JPWO2019155666A1 - 電子機器、室内機 - Google Patents

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Abstract

ファンモータの加速時または減速時に生じる騒音を軽減すること。本発明の室内機(1)は、制御装置(111)によって、第1駆動モータ(102a)、第2駆動モータ(102b)の回転の加速または減速の指示を受付けると、第1駆動モータ(102a)、第2駆動モータ(102b)における加速開始または減速開始の時期をずらす。

Description

本発明は、少なくとも2つの送風ファンを有する電子機器、特に空気調和機の室内機に関する。
空気調和機の室内機として、複数の送風ファンと、各送風ファンを回転させる複数の駆動モータ(ファンモータ)と、を備えた室内機が提案されている。しかしながら、複数のファンモータを搭載した室内機では、それぞれのファンモータの回転数が同一に近づくと、すなわち回転数の差が所定の回転数以下になると、騒音が発生するおそれがある。
そこで、特許文献1には、複数のファンモータの回転数の差が所定の回転数以下とならないように、ファンモータの回転数を制御することで、騒音を生じさせない空気調和機が開示されている。
日本国公開特許公報「特開平8−136035号公報(1996年5月31日公開)」
ところで、特許文献1に開示されて空気調和機のように、複数のファンモータの回転数の差が所定の回転数以下とならないように、ファンモータの回転数を制御すれば、各ファンモータの回転数が同一回転数に近づく際に生じる騒音は軽減できる。
しかしながら、特許文献1に開示された空気調和機では、各ファンモータが停止した状態から起動し、所定の回転数に達するまで(加速時)、または、設定した回転数から所定の回転数に下げるまで(減速時)の間に、各ファンモータの回転数の差が所定の回転数以下にならないように制御する点について特に考慮されていない。このため、各ファンモータの加速時または減速時において各ファンモータの回線数の差が所定の回転数以下となり、騒音が発生するおそれがある。
本発明の一態様は、ファンモータの加速時または減速時に生じる騒音を軽減することができる電子機器および室内機を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電子機器は、少なくとも2つのファンと、上記ファンそれぞれに接続され、当該ファンを駆動する駆動モータと、上記駆動モータの駆動を制御するモータ駆動制御装置と、を備えた電子機器であって、上記モータ駆動制御装置は、上記駆動モータの回転の加速または減速の指示を受付けると、各駆動モータにおける加速開始または減速開始の時期をずらすことを特徴としている。
本発明の一態様によれば、ファンモータの加速時または減速時に生じる騒音を軽減することができる。
本発明の実施形態1に係る室内機の機能ブロック図である。 (a)は室内機の外観斜視図であり、(b)は(a)のAA線矢視断面図である。 図2示す室内機が備える2個のファンと駆動モータとの配置状態を示す正面図である。 本発明の実施形態1に係る室内機の2つの駆動モータの加速時の経過時間と回転数との関係を示すグラフである。 本発明の実施形態2に係る室内機の2つの駆動モータの減速時の経過時間と回転数との関係を示すグラフである。 本発明の実施形態3に係る室内機の2つの駆動モータの加速時の経過時間と回転数との関係を示すグラフである。 本発明の実施形態4に係る室内機の2つの駆動モータの減速時の経過時間と回転数との関係を示すグラフである。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。本実施形態では、本発明の電子機器を空気調和機の室内機に適用した例について説明する。
(室内機1の概要)
図2の(a)は、室内機1の外観斜視図であり、(b)は(a)のAA線矢視断面図である。
室内機1は、図2に示すように、室内機本体部2の前面に導風板3を備えている。室内機本体部2は、上部に第1吸込口11を有し、下部に第2吸込口12を有し、内部に第1ファン(送風ファン)101a・101a、第2ファン(送風ファン)101b・101bおよび熱交換器103・103を有し、前部に吹出口17を有している。
室内機1では、第1吸込口11から吸い込まれた空気は、図示しないフィルタを介して第1ファン101a・101a、第2ファン101b・101bおよび熱交換器103・103を経て吹出口17から吹き出される。また、第2吸込口12から吸い込まれた空気は、図示しないフィルタを介して、第1ファン101a・101a、第2ファン101b・101bおよび熱交換器103・103を経て吹出口17から吹き出される。
第1ファン101a・101a、および第2ファン101b・101bは、シロッコファンからなる。第1ファン101a・101aは、第1駆動モータ(ファンモータ)102aによって駆動され、第2ファン101b・101bは、第2駆動モータ(ファンモータ)102bによって駆動される。
