JPWO2019215803A1 - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Abstract

ケーシング(10)背面の吸込口(9)に設けられる保護ネット(20)は、外周部を構成する枠体(21)と、枠体(21)の内側で互いに交差して複数の通風口(24)を形成する複数の縦桟(22)および複数の横桟(23)と、を有し、横桟(23)は、上面が後方に下って傾斜する後側上面(23a)と前方に下って傾斜する前側上面(23b)とが組み合わされて縦断面視にて下方に開くV字状を示しており、降雪時、横桟(23)上の雪は下向きの傾斜に沿って滑り落ちて横桟(23)上で雪が氷結することがないので、氷によって通風口(24)の開口面積が減少することがない信頼性の高い空気調和機の室外機を提供できる。

Description

この発明は、空気調和機の室外機に関し、特に、室外熱交換器の背面側に位置して室外熱交換器を保護する保護ネットに関するものである。
空気調和機の室外機は、底板上に直立する仕切板によって、ケーシングの内部が左右方向に2つの空間に区切られており、一方が室外熱交換器や送風ファンが配置されているファン室、他方が機械室で圧縮機や制御基板を収める電気品ユニットが配置されている。
室外熱交換器は中途の曲がり部で略90°に円弧状に曲げられ、平面視で略L字形状をなしている。L字形状の長辺に相当する長辺部がファン室の背面寄りに位置し、短辺に相当する短辺部が左右方向にファン室における機械室とは反対側の側面寄りに位置する。曲がり部は長辺部と短辺部の間でファン室の角部に位置する。室外熱交換器の長辺部の外向面(背面)は外部に露出しており、この露出部分を保護するために室外機の背面側には、複数の縦桟と複数の横桟とが格子状に交差して複数の通風口が形成されている保護ネットが取り付けられている。(例えば、特許文献1参照。)
特開2012−112629号公報(0005段落、図6、図7)
近年、暖房能力の向上によりヒートポンプ式の空気調和機が寒冷地にも普及しており、冬場の外気温度が0℃以下となる寒冷地に設置されることもある。寒冷地の屋外に設置される室外機では、冬場の降雪で保護ネットの横桟上に雪が積もり、積もった雪が横桟上で氷結することがある。氷結が始まると氷の塊にさらに雪が積もっていき、氷の塊は巨大化していく。
保護ネットの通風口は氷の塊によって開口面積が減少し、通風口を通って室外熱交換器へと向かう空気流量が減少する。このため、室外熱交換器での冷媒の熱交換量が低下して、暖房性能が低下するという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、降雪時に保護ネットの横桟の上で雪が氷結することを防止し、保護ネットの通風口を通る空気流量が減少することを回避できる空気調和機の室外機を提供することを目的とする。
この発明に係る空気調和機の室外機は、背面に吸込口が形成されたケーシングと、前記吸込口に少なくとも一部分が面して前記ケーシング内に設置される室外熱交換器と、複数の通風口を有して前記吸込口に設けられる保護ネットと、を備え、前記保護ネットは、外周部を構成する枠体と、前記枠体の内側で互いに交差して複数の前記通風口を形成する複数の縦桟および複数の横桟と、を有し、前記横桟は、上面が後方に下って傾斜する後側上面と前方に下って傾斜する前側上面とが組み合わされて縦断面視にて下方に開くV字状を示しているものである。
この発明によれば、降雪時に保護ネットの横桟の上で雪が氷結することを防止して保護ネットの通風口を通る空気流量が減少することを回避できる信頼性に優れた空気調和機の室外機を提供することができる。
この発明の実施の形態1における空気調和機の室外機の正面側からの外観斜視図である。 図1に示す室外機の分解斜視図である。 図1に示す室外機の背面側からの外観斜視図である。 図1に示す室外機の保護ネットの単体斜視図である。 図4に示す保護ネットの横桟の縦断面を示す要部断面斜視図である。 図4に示す保護ネットの横桟の縦断面図である。 図4に示す保護ネットの下側枠の縦断面を示す要部断面斜視図である。 図4に示す保護ネットの下側枠の縦断面図である。 図4に示す保護ネットの上部を説明するための斜視図である。 図4に示す保護ネットの上部を説明するための斜視図である。 図1に示す室外機の背面側部分の縦断面図である。 図4に示す保護ネットの上部を正面側から見た斜視図である。 図4に示す保護ネットの下側係止部とその周辺を示す拡大斜視図である。 図4に示す保護ネットの取付部とその周辺を示す拡大斜視図である。 図4に示す保護ネットの縦桟の横断面を示す要部断面斜視図である。 図4に示す保護ネットの矯正部とその周辺を示す拡大斜視図である。 図4に示す保護ネットの矯正突起の要部拡大斜視図である。 図4に示す保護ネットの前方逃げ部とその周辺を示す拡大斜視図である。 この発明の実施の形態2における空気調和機の室外機の背面側からの外観斜視図である。 図19に示す室外機の保護ネットの単体斜視図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について、図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機100(以降、室外機100と称す)の正面側からの外観斜視図、図2はその室外機100の分解斜視図である。そして、図3は室外機100の背面側からの外観斜視図である。この室外機は屋外に設置され、図示されない屋内の室内機と冷媒配管で接続され、冷凍サイクルが構成される。室外機100と室内機とで、セパレート型の空気調和機を構成する。
室外機100は、左右方向が前後方向より長い直方体形状の外観を呈していて、図2に示すように、ケーシング10の内部が仕切板5によって左右方向に2つの空間に区切られている。一方の空間が室外熱交換器1や送風ファン2が配置されているファン室Fであり、他方の空間が圧縮機3や制御基板を収める電気品ユニット4が配置されている機械室Mとなっている。
ケーシング10は複数の板金部品から構成されている。それらは、底面を構成する底板11、正面を覆う正面パネル12、左右それぞれの側面を覆う左側面パネル13と右側面パネル14、上面を覆う天面パネル15、そして、ファン室Fの左端部の背面、言い換えるとファン室Fの機械室Mとは反対側の端部の背面を覆う左背面パネル16、および機械室Mの背面を覆う右背面パネル17である。この室外機100では、左側面パネル13および左背面パネル16は正面パネル12と一体に成形されている。また、右背面パネル17は右側面パネル14と一体成形されている。また、底板11の下面には当該室外機100を支える一対の脚部11aが固定されている。脚部11aは前後方向に底板11を跨いでおり、その前端部は底板11よりも前方に位置し、後端部は底板11よりも後方に位置している。
