JPH0960927A - 空気調和機の室外機 - Google Patents
空気調和機の室外機Info
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- JPH0960927A JPH0960927A JP21572495A JP21572495A JPH0960927A JP H0960927 A JPH0960927 A JP H0960927A JP 21572495 A JP21572495 A JP 21572495A JP 21572495 A JP21572495 A JP 21572495A JP H0960927 A JPH0960927 A JP H0960927A
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- Japan
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- grill
- case
- outdoor unit
- air conditioner
- heat exchanger
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 美観を向上でき、低コストで容易に吹出方向
を調整できる空気調和機の室外機を提供する。 【解決手段】 ケース1の吸込口10側に第1のグリル
11を取り付ける。上記第1のグリル11は、プロペラ
ファン3の軸方向に対して所定角度に傾斜させた複数の
板11aを有する。上記第1のグリル11の複数の板1
1aにより、熱交換器2が外部から見えなくなるので、
室外機の美観を損ねない。また、上記第1のグリル11
をケース1の吸込口10側から取り外し、その第1のグ
リル11をケース1の吹出口20側に取り付けることに
よって、プロペラファン3からの空気が第1のグリル1
1の傾斜した複数の板11aに沿って流れて、吹出方向
が変わる。
を調整できる空気調和機の室外機を提供する。 【解決手段】 ケース1の吸込口10側に第1のグリル
11を取り付ける。上記第1のグリル11は、プロペラ
ファン3の軸方向に対して所定角度に傾斜させた複数の
板11aを有する。上記第1のグリル11の複数の板1
1aにより、熱交換器2が外部から見えなくなるので、
室外機の美観を損ねない。また、上記第1のグリル11
をケース1の吸込口10側から取り外し、その第1のグ
リル11をケース1の吹出口20側に取り付けることに
よって、プロペラファン3からの空気が第1のグリル1
1の傾斜した複数の板11aに沿って流れて、吹出方向
が変わる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和機の室
外機に関する。
外機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機の室外機としては、図
5に示すものがある(特開平7−49137号公報)。こ
の空気調和機の室外機は、ケース21の吸込口30側に
熱交換器22を配置し、上記ケース21の吹出口40側
にモータ24により駆動されるプロペラファン23を配
置している。そして、上記プロペラファン23の外周縁
を囲むベルマウス26をケース21に固定すると共に、
上記モータ24をケース21に支持部材25を介して固
定している。また、上記ケース21の吸込口30側に格
子状の吸込グリル31を取り付ける一方、ケース21の
吹出口40側に吹出グリル32を取り付けている。
5に示すものがある(特開平7−49137号公報)。こ
の空気調和機の室外機は、ケース21の吸込口30側に
熱交換器22を配置し、上記ケース21の吹出口40側
にモータ24により駆動されるプロペラファン23を配
置している。そして、上記プロペラファン23の外周縁
を囲むベルマウス26をケース21に固定すると共に、
上記モータ24をケース21に支持部材25を介して固
定している。また、上記ケース21の吸込口30側に格
子状の吸込グリル31を取り付ける一方、ケース21の
吹出口40側に吹出グリル32を取り付けている。
【0003】上記構成の空気調和機の室外機において、
プロペラファン23をモータ24によって駆動すると、
吸込口30から外部の空気を取り込み、取り込まれた空
気と熱交換器22内の冷媒との間で熱交換した後、プロ
ペラファン23により熱交換された空気を吹出口40か
ら排出する。
プロペラファン23をモータ24によって駆動すると、
吸込口30から外部の空気を取り込み、取り込まれた空
気と熱交換器22内の冷媒との間で熱交換した後、プロ
