JPWO2019202860A1 - 医療用システム、接続構造、及び接続方法 - Google Patents

医療用システム、接続構造、及び接続方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ライトガイドケーブルの導光部の径に応じて、光源装置から出射される照明光をライトガイドケーブルに対して最適に入射させる。【解決手段】観察対象を撮像する撮像部を備える医療用機器と、前記観察対象に照射する光を出射し、ライトガイドケーブルを介して前記観察対象に光を照射する光源装置と、を備え、前記ライトガイドケーブルの導光部の径に応じて、前記光源装置から出射される光の焦点面に対する前記ライトガイドケーブルの入射端面の位置が異なる位置に定められる、医療用システムが提供される。【選択図】図3

Description

本開示は、医療用システム、接続構造、及び接続方法に関する。
従来、例えば下記の特許文献1には、少なくとも1つのレーザ光源を備え、レーザ光源からの光をライトガイドに入射させることが記載されている。
特開2015−223462号公報
例えば、医療用システムで用いられるライトガイドケーブルにおいては、導光部の直径が異なるライトガイドケーブルが用いられることがある。例えば、手術空間に余裕があり、太い径の内視鏡もしくは大型の顕微鏡を用いることができる場合は、ライトガイドケーブルを収納するスペースが広いため、照明光を入射し易い導光部の直径の大きな太径ライトガイドケーブルが用いられる。
一方、手術空間が狭く、細径の内視鏡もしくは小型の顕微鏡を用いる必要がある場合は、ライトガイドケーブルを収納するスペースが狭いため、照明光を入射し辛いが狭いスペースに収納が可能な、導光部の直径が小さい細径のライトガイドケーブルが用いられる。
光源装置から出射される光はレンズにより屈折され、焦点面に結像する。導光部の直径が焦点面に結像した照明光の大きさとほぼ等しい場合は、焦点面の位置にライトガイドケーブルの入射端面を配置することで、ライトガイドケーブルにおいて照明光が最も多くかつ均一に入射する。しかし、直径が焦点面に結像した照明光の大きさよりも大きな太径のライトガイドケーブルの場合、入射端面を焦点面に配置すると、ライトガイドケーブルによって光が照射される観察対象物の明るさの均一性を十分に確保できない問題が生じる。
従来の医療用の光源では、ランプ光源(キセノンランプやハロゲンランプ)や白色LEDなどが主に用いられている。これらの光源を用いた場合は、照明光の焦点面における大きさが、ライトガイドケーブルの導光部の直径よりも大きいため、導光部の直径の大きな太径ライトガイドケーブルと導光部の直径の小さな細径ライトガイドケーブルのいずれにおいても、照明光を最も多くかつ均一にライトガイドケーブルに入射させることが可能である。従って、導光部の径に応じて、焦点面とライトガイドケーブルの入射端面の相対的に位置関係が考慮されることはなく、焦点面に対するライトガードケーブルの光軸方向の位置は、導光部の直径に関わらず同一とされていた。
しかしながら、光源として集光性の高いレーザを用いる場合は、照明光の焦点面における大きさがライトガイドケーブルの導光部の直径に対して小さくなる。この場合、導光部直径の大きな太径ライトガイドケーブルと導光部直径の小さな細径ライトガイドケーブルにおいて、照明光が最も多くかつ均一に入射するケーブル端面の固定位置に差が生じるようになる。
そこで、ライトガイドケーブルの導光部の径に応じて、光源装置から出射される照明光をライトガイドケーブルに対して最適に入射させることが求められていた
本開示によれば、観察対象を撮像する撮像部を備える医療用機器と、前記観察対象に照射する光を出射し、ライトガイドケーブルを介して前記観察対象に光を照射する光源装置と、を備え、前記ライトガイドケーブルの導光部の径に応じて、前記光源装置から出射される光の焦点面に対する前記ライトガイドケーブルの入射端面の位置が異なる位置に定められる、医療用システムが提供される。
また、本開示によれば、光源装置とライトガイドケーブルとの接続構造であって、前記ライトガイドケーブルの導光部の径に応じて、前記光源装置から出射される光の焦点面に対する前記ライトガイドケーブルの入射端面の位置が異なる位置に定められる、接続構造が提供される。
また、本開示によれば、光源装置とライトガイドケーブルとの接続方法であって、前記ライトガイドケーブルの導光部の径に応じて、前記光源装置から出射される光の焦点面に対して、前記ライトガイドケーブルの光の入射端面の位置を異なる位置に位置決めする、接続方法が提供される。
以上説明したように本開示によれば、ライトガイドケーブルの導光部の径に応じて、光源装置から出射される照明光をライトガイドケーブルに対して最適に入射させることが可能となる。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態に係る光源装置と、光源装置に接続されたライトガイドケーブルを示す模式図である。 光源装置の接続部を詳細に示す断面図である。 導光部の太さが異なる2種類のライトガイドケーブルのそれぞれを、光源装置の接続部に装着した状態を示す模式図である。 導光部の太さが異なる2種類のライトガイドケーブルのそれぞれを、光源装置の接続部に装着した状態を示す模式図である。 接続部の挿入部にテーパー面を設けた構成を示す模式図である。 図5に示す光源装置の接続部とライトガイドケーブルの接続部が接続された状態を詳細に示す断面図である。 図5に示す光源装置の接続部とライトガイドケーブルの接続部が接続された状態を詳細に示す断面図である。 図2に示した構成において、接続部の挿入部の内面の段付き形状を内径の一部のみに設けた例を示す断面図である。 図8に示す光源装置の接続部とライトガイドケーブルの接続部が接続された状態を詳細に示す断面図である。 図8に示す光源装置の接続部とライトガイドケーブルの接続部が接続された状態を詳細に示す断面図である。 ライトガイドケーブルにより照射された観察対象の明るさに応じて接続部の光軸方向の位置を変化させる構成を説明するための模式図である。 ライトガイドケーブルにより照射された観察対象の明るさに応じて接続部の光軸方向の位置を変化させる構成を説明するための模式図である。 内視鏡手術システムの概略的な構成の一例を示す図である。 図13に示すカメラヘッド及びCCUの機能構成の一例を示すブロック図である。 本開示に係る光源装置が適用され得る顕微鏡手術システムの概略的な構成の一例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.光源装置とライトガイドケーブルを含む全体構成
2.光源装置とライトガイドケーブルの接続構造
3.本実施形態のバリエーション
3.1.挿入部にテーパー面を設けた例
3.2.挿入部の内面の段付き形状を内径の一部のみに設けた例
3.3.射端面の位置をアクチュエータにより可変させる構成例
4.医療用システムの構成例
4.1.内視鏡システムの構成例
4.2.顕微鏡システムの構成例
1.光源装置とライトガイドケーブルを含む全体構成