平面視で長方形状の底板11の周囲4方向は、連続的に上向きに折り曲げられて底フランジ11bが形成されている。また、同じく平面視で長方形状の天面パネル15の周囲4方向は、連続的に下向きに折り曲げられて上フランジ15aが形成されている。背面側底フランジ11b1は、四辺ある底フランジ11bのなかで左右方向に延びて背面側に位置しているものである。同様に、背面側上フランジ15a1は、四辺ある上フランジ15aのうち、左右方向に延びて背面側に位置しているものである。そして、ケーシング10の背面には、周囲を天面パネル15の背面側上フランジ15a1と左背面パネル16と右背面パネル17と底板11の背面側底フランジ11b1とに囲まれた矩形状の開口が形成されており、この開口が空気流の吸込口9となる。
ここで、図1に示すように、この実施の形態の説明においては、正面パネル12が位置する方向を正面側として、その反対方向を背面側とする。そして、正面側と背面側を結ぶ方向を前後方向と呼ぶ。正面側を前面側や前方と、背面側を後方と表現することもある。また、その正面側から室外機100を見て機械室Mが位置する方向を右側、ファン室Fが位置する方向を左側として、それらを結ぶ方向を左右方向と呼ぶ。
機械室Mにおいて、圧縮機3は底板11上に防振ゴムを介して設置され、電気品ユニット4は機械室Mの上部に位置している。そして、機械室Mに面する右側面パネル14には、室内機との接続配管が接続される接続バルブが右側方に突出するための切り欠き14aと室内機からの電源線や信号線を機械室Mの内部に通すための開口14bが形成されている。さらに右側面パネル14には、切り欠き14aと開口14bとを覆う別体の側面カバー18が取り付けられる。
ケーシング10内のファン室Fには、室外熱交換器1および送風ファン2が設置される。室外熱交換器1は、中途の曲がり部1cで円弧状に略90°曲げられ、平面視で略L字形状をなしており、底板11上に設置されている。L字の長辺に相当する長辺部1aがファン室Fの背面寄りに位置し、短辺に相当する短辺部1bがファン室Fの左側面寄り、すなわち機械室Mとは反対側の側面寄りに位置している。長辺部1aと短辺部1bとの間の曲がり部1cは、ファン室Fの背面左側の角部、すなわち機械室Mとは反対側の背面側角部に位置する。長辺部1aは底板11の背面側底フランジ11b1および天面パネル15の背面側上フランジ11a1に平行であり、短辺部1bは左側面パネル16に平行である。
室外熱交換器1は、フィンアンドチューブ型で、互いが平行となるように水平方向に並列する複数の薄板状のフィンを、金属製の伝熱管が貫通しながら鉛直方向に複数列を成して挿設されている。フィンはアルミニウムを素材としていて、伝熱管には銅管が使用されている。室外熱交換器1は、直線状の熱交換器が曲がり部1cで円弧状に曲げられて平面視で略L字形状になる。
送風ファン2は軸流ファンであり、ファンモータ支持具6に支持されたファンモータ7に接続されて、室外熱交換器1の長辺部1aの前方に配置される。送風ファン2の前方に位置する正面パネル12には、送風ファン7に対向して吹出口12aが形成され、その吹出口12aには、異物が回転中の送風ファン7に接触するのを防ぐためのファンガード19が設けられている。
図3に示すように、室外機100の背面側では、ケーシング10の背面に形成されている吸込口9から室外熱交換器1の一部分が外部に露出される。室外熱交換器1は、長辺部1aと曲がり部1cの長辺部1aに連続する一部分が吸込口9に臨んでケーシング10内に設置されている。そして、ケーシング10の背面の吸込口9には室外熱交換器1を保護するための保護ネット20が設けられている。保護ネット20は、吸込口9に面している部分の室外熱交換器1の後方に位置する。保護ネット20の詳細について以下に説明する。
図4は、保護ネット20の単体の斜視図で、正面側から見ており、室外熱交換器1と対向する側が示されている。保護ネット20は樹脂材料で一体成形されており、外周部を構成する枠体21と、枠体21の内側で互いに交差するように形成されている複数の縦桟22および複数の横桟23とを備える。枠体21の機械室側枠21Cは、室外機100の背面側上部に設置されている外気温検出装置8を避けて一部が左右方向に傾斜している(図3参照)。枠体21は、その傾斜部分を除いた機械室側枠21Cと反機械室側枠21dが室外機100の上下方向と平行に、上側枠21Aおよび下側枠21Bが室外機100の左右方向と平行になるように、室外機100の背面に取り付けられる。
外気温検出装置8は、前後方向に空気の流通が可能な樹脂製ケース内にサーミスタ温度計が収納されており、室外熱交換器1の後方、すなわち空気流における室外熱交換器1の上流側に位置して、室外熱交換器1を通過しようとする空気流の温度を検出する。
縦桟22は枠体21の反機械室側枠21Dに平行で、上側枠21Aと下側枠21Bとに跨がっている。横桟23は下側枠21Bに平行であり、機械室側枠21Cと反機械室側枠21Dとに跨がっている。そのため、縦桟22と横桟23とは互いに直交しており、これらが直交することで、枠体21の内側には、格子状に複数の通風口24が形成されている。なお、枠体21にあって、機械室側枠21Cと反機械室側枠21Dとを一対の縦枠と称する。一対の縦枠は、上側枠21Aと下側枠21Bとの左右方向の両端部をそれぞれ上下方向に接続している。
当該空気調和機の冷房運転中もしくは暖房運転中には送風ファン2が回転し室外機100を通過する空気流が生成されている。空気流は室外熱交換器1を通過するが、長辺部1aおよび一部の曲がり部1cを通過する空気流は、保護ネット20の複数の通風口24を通ってから室外熱交換器1を通過する。すなわちこのような空気流は背面側から前面側へと向かう流れであり、この空気流に対して保護ネット20は室外熱交換器1の上流側に位置する。空気流は室外熱交換器1を通過する際に室外熱交換器1の伝熱管を流れる冷媒と熱交換する。冷媒は圧縮機3の作用によって冷凍サイクルを循環する。冷媒と熱交換した空気流は送風ファン2を通過し吹出口12aから室外機100の外部へと流出する。
図5は、保護ネット20の横桟23の縦断面を示す要部断面斜視図、図6は横桟23の縦断面図である。図6に示すように、縦断面視にて、横桟23の上面は平坦ではなく、下方に開くV字状、別の言い方をすれば、Λ(ラムダ)状を示している。後側上面23aが正面側から背面側に向かって下る傾斜面となっており、前側上面23bが背面側から正面側に向かって下る傾斜面となっている。このように傾斜方向が相反する後側上面23aと前側上面23bとが鋭角を成すように互いの上端が接続部23cで接続している。
