JPWO2019188850A1 - プレス成形装置およびプレス成形品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
第1の実施形態では、エンボス部を有するプレス成形品(例えば自動車の外板パネル)を製造するプレス成形装置について説明する。図2に示すように本実施形態のプレス成形装置1は、下型として設けられたパンチ2と、上型として設けられたダイ3と、パンチ2の側方においてダイ3に対向するように設けられたブランクホルダー4を備えている。図3に示すようにブランクホルダー4はパンチ2の周囲を囲むように配置されている。また、本実施形態においては、パンチ2およびブランクホルダー4が昇降機構(不図示)によって昇降可能に構成されている。本実施形態のプレス成形装置1は、1回のプレス成形で部品を1つ製造する1個取りの装置構成であるが、装置構成は本実施形態で説明するものに限定されない。なお、本実施形態では下型のパンチ2を可動式、上型のダイ3を固定式としているが、パンチ2を固定式、ダイ3を可動式としても良い。また、上型をパンチ2、下型をダイ3としても良い。すなわち、パンチ2およびダイ3の少なくともいずれか一方が上下動し、互いに接近可能な構成であれば、パンチ2やダイ3の昇降動作に関する構成は限定されない。
粒子固着部10の粒子10aは、700以上のビッカース硬さを有している。このような粒子10aを有する粒子固着部10がブランクホルダー4のビード6に設けられていることにより、粒子固着部10を有しないビード6が形成されたブランクホルダー4を用いる場合に比べ、プレス成形時におけるビード6とブランクSとの間の摩擦力を大きくすることができる。一方、粒子10aのビッカース硬さが700未満の場合には、プレス成形時に粒子10aがブランクSに噛み込みにくくなり、ビード6とブランクSとの間の摩擦力を十分に得ることができない。なお、粒子10aのビッカース硬さは1500以上であることが好ましく、2000以上であることがさらに好ましい。粒子固着部10の粒子10aの種類は、金属粒子であるか非金属粒子であるかを問わず、ブランクSの硬さに応じて適宜選択されるが、例えば超硬合金(ビッカース硬さ:1700〜2050)、溶融アルミナ(ビッカース硬さ:2100)、炭化ケイ素(ビッカース硬さ:2500)、炭化ホウ素(ビッカース硬さ:2750)、セラミック(ビッカース硬さ:2800)、ダイヤモンド(ビッカース硬さ:9000)等が用いられる。
粒子固着部10における保持層10bの厚さHは、粒子10aの平均粒径Dの50〜80%となっている。粒子10aの平均粒径Dに対する保持層10bの厚さHは、(保持層10bの厚さH/粒子10aの平均粒径D)×100(%)として算出され、保持層10bから突出する粒子10aの高さを示す指標である。
次に、粒子10aの平均粒径の測定法を説明する。図3に示すパンチ2の平面視において、粒子固着部10の内側の全長をWとし、前記Wの任意の点を始端位置Oとする。この際、0W位置、0.25W位置、0.50W位置および0.75W位置からそれぞれ周囲方向へ−2mm,−1mm,0mm,1mm,2mmの位置において、粒子固着部10に垂直な断面の光学顕微鏡試料を作製し、光学顕微鏡で観察する。これらの観察箇所の断面20箇所において、各箇所で少なくとも10個の粒子10aの粒径を測定し、その測定結果の平均値を粒子10aの平均粒径とする。なお、粒子10aの個々の粒径については、粒子10a単体の長辺と短辺の平均値を粒径と定義する。前記観察箇所の観察視野の外縁と重なった粒子10aの粒径については測定せず、当該粒子10aは平均粒径の算出の際には無視される。
