JPWO2019188318A1 - 半導体発光素子 - Google Patents

半導体発光素子 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2019188318A1
JPWO2019188318A1 JP2020509882A JP2020509882A JPWO2019188318A1 JP WO2019188318 A1 JPWO2019188318 A1 JP WO2019188318A1 JP 2020509882 A JP2020509882 A JP 2020509882A JP 2020509882 A JP2020509882 A JP 2020509882A JP WO2019188318 A1 JPWO2019188318 A1 JP WO2019188318A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
film thickness
well
light emitting
semiconductor light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020509882A
Other languages
English (en)
Inventor
狩野 隆司
隆司 狩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Publication of JPWO2019188318A1 publication Critical patent/JPWO2019188318A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L33/00Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L33/02Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the semiconductor bodies
    • H01L33/04Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the semiconductor bodies with a quantum effect structure or superlattice, e.g. tunnel junction
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L33/00Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L33/02Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the semiconductor bodies
    • H01L33/26Materials of the light emitting region
    • H01L33/30Materials of the light emitting region containing only elements of group III and group V of the periodic system
    • H01L33/32Materials of the light emitting region containing only elements of group III and group V of the periodic system containing nitrogen
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/30Structure or shape of the active region; Materials used for the active region
    • H01S5/34Structure or shape of the active region; Materials used for the active region comprising quantum well or superlattice structures, e.g. single quantum well [SQW] lasers, multiple quantum well [MQW] lasers or graded index separate confinement heterostructure [GRINSCH] lasers
    • H01S5/343Structure or shape of the active region; Materials used for the active region comprising quantum well or superlattice structures, e.g. single quantum well [SQW] lasers, multiple quantum well [MQW] lasers or graded index separate confinement heterostructure [GRINSCH] lasers in AIIIBV compounds, e.g. AlGaAs-laser, InP-based laser

Abstract

半導体発光素子(10)は、第1クラッド層(102)と、第1クラッド層(102)の上方に配置され、第1障壁層(104b)と、In及びGaNを含む第1井戸層(104a)とを有する単一量子井戸構造の活性層(104)と、活性層(104)の上方に配置された第2クラッド層(107)と、第1クラッド層(102)の下方、及び、第2クラッド層(107)の上方の少なくとも一方に配置された超格子層(200)とを備え、超格子層(200)は、GaNを含む複数の第2井戸層(200a)と、GaNを含み、第2井戸層(200a)とはIn組成比が異なる複数の第2障壁層(200b)とが交互に積層された構造を有する。

Description

本開示は、半導体発光素子に関する。
従来、半導体レーザ素子などの半導体発光素子がプロジェクタ用の光源として用いられている。プロジェクタ用の高出力かつ高効率なレーザ光源として、特許文献1に開示されたような単一量子井戸(SQW:Single Quantum well)構造の活性層を備える半導体レーザ素子が知られている。特許文献1に記載された発明においては、単一量子井戸構造の活性層を備えることにより、半導体レーザ素子への注入電流を有効利用しようとしている。
特開平11−340580号公報
半導体レーザ素子においては、半導体層成膜後の出来栄えを評価する必要がある。しかしながら、特許文献1に開示された半導体レーザ素子においては、単一量子井戸構造の活性層の膜厚を、半導体レーザ素子の電気特性及び光学特性を損なうことなく簡易に評価することができない。
そこで、本開示は上記課題を解決するためになされたものであり、単一量子井戸構造の活性層を備える半導体発光素子であって、活性層の膜厚をX線回折法によって測定できる半導体発光素子を提供する。
上記課題を解決するために、本開示に係る半導体発光素子の一態様は、第1クラッド層と、前記第1クラッド層の上方に配置され、第1障壁層と、In及びGaNを含む第1井戸層とを有する単一量子井戸構造の活性層と、前記活性層の上方に配置された第2クラッド層と、前記第1クラッド層の下方、及び、前記第2クラッド層の上方の少なくとも一方に配置された超格子層とを備え、前記超格子層は、GaNを含む複数の第2井戸層と、GaNを含み、前記第2井戸層とはIn組成比が異なる複数の第2障壁層とが交互に積層された構造を有する。
また、本開示に係る半導体発光素子の一態様は、第1導電型の第1クラッド層と、前記第1クラッド層の上方に配置された単一量子井戸構造の活性層と、前記活性層の上方に配置された第2導電型の第2クラッド層と、前記第1クラッド層の下方、及び、前記第2クラッド層の上方の少なくとも一方に配置された超格子層とを備え、前記活性層は、Inを含む単一の第1井戸層と、第1障壁層とを含み、前記超格子層は、複数の第2井戸層と複数の第2障壁層とを含み、前記複数の第2井戸層の各々と前記複数の第2障壁層の各々とが交互に配置され、前記複数の第2井戸層の各々は、前記第1井戸層とIn組成比が等しく、かつ、前記第1井戸層の膜厚の自然数倍の膜厚を有し、前記複数の第2障壁層の各々は、GaNからなり、前記第1障壁層の膜厚の自然数倍、又は、自然数分の1倍の膜厚を有する。