図3は、ファンと駆動モータとの配置関係を示す図である。ここで、第1ファン101aと第2ファン101bとは同じ構成、第1駆動モータ102aと第2駆動モータ102bとは同じ構成とする。
2個の第1ファン101a(第2ファン101b)を回転軸5の位置が一致するように左右に配置し、それら第1ファン101a(第2ファン101b)の間に両軸の第1駆動モータ102a(第2駆動モータ102b)を配置している。この場合、第1駆動モータ102a(第2駆動モータ102b)の両側の駆動軸4は対応する側の第1ファン101a(第2ファン101b)の回転軸5と連結している。
(室内機1の機能ブロック)
図1は、室内機1の機能ブロックを示す図である。室内機1は、制御装置(モータ駆動制御装置)111、センサ112を備えている。制御装置111は、上述した第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102bの駆動を制御するようになっている。ここで、センサ112は、温度センサ、湿度センサ等の室内機1の周囲の環境を検出するためのセンサである。つまり、制御装置111は、センサ112からの検知信号に基づき、第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102bの駆動を制御するようになっている。
例えば、制御装置111は、センサ112からの検知信号によって、室内の温度が設定温度よりも高いと判断すれば、第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102bの回転数を増して、第1ファン101a、第2ファン101bの回転による風量をアップさせるように制御する。同様に、室内の温度が設定温度よりも低いと判断すれば、第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102bの回転数を減らして、第1ファン101a、第2ファン101bの回転による風量を低減させるように制御する。
制御装置111は、センサ112からの検知信号に基づいて、第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102bを駆動制御するようになっているが、第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102bはそれぞれ独立して駆動するようになっている。つまり、制御装置111は、センサ112からの検知信号(駆動モータの回転の加速または減速の指示を示す信号)を受付けると、その指示に基づいて、第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102bの駆動を別々に制御する。
(駆動モータの駆動制御)
本実施形態では、駆動モータの回転の加速の指示を受付けたときに、第1駆動モータ102aと第2駆動モータ102bとの加速減速開始の時期をずらす例について説明する。
図4は、加速時における、第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102bの回転数と、時間との関係を示すグラフである。ここで、(1)は、第1駆動モータ102aの回転数と時間との関係を示し、(2)は、第2駆動モータ102bと時間との関係を示している。
制御装置111は、第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102bの回転の加速の指示を受付けると、図4に示すように、まず、時刻t1において、第1駆動モータ102aの回転の加速を開始し、所定の時間経過後の時刻t2において、第2駆動モータ102bの回転の加速を開始する。ここで、第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102bの回転の加速度(時間当たりの回転数の上昇度合い)は同じとする。
第1駆動モータ102aの回転数(rpm)が0からr1に達すると、当該第1駆動モータ102aの回転の加速を停止させる。このときの時刻は、t3である。
第2駆動モータ102bの回転数(rpm)が0からr2(<r1)に達すると、当該第2駆動モータ102bの回転の加速を停止させる。このときの時刻は、t4(>t3)である。
ここで、第1駆動モータ102aの加速開始時期である時刻t1から第2駆動モータ102bの加速開始時期である時刻t2までの間は、室内機1の近くに居るユーザが2つの駆動モータのうち一つが故障しているのではないかと感じない程度の長さが好ましい。例えば数秒〜10秒程度が好ましい。
図5は、減速時における、第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102bの回転数と、時間との関係を示すグラフである。ここで、(1)は、第1駆動モータ102aの回転数と時間との関係を示し、(2)は、第2駆動モータ102bと時間との関係を示している。