粒子固着部10の粒子率は、好ましくは5〜20%であり、さらに好ましくは8〜18%である。粒子率は、一定領域内における粒子の密集度を示す指標となるものであり、(粒子固着部10中の粒子10aの総面積/粒子固着部10の面積)×100(%)として算出される。粒子率は次のようにして測定される。まず、図3に示すパンチ2の平面視において、粒子固着部10の内側の全長をWとし、前記Wの任意の点を始端位置Oとする。この際、0W位置、0.25W位置、0.50W位置および0.75W位置からそれぞれ周囲方向へ−2mm,−1mm,0mm,1mm,2mmの位置において、粒子固着部10に垂直な断面の光学顕微鏡試料を作製し、光学顕微鏡で少なくとも10個の粒子を含む粒子固着部10を観察する。これらの観察箇所の断面20箇所における個々の粒子10aの面積の総合計Aと保持層10bの面積の総合計Bを測定する。そして、A/(A+B)×100(%)を粒子率とする。
第2の実施形態では、キャラクターラインを有するプレス成形品(例えば自動車の外板パネル)を製造するプレス成形装置1について説明する。図10に示すように第2の実施形態のプレス成形装置1においては、パンチ2およびダイ3の形状が第1の実施形態のものとは異なり、パンチ2の頂部5が凸部5aのみで構成されている。この凸部5aは、形成するキャラクターラインの形状に対応するようにしてプレス成形装置1の奥行き方向Yに沿って延びた形状となっている。また、ダイ3の形状もパンチ2の凸部5aに対応した形状となっている。その他の構成については第1の実施形態と同様である。
2 パンチ
3 ダイ
3a ダイの凸部
4 ブランクホルダー
5 パンチ頂部
5a パンチ頂部の凸部
5b パンチ頂部の凹部
6 ビード
6a ビードの肩部
7 溝
7a 溝の肩部
10 粒子固着部
10a 粒子
10b 保持層
D 平均粒径
H 保持層の厚さ
Ra パンチの成形領域
Rb ダイの成形領域
Rc ダイの非成形領域
S ブランク
Y プレス成形装置の奥行き方向
Claims (6)
- プレス成形装置であって、
成形領域に頂部を有するパンチと、
前記パンチの前記頂部に対向するダイと、
前記パンチの側方において前記ダイに対向するブランクホルダーと、
前記ダイの非成形領域または前記ブランクホルダーに設けられたビードと、
前記ダイおよび前記ブランクホルダーのうち、前記ビードが設けられていない方に設けられた、前記ビードに嵌合可能である溝と、
前記ビードおよび前記溝の肩部の少なくともいずれか一方に設けられた、粒子固着部とを備え、
前記粒子固着部は、ビッカース硬さが700以上の粒子と、該粒子を保持する保持層とを有し、
前記保持層の硬さは、前記粒子の硬さよりも小さく、
前記粒子の平均粒径は、30〜600μmであり、
前記保持層の厚さは、前記粒子の平均粒径の50〜80%である。 - 請求項1に記載のプレス成形装置において、
前記粒子の平均粒径が80μm以上である。 - 請求項1または2に記載のプレス成形装置において、
固着された前記粒子の粒子率は5〜20%である。
ただし、前記粒子率は、(前記粒子の総面積/前記粒子固着部の面積)×100(%)として算出される。 - プレス成形品の製造方法であって、
ダイおよびブランクホルダーの一方にビードが、他方に該ビードに嵌合可能である溝が設けられ、かつ、前記ビードおよび前記溝の肩部の少なくともいずれか一方に、ビッカース硬さが700以上の粒子と、該粒子を保持する保持層とを有した粒子固着部が設けられ、かつ、前記保持層の硬さが前記粒子の硬さよりも小さく、前記粒子の平均粒径が30〜600μmであり、前記保持層の厚さが前記粒子の平均粒径の50〜80%である、プレス成形装置を用い、
ブランクの非意匠面側がパンチ側に向くようにして前記パンチと前記ダイとの間に前記ブランクを配置してプレス成形を行い、プレス成形品を製造する。 - 請求項4に記載のプレス成形品の製造方法において、
前記粒子の平均粒径が80μm以上である。 - 請求項4または5に記載のプレス成形品の製造方法において、
固着された前記粒子の粒子率は5〜20%である。
ただし、前記粒子率は、(前記粒子の総面積/前記粒子固着部の面積)×100(%)として算出される。
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