図1は、本開示の一実施形態に係る光源装置1000と、光源装置1000に接続されたライトガイドケーブル2000を示す模式図である。光源装置1000及びライトガイドケーブル2000は、例えば医療用システムに適用される。光源装置1000は、一例としてレーザ光などの光を生成し、レーザ光をライトガイドケーブル2000に出射する。ライトガイドケーブル2000は、光源装置1000から出射された光を導光し、観察対象に向けて照射する。
光源装置1000における光の出射部には、接続部100が設けられている。また、ライトガイドケーブル2000の端部には、光源装置1000から出射された光が入射する接続部200が設けられている。図1では、接続部100及び接続部200の中心軸(光軸)を通る断面が示されている。接続部100と接続部200により、本開示に係る接続構造が構成されている。
2.光源装置とライトガイドケーブルの接続構造
図2は、光源装置1000の接続部100を詳細に示す断面図である。また、図3及び図4は、光源装置1000の接続部100とライトガイドケーブル2000の接続部200が接続された状態を詳細に示す断面図である。図2〜図4においても、接続部100、接続部200の中心軸を通る断面が示されている。
光源装置1000の接続部100は、光源装置1000が出射した光を集光するためのレンズ102、レンズ104を備える。図2〜図4に示す二点鎖線は、光源装置1000が出射する光が集光される様子を示している。図2〜図4に示すように、光源装置1000が出射する光は、焦点面105にて結像する。
光源装置1000の接続部100には、ライトガイドケーブル2000の接続部200が挿入される挿入部106が設けられている。挿入部106の内面は段付き形状とされており、ライトガイドケーブル2000の接続部200が挿入された際のストッパーとして機能する第1の面108と第2の面110が設けられている。
ライトガイドケーブル2000は、光源装置1000から出射された光を導光する導光部202を有する。図3、図4に示すように、光源装置1000から出射された光は、導光部202の入射端面204から入射する。
図3及び図4は、導光部202の太さが異なる2種類のライトガイドケーブル200のそれぞれを、光源装置1000の接続部100に装着した状態を示している。図3に示すライトガイドケーブル2000の導光部202の方が図4に示すライトガイドケーブル2000の導光部202よりも細く、接続部200の先端の外径も図3の方が図4よりも細くなっている。
図3に示す接続部200の先端の外形は段付き形状とされており、面206が設けられている。図3に示すように、面206は、光源装置1000の接続部100の第1の面108と当接している。
また、図4に示す例では、入射端面204と同一面を構成する面208が、光源装置1000の接続部100の第2の面110と当接している。
以上のような構成により、接続部100に接続部200を装着した際に、ライトガイドケーブル2000の入射端面204の光軸上の位置が、導光部202の直径(接続部200の先端径)に応じて異なる位置に固定される。
そして、以上のような構成により、導光部202の入射端面204の光軸上の位置は、光源装置1000が出射した照明光が最も多くかつ均一に導光部202に入射する位置に配置される。
図3に示す例では、入射端面204の位置は、焦点面105の位置とほぼ一致している。図3のような、細径のライトガイドケーブル2000を使用する場合には、照明光の焦点面105とライトガイドケーブル2000の入射端面204の光軸上の位置が一致する位置で、接続部200が接続部100に突き当たる。これにより、ライトガイドケーブル2000は、照明光が最も多くかつ均一に入射する位置に固定される。
また、図4に示す例では、図3よりも導光部202の入射端面204の径が大きいことから、入射端面204の位置は、焦点面105よりも右側の非焦点面107の位置に配置されている。図4において、焦点面105で結像した光は、焦点面105よりも右側で光束が拡がり、非焦点面107の位置(つまり、入射端面204の位置)では、光束の径が入射端面204の径とほぼ一致している。図4のような太い径のライトガイドケーブル2000を使用する場合には、照明光が最も多くかつ均一に入射する非焦点面107と入射端面204の光軸上の位置が一致する位置で、接続部200が接続部100に突き当たる。これにより、ライトガイドケーブル2000は、照明光が最も多くかつ均一に入射する位置に固定される。
従って、図3及び図4に示す例によれば、導光部202の径に応じて、光源装置1000が出射した照明光を最も多くかつ均一に導光部202に入射させることができる。なお、図3に示す例においても、入射端面204の位置を焦点面105よりも右側に配置し、入射端面204の位置での光束の径を入射端面204の径と一致させても良い。
以上のような構成により、例えば光源としてレーザ光を用いた場合など、照明光の焦点面105における光束の径がライトガイドケーブル2000の導光部202の直径より小さい場合であっても、導光部202の直径の大きさに関わらず照明光が最も多くかつ均一に入射する位置に入射端面204の位置を固定することができる。
また、ライトガイドケーブル2000が挿入される挿入部106を段付き形状にしておくことにより、図3及び図4に示すような導光部202の直径が異なるライトガイドケーブル2000を脱着、交換した場合であっても、特別な調整を行うことなく、照明光が最も多くかつ均一に入射する位置に入射端面204を固定することができる。なお、図3〜図4に示す例では、接続部100の段付き形状を2段とし、2つの面(第1の面108。第2の面110)を設けた例を示したが、より多くの当て付き面を形成して、より多くの種類のライトガイドケーブル2000に対応するように構成しても良い。
3.本実施形態のバリエーション
3.1.挿入部にテーパー面を設けた例
次に、図5〜図11に基づいて、本実施形態のいくつかのバリエーションについて説明する。図5は、光源装置1000の接続部100を詳細に示す断面図である。図5に示す接続部100の構成は、基本的には図2に示したものと同様であるが、接続部100の挿入部106にテーパー面(すり鉢形状)112が設けられている。
図6及び図7は、図5に示す光源装置1000の接続部100とライトガイドケーブル2000の接続部200が接続された状態を詳細に示す断面図である。図5〜図7においても、接続部100、接続部200の中心軸を通る断面が示されている。
接続部100の挿入部106に設けられたテーパー面112は、ライトガイドケーブル2000の接続部200が挿入された際のストッパーとして機能する。図6及び図7は、導光部202の太さが異なる2種類のライトガイドケーブル200のそれぞれを、図5に示す光源装置1000の接続部100に装着した状態を示している。図6に示す接続部200の構成は図3に示す接続部200の構成と同様であり、図7に示す接続部200の構成は図4に示す接続部200の構成と同様である。図6に示すライトガイドケーブル2000の導光部202の方が図7に示すライトガイドケーブル2000の導光部202よりも細く、接続部200の先端の外径も図6の方が図7よりも細くなっている。
図6に示すように、接続部100に接続部200を装着すると、接続部200に設けられた面206の外側のエッジ207が、接続部100のテーパー面112と当接する。
また、図7に示す例では、入射端面204と同一面を構成する面208の外側のエッジ209が、接続部100のテーパー面112と当接する。
