JPWO2019111377A1 - 基板生産ライン管理装置および基板生産ライン管理方法 - Google Patents

基板生産ライン管理装置および基板生産ライン管理方法 Download PDF

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Abstract

基板生産ライン管理装置は、対象部品分配部を備える。対象部品分配部は、部品装着ヘッドのキャリブレーションが必要な部品装着機である対象機の発生、または、対象機が生じる可能性の発生に応じて、キャリブレーションが行われる間に対象機が基板に装着予定の部品である対象部品を、対象機を除く複数の部品装着機のうちの少なくとも一つの部品装着機に対して割り振る。

Description

本明細書は、基板生産ライン管理装置および基板生産ライン管理方法に関する技術を開示する。
特許文献1に記載の部品実装方法は、部品実装ラインを構成する複数の部品実装機のうちの少なくとも一つの部品実装機が故障したときに、故障した部品実装機の分担部品を正常な部品実装機に割り振って、基板の生産を継続する。
特開2013−143470号公報
しかしながら、特許文献1に記載の部品実装方法は、部品装着ヘッドのキャリブレーション(校正)について、考慮していない。例えば、部品装着ヘッドが交換されると、部品装着機の座標系における部品装着ヘッドの位置座標をキャリブレーションする必要がある。基板生産ラインにおいてキャリブレーション中の部品装着機が存在すると、当該部品装着機において装着予定の部品を基板に装着することができないので、基板生産ラインの生産効率が低下する。
このような事情に鑑みて、本明細書は、部品装着ヘッドのキャリブレーションに伴う基板生産ラインの生産効率の低下を抑制可能な基板生産ライン管理装置および基板生産ライン管理方法を開示する。
本明細書は、部品を採取して位置決めされた基板に前記部品を装着する部品装着ヘッドが着脱可能に設けられている部品装着機が前記基板の搬送方向に複数設置されている基板生産ラインに適用される基板生産ライン管理装置を開示する。基板生産ライン管理装置は、対象部品分配部を備える。前記対象部品分配部は、対象機の発生、または、前記対象機が生じる可能性の発生に応じて、前記キャリブレーションが行われる間に前記対象機が前記基板に装着予定の前記部品である対象部品を、前記対象機を除く前記複数の部品装着機のうちの少なくとも一つの前記部品装着機に対して割り振る。前記対象機は、前記基板生産ラインを構成する前記複数の部品装着機のうちの少なくとも一つの前記部品装着機であって前記部品装着ヘッドのキャリブレーションが必要な前記部品装着機である。
また、本明細書は、部品を採取して位置決めされた基板に前記部品を装着する部品装着ヘッドが着脱可能に設けられている部品装着機が前記基板の搬送方向に複数設置されている基板生産ラインに適用される基板生産ライン管理方法を開示する。基板生産ライン管理方法は、対象部品分配工程を備える。前記対象部品分配工程は、対象機の発生、または、前記対象機が生じる可能性の発生に応じて、前記キャリブレーションが行われる間に前記対象機が前記基板に装着予定の前記部品である対象部品を、前記対象機を除く前記複数の部品装着機のうちの少なくとも一つの前記部品装着機に対して割り振る。前記対象機は、前記基板生産ラインを構成する前記複数の部品装着機のうちの少なくとも一つの前記部品装着機であって前記部品装着ヘッドのキャリブレーションが必要な前記部品装着機である。
上記の基板生産ライン管理装置によれば、対象部品分配部は、対象機の発生、または、対象機が生じる可能性の発生に応じて、対象機を除く複数の部品装着機のうちの少なくとも一つの部品装着機に対して対象部品を割り振る。これにより、上記の基板生産ライン管理装置は、部品装着ヘッドのキャリブレーションに伴う基板生産ラインの生産効率の低下を抑制することができる。基板生産ライン管理装置について上述したことは、基板生産ライン管理方法についても同様に言える。