本開示によれば、単一量子井戸構造の活性層を備える半導体発光素子であって、活性層の膜厚をX線回折法によって測定できる半導体発光素子を提供できる。
図1は、比較例に係る半導体発光素子の構成を示す模式的な断面図である。 図2は、比較例に係る活性層の構成を示す模式的な断面図である。 図3は、比較例に係る半導体発光素子にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布を示すグラフである。 図4は、実施の形態に係る半導体発光素子の構成を示す模式的な断面図である。 図5は、実施の形態に係る超格子層の構成を示す模式的な断面図である。 図6は、実施の形態に係る半導体発光素子にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布を示すグラフである。 図7は、実施の形態に係る半導体発光素子の製造方法の流れを示すフローチャートである。 図8は、実施の形態に係る半導体発光素子の各実施例における超格子層の構成を示す表である。 図9は、実施の形態に係る半導体発光素子の各実施例における超格子層の平均In組成比及び膜厚周期を示す表である。 図10は、実施例1に係る超格子層の構成を示す模式的な断面図である。 図11は、実施例2に係る超格子層の構成を示す模式的な断面図である。 図12は、実施例2に係る半導体発光素子にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布を示すグラフである。 図13は、実施例3に係る超格子層の構成を示す模式的な断面図である。 図14は、実施例3に係る半導体発光素子にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布を示すグラフである。 図15は、実施例4に係る超格子層の構成を示す模式的な断面図である。 図16は、実施例4に係る半導体発光素子にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布を示すグラフである。 図17は、実施例5に係る超格子層の構成を示す模式的な断面図である。 図18は、実施例5に係る半導体発光素子にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布を示すグラフである。 図19は、実施例6に係る半導体発光素子の構成を示す模式的な断面図である。 図20は、実施例6に係る超格子層の構成を示す模式的な断面図である。 図21は、実施例6に係る半導体発光素子にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布を示すグラフである。
(本開示の基礎となった知見)
本開示の実施の形態に先立ち、本開示の基礎となった知見について説明する。
まず、特許文献1に開示された半導体発光素子と同様の単一量子井戸構造の活性層を備える比較例に係る半導体発光素子について図1を用いて説明する。図1は、比較例に係る半導体発光素子1010の構成を示す模式的な断面図である。
図1に示されるように、比較例に係る半導体発光素子1010は、基板101と、第1クラッド層102と、第1光ガイド層103と、活性層104と、第2光ガイド層105と、オーバーフロー抑制層106と、第2クラッド層107と、コンタクト層108と、絶縁層109と、第2電極110と、パッド電極111と、第1電極112とを有する。
活性層104は、単一量子井戸構造を有する。活性層104の構成について、図2を用いて説明する。図2は、比較例に係る活性層104の構成を示す模式的な断面図である。図2に示されるように、活性層104は、一つの第1井戸層104aと、第1井戸層104aを、図2の上方及び下方から挟む二層の第1障壁層104bとを有する。
ここで、このような構成を有する比較例の半導体発光素子1010の層構造にX線回折法を適用した結果について図3を用いて説明する。図3は、比較例に係る半導体発光素子1010にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布を示すグラフである。図3においては、回折角(ω/2θ)に対するX線の回折強度分布が示されている。
図3に示されるように、GaNからなる基板101及びSiドープAlGaNからなる第1クラッド層102に対応するピークが検出される。また、MgドープAl0.06Ga0.94N層及びMgドープGaN層の繰り返し構造を有する第2クラッド層107のサテライトピークも検出される。しかしながら、活性層104は、図2に示されるように単一量子井戸構造を有し、多重量子井戸(MQW:Multiple Quantum well)構造のように繰り返し構造を有さないため、活性層104に対応するサテライトピークが検出されない。なお、活性層104が、多重量子井戸構造を有する場合には、図3に示す「MQW活性層のサテライトピーク発生領域」に複数のサテライトピークが検出される。これらのサテライトピークが検出される回折角の差などに基づいて多重量子井戸構造の活性層の膜厚を計測できる。
以上のように、比較例に係る半導体発光素子では、X線回折法によって、単一量子井戸構造の活性層104に対応するサテライトピークが検出されないため、活性層104の膜厚を計測することができない。このため、半導体層成膜後の半導体発光素子の活性層膜厚を簡易に計測できない。
そこで、本開示は、単一量子井戸構造の活性層を備える半導体発光素子であって、活性層の膜厚をX線回折法によって計測できる半導体発光素子を提供する。
本開示に係る半導体発光素子の一態様は、第1導電型の第1クラッド層と、前記第1クラッド層の上方に配置された単一量子井戸構造の活性層と、前記活性層の上方に配置された第2導電型の第2クラッド層と、前記第1クラッド層の下方、及び、前記第2クラッド層の上方の少なくとも一方に配置された超格子層とを備え、前記活性層は、Inを含む単一の第1井戸層と、第1障壁層とを含み、前記超格子層は、複数の第2井戸層と複数の第2障壁層とを含み、前記複数の第2井戸層の各々と前記複数の第2障壁層の各々とが交互に配置され、前記複数の第2井戸層の各々は、前記第1井戸層とIn組成比が等しく、かつ、前記第1井戸層の膜厚の自然数倍の膜厚を有し、前記複数の第2障壁層の各々は、前記第1障壁層とIn組成比が等しく、かつ、前記第1障壁層の膜厚の自然数倍の膜厚を有する。
このように、半導体発光素子が繰り返し構造を有する超格子層を備えるため、X線回折法において、超格子層の繰り返し構造に対応する複数のサテライトピークを検出できる。これらのサテライトピークに基づいて、繰り返し構造の周期を検出できる。ここで、超格子層の第2井戸層及び第2障壁層は、それぞれ活性層の第1井戸層及び第1障壁層と、In組成比が等しいことから、それらの膜厚の関係に基づいて、活性層の膜厚を算出できる。このように、本開示の半導体発光素子によれば、半導体層の成膜後に、半導体発光素子の電気特性及び光学特性を損なうことなく簡易に活性層の膜厚を計測できる。
また、本開示に係る半導体発光素子の一態様は、第1導電型の第1クラッド層と、前記第1クラッド層の上方に配置された単一量子井戸構造の活性層と、前記活性層の上方に配置された第2導電型の第2クラッド層と、前記第1クラッド層の下方、又は、前記第2クラッド層の上方に配置された超格子層とを備え、前記活性層は、Inを含む単一の第1井戸層と、第1障壁層とを含み、前記超格子層は、複数の第2井戸層と複数の第2障壁層とを含み、前記複数の第2井戸層の各々と前記複数の第2障壁層の各々とが交互に配置され、前記複数の第2井戸層の各々は、前記第1井戸層とIn組成比が等しく、かつ、前記第1井戸層の膜厚の自然数倍の膜厚を有し、前記複数の第2障壁層の各々は、GaNからなり、前記第1障壁層の膜厚の自然数倍の膜厚を有する。
このように、第2障壁層がGaNからなり、必ずしも第1障壁層とIn組成比が等しくならない。しかしながら、第2井戸層が第1井戸層とIn組成比が等しいことから、このような構成の半導体発光素子においても、超格子層の繰り返し構造に対応する複数のサテライトピークを得られる。したがって、本態様においても、上記態様と同様に、これらのサテライトピークに基づいて、繰り返し構造の周期を検出できる。したがって、上記態様と同様に活性層の膜厚を算出できる。
