JPWO2019187839A1 - 医療器具 - Google Patents

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Abstract

医療器具は、基端と先端と前記基端から前記先端まで延在する中心軸線とを有するスパイクと、弁体と、前記弁体を付勢する付勢体と、前記スパイクに対して相対的に前記軸方向の両側に前記弁体と一体に移動可能な先筒と、前記スパイクに対して相対的に前記軸方向の両側に移動不能な基筒と、を備え、前記先筒には、前記基筒に案内される被案内部が設けられており、前記先筒への他の医療器具の接続によって前記被案内部を前記径方向の一方側に移動して前記基筒と係合させる一方、前記先筒から前記他の医療器具が外れることで、前記被案内部を前記径方向の他方側に移動して前記基筒との係合を解除させる係合制御部をさらに備える。

Description

本開示は、医療器具に関する。
人体などの生体への輸液などにおいて用いられる医療器具として、医療用コネクタ又はシリンジなどが知られている。このような医療器具は、弁体を備えた閉鎖式のコネクタ部を有する場合がある。例えば特許文献1の図9に記載される医療器具は、内部流路を有するスパイクと、弁体と、弁体を付勢する付勢体と、他の医療器具を接続可能であるとともにスパイクの軸方向の両側に弁体と一体に移動可能な先筒と、スパイクに一体に連結された基筒と、を備えるコネクタ部を有している。
米国特許第8157784号公報
特許文献1に記載されるような医療器具によれば、輸液ラインの形成又は撤去などの目的で他の医療器具と流体接続又はその解除操作をする際に、操作者が誤って流体に接触する虞を低減することができる。特に、流体として抗癌剤などの劇薬を使用している場合には、この効果は重要である。
ところで、このような医療器具においては、先筒が基筒に対して相対的にスパイクの軸方向の両側に移動する際の先筒の動作を安定させるために、当該移動に伴って基筒に案内される被案内部を先筒に設けることが求められる。しかし、このような被案内部を設けると、流体接続状態において先筒から他の医療器具が外力などによって意図せずに外れた場合に、被案内部が基筒と係合していることに起因して先筒が先端の側に戻らずに、スパイクの内部流路が弁体から露出して流体の曝露を生じる虞がある。
本開示は、このような点に鑑み、他の医療器具との流体接続状態において他の医療器具が意図せずに外れた場合でも、流体の曝露を生じる可能性を低減できる医療器具を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様としての医療器具は、
基端と、先端と、前記基端から前記先端まで延在する中心軸線と、内部流路と、を有するスパイクと、
前記スパイクが貫通可能な弁体と、
前記弁体を前記中心軸線に沿う軸方向の前記先端の側に付勢する付勢体と、
他の医療器具を接続可能であるとともに、前記スパイクに対して相対的に前記軸方向の両側に前記弁体と一体に移動可能な先筒と、
前記スパイクに対して相対的に前記軸方向の両側に移動不能な基筒と、を備え、
前記先筒には、前記軸方向の両側への移動に伴って前記基筒に案内される被案内部が設けられており、
前記先筒への前記他の医療器具の接続によって前記被案内部を前記径方向の一方側に移動して前記基筒と係合させる一方、前記先筒から前記他の医療器具が外れることで、前記被案内部を前記径方向の他方側に移動して前記基筒との係合を解除させる係合制御部をさらに備える。
本発明の1つの実施形態として、
前記先筒は、前記基筒より前記径方向の内側に配置されている。
本発明の1つの実施形態として、前記医療器具は、
前記係合制御部として、前記先筒に対して相対的に前記軸方向の両側に移動可能なプッシャーを備え、
前記プッシャーは、前記先筒への前記他の医療器具の接続に伴う前記他の医療器具からの押圧によって、前記先筒に対して相対的に前記軸方向の前記基端の側に移動することで、前記被案内部を前記径方向の外側に弾性変位させ、前記基筒と係合させる。
本発明の1つの実施形態として、
前記他の医療器具は、他の弁体と、他の内部流路と、を有し、
前記先筒に前記他の医療器具が接続され、前記弁体に前記他の弁体が当接し、且つ、前記スパイクが前記弁体と前記他の弁体とをいずれも貫通していない予備状態から、所定の流体接続操作により、前記先筒に前記他の医療器具が接続され、前記弁体に前記他の弁体が当接し、且つ、前記スパイクが前記弁体と前記他の弁体との両方を貫通して前記内部流路が前記他の内部流路に連通した流体接続状態へと移行可能であるとともに、
