースに超音波を当てたときに封止部材が軸受部に接していると、封止部材が溶けて軸受部に付着したり、封止部材が傷ついたりしてしまうことがある。そして、本発明では、上記構成を有することにより、駆動部ケースに超音波を当てる際に、弁軸の弁体側ストッパ面を弁体に突き当てて、封止部材を軸受部の外に配置する。そのため、封止部材が軸受部に付着したり傷ついたりしてしまうことを防ぐことができる。赤外線溶着を採用した場合も、封止部材を軸受部の外に配置することで、溶着中に弁軸および封止部材が軸受部から脱落してしまうことを防ぐことができる。

Claims (13)

  1. 弁室および当該弁室に通じる複数の流路が設けられた樹脂製の弁本体と、前記弁室内に回転可能に収容され、回転位置に応じて前記流路の接続を切り換える弁体と、前記弁体を回転させる駆動機構を有する駆動部と、前記弁体と前記駆動機構とを接続する弁軸と、を有する流路切換弁であって、
    前記駆動部が、前記駆動機構を収容する樹脂製の駆動部ケースを有し、
    前記駆動部ケースが、前記弁本体に接合されていることを特徴とする流路切換弁。
  2. 前記駆動部ケースが、前記弁本体に超音波溶着または赤外線溶着されていることを特徴とする請求項1に記載の流路切換弁。
  3. 前記弁体が、前記弁軸が挿入される弁軸挿入孔を有し、
    前記弁軸挿入孔が、前記弁軸の回転に伴って前記弁体が回転するように形成されていることを特徴とする請求項2に記載の流路切換弁。
  4. 前記駆動部ケースが、前記弁軸が挿入される軸受部を一体に有し、
    前記弁軸が、前記軸受部との隙間を封止する環状の封止部材を有し、
    前記弁体が、前記弁軸挿入孔が前記軸受部と間隔をあけて対向するように配置され、
    前記弁軸が、前記弁軸挿入孔への挿入を進めた場合に前記弁体に突き当たる弁体側ストッパ面を有する、請求項3に記載の流路切換弁。
  5. 前記軸受部における前記封止部材の封止箇所から弁体側の端面までの距離が、前記弁体側ストッパ面から前記弁体までの距離より短くなるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の流路切換弁。
  6. 前記弁軸が、前記弁体側ストッパ面と反対側を向き、前記軸受部への挿入を進めた場合に前記軸受部の弁体側の端面に突き当たる軸受部側ストッパ面を有していることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の流路切換弁。
  7. 前記弁軸が、前記弁軸挿入孔に挿入される挿入部分が多角形柱状に形成され、
    前記弁軸挿入孔が、前記挿入部分の横断面形状と同一の形状に形成されていることを特徴とする請求項3〜請求項6のいずれか一項に記載の流路切換弁。
  8. 前記弁本体が、周壁部を有し、
    前記駆動部ケースが、前記周壁部の内側に溶着方向に挿入される環状壁部を有し、
    前記駆動部ケースが前記弁本体に溶着されるときに、前記周壁部の内周面と前記環状壁部の外周面とが接するように構成されていることを特徴とする請求項3〜請求項7のいずれか一項に記載の流路切換弁。
  9. 前記駆動部ケースが前記弁本体に溶着される前の状態において、前記周壁部の内周面と前記環状壁部の外周面との接触部分における前記溶着方向の長さが1.5mm以上であることを特徴とする請求項8に記載の流路切換弁。
  10. 前記弁軸挿入孔の周縁部および前記弁軸における前記弁体側の端面の周縁部の少なくとも一方に環状のテーパー面が設けられていることを特徴とする請求項3〜請求項9のいずれか一項に記載の流路切換弁。
  11. 弁室および当該弁室に通じる複数の流路が設けられた樹脂製の弁本体と、前記弁室内に回転可能に収容され、回転位置に応じて前記流路の接続を切り換える弁体と、前記弁体を回転させる駆動機構と当該駆動機構を収容する樹脂製の駆動部ケースとを有する駆動部と、前記弁体と前記駆動機構とを接続する弁軸と、を有する流路切換弁の製造方法であって、
    前記駆動部ケースを前記弁本体に接合することを特徴とする流路切換弁の製造方法。
  12. 前記駆動部ケースが、前記弁軸が挿入される軸受部を一体に有し、
    前記弁軸が、前記軸受部との隙間を封止する環状の封止部材を有し、
    前記弁体が、前記弁軸が挿入されることにより当該弁軸の回転に伴って前記弁体が回転するように形成された弁軸挿入孔を有し、
    前記弁軸が、前記弁軸挿入孔への挿入を進めた場合に前記弁体に突き当たる弁体側ストッパ面を有し、
    前記軸受部における前記封止部材の封止箇所から弁体側の端面までの距離が、前記弁体側ストッパ面から前記弁体までの距離より短くなるように構成されており、
    前記弁室に収容された前記弁体の前記弁軸挿入孔に、前記弁体側ストッパ面が前記弁体に突き当たるまで前記弁軸を挿入し、
    前記弁軸挿入孔と前記軸受部とが間隔をあけて対向するように、前記弁本体と前記駆動部ケースとを組み合わせ、
    前記封止部材が前記軸受部の外にある状態で前記駆動部ケースを前記弁本体に超音波溶着または赤外線溶着し、
    前記駆動部ケースを前記弁本体に溶着した後、前記封止部材が前記隙間を封止するように、前記弁軸を軸方向に沿って前記軸受部側に移動させることを特徴とする請求項11に記載の流路切換弁の製造方法。
  13. 前記弁本体の周壁部の内側に前記駆動部ケースの環状壁部を溶着方向に挿入して、前記周壁部の内周面と前記環状壁部の外周面とを接触させるとともに、前記周壁部の内周面と前記環状壁部の外周面との接触部分における前記溶着方向の長さが1.5mm以上となるように、前記弁本体と前記駆動部ケースとを組み合わせたのち、前記駆動部ケースを前記弁本体に超音波溶着または赤外線溶着することを特徴とする請求項11または請求項12に記載の流路切換弁の製造方法。
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