以上のような構成により、接続部100に接続部200を装着した際に、ライトガイドケーブル2000の入射端面204の光軸上の位置が、導光部202の直径(接続部200の先端径)に応じて異なる位置に固定される。
そして、図3及び図4と同様に、導光部202の入射端面204の光軸上の位置は、光源装置1000が出射した照明光が最も多くかつ均一に導光部202に入射する位置に配置される。図6に示す例では、入射端面204の位置は、焦点面105の位置とほぼ一致している。図7に示す例では、図6よりも導光部202の入射端面204の径が大きいことから、入射端面204の位置は焦点面105よりも右側の非焦点面107の位置に配置されている。
3.2.挿入部の内面の段付き形状を内径の一部のみに設けた例
図8は、図2に示した構成において、接続部100の挿入部106の内面の段付き形状を内径の一部のみに設けた例を示す断面図である。図8に示す構成では、挿入部106の光軸を中心とする内面において、光軸を中心とする180°の領域を図2と同様の段付き形状とし、残りの180°の領域に接続部200を固定するためのネジ止め構造を設けている。つまり、光軸を中心とする180°の領域のみに段付き形状が設けられ、残りの180°の領域には段付き形状が設けられていない。このように、段付き形状を挿入部106の内径の一部のみに設けた場合においても、接続部100に対する接続部200の光軸方向の位置決めを行うことができる。
図9及び図10は、図8に示す光源装置1000の接続部100とライトガイドケーブル2000の接続部200が接続された状態を詳細に示す断面図である。図8〜図10においても、接続部100、接続部200の中心軸を通る断面が示されている。
図9及び図10においても、導光部202の太さが異なる2種類のライトガイドケーブル200のそれぞれを、図8に示す光源装置1000の接続部100に装着した状態を示している。図9に示す接続部200の構成は図3に示す接続部200の構成と同様であり、図10に示す接続部200の構成は図4に示す接続部200の構成と同様である。
接続部100の挿入部106の光軸を中心とする内面において、光軸を中心とする180°の領域に図2と同様の段付き形状が設けられているため、図9に示す例では、接続部200の面206が接続部100の第1の面108と当接する。また、図10に示す例では、入射端面204と同一面を構成する面208が、光源装置1000の接続部100の第2の面110と当接する。つまり、段付き形状による入射端面204の位置決めは、図3及び図4と同様である。従って、図3及び図4と同様に、導光部202の入射端面204の光軸上の位置は、光源装置1000が出射した照明光が最も多くかつ均一に導光部202に入射する位置に配置される。
また、ネジ止め構造は、接続部100の外周から光軸に向けてねじ込まれる2つのネジ114、ネジ116から構成される。ネジ114は、図9に示すライトガイドケーブル2000が光源装置1000に装着された場合に、接続部200に向けて締め付けられる。これにより、ネジ114が接続部200を押し付けることにより、接続部100に対して接続部200が固定される。
また、ネジ116は、図10に示すライトガイドケーブル2000が光源装置1000に装着された場合に、接続部200に向けて締め付けられる。これにより、ネジ116が接続部200を押し付けることにより、接続部100に対して接続部200が固定される。
従って、図8〜図10に示す構成によれば、挿入部120の段付き形状が設けられていない領域にネジ止め構造を配置したことにより、接続部100のスペースを有効に活用できる。また、ネジ止め構造により、接続部100に対して接続部200を確実に固定することができる。
3.3.射端面の位置をアクチュエータにより可変させる構成例
次に、図11及び図12に基づいて、接続部100に対する光軸方向の接続部200の位置決めをアクチュエータにより可変させる構成について説明する。
図11及び図12に示す接続部100の基本的な構成は図2〜図4と同様である。一方、図11及び図12では、接続部200の外径が同じであり、導光部202の径が異なるライトガイドケーブル2000がそれぞれ装着された状態を示している。図11に示す導光部202は、図12に示す導光部202よりも径が細い。接続部200の先端の形状は、図3に示す接続部200と同様である。
図11及び図12に示すように、ライトガイドケーブル2000の仕様として、接続部200の先端の外径、形状が同じであっても、内部の導光部202の径が異なる場合がある。図11及び図12に示すライトガイドケーブル2000では、面206が設けられており、図11に示す例では、図3と同様、面206は、光源装置1000の接続部100の第1の面108と当接している。従って、図11では、照明光が最も多くかつ均一に入射する位置に入射端面204の位置が固定される。
一方、図12に示す例では、接続部200の外径が同じであり、導光部202の径が図11よりも大きいため、入射端面204の位置を、図11と同様の焦点面105ではなく、非焦点面107の位置とすることで、照明光が最も多くかつ均一に入射する位置となる。しかし、図11及び図12に示す接続部200の先端の形状は、図3と同様であるため、メカ的な当接により入射端面204の位置を非焦点面107の位置に合わせることはできない。そして、図12に示す例において、入射端面204の位置を焦点面205の位置に固定した場合は、ライトガイドケーブル2000によって光が照射される観察対象物の明るさを十分に確保できない可能性が生じる。
また、例えばライトガイドケーブル2000により照射された観察対象を撮像した画面を観察するような場合、画面の明るさを最大限に明るくすることが望ましい。そして、ライトガイドケーブル2000を導光する光の明るさは、入射端面204における光束の径に依存するため、照明光が最も多くかつ均一に入射する位置に入射端面204を移動できるようにすることが好適である。
このため、図12に示す例では、ライトガイドケーブル2000で照射された観察対象を撮像して得られる画面の明るさを検知して、接続部200の位置を図11に対して矢印A1方向に移動させる移動機構を設けている。移動機構は、接続部100に装着されたアクチュエータ(モータ)120、アクチュエータ120の回転軸に設けられた雄ネジ(スクリュー)122、接続部200に装着され、雄ネジ122が係合する雌ネジを有する移動部材210から構成される。移動部材210は、接続部200を接続部100に挿入する際に接続部200に対して装着される。
また、図12に示す例では、アクチュエータ120を制御する制御装置300と、ライトガイドケーブル2000で照射された観察対象を撮像して得られる画面の明るさを検知する検知部400が設けられている。制御装置300は、検知部400から得られる画面の明るさに基づいて、アクチュエータ120を制御する。アクチュエータ120が駆動されると、アクチュエータ120の回転軸に設けられた雄ネジ122が回転することで、雄ネジ122と係合する雌ネジを有する移動部材210が矢印A1方向に移動する。これにより、検知部400により画面の明るさをモニタしながらアクチュエータ120を制御することで、画面の輝度が最も高くなる位置に接続部200の入射端面204を移動することができる。