また、本開示に係る半導体発光素子の一態様において、複数の第2井戸層の層数は、2又は3であってもよい。
これにより、超格子層を構成する層数を最小限に抑えることができる。したがって、半導体発光素子の構成を簡素化でき、かつ、超格子層が半導体発光素子の特性に与える影響を最小限に抑えることができる。
また、本開示に係る半導体発光素子の一態様において、前記複数の第2井戸層の各々の膜厚は、前記第1井戸層の膜厚の1倍又は2倍であり、前記複数の第2障壁層の各々の膜厚は、前記第1障壁層の膜厚の1倍又は2倍であってもよい。
これにより、超格子層の膜厚が大きくなることを抑制できる。したがって、超格子層の厚さを抑制できるため、超格子層が半導体発光素子の特性に与える影響を抑制できる。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、及び、構成要素の配置位置や接続形態などは、一例であって本開示を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、各図において縮尺等は必ずしも一致していない。なお、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
また、本明細書において、「上方」及び「下方」という用語は、絶対的な空間認識における上方向(鉛直上方)及び下方向(鉛直下方)を指すものではなく、積層構成における積層順を基に相対的な位置関係により規定される用語として用いる。また、「上方」及び「下方」という用語は、2つの構成要素が互いに間隔をあけて配置されて2つの構成要素の間に別の構成要素が存在する場合のみならず、2つの構成要素が互いに接する状態で配置される場合にも適用される。
(実施の形態)
[1.構成]
実施の形態に係る半導体発光素子について説明する。まず、本実施の形態に係る半導体発光素子の構成について図4を用いて説明する。図4は、本実施の形態に係る半導体発光素子10の構成を示す模式的な断面図である。
本実施の形態に係る半導体発光素子10は、例えば、レーザ光を出射する半導体レーザ素子である。半導体発光素子10は、図示しない共振器端面を有してもよい。なお、図4においては、半導体発光素子10の共振方向に垂直な断面が示されている。
図4に示されるように、半導体発光素子10は、比較例に係る半導体発光素子1010と同様に、基板101と、第1クラッド層102と、第1光ガイド層103と、活性層104と、第2光ガイド層105と、オーバーフロー抑制層106と、第2クラッド層107と、コンタクト層108と、絶縁層109と、第2電極110と、パッド電極111と、第1電極112とを有する。本実施の形態に係る半導体発光素子10は、さらに、超格子層200を備える。
基板101は、半導体発光素子10の基材である。本実施の形態では、基板101は、n型GaN基板である。
第1クラッド層102は、基板101の上方に配置された第1導電型のクラッド層であり、本実施の形態では、厚さ3μmのn型Al0.03Ga0.97Nからなるクラッド層である。第1クラッド層102には、濃度5×1017cm−3のSiがドープされている。なお、第1クラッド層102の構成はこれに限定されない。第1クラッド層102は、第1導電型のクラッド層として機能すればよい。
第1光ガイド層103は、第1クラッド層102の上方に配置されたガイド層である。本実施の形態では、第1光ガイド層103は、厚さ220nmのn型GaN、及び、厚さ40nmのアンドープIn0.01Ga0.99Nからなる積層膜である。第1光ガイド層103のn型GaNには、濃度5×1017cm−3のSiがドープされている。なお、第1光ガイド層103の構成はこれに限定されない。例えば、第1光ガイド層103は、単層構造であってもよい。また、半導体発光素子10は、第1光ガイド層103を備えなくてもよい。
活性層104は、第1クラッド層102の上方に配置された発光層である。本実施の形態では、活性層104は、第1光ガイド層103上に配置される。活性層104は、図2に示される比較例に係る活性層104と同様に単一量子井戸構造を有する。図2に示されるように、活性層104は、Inを含む単一の第1井戸層104aと、第1井戸層104aを、図2の上方及び下方から挟む二層の第1障壁層104bとを含む。
第1井戸層104aは、活性層104の単一量子井戸構造を形成する井戸層である。本実施の形態では、第1井戸層104aは、膜厚7.5nmのアンドープIn0.07Ga0.93Nからなる。なお、第1井戸層104aの膜厚及び組成はこれに限定されない。例えば、第1井戸層104aの膜厚は、7.5nmより厚くてもよいし、第1井戸層104aの組成は、InGa1−xN(0<x<1)であってもよい。
第1障壁層104bは、活性層104の単一量子井戸構造を形成する障壁層である。本実施の形態では、第1障壁層104bは、膜厚14nmのアンドープIn0.02Ga0.98Nからなる。なお、第1障壁層104bの膜厚及び組成はこれに限定されない。例えば、第1障壁層104bの膜厚は、14nmより厚くてもよいし、第1障壁層104bの組成は、InGa1−xN(0≦x<1)であってもよい。
第2光ガイド層105は、活性層104の上方に配置されたガイド層である。本実施の形態では、第2光ガイド層105は、厚さ110nmのアンドープIn0.01Ga0.99Nからなる。なお、第2光ガイド層105の構成はこれに限定されない。例えば、第2光ガイド層105は、多層構造であってもよい。また、半導体発光素子10は、第2光ガイド層105を備えなくてもよい。
オーバーフロー抑制層106は、活性層104から第2クラッド層107へのキャリアの漏れを抑制する層である。本実施の形態では、オーバーフロー抑制層106は、電子の漏れを抑制する層であり、膜厚5nmのp型Al0.3Ga0.7Nからなる。オーバーフロー抑制層106には、濃度2×1018cm−3のMgがドープされている。なお、オーバーフロー抑制層106の構成はこれに限定されず、活性層104から第2クラッド層107へのキャリアの漏れを抑制する機能を実現できる構成であればよい。
第2クラッド層107は、活性層104の上方に配置された第1導電型と異なる第2導電型のクラッド層であり、本実施の形態では、厚さ2nmのp型Al0.06Ga0.94Nと、厚さ2nmのp型GaNとを、165層ずつ積層した超格子クラッド層である。第2クラッド層107の各層には、濃度1×1018cm−3のMgがドープされている。なお、第2クラッド層107の構成はこれに限定されない。第2クラッド層107は、第2導電型のクラッド層として機能すればよい。
本実施の形態では、第2クラッド層107には、リッジ部が形成されている。これにより、半導体発光素子10に流れる電流を狭窄し、かつ、導波路を形成する。
コンタクト層108は、第2クラッド層107の上方に配置された、第2導電型の層である。本実施の形態では、コンタクト層108は、膜厚60nmのp型GaNからなる。コンタクト層108のクラッド層寄りの膜厚50nmの領域には、濃度2×1018cm−3のMgがドープされており、第2電極110寄りの膜厚10nmの領域には、濃度2×1020cm−3のMgがドープされている。コンタクト層108の構成はこれに限定されない。コンタクト層108は、第2電極110とオーミック接触する層であればよい。本実施の形態では、コンタクト層108は、第2クラッド層107のリッジ部に配置される。
絶縁層109は、第2クラッド層107の上方に配置された、絶縁材料からなる層である。本実施の形態では、絶縁層109は、第2クラッド層107の上面のうちリッジ部上面以外の領域に配置される。絶縁層109は、膜厚300nmのSiOからなる。絶縁層109の構成は、これに限定されない。絶縁層109の膜厚は適宜設定されればよい。また、絶縁層109はSiO以外の絶縁材料からなってもよい。
第2電極110は、コンタクト層108の上方に配置される導電材料からなる層である。第2電極110は、コンタクト層108と接触する。本実施の形態では、第2電極110は、コンタクト層108側から順に膜厚40nmのPd及び膜厚35nmのPtが積層された積層膜である。第2電極110の各金属膜の膜厚及び膜構成はこれに限定されない。第2電極110は、例えば、Cr、Ti、Ni、Pd、Pt及びAuの少なくとも一つで形成された単層膜又は多層膜であってもよい。また、第2電極110は、絶縁層109上にも形成されてもよい。
