JPWO2019167100A1 - 半導体単結晶インゴットのスライス方法 - Google Patents

半導体単結晶インゴットのスライス方法 Download PDF

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Abstract

円柱状の半導体単結晶インゴット(13)を、このインゴット(13)の円柱の中心軸とは異なるインゴット(13)の結晶軸を中心として所定の回転角度だけ回転させた状態で保持具(14)により接着保持し、この状態でインゴット(13)を切断装置(16)によりスライスする半導体単結晶インゴットのスライス方法は、切断装置(16)によりスライスされたウェーハの反り量が所定量になるように、インゴット(13)を保持具(14)により接着保持するときの所定の回転角度と、切断装置(16)による保持具(14)の傾け角度を決定する。

Description

本発明は、シリコン単結晶インゴット等の半導体単結晶インゴットをスライスして、シリコン単結晶ウェーハ等の半導体単結晶ウェーハを作製する方法に関するものである。
従来、劈開面を有する単結晶部材とこの単結晶部材を切断する加工工具とを相対的に移動させながら、加工工具を単結晶部材に切込ませることにより、単結晶部材を予定切断面に沿って切断し、加工工具の切込み方向を、予定切断面と劈開面との交線に垂直な法線方向に対し切断工具により単結晶部材の切り屑が排出される方向側に傾斜する方向に設け、かつ切込み方向の法
線方向からの傾斜角を、加工工具による単結晶部材の切断能率が極大になる角度に設ける単結晶切断方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
この単結晶切断方法では、単結晶部材の劈開面は切断予定面上に交線A,Bとして現れる。また切断能率が極大になる切込み方向は交線A,Bのそれぞれに対して垂直な法線P,Qから時計回りまたは反時計回りのいずれかの切り屑の排出方向側に回転角θ1,θ2,θ3,θ4,θ5,θ6,θ7,θ8だけそれぞれ傾いたZ1,Z2,Z3,Z4,Z5,Z6,Z7,Z8方向である。
さらに、単結晶部材がタンタル酸リチウムである場合、θ1は24度であり,θ2は7度であり,θ3は16度であり,θ4は8度であり,θ5は20度であり,θ6は17度であり,θ7は16度であり,θ8は5度である。
このように構成された単結晶切断方法では、単結晶の予定切断面上にあり、この予定切断面と劈開面との交線に垂直な法線に対し、単結晶部材の切り屑が排出される方向を正の回転角とし、この正の回転角をもつ単結晶部材の結晶学的特性と、この単結晶部材および加工工具間の圧接力とにより決定される切断能力が極大になる方向から切込みを与えて、単結晶部材を切断するので、切断除去能率が各段に向上し、長時間費やしていた切断加工時間を短縮できる。また加工中に単結晶部材に過度の歪がかかることがないので、切断されたウェーハに曲りや反りが生じないようになっている。
一方、単結晶インゴットと切断機とを相対的に移動させながら切断機を単結晶インゴットに切込ませることで、単結晶インゴットを予定切断面に沿ってスライスし、単結晶インゴットの結晶方位を<111>とし、その晶癖線の方向と平行にスライスする単結晶切断方法が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
このように構成された単結晶切断方法では、単結晶インゴットの結晶方位を予め<111>に決めておき、切断機の切込み方向を単結晶インゴットの晶癖線の方向に合せた状態で、切断機により上記晶癖線の方向と平行に単結晶インゴットをスライスするので、曲りや反りの極めて少ないウェーハを切断分離でき、切断加工効率を著しく向上できる。すなわち、マクロな単結晶インゴットの劈開面は、通常(111)面であり、結晶面の発達の程度の違いで生じる晶癖線に沿って単結晶インゴットのスライス方向を補正したので、切断されたウェーハに曲りや反りが極めて発生し難い理想的なウェーハが得られる。