前記流体接続状態から、所定の解除操作により、前記予備状態へと移行可能である。
本発明の1つの実施形態として、
前記基筒は、前記所定の流体接続操作としての前記中心軸線に関する周方向の一方側への回転操作により、前記被案内部を前記軸方向の前記基端の側に案内する一方、前記所定の解除操作としての前記周方向の他方側への回転操作により、前記被案内部を前記軸方向の前記先端の側に案内する。
本開示によれば、他の医療器具との流体接続状態において他の医療器具が意図せずに外れた場合でも、流体の曝露を生じる可能性を低減できる医療器具を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る医療器具を他の医療器具との非接続状態で示す側面図である。 図1のA−A断面図である。 図1に示す医療器具の分解斜視図である。 図1に示す先筒の斜視図である。 図1に示す先筒の上面図である。 図1に示すプッシャーの斜視図である。 図1に示す医療器具を予備状態で示す断面図である。 図1に示す医療器具を流体接続状態で示す断面図である。 図8に示す状態から他の医療器具が意図せずに外れたときの動作を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る医療器具を他の医療器具との非接続状態で示す断面図である。 図10に示す医療器具を予備状態で示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る医療器具を他の医療器具との非接続状態で示す断面図である。 図12に示す医療器具を予備状態で示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る医療器具について詳細に例示説明する。まず、図1〜図9を参照して、本発明の第1実施形態に係る医療器具について詳細に例示説明する。図1〜図3に示すように、本実施形態に係る医療器具1Aは、スパイク2と、弁体3と、先筒4と、付勢体5と、基筒6と、係合制御部7としてのプッシャー8と、を備えるコネクタ部9を有している。医療器具1Aは、コネクタ部9を有する医療用コネクタとして構成されている。しかし、医療器具1Aは、医療用コネクタに限られず、例えば、コネクタ部9を有するシリンジ(例えば、先端の流出口にコネクタ部9が設けられた外筒と、外筒の基端に挿入された押し子と、を有するシリンジ)として構成されてもよい。
スパイク2は、スパイク部材10の一部によって構成されている。スパイク部材10、基筒6、先筒4及びプッシャー8は、それぞれ、合成樹脂などの射出成形などによって形成された単一部材として構成されている。しかし、スパイク部材10、基筒6、先筒4及びプッシャー8は、それぞれ、複数部材で構成されてもよい。弁体3は、弁部材11の頭部及び肩部によって構成され、付勢体5は、弁部材11の胴部によって構成されている。弁部材11は、ゴム又はエラストマーなどの射出成形などによって形成された、単一部材として構成されている。しかし、弁体3及び付勢体5は、別部材として構成されてもよい。スパイク部材10と基筒6とは本実施形態では別部材として構成されているが、単一部材として構成することも可能である。
スパイク2は、基端2aと、先端2bと、基端2aから先端2bまで延在する中心軸線Oと、内部流路2cと、内部流路2cに連通する連通口2dと、を有している。本明細書において、単に「軸方向」というときは、中心軸線Oに沿う方向を意味する。また、単に「軸方向先端側」というときは、軸方向において基端2aの側から先端2bの側に向かう方向を意味し、単に「軸方向基端側」というときは、「軸方向先端側」の反対方向を意味し、単に「軸方向両側」というときは、「軸方向先端側」と「軸方向基端側」との両方向を意味する。所定の部分について「先端」というときは、当該部分における軸方向先端側に位置する端を意味し、所定の部分について「基端」というときは、当該部分における軸方向基端側に位置する端を意味する。単に「径方向」というときは、中心軸線Oに関する径方向を意味し、単に「周方向」というときは、中心軸線Oに関する周方向を意味する。また、説明の便宜上、所定の部分について軸方向先端側を上方、軸方向基端側を下方という場合がある。例えば、先筒4の上面とは、軸方向基端側に向かって視たときの面を意味する。