パッド電極111は、第2電極110の上方に配置されたパッド状の電極である。本実施の形態では、パッド電極111は、Auからなり、第2電極110及び絶縁層109の上方に配置される。パッド電極111の構成はこれに限定されない。パッド電極111は、例えば、Cr、Ti、Ni、Pd、Pt及びAuの少なくとも一つで形成された単層膜又は多層膜であってもよい。パッド電極111の膜厚は特に限定されない。パッド電極111の膜厚は、例えば、100nm以上であってもよい。
第1電極112は、基板101の下方に配置される電極である。本実施の形態では、第1電極112は、基板101側から順にTi、Pt及びAuが積層された積層膜である。第1電極112の構成はこれに限定されない。第1電極112は、例えば、Ti及びAuなどの積層膜であってもよい。第1電極112の膜厚は特に限定されない。第1電極112は、例えば、膜厚5nmのTi、膜厚10nmのPt及び膜厚1000nmのAuが積層された積層膜であってもよい。
超格子層200は、第1クラッド層102の下方、及び、第2クラッド層107の上方の少なくとも一方に配置された超格子構造を有する層である。なお、図4には、超格子層200が第1クラッド層102の下方に配置される例が示されている。超格子層200の詳細構成について、図5を用いて説明する。図5は、本実施の形態に係る超格子層200の構成を示す模式的な断面図である。図5に示されるように、超格子層200は、複数の第2井戸層200aと複数の第2障壁層200bとを含み、複数の第2井戸層200aの各々と複数の第2障壁層200bの各々とが交互に配置される。複数の第2井戸層200aの各々は、活性層104の第1井戸層104aとIn組成比が等しく、かつ、第1井戸層104aの膜厚の自然数倍の膜厚を有する。複数の第2障壁層200bの各々は、活性層104の第1障壁層104bとIn組成比が等しく、かつ、第1障壁層104bの膜厚の自然数倍の膜厚を有する。
なお、ここで、In組成比が等しいとの記載は、二つの層のIn組成比が完全に一致する場合だけでなく、実質的に等しい場合をも意味する。具体的には、In組成比が等しいとの記載は、例えば、二つの層のIn組成比の誤差が5%以下である場合を意味する。
また、第1井戸層104aの膜厚の自然数倍の膜厚との記載は、膜厚が、当該自然数倍の膜厚に完全に一致する場合だけでなく、実質的に等しい場合をも意味する。具体的には、第1井戸層104aの膜厚の自然数倍の膜厚との記載は、例えば、当該自然数倍の膜厚からの誤差が5%以下である膜厚を意味する。第1障壁層104bの膜厚の自然数倍の膜厚との記載についても同様である。
このような超格子層200を形成するための結晶成長条件に付いて説明する。例えば、第2井戸層200aの成膜時における結晶成長条件のうち、膜厚、及び、導電型不純物供給量の二つの条件を除く結晶成長条件を、活性層104の第1井戸層104aの結晶成長条件と一致させる。これにより、第2井戸層200aのIn組成比と、第1井戸層104aのIn組成比とを正確に一致させることができる。また、第2井戸層200aの膜厚と、第1井戸層104aの膜厚との関係を正確に調整できる。
また、第2障壁層200bの成膜時における結晶成長条件のうち、膜厚、In原料の供給量、及び、導電型不純物供給量の三つの条件を除く結晶成長条件を、活性層104の第1障壁層104bの結晶成長条件と一致させる。これにより、第2障壁層200bの膜厚と、第1障壁層104bの膜厚との関係を正確に調整できる。また、第2井戸層200aのIn組成比を、第1井戸層104aのIn組成比と等しくする場合には、In原料の供給量を一致させてもよい。
また、超格子層200の各層には、導電型不純物がドープされる。これにより、半導体発光素子10に超格子層200を挿入することに起因する動作電圧の上昇を抑制できる。
複数の第2井戸層200aの各々は、例えば、膜厚7.5nmのIn0.07Ga0.93Nからなり、複数の第2障壁層200bの各々は、例えば、膜厚14nmのIn0.02Ga0.98Nからなる。図4に示されるように、超格子層200が、第1クラッド層102の下方に配置される場合には、第1導電型の不純物がドープされ、超格子層200が、第2クラッド層107の上方に配置される場合には、第2導電型の不純物がドープされる。図4に示される例では、超格子層200の各層には、例えば、濃度5×1017cm−3のSiがドープされている。なお、超格子層200の各層の構成はこれに限定されない。第2井戸層200aは、第1井戸層104aとIn組成比が等しく、かつ、第1井戸層104aの膜厚の自然数倍の膜厚を有していればよい。第2障壁層200bは、第1障壁層104bとIn組成比が等しく、かつ、第1障壁層104bの膜厚の自然数倍の膜厚を有していればよい。
[2.膜厚測定方法]
次に、本実施の形態に係る半導体発光素子10における活性層104の膜厚測定方法について、図6を用いて説明する。図6は、本実施の形態に係る半導体発光素子10にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布を示すグラフである。
図3に示される比較例の半導体発光素子1010に対する回折強度分布のグラフと比較すると、図6に示される本実施の形態に係る半導体発光素子10に対する回折強度分布のグラフにおいては、超格子層200に対応するピークが検出される。詳しくは、超格子層200の平均In組成比に対応する一つのピークと、超格子層200の繰り返し構造に対応する複数のサテライトピークとが検出される。超格子層200の繰り返し構造に対応する複数のサテライトピークのうち、隣り合うサテライトピーク間の回折角の差Δωに基づいて、超格子層200の繰り返し構造の周期、つまり、図5に示される、第2井戸層200aの膜厚と、第2障壁層200bの膜厚との和Bを求めることができる。また、平均In組成比に対応するピークと、超格子層200の繰り返し構造に対応する複数のサテライトピークとの間の回折角の差に基づいて、超格子層200の繰り返し構造の周期を求めることもできる。
ここで、複数の第2井戸層200aの各々は、第1井戸層104aの膜厚の自然数倍の膜厚を有し、複数の第2障壁層200bの各々は、第1障壁層104bの膜厚の自然数倍の膜厚を有する。したがって、第2井戸層200aの膜厚と、第2障壁層200bの膜厚との和Bから、活性層104の第1井戸層104aの膜厚と、第1障壁層104bの膜厚との和を求めることができる。本実施の形態では、活性層104の各層の結晶成長条件と、超格子層200の各層の結晶成長条件とを正確に一致させることができるため、超格子層200の膜厚の計測結果に基づいて、活性層104の膜厚を正確に計測できる。
以上のように、本実施の形態では、活性層104の膜厚を計測できる。
また、図6に示される、GaNからなる基板101に対応するピークと、超格子層200の平均In組成比に対応するピークとの回折角の差(Δω)から、超格子層200の平均In組成比を求めることができる。
[3.製造方法]
次に、本実施の形態に係る半導体発光素子10の製造方法について図7を用いて説明する。図7は、本実施の形態に係る半導体発光素子10の製造方法の流れを示すフローチャートである。
図7に示されるように、まず、基板101上に、各半導体層の結晶成長を行う(S11)。ここでは、基板101を構成するウェハーに、複数の半導体発光素子10を構成する構成要素のうち半導体層の積層体を形成するだけである。
次に、ステップS11で形成した積層構造体に対してX線回折法により評価を行う(S12)。ここでは、上述したように、X線回折法を用いて、活性層104の平均In組成比及び膜厚を計測し、計測結果について評価を行う。ここで、平均In組成比及び膜厚の少なくとも一方が所定の規格を満たさない場合(S12でNG)、半導体発光素子10における結晶成長工程に問題があると判断して、製造を中止する(S14)。つまり、製造工程の流れを中止する。所定の規格は、半導体発光素子10に要求される品質に応じて適宜設定されればよい。例えば、所定の規格とは、目標とするIn組成比及び膜厚に対する誤差が10%未満であることなどである。