保護ネット20は、横桟23の上面が後方に下って傾斜している後側上面23aと前方に下って傾斜している前側上面23bとの2つの傾斜面が組み合わされて、断面視にて下方に開くV字状(逆V字状とも言う)を示すように構成されているので、降雪時、横桟23に載った雪は後側上面23aもしくは前側上面23bの下向きの傾斜に沿って滑り落ちるようになる。そのため、横桟23に載った雪はそこに留まることがなく、横桟23の上には雪が積もらない。
このように、保護ネット20は、横桟23の上面が下方に開くV字状を呈して傾斜しているので、降雪時でも横桟23には雪が積もらない。そのため、横桟23の上で雪が氷結することもない。よって、氷によって通風口24の開口面積が減少することがなく、通風口24を通って室外熱交換器1へと向かう空気流量が低下しない。したがって、室外熱交換器1における冷媒の熱交換量が低下することはなく、暖房性能の低下は生じない。
また、横桟23上で雪が氷結することがないので、横桟23上の積雪に起因する氷が塊となって巨大化して室外熱交換器1に接触することがない。そのため、室外熱交換器1のフィンが変形して空気流が通過するフィン間のすきまを狭くしたり塞いだりすることがなく、室外熱交換器1を通過する空気流量は低下しない。よって、室外熱交換器1における冷媒の熱交換量が低下することはなく、暖房性能の低下は生じない。
図6に示すように、保護ネット20の横桟23は、下面も平坦ではなく、上方に開く(通常の)V字状を示している。下面も2つの傾斜面から成り、上面の2つの傾斜面(後側上面23aとは前側上面23b)と上下方向に対称となる向きに傾斜している。しかし、横桟23の縦断面形状は、下方に開くV字状を呈する上面と上方に開くV字状を呈する下面とが組み合わされたひし形ではない。横桟23は、縦断面において、後側上面23aの長さの方が前側上面23bの長さよりも長くなっていて、その縦断面形状は、室外熱交換器1側、すなわち正面側に開いているV字形状となっている。
横桟23の断面形状を上記のようなV字形状としているのは、横桟23の肉厚を当該保護ネット20の基準肉厚に一定とするためである。なお、後述するが、縦桟22は水平断面形状がU字形状であり、その肉厚も基準肉厚となっている。図6に示されている縦桟22は側面視の状態であり、その前後方向幅は肉厚を示しているものではない。この保護ネット20は、基準肉厚を2mmとしている。横桟23は、上面が下方に開くV字状に傾斜しているだけでなく、縦断面形状を正面側に開くV字形状として、肉厚を均一化しているので、保護ネット20の射出成形時に溶融樹脂のスムーズな流動性を確保しつつ、ヒケの発生を防止している。
V字形状の横桟23のV字の頂点部分にはラウンド形状(R形状)が形成されている。V字形状の頂点部分とは上面(後側上面23a)と下面とが接続する部分である。一方、横桟23の上端となる後側上面23aと前側上面23bとの接続部23cには、ラウンド形状を形成しないようにして、雪が上端の接続部23cに留まらないようにしている。射出成形時の金型の分離面を後側上面23aと前側上面23bと接続位置、すなわち接続部23cの位置に合わせることで、横桟23の上端である接続部23cにラウンド形状を形成しないようにできる。これは、パーティングラインを接続部23cの位置に設定するということである。そのため、横桟23の上端(接続部23c)にはそこにパーティングラインが設定されていることで突起が形成されることがある。このようにして、接続部23cにはR面が形成されていない。
さらに、保護ネット20は、枠体21の下側枠21Bにも雪が積もらないための傾斜面が形成されている。図7は、保護ネット20の下側枠21Bの縦断面を示す要部断面斜視図、図8は下側枠21Bの縦断面図である。下側枠21Bは、基準肉厚を保ちつつ枠体21としての強度を確保するために、背面側へ膨らむ拡張部21Baを設けている。そして、この拡張部21Baは上部に、正面側から背面側に向かって下る傾斜面21B1を外向面として備えている。このため、降雪時、下側枠21Bに載った雪は傾斜面21B1の後方斜め下向きの傾斜に沿って滑り落ち、ここに雪は積もらない。
なお、下側枠21Bの傾斜面21B1は後方斜め下向きの傾斜だけで、横桟23の前側上面23bに相当する前方斜め下向きの傾斜面が形成されていない。拡張部21Baの上端は鋭角に尖ってはおらず、そこには幅小の平坦面21B2が存在する。これは、この平坦面21B2で拡張部21Baの内側部分への雪の侵入を抑制し、平坦面21B2より幅広な拡張部21Baの内側底面21B3に雪が積もることを防いでいるからである。なおここで、幅小、幅広の幅とは前後方向の幅のことである。拡張部21Baの上端に平坦面21B2に代わって前方斜め下向きの傾斜面を形成すれば、拡張部21Baの内側に雪が入り込み易くなってしまうのである。
これまで説明したとおり、保護ネット20は横桟23および下側枠21Bの上部に斜め下向き傾斜面を設けており、降雪時には、その傾斜面を滑って雪が落下するので、そこに雪が積もらない。このため、横桟23および下側枠21Bの上で雪が氷結することもなく、通風口24の開口面積が氷で縮小されることがない。よって、室外熱交換器1を通過する空気流量が低下することはなく、暖房性能が維持される。このように、室外機100は、保護ネット20への積雪による暖房性能の低下を防止できる信頼性の高いものとなる。
以上のように保護ネット20は、横桟23に雪が積もらず、そこで雪が氷結することを回避する。一方、暖房運転していると、室外熱交換器1は蒸発作用をしているため、室外熱交換器1のフィン表面に、空気中の水分が凝縮しこの凝縮水が凍結して霜を形成する。霜によって熱交換器の熱交換能力が低下してしまうので、一時的に冷凍サイクルの冷媒の流れ方向を切り替え、室外熱交換器1に凝縮作用をさせて霜を溶かすデフロスト運転が行われる。ここで寒冷地においては、このデフロスト運転の終了後に、デフロスト運転で溶けた霜がフィン表面を伝って降下している途中で凍ってしまう現象が起こり得る。
フィン表面で凍結した氷にさらに雪が積もり、その雪が氷結することによって氷が大きくなる。もし保護ネット20が室外熱交換器1の背面に近接して配置されていると、室外熱交換器1で大きくなっている氷が保護ネット20の横桟23に架かり、横桟23に架かった氷にさらに雪が積もって氷結する恐れがある。そうなると、横桟23の上面を斜め下向きに傾斜させていたとしても、横桟23上で氷の塊が大きくなり、保護ネット20の通風口24の開口面積を減少させてしまうことになる。
そこで、この保護ネット20は室外熱交換器1に形成された氷が横桟23に架かることを回避するために、機械室側枠21Cと反機械室側枠21Dおよび各縦桟22の上部に、上側枠21Aから後方に出っ張る膨張部21a、22aを設け、横桟23が室外熱交換器1の背面と距離を隔てて位置するようにしている。図9および図10は、保護ネット20の上部を説明する斜視図である。図9は、天面パネル15等のケーシング10を取り外した状態を示し、図10はそれらケーシング10が取り付けられている状態を示している。また、図11は、室外機100の背面側部分の縦断面図である。