スパイク2は、軸方向に直線状に延在する中空円柱状をなしており、その先端2bは尖鋭形状をなしている。内部流路2cは、基端2aから軸方向に直線状に延在し、先端2bの手前で終端している。連通口2dは、スパイク2の壁面を径方向に貫通する、2つの互いに対向する貫通孔によって構成されている。また、連通口2dは、内部流路2cの終端部において内部流路2cに連通している。しかし、スパイク2の形状は、適宜変更が可能である。例えば、スパイク2は直線状に延在していなくてもよい。また、スパイク2の先端は尖鋭形状をなしていなくてもよい。連通口2dを構成する貫通孔の数は適宜増減できる。連通口2dは、内部流路2cの終端部以外の部分で内部流路2cに連通していてもよい。
スパイク2の基端2aには、メスコネクタ部12の先端が連結している。メスコネクタ部12には、輸液ラインの形成などの目的で種々の医療器具のオスコネクタ部などを接続可能である。また、スパイク2の基端2aには、径方向に延在する円環状のフランジ13の内周縁が連結している。フランジ13の上面には、付勢体5の下面に中心軸線Oの全周に亘って密着する環状突起14が設けられている。また、フランジ13の上面における環状突起14の径方向の外側には、円筒状の筒壁15の下端が連結している。フランジ13の外周縁及び筒壁15の外周面には、基筒6の基端部が固定されている。したがって、基筒6は、スパイク2に対して相対的に軸方向両側に移動不能である。しかし、基筒6は、スパイク2に対して相対的に軸方向両側にのみ移動不能であればよく、例えば、スパイク部材10に対して周方向に回転可能に取り付けられていてもよい。
弁部材11は、弁体3を軸方向先端側に付勢する付勢体5を有している。付勢体5は、軸方向に延在する蛇腹部5aによって構成されている。蛇腹部5aは、軸方向の圧縮力を受けることで軸方向に折り畳まれて収縮するように弾性変形する一方、当該圧縮力の除去により、元の形状に復元するように構成されている。付勢体5は、蛇腹部5aによって構成されるものに限られず、例えば、軸方向の圧縮力を受けることで軸方向に収縮するように弾性変形する一方、当該圧縮力の除去により、元の形状に復元する種々の形状の弾性体によって構成されてもよい。例えば、付勢体5は、圧縮コイルばねで構成されてもよい。
弁部材11は、スパイク2を径方向の外側から包囲する弁体3を有している。弁体3は、弁部材11の頭部で構成される中空円柱状の弁本体3aと、弁部材11の肩部で構成される弁フランジ3bと、で構成されている。弁本体3aは、スパイク2における先端2b及びその周辺部分を収容可能な中空部16を有している。中空部16における上端と弁本体3aの天面(上面)との間には、スリット17が設けられている。弁本体3aは、スパイク2の連通口2dが中空部16及びスリット17のいずれに位置している状態においても、連通口2dを閉塞することができる。弁本体3aの天面は、上面視中央部分が円錐状に突出する突起状をなしている。しかし、弁本体3aの天面の形状は適宜変更が可能である。例えば、弁本体3aの天面は、上方に突出する球面状をなしていてもよい。弁フランジ3bは、弁本体3aよりも外径が拡径された円筒状をなしている。弁フランジ3bの上端は弁本体3aの下端と連結し、弁フランジ3bの下端は付勢体5の上端と連結している。弁フランジ3bの形状は適宜変更が可能であり、例えば、多角形筒状(上面視多角形の筒状)をなしていてもよい。
先筒4は、スパイク2に対して相対的に軸方向両側に弁体3と一体に移動可能に構成されている。先筒4は、弁体3に取り付けられて弁体3を保持する保持筒4aと、保持筒4aより径方向の外側に配置された係合筒4bと、保持筒4aと係合筒4bとを径方向に連結する連結部4c(図5参照)と、を有している。
保持筒4aは、円筒状をなしている。しかし、保持筒4aは、弁体3の形状に合わせて円筒状以外の筒状をなしていてもよい。保持筒4aの内周面は弁本体3aの外周面と嵌合している。しかし、保持筒4aは、弁本体3aと嵌合していなくてもよい。例えば、保持筒4aは弁本体3aに固着されていてもよい。弁体3の天面は、保持筒4aの先端面から先端側に突出している。弁体3の弁フランジ3bの先端面は、保持筒4aの基端面に当接している。