一方、平均In組成比及び膜厚の両方が所定の規格を満たす場合(S12でOK)、ウェハープロセスに移行する(S15)。ウェハープロセスにより、図4に示されるような半導体層及び電極からなる積層構造体を形成する。
また、X線回折法を用いて評価した結果に基づき、結晶成長条件を補正する必要があると判断されれば(S12で要補正)。結晶成長条件を変更し(S13)、次の結晶成長(S11)において変更後の結晶成長条件を反映させる。例えば、平均In組成比及び膜厚の少なくとも一方が所定の規格を満たさなかった場合(S12でNG)に、結晶成長条件を補正する。また、平均In組成比及び膜厚の両方が所定の規格を満たした場合(S12でOK)でも、より目標値に近い値となるように結晶成長条件を補正してもよい。
ウェハープロセスの終了後、基板101の一次劈開を行う(S16)。続いて、劈開面に端面コートを施す(S17)。さらに必要に応じて追加される工程を経て半導体発光素子10が製造される。
以上のように、本実施の形態に係る半導体発光素子10によれば、活性層104の平均In組成比及び膜厚をX線回折法により簡易に計測できる。このため、計測結果に基づいて、In組成比及び膜厚の少なくとも一方が規格外であることが判明した場合には、半導体発光素子の製造工程を中止することで、規格外の半導体発光素子が製造され続けることを回避できる。これにより、規格外の半導体発光素子が製造されることによる損失を削減できる。
また、活性層104の膜厚を結晶成長直後に評価できるため、次に製造する半導体発光素子10の結晶成長において、評価結果をフィードバックすることで、活性層104の平均In組成比及び膜厚をより目標値に近づけることができる。
また、本実施の形態に係る半導体発光素子10によれば、活性層104の膜厚を調べるための確認成膜を別途行う必要がないため、製造工数及びコストを削減できる。
[4.実施例]
次に、本実施の形態に係る半導体発光素子10の実施例について図8及び図9を用いて説明する。図8は、本実施の形態に係る半導体発光素子の各実施例における超格子層の構成を示す表である。図9は、本実施の形態に係る半導体発光素子10の各実施例における超格子層の平均In組成比及び膜厚周期を示す表である。図8に示される井戸層及び障壁層は、それぞれ超格子層の第2井戸層及び第2障壁層を示す。
なお、図9において、平均In組成比Raveは、第2井戸層のIn組成比Rw、第2障壁層のIn組成比Rb、第2井戸層の膜厚Tw、及び、第2障壁層の膜厚Tbを用いて、以下の式で計算できる。
Rave=(Rw×Tw+Rb×Tb)/(Tw+Tb)
また、図9に示される膜厚周期は、第2井戸層の膜厚と、第2障壁層の膜厚との和である。また、図9に示される合格規格とは、平均In組成比及び膜厚周期の目標値である中心値との誤差が10%以下の範囲を意味する。図9には、合格規格の範囲の最大値と最小値とが示されている。
以下、図8及び図9に示される実施例1〜6に係る半導体発光素子について説明する。
[4−1.実施例1]
実施例1に係る半導体発光素子について図10を用いて説明する。図10は、本実施例に係る超格子層201の構成を示す模式的な断面図である。
本実施例に係る半導体発光素子は、図4に示される半導体発光素子10と同様に、基板101と第1クラッド層102との間に超格子層201が配置される。図8及び図10に示されるように、第2井戸層200aと第2障壁層200bとの繰り返し周期数が2(つまり、第2井戸層200aの層数が2)である。
図8に示されるように、本実施例に係る2層の第2井戸層200aの各々は、膜厚7.5nmのIn0.07Ga0.93Nからなり、3層の第2障壁層200bの各々は、膜厚14nmのIn0.02Ga0.98Nからなる。これらの各層には、濃度5×1017cm−3のSiがドープされている。これらの各層は、活性層104の各層と同一の成長速度で結晶成長される。
このような超格子層201を備える本実施例に係る半導体発光素子にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布は、上述した図6に示されるような回折強度分布となる。
回折強度分布において、活性層104のみでは、サテライトピークは検出されない(図3参照)。しかしながら、活性層104の各層と同じ成長速度で形成され、活性層104の各層と同じ膜厚、及び、同じ周期を有する超格子層201を挿入することにより、図6に示す通り、超格子層201の平均In組成比ピークと、超格子層201の繰り返し構造に対応するサテライトピークとが現れる。ここで、平均In組成比に対応するピークとサテライトピークとの回折角の差、及び、隣り合うサテライトピークの回折角の差から超格子層201の第2井戸層200aの膜厚7.5nmと第2障壁層200bの膜厚14nmとの和である膜厚周期21.5nmを計測できる。
加えて本実施例の超格子層201により活性層104と同じ平均In組成比を計測できる。
なお、第1クラッド層102でキャリアがブロックされているため、InGaN/InGaNの超格子構造を有する超格子層201でキャリア再結合による発光はない。
また、活性層104でキャリア再結合により発する光は第1クラッド層102で閉じ込められているため、超格子層201を備えることにより発生する光の漏れはない。
また、超格子層201にはSiがドープされているため、半導体発光素子の動作電圧が上昇することが抑制される。
また、本実施例では、第2井戸層の層数は、2である。このため、超格子層201を構成する層数を最小限に抑えることができる。したがって、半導体発光素子の構成を簡素化でき、かつ、超格子層201が半導体発光素子の特性に与える影響を最小限に抑えることができる。
また、本実施例では、第2井戸層200aの膜厚は、第1井戸層104aの膜厚と等しく第2障壁層200bの膜厚は、第1障壁層104bの膜厚と等しい。これにより、超格子層201の膜厚が大きくなることを抑制できる。したがって、超格子層201の厚さを抑制できるため、超格子層が半導体発光素子の特性に与える影響を抑制できる。
[4−2.実施例2]
実施例2に係る半導体発光素子について図11を用いて説明する。図11は、本実施例に係る超格子層202の構成を示す模式的な断面図である。
本実施例に係る半導体発光素子は、図8及び図11に示されるように、第2井戸層200aと第2障壁層200bとの繰り返し周期数が3(つまり、第2井戸層200aの層数が3)である点において実施例1に係る半導体発光素子と相違し、その他の点で一致する。
このような超格子層202を備える本実施例に係る半導体発光素子にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布について図12を用いて説明する。図12は、本実施例に係る半導体発光素子にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布を示すグラフである。図12においては、実施例1に係る半導体発光素子にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布についても、合わせて破線で示されている。
本実施例では、超格子層202の繰り返し周期数を実施例1より増加させていることに伴い、第2井戸層200aの総膜厚が1.5倍になる。このことから、図12に示すとおり、実施例1と比較してサテライトピークにおける回折強度が1.5倍となり、サテライトピークがより鮮明に検出される。その他の効果などについては、実施例1と同様である。
[4−3.実施例3]
実施例3に係る半導体発光素子について図13を用いて説明する。図13は、本実施例に係る超格子層203の構成を示す模式的な断面図である。図13に示されるように、超格子層203は、第2井戸層200aと第2障壁層203bとを含む。
本実施例に係る半導体発光素子は、図8に示されるように、第2障壁層203bのIn組成比がゼロである点、つまり、第2障壁層203bがGaNからなる点において、実施例1に係る半導体発光素子と相違し、その他の点で一致する。