制御装置111は、第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102bの回転の減速の指示を受付けると、図5に示すように、まず、時刻t11において、回転数r2の第2駆動モータ102bの回転の減速を開始し、所定の時間経過後の時刻t12において、回転数r1の第1駆動モータ102aの回転の減速を開始する。ここで、第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102bの回転の減速度(時間当たりの回転数の下降度合い)は同じとする。
第2駆動モータ102bの回転数がr4に達すると、当該第2駆動モータ102bの回転の減速を停止させる。このときの時刻は、t13である。
第1駆動モータ102aの回転数がr3(>r4)に達すると、当該第1駆動モータ102aの回転の減速を停止させる。このときの時刻は、t14(>t13)である。
ここで、第2駆動モータ102bの減速開始時期である時刻t11から第1駆動モータ102aの減速開始時期である時刻t12までの間は、図4に示す加速時と同じように、室内機1の近くに居るユーザが2つの駆動モータのうち一つが故障しているのではないかと感じない程度の長さが好ましい。例えば数秒〜10秒程度が好ましい。
ここで、図4において時刻t4以降の第1駆動モータ102aと第2駆動モータ102bとの回転数の差(r1―r2)は15回転程度とする。図5において時刻t14以降の第1駆動モータ102aと第2駆動モータ102bとの回転数の差(r3―r4)も15回転程度とする。
(効果)
通常、2つの駆動モータが同じタイミング、且つ同じ加速度で回転数を所定の回転数まで増加させた場合、2つの駆動モータの回転数の差がほとんどないため、各駆動モータの加速時に生じるうなりが共鳴し、大きな騒音になるおそれがある。この現象は、減速時も同様である。
しかしながら、本実施形態のように、駆動モータの回転の加速の指示を受付けた場合に、図4に示すように、各駆動モータにおける加速開始の時期をずらす(t1,t2のようにずらす)ことで、加速時における各駆動モータ間の回転数に差を持たせることができる。これにより、各駆動モータ間の回転数の差がほとんどないことに起因する騒音(うなりが共鳴することによる騒音)を軽減することができる。減速時においても図5に示すように第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102bの駆動制御をすれば、各駆動モータ間の回転数の差がほとんどないことに起因する騒音(うなりが共鳴することによる騒音)を軽減することができる。
なお、本実施形態では、2つの駆動モータの場合の駆動制御について説明したが、3つ以上の駆動モータを使用した場合であっても本発明は適用できる。
また、本実施形態では、加速開始時の各駆動モータの回転数が0、すなわち停止状態である場合について説明したが、加速開始時の各駆動モータの回転数は0でなくてもよく、所定の回転数であってもよい。つまり、駆動モータが駆動中に上述のような制御(図4)を行なってもよい。
本実施形態では、2つの駆動モータの加速開始時期(起動時を含む)または減速開始時期をずらすことで、加速時または減速時の騒音を軽減する例について説明したが、下記の実施形態2では、2つの駆動モータの加速開始時期(減速開始時期)を同じとし、それぞれの駆動モータの加速度(減速度)を異ならせことで、加速時または減速時の騒音を軽減する例について説明する。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(駆動モータの駆動制御)
本実施形態では、駆動モータの回転の加速の指示を受付けたときに、第1駆動モータ102aと第2駆動モータ102bとの加速減速開始の時期を同じにして、加速度、減速度を各駆動モータで異ならせる例について説明する。
図6は、加速時における、第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102bの回転数と、時間との関係を示すグラフである。ここで、(1)は、第1駆動モータ102aの回転数と時間との関係を示し、(2)は、第2駆動モータ102bと時間との関係を示している。
制御装置111は、第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102bの回転の加速の指示を受付けると、図6に示すように、まず、時刻t1において、第1駆動モータ102aおよび第2駆動モータ102bの回転の加速を開始する。第1駆動モータ102aは、回転数が0からr1になるまで加速するように制御され、第2駆動モータ102bは、回転数が0からr2になるまで加速するように制御される。ここで、第1駆動モータ102aの回転の加速度(時間当たりの回転数の上昇度合い)は、第2駆動モータ102bの回転の加速度よりも大きくしている。つまり、加速時において、第1駆動モータ102aと第2駆動モータ102bとの回転の加速度を異ならせている。ここでは、第2駆動モータ102bの加速度を、第1駆動モータ102aの加速度の80%〜70%とする。例えば、第1駆動モータ102aの加速度を100rpm/sとしたとき、第2駆動モータ102bの加速度は80〜70rpm/sとする。