基板生産ライン10Lおよび基板生産ライン管理装置80の構成例を示す構成図である。 部品装着機10の構成例を示す平面図である。 部品装着ヘッド20の構成例を示す側面図である。 基板生産ライン管理装置80による制御手順の一例を示すフローチャートである。 対象部品P7,P8の分配例を示す模式図である。 第一生産プログラムPG1の一例を示す模式図である。 第二生産プログラムPG2の一例を示す模式図である。 対象機TG1の有無と、生産プログラムの切り替えとの間のタイミングの一例を示すタイミングチャートである。 生産プログラム変更部84による制御手順の一例を示すフローチャートである。 対象機TG1の有無と、生産プログラムの切り替えとの間のタイミングの他の一例を示すタイミングチャートである。 生産プログラム変更部84による制御手順の他の一例を示すフローチャートである。
1.実施形態
1−1.基板生産ライン10Lの構成例
図1に示すように、基板生産ライン10Lは、部品装着機10が基板90の搬送方向(X軸方向)に複数(本実施形態では、6つ)設置されている。同図では、複数(6つ)の部品装着機10に対して、モジュール番号M1〜モジュール番号M6が付されている。モジュール番号M1〜モジュール番号M6は、基板90の搬送順序を示している。例えば、モジュール番号M1は、基板90が最初に搬入され搬出される部品装着機10を示している。モジュール番号M6は、基板90が最後に搬入され搬出される部品装着機10を示している。
図2に示すように、複数(6つ)の部品装着機10の各々は、基板搬送装置11、部品供給装置12、部品移載装置13、部品カメラ14、基板カメラ15および制御装置16を備えている。基板搬送装置11は、ベルトコンベアなどにより構成され、基板90を搬送方向(X軸方向)に搬送する。基板90は、電子回路および電気回路のうちの少なくとも一方を形成する回路基板である。基板搬送装置11は、部品装着機10の機内に基板90を搬入するとともに、機内の所定位置に基板90を位置決めする。基板搬送装置11は、部品装着機10による部品の装着処理が終了した後に、基板90を部品装着機10の機外に搬出する。なお、隣接する部品装着機10の間には、基板搬送装置11と同様の基板搬送装置が設けられている。当該基板搬送装置は、隣接する部品装着機10の間において、基板90を搬送する。
部品供給装置12は、基板90に装着される部品を供給する。部品供給装置12は、基板90の搬送方向(X軸方向)に沿って設けられる複数のフィーダ121を備えている。複数のフィーダ121の各々は、複数の部品が収納されているキャリアテープを送り移動させて、フィーダ121の先端側に位置する供給位置において部品を採取可能に供給する。また、部品供給装置12は、チップ部品などと比べて比較的大型の電子部品(例えば、リード部品など)を、トレイ(図示略)上に配置した状態で供給してもよい。
部品移載装置13は、ヘッド駆動装置131および移動台132を備えている。ヘッド駆動装置131は、直動機構により移動台132を、X軸方向およびY軸方向に移動可能に構成されている。移動台132には、クランプ部材(図示略)により部品装着ヘッド20が着脱可能に(交換可能に)設けられている。部品装着ヘッド20は、部品を採取して位置決めされた基板90に部品を装着する。具体的には、部品装着ヘッド20は、部品供給装置12により供給される部品を、吸着ノズル30などのツールにより採取して、位置決めされた基板90の所定の装着位置に装着する。
部品カメラ14および基板カメラ15は、例えば、撮像素子を有するデジタル式の撮像装置を用いることができる。撮像素子は、例えば、電荷結合素子(CCD:Charge Coupled Device)または相補型金属酸化膜半導体(CMOS:Complementary Metal Oxide Semiconductor)などのイメージセンサを用いることができる。部品カメラ14および基板カメラ15は、制御装置16から送出される制御信号に基づいて撮像を行う。部品カメラ14および基板カメラ15は、撮像により取得した画像データを制御装置16に送出する。