このような超格子層203を備える本実施例に係る半導体発光素子にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布について図14を用いて説明する。図14は、本実施例に係る半導体発光素子にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布を示すグラフである。図14においては、実施例1に係る半導体発光素子にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布についても、合わせて破線で示されている。
図14に示されるように、本実施例においても、実施例1と同様に、平均In組成比に対応するピークと、超格子層203の繰り返し構造に対応するサテライトピークとが検出される。平均In組成比に対応するピークにより、超格子層203での第2井戸層200aと第2障壁層203bとの平均In組成比を知ることができる。ここで、第2障壁層203bが実施例1のIn0.02Ga0.98NからGaNに変更されていることから、平均In組成比は実施例1の0.037から0.024に減少する。ここで超格子層203での第2井戸層200aのIn組成比及び膜厚は活性層104と同一であり、第2障壁層203bがGaN(つまり、In組成比がゼロ)であることから、X線回折法を用いた評価から導き出せる超格子層203での第2井戸層200aと第2障壁層203bとの平均In組成比から超格子層203の第2井戸層200aのIn組成比を導き出すことができる。超格子層203の第2井戸層200aは活性層104の第1井戸層104aと同一のIn組成比にしていることから、活性層104での第1井戸層104aのIn組成比も求めることができる。その他の効果などについては、実施例1と同様である。
[4−4.実施例4]
実施例4に係る半導体発光素子について図15を用いて説明する。図15は、本実施例に係る超格子層204の構成を示す模式的な断面図である。図15に示されるように、超格子層204は、第2井戸層204aと第2障壁層204bとを含む。
本実施例に係る半導体発光素子は、図8に示されるように、第2井戸層204a及び第2障壁層204bの膜厚が、それぞれ、第1井戸層104a及び第1障壁層104bの膜厚の2倍である点において、実施例1に係る半導体発光素子と相違し、その他の点で一致する。
このような超格子層204を備える本実施例に係る半導体発光素子にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布について図16を用いて説明する。図16は、本実施例に係る半導体発光素子にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布を示すグラフである。図16においては、実施例1に係る半導体発光素子にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布についても、合わせて破線で示されている。
本実施例では、超格子層204での第2井戸層204aの膜厚を2倍にすることで第2井戸層204aの総膜厚が2倍になるため、回折強度のピークが2倍になり、実施例1よりもサテライトピークがより鮮明に検出される。
また、超格子層204の第2井戸層204aと第2障壁層204bとの膜厚周期が実施例1の2倍になるため、平均In組成比ピークとサテライトピーク、及び、隣り合うサテライトピークの回折角の差は実施例1に対し小さくなる。これらの回折角の差から、第2井戸層204aと第2障壁層204bとの膜厚周期を求めることができる。したがって、活性層104の第1井戸層104aと第1障壁層104bとの膜厚周期を、超格子層204の膜厚周期の1/2として計測することができる。その他の効果などについては、実施例1と同様である。
[4−5.実施例5]
実施例5に係る半導体発光素子について図17を用いて説明する。図17は、本実施例に係る超格子層205の構成を示す模式的な断面図である。図17に示されるように、超格子層205は、第2井戸層205aと第2障壁層205bとを含む。
本実施例に係る半導体発光素子は、図8に示されるように、第2障壁層205bのIn組成比がゼロである点、第2井戸層205a及び第2障壁層205bの膜厚が、それぞれ、第1井戸層104a及び第1障壁層104bの膜厚の2倍である点、及び、超格子層204の繰り返し周期数が3である点において、実施例1に係る半導体発光素子と相違し、その他の点で一致する。
このような超格子層205を備える本実施例に係る半導体発光素子にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布について図18を用いて説明する。図18は、本実施例に係る半導体発光素子にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布を示すグラフである。図18においては、実施例1に係る半導体発光素子にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布についても、合わせて破線で示されている。
図18に示されるように、第2障壁層205bをGaNにしている実施例3と同じ回折角に超格子層205の第2井戸層205aと第2障壁層205bとの平均In組成比ピークが現れる。この理由は第2井戸層205aと第2障壁層205bとのIn組成比が実施例3と同じであり、第2井戸層205a及び第2障壁層205bの膜厚が実施例3の2倍になっているものの、第2井戸層205aと第2障壁層205bとの膜厚比が実施例3と同じである点にある。
実施例1及び実施例2では平均In組成比が0.037であるが、実施例5での平均In組成比が0.024になり、平均In組成比ピークは実施例1及び実施例2よりもGaN基板に対応するピークに近づく。
本実施例では、超格子層205での各層の膜厚を実施例1の各層の膜厚の2倍にしており、加えて繰り返し周期数を2から3へと1.5倍に増加させている。このため、実施例1に対し第2井戸層205aの総膜厚が2倍と1.5倍との積の3倍になることから、平均In組成比のピーク強度が、実施例1の3倍になる。このことにより、実施例1よりもX線回折法によるサテライトピークがより鮮明に検出される。
本実施例では、実施例4と第2井戸層及び第2障壁層の膜厚が同じである。このため、平均In組成比ピークとサテライトピークとの回折角の差、及び、隣り合うサテライトピークの間の回折角の差は、それぞれ実施例4と同じになり、実施例1、実施例2及び実施例3よりも小さくなる。本実施例においては、実施例1及び実施例2に対し、第2井戸層と第2障壁層との膜厚周期が2倍になるため、平均In組成比ピークとサテライトピークとの回折角の差、及び、隣り合うサテライトピークの間の回折角の差は小さくなる。これらの回折角の差から、実施例4と同様に、第2井戸層205aと第2障壁層205bとの膜厚周期を求めることができる。したがって、活性層104の第1井戸層104aと第1障壁層104bとの膜厚周期を、超格子層205の膜厚周期の1/2として計測することができる。その他の効果などについては、実施例1と同様である。
[4−6.実施例6]
実施例6に係る半導体発光素子について図19及び図20を用いて説明する。図19は、本実施例に係る半導体発光素子16の構成を示す模式的な断面図である。図20は、本実施例に係る超格子層206の構成を示す模式的な断面図である。
本実施例に係る半導体発光素子16は、超格子層206の配置、及び、超格子層206の構成において、実施例1に係る半導体発光素子と相違し、その他の点において一致する。
図19に示されるように、超格子層206が第2クラッド層107の上方に配置されている。より詳しくは、超格子層206は、第2クラッド層107とコンタクト層108との間に配置されている。
図20に示されるように、超格子層206は、第2井戸層206aと、第2障壁層206bとを含む。超格子層206の繰り返し周期は、2である。超格子層206の各層の構成は、不純物がMgであること以外は、実施例1に係る超格子層201と同様である。
このような超格子層206を備える本実施例に係る半導体発光素子16にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布について図21を用いて説明する。図21は、本実施例に係る半導体発光素子16にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布を示すグラフである。