その後、第1駆動モータ102aの回転数がr1になると、当該第1駆動モータ102aの回転の加速を停止させる。このときの時刻はt2である。そして、第2駆動モータ102bの回転数がr2になると、当該第2駆動モータ102bの加速を停止させる。このときの時刻はt3(>t2)である。
図7は、減速時における、第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102bの回転数と、時間との関係を示すグラフである。ここで、(1)は、第1駆動モータ102aの回転数と時間との関係を示し、(2)は、第2駆動モータ102bと時間との関係を示している。
制御装置111は、第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102bの回転の減速の指示を受付けると、図7に示すように、まず、時刻t11において、回転数r2の第2駆動モータ102bの回転の減速を開始し、所定の時間経過後の時刻t12において、回転数r1の第1駆動モータ102aの回転の減速を開始する。
第2駆動モータ102bは、回転数がr4になるまで減速するように制御され、第1駆動モータ102aは、回転数がr3になるまで減速するように制御される。ここで、第1駆動モータ102aの回転の減速度(時間当たりの回転数の下降度合い)は、第2駆動モータ102bの回転の減速度よりも大きくしている。つまり、減速時において、第1駆動モータ102aと第2駆動モータ102bとの回転の減速度を異ならせている。
その後、第2駆動モータ102bの回転数がr4になると、当該第2駆動モータ102bの回転の減速を停止させる。このときの時間はt13である。そして、第1駆動モータ102aの回転数がr3になると、当該第1駆動モータ102aの減速を停止させる。このときの時刻はt14(>t13)である。
ここで、図6において時刻t3以降の第1駆動モータ102aと第2駆動モータ102bとの回転数の差(r1―r2)は15回転程度とする。図7において時刻t13以降の第1駆動モータ102aと第2駆動モータ102bとの回転数の差(r3―r4)も15回転程度とする。
(効果)
通常、2つの駆動モータが同じタイミング、且つ同じ加速度で回転数を所定の回転数まで増加させた場合、2つの駆動モータの回転数の差がほとんどないため、各駆動モータの加速時に生じるうなりが共鳴し、大きな騒音になるおそれがある。この現象は、減速時も同様である。
しかしながら、本実施形態のように、第1駆動モータ102aと第2駆動モータ102bとの回転の加速開始が同じであるが、回転の加速度が異なるため、加速初期段階であっても、回転数に差が生じている。減速の場合、減速途中で第1駆動モータ102aと第2駆動モータ102bの回転数が一致するが、その他の期間においては、常に回転数に差が生じるようになっている。これにより、各駆動モータ間の回転数の差がほとんどないことに起因する騒音(うなりが共鳴することによる騒音)を軽減することができる。
なお、本実施形態では、加速開始時の各駆動モータの回転数が0、すなわち停止状態である場合について説明したが、加速開始時の各駆動モータの回転数は0でなくてもよく、所定の回転数であってもよい。つまり、駆動モータが駆動中に上述のような制御(図6)を行なってもよい。
また、前記実施形態1,2のように、第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102bの加速時、減速時に、図4〜7に示す制御を行なえば、室内機1を長時間運転していても、騒音が最小限に抑えられるので、ユーザに不快感を与えることはない。
さらに、前記実施形態1,2では、第1駆動モータ102aと、第2駆動モータ102bとにおいてかかる負荷は異なる、このため、各駆動モータの寿命も異なる。以下の実施形態3では、前記実施形態1,2のように駆動モータを駆動制御しても、各駆動モータの負荷の均一化を図り、各駆動モータの寿命の平準化を図る例について説明する。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本実施形態に係る室内機1では、前記実施形態1,2で説明した駆動モータの駆動制御(図4〜図7)を行なう際に、駆動モータに対する駆動制御を所定のタイミングで入替える例について説明する。
具体的には、制御装置111がセンサ112からの検知信号を受信し、第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102bの回転の加速または減速の指示を受付けたとき、前回の駆動制御の際に行なった駆動制御を第1駆動モータ102aと第2駆動モータ102bとで入替える。すなわち、前回の第1駆動モータ102aに行なった駆動制御を今回の第2駆動モータ102bに行ない、前回の第2駆動モータ102bに行なった駆動制御を今回の第1駆動モータ102aに行なう。