図9〜11に示すように、機械室側枠21Cと反機械室側枠21Dのそれぞれの膨張部21a、および各々の縦桟22の膨張部22aはすべて、いちばん上に位置する横桟23よりも上方に設けられる。そして、縦桟22の膨張部22aは、上側枠21Aの背面下部から背面方向へ突出する直線部22a1と、直線部22a1の先端から後方斜め下向きに延びる傾斜部22a2とから構成される。縦桟22は、傾斜部22a2の下端から下は下方にまっすぐに延出して、前後方向に上側枠21Aよりも後方に位置している下側枠21に接続される。膨張部22aにおいて、直線部22a1と傾斜部22a2は滑らかなカーブで接続される。縦桟22aは、膨張部22aの下端から下は下向きに直線状に下側枠21Bまで延出しており、その直線状の部分にすべての横桟23が交差している。
一対の縦枠(機械室側枠21Cと反機械室側枠21D)のそれぞれの膨張部21aも縦桟22の膨張出部22aと同様な直線部21a1と傾斜部21a2により構成されていて、膨張部21aの下端から下は下向きに直線状に下側枠21Bまで延出している。ただし、機械室側枠21Cは、一部が外気温検出装置8を避けて左右方向に傾斜しており、この部分は、下向きに直線状とは言えないが、前後方向に対して傾斜してはいない。
いちばん上に位置する横桟23は傾斜部22a1の下端よりも下の位置で縦桟22と交差するので、複数の横桟23のすべてが膨張部22aよりも下方の下向き直線状の縦桟22と交差することになる。それにより、すべての横桟23は、縦桟22上部の膨張部22aの前後方向の距離(膨張部22aの出っ張り量)だけ室外熱交換器1から背面側に遠ざかって位置する。下側枠21Bは、膨張部22aよりも下方の下向き直線状の縦桟22の下端が接続している。よって、すべての横桟23および下側枠21Bは前後方向に上側枠21Aよりも後方に位置している。
この室外機100では、すべての横桟23および下側枠21Bが、天面パネル15の背面側上フランジ13a1および底板11の背面側底フランジ11b1よりも後方に位置するような寸法で膨張部22aおよび膨張部21aが形成されている。こうして、横桟23と室外熱交換器1との前後方向の間隔を大きくすることで、室外熱交換器1で形成された氷が横桟23に架かる事態を回避している。
なお、図11に示すように、下側枠21Bは、底板11の背面側底フランジ11b1の後方に位置し、下側枠21Bと背面側底フランジ11b1とは前後方向に間隔を空けて向かい合っている。
上記のとおり、すべての横桟23は、天面パネル15の背面側上フランジ13a1、および底板11の背面側底フランジ11b1よりも後方に位置するので、保護ネット22の通風口24は、ケーシング10背面の吸込口9よりも後方に位置することになる。空気流は、保護ネット20の通風口24を通ってから吸込口9を通過してケーシング10内に流入し、室外熱交換器1を通過する。
この室外機100では、室外熱交換器1と横桟23との最近距離L、すなわち室外熱交換器1の背面から横桟23の正面までの前後方向の距離Lが約25mmあり、縦桟22に膨張部22aを設けない従来の場合に比べて最近距離Lは約3倍となっている。よって、室外熱交換器1に形成された氷が横桟23まで伸びて横桟23に架かることがなく、架かった氷が横桟23の上で大きくなって通風口24を塞ぐこともない。
続いて、この保護ネット20の当該室外機100への取り付けについて説明する。図9に示すように、保護ネット20は、上側枠21Aの上端に連設され正面側に突出する天板部25を有している。天板部25は、室外熱交換器1の上面に対向する。図12は、保護ネット20の上部を正面側から見た斜視図である。図12に示すように、さらに天板部25の前端に連設され下方に突出する挟持板26が形成されている。ここでは、挟持板26は左右方向に分かれて複数形成されているが、左右方向に長い連続した1つの挟持板26であっても良い。
挟持板26と天板部25と上側枠21Aとによって下向きに開口するU字状溝が形成される。このU字状溝に室外熱交換器1の上端部を収納し、挟持板26と上側枠21Aとで室外熱交換器1の上端部を挟持する。これにより、保護ネット20の上部が室外熱交換器1に支持される。挟持板26の先端部26aは、室外熱交換器1の上端部がU字状溝に入り易いように正面側へと傾斜している。
天板部25には、挟持板26と上側枠21Aとで室外熱交換器1の上端部を挟持する際に保護ネット20の左右方向の位置を合わせるための目印25aが設けられている。目印25aは、平面視で二等辺三角形状を呈しており、その頂点が天板部25の前端となるように正面側に突出している。この目印25aの頂点を他の部品(例えば、ファンモータ支持板8)の特定の位置に合わせることで、保護ネット20が左右方向に正しい位置に仮固定される。
図10、11に示すように、保護ネット20が取り付けられた後で天面パネル15が取り付けられるので、保護ネット20の天板部25は天面パネル15に覆われる。そして、上側枠21Aは、室外熱交換器1の背面と背面側上フランジ15a1との間に位置する。上側枠21Aの大部分は、背面側上フランジ15a1と前後方向に並び、上フランジ15a1によって隠されるが、縦桟22の膨張部22aが接続している上側枠21Aの下部は、背面側上フランジ15a1の下で外部に露出している。
室外熱交換器1の上端部が挟持板26と上側枠21Aとの間に収められるとともに、反機械室側枠21Dの下端部から下側枠21Bの左端部(反機械室側の端部)にかけて、すなわち枠体21の反機械室側の下端部に形成されている下側係止部27が底板11に支持される。図13は、下側係止部27とその周辺を示す拡大斜視図であり、保護ネット20の左下部を正面側から見ている。
図13に示すように、下側係止部27は、枠体21に一体成形されており、枠体21の左下部から正面側へと突出する第1係止板27aと第1係止板27aの前端に連設され第1係止板27aと直角をなして左側(反機械室側)へと突出する第2係止板27bとを備える。第1係止板27aと第2係止板27bとは平面視でL字形状を呈し、両者の接続部は滑らかなカーブ形状となっている。さらに、第1係止板27aと第2係止板27bとのカーブ形状の接続部の下側には下方に開いている切欠き27cが形成されている。この切欠き27cに沿って第1係止板27aの前端面27a1が露出する。
そして、下側係止部27の切欠き27cに底板11の背面側底フランジ11b1が収まる。その状態では、第1係止板27aは背面側底フランジ11b1の後方に位置し、第2係止板27bは背面側底フランジ11b1の前方に位置する。背面側底フランジ11a1に対して、第1係止板27aは直角をなし、第2係止板27bは平行である。このとき、下側係止部27は、室外熱交換器1の曲がり部1cの後方に位置している。