ペラファン23により熱交換された空気を吹出口40か
ら排出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記空気調
和機の室外機では、図6に示すように、格子状の吸込口
グリル31は、据付け時に作業者が熱交換器22のフィ
ンに接触するのを防いで、けがを防止する役割を果たし
ている。しかしながら、上記グリル31は開口面積が大
きく、熱交換器22が外部から見えるため、製品の美観
を損ねるという欠点がある。また、上記熱交換器22の
フィンが外部に露出しているため、室外機の運搬時に作
業者のひざが熱交換器22のフィンに当たって、フィン
倒れが生じるという問題もある。
和機の室外機では、図6に示すように、格子状の吸込口
グリル31は、据付け時に作業者が熱交換器22のフィ
ンに接触するのを防いで、けがを防止する役割を果たし
ている。しかしながら、上記グリル31は開口面積が大
きく、熱交換器22が外部から見えるため、製品の美観
を損ねるという欠点がある。また、上記熱交換器22の
フィンが外部に露出しているため、室外機の運搬時に作
業者のひざが熱交換器22のフィンに当たって、フィン
倒れが生じるという問題もある。
【0005】また、上記室外機では、吹出方向がプロペ
ラファン23の軸方向前方のみとなるため、正面に障害
物があって吹出方向を変えたい場合、別に風向調整板を
用いなければならないので、コストが高くつくという問
題がある。また、据付場所によって、予め風向調整板を
用意するか、必要となったときに新たに風向調整板を用
意しなければならないという煩わしさがある。
ラファン23の軸方向前方のみとなるため、正面に障害
物があって吹出方向を変えたい場合、別に風向調整板を
用いなければならないので、コストが高くつくという問
題がある。また、据付場所によって、予め風向調整板を
用意するか、必要となったときに新たに風向調整板を用
意しなければならないという煩わしさがある。
【0006】そこで、この発明の目的は、外観を美しく
でき、低コストで容易に吹出方向を調整できる空気調和
機の室外機を提供することにある。
でき、低コストで容易に吹出方向を調整できる空気調和
機の室外機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の空気調和機の室外機は、吸込口と吹出口
を有するケース内に熱交換器とプロペラファンを設け、
上記ケースの上記熱交換器が配置された側に第1のグリ
ルを取り付けた空気調和機の室外機において、上記第1
のグリルは、上記プロペラファンの軸方向に対して所定
角度に傾斜させた複数の板を有することを特徴としてい
る。
め、請求項1の空気調和機の室外機は、吸込口と吹出口
を有するケース内に熱交換器とプロペラファンを設け、
上記ケースの上記熱交換器が配置された側に第1のグリ
ルを取り付けた空気調和機の室外機において、上記第1
のグリルは、上記プロペラファンの軸方向に対して所定
角度に傾斜させた複数の板を有することを特徴としてい
る。
【0008】上記請求項1の空気調和機の室外機によれ
ば、上記第1のグリルは、よろい戸状に傾斜した複数の
板を有するから、熱交換器のフィンに人や物が当たらな
いようにして、けがを防止すると共に、熱交換器のフィ
ン倒れを防止する。そして、上記第1のグリルの複数の
板を外部から内部が見えないように傾斜させることによ
って、外部からケース内の熱交換器が見えないので、製
品の美観を損ねることがない。
ば、上記第1のグリルは、よろい戸状に傾斜した複数の
板を有するから、熱交換器のフィンに人や物が当たらな
いようにして、けがを防止すると共に、熱交換器のフィ
ン倒れを防止する。そして、上記第1のグリルの複数の
板を外部から内部が見えないように傾斜させることによ
って、外部からケース内の熱交換器が見えないので、製
品の美観を損ねることがない。
【0009】また、請求項2の空気調和機の室外機は、
請求項1の空気調和機の室外機において、上記第1のグ
リルは、上記ケースの上記熱交換器が配置された側に取
り外し可能になっていると共に、上記第1のグリルは、
上記ケースの上記プロペラファンが配置された側に取り
付け可能になっていることを特徴としている。
請求項1の空気調和機の室外機において、上記第1のグ
リルは、上記ケースの上記熱交換器が配置された側に取
り外し可能になっていると共に、上記第1のグリルは、
上記ケースの上記プロペラファンが配置された側に取り
付け可能になっていることを特徴としている。
【0010】上記請求項2の空気調和機の室外機によれ
ば、上記ケース内の吸込口側に熱交換器を配置し、ケー
ス内の吹出口側にプロペラファンを配置して、熱交換器