なお、上記駆動制御の入替えは、駆動モータの加速または減速の指示を受付ける毎に行なってもよいし、所定の回数毎に行なってもよい。
(効果)
上記のように、各駆動モータの駆動制御の入替えを行なうことで、各駆動モータにかかる負荷を均一化することが可能となる。これにより、各駆動モータの寿命の平準化を図ることができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る電子機器は、少なくとも2つのファン(第1ファン101a、第2ファン101b)と、上記ファン(第1ファン101a、第2ファン101b)それぞれに接続され、当該ファン(第1ファン101a、第2ファン101b)を駆動する複数の駆動モータ(第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102b)と、上記駆動モータ(第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102b)の駆動を制御するモータ駆動制御装置(制御装置111)と、を備えた電子機器であって、上記モータ駆動制御装置(制御装置111)は、上記駆動モータ(第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102b)の回転の加速または減速の指示を受付けると、複数の駆動モータ(第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102b)間で、加速開始または減速開始の時期をずらすことを特徴としている。
上記の構成によれば、モータ駆動制御装置は、駆動モータの回転の加速または減速の指示を受付けると、複数の駆動モータ間で、加速開始または減速開始の時期をずらすことで、各駆動モータにおける加速または減速を同時に行なった場合よりもうなりを低減できる。
本発明の態様2に係る電子機器は、上記態様1において、上記モータ駆動制御装置(制御装置111)は、上記駆動モータ(第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102b)の回転の加速または減速の指示を受付けると、複数の駆動モータ(第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102b)間で、加速度または減速度を異ならせてもよい。
上記の構成によれば、モータ駆動制御装置は、駆動モータの回転の加速または減速の指示を受付けると、複数の駆動モータ間で、加速開始または減速開始の時期をずらし、且つ、各駆動モータにおける加速度または現速度を異ならせることで、各駆動モータにおける加速または減速を同時に、且つ加速度または減速度を同じにした場合よりもさらにうなりを低減できる。
本発明の態様3に係る電子機器は、少なくとも2つのファン(第1ファン101a、第2ファン101b)と、上記ファン(第1ファン101a、第2ファン101b)それぞれに接続され、当該ファン(第1ファン101a、第2ファン101b)を駆動する複数の駆動モータ(第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102b)と、上記駆動モータ(第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102b)の駆動を制御するモータ駆動制御装置(制御装置111)と、を備えた電子機器であって、上記モータ駆動制御装置(制御装置111)は、上記駆動モータ(第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102b)の回転の加速または減速の指示を受付けると、複数の駆動モータ(第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102b)間で、加速度または減速度を異ならせることを特徴としている。
上記構成によれば、モータ駆動制御装置は、駆動モータの回転の加速または減速の指示を受付けると、複数の駆動モータ間で、加速度または現速度を異ならせることで、各駆動モータにおける加速または減速を同時に行なった場合に生じるうなりを低減できる。
すなわち、各駆動モータにおける加速度または減速度を異ならせることで、加速開始時または減速開始時が同じであっても、各駆動モータにおける加速時に生じるうなりの大きさを異ならせることができるため、結果として、各駆動モータにおける加速または減速を同時に且つ加速度または減速度を同じにした場合よりもうなりを低減できる。
本発明の態様4に係る電子機器は、前記態様1〜3の何れか1態様において、上記モータ駆動制御装置(制御装置111)は、加減速の回数が予め設定した回数に達する毎に、複数の駆動モータ(第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102b)間で、駆動制御を入替えてもよい。