さらに、円柱状の半導体単結晶インゴットを、このインゴットの円柱の中心軸とは異なる前記インゴットの結晶軸を中心として所定の回転角度だけ回転させた状態で保持具により接着保持し、この状態で前記インゴットを切断装置によりスライスする半導体単結晶インゴットのスライス方法において、切断装置によりスライスされたウェーハの反り量が所定量になるように、インゴットを保持具により接着保持するときの所定の回転角度を決定する半導体単結晶インゴットのスライス方法が開示されている(例えば、特許文献3参照。)。
特公平1−15363号公報 特開2005−231248号公報 特開2014−195025号公報
しかし、上記従来の特許文献1に示された単結晶切断方法では、単結晶部材の予定切断面および劈開面のなす角度に関して何ら規定しておらず、単結晶部材を切断した後のウェーハの反り量がどのように変化するか分からない不具合があった。また、上記従来の特許文献1に示された単結晶切断方法では、単結晶部材の切込み位置が、劈開面に対して、即ち予定切断面に現れる交線AおよびBに対して、5〜25度しかずれておらず、このように小さい角度ではウェーハの反り量を十分に改善できない問題点があった。さらに、上記従来の特許文献1に示された単結晶切断方法では、単結晶部材の切断加工中に単結晶部材に過度の歪がかかることがないので、切断されたウェーハに曲りや反りが生じないとしているけれども、ウェーハの反り量をどのように制御するか分からない問題点もあった。
一方、上記従来の特許文献2に示された単結晶切断方法では、単結晶インゴットをその晶癖線に沿ってスライスすることにより、ウェーハの曲りや反りを発生し難くすることができるけれども、ウェーハの反り量を制御することができない問題点があった。
また、上記従来の特許文献3に示された単結晶切断方法では、切断装置によりスライスされたウェーハの反り量が所定量になるように、インゴットを前記保持具により接着保持するときの前記所定の回転角度を決定するが、円柱状の半導体単結晶インゴットを、インゴットの円柱の中心軸とは異なるインゴットの結晶軸に合せて切断しなければならない。
このため、インゴットの回転角度が制限され、インゴットを保持具により接着保持するときの前記所定の回転角度の設定範囲を広く設定し、インゴットの結晶軸のズレ調整のための角度が、所定の回転角度の範囲内となるよう、所定の回転角度を広く設定する必要があり、その結果、ウェーハの反り量が大きくなる場合があるという問題点があった。
本発明の目的は、ウェーハの反り量を低減できるだけでなく、ウェーハの反り量を所望の量に精度良く制御できる、半導体単結晶インゴットのスライス方法を提供することにある。
本発明の第1の観点は、円柱状の半導体単結晶インゴットを、このインゴットの円柱の中心軸とは異なるインゴットの結晶軸を中心として所定の回転角度だけ回転させた状態で保持具により接着保持し、この状態でインゴットを切断装置によりスライスする半導体単結晶インゴットのスライス方法において、切断装置によりスライスされたウェーハの反り量が所定量になるように、インゴットを保持具により接着保持するときの所定の回転角度と、前記切断装置による前記保持具の傾け角度を決定することを特徴とする。
本発明の第1の観点のスライス方法では、円柱状の半導体単結晶インゴットを切断装置の保持具により接着保持する前に、先ずインゴットをその円柱の中心軸とは異なるインゴットの結晶軸を中心に回転可能に設け、次にこのインゴットをその結晶軸を中心として所定の回転角度だけ回転させた状態で上記保持具により接着保持する。このとき上記結晶軸を中心とする所定の回転角度と、前記切断装置による前記保持具の傾け角度を、切断装置によりスライスされたウェーハの反り量が所定量になるように決定したので、インゴットをスライスした後のウェーハの反り量を所望の量に精度良く制御できる。
本発明の第2の観点は、第1の観点に基づく発明であって、さらに予め実験により所定の回転角度の変化に対するウェーハの反り量の変化についての相関関係を求め、上記所定の回転角度をこの相関関係から決定することを特徴とする。