部品カメラ14は、光軸がZ軸方向の上向き(鉛直上方方向)となるように、部品装着機10の基台に固定されている。部品カメラ14は、吸着ノズル30に保持された部品を下方から撮像可能に構成されている。基板カメラ15は、光軸がZ軸方向の下向き(鉛直下方方向)となるように、部品移載装置13の移動台132に設けられている。基板カメラ15は、基板90を上方から撮像可能に構成されている。
制御装置16は、公知の中央演算装置および記憶装置を備えており、制御回路が構成されている(いずれも図示略)。中央演算装置は、CPU:Central Processing Unitであり、種々の演算処理を行うことができる。記憶装置は、第一記憶装置および第二記憶装置を備えている。第一記憶装置は、揮発性の記憶装置(RAM:Random Access Memory)であり、第二記憶装置は、不揮発性の記憶装置(ROM:Read Only Memory)である。制御装置16には、基板90に部品を装着する装着処理において、部品装着機10に設けられている複数の各種センサから出力される情報、画像処理などによる認識処理の結果が入力される。制御装置16は、制御プログラムおよび予め設定されている所定の装着条件などに基づいて、部品移載装置13に対して制御信号を送出する。これにより、部品装着ヘッド20に保持された吸着ノズル30の位置および回転角度が制御される。
具体的には、制御装置16は、部品供給装置12により供給された部品を、負圧エアが供給された吸着ノズル30により吸着して、部品カメラ14により撮像する。制御装置16は、部品カメラ14の撮像により取得した画像データに基づいて、吸着ノズル30に対する部品の姿勢を認識する。このとき、制御装置16は、例えば、基板90に対する位置決めの基準位置となる部品の部位、部品の外観で特徴的な部位などを画像処理により把握することによって、部品の姿勢を認識することができる。
次に、制御装置16は、基板90における所定位置の上方に向かって、部品装着ヘッド20を移動させる。このとき、制御装置16は、画像処理により認識された部品の姿勢に基づいて、吸着ノズル30の位置および角度を補正する。そして、制御装置16は、吸着ノズル30を下降させて基板90に部品を装着する。基板90に装着された部品は、例えば、基板90の上面に予め塗布されている接合材(例えば、クリームはんだ)の粘性などによるタック力で保持される。制御装置16は、上記のピックアンドプレースサイクルを繰り返すことにより、基板90に部品を装着する装着処理を実行する。本明細書では、上記のピックアンドプレースサイクルに要する時間をサイクルタイムという。
1−2.部品装着ヘッド20の構成例
部品装着ヘッド20は、図3に示すように、移動台132にクランプされるヘッド本体21を備えている。ヘッド本体21には、R軸モータ22によって所定の角度ごとに回転角度を割り出し可能に、ロータリヘッド23が設けられている。ロータリヘッド23は、R軸と同心の円周上において周方向に等間隔に複数(例えば、12本)のツール軸24を、Z軸およびR軸に平行なθ軸方向(図3の上下方向)に摺動可能に且つθ軸周りに回転可能に保持する。
ツール軸24は、スプリング(図示略)の弾性力によりロータリヘッド23に対して上方に付勢されている。これにより、ツール軸24は、外力が付与されていない通常状態では、上昇端に位置している。ツール軸24の下端部には、ツールが着脱可能に取り付けられる。ツールには、正圧エアまたは負圧エアが供給され、部品を採取する。ツールには、負圧エアにより部品を吸着する吸着ノズル30の他に、正圧エアまたは負圧エアにより動作するチャック(図示略)が含まれる。また、ツール軸24は、吸着ノズル30が取り付けられると、軸内スプリング(図示略)の弾性力により、吸着ノズル30を下方に付勢する。
