JPWO2019194200A1 - 部品内蔵基板 - Google Patents

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裕一 杉山
宮崎 政志
政志 宮崎
猿渡 達郎
達郎 猿渡
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Abstract

【課題】放熱効率の向上と、実装面と内蔵部品との間の配線長の短縮を実現することができる部品内蔵基板を提供する。【解決手段】本発明の一形態に係る部品内蔵基板は、金属製のコア基材と、半導体素子と、第1の樹脂層と、多層配線層と、層間接続部とを具備する。半導体素子は、コア基材よりも小さい厚みを有し、キャビティに収容され、コア基材の中心よりも第1の主面側に位置する。第1の樹脂層は、キャビティに充填され、半導体素子を封止する。多層配線層は、第1の主面側に配置された第1の配線パターンと、第2の主面側に配置された第2の配線パターンとを有する。層間接続部は、第1の配線パターンと半導体素子との間に第1の高さで形成された第1のビアと、第2の配線パターンと半導体素子との間に前記第1の高さよりも大きい第2の高さで形成された第2のビアとを有する。

Description

本発明は、金属製のコア基材に半導体素子を内蔵した部品内蔵基板に関する。
電子機器に対するニーズは情報通信産業の拡大に伴い多様化し、開発や量産開始の早期化に対するニーズも高まっている。特にスマートフォンでは、電話としての基本機能に加えて、インターネット、電子メール、カメラ、GPS、無線LAN、ワンセグテレビなどの多様な機能が追加され、機種も増加している。高機能なスマートフォンでは、電池容量の向上が課題となっており、メインボードの高密度実装化、小型・薄型化、及び機能ブロックのモジュール化が進められている。
一方、電源回路は、大電流を消費するため発熱しやすく、また、コンデンサや抵抗といった受動部品と比べてサイズが大きいコイル部品が必要なため、小型化が難しい。部品内蔵基板等の三次元実装技術を用いて、コイル以外の部品を基板に内蔵することは電源モジュールにも有効であるが、表層実装基板と比べて熱密度が増大するため、内蔵部品が発する熱を効率よく伝達することが求められる。このため近年では、金属製のコア基材を有する部品内蔵基板が広く用いられている(例えば特許文献1参照)。
特開2014−38933号公報
金属製のコア基材を有する部品内蔵基板においては、内蔵部品の放熱効率の更なる向上と、実装面に搭載される電子部品との間の配線長の短縮が求められる。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、放熱効率の向上と、実装面と内蔵部品との間の配線長の短縮を実現することができる部品内蔵基板を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る部品内蔵基板は、金属製のコア基材と、半導体素子と、第1の樹脂層と、多層配線層と、層間接続部とを具備する。
前記コア基材は、第1の主面と、前記第1の主面とは反対側の第2の主面と、前記第1の主面と前記第2の主面との間を貫通するキャビティとを有する。
前記半導体素子は、前記コア基材よりも小さい厚みを有し、前記キャビティに収容され、前記コア基材の中心よりも前記第1の主面側に位置する。
前記第1の樹脂層は、前記キャビティに充填され、前記半導体素子を封止する。
前記多層配線層は、前記第1の主面側に配置された第1の配線パターンと、前記第2の主面側に配置された第2の配線パターンとを有する。
前記層間接続部は、前記第1の配線パターンと前記半導体素子との間に第1の高さで形成された第1のビアと、前記第2の配線パターンと前記半導体素子との間に前記第1の高さよりも大きい第2の高さで形成された第2のビアとを有する。
上記部品内蔵基板においては、半導体素子がコア基材の中心よりも第1の主面側に位置しているため、第1の配線パターンとの配線長を比較的短くすることができる。また、第2の配線パターンと連絡する第2のビアを第1のビアよりも大きな径で形成することができるため、当該第2のビアをサーマルビアとして機能させることが可能となり、これにより半導体素子の放熱効率の向上を図ることができる。
前記第2のビアは、前記第2の配線パターンと前記半導体素子との間を電気的に接続する表面導体層と、前記表面導体層の内部に充填された第2の樹脂層とを含んでもよい。
前記第2の樹脂層の代わりに、導電性ペーストまたはCuめっきで前記表面導体層の内部が充填されても良い。
前記第2のビアは、前記第1のビアよりも大きな径で形成されてもよい。