これにより、第1係止板27aの前端面27a1が背面側底フランジ11b1の外向面と接触して保護ネット20の左下部の前方への移動が規制され、第2係止板27bが背面側底フランジ11b1の内向面と接触して保護ネット20の左下部の背面側への移動が規制される。
ここで第2係止板27bは第1係止板27aに対して左側、すなわち反機械室側に突出しているが、反対の方向、すなわち機械室側へと突出するように形成しても、保護ネット20の左下部の背面側への移動を規制することはできる。しかし、室外熱交換器1と背面側底フランジ11b1との前後方向の間隔は、室外熱交換器1の曲がり部1cにおいては、曲がり部1cが前方へとカーブしているので反機械室側ほど大きくなる。このため、第2係止板27bは反機械室側に突出している方が、機械室側に突出させた場合に比べて、室外熱交換器1との前後方向の隔たりを大きくすることができるのである。そうすることによって、室外熱交換器1に形成された氷が下側係止部27の第2係止板27bに架かることを防止している。
保護ネット20が、上部を室外熱交換器1の上端部に支持され、左下部を底板11の底フランジ11bに支持された仮固定状態となった後で、機械室側枠21Cの下部から突出する取付部28をケーシング10の右背面パネル17にねじ固定する。図14は、取付部28とその周辺を示す拡大斜視図であり、保護ネット20を背面側から見ている。
取付部28は、枠体21に一体成形されており、図14に示すように、機械室側枠21Cの膨張部21aよりも下方となる部分の外側面から機械室側(右側)に突出する台形形状のベース板28aと、ベース板28aの先端に連設され正面側へと突出するアーム板28bと、アーム板28bの前端に連設され機械室側(右側)に突出する固定板28cと、固定板28cに設けられるねじ通し孔28dとを備えている。固定板28cは前端面が平坦で右背面パネル17と平行であり、ねじ通し孔28dは固定板28cを貫通している。
締結用ねじがそのねじ通し孔28dを通って右背面パネル17に形成されているねじ穴(図示せず)にねじ込まれて、固定板28cの前端面が右背面パネル17に接して固定される。こうして取付部28が右背面パネル17にねじ固定されることで、保護ネット20が当該室外機100の背面に取り付けられる。
取付部28のねじ固定の際に、室外熱交換器1の機械室側端面に取り付けられている板金製の端板にねじ穴を設け、右背面パネル17にはねじ穴ではなくねじ通し孔を設けて、締結用ねじが取付部28のねじ通し孔28dと右背面パネルのねじ通し孔をそれぞれ通って室外熱交換器1の端板のねじ穴にねじ込まれて、固定板28c、右背面パネル17、室外熱交換器1の端板の3つをまとめて固定しても良い。
上述した反機械室側の下端部の下側係止部27に替えて、反機械室側枠21Dの下部にも機械室側枠21Cと同様に取付部28を突出させ、その反機械室側枠21Dの取付部28を左背面パネル16にねじ固定して、保護ネット20の反機械室側の下部を固定しても良い。ただし、反機械室側枠21Dの取付部28は、ベース板28aと固定板28cが反機械室側(左側)に突出することになる。
また、保護ネット20の大きさに応じて、取付部28を上下方向に間隔を空けて複数設けても良い。反機械室側枠21Dでは、下側係止部27とともにその上方に間隔を空けて取付部28を設けるようにしても良い。取付部28の数量は保護ネット20の大きさに基づき決定されるものである。
ここで、図15は保護ネット20の縦桟22の横断面を示す要部断面斜視図である。図15に示すように、縦桟22は、強度確保と肉厚の均一化を図るために、横断面形状が、室外熱交換器1に向かって開口する、言い換えると正面側に開口するU字形状を呈している。このため、保護ネット20の射出成形において、縦桟22の横断面形状に起因していると推察される正面側と背面側との冷却時の収縮差(樹脂量が多い背面側の方が左右方向の収縮量が大きい)によって、保護ネット20は横断面において室外熱交換器1側に凸となるように湾曲する反りが生じることがある。
そのため、仮にそのような反りが生じたとしても、保護ネット20を室外機100に取り付けた際にはその反りが矯正されて、横桟23が室外熱交換器1に近づくことを抑制できるように、枠体21に矯正部29を設けている。図16は、矯正部29とその周辺を示す拡大斜視図であり、保護ネット20を背面側から見ている。
矯正部29は、枠体21に一体成形されており、図16に示すように、機械室側枠21Cから突出している。図4に示すように、ここでは矯正部29は、上下方向に最上の横桟23とほぼ同じ位置に設けられている。矯正部29は、機械室側枠21Cの膨張部21aよりも下方で取付部28とは異なる部分の外側面から機械室側枠21Cの外側面から機械室側(右側)に突出する台形形状のベース板29aと、ベース板28aの先端に連設され正面側へと突出するアーム板29bと、アーム板28bの前端に連設され機械室側(右側)に突出する当て板28cとを備えている。
アーム板29bは取付部28のアーム板28bと平行である。当て板29cは前端面が平坦で、取付部28の固定板28cの前端面と平行である。そして、当て板29cの前端面は、固定板28cの前端面と面一かそれよりも正面側に位置している。そのため、保護ネット20を室外機100に取り付けると、当て板29cは右背面パネル17と接触するだけでなく、取付部28の固定板28cが右背面パネル17にねじ固定されることで、右背面パネル17を押し付ける。すなわち、当て板29cから右背面パネル17に押付力が作用する。そして当て板29cにはその押付力に対する右背面パネル17の反力が作用し、それが枠体21に伝わり横方向の反りを矯正する力となる。
ここでは矯正部29は機械室側枠21Cに1つだけ形成されているが、保護ネット20の横方向の反りの状況に応じて、反機械室枠21Dに形成して、左背面パネル16を押し付けて左背面パネル16からも反力を受けるようにしても良い。また、機械室側枠21C、反機械室側枠21Dのどちらであっても、1つだけでなく、保護ネット20の大きさに応じて、上下方向に間隔を空けて複数形成して反力を受ける箇所を増やしても良い。また、枠体21の一対の縦枠における矯正部29の上下方向の位置は、反りの発生状況に応じて適宜決定されればよい。
取付部28および矯正部29は、膨張部21aを除く機械室側枠21Cもしくは反機械室側枠21Dに形成される。そのため、それらが形成される部分の機械室側枠21Cもしくは反機械室側枠21Dは、右背面パネル16および左背面パネ17よりも後方に位置している。そのため、取付部28には、固定板28cが右背面パネル17もしくは左背面パネル16と接触できるように、前方へと突出するアーム板28bが必要となる。膨出部21aが後方に膨出した分をアーム板28bが補うのである。矯正部29のアーム板29bも同じである。アーム板28b、29bの上面を傾斜させてアーム板28b、29b上に雪が積もらないようにしても良い。