係合筒4bは、円筒状をなしている。しかし、係合筒4bは、円筒状以外の筒状をなしていてもよい。係合筒4bにおける連結部4cより先端側の部分には、他の医療器具50との接続部18が設けられている。接続部18は、本実施形態では、ルアーロックが可能な雌ねじ部によって構成されている。しかし、接続部18は、このような雌ねじ部以外によって構成されてもよい。係合筒4bにおける連結部4cより基端側の部分には、中心軸線Oを挟んで互いに対向する一対の弾性アーム19が設けられている。一対の弾性アーム19は、互いに同一の形状をなしている。しかし、一対の弾性アーム19は、互いに異なる形状をなしていてもよい。
図2及び図4に示すように、各弾性アーム19は、係合筒4bの基端から軸方向先端側に延在する2つの平行な直線状の切り欠きによって区画された片持ち梁状をなしている。しかし、各弾性アーム19の形状は、このような2つの平行な直線状の切り欠きによって区画されるものに限られず、適宜変更が可能である。各弾性アーム19の外面(径方向の外側の面)には、径方向の外側に突出する円柱状の係合凸部20が設けられている。しかし、各係合凸部20の形状は円柱状に限られず、適宜変更が可能である。各係合凸部20は、軸方向両側への移動に伴って基筒6に案内される被案内部を構成している。各弾性アーム19の内面には、径方向の内側に突出する被押圧部21が設けられている。各被押圧部21は、軸方向基端側に向かって径方向の内側に傾斜する傾斜面によって構成されている。
図5に示すように、連結部4cは、周方向に間欠的に設けられている。連結部4cの間欠部には、中心軸線Oを挟んで互いに対向する一対の長孔22が設けられている。各長孔22は、周方向に延在する円弧状をなしている。一対の長孔22は、互いに同一の形状をなしている。しかし、一対の長孔22は、互いに異なる形状をなしていてもよい。各長孔22の形状は円弧状に限られず、適宜変更が可能である。
プッシャー8は、先筒4に対して相対的に軸方向の両側に移動可能である。図2及び図6に示すように、プッシャー8は、円筒状の基体8aと、基体8aの先端から軸方向先端側に延在するとともに中心軸線Oを挟んで互いに対向する一対の突出体8bと、を有している。各突出体8bは、周方向に延在する円弧状をなしている。一対の突出体8bは、互いに同一の形状をなしている。しかし、一対の突出体8bは、互いに異なる形状をなしていてもよい。一対の突出体8bの一方は、先筒4に設けられた一対の長孔22の一方を通って、保持筒4aの先端面より軸方向先端側に突出している。一対の突出体8bの他方は、先筒4に設けられた一対の長孔22の他方を通って、保持筒4aの先端面より軸方向先端側に突出している。各突出体8bの形状は円弧状に限られず、対応する長孔22の形状と合わせて適宜変更が可能である。また、本実施形態では一対の長孔22及び一対の突出体8bを設けているが、長孔22及び突出体8bの数は適宜変更が可能である。
基体8aの外周面には、径方向の外側に突出する押圧部23が設けられている。押圧部23は、周方向の全周に亘って設けられている。押圧部23は、軸方向基端側に向かって径方向の内側に傾斜する傾斜面によって構成されている。押圧部23は、一対の突出体8bへの外力の付与によって軸方向基端側に移動することで、各被押圧部21を径方向の外側に押圧し、それにより、各係合凸部20を径方向外側に弾性変位させる(本実施形態では、弾性アーム19の弾性変形によって変位させる)ことができる(図7参照)。本実施形態では押圧部23及び一対の被押圧部21はいずれも、軸方向基端側に向かって径方向の内側に傾斜する傾斜面によって構成されているので、このような弾性変位を安定して生じさせることができる。しかし、押圧部23と一対の被押圧部21とのいずれかを、例えば、軸方向基端側に向かって径方向の内側に段差状に縮径する段差部によって構成してもよい。また、各被押圧部21は、径方向の内側に向かう復元力によって押圧部23を軸方向先端側に押圧することで、一対の突出体8bへの外力が除去された場合に押圧部23を軸方向先端側に移動し、それにより、各係合凸部20を径方向内側に復元変位させる(本実施形態では、弾性アーム19の復元変形によって変位させる)ことができる(図2参照)。