側から外気を吸い込んで、プロペラファン側より排出す
る場合、ケースの吸込口側から第1のグリルを取り外し
ても、美観を損ねないような据付場所(例えば吸込口側
が壁面に近接して隠れるような場所)では、ケースの吸
込口側から第1のグリルを取り外して、その第1のグリ
ルをケースのプロペラファンが配置された吹出口側に取
り付けることによって、プロペラファンの軸方向に対し
て所定角度に傾斜した複数の板により、プロペラファン
からの吹出方向を調整する。例えば、上記第1のグリル
の複数の板がプロペラファンの軸方向に対して斜め下向
きに傾斜している場合、据付け時に室外機の正面に植木
等の障害物があっても、第1のグリルをケースの吹出口
側に取り付けることによって、プロペラファンからの空
気が第1のグリルの傾斜した複数の板に沿って流れて、
斜め下向きに吹出方向を変えることができる。
ば、上記ケース内の吸込口側に熱交換器を配置し、ケー
ス内の吹出口側にプロペラファンを配置して、熱交換器
側から外気を吸い込んで、プロペラファン側より排出す
る場合、ケースの吸込口側から第1のグリルを取り外し
ても、美観を損ねないような据付場所(例えば吸込口側
が壁面に近接して隠れるような場所)では、ケースの吸
込口側から第1のグリルを取り外して、その第1のグリ
ルをケースのプロペラファンが配置された吹出口側に取
り付けることによって、プロペラファンの軸方向に対し
て所定角度に傾斜した複数の板により、プロペラファン
からの吹出方向を調整する。例えば、上記第1のグリル
の複数の板がプロペラファンの軸方向に対して斜め下向
きに傾斜している場合、据付け時に室外機の正面に植木
等の障害物があっても、第1のグリルをケースの吹出口
側に取り付けることによって、プロペラファンからの空
気が第1のグリルの傾斜した複数の板に沿って流れて、
斜め下向きに吹出方向を変えることができる。
【0011】また、請求項3の空気調和機の室外機は、
請求項1または2の空気調和機の室外機において、上記
第1のグリルの外枠形状が点対称であると共に、上記第
1のグリルを上記ケースの吹出口側に取り付けるための
構造が点対称であることを特徴としている。
請求項1または2の空気調和機の室外機において、上記
第1のグリルの外枠形状が点対称であると共に、上記第
1のグリルを上記ケースの吹出口側に取り付けるための
構造が点対称であることを特徴としている。
【0012】上記請求項3の空気調和機の室外機によれ
ば、例えば、吹出方向が斜め下向きになるように複数の
板を傾斜させた第1のグリルをケースの吹出口側に取り
付けている場合、第1のグリルを取り外し、その第1の
グリルをその略中心を通る水平線を軸に180度回転さ
せた後、その第1のグリルをケースの吹出口側に取り付
けることによって、吹出方向を斜め上向きにする。な
お、吹出方向が斜め右前方になるように第1のグリルの
複数の板を傾斜させ、第1のグリルを180度回転させ
ることによって、吹出方向を斜め左前方にしてもよい。
このように、据付場所の条件に応じて吹出方向の選択範
囲が広がる。
ば、例えば、吹出方向が斜め下向きになるように複数の
板を傾斜させた第1のグリルをケースの吹出口側に取り
付けている場合、第1のグリルを取り外し、その第1の
グリルをその略中心を通る水平線を軸に180度回転さ
せた後、その第1のグリルをケースの吹出口側に取り付
けることによって、吹出方向を斜め上向きにする。な
お、吹出方向が斜め右前方になるように第1のグリルの
複数の板を傾斜させ、第1のグリルを180度回転させ
ることによって、吹出方向を斜め左前方にしてもよい。
このように、据付場所の条件に応じて吹出方向の選択範
囲が広がる。
【0013】また、請求項4の空気調和機の室外機は、
請求項2または3の空気調和機の室外機において、上記
ケースの上記プロペラファンが配置された側に取り外し
可能に取り付けられる上記第2のグリルを備えて、上記
第2のグリルは、上記ケースの上記熱交換器が配置され
た側に取り付け可能になっていることを特徴としてい
る。
請求項2または3の空気調和機の室外機において、上記
ケースの上記プロペラファンが配置された側に取り外し
可能に取り付けられる上記第2のグリルを備えて、上記
第2のグリルは、上記ケースの上記熱交換器が配置され
た側に取り付け可能になっていることを特徴としてい
る。
【0014】上記請求項4の空気調和機の室外機によれ
ば、上記ケース内の吸込口側に熱交換器を配置し、ケー
ス内の吹出口側にプロペラファンを配置して、熱交換器
側から外部の空気を吸い込んで、吸い込んだ空気をプロ
ペラファン側より排出する場合、第1のグリルをケース