先に述べたように横桟23は縦断面の形状が、室外熱交換器1に向かって開いているV字形状である。そのため、保護ネット20の射出成形において、横桟23の縦断面形状に起因していると推察される正面側と背面側との冷却時の収縮差(背面側の方が上下方向の収縮量が大きい)によって、保護ネット20は縦断面において室外熱交換器1側に凸となるように湾曲する反りが生じることがある。このような縦方向の反りは、縦桟22の断面形状に因ると推察されている横方向の反りに比べれば変形量が小さい反りである。
そこで、仮に縦断面における上記の反りが生じたとしても、保護ネット20を室外機100に取り付けた際にはその反りが矯正されて、横桟23が室外熱交換器1に近づくことを抑制できるように、枠体21の下側枠21Bに矯正突起29を設けている。図17は、矯正突起30の要部拡大斜視図であり、保護ネット20を正面側から見ている。
矯正突起30は、枠体21に一体成形されており、図4に示すように、下側枠21Bから正面側へと突出している。図17に示すように、矯正突起30は、正面視で略三角形状していて、必要な強度を確保しつつ、上面の面積を小さくして矯正突起30への積雪防止を図っている。
矯正突起30の正面側へ突出量は、取付部28がねじ固定されたときに、矯正突起30の前端面30aが底板11の背面側底フランジ11b1の外向面に接触し、それを押し付けるような寸法に形成されている。そのため、室外機100に保護ネット20が取り付けられると、矯正突起30が背面側底フランジ11b1を押し付ける。すなわち、矯正突起30から右背面パネル17に押付力が作用する。そして矯正突起30にはその押付力に対する底フランジ11bの反力が作用し、それが枠体21に伝わり縦方向の反りを矯正する力となる。
ここでは矯正突起30は下側枠21Bに1つだけ形成されているが、保護ネット20の大きさに応じて、左右方向に間隔を空けて複数形成してもよい。また、下側枠21Bにおける矯正突起30の左右方向の位置は、反りの発生状況に応じて適宜決定されればよい。
なお、矯正部29が保護ネット20の横方向の反りを、矯正突起30が保護ネット20の縦方向の反りを矯正するものと明確に分けられるものではなく、矯正部29が縦方向の反りの矯正に寄与したり、矯正突起30が横方向の反りの矯正に寄与したりもする。矯正部29が保護ネット20の主に横方向の反りを、矯正突起30が保護ネット20の縦方向の反りを主に矯正するというものである。
また、下側枠21Bには、図3に示すように、底板11の脚部11aの上となる位置に、部分的に底板11の方向へ、すなわち正面側へと出っ張った態様の前方逃げ部31が形成されている。図18は、この前方逃げ部31とその周辺を示す拡大斜視図であり、保護ネット20を背面側から見ている。
底板11よりも前後方向に突出している脚部11aの両端部にはそれぞれ、通し孔もしくは切欠きが形成されていて、そこをボルトが通って、脚部11aが室外機用架台にボルト固定される場合がある。下側枠21Bは、上部の膨張部21aにより、背面側底フランジ11b1と距離を隔ててその後方に位置しているので、前後方向に脚部11aの後端部の近く位置される。そのため、設置作業者が脚部11aの後端部をボルトで固定する際に、下側枠21Bがその作業の妨げとなる恐れがある。
そこで、保護ネット20が室外機100に取り付けられた状態で、脚部11aの上となる位置の下側枠21Bには、左右方向に脚部11aを跨いで部分的に底板11の背面側底フランジ11b1へと近づく前方逃げ部31が設けられている。そのため、脚部11aの後端部の上方には作業空間が確保され、下側枠21Bが脚部11aをボルトで固定する作業の妨げとはならない。
この室外機100では、一対の脚部11aのうち、機械室側に位置する脚部11aの上には、保護ネット20が位置しないため、反機械室側に位置する脚部11aの上に1箇所だけ前方逃げ部31が形成されている。保護ネット20の下に複数の脚部11aがある場合には、それら脚部11aのそれぞれに対して前方逃げ部31を設ければよい。
保護ネット20が室外機100に取り付けられると、この前方逃げ部31の前端面は底板11の背面側底フランジ11b1と対向するが、取り付け状態にて、前方逃げ部31の前端面が背面側底フランジ11b1を押し付けるような寸法(下側枠21Bから正面側へと突き出ている長さ)で前方逃げ部31を構成して、上述の矯正突起30と同様に、前方逃げ部31を保護ネット20の反りの矯正に利用することも可能である。
以上のように、実施の形態1の保護ネット20は、横桟23の上面が、背面側へ斜め下向きに傾斜している後側上面23aと正面側へ斜め下向きに傾斜している前側上面23bとの2つの傾斜面が組み合わされて、下方に開くV字状に形成されているので、降雪時、横桟23に載った雪は後側上面23aもしくは前側上面23bの下向きの傾斜に沿って滑り落ち、横桟23の上には雪が積もらない。そのため、横桟23の上で雪が氷結することがなく、氷によって保護ネット20の通風口24の開口面積が減少することがない。よって、室外機100は、室外熱交換器1を通過する空気流量が低下することがなく、暖房性能の低下が生じない信頼性の高いものとなる。
また、降雪時に横桟23の上で雪が氷結することがないので、氷が横桟23の上で大きくなって室外熱交換器1に接触して室外熱交換器1のフィンを変形させるような事態は起こらない。そのため、室外機100はフィンの変形による室外熱交換器1を通過する空気流量の低下が生じることがない信頼性の高いものとなる。
さらに、横桟23は、上端となる後側上面23aと前側上面23bとの接続部23cにR面が形成されていない。樹脂製の保護ネット20が射出成形される時の金型の分離面を接続部23cの位置に合わせることで、接続部23cにR面(ラウンド形状)が形成されないようにすることができる。このようにして横桟23は上端にR面を有していないため、横桟23の上に載った雪を横桟23上に留めることなくすばやく滑り落とすことができる。
そして、保護ネット20は、枠体21の下側枠21Bの上部に後方へと下る傾斜面21B1を備えている。このため、降雪時、下側枠21Bに載った雪はこの傾斜面21B1の傾斜に沿って滑り落ち、ここに雪は積もらない。そのため、下側枠21Bの上で雪が氷結することがなく、氷によって保護ネット20の通風口24の開口面積が減少することがない。よって、室外機100は、室外熱交換器1を通過する空気流量が低下することがなく、室外熱交換器1における冷媒の熱交換量が生じない信頼性の高いものとなる。