前記キャビティは、内方に向かって突出する環状突起部を含む内壁面を有し、前記半導体素子は、前記環状突起部と前記第1の主面との間に配置されてもよい。
前記部品内蔵基板は、前記第1の主面側に搭載され、前記半導体素子と電気的に接続される電子部品をさらに具備してもよい。
以上述べたように、本発明によれば、放熱効率の向上と、実装面と内蔵部品との間の配線長の短縮を実現することができる。
本発明の一実施形態に係る部品内蔵基板を備えた回路モジュールの外観斜視図である。 上記回路モジュールの要部の概略側断面図である。 上記部品内蔵基板の要部概略側断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る部品内蔵基板10を備えた回路モジュール100の外観斜視図、図2は回路モジュール100の要部の概略側断面図、図3は部品内蔵基板10の要部概略側断面図である。
なお、各図においてX軸、Y軸及びZ軸は、相互に直交する3軸方向を示しており、図2及び図3はそれぞれY軸方向から見た断面図である。
本実施形態の回路モジュール100は、部品内蔵基板10と、部品内蔵基板10の表面(部品実装面)に実装された複数の電子部品21と、部品内蔵基板10の内部に収容された内蔵部品としての半導体素子22と、電子部品21を覆うモールド部30とを備える。
回路モジュール100においては、電子部品21と半導体素子22を含む所定の電子回路が三次元的に構築されている。回路モジュール100は、部品内蔵基板10の裏面(端子面)に設けられた外部接続端子31を介して、図示しない実装基板(マザーボード)上に半田付け実装することが可能に構成される。
続いて、部品内蔵基板10の詳細について説明する。
図2に示すように、部品内蔵基板10は、金属製のコア基材110、外装部120、半導体素子22、多層配線層130(第1の配線パターン131及び第2の配線パターン132)、第1の樹脂層140及び層間接続部150(第1のビア151及び第2のビア152)を有する基板モジュールである。
コア基材110は、銅や銅合金(銅を主材料とした金属)、ステンレス鋼等の鉄合金(鉄を主材料とした金属)などの所定厚み(例えば、35〜500μm)の金属板で構成される。コア基材110の平面形状は矩形であり、第1の主面111と、第2の主面112と、4つの側面113とを有する。コア基材110の内側には、半導体素子22を収容する第1のキャビティ部C1と層間接続用のスルーホールVを収容する第2のキャビティ部C2を含む複数のキャビティが形成されている。
外装部120は、第1の絶縁層121と、第2の絶縁層122と、第3の絶縁層123との積層構造を有する。第1の絶縁層121は、コア基材110の第1の主面111を被覆し、第2の絶縁層122は、コア基材110の第2の主面112を被覆する。第3の絶縁層123は、コア基材110の側面113を被覆する。
第1の絶縁層121、第2の絶縁層122及び第3の絶縁層123は、典型的には、同一の合成樹脂材料で構成され、例えば、エポキシ樹脂、BT(ビスマレイミドトリアジン)樹脂、ポリイミド樹脂、あるいはこれにガラス繊維等のフィラーが混合された複合材料で構成される。
第1の配線パターン131は第1の主面111側に配置され、第2の配線パターン132は第2の主面12側に配置される。すなわち、第1の配線パターン131は、第1の絶縁層121を介してコア基材110の第1の主面111に設けられ、第2の配線パターン132は、第2の絶縁層122を介してコア基材110の第2の主面112に設けられる。
第1の配線パターン131及び第2の配線パターン132は、典型的には銅箔で構成され、任意の形状にパターン形成される。特に、この配線パターンは、ビアやスルーホール上を覆うパッドまたは電極、電子部品と接続される電極、このパッドまたは電極と一体の配線等からなる。第1の配線パターン131の一部は、第1の絶縁層121を貫通するビアを介してコア基材110の第1の主面111に接続される。第2の配線パターン132の一部は、第2の絶縁層122を貫通するビアを介してコア基材110の第2の主面112に接続される。ここで、コア基材110との接続は、主にGND接地が目的で電圧の安定等に寄与する。
第1の配線パターン131及び第2の配線パターン132は、ソルダレジストSR1、SR2等の絶縁性保護膜により被覆される。ソルダレジストSR1,SR2は適宜の位置に開口部を有し、これらの開口部を介して、第1の配線パターン131が電子部品21の端子部に、第2の配線パターン132が外部接続端子31にそれぞれ接続される。第1の配線パターン131が形成される基板表面は、電子部品21が表面実装される実装面として構成される。外部接続端子31は、例えば、半田などのロウ材からなる。