の吹出口側に取り付ける一方、第2のグリルをケースの
吸込口側に取り付けることによって、第1のグリルによ
り吹出口側の吹出方向を調整すると共に、第2のグリル
により熱交換器を保護する。
ば、上記ケース内の吸込口側に熱交換器を配置し、ケー
ス内の吹出口側にプロペラファンを配置して、熱交換器
側から外部の空気を吸い込んで、吸い込んだ空気をプロ
ペラファン側より排出する場合、第1のグリルをケース
の吹出口側に取り付ける一方、第2のグリルをケースの
吸込口側に取り付けることによって、第1のグリルによ
り吹出口側の吹出方向を調整すると共に、第2のグリル
により熱交換器を保護する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の空気調和機の室
外機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
外機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0016】図1はこの発明の実施の形態の空気調和機
の室外機の断面図であり、図2は上記室外機の吸込口側
を斜め上方から見た斜視図である。図1において、1は
ケース、2は上記ケース1内の吸込口10側に配置され
た熱交換器、3はモータ4により駆動されるプロペラフ
ァンである。上記モータ4を支持部材5を介してケース
1に固定している。また、上記ケース1内の吹出口20
側にプロペラファン3の外周縁を囲むベルマウス6を配
置している。そして、図1,図2に示すように、上記ケ
ース1の吸込口10側に外枠が略長方形状の第1のグリ
ル11を取付ねじ14,14,…により取り付けている。
上記第1のグリル11には、所定の間隔を隔てて略水平
に配列され、プロペラファン3の軸方向に対して所定角
度に傾斜した複数の板11aを設けている。一方、上記
ケース1の吹出口20側に格子状の第2のグリル12を
取付ねじ15,15,…により取り付けている。
の室外機の断面図であり、図2は上記室外機の吸込口側
を斜め上方から見た斜視図である。図1において、1は
ケース、2は上記ケース1内の吸込口10側に配置され
た熱交換器、3はモータ4により駆動されるプロペラフ
ァンである。上記モータ4を支持部材5を介してケース
1に固定している。また、上記ケース1内の吹出口20
側にプロペラファン3の外周縁を囲むベルマウス6を配
置している。そして、図1,図2に示すように、上記ケ
ース1の吸込口10側に外枠が略長方形状の第1のグリ
ル11を取付ねじ14,14,…により取り付けている。
上記第1のグリル11には、所定の間隔を隔てて略水平
に配列され、プロペラファン3の軸方向に対して所定角
度に傾斜した複数の板11aを設けている。一方、上記
ケース1の吹出口20側に格子状の第2のグリル12を
取付ねじ15,15,…により取り付けている。
【0017】なお、上記第1のグリル11は、ケース1
の吸込口10側から取り外して、ケース1の吹出口20
側に取り付けることができる。つまり、上記第1のグリ
ル11を第2のグリル12と共に取付ねじ15,15,…
によりケース1の吹出口20側に取り付けるのである。
また、上記第1のグリル11をその略中心を通る水平線
を軸に180度回転させて、ケース1の吹出口20側に
取り付けることができるように、第1のグリル11をケ
ース1に取り付けるための構造を点対称としている。さ
らに、上記第2のグリル12をケース1の吹出口20側
から取り外し、第2のグリル12をケース1の吸込口1
0側に取り付け可能になっている。
の吸込口10側から取り外して、ケース1の吹出口20
側に取り付けることができる。つまり、上記第1のグリ
ル11を第2のグリル12と共に取付ねじ15,15,…
によりケース1の吹出口20側に取り付けるのである。
また、上記第1のグリル11をその略中心を通る水平線
を軸に180度回転させて、ケース1の吹出口20側に
取り付けることができるように、第1のグリル11をケ
ース1に取り付けるための構造を点対称としている。さ
らに、上記第2のグリル12をケース1の吹出口20側
から取り外し、第2のグリル12をケース1の吸込口1
0側に取り付け可能になっている。
【0018】上記構成の空気調和機の室外機において、
ケース1の吸込口10側に取り付けられた第1のグリル
11は、よろい戸状に傾斜した複数の板11a有するの
で、外部から熱交換器2が見えず、製品の美観が損なわ
れることがない。また、上記第1のグリル11によっ
て、熱交換器2のフィンが外部に露出しないので、運搬
時に作業者が室外機を持ち上げるとき、作業者のひざが
熱交換器2のフィンに当たるのを防いで、熱交換器2の