図1〜図3に示すように、基筒6は、円筒状をなしている。基筒6の内周面には、2条ねじ状をなす一対の螺旋溝部24が設けられている。一対の螺旋溝部24は、軸方向両側への先筒4の移動に伴って先筒4の被案内部(一対の係合凸部20)を案内する案内部を構成している。一対の螺旋溝部24の一方は、一対の係合凸部20の一方と係合することで当該一方を案内可能である。また、一対の螺旋溝部24の他方は、一対の係合凸部20の他方と係合することで当該他方を案内可能である。各螺旋溝部24は、対応する係合凸部20が最も軸方向基端側に位置するときに当該係合凸部20と係合する部分において、リード角が実質的に減少している。このようなリード角の減少により、基筒6と先筒4との間にこれらを軸方向に離間させる方向の外力が付与されたときの抵抗力を高める(すなわち、ねじを緩み難くする)ことができる。リード角の減少に替えて、リード角を消失させてもよい(すなわち、ゼロ又はマイナスの角度にしてもよい)。しかし、各螺旋溝部24は、このようなリード角の減少及び消失のいずれも含まない形状であってもよい。各螺旋溝部24の形状は、対応する係合凸部20の形状と合わせて適宜変更が可能である。
本実施形態では、案内部を一対の螺旋溝部24で構成し、被案内部を一対の係合凸部20で構成しているが、螺旋溝部24及び係合凸部20の数は適宜増減が可能である。案内部を螺旋突条で構成し、被案内部を当該螺旋突条と係合可能な係合凹部で構成してもよい。案内部の軌道の全体形状は、螺旋状に限られず、例えば、軸方向から周方向に軌道が段差状に変化する段差部を含んでいてもよいし、軸方向の軌道のみを含んでいてもよい。
図1に示すように、基筒6には、先筒4と係合することで基筒6に対して相対的な軸方向基端側への先筒4の移動を所定の抵抗力によって規制する規制部25が設けられている。規制部25が発揮する所定の抵抗力は、図2に示すような他の医療器具50の非接続状態から、図7に示すような予備状態になるまでに、他の医療器具50から先筒4に作用する軸方向基端側への押圧力より大きいことが好ましい。このような構成により、予備状態になった後に規制部25の規制が解除されて、図8に示すような流体接続状態に移行する一連の動作を安定して実現することができる。
本実施形態において、予備状態とは、図7に示すように、先筒4に他の医療器具50が接続され、弁体3に他の医療器具50に設けられた他の弁体51が当接し、且つ、スパイク2が弁体3と他の弁体51とをいずれも貫通していない状態をいう。
本実施形態において、流体接続状態とは、図8に示すように、先筒4に他の医療器具50が接続され、弁体3に他の弁体51が当接し、且つ、スパイク2が弁体3と他の弁体51との両方を貫通して連通口2dが他の医療器具50に設けられた他の内部流路52に連通した状態をいう。
規制部25は、本実施形態では、先筒4と嵌合可能な嵌合部によって構成されている。より具体的には、規制部25は、図1に示すように、先筒4の係合筒4bの外周面に設けられるとともに中心軸線Oを挟んで互いに対向する一対の凹部26と嵌合可能な一対の弾性片27によって構成されている。一対の弾性片27の一方は、一対の凹部26の一方と嵌合可能である。また、一対の弾性片27の他方は、一対の凹部26の他方と嵌合可能である。各弾性片27は、逆U字状の切り欠きによって基筒6に形成された径方向に弾性変形可能な片持ち梁状のアーム部27aと、アーム部27aの内面(径方向の内側の面)に設けられた凸部27bと、を有している。各凸部27bは、凹部26との嵌合により、軸方向基端側への先筒4の移動に対して所定の抵抗力を発揮することができる。また、各凸部27bは、先筒4に所定の抵抗力を越える軸方向基端側への押圧力が作用すると、径方向の外側に弾性変位(アーム部27aの弾性変形によって変位)して凹部26との嵌合を解除することができる。各凸部27bは、軸方向基端側への先筒4の移動に対して所定の抵抗力を発揮できる程度に凹部26に入り込んでいればよく、各凸部27bと凹部26との間には適宜隙間が設けられていてもよい。
本実施形態では、規制部25は、先筒4に設けられた一対の凹部26と嵌合可能な、基筒6に設けられた一対の弾性片27によって構成されている。しかし、規制部25の構成は適宜変更が可能である。例えば、凹部26及び弾性片27の数は適宜増減が可能である。先筒4に1つ以上の弾性片27を設け、基筒6に1つ以上の凹部26を設けてもよい。