上述したように、図12に示す例において、入射端面204の位置を焦点面105の位置に固定した場合は、実際に表示される画面の明るさが十分ではなくなる可能性がある。検知部400により画面の明るさを取得し、アクチュエータ120を駆動して入射端面204の位置を矢印A1方向に移動し、画面の明るさが最大となる位置でアクチュエータ120を停止する。図12では、入射端面204の位置が非焦点面109の位置に一致した状態を示しているが、アクチュエータ120の駆動により、入射端面204の位置を他の非焦点面109の位置に一致させることもできる。従って、接続部200の位置を移動させる機構を設けることにより、自動的に照明光が最も多くかつ均一に入射する位置に調整することができる。
4.医療用システムの構成例
4.1.内視鏡システムの構成例
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、内視鏡手術システムに適用されてもよい。
図13は、本開示に係る技術が適用され得る内視鏡手術システム5000の概略的な構成の一例を示す図である。図13では、術者(医師)5067が、内視鏡手術システム5000を用いて、患者ベッド5069上の患者5071に手術を行っている様子が図示されている。図示するように、内視鏡手術システム5000は、内視鏡5001と、その他の術具5017と、内視鏡5001を支持する支持アーム装置5027と、内視鏡下手術のための各種の装置が搭載されたカート5037と、から構成される。
内視鏡手術では、腹壁を切って開腹する代わりに、トロッカ5025a〜5025dと呼ばれる筒状の開孔器具が腹壁に複数穿刺される。そして、トロッカ5025a〜5025dから、内視鏡5001の鏡筒5003や、その他の術具5017が患者5071の体腔内に挿入される。図示する例では、その他の術具5017として、気腹チューブ5019、エネルギー処置具5021及び鉗子5023が、患者5071の体腔内に挿入されている。また、エネルギー処置具5021は、高周波電流や超音波振動により、組織の切開及び剥離、又は血管の封止等を行う処置具である。ただし、図示する術具5017はあくまで一例であり、術具5017としては、例えば攝子、レトラクタ等、一般的に内視鏡下手術において用いられる各種の術具が用いられてよい。
内視鏡5001によって撮影された患者5071の体腔内の術部の画像が、表示装置5041に表示される。術者5067は、表示装置5041に表示された術部の画像をリアルタイムで見ながら、エネルギー処置具5021や鉗子5023を用いて、例えば患部を切除する等の処置を行う。なお、図示は省略しているが、気腹チューブ5019、エネルギー処置具5021及び鉗子5023は、手術中に、術者5067又は助手等によって支持される。
(支持アーム装置)
支持アーム装置5027は、ベース部5029から延伸するアーム部5031を備える。図示する例では、アーム部5031は、関節部5033a、5033b、5033c、及びリンク5035a、5035bから構成されており、アーム制御装置5045からの制御により駆動される。アーム部5031によって内視鏡5001が支持され、その位置及び姿勢が制御される。これにより、内視鏡5001の安定的な位置の固定が実現され得る。
(内視鏡)
内視鏡5001は、先端から所定の長さの領域が患者5071の体腔内に挿入される鏡筒5003と、鏡筒5003の基端に接続されるカメラヘッド5005と、から構成される。図示する例では、硬性の鏡筒5003を有するいわゆる硬性鏡として構成される内視鏡5001を図示しているが、内視鏡5001は、軟性の鏡筒5003を有するいわゆる軟性鏡として構成されてもよい。
鏡筒5003の先端には、対物レンズが嵌め込まれた開口部が設けられている。内視鏡5001には光源装置5043が接続されており、当該光源装置5043によって生成された光が、鏡筒5003の内部に延設されるライトガイドによって当該鏡筒の先端まで導光され、対物レンズを介して患者5071の体腔内の観察対象に向かって照射される。なお、内視鏡5001は、直視鏡であってもよいし、斜視鏡又は側視鏡であってもよい。
カメラヘッド5005の内部には光学系及び撮像素子が設けられており、観察対象からの反射光(観察光)は当該光学系によって当該撮像素子に集光される。当該撮像素子によって観察光が光電変換され、観察光に対応する電気信号、すなわち観察像に対応する画像信号が生成される。当該画像信号は、RAWデータとしてカメラコントロールユニット(CCU:Camera Control Unit)5039に送信される。なお、カメラヘッド5005には、その光学系を適宜駆動させることにより、倍率及び焦点距離を調整する機能が搭載される。
なお、例えば立体視(3D表示)等に対応するために、カメラヘッド5005には撮像素子が複数設けられてもよい。この場合、鏡筒5003の内部には、当該複数の撮像素子のそれぞれに観察光を導光するために、リレー光学系が複数系統設けられる。
(カートに搭載される各種の装置)
CCU5039は、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等によって構成され、内視鏡5001及び表示装置5041の動作を統括的に制御する。具体的には、CCU5039は、カメラヘッド5005から受け取った画像信号に対して、例えば現像処理(デモザイク処理)等の、当該画像信号に基づく画像を表示するための各種の画像処理を施す。CCU5039は、当該画像処理を施した画像信号を表示装置5041に提供する。また、CCU5039は、カメラヘッド5005に対して制御信号を送信し、その駆動を制御する。当該制御信号には、倍率や焦点距離等、撮像条件に関する情報が含まれ得る。
表示装置5041は、CCU5039からの制御により、当該CCU5039によって画像処理が施された画像信号に基づく画像を表示する。内視鏡5001が例えば4K(水平画素数3840×垂直画素数2160)又は8K(水平画素数7680×垂直画素数4320)等の高解像度の撮影に対応したものである場合、及び/又は3D表示に対応したものである場合には、表示装置5041としては、それぞれに対応して、高解像度の表示が可能なもの、及び/又は3D表示可能なものが用いられ得る。4K又は8K等の高解像度の撮影に対応したものである場合、表示装置5041として55インチ以上のサイズのものを用いることで一層の没入感が得られる。また、用途に応じて、解像度、サイズが異なる複数の表示装置5041が設けられてもよい。
光源装置5043は、例えばLED(light emitting diode)等の光源から構成され、術部を撮影する際の照射光を内視鏡5001に供給する。
アーム制御装置5045は、例えばCPU等のプロセッサによって構成され、所定のプログラムに従って動作することにより、所定の制御方式に従って支持アーム装置5027のアーム部5031の駆動を制御する。
入力装置5047は、内視鏡手術システム5000に対する入力インタフェースである。ユーザは、入力装置5047を介して、内視鏡手術システム5000に対して各種の情報の入力や指示入力を行うことができる。例えば、ユーザは、入力装置5047を介して、患者の身体情報や、手術の術式についての情報等、手術に関する各種の情報を入力する。また、例えば、ユーザは、入力装置5047を介して、アーム部5031を駆動させる旨の指示や、内視鏡5001による撮像条件(照射光の種類、倍率及び焦点距離等)を変更する旨の指示、エネルギー処置具5021を駆動させる旨の指示等を入力する。