本発明の第2の観点のスライス方法では、予め実験により所定の回転角度の変化に対するウェーハの反り量の変化についての相関関係を求め、上記所定の回転角度をこの相関関係から決定したので、インゴットをスライスした後のウェーハの反り量を所望の量により精度良く制御できる。
本発明の第3の観点は、第1の観点に基づく発明であって、さらに切断装置によりスライスされたウェーハの反り量が最小になるように、インゴットを保持具により接着保持するときの所定の回転角度を決定することを特徴とする。
本発明の第3の観点のスライス方法では、インゴットの結晶軸を中心とする所定の回転角度を、切断装置によりスライスされたウェーハの反り量が最小になるように決定したので、インゴットをスライスした後のウェーハの反り量を低減できる。
本発明の第4の観点は、第1の観点に基づく発明であって、さらにインゴットに回転基準部を形成し、インゴットの結晶軸から回転基準部に下ろした垂線を基準線とするとき、この基準線に対する所定の回転角度が45〜55度、125〜135度、225〜235度、および305〜315度のいずれかの範囲内であることを特徴とする。
本発明の第4の観点のスライス方法では、インゴットの結晶軸から回転基準部に下ろした垂線を基準線とし、この基準線に対する所定の回転角度を45〜55度、125〜135度、225〜235度、および305〜315度のいずれかの範囲内に設定することにより、インゴットを切断した後のウェーハの反り量がほぼ所望の量になる。
本発明第1実施形態のスライス方法を用いてシリコン単結晶インゴットをワイヤソー装置のワイヤによりスライスしようとしている状態を示す要部正面図である。 インゴットをワイヤソー装置のワイヤによりスライスしようとしている状態を示す要部斜視図である。 ゴニオ角設定器の構造を示すワイヤの走行方向に直交する面の断面図である。 インゴットと保持具との関係を示す概略斜視図である。 ワイヤによるインゴットの切断中に劈開面が切断方向に現れてこの劈開面の方向にワイヤが逸れるメカニズムを示すウェーハの斜視図(a)と、大きな反りが発生した切断後のウェーハの側面図(b)である。 ワイヤによるインゴットの切断中に切断方向に劈開面が現れずワイヤが切断方向に真っ直ぐ進むメカニズムを示すウェーハの斜視図(a)と、反りが発生しなかった切断後のウェーハの側面図(b)である。 インゴットの劈開面がインゴット表面のワイヤマークと平行であることを示すインゴットの正面図である。 インゴットの劈開面がインゴットの結晶軸に対して傾斜している状態を示すインゴットの縦断面図である。 ワイヤが劈開面の方向に逸れることを示すインゴットの縦断面図である。 インゴットの劈開面がインゴット表面のワイヤマークと平行であることを示すインゴットの正面図である。 インゴットの劈開面がインゴットの結晶軸に対して平行である状態を示すインゴットの縦断面図である。 ワイヤが切断方向に真っ直ぐ進むことを示すインゴットの縦断面図である。 インゴットの円柱の中心軸に結晶軸が一致し円柱の中心軸および結晶軸に対し直角方向に延びてワイヤを配索した状態を示す構成図である。 インゴットの円柱の中心軸と結晶軸が一致していない状態を示すインゴットの構成図である。 インゴットの円柱の中心軸に一致していない結晶軸に対し直角方向に延びてワイヤを配索した状態を示す構成図である。 実施例1および比較例1のインゴットの回転角度を変化させたときのウェーハの反り量の変化をそれぞれ示す図である。
次に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1および図2に示すように、シリコン単結晶インゴット13をスライスして切断するためにワイヤソー装置16が用いられる。
切断装置としてのワイヤソー装置16は、互いに中心軸が平行であって同一水平面内に配設された第1および第2メインローラ11,12と、第1および第2メインローラ11,12の下方であって、第1および第2メインローラ11,12の中間位置に設けられた単一のサブローラ17と、第1および第2メインローラ11,12と単一のサブローラ17に巻回して張設されたワイヤ18と、保持具14を昇降させる昇降装置19とを備える(図1および図2)。