図1〜図2に示すように、他の医療器具50は、他の弁体51と他の内部流路52を有するハウジング53とを備えている。ハウジング53は、円筒状の筒壁54を有している。筒壁54の基端には、他の内部流路52の基端を閉塞するように他の弁体51が取り付けられている。他の弁体51は、スパイク2が貫通可能な他のスリット55を有している。筒壁54の外周面には、先筒4の接続部18に接続される雄ねじ部によって構成された被接続部56が設けられている。被接続部56の形状は、接続部18の形状に合わせて適宜変更が可能である。筒壁54と他の弁体51とによって他のコネクタ部57が構成されている。他のコネクタ部57の先端には円環平面状の当接面58が設けられている。当接面58は、予備状態において先筒4の係合筒4bの先端面と当接するように構成されている。しかし、他の医療器具50は、当接面58を有していなくてもよい。
医療器具1Aは、図2に示すような他の医療器具50の非接続状態から、図7に示すような予備状態へと移行可能である。この予備状態への移行に際し、プッシャー8は、先筒4への他の医療器具50の接続に伴う他の医療器具50からの押圧によって、先筒4に対して相対的に軸方向基端側に移動することで、被案内部(一対の係合凸部20)を径方向の外側に弾性変位させ、基筒6と係合させることができる。このように、プッシャー8は、先筒4への他の医療器具50の接続によって被案内部を径方向の外側に移動して基筒6と係合させることができる。
医療器具1Aは、予備状態から、所定の流体接続操作により、図8に示すような流体接続状態へと移行可能である。医療器具1Aは、基筒6が先筒4の被案内部(一対の係合凸部20)を案内することによって予備状態から流体接続状態へと移行するように構成されているので、予備状態から流体接続状態への安定した移行動作を可能にすることができる。本実施形態では、時計周り方向(右ねじ方向)の回転操作によって非接続状態から予備状態に移行させ、所定の流体接続操作としてのさらなる時計周り方向の回転操作により、規制部25による規制を解除して流体接続状態に移行させることができる。このように、医療器具1Aは、1方向への回転操作のみによって非接続状態から流体接続状態へと移行可能である。しかし、所定の流体接続操作として反時計周り方向の回転操作を用いる構成としてもよい。
医療器具1Aは、流体接続状態から、所定の解除操作により、予備状態へと移行可能である。医療器具1Aは、基筒6が先筒4の被案内部を案内することによって流体接続状態から予備状態へと移行するように構成されているので、流体接続状態から予備状態への安定した移行動作を可能にすることができる。本実施形態では、所定の解除操作としての反時計周り方向(左ねじ方向)の回転操作によって流体接続状態から予備状態に移行させ、さらなる反時計周り方向の回転操作により、非接続状態に移行させることができる。このように、医療器具1Aは、1方向への回転操作のみによって流体接続状態から非接続状態へと移行可能である。しかし、所定の解除操作として時計周り方向の回転操作を用いる構成としてもよい。
予備状態から非接続状態への移行に際しては、プッシャー8は、先筒4からの他の医療器具50の接続解除に伴う他の医療器具50からの押圧解除により、被案内部(一対の係合凸部20)の復元変位による基筒6との係合解除を許容するように軸方向先端側に移動することができる。
医療器具1Aは、流体接続状態において、径方向の外力の付与などによって他の医療器具50が意図せずに外れた場合には、図9に示すように、軸方向先端側へのプッシャー8の移動により、被案内部(一対の係合凸部20)の復元変位による基筒6との係合解除を許容することができる。このように、プッシャー8は、先筒4から他の医療器具50が外れることで、被案内部を径方向の内側に移動して基筒6との係合を解除させることができる。このように被案内部と基筒6との係合が解除されると、弁体3と先筒4とは付勢体5の付勢力によって一体に軸方向先端側に移動し、図2に示すようにスパイク2の連通口2dを弁体3によって閉塞することができる。したがって、医療器具1Aによれば、他の医療器具50との流体接続状態において他の医療器具50が意図せずに外れた場合でも、流体の曝露を生じる可能性を低減することができる。
次に、図10〜図11を参照して、本発明の第2実施形態に係る医療器具について詳細に例示説明する。前述した第1実施形態に係る医療器具1Aは、先筒4への他の医療器具50の接続によって被案内部を径方向の一方側に移動して基筒6と係合させる一方、先筒4から他の医療器具50が外れることで、被案内部を径方向の他方側に移動して基筒6との係合を解除させる係合制御部7としてのプッシャー8を備えている。これに対し、第2実施形態に係る医療器具1Bは、図10〜図11に示すように、プッシャー8を備える替りに、先筒4’の係合筒4b’が係合制御部7’としての一対の係合アーム28を有している。第2実施形態において第1実施形態の場合と同様の構成には、第1実施形態の場合と同一の符号を付している。