フィン倒れを防止することができる。
ケース1の吸込口10側に取り付けられた第1のグリル
11は、よろい戸状に傾斜した複数の板11a有するの
で、外部から熱交換器2が見えず、製品の美観が損なわ
れることがない。また、上記第1のグリル11によっ
て、熱交換器2のフィンが外部に露出しないので、運搬
時に作業者が室外機を持ち上げるとき、作業者のひざが
熱交換器2のフィンに当たるのを防いで、熱交換器2の
フィン倒れを防止することができる。
【0019】また、例えば上記室外機のケース1の吸込
口10側が壁面に近接し、第1のグリル11を取り外し
ても、熱交換器2が見えない据付場所では、美観を損な
うことがないので、図3に示すように、ケース1の吸込
口10側から第1のグリル11を外して、吹出口20側
の第2のグリル12の外側に取り付けて、吹出方向を変
えることができる(図3では斜め下向き)。したがって、
室外機を据え付ける現地の要望に応じて、例えば室外機
正面の植木等に風が直接当たらないようにする場合、吹
出方向を斜め下向きに変えることができる。したがっ
て、別に用意した風向調整板を用いて、吹出方向を変え
る必要がなく、コストを低減することができる。また、
予め据付場所に応じて風向調整板を用意するか、または
必要となったときに新たに風向調整板を用意するという
煩わしさを解消できる。
口10側が壁面に近接し、第1のグリル11を取り外し
ても、熱交換器2が見えない据付場所では、美観を損な
うことがないので、図3に示すように、ケース1の吸込
口10側から第1のグリル11を外して、吹出口20側
の第2のグリル12の外側に取り付けて、吹出方向を変
えることができる(図3では斜め下向き)。したがって、
室外機を据え付ける現地の要望に応じて、例えば室外機
正面の植木等に風が直接当たらないようにする場合、吹
出方向を斜め下向きに変えることができる。したがっ
て、別に用意した風向調整板を用いて、吹出方向を変え
る必要がなく、コストを低減することができる。また、
予め据付場所に応じて風向調整板を用意するか、または
必要となったときに新たに風向調整板を用意するという
煩わしさを解消できる。
【0020】また、上記第1のグリル11をケース1に
取り付けるための構造を点対称にしているので、第1の
グリル11を180度回転させて、ケース1の吹出口2
0側に取り付けることによって、吹出方向を逆向きに変
えることができる。つまり、吹出方向を斜め下向きから
斜め上向きに変えることができ、据付場所の条件に応じ
て吹出方向を調整できる自由度が大きくなる。なお、上
記第1のグリル11の複数の板11aを略垂直に配列す
ることによって、吹出方向を左斜め前方または右斜め前
方に変えるようにしてもよい。
取り付けるための構造を点対称にしているので、第1の
グリル11を180度回転させて、ケース1の吹出口2
0側に取り付けることによって、吹出方向を逆向きに変
えることができる。つまり、吹出方向を斜め下向きから
斜め上向きに変えることができ、据付場所の条件に応じ
て吹出方向を調整できる自由度が大きくなる。なお、上
記第1のグリル11の複数の板11aを略垂直に配列す
ることによって、吹出方向を左斜め前方または右斜め前
方に変えるようにしてもよい。
【0021】また、図4に示すように、上記第2のグリ
ル12を取り外して、ケース1の吸込口10側に取り付
け可能にすることによって、第1のグリル11を風向調
整のために吹出口20側に取り付けた場合、第2のグリ
ル12をケース1の吹出口20側から吸込口10側に取
り付け直して、第2のグリル12により熱交換器2を保
護することができる。
ル12を取り外して、ケース1の吸込口10側に取り付
け可能にすることによって、第1のグリル11を風向調
整のために吹出口20側に取り付けた場合、第2のグリ
ル12をケース1の吹出口20側から吸込口10側に取
り付け直して、第2のグリル12により熱交換器2を保
護することができる。
【0022】上記実施の形態では、ケース1内の吸込口
10側に熱交換器2を配置し、ケース1内の吹出口20
側にプロペラファン3を配置したが、ケース内の吸込口
側にプロペラファンを配置し、ケース内の吹出口側に熱
交換器を配置して、プロペラファンにより外気を吸い込
んだ後、プロペラファンからの空気を熱交換器を介して
外部に排出するものにこの発明を適用してもよい。この
場合、上記ケースの熱交換器が配置された吹出口側に取
り付けられた第1のグリルの複数の板によって、ケース
内の熱交換器が見えないので、美観を損なうことがない
と共に、吹出口側からの吹出方向を変えることができ
る。
10側に熱交換器2を配置し、ケース1内の吹出口20