また、第1および第2メインローラ11,12と単一のサブローラ17の外周面には、各ローラ11,12,17の軸方向に所定の間隔をあけて、即ちスライスされるウェーハの厚さ分だけ各ローラ11,12,17の軸方向に間隔をあけて、円周方向に延びる複数本のリング溝(図示せず)が形成される。
ワイヤ18は、繰出しボビン21(図2)に巻付けられた1本の長尺ものであり、この繰出しボビン21から繰出されたワイヤ18は、第1および第2メインローラ11,12と単一のサブローラ17の一端側の各リング溝から他端側の各リング溝に向って順に収容されるように、これらのローラ11,12,17に略逆三角形状であって螺旋状に巻回して張設された後に、巻取りボビン22(図2)に巻取られるように構成される。
保持具14は、インゴット13に接着されるスライス台14aと、このスライス台14aを保持するワークプレート14bとを有する。スライス台14aはインゴット13と同じ材質か、或いはガラス、セラミック、カーボンまたはレジン等により形成されるが、コスト面や成形の容易さを考慮し、カーボンやレジン等が多く用いられる。また接着剤としては、エポキシ樹脂、熱可塑性ワックス等が用いられ、ワークプレート14bは主にSUSにより形成される。さらに、上記昇降装置19は、鉛直方向に延びて設けられた支持部材19aと、この支持部材19aに昇降可能に取付けられ、先端下面に保持具14を保持する水平部材19bとを有する。これにより保持具14に接着されたインゴット13が昇降装置19により昇降可能に構成される。
一般に、インゴット13の結晶方位には多少のばらつきがあり、インゴット13の円柱の中心軸線と必ずしも一致しない。そのため、インゴット13の円柱の中心軸線の向きに合わせてスライス台14aを接着し、ワイヤソー装置16に取り付けてスライスすると、インゴット13から切り出されたウェーハの切断面は結晶格子面と一致せず、これによりウェーハの特性がばらつくという問題がある。
この問題を解消する方法の一つとして、ゴニオ角設定器19cを用いる方法が知られている。
ゴニオ角設定器19cは、水平部材19bの下面に装着されており、ワイヤソー装置16に取り付けられた状態の保持具14の取り付け角度を、ワイヤ18と直交する面内で調整することができる。具体的には、ゴニオ角設定器19cは、図3に示すように、固定部材191、および可動部材192を備える。
固定部材191は、水平部材19bに取り付けられている。
固定部材191の下面は、凹曲面とされ、凹曲面は、ワイヤ18の走行方向に直交する面内で円弧状の断面を有する円筒状の凹曲面とされる。
固定部材191の下面には、可動部材192が取り付けられている。可動部材192は、固定部材191の下面に形成された凹曲面に倣う凸曲面を上面に有し、固定部材191に対して、可動部材192を可動させると、ワイヤ18の走行方向に直交する面内で可動部材192を垂直方向に調整することができる。
可動部材192の調整に際しては、垂直方向シャフト193を回転させ、中央に形成された送りねじの螺合位置を変更する。これにより、可動部材192は、ワイヤ18と直交する面内で固定部材191の曲面に沿って移動し、垂直方向の位置調整が可能となる。
ゴニオ角設定器19cによれば、インゴット13の結晶方位に対して、ワイヤ18と直交する面内で適正な向きとなるようにワイヤ18の走行方向を調整することができる。
このように構成されたワイヤソー装置16を用いてシリコン単結晶インゴット13をスライスする方法を説明する。
まず、第1および第2メインローラ11,12と単一のサブローラ17の間にワイヤ18を巻回して張設する。これによりワイヤ18のうち、第1および第2メインローラ11,12の間に水平に張設されたワイヤ18が、第1および第2メインローラ11,12と単一のサブローラ17の回転により水平方向に移動する。
次に、昇降装置19の水平部材19bの先端下面に装備されたゴニオ角設定器19cに、インゴット13とスライス台14aが接着されたワークプレート14bを、ボルト締め等の固定手段により装着する。
ここで、インゴット13のスライス台14aへの接着方法を詳しく説明する。