一対の係合アーム28は、中心軸線Oを挟んで互いに対向するように配置されている。各係合アーム28は、係合筒4b’の基端から軸方向先端側に延在する2つの平行な直線状の切り欠きによって区画された片持ち梁状をなしている。したがって、各係合アーム28は、その先端に位置する固定端28aを支点に回動可能である。各係合アーム28の外面(径方向の外側の面)には、径方向の外側に突出する係合凸部20’が設けられている。各係合凸部20’は、軸方向両側への移動に伴って基筒6に案内される被案内部を構成している。各係合アーム28の内面には、保持筒4aの先端より軸方向先端側において径方向の内側に突出する被押圧部21’が設けられている。各被押圧部21’は、係合筒4b’の接続部18’への他の医療器具50の接続に伴って他の医療器具50により径方向の外側へ押圧されて、径方向の外側へ弾性変位するように構成されている。
したがって、係合筒4b’の接続部18’に他の医療器具50を接続することにより、被案内部(一対の係合凸部20’)を径方向の外側に弾性変位させて基筒6の螺旋溝部24と係合させることができる。また、係合筒4b’から他の医療器具50が外れることで、被案内部を径方向の内側に移動して基筒6との係合を解除させることができる。したがって、本実施形態に係る医療器具1Bによっても、第1実施形態の場合と同様の効果を得ることができる。
本実施形態では、案内部を一対の螺旋溝部24で構成し、被案内部を一対の係合凸部20’で構成しているが、螺旋溝部24及び係合凸部20’の数は適宜増減が可能である。案内部を螺旋突条で構成し、被案内部を当該螺旋突条と係合可能な係合凹部で構成してもよい。案内部の軌道の全体形状は、螺旋状に限られず、例えば、軸方向から周方向に軌道が段差状に変化する段差部を含んでいてもよいし、軸方向の軌道のみを含んでいてもよい。
次に、図12〜図13を参照して、本発明の第3実施形態に係る医療器具について詳細に例示説明する。前述した第2実施形態に係る医療器具1Bは、先筒4’が基筒6より径方向の内側に配置されている。これに対し、第3実施形態に係る医療器具1Cは、図12〜図13に示すように、先筒4”が基筒6”より径方向の外側に配置されている。第3実施形態において第2実施形態の場合と同様の構成には、第2実施形態の場合と同一の符号を付している。
本実施形態では、先筒4”の係合筒4b”が係合制御部7”としての一対の係合アーム29を有している。一対の係合アーム29は、中心軸線Oを挟んで互いに対向するように配置されている。各係合アーム29は、逆U字状の切り欠きと、その下方に間隔を空けて設けられるとともに係合筒4b”の基端まで延在する2つの平行な直線状の切り欠きと、によって区画された中間支持の揺動片状をなしている。したがって、各係合アーム29は、軸方向の中間部29aを支点に回動可能である。各係合アーム29における支点より基端側の部分の内面(径方向の内側の面)には、径方向の内側に突出する係合凸部20”が設けられている。各係合凸部20”は、軸方向両側への移動に伴って基筒6”に案内される被案内部を構成している。各係合アーム29における支点より先端側の部分の内面には、保持筒4aの先端より軸方向先端側において径方向の内側に突出する被押圧部21”が設けられている。各被押圧部21”は、係合筒4b”の接続部18”への他の医療器具50の接続に伴って他の医療器具50に径方向の外側へ押圧されて、径方向の外側へ弾性変位するように構成されている。
したがって、係合筒4b”の接続部18”に他の医療器具50を接続することにより、被案内部(一対の係合凸部20”)を径方向の内側に弾性変位させて基筒6”の螺旋溝部24”と係合させることができる。また、係合筒4b”から他の医療器具50が外れることで、被案内部を径方向の外側に移動して基筒6”との係合を解除させることができる。したがって、本実施形態に係る医療器具1Cによっても、第2実施形態の場合と同様の効果を得ることができる。