側にプロペラファン3を配置したが、ケース内の吸込口
側にプロペラファンを配置し、ケース内の吹出口側に熱
交換器を配置して、プロペラファンにより外気を吸い込
んだ後、プロペラファンからの空気を熱交換器を介して
外部に排出するものにこの発明を適用してもよい。この
場合、上記ケースの熱交換器が配置された吹出口側に取
り付けられた第1のグリルの複数の板によって、ケース
内の熱交換器が見えないので、美観を損なうことがない
と共に、吹出口側からの吹出方向を変えることができ
る。
【0023】また、上記実施の形態では、第1のグリル
11をケース1の吹出口20側に取り付け可能にした
が、第1のグリル11をケースの吸込口側にのみ取り付
けてもよいのは勿論である。
11をケース1の吹出口20側に取り付け可能にした
が、第1のグリル11をケースの吸込口側にのみ取り付
けてもよいのは勿論である。
【0024】また、上記実施の形態では、第2のグリル
12をケース1の吸込口10側に取り付け可能にした
が、第2のグリルをケースの吹出口側にのみ取り付けて
もよい。
12をケース1の吸込口10側に取り付け可能にした
が、第2のグリルをケースの吹出口側にのみ取り付けて
もよい。
【0025】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の空気調和機の室外機は、吸込口と吹出口を有するケ
ース内に熱交換器とプロペラファンを設け、上記ケース
の熱交換器が配置された側に第1のグリルを取り付けた
空気調和機の室外機において、上記第1のグリルは、上
記プロペラファンの軸方向に対して所定角度に傾斜させ
た複数の板を有するので、上記第1のグリルの複数の板
を外部から内部が見えないように傾斜させることによっ
て、外部からケース内の熱交換器が見えず、室外機の美
観を向上できる。また、上記第1のグリルによって、熱
交換器が外部に露出しないので、運搬時に作業者が室外
機を持ち上げるとき、作業者のひざが熱交換器のフィン
に当たるのを防いで、熱交換器のフィン倒れを防止する
ことができる。
明の空気調和機の室外機は、吸込口と吹出口を有するケ
ース内に熱交換器とプロペラファンを設け、上記ケース
の熱交換器が配置された側に第1のグリルを取り付けた
空気調和機の室外機において、上記第1のグリルは、上
記プロペラファンの軸方向に対して所定角度に傾斜させ
た複数の板を有するので、上記第1のグリルの複数の板
を外部から内部が見えないように傾斜させることによっ
て、外部からケース内の熱交換器が見えず、室外機の美
観を向上できる。また、上記第1のグリルによって、熱
交換器が外部に露出しないので、運搬時に作業者が室外
機を持ち上げるとき、作業者のひざが熱交換器のフィン
に当たるのを防いで、熱交換器のフィン倒れを防止する
ことができる。
【0026】また、請求項2の発明の空気調和機の室外
機は、請求項1の空気調和機の室外機において、上記ケ
ース内の吸込口側に熱交換器を配置し、ケース内の吹出
口側にプロペラファンを配置して、熱交換器側から外気
を吸い込んで、吸い込んだ外気をプロペラファン側より
排出する場合、上記第1のグリルをケースの吸込口側か
ら取り外しても、美観を損ねないような据付場所では、
第1のグリルをケースの吹出口側に取り付けることによ
って、プロペラファンからの空気が複数の板に沿って流
れて、吹出方向を容易に調整することができる。したが
って、室外機の正面に植木等の障害物がある場合、別に
風向調整板を用意することなく、吹出方向を変えること
ができるので、コストを低減することができる。また、
予め据付条件に応じて風向調整板を用意したり、新たに
風向調整板を用意したりする煩わしさを解消できる。
機は、請求項1の空気調和機の室外機において、上記ケ
ース内の吸込口側に熱交換器を配置し、ケース内の吹出
口側にプロペラファンを配置して、熱交換器側から外気
を吸い込んで、吸い込んだ外気をプロペラファン側より
排出する場合、上記第1のグリルをケースの吸込口側か
ら取り外しても、美観を損ねないような据付場所では、
第1のグリルをケースの吹出口側に取り付けることによ
って、プロペラファンからの空気が複数の板に沿って流
れて、吹出方向を容易に調整することができる。したが
って、室外機の正面に植木等の障害物がある場合、別に
風向調整板を用意することなく、吹出方向を変えること
ができるので、コストを低減することができる。また、
予め据付条件に応じて風向調整板を用意したり、新たに
風向調整板を用意したりする煩わしさを解消できる。
【0027】また、請求項3の発明の空気調和機の室外
機は、請求項1または2の空気調和機の室外機におい