また、保護ネット20は、いちばん上に位置する横桟23よりも上方となる縦桟22の上部に枠体21の上側枠21Aより背面側へと出っ張っている膨張部22aを有していて、膨張部22aより下方の縦桟23は下側枠21Bまで下向きに直線状となっている。そして、すべての縦桟23は膨張部22aよりも下方で縦桟22と交差している。これにより、すべての横桟23は、縦桟22の膨張部22aが後方へと突き出ている距離だけ室外熱交換器1から背面側に遠ざかって位置する。そのため、室外熱交換器1に形成された氷が横桟23に架かることがなく、架かった氷が横桟23の上で大きくなって通風口24を塞ぐこともない。よって、室外機100は、保護ネット20の通風口24を通って室外熱交換器1へ向かう空気流量が低下することがない。
また、横桟23は、上面に後側上面23aと前側上面23bとの2つの傾斜面を有しつつ、縦断面形状が室外熱交換器1の方向に開くV字形状となっている。そのため、横桟23は、肉厚が均一であり、保護ネット20の射出成形時に溶融樹脂のスムーズな流動性を確保することができ、またヒケの発生が防止できる。
また、保護ネット20は、枠体21の機械室側枠21Cから突出しケーシング10の右背面パネル17にねじで固定される、もしくは反機械室側枠21Dから突出し左背面パネル16にねじで固定される取付部28を備え、その取付部28は、前方へと延出するアーム板28bを有している。機械室側枠21Cもしくは反機械室側枠21Dは、上部の膨張部21aよりも下方が、膨張部21aが後方へと突き出ている距離だけ室外熱交換器1から背面側に遠ざかって位置している。そうであっても、取付部28はアーム板28bを有しているので、固定板28cが右背面パネル17もしくは左背面パネル16と接触することができる。
また、保護ネット20は、枠体21の反機械室側の下部に、底板11の背面側底フランジ11b1に引っ掛かって保護ネット20の反機械室側下部の前後方向の動きを規制する下側係止部27を有する。保護ネット20の取り付け作業にあたって、作業者は下側係止部27の切欠き27cに背面側底フランジ11b1を収めるだけでよいので作業性に優れる。そして、下側係止部27は、室外熱交換器1のカーブ部1cの後方に位置するように設けられているので、室外熱交換器1との前後方向の間隔が大きく、室外熱交換器1に形成された氷が下側係止部27に架かることを防止できる。
また、保護ネット20は、枠体21の機械室側枠21Cから正面側へと突出してケーシング10の右背面パネル17に接触し、もしくは反機械室側枠21Dから突出して左背面パネル16に接触し、取付部28がねじで固定されると、右背面パネル17もしくは左背面パネル16を押し付け、その押付力に対する右背面パネル17もしくは左背面パネル16からの反力を受ける矯正部29を備える。これにより、保護ネット20に室外熱交換器1側に凸となるように湾曲する反りが生じていたとしても、保護ネット20を取り付けた際には矯正部29に作用する反力によって反りが矯正されて、横桟23が室外熱交換器1に近づいた状態となることを回避できる。
また、保護ネット20は、枠体21の下側枠21Bから前方へ突出して底板11の背面側底フランジ11b1に接触し、取付部28がねじで固定されると、背面側底フランジ11b1を押し付け、その押付力に対する背面側底フランジ11b1からの反力を受ける矯正突起30を備える。これにより、保護ネット20に室外熱交換器1側に凸となるように湾曲する反りが生じていたとしても、保護ネット20を取り付けた際には矯正突起30に作用する上記の反力によって反りが矯正されて、横桟23が室外熱交換器1に近づいた状態となることを回避できる。
また、保護ネット20は、枠体21の下側枠21Bに部分的に前方へ出っ張る前方逃げ部31を有する。前方逃げ部31は底板11の脚部11aの上に位置し、左右方向に脚部11aを跨いで形成される。下側枠21Bは、一対の縦枠に膨張部21a、そして縦桟22に膨張部22aがあることによって、背面側底フランジ11b1の後方に、背面側底フランジ11b1と距離を隔てて位置しているが、前方逃げ部31により、脚部11aの上方に作業空間を確保することができ、設置作業者が脚部11aを例えば室外機用架台にボルトで固定する際に、下側枠21Bが作業の妨げとなることがない。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2について、図面を参照しながら説明する。図19は、この発明の実施の形態2に係る空気調和機の室外機200を背面側から見た外観斜視図である。そして、図20は、その室外機200の吸込口9に取り付けられている保護ネット40の単体の斜視図で、正面側から見ており、室外熱交換器1と対向する側が示されている。この保護ネット40は、実施の形態1で示した室外機100の保護ネット20が有する前方逃げ部31を備えておらず、代わりに下部に上方逃げ部41を備えている。室外機200および保護ネット40の構成、作用は、上方逃げ部41以外は、実施の形態1の室外機100および保護ネット20と同じであり、室外機100および保護ネット20と同一もしくは相当する部位には同一符号を付して、その説明は省略する。
図19に示すように、反機械室側に位置する脚部11aは、左右方向に反機械室側枠21Dと反機械室側枠21Dに最も近い位置の縦桟22との間に位置している。そして、図20にも示すように、保護ネット40の下側枠21Bにおいて、反機械室側枠21Dと上記の縦桟22との間の部分は上方移動部21bとなっており、他の下側枠21Bよりも上方にずれて配置されている。上方移動部21bは、上方移動部21b以外の下側枠21Bよりも、横桟23に近づいている。
上方移動部21bが上方にずれて配置されているので、上方移動部21bの下には空間である上方逃げ部41が形成される。上方逃げ部41は、反機械室側枠21Dと反機械室側枠21Dの隣の縦桟22との間に設けられているので、左右方向に反機械室側の脚部11aを跨いでいる。そのため、その脚部11aの後端部の上方に作業空間が確保され、下側枠21Bが脚部11aをボルトで固定する作業の妨げとはならない。
機械室側に位置する脚部11aは、保護ネット40の下に位置していないので、この保護ネット40には上方逃げ部41が反機械室側枠21Dとその隣の縦桟22との間にのみ設けられている。脚部11aが、左右方向に、機械室側枠21Cとその隣の縦桟22の間に位置していたり、隣り合う縦桟22の間に位置していたりする場合には、下側枠21Bのその間の部分を上方移動部21bとして上方にずらして上方逃げ部41を形成すればよい。すなわち、上方逃げ部41は、左右方向に脚部11aを跨いでいる縦枠とその縦枠の隣の縦桟22との間、もしくは隣り合う縦桟22の間に設けられるものである。