上述したように、本実施例においては、超格子層206の配置は、実施例1と異なるものの、超格子層206の各層のIn組成比及び膜厚は、実施例1に係る超格子層201の各層のIn組成比及び膜厚と同等である。このため、図21に示されるように、回折強度分布は、実施例1の回折強度分布とほぼ同じとなる。これにより、実施例1と同様に、活性層104の平均In組成比及び膜厚を計測できる。
本実施例では、オーバーフロー抑制層106及び第2クラッド層107でキャリアがブロックされているため、InGaN/InGaNの超格子構造を有する超格子層206でキャリア再結合による発光はない。
また、活性層104でキャリア再結合により発する光は第2電極110の吸収を活用して閉じ込められているため、超格子層206を備えることにより発生する光の漏れはない。
また、超格子層206にはMgがドープされているため、半導体発光素子16の動作電圧が上昇することが抑制される。
(変形例など)
以上、本開示に係る半導体発光素子について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態においては、第2井戸層及び第2障壁層は、それぞれ、第1井戸層及び第1障壁層とIn組成比が等しいが、第2井戸層及び第2障壁層は、それぞれ、第1井戸層及び第1障壁層とIn組成比が等しくなくてもよい。また、上記実施の形態においては、各第2井戸層は、第1井戸層の膜厚の自然数倍の膜厚を有するが、各第2井戸層は、第1井戸層の膜厚の自然数倍の膜厚を有さなくてもよい。例えば、各第2井戸層の膜厚は、第1井戸層の膜厚の自然数分の1倍であってもよい。つまり、各第2井戸層の膜厚は、第1井戸層の膜厚の1倍、1/2倍、1/3倍又は1/4倍などであってもよい。
また、上記実施の形態においては、各第2障壁層は、第1障壁層の膜厚の自然数倍の膜厚を有するが、各第2障壁層は、第1障壁層の膜厚の自然数倍の膜厚を有さなくてもよい。例えば、各第2障壁層の膜厚は、第1井戸層の膜厚の自然数分の1倍であってもよい。つまり、各第2障壁層の膜厚は、第1井戸層の膜厚の1倍、1/2倍、1/3倍又は1/4倍などであってもよい。
つまり、本開示に係る半導体発光素子は、第1クラッド層と、第1クラッド層の上方に配置され、第1障壁層と、In及びGaNを含む第1井戸層とを有する単一量子井戸構造の活性層と、活性層の上方に配置された第2クラッド層と、第1クラッド層の下方、及び、第2クラッド層の上方の少なくと一方に配置された超格子層とを備え、超格子層は、GaNを含む複数の第2井戸層と、GaNを含み、第2井戸層とはIn組成比が異なる複数の第2障壁層とが交互に積層された構造を有してもよい。
このような構成を有する半導体発光素子においても、半導体発光素子にX線回折法を適用した場合に得られる回折強度分布を示すグラフから、超格子層の繰り返し構造の周期を計測することができる。また、超格子層の繰り返し構造の周期と、活性層の膜厚との関係が分かっていれば、活性層の膜厚を正確に計測できる。
また、上記各実施の形態においては、半導体発光素子が半導体レーザ素子である例を示したが、半導体発光素子は、半導体レーザ素子に限定されない。例えば、半導体発光素子は、スーパールミネッセントダイオードであってもよい。
また、上記各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で上記各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
本開示の半導体発光素子は、例えば、高出力な光源としてプロジェクタなどに適用できる。
10、16、1010 半導体発光素子
101 基板
102 第1クラッド層
103 第1光ガイド層
104 活性層
104a 第1井戸層
104b 第1障壁層
105 第2光ガイド層
106 オーバーフロー抑制層
107 第2クラッド層
108 コンタクト層
109 絶縁層
110 第2電極
111 パッド電極
112 第1電極
200、201、202、203、204、205、206 超格子層
200a、204a、205a、206a 第2井戸層
200b、203b、204b、205b、206b 第2障壁層

Claims (9)

  1. 第1クラッド層と、
    前記第1クラッド層の上方に配置され、第1障壁層と、In及びGaNを含む第1井戸層とを有する単一量子井戸構造の活性層と、
    前記活性層の上方に配置された第2クラッド層と、
    前記第1クラッド層の下方、及び、前記第2クラッド層の上方の少なくとも一方に配置された超格子層とを備え、
    前記超格子層は、GaNを含む複数の第2井戸層と、GaNを含み、前記第2井戸層とはIn組成比が異なる複数の第2障壁層とが交互に積層された構造を有する
    半導体発光素子。
  2. 前記複数の第2井戸層と、前記第1井戸層とは、互いにIn組成比が等しい
    請求項1に記載の半導体発光素子。
  3. 前記複数の第2井戸層の各々の膜厚は、前記第1井戸層の膜厚の自然数倍、又は、自然数分の1倍である
    請求項1に記載の半導体発光素子。
  4. 前記第1障壁層は、GaNを含み、かつ、前記第1井戸層とIn組成比が異なり、
    前記複数の第2障壁層は、前記第1障壁層とIn組成比が等しい
    請求項1に記載の半導体発光素子。
  5. 前記第1障壁層は、GaNを含み、かつ、前記第1井戸層とIn組成比が異なり、
    前記複数の第2障壁層の各々の膜厚は、前記第1障壁層の膜厚の自然数倍、又は、自然数分の1倍である
    請求項1に記載の半導体発光素子。
  6. 第1導電型の第1クラッド層と、
    前記第1クラッド層の上方に配置された単一量子井戸構造の活性層と、
    前記活性層の上方に配置された第2導電型の第2クラッド層と、
    前記第1クラッド層の下方、及び、前記第2クラッド層の上方の少なくとも一方に配置された超格子層とを備え、
    前記活性層は、Inを含む単一の第1井戸層と、第1障壁層とを含み、
    前記超格子層は、複数の第2井戸層と複数の第2障壁層とを含み、
    前記複数の第2井戸層の各々と前記複数の第2障壁層の各々とが交互に配置され、
    前記複数の第2井戸層の各々は、前記第1井戸層とIn組成比が等しく、かつ、前記第1井戸層の膜厚の自然数倍、又は、自然数分の1倍の膜厚を有し、
    前記複数の第2障壁層の各々は、GaNからなり、前記第1障壁層の膜厚の自然数倍、又は、自然数分の1倍の膜厚を有する
    半導体発光素子。
  7. 前記複数の第2井戸層の層数は、2又は3である
    請求項6に記載の半導体発光素子。
  8. 前記複数の第2井戸層の各々の膜厚は、前記第1井戸層の膜厚の1倍又は2倍であり、
    前記複数の第2障壁層の各々の膜厚は、前記第1障壁層の膜厚の1倍又は2倍である
    請求項6に記載の半導体発光素子。
  9. 前記複数の第2井戸層の各々の膜厚は、前記第1井戸層の膜厚の1倍、1/2倍、1/3倍、又は、1/4倍であり、
    前記複数の第2障壁層の各々の膜厚は、前記第1障壁層の膜厚の1倍、1/2倍、1/3倍、又は、1/4倍である
    請求項6に記載の半導体発光素子。
JP2020509882A 2018-03-26 2019-03-14 半導体発光素子 Pending JPWO2019188318A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018058919 2018-03-26
JP2018058919 2018-03-26
PCT/JP2019/010449 WO2019188318A1 (ja) 2018-03-26 2019-03-14 半導体発光素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2019188318A1 true JPWO2019188318A1 (ja) 2021-04-08

Family

ID=68061451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020509882A Pending JPWO2019188318A1 (ja) 2018-03-26 2019-03-14 半導体発光素子

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2019188318A1 (ja)
