JPWO2019183146A5 - - Google Patents

Claims (39)

1. 個体におけるＣＮＳ障害を治療するための、ｍＴＯＲ阻害剤およびアルブミンを含むナノ粒子を含むナノ粒子組成物であって、前記ナノ粒子組成物を前記個体に全身投与することを特徴とするナノ粒子組成物。
2. 前記ナノ粒子組成物中の前記ｍＴＯＲ阻害剤の量が、各投与について約０．１ｍｇ／ｍ^２～約１２０ｍｇ／ｍ^２である、請求項１に記載のナノ粒子組成物。
3. 前記ナノ粒子組成物が、１週間ごとに１回、３週間ごとに２回、または４週間ごとに３回投与される、請求項１または請求項２に記載のナノ粒子組成物。
4. 前記ナノ粒子組成物中の前記ナノ粒子の平均直径が、約２００ｎｍ以下である、請求項１から３のいずれか一項に記載のナノ粒子組成物。
5. 前記ナノ粒子組成物中の前記アルブミンの前記ｍＴＯＲ阻害剤に対する重量比が、約９：１以下である、請求項１から４のいずれか一項に記載のナノ粒子組成物。
6. 前記ナノ粒子が、前記アルブミンと会合する前記ｍＴＯＲ阻害剤を含む、請求項１から５のいずれか一項に記載のナノ粒子組成物。
7. 前記ナノ粒子が、前記アルブミンでコーティングされた前記ｍＴＯＲ阻害剤を含む、請求項１から６のいずれか一項に記載のナノ粒子組成物。
8. 前記ナノ粒子組成物が、少なくとも約１～６サイクルにわたり投与され、各サイクルが、２１日間または２８日間からなる、請求項１から７のいずれか一項に記載のナノ粒子組成物。
9. 前記ｍＴＯＲ阻害剤がリムス薬物である、請求項１から８のいずれか一項に記載のナノ粒子組成物。
10. 前記ｍＴＯＲ阻害剤がラパマイシンである、請求項９に記載のナノ粒子組成物。
11. 前記ＣＮＳ障害がてんかんである、請求項１から１０のいずれか一項に記載のナノ粒子組成物。
12. 前記個体が、てんかん手術を受けている、請求項１１に記載のナノ粒子組成物。
13. 前記個体が、てんかん手術後の３０日間に、少なくとも５回のてんかん発作を有する、またはてんかん手術後に１週間のてんかん発作消失を有さない、請求項１２に記載のナノ粒子組成物。
14. 抗てんかん剤を組み合わせて、前記ナノ粒子組成物を前記個体に投与することを特徴とする、請求項１１から１３のいずれか一項に記載のナノ粒子組成物。
15. 前記ナノ粒子組成物中の前記ｍＴＯＲ阻害剤の量が、各投与について約０．１ｍｇ／ｍ^２～約２５ｍｇ／ｍ^２である、請求項１１から１４のいずれか一項に記載のナノ粒子組成物。
16. 前記ＣＮＳ障害が神経膠芽腫である、請求項１から１０のいずれか一項に記載のナノ粒子組成物。
17. 前記神経膠芽腫が再発性神経膠芽腫である、請求項１６に記載のナノ粒子組成物。
18. 前記神経膠芽腫が、新たに診断された神経膠芽腫である、請求項１６に記載のナノ粒子組成物。
19. 前記個体が、前記ナノ粒子投与の開始前に、新たに診断された神経膠芽腫の手術的切除を受けている、請求項１８に記載のナノ粒子組成物。
20. 抗ＶＥＧＦ抗体、アルキル化剤およびプロテアソーム阻害剤からなる群から選択される第２の薬剤を組み合わせて、前記ナノ粒子組成物を前記個体に投与することを特徴とする、請求項１から１９のいずれか一項に記載のナノ粒子組成物。
21. 前記ナノ粒子組成物中の前記ｍＴＯＲ阻害剤の量が、各投与について約２０ｍｇ／ｍ^２～約１００ｍｇ／ｍ^２である、請求項１から２０のいずれか一項に記載のナノ粒子組成物。
22. 前記第２の薬剤が抗ＶＥＧＦ抗体である、請求項２０または請求項２１に記載のナノ粒子組成物。
23. 前記第２の薬剤がプロテアソーム阻害剤である、請求項２０または請求項２１に記載のナノ粒子組成物。
24. 前記プロテアソーム阻害剤がマリゾミブである、請求項２３に記載のナノ粒子組成物。
25. 前記第２の薬剤がアルキル化剤である、請求項２０または請求項２１に記載のナノ粒子組成物。
26. 前記アルキル化剤がテモゾロミドである、請求項２５に記載のナノ粒子組成物。
27. 放射線療法を組み合わせて、前記ナノ粒子組成物を投与することを特徴とする、請求項２６に記載のナノ粒子組成物。
28. 前記放射線療法が限局放射線療法である、請求項２７に記載のナノ粒子組成物。
29. 前記アルキル化剤がニトロソウレア化合物である、請求項２５に記載のナノ粒子組成物。
30. 前記化合物がロムスチンである、請求項２９に記載のナノ粒子組成物。
31. 前記神経膠芽腫が、ｍＴＯＲ活性化異常を含む、請求項１６から３０のいずれか一項に記載のナノ粒子組成物。
32. 前記ｍＴＯＲ活性化異常が、ＰＴＥＮ、ＴＳＣ１またはＴＳＣ２異常を含む、請求項３１に記載のナノ粒子組成物。
33. 前記個体がヒトである、請求項１から３２のいずれか一項に記載のナノ粒子組成物。
34. 前記ナノ粒子組成物が、前記個体に非経口投与される、請求項１から３３のいずれか一項に記載のナノ粒子組成物。
35. 前記ナノ粒子組成物が、前記個体に静脈内投与される、請求項３４に記載のナノ粒子組成物。
36. 前記ナノ粒子組成物が、前記個体に皮下投与される、請求項３４に記載のナノ粒子組成物。
37. ＣＮＳ障害を治療するための、ｍＴＯＲ阻害剤およびアルブミンを含むナノ粒子組成物を含むキット。
38. 抗ＶＥＧＦ抗体、アルキル化剤およびプロテアソーム阻害剤からなる群から選択される薬剤をさらに含む、請求項３７に記載のキット。
39. ｍＴＯＲ活性化異常を評価するための薬剤をさらに含む、請求項３７または３８に記載のキット。