第1のキャビティ部C1に収容される半導体素子22は、コア基材110の半分以下の厚みを有する。半導体素子22は、典型的には、IC部品やディスクリート部品が用いられ、本実施形態では、大電流が流れるパワートランジスタが用いられる。パワートランジスタとしては、SiからなるBiPトランジスタ、MOSFET、IGBTなど、また、SiCやGaNなどからなるトランジスタが挙げられる。実装面に搭載される電子部品21としては、コンデンサ部品やコイル部品など、典型的には半導体素子22よりも大型の電子部品が用いられる。
半導体素子22は、フェイスアップで、その能動面を第1の主面111側に向けて第1のキャビティ部C1に収容される。半導体素子22は、コア基材110の中心よりも第1の主面111側に位置する。本実施形態において半導体素子22の表面または電極は、コア基材110の第1の主面111と同一平面上に配置される。
第1の樹脂層140は、第1のキャビティ部C1及び第2のキャビティ部C2の内部に充填され、半導体素子22を封止する電気絶縁性の樹脂材料で構成される。第1の樹脂層140は、典型的には、第1〜第3の絶縁層121〜123と同種の又は同一の有機材料を含む絶縁材料で構成される。これにより、外装部120との親和性が高められるため、外装部120に対する第1の樹脂層140の密着性が高まる。第1の樹脂層140は、外装部120の構成材料と同様に、ガラスまたは炭素からなる繊維、ガラスクロス、シリコン酸化物、酸化アルミニウム、炭酸カルシウム等の無機フィラーを含有してもよい。
層間接続部150は、第1のビア151と、第2のビア152とを有する。第1のビア151は、第1の配線パターン131と半導体素子22(の能動面)との間に形成される。第2のビア152は、第2の配線パターン132と半導体素子22(の非能動面)との間に形成される。
半導体素子22は上述のように第1のキャビティ部C1の内部においてコア基材110の中心よりも第1の主面111側に位置し、本実施形態では、半導体素子22の表面または電極は第1の主面111と実質的に同一平面上に位置する。第1のビア151は、第1の絶縁層121を介して第1の配線パターン131と半導体素子22の能動面との間に接続され、第2のビア152は、第2の絶縁層122及び第1の樹脂層140を介して第2の配線パターン132と半導体素子22の非能動面(裏面電極)との間に接続される。第1の絶縁層121及び第2の絶縁層122は第1の主面111及び第2の主面112上に概ね同一の厚みで形成されるため、第1のビア151の高さ(あるいは深さ)は、第2のビア152の高さ(あるいは深さ)よりも小さい(低い)。
一般に、ビアの高さ(あるいは深さ)が大きくなるほど、ビアの最大径は大きくなる傾向にある。したがって本実施形態においては、第1のビア151にあっては、第2のビア152よりも微細なピッチで形成することが可能となり、第2のビア152にあっては、第1のビアよりも低抵抗なビアを形成することが可能となる。したがって、第2のビア152を介して半導体素子22から第2の配線パターン132へ大電流を流す場合とか、第2のビア152を半導体素子22の放熱のためのサーマルビアとして機能させる場合に有利となる。また、第2のビア152が全て導体で形成される場合、基板を構成する周辺の樹脂、絶縁層の方が熱膨張係数(α)の値が大きいため、基板に反りを与えてしまう。その結果、配線パターンとビアの接続部分、半導体素子とビアとの接続部に応力が加わり、コンタクト不良が生じてしまう。しかしながら、ビアの高さ(深さ)があるため、ビア自体がたわみ、αのミスマッチによるクラックを防止できる。詳しくは後述する。
図3に示すように、第2のビア152は、第2の配線パターン132と半導体素子22との間を電気的に接続する表面導体層521と、表面導体層521の内部に充填された第2の樹脂層522とを含む。表面導体層521は、第2の絶縁層122及び第1の樹脂層140にレーザ加工法等により穿設された孔部の内壁面に形成された銅めっき等の導体めっきで構成される。第2の樹脂層522は、典型的には、第2の絶縁層122を構成する樹脂材料で構成され、第2の絶縁層122の形成と同時に形成される。
第2のビア152の数は特に限定されず、単数でもよいが、典型的には複数設けられる。すべての第2のビア152は、半導体素子22と第2の配線パターン132との間に接続される場合に限られず、第2のビア152の一部が、半導体素子22と、コア基材110に電気的に接続される適宜の配線パターンとの間に接続されてもよい。
