JP2011133173A - 空調機の制御方法及び空調機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】室内機に複数の同一仕様の送風機を備えた空調機において、相対的に前記送風機間のピッチ音の共鳴による騒音が大きい回転数域では、隣接する送風機間のピッチ音が共鳴しない周波数となるように送風機の回転数に差をつけて制御を行い、相対的に前記送風機間のコギング音の共振による騒音が大きい回転数域では、隣接する送風機間のコギング音が共振しない周波数となるように送風機の回転数に差をつけて制御を行う。
【選択図】図1
Description
ピッチ音はファンの風切り音であり、コギング音は磁界の変化によるロータの脈動に起因するモータの振動音であり、発生形態が相違し、発生箇所、周波数や振幅が相違するため、ピッチ音の共鳴とコギング音の共振を同じように防止することはできない。特許文献1のように、ピッチ音の共鳴が生じないように2台の送風機の回転数を30rpm程度変えても、コギング音の共振を防止することまではできないという問題点があった。
図2及び図3は、室内機の筐体1の斜視図であり、筐体1の一方(図3の左上側)の側面に冷媒が流通する熱交換器2が設けられ、他方の側面に送風口3が設けられている。筐体1の内部には、2台の同一仕様の送風機4a、4bが備えられており、この送風機4a、4bの吹出口が前記筐体1の送風口3に臨むように配置されている。送風機4a、4bは、DCモータ5とシロッコ型のファン6とからなり、DCモータ5には回転数センサ(図2〜4には図示せず)が臨設されている。
図1において7は制御装置であり、この制御装置7には、前記2台の送風機4a、4bがそれぞれの駆動回路8a、8bを介して接続され、さらに前記DCモータ5に臨設された前記回転数センサ10が接続されている。また、制御装置7には、要求される風量を送出する回転数(以下、指定回転数と称する)に従って送風機4a、4bの回転数を設定するため、次の表1に示すテーブル11が記憶されたメモリ9が設けられている。
具体的には、下記のように設定した回転数がテーブル11に記憶されている。
空調機の制御に従ってファンモードが決定されると、制御装置7はそれに対応する送風機4a、4bの回転数をテーブル11から読み出し、駆動回路8a、8bを介して送風機4a、4bに駆動信号を与える。ここで、送風機4a、4bの回転数は、回転数センサ10によって検出され、この検出信号が制御回路7にフィードバックされて送風機4a、4bの回転数をテーブル11から読み出した回転数に近づけるように駆動回路8a、8bの出力電圧を制御する。
ここで、上記のいずれのファンモードの場合でも送風機4a、4bの平均回転数は指定回転数となるため、各々のファンモードに必要な所定の風量が室内機から送出される。
(b)ファンモード[弱]では、指定回転数が660rpmであって、禁止回転数域にあり、禁止回転数域での使用を避ける回転数へのシフトを兼ねている。
ここで、上記のいずれのファンモードの場合でも送風機4a、4bの平均回転数は指定回転数となるため、各々のファンモードに必要な所定の風量が室内機から送出される。
Claims (6)
- 室内機に複数の同一仕様の送風機を備えた空調機において、
相対的に前記送風機間のピッチ音の共鳴による騒音が大きい回転数域では、隣接する送風機間のピッチ音が共鳴しない周波数となるように送風機の回転数に差をつけて制御を行い、
相対的に前記送風機間のコギング音の共振による騒音が大きい回転数域では、隣接する送風機間のコギング音が共振しない周波数となるように送風機の回転数に差をつけて制御を行うことを特徴とする空調機の制御方法。 - 相対的に前記送風機間のピッチ音の共鳴による騒音が大きい回転数域では、隣接する送風機間の回転数を20(Hz)/羽数×60(秒)rpm以上の差をつけて各送風機の制御を行い、
相対的に前記送風機間のコギング音の共振による騒音が大きい回転数域では、隣接する送風機間の回転数を20(Hz)/モータの次数×60(秒)rpm以上の差をつけて各送風機の制御を行うことを特徴とする請求項1記載の空調機の制御方法。 - 室内機に複数の同一仕様の送風機を備えた空調機において、
前記送風機を、相対的に前記送風機間のピッチ音の共鳴による騒音が大きい回転数域では、隣接する送風機間のピッチ音が共鳴しない周波数となるように送風機の回転数に差をつけて制御を行い、相対的に前記送風機間のコギング音による騒音が大きい回転数域では、隣接する送風機間のコギング音が共振しない周波数となるように送風機の回転数に差をつけて制御を行う制御装置に駆動回路を介して接続したことを特徴とする空調機。 - 前記制御装置は、相対的に前記送風機間のピッチ音の共鳴による騒音が大きい回転数域では、隣接する送風機間の回転数を20(Hz)/羽数×60(秒)rpm以上の差をつけて各送風機の制御を行い、相対的に前記送風機間のコギング音の共振による騒音が大きい回転数域では、隣接する送風機間の回転数を20(Hz)/モータの次数×60(秒)rpm以上の差をつけて各送風機の制御を行うことを特徴とする請求項3記載の空調機。
- 予め送風機の回転数を送風量別に設定したテーブルを記憶したメモリを設け、
このメモリに記憶したテーブルに設定された回転数に基づいて送風機を制御することを特徴とする請求項3又は4記載の空調機。 - 送風機のモータは、DCモータからなり、
このDCモータの回転数を検出する回転数センサを設け、
この回転数センサで検出した回転数を制御回路にフィードバックして、テーブルに設定された回転数に送風機を制御することを特徴とする請求項3、4又は5記載の空調機。
Priority Applications (1)
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JP2009293179A JP2011133173A (ja) | 2009-12-24 | 2009-12-24 | 空調機の制御方法及び空調機 |
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JP2011133173A true JP2011133173A (ja) | 2011-07-07 |
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JP2009293179A Pending JP2011133173A (ja) | 2009-12-24 | 2009-12-24 | 空調機の制御方法及び空調機 |
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JP (1) | JP2011133173A (ja) |
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2009
- 2009-12-24 JP JP2009293179A patent/JP2011133173A/ja active Pending
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