まず、インゴット13の円柱の中心軸回りに所定の回転角度だけ回転させ、接着する。所定の回転角度は、ワイヤソー装置16によりスライスして得られたウェーハ23の反り量が所定量になるように決定する。
この決定は、予め実験により上記所定の回転角度の変化に対するウェーハ23の反り量の変化についての相関関係を求め、上記所定の回転角度をこの相関関係から決定することが好ましい。また、インゴット13の結晶軸13bからオリエンテーションフラット13cに下ろした垂線を基準線13dとし、この基準線13dに対する所定の回転角度θ(図5および図6)を45〜55度、125〜135度、225〜235度、および305〜315度のいずれかの範囲内に設定することが好ましい。
ただし、通常、インゴット13にスライス台14aを接着するときは、オリエンテーションフラット13cを避けて接着するため、上記基準線13dに対する所定の回転角度θを45〜55度、または305〜315度の範囲内に設定することが好ましい。
ここで、上記基準線13dに対する所定の回転角度θを上記範囲内に限定したのは、ワイヤ18がインゴット13の劈開面13eの方向に逸れ易くなり、このインゴット13をスライスして得られたウェーハ23の反り量のバラツキが大きくなるからである。
ところが、円柱状のインゴット13において、その円柱の中心軸13aがその結晶軸13bに一致する理想の状態(図4(Z軸)、図9A)になることは殆どなく、その円柱の中心軸13aがその結晶軸13bに一致しない現実の状態(図4(P1―P2)、図9B)になることが殆どである。通常、インゴット13の円柱の中心軸13aとインゴット13の結晶軸13bの傾斜角度は、最大で3度程度である。
一方、スライスされたウェーハ23の表面は、インゴット13の結晶軸13bに垂直な面であることが求められている(図9C)。
このため、前記インゴット13をインゴット13の円柱の中心軸13aの回りに前記所定の回転角度だけ回転させ、スライス台14aに接着すると、インゴット13の結晶軸13bは、スライス台14aの長手方向からずれた状態となる(図4)。
そのずれに対し、水平方向(図4のXZ面)はスライス台14aとワークプレート14bの接着方向を補正し、インゴット13の結晶軸13bが、図4のYZ面内になるよう接着する。
次にこのインゴット13を、上記第1および第2メインローラ11,12の間に水平に張設されたワイヤ18の上方であって第1および第2メインローラ11,12の各中心軸を通る鉛直線の間にインゴット13の結晶軸13bが第1および第2メインローラ11,12の各中心軸にほぼ平行になるように移動させる(図1および図2)。このときインゴット13の結晶軸13bを含む鉛直面を、第1および第2メインローラ11,12間のワイヤ18の延びる方向に対して直交させる(図9C)。
さらに、保持具14を固定するゴニオ角設定器19cにより、結晶軸13bが第1および第2メインローラ11,12の各中心軸と平行になるよう、保持具14の固定角度を調整する。
換言すれば、第1および第2メインローラ11,12間のワイヤ18と、このワイヤ18によるインゴット13の切断方向とが作る平面に対してインゴット13の結晶軸13bを直交させる。さらにこの状態でインゴット13を鉛直方向に下降させて上記水平方向に移動するワイヤ18を横断する位置まで移動させることにより、インゴット13をスライスする。これにより、インゴット13をスライスした後のウェーハ23の反り量を所望の量に精度良く制御できる。
ここで、インゴット13の劈開面13eがウェーハ23表面のワイヤマーク13fと平行であっても、このインゴット13をスライスして得られたウェーハ23の反り量が異なる場合がある。その理由を図5〜図8に基づいて説明する。
図7Aおよび図8Aに示すように、インゴット13の劈開面13eがインゴット13の表面のワイヤマーク13fと平行であっても、インゴット13の劈開面13eが、図7Bに示すようにインゴット13の結晶軸13bに対して傾斜する場合と、図8Bに示すようにインゴット13の結晶軸13bに対して平行である場合とがある。