入力装置5047の種類は限定されず、入力装置5047は各種の公知の入力装置であってよい。入力装置5047としては、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、スイッチ、フットスイッチ5057及び/又はレバー等が適用され得る。入力装置5047としてタッチパネルが用いられる場合には、当該タッチパネルは表示装置5041の表示面上に設けられてもよい。
あるいは、入力装置5047は、例えばメガネ型のウェアラブルデバイスやHMD(Head Mounted Display)等の、ユーザによって装着されるデバイスであり、これらのデバイスによって検出されるユーザのジェスチャや視線に応じて各種の入力が行われる。また、入力装置5047は、ユーザの動きを検出可能なカメラを含み、当該カメラによって撮像された映像から検出されるユーザのジェスチャや視線に応じて各種の入力が行われる。更に、入力装置5047は、ユーザの声を収音可能なマイクロフォンを含み、当該マイクロフォンを介して音声によって各種の入力が行われる。このように、入力装置5047が非接触で各種の情報を入力可能に構成されることにより、特に清潔域に属するユーザ(例えば術者5067)が、不潔域に属する機器を非接触で操作することが可能となる。また、ユーザは、所持している術具から手を離すことなく機器を操作することが可能となるため、ユーザの利便性が向上する。
処置具制御装置5049は、組織の焼灼、切開又は血管の封止等のためのエネルギー処置具5021の駆動を制御する。気腹装置5051は、内視鏡5001による視野の確保及び術者の作業空間の確保の目的で、患者5071の体腔を膨らめるために、気腹チューブ5019を介して当該体腔内にガスを送り込む。レコーダ5053は、手術に関する各種の情報を記録可能な装置である。プリンタ5055は、手術に関する各種の情報を、テキスト、画像又はグラフ等各種の形式で印刷可能な装置である。
以下、内視鏡手術システム5000において特に特徴的な構成について、更に詳細に説明する。
(支持アーム装置)
支持アーム装置5027は、基台であるベース部5029と、ベース部5029から延伸するアーム部5031と、を備える。図示する例では、アーム部5031は、複数の関節部5033a、5033b、5033cと、関節部5033bによって連結される複数のリンク5035a、5035bと、から構成されているが、図13では、簡単のため、アーム部5031の構成を簡略化して図示している。実際には、アーム部5031が所望の自由度を有するように、関節部5033a〜5033c及びリンク5035a、5035bの形状、数及び配置、並びに関節部5033a〜5033cの回転軸の方向等が適宜設定され得る。例えば、アーム部5031は、好適に、6自由度以上の自由度を有するように構成され得る。これにより、アーム部5031の可動範囲内において内視鏡5001を自由に移動させることが可能になるため、所望の方向から内視鏡5001の鏡筒5003を患者5071の体腔内に挿入することが可能になる。
関節部5033a〜5033cにはアクチュエータが設けられており、関節部5033a〜5033cは当該アクチュエータの駆動により所定の回転軸まわりに回転可能に構成されている。当該アクチュエータの駆動がアーム制御装置5045によって制御されることにより、各関節部5033a〜5033cの回転角度が制御され、アーム部5031の駆動が制御される。これにより、内視鏡5001の位置及び姿勢の制御が実現され得る。この際、アーム制御装置5045は、力制御又は位置制御等、各種の公知の制御方式によってアーム部5031の駆動を制御することができる。
例えば、術者5067が、入力装置5047(フットスイッチ5057を含む)を介して適宜操作入力を行うことにより、当該操作入力に応じてアーム制御装置5045によってアーム部5031の駆動が適宜制御され、内視鏡5001の位置及び姿勢が制御されてよい。当該制御により、アーム部5031の先端の内視鏡5001を任意の位置から任意の位置まで移動させた後、その移動後の位置で固定的に支持することができる。なお、アーム部5031は、いわゆるマスタースレイブ方式で操作されてもよい。この場合、アーム部5031は、手術室から離れた場所に設置される入力装置5047を介してユーザによって遠隔操作され得る。
また、力制御が適用される場合には、アーム制御装置5045は、ユーザからの外力を受け、その外力にならってスムーズにアーム部5031が移動するように、各関節部5033a〜5033cのアクチュエータを駆動させる、いわゆるパワーアシスト制御を行ってもよい。これにより、ユーザが直接アーム部5031に触れながらアーム部5031を移動させる際に、比較的軽い力で当該アーム部5031を移動させることができる。従って、より直感的に、より簡易な操作で内視鏡5001を移動させることが可能となり、ユーザの利便性を向上させることができる。
ここで、一般的に、内視鏡下手術では、スコピストと呼ばれる医師によって内視鏡5001が支持されていた。これに対して、支持アーム装置5027を用いることにより、人手によらずに内視鏡5001の位置をより確実に固定することが可能になるため、術部の画像を安定的に得ることができ、手術を円滑に行うことが可能になる。
なお、アーム制御装置5045は必ずしもカート5037に設けられなくてもよい。また、アーム制御装置5045は必ずしも1つの装置でなくてもよい。例えば、アーム制御装置5045は、支持アーム装置5027のアーム部5031の各関節部5033a〜5033cにそれぞれ設けられてもよく、複数のアーム制御装置5045が互いに協働することにより、アーム部5031の駆動制御が実現されてもよい。
(光源装置)
光源装置5043は、内視鏡5001に術部を撮影する際の照射光を供給する。光源装置5043は、例えばLED、レーザ光源又はこれらの組み合わせによって構成される白色光源から構成される。このとき、RGBレーザ光源の組み合わせにより白色光源が構成される場合には、各色(各波長)の出力強度及び出力タイミングを高精度に制御することができるため、光源装置5043において撮像画像のホワイトバランスの調整を行うことができる。また、この場合には、RGBレーザ光源それぞれからのレーザ光を時分割で観察対象に照射し、その照射タイミングに同期してカメラヘッド5005の撮像素子の駆動を制御することにより、RGBそれぞれに対応した画像を時分割で撮像することも可能である。当該方法によれば、当該撮像素子にカラーフィルタを設けなくても、カラー画像を得ることができる。
また、光源装置5043は、出力する光の強度を所定の時間ごとに変更するようにその駆動が制御されてもよい。その光の強度の変更のタイミングに同期してカメラヘッド5005の撮像素子の駆動を制御して時分割で画像を取得し、その画像を合成することにより、いわゆる黒つぶれ及び白とびのない高ダイナミックレンジの画像を生成することができる。