以上のように構成される本実施形態の部品内蔵基板10においては、半導体素子22の表面(能動面)及び裏面(非能動面)にそれぞれ第1のビア151及び第2のビア152が設けられているため、部品の片面にのみビアを接続する場合と比較して、抵抗値及び熱抵抗が下がることで導電経路及び伝熱経路が短くなる。また、サーマルビアを設けることが容易となり、半導体素子22の非能動面の放熱性を高めることができる。
また本実施形態によれば、半導体素子22が第1のキャビティ部C1においてコア基材110の中心よりも第1の主面111側に位置するため、第1のビア151で微細な信号配線を形成するとともに、第2のビア152で大電流が流れる配線や放熱ラインを形成することができる。このように、半導体素子22の表裏で配線密度を異ならせたり、放熱ラインと微細の信号配線とを分けたりすることで、基板の小型化、薄型化を実現することができる。
さらに、第2のビア152が表面導体層521と第2の樹脂層522とにより構成されているため、第2のビア152が金属等の導体で充填される場合と比較して、部品内蔵基板10に作用する曲げ応力等の外力に対して所定の応力緩和機能をもたせることができる。このため、第2のビア152が比較的高く(あるいは深く)形成される場合でも、所望とする接続信頼性を確保することができる。ただし、第2のビア152が金属等の導体で充填される場合でも、ビアの高さ(深さ)を大きくするほど、ビアがたわむため、αのミスマッチによるクラックが生じ難くなり、安定した接続を保つことができる。
さらに、半導体素子22を第1の主面111側に偏って配置することで、以下のような作用効果を得ることができる。
例えば、第1のキャビティ部C1及び第2のキャビティ部C2は、ウェットエッチング法によって形成される。本実施形態において各キャビティ部C1,C2は、コア層110の第1の主面111及び第2の主面112の所定領域をそれぞれハーフエッチングすることで形成される。このため、両ハーフエッチング領域の合流部に相当する内壁面には、キャビティ部C1,C2の内方に突出する環状の突起部(環状突起部)Cpが形成される場合がある(図3参照)。
上述のように本実施形態においては、半導体素子22が第1のキャビティ部C1においてコア基材110の中心よりも第1の主面111側に位置している。半導体素子22は、コア層110の厚み方向(Z軸方向)と直交する方向に環状突起部Cpの先端と対向しない位置に配置されることが好ましく、典型的には、環状突起部Cpと第1の主面111との間に配置される。これにより、環状突起部Cpと半導体素子22の周面との絶縁距離を確保しやすくなるため、半導体素子22の絶縁耐圧を向上させることができる。
また、本実施形態に於いて、電子部品21が、単品で、コア基材表面の面積の占有比率で、本部品内蔵基板の50%から100%に近い程の占有率であったり、複数の素子で50%から100%に近い程の占有率であったりする場合がある。その場合、電子部品21とコア基材110表面との間の接続部は、電子部品21やモールド部30の剛性によってある程度の信頼性確保につながる。一方、コア基材110の裏面側は、この剛性に寄与する部材が設けられていない。よってコア基材110の裏面側は、大きく反りの力が加わることになる。特に第2のビア152を金属で完全に埋めてしまうと、その硬さのため、第2のビア152と半導体素子22とのコンタクト部分、第2のビア152と第2の配線パターン132とのコンタクト部分には、大きな応力が加わることになる。しかしながら、本実施形態の様に、ビア152の内部に第2の樹脂層522を充填する事により、ビア152自体に柔軟性が発生し、第2のビア152と第2の配線パターン132とのコンタクト不良を抑止することができる。
更には、第1のビア151が薄く、または浅く形成される事から、電子部品21との間で以下のメリットが発生する。
電子部品21がコンデンサである場合、ノイズ吸収が急峻であり、半導体素子22の誤動作を防止できる。また電子部品21がソレノイドであれば、ソレノイドと半導体素子の間でノイズを拾うことが少なくなる。この様に、半導体素子であるパワートランジスタから電子部品への電流は、パスが短く、抵抗値が小さくなり、信号処理として有効となる。
電流の流れを考えると、図2において右側の外部端子31からスルーホールVを介して電子部品に流れ、そして電子部品21から第1のビア151を介して縦型のトランジスタ22を流れ、その電流は第2のビア152を介して左側の外部端子31へと流れる。またはその逆で電流が流れる。特に、トランジスタ22は、多層基板の厚み方向に、流れるため発熱し第2のビア152が深いため、その径も第1のビアよりも大きいため、サーマルビアとして大きく寄与する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば以上の実施形態では、例えば以上の実施形態では、部品内蔵基板10の両主面に形成される配線層(配線パターン)の数をそれぞれ1層としたが、これに限られず、2層以上の多層配線構造が採用されてもよい。この場合、配線パターン131,132の上に層間絶縁膜を介して配線層がさらに形成される。