複数の吸着ノズル30の各々は、ノズル内のエア通路(図示略)に負圧エアが供給されて部品を吸着する。複数の吸着ノズル30は、R軸モータ22の駆動に伴ってロータリヘッド23が回転することにより、R軸周りの所定の角度位置(例えば、ツール軸24の昇降位置)に順次割り出される。部品装着ヘッド20は、図3に示すように、ヘッド本体21に固定されたθ軸モータ25を備えている。θ軸モータ25の出力軸には、複数のギヤを介して回転力を伝達可能に全てのツール軸24が連結されている。ツール軸24および吸着ノズル30は、θ軸モータ25の動作によりθ軸周りに一体的に回転(自転)し、回転角度や回転速度が制御される。
また、ヘッド本体21には、Z軸方向(鉛直上下方向)に移動可能に作動部材26が設けられている。作動部材26は、Z軸モータ27の駆動により動作するボールねじ機構28によりZ軸方向に昇降する。作動部材26は、複数のツール軸24のうちの昇降位置に割り出されたツール軸24の上端部に接触するレバー29を備えている。レバー29は、作動部材26のZ軸方向下方への移動に伴って下降する。レバー29は、接触するツール軸24のスプリングの弾性力に抗してツール軸24をZ軸方向の下方へと押圧し、ツール軸24を下降させる。ツール軸24および吸着ノズル30は、Z軸モータ27の駆動によりZ軸方向に一体的に昇降し、Z軸方向位置や移動速度が制御される。
例えば、部品装着ヘッド20が交換されると、部品装着機10の座標系における部品装着ヘッド20の位置座標をキャリブレーション(校正)する必要がある。例えば、X軸およびY軸によって形成されるXY平面における部品装着ヘッド20の中心位置(図3のR軸の位置)をキャリブレーションする必要がある。また、XY平面における複数のツール軸24の各々の中心位置(図3のθ軸の位置)をキャリブレーションする必要がある。さらに、θ軸方向(図3の上下方向)における複数のツール軸24の各々の昇降位置をキャリブレーションする必要がある。なお、キャリブレーションが必要な部位およびキャリブレーションが必要なタイミングは、限定されない。例えば、部品装着ヘッド20が取り付けられてから所定時間が経過した場合も、同様に、部品装着ヘッド20は、キャリブレーションする必要がある。
また、キャリブレーションの方法は、限定されない。制御装置16は、公知の方法で、部品装着ヘッド20のキャリブレーションを行うことができる。例えば、少なくとも一つの撮像装置(本実施形態では、部品カメラ14、基板カメラ15)を用いて、部品装着ヘッド20のキャリブレーションを行う方法が、知られている。また、キャリブレーション用の冶具部品および冶具台(いずれも図示略)を用いて、部品装着ヘッド20のキャリブレーションを行う方法が、知られている。なお、キャリブレーション中は、基板90に部品を装着することはできないが、基板搬送装置11による基板90の搬送は、可能である。
1−3.基板生産ライン管理装置80の構成例
基板生産ライン10Lにおいてキャリブレーション中の部品装着機10が存在すると、当該部品装着機10において装着予定の部品を基板90に装着することができないので、基板生産ライン10Lの生産効率が低下する。そこで、本実施形態では、基板生産ライン管理装置80が設けられている。
基板生産ライン管理装置80は、部品装着機10の制御装置16と同様に、公知の中央演算装置および記憶装置(第一記憶装置および第二記憶装置)を備えており、制御回路が構成されている(いずれも図示略)。図1に示すように、基板生産ライン管理装置80は、通信線80Cを介して、複数(6つ)の部品装着機10の各々の制御装置16と通信可能に接続されている。通信線80Cは、有線であっても良く、無線であっても良い。
基板生産ライン管理装置80は、制御ブロックとして捉えると、対象部品分配部82を備えている。また、基板生産ライン管理装置80は、対象機判定部81、生産プログラム生成部83および生産プログラム変更部84をさらに備えると好適である。図1に示すように、本実施形態の基板生産ライン管理装置80は、対象機判定部81、対象部品分配部82、生産プログラム生成部83および生産プログラム変更部84を備えている。また、基板生産ライン管理装置80は、図4に示すフローチャートに従って、制御プログラムを実行する。対象機判定部81は、ステップS1に示す判断を行う。対象部品分配部82は、ステップS2に示す処理を行う。生産プログラム生成部83は、ステップS3に示す処理を行う。生産プログラム変更部84は、ステップS4に示す処理を行う。図4に示す制御は、所定時間が経過する毎に、繰り返し実行される。