上記構成によれば、一つの駆動モータが同じ制御を繰り返すことによる負荷を軽減することにより、各駆動モータにおける負荷の大きさを均等に分散させることが可能となり、駆動モータの寿命の延命化を図ることができる。
本発明の態様5に係る電子機器は、前記態様1〜3の何れか1態様において、上記モータ駆動制御装置(制御装置111)は、上記駆動モータ(第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102b)の回転の加速または減速の終了の指示を受付けると、複数の駆動モータ(第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102b)はそれぞれ異なる回転数で回転するように制御してもよい。
上記構成によれば、加速減速しない間、各駆動モータをそれぞれ異なる回転数で回転することで、各ファンの回転速度も異なるため、各ファンの回転速度が同じ場合に生じる騒音を無くすことができる。
本発明の態様6に係る空気調和機の室内機は、シロッコファンである複数の送風ファン(第1ファン101a、第2ファン101b)を備え、前記送風ファン(第1ファン101a、第2ファン101b)の回転により、空気を吸込口11、12から吸い込み、吹出口17から吹き出す空気調和機の室内機1において、上記送風ファン(第1ファン101a、第2ファン101b)を駆動する駆動モータは、請求項1〜5の何れか1項に記載の電子機器が備えるモータ駆動制御装置(制御装置111)によって駆動制御される駆動モータ(第1駆動モータ102a、第2駆動モータ102b)であることを特徴としている。
本発明の各態様に係る制御装置111は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記制御装置111が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記制御装置111をコンピュータにて実現させる制御装置111の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 室内機(電子機器)
2 室内機本体部
3 導風板
4 駆動軸
5 回転軸
11 第1吸込口
12 第2吸込口
17 吹出口
101a 第1ファン(送風ファン)
101b 第2ファン(送風ファン)
102a 第1駆動モータ(駆動モータ)
102b 第2駆動モータ(駆動モータ)
103 熱交換器
111 制御装置(モータ駆動制御装置)
112 センサ

Claims (6)

  1. 少なくとも2つのファンと、
    上記ファンそれぞれに接続され、当該ファンを駆動する複数の駆動モータと、
    上記駆動モータの駆動を制御するモータ駆動制御装置と、を備えた電子機器であって、
    上記モータ駆動制御装置は、
    上記駆動モータの回転の加速または減速の指示を受付けると、複数の駆動モータ間で、加速開始または減速開始の時期をずらすことを特徴とする電子機器。
  2. 上記モータ駆動制御装置は、
    上記駆動モータの回転の加速または減速の指示を受付けると、複数の駆動モータ間で、加速度または減速度を異ならせることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 少なくとも2つのファンと、
    上記ファンそれぞれに接続され、当該ファンを駆動する複数の駆動モータと、
    上記駆動モータの駆動を制御するモータ駆動制御装置と、を備えた電子機器であって、
    上記モータ駆動制御装置は、
    上記駆動モータの回転の加速または減速の指示を受付けると、複数の駆動モータ間で、加速度または減速度を異ならせることを特徴とする電子機器。
  4. 上記モータ駆動制御装置は、
    加減速の回数が予め設定した回数に達する毎に、複数の駆動モータ間で、駆動制御を入替えることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の電子機器。
  5. 上記モータ駆動制御装置は、
    上記駆動モータの回転の加速または減速の終了の指示を受付けると、複数の駆動モータはそれぞれ異なる回転数で回転するように制御することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の電子機器。
  6. シロッコファンである複数の送風ファンを備え、前記送風ファンの回転により、空気を吸込口から吸い込み、吹出口から吹き出す空気調和機の室内機において、
    上記送風ファンを駆動するファンモータは、請求項1〜5の何れか1項に記載の電子機器が備えるモータ駆動制御装置によって駆動制御される駆動モータであることを特徴とする空気調和機の室内機。
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