WO (1) WO2019188318A1 (ja)

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998031055A1 (fr) * 1997-01-09 1998-07-16 Nichia Chemical Industries, Ltd. Dispositif a semi-conducteur au nitrure
JPH1140850A (ja) * 1997-07-23 1999-02-12 Toyoda Gosei Co Ltd 3族窒化物半導体素子の製造方法
WO1999046822A1 (fr) * 1998-03-12 1999-09-16 Nichia Chemical Industries, Ltd. Dispositif semi-conducteur electroluminescent au nitrure
JPH11340580A (ja) * 1997-07-30 1999-12-10 Fujitsu Ltd 半導体レーザ、半導体発光素子、及び、その製造方法
JP2001021508A (ja) * 1999-07-06 2001-01-26 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 歪量子井戸構造の構造解析方法およびその記録媒体
JP2003060315A (ja) * 2001-08-10 2003-02-28 Sharp Corp 化合物半導体デバイス製造方法および半導体レーザ素子
JP2003121391A (ja) * 2001-10-16 2003-04-23 Nikko Materials Co Ltd 半導体単結晶の構造解析方法
JP2003318117A (ja) * 2002-04-25 2003-11-07 Sharp Corp 化合物半導体デバイス製造方法および半導体レーザ素子
JP2004531894A (ja) * 2001-06-15 2004-10-14 クリー インコーポレイテッド 紫外線発光ダイオード
JP2005507155A (ja) * 2001-05-30 2005-03-10 クリー インコーポレイテッド 量子井戸と超格子とを有するiii族窒化物系発光ダイオード構造
JP2006510234A (ja) * 2003-06-25 2006-03-23 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 窒化物半導体の発光素子及びその製造方法
KR20090058364A (ko) * 2007-12-04 2009-06-09 삼성전기주식회사 질화갈륨계 반도체 발광소자
KR20140020421A (ko) * 2012-08-08 2014-02-19 엘지이노텍 주식회사 발광 소자

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998031055A1 (fr) * 1997-01-09 1998-07-16 Nichia Chemical Industries, Ltd. Dispositif a semi-conducteur au nitrure
JPH1140850A (ja) * 1997-07-23 1999-02-12 Toyoda Gosei Co Ltd 3族窒化物半導体素子の製造方法
JPH11340580A (ja) * 1997-07-30 1999-12-10 Fujitsu Ltd 半導体レーザ、半導体発光素子、及び、その製造方法
WO1999046822A1 (fr) * 1998-03-12 1999-09-16 Nichia Chemical Industries, Ltd. Dispositif semi-conducteur electroluminescent au nitrure
JP2001021508A (ja) * 1999-07-06 2001-01-26 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 歪量子井戸構造の構造解析方法およびその記録媒体
JP2005507155A (ja) * 2001-05-30 2005-03-10 クリー インコーポレイテッド 量子井戸と超格子とを有するiii族窒化物系発光ダイオード構造
JP2004531894A (ja) * 2001-06-15 2004-10-14 クリー インコーポレイテッド 紫外線発光ダイオード
JP2003060315A (ja) * 2001-08-10 2003-02-28 Sharp Corp 化合物半導体デバイス製造方法および半導体レーザ素子
JP2003121391A (ja) * 2001-10-16 2003-04-23 Nikko Materials Co Ltd 半導体単結晶の構造解析方法
JP2003318117A (ja) * 2002-04-25 2003-11-07 Sharp Corp 化合物半導体デバイス製造方法および半導体レーザ素子
JP2006510234A (ja) * 2003-06-25 2006-03-23 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 窒化物半導体の発光素子及びその製造方法
KR20090058364A (ko) * 2007-12-04 2009-06-09 삼성전기주식회사 질화갈륨계 반도체 발광소자
KR20140020421A (ko) * 2012-08-08 2014-02-19 엘지이노텍 주식회사 발광 소자

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019188318A1 (ja) 2019-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200235260A1 (en) Deep ultraviolet light-emitting device and method of manufacturing same
JP6727185B2 (ja) 窒化物半導体発光素子
US20160225956A1 (en) Group iii nitride semiconductor light-emitting device
US9847449B2 (en) Nitride semiconductor light-emitting device with periodic gain active layers
KR20150108315A (ko) 반도체 발광 소자
KR20110106425A (ko) 질화물 반도체 발광소자 및 그 제조 방법
TWI412154B (zh) Surface light emitting element
JP2019525474A (ja) 半導体積層体
JP6201846B2 (ja) 発光素子およびその製造方法
JP2008251641A (ja) Iii族窒化物半導体素子およびiii族窒化物半導体素子の製造方法
JP5880383B2 (ja) 半導体発光素子、発光装置
JP2014038941A (ja) 半導体発光素子、発光装置
JP5044704B2 (ja) 半導体発光素子
JPWO2019188318A1 (ja) 半導体発光素子
JP2008159626A (ja) 半導体発光素子
CN111446621B (zh) 半导体激光元件及其制造方法
WO2021200328A1 (ja) 窒化物半導体レーザ素子
JP5408487B2 (ja) 半導体発光素子
US20160172540A1 (en) Light-emitting device
JP6940572B2 (ja) 窒化物半導体レーザ素子および半導体レーザ装置
JP2010034221A (ja) 端面発光型半導体レーザおよびその製造方法
US9065252B2 (en) Semiconductor laser element
JP2008159664A (ja) 半導体発光素子
JP2011114167A (ja) 半導体レーザ装置
WO2023153035A1 (ja) 窒化物系半導体発光素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230801