そして、インゴット13の劈開面13eがインゴット13の結晶軸13bに対して傾斜する場合(図7B)、このインゴット13をスライスすると、ワイヤ18が図5の斜視図(a)の破線矢印および図7Cの実線矢印で示す切断方向に対して、図5の斜視図(a)の実線矢印および図7Cの破線矢印で示す方向、即ち劈開面13eの方向に逸れ易い。
これに対して、インゴット13の劈開面13eがインゴット13の結晶軸13bに対して平行である場合(図8B)、このインゴット13をスライスすると、ワイヤ18が図6の斜視図(a)の破線矢印および図8Cの実線矢印で示す切断方向に対して逸れ難く、切断方向に真っ直ぐに進む。
この結果、インゴット13の劈開面13eがインゴット13表面のワイヤマーク13fと平行であっても(図7A)、インゴット13の劈開面13eが、図7Bに示すようにインゴット13の結晶軸13bに対して傾斜していると、このインゴット13をスライスして得られたウェーハ23は図5の側面図(b)に示すように反ってしまう。
これに対して、インゴット13の劈開面13eがインゴット13表面のワイヤマーク13fと平行であっても(図8A)、インゴット13の劈開面13eが、図8Bに示すようにインゴット13の結晶軸13bに対して平行であると、このインゴット13をスライスして得られたウェーハ23は図6の側面図(b)に示すように反らない。なお、インゴット13の劈開面13eが、図8Bに示すようにインゴット13の結晶軸13bに対して平行でなくても、平行に近い角度であれば、スライスして得られたウェーハ23は反り難い。
一方、インゴット13の結晶軸13bを中心とする所定の回転角度を、ワイヤソー装置16によりインゴット13をスライスして得られたウェーハ23の反り量が最小になるように決定してもよい。例えば、インゴット13の結晶軸13bが<111>である場合、この結晶軸13bからオリエンテーションフラット13cに下ろした垂線を基準線13dとし、この基準線13dに対する所定の回転角度θ(図5および図6)を45〜55度の範囲内とすると、インゴット13をスライスした後のウェーハ23の反り量を低減できる。
上記実施の形態では、半導体単結晶インゴットとして、シリコン単結晶インゴットを挙げたが、炭化珪素(SiC)単結晶インゴット、ガリウムヒ素(GaAs)単結晶インゴット、サファイア単結晶インゴット等でもよい。
また、上記実施の形態では、インゴットの結晶軸からオリエンテーションフラットに下ろした垂線を基準線として、インゴットの結晶軸を中心とする所定の回転角度を決定したが、インゴットの結晶軸からノッチに下ろした垂線を基準線として、インゴットの結晶軸を中心とする所定の回転角度を決定してもよい。
さらに、オリエンテーションフラットやノッチを代替する回転基準部があれば、インゴットの結晶軸からこの回転基準部に下ろした垂線を基準線として、インゴットの結晶軸を中心とする所定の回転角を決定してもよい。
次に本発明の実施例を比較例とともに詳しく説明する。
<実施例1>
図1および図2に示すように、直径が150mmであり結晶軸が<111>である円柱状のシリコン単結晶インゴット13を用意した。このインゴット13の円柱の中心軸13aを中心として所定の回転角度だけ回転させた状態でインゴット13とスライス台14aを接着した。さらにスライス台14aとワークプレート14bを、水平方向(図4のXZ面)の接着方向を補正して、インゴット13の結晶軸が、図4のYZ面内になるよう接着した。さらに、インゴット13を接着した保持具14をゴニオ角設定器19cに取付け固定し、ゴニオ角設定器19cにより、結晶軸13bが第1および第2メインローラ11,12の各中心軸と平行になるよう、保持具14の固定角度を調整した。
インゴット13の結晶軸13bは、照射して結晶面で反射してくるX線の角度により検出した。またインゴット13を保持具14に接着するときの所定の回転角度を決定した。
さらに、上記所定の回転角度は、インゴット13の結晶軸13bからオリエンテーションフラット13cに下ろした垂線を基準線13dとするとき、この基準線13dに対する回転角度θ(図5および図6)とした。