1−3−1.対象機判定部81
対象機判定部81は、対象機TG1の発生、または、対象機TG1が生じる可能性の発生を判定する(図4に示すステップS1)。対象機TG1は、基板生産ライン10Lを構成する複数(本実施形態では、6つ)の部品装着機10のうちの少なくとも一つの部品装着機10であって、部品装着ヘッド20のキャリブレーションが必要な部品装着機10である。図5に示すように、本実施形態では、説明の便宜上、対象機TG1は、モジュール番号M4の部品装着機10とする。対象機TG1は、他の部品装着機10であっても良く、複数の部品装着機10であっても良い。
対象機判定部81は、部品装着ヘッド20が交換されたとき、若しくは、キャリブレーションの要求があったときに、対象機TG1の発生を判定すると好適である。既述したように、部品装着ヘッド20が交換されると、キャリブレーションが必要になる。部品装着ヘッド20には、R軸モータ22、θ軸モータ25およびZ軸モータ27を駆動制御する制御装置(図示略)が設けられている。部品装着ヘッド20が交換され、部品装着ヘッド20が部品移載装置13の移動台132に取り付けられると、部品装着機10の制御装置16は、部品装着ヘッド20の制御装置と通信可能に接続される。対象機判定部81は、部品装着機10を介して、部品装着ヘッド20が交換されたことを認識することができる。対象機判定部81は、部品装着機10を介して、取り付けられた部品装着ヘッド20の種類、シリアル番号などを認識することもできる。
また、部品装着機10の制御装置16は、例えば、部品の装着エラーの発生頻度が規定値以上になると、部品装着機10の操作者に対して、メンテナンスを実施するように通知する。制御装置16は、例えば、装着エラーに対するリカバリ処理の実行頻度が規定値以上になった場合も同様に、メンテナンスを実施するように通知することができる。制御装置16は、例えば、予定のサイクルタイムに対する遅延時間が規定時間以上になった場合も同様に、メンテナンスを実施するように通知することができる。さらに、制御装置16は、例えば、複数回に亘る外観検査の結果において同一の原因により不良と判定された場合も同様に、メンテナンスを実施するように通知することができる。また、制御装置16は、例えば、外観検査の結果が不良ではないが、装着状態の程度が悪化している場合も同様に、メンテナンスを実施するように通知することができる。
部品装着機10の操作者は、メンテナンスを実施するように通知されると、部品装着ヘッド20のキャリブレーションを行うと良い。このとき、対象機判定部81は、部品装着機10を介して、キャリブレーションの要求があったことを認識することができる。なお、対象機判定部81は、部品装着機10の制御装置16に設けることもできる。この場合、対象機判定部81は、直接、部品装着ヘッド20が交換されたこと、若しくは、キャリブレーションの要求があったことを認識することができ、当該認識に基づいて対象機TG1の発生を判定することができる。
また、対象機判定部81は、部品装着ヘッド20の交換時期およびメンテナンス時期のうちの少なくとも一方が基板90の生産中に到来することが見込まれるときに、対象機TG1が生じる可能性の発生を判定すると好適である。部品装着ヘッド20の交換は、基板生産ライン10Lの構成変更時(段取り替え時)に生じる可能性がある。また、部品装着ヘッド20には、稼働時間に応じてメンテナンス時期が設定されている。よって、部品装着ヘッド20の交換時期およびメンテナンス時期は、いずれも予測することができる。