また、光源装置5043は、特殊光観察に対応した所定の波長帯域の光を供給可能に構成されてもよい。特殊光観察では、例えば、体組織における光の吸収の波長依存性を利用して、通常の観察時における照射光(すなわち、白色光)に比べて狭帯域の光を照射することにより、粘膜表層の血管等の所定の組織を高コントラストで撮影する、いわゆる狭帯域光観察(Narrow Band Imaging)が行われる。あるいは、特殊光観察では、励起光を照射することにより発生する蛍光により画像を得る蛍光観察が行われてもよい。蛍光観察では、体組織に励起光を照射し当該体組織からの蛍光を観察するもの(自家蛍光観察)、又はインドシアニングリーン(ICG)等の試薬を体組織に局注するとともに当該体組織にその試薬の蛍光波長に対応した励起光を照射し蛍光像を得るもの等が行われ得る。光源装置5043は、このような特殊光観察に対応した狭帯域光及び/又は励起光を供給可能に構成され得る。
(カメラヘッド及びCCU)
図14を参照して、内視鏡5001のカメラヘッド5005及びCCU5039の機能についてより詳細に説明する。図14は、図13に示すカメラヘッド5005及びCCU5039の機能構成の一例を示すブロック図である。
図14を参照すると、カメラヘッド5005は、その機能として、レンズユニット5007と、撮像部5009と、駆動部5011と、通信部5013と、カメラヘッド制御部5015と、を有する。また、CCU5039は、その機能として、通信部5059と、画像処理部5061と、制御部5063と、を有する。カメラヘッド5005とCCU5039とは、伝送ケーブル5065によって双方向に通信可能に接続されている。
まず、カメラヘッド5005の機能構成について説明する。レンズユニット5007は、鏡筒5003との接続部に設けられる光学系である。鏡筒5003の先端から取り込まれた観察光は、カメラヘッド5005まで導光され、当該レンズユニット5007に入射する。レンズユニット5007は、ズームレンズ及びフォーカスレンズを含む複数のレンズが組み合わされて構成される。レンズユニット5007は、撮像部5009の撮像素子の受光面上に観察光を集光するように、その光学特性が調整されている。また、ズームレンズ及びフォーカスレンズは、撮像画像の倍率及び焦点の調整のため、その光軸上の位置が移動可能に構成される。
撮像部5009は撮像素子によって構成され、レンズユニット5007の後段に配置される。レンズユニット5007を通過した観察光は、当該撮像素子の受光面に集光され、光電変換によって、観察像に対応した画像信号が生成される。撮像部5009によって生成された画像信号は、通信部5013に提供される。
撮像部5009を構成する撮像素子としては、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)タイプのイメージセンサであり、Bayer配列を有するカラー撮影可能なものが用いられる。なお、当該撮像素子としては、例えば4K以上の高解像度の画像の撮影に対応可能なものが用いられてもよい。術部の画像が高解像度で得られることにより、術者5067は、当該術部の様子をより詳細に把握することができ、手術をより円滑に進行することが可能となる。
また、撮像部5009を構成する撮像素子は、3D表示に対応する右目用及び左目用の画像信号をそれぞれ取得するための1対の撮像素子を有するように構成される。3D表示が行われることにより、術者5067は術部における生体組織の奥行きをより正確に把握することが可能になる。なお、撮像部5009が多板式で構成される場合には、各撮像素子に対応して、レンズユニット5007も複数系統設けられる。
また、撮像部5009は、必ずしもカメラヘッド5005に設けられなくてもよい。例えば、撮像部5009は、鏡筒5003の内部に、対物レンズの直後に設けられてもよい。
駆動部5011は、アクチュエータによって構成され、カメラヘッド制御部5015からの制御により、レンズユニット5007のズームレンズ及びフォーカスレンズを光軸に沿って所定の距離だけ移動させる。これにより、撮像部5009による撮像画像の倍率及び焦点が適宜調整され得る。
通信部5013は、CCU5039との間で各種の情報を送受信するための通信装置によって構成される。通信部5013は、撮像部5009から得た画像信号をRAWデータとして伝送ケーブル5065を介してCCU5039に送信する。この際、術部の撮像画像を低レイテンシで表示するために、当該画像信号は光通信によって送信されることが好ましい。手術の際には、術者5067が撮像画像によって患部の状態を観察しながら手術を行うため、より安全で確実な手術のためには、術部の動画像が可能な限りリアルタイムに表示されることが求められるからである。光通信が行われる場合には、通信部5013には、電気信号を光信号に変換する光電変換モジュールが設けられる。画像信号は当該光電変換モジュールによって光信号に変換された後、伝送ケーブル5065を介してCCU5039に送信される。
また、通信部5013は、CCU5039から、カメラヘッド5005の駆動を制御するための制御信号を受信する。当該制御信号には、例えば、撮像画像のフレームレートを指定する旨の情報、撮像時の露出値を指定する旨の情報、並びに/又は撮像画像の倍率及び焦点を指定する旨の情報等、撮像条件に関する情報が含まれる。通信部5013は、受信した制御信号をカメラヘッド制御部5015に提供する。なお、CCU5039からの制御信号も、光通信によって伝送されてもよい。この場合、通信部5013には、光信号を電気信号に変換する光電変換モジュールが設けられ、制御信号は当該光電変換モジュールによって電気信号に変換された後、カメラヘッド制御部5015に提供される。
なお、上記のフレームレートや露出値、倍率、焦点等の撮像条件は、取得された画像信号に基づいてCCU5039の制御部5063によって自動的に設定される。つまり、いわゆるAE(Auto Exposure)機能、AF(Auto Focus)機能及びAWB(Auto White Balance)機能が内視鏡5001に搭載される。
カメラヘッド制御部5015は、通信部5013を介して受信したCCU5039からの制御信号に基づいて、カメラヘッド5005の駆動を制御する。例えば、カメラヘッド制御部5015は、撮像画像のフレームレートを指定する旨の情報及び/又は撮像時の露光を指定する旨の情報に基づいて、撮像部5009の撮像素子の駆動を制御する。また、例えば、カメラヘッド制御部5015は、撮像画像の倍率及び焦点を指定する旨の情報に基づいて、駆動部5011を介してレンズユニット5007のズームレンズ及びフォーカスレンズを適宜移動させる。カメラヘッド制御部5015は、更に、鏡筒5003やカメラヘッド5005を識別するための情報を記憶する機能を備えてもよい。
なお、レンズユニット5007や撮像部5009等の構成を、気密性及び防水性が高い密閉構造内に配置することで、カメラヘッド5005について、オートクレーブ滅菌処理に対する耐性を持たせることができる。
次に、CCU5039の機能構成について説明する。通信部5059は、カメラヘッド5005との間で各種の情報を送受信するための通信装置によって構成される。通信部5059は、カメラヘッド5005から、伝送ケーブル5065を介して送信される画像信号を受信する。この際、上記のように、当該画像信号は好適に光通信によって送信され得る。この場合、光通信に対応して、通信部5059には、光信号を電気信号に変換する光電変換モジュールが設けられる。通信部5059は、電気信号に変換した画像信号を画像処理部5061に提供する。