また、以上の実施形態では、コア基材110が半導体素子22を収容する第1のキャビティ部C1を有する例について説明したが、内蔵部品を収容するキャビティ部の数は1つに限られず、複数あってもよい。この場合、収容される内蔵部品は半導体素子に限られず、コンデンサや抵抗素子等の受動部品であってもよい。
10…部品内蔵基板
21…電子部品
22…半導体素子
100…回路モジュール
110…コア基材
111…第1の主面
112…第2の主面
130…多層配線層
131…第1の配線パターン
132…第2の配線パターン
140…第1の樹脂層
150…層間接続部
151…第1のビア
152…第2のビア
521…表面導体層
522…第2の樹脂層
C1…第1のキャビティ部
Cp…環状突起部

Claims (7)

  1. 第1の主面と、前記第1の主面とは反対側の第2の主面と、前記第1の主面と前記第2の主面との間を貫通するキャビティとを有する金属製のコア基材と
    前記コア基材よりも小さい厚みを有し、前記キャビティに収容され、前記コア基材の中心よりも前記第1の主面側に位置する半導体素子と、
    前記キャビティに充填され、前記半導体素子を封止する第1の樹脂層と、
    前記第1の主面側に配置された第1の配線パターンと、前記第2の主面側に配置された第2の配線パターンとを有する多層配線層と、
    前記第1の配線パターンと前記半導体素子との間に第1の高さで形成された第1のビアと、前記第2の配線パターンと前記半導体素子との間に前記第1の高さよりも大きい第2の高さで形成された第2のビアとを有する層間接続部と
    を具備する部品内蔵基板。
  2. 請求項1に記載の部品内蔵基板であって、
    前記第2のビアは、前記第2の配線パターンと前記半導体素子との間を電気的に接続する表面導体層と、前記表面導体層の内部に充填された第2の樹脂層とを含む
    部品内蔵基板。
  3. 請求項1又は2に記載の部品内蔵基板であって、
    前記第2のビアは、前記第1のビアよりも大きな径で形成される
    部品内蔵基板。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の部品内蔵基板であって、
    前記キャビティは、内方に向かって突出する環状突起部を含む内壁面を有し、
    前記半導体素子は、前記環状突起部と前記第1の主面との間に配置される
    部品内蔵基板。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の部品内蔵基板であって、
    前記第1の主面側に搭載され、前記半導体素子と電気的に接続される電子部品をさらに具備する
    部品内蔵基板。
  6. 互いに対向する第1の主面および第2の主面を有する金属製のコア基材と、
    前記第1の主面および前記第2の主面にそれぞれ絶縁処理されて設けられた第1の配線パターンおよび第2の配線パターンと、
    前記第1の配線パターンと電気的に接続され、前記第1の主面側に実装され前記第1の主面の面積の50%以上を占有する少なくとも一つの電子部品と、
    前記第1の主面に設けられ前記電子部を覆うモールド部と、
    前記コア基材に設けられたキャビティと、
    前記キャビティに設けられ、前記第1の主面側に偏って配置された、前記コア基材の厚みよりも薄いパワー半導体素子と、
    前記半導体素子の前記第1の主面側の表面に設けられた第1のビアと、
    前記半導体素子の前記第2の主面側の裏面に設けられ、前記第1のビアよりも長い第2のビアと、
    を具備し、
    前記第2のビアは、その内側表面に設けられた表面導体層と、前記表面導体層で構成される空間に充填された第2の樹脂層と、を有する
    部品内蔵基板。
  7. 請求項6に記載の部品内蔵基板であって、
    前記電子部品は、チップコンデンサまたはソレノイドであり、
    前記パワー半導体素子は、縦型のトランジスタ、パワーMOS、IGBT、SiCまたはGaNから成る
    部品内蔵基板。
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