て、上記第1のグリルの外枠形状を点対称とすると共
に、上記第1のグリルを上記ケースの吹出口側に取り付
けるための構造を点対称としたので、ケースの吹出口側
に第1のグリルを取り付けた場合の吹出方向に対して、
ケースから第1のグリルを取り外し、第1のグリルをそ
の略中心を通る水平線を軸に180度回転させた後、ケ
ースの吹出口側に取り付けることによって、吹出方向を
逆向きにすることができる。したがって、吹出方向の調
整の自由度を広げることができる。
機は、請求項1または2の空気調和機の室外機におい
て、上記第1のグリルの外枠形状を点対称とすると共
に、上記第1のグリルを上記ケースの吹出口側に取り付
けるための構造を点対称としたので、ケースの吹出口側
に第1のグリルを取り付けた場合の吹出方向に対して、
ケースから第1のグリルを取り外し、第1のグリルをそ
の略中心を通る水平線を軸に180度回転させた後、ケ
ースの吹出口側に取り付けることによって、吹出方向を
逆向きにすることができる。したがって、吹出方向の調
整の自由度を広げることができる。
【0028】また、請求項4の発明の空気調和機の室外
機は、請求項2または3の空気調和機の室外機におい
て、上記第2のグリルをケースの吹出口側から取り外し
て、その第2のグリルをケースの吸込口側に取り付ける
ことができるので、ケース内の吸込口側に熱交換器を配
置し、ケース内の吹出口側にプロペラファンを配置し
て、熱交換器側から外気を吸い込んで、吸い込んだが外
気をプロペラファン側より排出する場合、上記第1のグ
リルをケースの吹出口側に取り付ける一方、第2のグリ
ルをケースの吸込口側に取り付けることによって、第1
のグリルにより吹出方向を調整できると共に、第2のグ
リルにより熱交換器を保護して、熱交換器のフィンに人
や物が接触するのを防いで、けが防止と熱交換器のフィ
ン倒れ防止ができる。
機は、請求項2または3の空気調和機の室外機におい
て、上記第2のグリルをケースの吹出口側から取り外し
て、その第2のグリルをケースの吸込口側に取り付ける
ことができるので、ケース内の吸込口側に熱交換器を配
置し、ケース内の吹出口側にプロペラファンを配置し
て、熱交換器側から外気を吸い込んで、吸い込んだが外
気をプロペラファン側より排出する場合、上記第1のグ
リルをケースの吹出口側に取り付ける一方、第2のグリ
ルをケースの吸込口側に取り付けることによって、第1
のグリルにより吹出方向を調整できると共に、第2のグ
リルにより熱交換器を保護して、熱交換器のフィンに人
や物が接触するのを防いで、けが防止と熱交換器のフィ
ン倒れ防止ができる。
【図1】 図1はこの発明の実施の形態の空気調和機の
室外機の断面図である。
室外機の断面図である。
【図2】 図2は上記空気調和機の室外機の吸込口側を
斜め上方から見た斜視図である。
斜め上方から見た斜視図である。
【図3】 図3は上記室外機の第1のグリルをケースの
吹出口側に取り付けたときの断面図である。
吹出口側に取り付けたときの断面図である。
【図4】 図4は上記室外機において、第1のグリルを
ケースの吹出口側に取り付け、第2のグリルをケースの
吸込口側に取り付けたときの断面図である。
ケースの吹出口側に取り付け、第2のグリルをケースの
吸込口側に取り付けたときの断面図である。
【図5】 図5は従来の空気調和機の室外機の断面図で
ある。
ある。
【図6】 図6は上記空気調和機の室外機の吸込口側を
斜め上方から見た斜視図である。
斜め上方から見た斜視図である。
1…ケース、2…熱交換器、3…プロペラファン、4…
モータ、5…支持部材、10…吸込口、11…第1のグ
リル、12…第2のグリル、14,15…取付ねじ、2
0…吹出口。
モータ、5…支持部材、10…吸込口、11…第1のグ
リル、12…第2のグリル、14,15…取付ねじ、2
0…吹出口。
Claims (4)
- 【請求項1】 吸込口と吹出口を有するケース(1)内に
熱交換器(2)とプロペラファン(3)を設け、上記ケース
(1)の上記熱交換器(2)が配置された側に第1のグリル
(11)を取り付けた空気調和機の室外機において、 上記第1のグリル(11)は、上記プロペラファン(3)の
軸方向に対して所定角度に傾斜させた複数の板(11a)
を有することを特徴とする空気調和機の室外機。 - 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和機の室外機に
おいて、上記第1のグリル(11)は、上記ケース(1)の
上記熱交換器(2)が配置された側に取り外し可能になっ
ていると共に、上記第1のグリル(11)は、上記ケース
(1)の上記プロペラファン(3)が配置された側に取り付