また、通信部5059は、カメラヘッド5005に対して、カメラヘッド5005の駆動を制御するための制御信号を送信する。当該制御信号も光通信によって送信されてよい。
画像処理部5061は、カメラヘッド5005から送信されたRAWデータである画像信号に対して各種の画像処理を施す。当該画像処理としては、例えば現像処理、高画質化処理(帯域強調処理、超解像処理、NR(Noise reduction)処理及び/又は手ブレ補正処理等)、並びに/又は拡大処理(電子ズーム処理)等、各種の公知の信号処理が含まれる。また、画像処理部5061は、AE、AF及びAWBを行うための、画像信号に対する検波処理を行う。
画像処理部5061は、CPUやGPU等のプロセッサによって構成され、当該プロセッサが所定のプログラムに従って動作することにより、上述した画像処理や検波処理が行われ得る。なお、画像処理部5061が複数のGPUによって構成される場合には、画像処理部5061は、画像信号に係る情報を適宜分割し、これら複数のGPUによって並列的に画像処理を行う。
制御部5063は、内視鏡5001による術部の撮像、及びその撮像画像の表示に関する各種の制御を行う。例えば、制御部5063は、カメラヘッド5005の駆動を制御するための制御信号を生成する。この際、撮像条件がユーザによって入力されている場合には、制御部5063は、当該ユーザによる入力に基づいて制御信号を生成する。あるいは、内視鏡5001にAE機能、AF機能及びAWB機能が搭載されている場合には、制御部5063は、画像処理部5061による検波処理の結果に応じて、最適な露出値、焦点距離及びホワイトバランスを適宜算出し、制御信号を生成する。
また、制御部5063は、画像処理部5061によって画像処理が施された画像信号に基づいて、術部の画像を表示装置5041に表示させる。この際、制御部5063は、各種の画像認識技術を用いて術部画像内における各種の物体を認識する。例えば、制御部5063は、術部画像に含まれる物体のエッジの形状や色等を検出することにより、鉗子等の術具、特定の生体部位、出血、エネルギー処置具5021使用時のミスト等を認識することができる。制御部5063は、表示装置5041に術部の画像を表示させる際に、その認識結果を用いて、各種の手術支援情報を当該術部の画像に重畳表示させる。手術支援情報が重畳表示され、術者5067に提示されることにより、より安全かつ確実に手術を進めることが可能になる。
カメラヘッド5005及びCCU5039を接続する伝送ケーブル5065は、電気信号の通信に対応した電気信号ケーブル、光通信に対応した光ファイバ、又はこれらの複合ケーブルである。
ここで、図示する例では、伝送ケーブル5065を用いて有線で通信が行われていたが、カメラヘッド5005とCCU5039との間の通信は無線で行われてもよい。両者の間の通信が無線で行われる場合には、伝送ケーブル5065を手術室内に敷設する必要がなくなるため、手術室内における医療スタッフの移動が当該伝送ケーブル5065によって妨げられる事態が解消され得る。
以上、本開示に係る技術が適用され得る内視鏡手術システム5000の一例について説明した。なお、ここでは、一例として内視鏡手術システム5000について説明したが、本開示に係る技術が適用され得るシステムはかかる例に限定されない。例えば、本開示に係る技術は、検査用軟性内視鏡システムや顕微鏡手術システムに適用されてもよい。
本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、光源装置5043によって生成された光を鏡筒5003の先端まで導光するライトガイドと、光源装置5043との接続構造に好適に適用され得る。これにより、観察対象に対し輝度の明るい均一な光を照射することができる。
8.2.顕微鏡システムの構成例
図15は、本開示に係る光源装置1000が適用され得る顕微鏡手術システム6000の概略的な構成の一例を示す図である。図15を参照すると、顕微鏡手術システム6000は、顕微鏡装置4000と、光源装置1000と、を有してから構成される。
顕微鏡装置4000は、観察対象(患者の術部)を拡大観察するための顕微鏡部4010と、顕微鏡部4010を先端で支持するアーム部4020と、アーム部4020の基端を支持するベース部4030と、を有する。
顕微鏡部4010は、撮像部によって電子的に撮像画像を撮像する、電子撮像式の顕微鏡部(いわゆるビデオ式の顕微鏡部)である。観察対象からの光(以下、観察光ともいう)は、顕微鏡部4010の内部の撮像部に入射する。
撮像部は、観察光を集光する光学系と、当該光学系が集光した観察光を受光する撮像素子と、から構成される。当該光学系は、ズームレンズ及びフォーカスレンズを含む複数のレンズが組み合わされて構成され、その光学特性は、観察光を撮像素子の受光面上に結像するように調整されている。当該撮像素子は、観察光を受光して光電変換することにより、観察光に対応した信号、すなわち観察像に対応した画像信号を生成する。当該撮像素子としては、例えばBayer配列を有するカラー撮影可能なものが用いられる。当該撮像素子は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ又はCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等、各種の公知の撮像素子であってよい。
アーム部4020は、複数のリンク(第1リンク4022a〜第6リンク4022f)が、複数の関節部(第1関節部4024a〜第6関節部4024f)によって互いに回動可能に連結されることによって構成される。各関節部は一点鎖線で示す回転軸を中心として回動可能とされている。
なお、図示するアーム部4020を構成するリンクの数及び形状(長さ)、並びに関節部の数、配置位置及び回転軸の方向等は、所望の自由度が実現され得るように適宜設計されてよい。また、第1関節部4024a〜第6関節部4024fには、モータ等の駆動機構、及び各関節部における回転角度を検出するエンコーダ等が搭載されたアクチュエータが設けられていても良い。そして、第1関節部4024a〜第6関節部4024fに設けられる各アクチュエータの駆動が適宜制御されることにより、アーム部4020の姿勢、すなわち顕微鏡部4000の位置及び姿勢が制御され得る。
光源装置1000は、例えばベース部4030の内部に内蔵されている。光源装置1000に接続されたライトガイド500は、第1リンク4022a〜第6リンク4022fの内側、あるいは外側を通り、顕微鏡部4010に導かれる。顕微鏡部4010に導かれたライトガイド500の先端から観察対象に光を照射することで、顕微鏡部4010の内部の撮像部が患者の観察対象(患部)を撮像した際に、観察対象の輝度を高め、観察対象を鮮明に撮像することができる。