以上のように、保護ネット40の下側枠21Bは、脚部11aの上となる位置に、左右方向に脚部11aを跨いで部分的に上方にずれている上方移動部21bを有しており、そのため上方移動部21bの下には空間である上方逃げ部41が設けられる。下側枠21Bは、背面側底フランジ11b1の後方に、背面側底フランジ11b1と距離を隔てて位置しているが、上方逃げ部41により、脚部11aの上方に作業空間を確保することができ、設置作業者が脚部11aを例えば室外機用架台にボルトで固定する際に、下側枠21Bが作業の妨げとなることがない。
なお、ここまで室外熱交換器1は平面視でL字形状のものを用いて説明してきたが、短辺部1bおよび曲がり部1cを有さず、背面側底フランジ11b1に平行な長辺部1aのみで構成される平面視でI字形状の熱交換器、換言すると、フラットタイプの熱交換器であっても、本発明は適用でき、同様な効果が得られる。この場合は熱交換器がすべて吸込口9に面していて良い。
1 室外熱交換器、9 吸込口、10 ケーシング、11 底板、11a 脚部、11b 底フランジ、11b1 背面側底フランジ、20 保護ネット、21 枠体、21A
上側枠、21a 膨張部、21B 下側枠、21B1 傾斜面、21b 上方移動部、21C 機械室側枠(縦枠)、21D 反機械室側枠(縦枠)、22 縦桟、22a 膨張部、23 横桟、23a 後側上面、23b 前側上面、23c 接続部、24 通風口、28 取付部、28b アーム板、28c 固定板、29 矯正部、29b アーム板、29c 当て板、30 矯正突起、31 前方逃げ部、40 保護ネット、41 上方逃げ部、100 室外機、200 室外機。
この発明に係る空気調和機の室外機は、背面に吸込口が形成されたケーシングと、前記吸込口に少なくとも一部分が面して前記ケーシング内に設置される室外熱交換器と、複数の通風口を有して前記吸込口に設けられる保護ネットと、を備え、前記保護ネットは、外周部を構成する枠体と、前記枠体の内側で互いに交差して複数の前記通風口を形成する複数の縦桟および複数の横桟と、を有し、前記横桟は、上面が後方に下って傾斜する後側上面と前方に下って傾斜する前側上面とが鋭角をなすように互いの上端が接続して組み合わされて縦断面視にて下方に開くV字状を示しているものである。
図5は、保護ネット20の横桟23の縦断面を示す要部断面斜視図、図6は横桟23の縦断面図である。図6に示すように、縦断面視にて、横桟23の上面は平坦ではなく、下方に開くV字状、別の言い方をすれば、Λ(ラムダ)状を示している。後側上面23aが正面側から背面側に向かって下る傾斜面となっており、前側上面23bが背面側から正面側に向かって下る傾斜面となっている。このように傾斜方向が相反する後側上面23aと前側上面23bとが鋭角をすように互いの上端が接続部23cで接続している。

Claims (10)

  1. 背面に吸込口が形成されたケーシングと、
    前記吸込口に少なくとも一部分が面して前記ケーシング内に設置される室外熱交換器と、複数の通風口を有して前記吸込口に設けられる保護ネットと、を備え、
    前記保護ネットは、
    外周部を構成する枠体と、前記枠体の内側で互いに交差して複数の前記通風口を形成する複数の縦桟および複数の横桟と、を有し、
    前記横桟は、
    上面が後方に下って傾斜する後側上面と前方に下って傾斜する前側上面とが組み合わされて縦断面視にて下方に開くV字状を示している空気調和機の室外機。
  2. 前記横桟の上端となる前記後側上面と前記前側上面との接続部の位置にパーティングラインが設定されて該接続部にはR面が形成されていない請求項1に記載の空気調和機の室外機。
  3. 前記枠体は、複数の前記縦桟が跨っている上側枠および下側枠を有し、
    前記下側枠は、上部に後方へと下る傾斜面が形成されている請求項1または2に記載の空気調和機の室外機。
  4. 前記下側枠は、前後方向に前記上側枠よりも後方に位置し、
    前記縦桟は、前記上側枠から後方へ出っ張る膨張部を有し、該膨張部から下は下向きに直線状に延出して前記下側枠に接続され、
    複数の前記横桟は、前記膨張部よりも下方で前記縦桟と交差している請求項1から3のいずれかに記載の空気調和機の室外機。
  5. 前記枠体は、前記上側枠と前記下側枠との両端部をそれぞれ上下方向に接続する一対の縦枠を有し、
    前記一対の縦枠は、前記上側枠から後方へ出っ張る膨張部を有し、該膨張部から下は下向きに直線状に延出して前記下側枠に接続され、
    前記一対の縦枠の少なくとも一方は、前記膨張部よりも下方となる部分から突出する取付部を有し、
    前記取付部は、前方へと延出するアーム板と、このアーム板の前端に連設され前記ケーシングの背面に固定される固定板と、を有する請求項4記載の空気調和機の室外機。
  6. 前記一対の縦枠の少なくとも一方は、前記膨張部よりも下方で前記取付部とは異なる部分から突出する矯正部を有し、
    前記矯正部は、前方へと延出するアーム板と、このアーム板の前端に連設される当て板を有し、
    前記取付部の固定板が前記ケーシングの背面に固定されると、前記当て板から前記ケーシングの背面に押付力が作用する請求項5記載の空気調和機の室外機。
  7. 前記ケーシングは、該ケーシングの底面を構成し、平面視で長方形状の底板を有し、
    前記底板は、周囲に上向きに折り曲げられた底フランジを有し、
    前記下側枠は、前記底フランジにあって背面側に位置する背面側底フランジの後方に、該背面側底フランジと前後方向に間隔を空けて位置するとともに、前方へ突出する矯正突起を有し、
    前記取付部の固定板が前記ケーシングの背面に固定されると、前記矯正突起から前記背面側底フランジに押付力が作用する請求項6記載の空気調和機の室外機。
  8. 前記ケーシングは、該ケーシングの底面を構成するとともに、下面に脚部が固定されている底板を有し、
    前記脚部は、前後方向に前記底板を跨いでおり、
    前記下側枠は、前記脚部の上となる位置に、左右方向に前記脚部を跨いで部分的に前方へ出っ張る前方逃げ部を有する請求項4から6のいずれかに記載の空気調和機の室外機。
  9. 前記ケーシングは、該ケーシングの底面を構成するとともに、下面に脚部が固定されている底板を有し、
    前記脚部は、前後方向に前記底板を跨いでおり、
    前記下側枠は、前記脚部の上となる位置に、左右方向に前記脚部を跨いで部分的に上方にずれている上方移動部を有している請求項4から6のいずれかに記載の空気調和機の室外機。
  10. 前記横桟は、縦断面形状が前記室外熱交換器の方向に開くV字形状である請求項1から9のいずれかに記載の空気調和機の室外機。
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