本実施形態では、案内部を一対の螺旋溝部24”で構成し、被案内部を一対の係合凸部20”で構成しているが、螺旋溝部24”及び係合凸部20”の数は適宜増減が可能である。案内部を螺旋突条で構成し、被案内部を当該螺旋突条と係合可能な係合凹部で構成してもよい。案内部の軌道の全体形状は、螺旋状に限られず、例えば、軸方向から周方向に軌道が段差状に変化する段差部を含んでいてもよいし、軸方向の軌道のみを含んでいてもよい。
前述した本実施形態は、本発明の実施形態の一例にすぎず、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1A、1B、1C 医療器具
2 スパイク
2a 基端
2b 先端
2c 内部流路
2d 連通口
3 弁体
3a 弁本体
3b 弁フランジ
4、4’、4” 先筒
4a 保持筒
4b、4b’、4b” 係合筒
4c 連結部
5 付勢体
5a 蛇腹部
6、6” 基筒
7、7’、7” 係合制御部
8 プッシャー
8a 基体
8b 突出体
9 コネクタ部
10 スパイク部材
11 弁部材
12 メスコネクタ部
13 フランジ
14 環状突起
15 筒壁
16 中空部
17 スリット
18、18’、18” 接続部
19 弾性アーム
20、20’、20” 係合凸部(被案内部)
21、21’、21” 被押圧部
22 長孔
23 押圧部
24、24” 螺旋溝部
25 規制部
26 凹部
27 弾性片
27a アーム部
27b 凸部
28 係合アーム
28a 固定端
29 係合アーム
29a 中間部
50 他の医療器具
51 他の弁体
52 他の内部流路
53 ハウジング
54 筒壁
55 他のスリット
56 被接続部
57 他のコネクタ部
58 当接面
O 中心軸線

Claims (5)

  1. 医療器具であって、
    基端と、先端と、前記基端から前記先端まで延在する中心軸線と、内部流路と、を有するスパイクと、
    前記スパイクが貫通可能な弁体と、
    前記弁体を前記中心軸線に沿う軸方向の前記先端の側に付勢する付勢体と、
    他の医療器具を接続可能であるとともに、前記スパイクに対して相対的に前記軸方向の両側に前記弁体と一体に移動可能な先筒と、
    前記スパイクに対して相対的に前記軸方向の両側に移動不能な基筒と、を備え、
    前記先筒には、前記軸方向の両側への移動に伴って前記基筒に案内される被案内部が設けられており、
    前記先筒への前記他の医療器具の接続によって前記被案内部を前記径方向の一方側に移動して前記基筒と係合させる一方、前記先筒から前記他の医療器具が外れることで、前記被案内部を前記径方向の他方側に移動して前記基筒との係合を解除させる係合制御部をさらに備える、
    医療器具。
  2. 前記先筒は、前記基筒より前記径方向の内側に配置されている、請求項1に記載の医療器具。
  3. 前記係合制御部として、前記先筒に対して相対的に前記軸方向の両側に移動可能なプッシャーを備え、
    前記プッシャーは、前記先筒への前記他の医療器具の接続に伴う前記他の医療器具からの押圧によって、前記先筒に対して相対的に前記軸方向の前記基端の側に移動することで、前記被案内部を前記径方向の外側に弾性変位させ、前記基筒と係合させる、
    請求項1又は2に記載の医療器具。
  4. 前記他の医療器具は、他の弁体と、他の内部流路と、を有し、
    前記先筒に前記他の医療器具が接続され、前記弁体に前記他の弁体が当接し、且つ、前記スパイクが前記弁体と前記他の弁体とをいずれも貫通していない予備状態から、所定の流体接続操作により、前記先筒に前記他の医療器具が接続され、前記弁体に前記他の弁体が当接し、且つ、前記スパイクが前記弁体と前記他の弁体との両方を貫通して前記内部流路が前記他の内部流路に連通した流体接続状態へと移行可能であるとともに、
    前記流体接続状態から、所定の解除操作により、前記予備状態へと移行可能である、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の医療器具。
  5. 前記基筒は、前記所定の流体接続操作としての前記中心軸線に関する周方向の一方側への回転操作により、前記被案内部を前記軸方向の前記基端の側に案内する一方、前記所定の解除操作としての前記周方向の他方側への回転操作により、前記被案内部を前記軸方向の前記先端の側に案内する、請求項4に記載の医療器具。
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