以上説明したように本実施形態によれば、特別な調整を行うことなく、導光部202の直径の大きさに関わらず、照明光が最も多くかつ均一に入射する位置にライトガイドケーブル2000の入射端面202を固定することができる。従って、例えば照明光の焦点面における光束の大きさがライトガイドケーブル2000の導光部202の直径より小さい場合等においても、照明光が最も多くかつ均一に入射する位置に入射端面202を配置できる。従って、手術空間の広さに適した内視鏡及び手術顕微鏡を用いつつ、入射可能な照明光の光量及び均一性を低下させることなく。より明るい照明を提供することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、医療用の光源装置を例に挙げて説明したが、本技術はかかる例に限定されない。本実施形態は、例えば工業用の光源装置など、広く汎用的な光源装置に適用することが可能である。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1) 観察対象を撮像する撮像部を備える医療用機器と、
前記観察対象に照射する光を出射し、ライトガイドケーブルを介して前記観察対象に光を照射する光源装置と、を備え、
前記ライトガイドケーブルの導光部の径に応じて、前記光源装置から出射される光の焦点面に対する前記ライトガイドケーブルの入射端面の位置が異なる位置に定められる、医療用システム。
(2) 光源装置とライトガイドケーブルとの接続構造であって、
前記ライトガイドケーブルの導光部の径に応じて、前記光源装置から出射される光の焦点面に対する前記ライトガイドケーブルの入射端面の位置が異なる位置に定められる、接続構造。
(3) 前記光源装置に対して、前記導光部の径が異なる複数のライトガイドケーブルのそれぞれを接続する、前記(2)に記載の接続構造。
(4) 前記光源装置は、前記ライトガイドケーブルの先端が挿入される挿入部を有し、
前記挿入部の内径に応じて光軸方向の異なる位置で前記ライトガイドケーブルが前記挿入部に位置決めされる、前記(2)又は(3)に記載の接続構造。
(5) 前記挿入部は、前記挿入部の複数の内径に応じて光軸方向の異なる位置に複数の当接面が配置された段付き形状を有し、
前記導光部の径に応じて異なる先端径を有する前記ライトガイドケーブルが前記当接面に当接することで、前記挿入部に対して前記ライトガイドケーブルの光軸方向の位置が定められる、前記(4)に記載の接続構造。
(6) 前記段付き構造は、光軸を中心とする円周上の所定の範囲に設けられた、前記(5)に記載の接続構造。
(7) 前記段付き構造が設けられていない前記所定の範囲以外の領域に、ネジの締結により前記挿入部に対して前記ライトガイドケーブルを固定するネジ止め構造が設けられた、前記(6)に記載の接続構造。
(8) 前記挿入部は、挿入口に向けて拡がるテーパー面を有し、
前記導光部の径に応じて異なる先端径を有する前記ライトガイドケーブルが前記テーパー面に当接することで、前記挿入部の内径に応じて光軸方向の異なる位置で前記ライトガイドケーブルが前記挿入部に位置決めされる、前記(4)に記載の接続構造。
(9) 前記光源装置は、前記ライトガイドケーブルの先端が挿入される挿入部を有し、
前記挿入部に対する前記ライトガイドケーブルの光軸方向の位置を変化させるアクチュエータを備える、前記(2)に記載の接続構造。
(10) 前記ライトガイドケーブルにより光が照射される観察対象の明るさを検知する検知部を備え、
前記アクチュエータは、前記観察対象の明るさに基づいて、前記挿入部に対する前記ライトガイドケーブルの光軸方向の位置を変化させる、前記(9)に記載の接続構造。
(11)
前記光源装置及び前記ライトガイドケーブルは、医療用に用いられる、前記(2)〜(10)のいずれかに記載の接続構造。
(12) 光源装置とライトガイドケーブルとの接続方法であって、
前記ライトガイドケーブルの導光部の径に応じて、前記光源装置から出射される光の焦点面に対して、前記ライトガイドケーブルの光の入射端面の位置を異なる位置に位置決めする、接続方法。
106 挿入部
108 第1の面
110 第2の面
112 テーパー面
114,116 ネジ
120 アクチュエータ
202 導光部
204 入射端面
205 焦点面
400 検知部
1000 光源装置
2000 ライトガイドケーブル

Claims (12)

  1. 観察対象を撮像する撮像部を備える医療用機器と、
    前記観察対象に照射する光を出射し、ライトガイドケーブルを介して前記観察対象に光を照射する光源装置と、を備え、
    前記ライトガイドケーブルの導光部の径に応じて、前記光源装置から出射される光の焦点面に対する前記ライトガイドケーブルの入射端面の位置が異なる位置に定められる、医療用システム。
  2. 光源装置とライトガイドケーブルとの接続構造であって、
    前記ライトガイドケーブルの導光部の径に応じて、前記光源装置から出射される光の焦点面に対する前記ライトガイドケーブルの入射端面の位置が異なる位置に定められる、接続構造。
  3. 前記光源装置に対して、前記導光部の径が異なる複数のライトガイドケーブルのそれぞれを接続する、請求項2に記載の接続構造。
  4. 前記光源装置は、前記ライトガイドケーブルの先端が挿入される挿入部を有し、
    前記挿入部の内径に応じて光軸方向の異なる位置で前記ライトガイドケーブルが前記挿入部に位置決めされる、請求項2に記載の接続構造。
  5. 前記挿入部は、前記挿入部の複数の内径に応じて光軸方向の異なる位置に複数の当接面が配置された段付き形状を有し、
    前記導光部の径に応じて異なる先端径を有する前記ライトガイドケーブルが前記当接面に当接することで、前記挿入部に対して前記ライトガイドケーブルの光軸方向の位置が定められる、請求項4に記載の接続構造。
  6. 前記段付き構造は、光軸を中心とする円周上の所定の範囲に設けられた、請求項5に記載の接続構造。
  7. 前記段付き構造が設けられていない前記所定の範囲以外の領域に、ネジの締結により前記挿入部に対して前記ライトガイドケーブルを固定するネジ止め構造が設けられた、請求項6に記載の接続構造。
  8. 前記挿入部は、挿入口に向けて拡がるテーパー面を有し、
    前記導光部の径に応じて異なる先端径を有する前記ライトガイドケーブルが前記テーパー面に当接することで、前記挿入部の内径に応じて光軸方向の異なる位置で前記ライトガイドケーブルが前記挿入部に位置決めされる、請求項4に記載の接続構造。
  9. 前記光源装置は、前記ライトガイドケーブルの先端が挿入される挿入部を有し、
    前記挿入部に対する前記ライトガイドケーブルの光軸方向の位置を変化させるアクチュエータを備える、請求項2に記載の接続構造。
  10. 前記ライトガイドケーブルにより光が照射される観察対象の明るさを検知する検知部を備え、
    前記アクチュエータは、前記観察対象の明るさに基づいて、前記挿入部に対する前記ライトガイドケーブルの光軸方向の位置を変化させる、請求項9に記載の接続構造。
  11. 前記光源装置及び前記ライトガイドケーブルは、医療用に用いられる、請求項2に記載の接続構造。
  12. 光源装置とライトガイドケーブルとの接続方法であって、
    前記ライトガイドケーブルの導光部の径に応じて、前記光源装置から出射される光の焦点面に対して、前記ライトガイドケーブルの光の入射端面の位置を異なる位置に位置決めする、接続方法。
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