具体的には、インゴット13を、ワイヤソー装置16の第1および第2メインローラ11,12の間に水平に張設されたワイヤ18の上方であって第1および第2メインローラ11,12の各中心軸を通る鉛直線の間にインゴット13の結晶軸13bが第1および第2メインローラ11,12の各中心軸にほぼ平行になるように移動させた(図1および図2)。このときインゴット13の結晶軸13bを含む鉛直面を、第1および第2メインローラ11,12間のワイヤ18の延びる方向に対して直交させた(図9C)。
そして、インゴット13を接着した保持具14を、ゴニオ角設定器19cに取り付け固定し、ゴニオ角設定器19cにより、結晶軸13bが第1および第2ローラ11,12の各中心軸線と平行になるよう、保持具14の固定角を調整した。
このインゴット13を鉛直方向に下降させて上記水平方向に移動するワイヤ18を横断する位置まで移動させることにより、インゴット13をスライスしてウェーハ23を作製した。上記所定の回転角度θを45〜55度に調整して、上記と同様にインゴット13をスライスしてウェーハ23を作製した。これらのウェーハ23を実施例1とした。
<比較例1>
インゴットの円柱の中心軸とは異なるインゴットの結晶軸を中心として任意の回転角度だけ回転させた状態で保持具により接着保持したことと、インゴット13を接着した保持具14をゴニオ角設定器19cに取り付け固定した後、ゴニオ角設定器19cによる保持具14の固定角度を調整しなかったこと以外は、実施例1と同様にしてインゴットをスライスしてウェーハを作製した。これらのウェーハを比較例1とした。
<試験1および評価>
実施例1および比較例1のウェーハの反り量を測定した。このウェーハの反り量は、ウェーハの裏面において、ウェーハの外周縁から内側に3mm内側の位置であって、ウェーハの結晶軸を中心に120度間隔に採った3点を通る平面を想定し、この平面から測定したウェーハの反りの大きさのうち最大値とした。その結果を図10に示す。
図10から明らかなように、比較例1では、所定の回転角度の範囲内でウェーハの反り量が小さかったけれども、所定の回転角度の範囲外でウェーハの反り量が大きかったのに対し、実施例1では、回転角度θを45〜55度に調整することにより、ウェーハの反り量が全て小さくなった。
13…シリコン単結晶インゴット(半導体単結晶インゴット)
13a…中心軸
13b…結晶軸
13c…オリエンテーションフラット(回転基準部)
13d…基準線
14…保持具
16…ワイヤソー装置(切断装置)
19c…ゴニオ角設定器

Claims (4)

  1. 円柱状の半導体単結晶インゴットを、このインゴットの円柱の中心軸とは異なる前記インゴットの結晶軸を中心として所定の回転角度だけ回転させた状態で保持具により接着保持し、この状態で前記インゴットを切断装置によりスライスする半導体単結晶インゴットのスライス方法において、
    前記切断装置によりスライスされたウェーハの反り量が所定量になるように、前記インゴットを前記保持具により接着保持するときの前記所定の回転角度と、前記切断装置による前記保持具の傾け角度を決定することを特徴とする半導体単結晶インゴットのスライス方法。
  2. 請求項1に記載の半導体単結晶インゴットのスライス方法において、
    予め実験により前記所定の回転角度の変化に対する前記ウェーハの反り量の変化についての相関関係を求め、前記所定の回転角度を前記相関関係から決定する半導体単結晶インゴットのスライス方法。
  3. 請求項1に記載の半導体単結晶インゴットのスライス方法において、
    前記切断装置によりスライスされたウェーハの反り量が最小になるように、前記インゴットを前記保持具により接着保持するときの前記所定の回転角度を決定する半導体単結晶インゴットのスライス方法。
  4. 請求項1に記載の半導体単結晶インゴットのスライス方法において、
    前記インゴットに回転基準部を形成し、前記インゴットの結晶軸から前記回転基準部に下ろした垂線を基準線とするとき、この基準線に対する前記所定の回転角度が45〜55度、125〜135度、225〜235度、および305〜315度のいずれかの範囲である半導体単結晶インゴットのスライス方法。
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