け可能になっていることを特徴とする空気調和機の室外
機。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の空気調和機の
室外機において、上記第1のグリル(11)の外枠形状が
点対称であると共に、上記第1のグリル(11)を上記ケ
ース(1)に取り付けるための構造が点対称であることを
特徴とする空気調和機の室外機。 - 【請求項4】 請求項2または3に記載の空気調和機の
室外機において、上記ケース(1)の上記プロペラファン
(3)が配置された側に取り外し可能に取り付けられる上
記第2のグリル(12)を備えて、上記第2のグリル(1
2)は、上記ケース(1)の上記熱交換器(2)が配置され
た側に取り付け可能になっていることを特徴とする空気
調和機の室外機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21572495A JPH0960927A (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | 空気調和機の室外機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21572495A JPH0960927A (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | 空気調和機の室外機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0960927A true JPH0960927A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16677140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21572495A Pending JPH0960927A (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | 空気調和機の室外機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0960927A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013055036A1 (en) * | 2011-10-13 | 2013-04-18 | Lg Electronics Inc. | Air conditioner |
WO2019215803A1 (ja) * | 2018-05-08 | 2019-11-14 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機の室外機 |
-
1995
- 1995-08-24 JP JP21572495A patent/JPH0960927A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013055036A1 (en) * | 2011-10-13 | 2013-04-18 | Lg Electronics Inc. | Air conditioner |
US9494358B2 (en) | 2011-10-13 | 2016-11-15 | Lg Electronics Inc. | Air conditioner |
WO2019215803A1 (ja) * | 2018-05-08 | 2019-11-14 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機の室外機 |
JPWO2019215803A1 (ja) * | 2018-05-08 | 2020-10-22 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機の室外機 |
EP3792561A4 (en) * | 2018-05-08 | 2021-05-19 | Mitsubishi Electric Corporation | AIR CONDITIONING OUTDOOR UNIT |
US11506403B2 (en) | 2018-05-08 | 2022-11-22 | Mitsubishi Electric Corporation | Outdoor unit for air-conditioning apparatus |
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