対象機判定部81は、例えば、部品装着ヘッド20が交換されたときの年月日(必要に応じて時刻)および部品装着ヘッド20の種類、シリアル番号などを記憶装置に記憶しておく。また、対象機判定部81は、基板90の生産計画および部品装着ヘッド20の種類に応じたメンテナンス時期を記憶装置に記憶しておく。対象機判定部81は、記憶装置に記憶されているこれらの情報に基づいて、部品装着ヘッド20の交換時期およびメンテナンス時期のうちの少なくとも一方が基板90の生産中に到来することが見込まれるか否かを判定することができる。そして、対象機判定部81は、部品装着ヘッド20の交換時期およびメンテナンス時期のうちの少なくとも一方が基板90の生産中に到来することが見込まれるときに、対象機TG1が生じる可能性の発生を判定すると良い。なお、この場合も、対象機判定部81は、部品装着機10の制御装置16に設けることができる。
本実施形態によれば、対象機判定部81は、部品装着ヘッド20が交換されたとき、若しくは、キャリブレーションの要求があったときに対象機TG1の発生を判定する。また、対象機判定部81は、部品装着ヘッド20の交換時期およびメンテナンス時期のうちの少なくとも一方が基板90の生産中に到来することが見込まれるときに対象機TG1が生じる可能性の発生を判定する。これにより、基板生産ライン管理装置80は、対象機TG1の発生を確実に認識することができ、将来的に対象機TG1が生じる可能性を予測することができる。
1−3−2.対象部品分配部82
対象部品分配部82は、対象機TG1の発生、または、対象機TG1が生じる可能性の発生に応じて(図4に示すステップS1でYesの場合)、対象機TG1を除く複数(本実施形態では、5つ)の部品装着機10のうちの少なくとも一つの部品装着機10に対して、対象部品を割り振る(ステップS2)。ステップS1でNoの場合、制御は、一旦、終了する。対象部品は、キャリブレーションが行われる間に対象機TG1が基板90に装着予定の部品である。既述したように、本実施形態では、対象機TG1は、モジュール番号M4の部品装着機10とする。図1に示すように、モジュール番号M4の部品装着機10では、部品P7で示す部品種の部品と、部品P8で示す部品種の部品とを、基板90に装着する。つまり、本実施形態の対象部品は、部品P7で示す部品種の部品と、部品P8で示す部品種の部品とする。以下、部品P7で示す部品種の部品は、適宜、対象部品P7といい、部品P8で示す部品種の部品は、適宜、対象部品P8という。
対象部品分配部82は、部品供給装置12の制約条件および部品装着ヘッド20の制約条件を満たすように、対象部品P7,P8を割り振る。部品供給装置12の制約条件には、例えば、割り振り先の部品供給装置12が対象部品P7,P8を収容する部品供給媒体(例えば、フィーダ121、トレイ、スティックなど)を装着可能であることが含まれる。対象部品P7,P8を割り振るためには、割り振り先の部品供給装置12の部品供給媒体の種類と、対象部品P7,P8を収容する部品供給媒体の種類とが一致している必要がある。また、割り振り先の部品供給装置12に、空きスロット(部品供給媒体が取り付けられていないスロット)が必要である。なお、割り振り先の部品供給装置12に、対象部品と同種の部品を収容する部品供給媒体が既に装着されている場合は、当該部品供給媒体から対象部品を供給できるので、空きスロットは不要である。
部品装着ヘッド20の制約条件は、例えば、割り振り先の部品装着ヘッド20が対象部品P7,P8を採取可能であることが含まれる。部品装着ヘッド20は、部品の大きさ、形状、装着方法などに適合するように選択する必要がある。例えば、部品装着ヘッド20は、第一種ヘッドと、第二種ヘッドとを含む。第一種ヘッドは、複数の吸着ノズル30を備え、一回の装着サイクルにより複数個の部品を装着可能である。第二種ヘッドは、一つの吸着ノズル30を備え、一回の装着サイクルにより一つの部品を装着可能である。第一種ヘッドの吸着ノズル30は、第二種ヘッドの吸着ノズル30と比べて、ノズル径が小さく、チップ抵抗、チップコンデンサなどの小型部品を採取可能である。一方、第二種ヘッドの吸着ノズル30は、第一種ヘッドの吸着ノズル30と比べて、ノズル径が大きく、集積回路などの大型部品、特殊形状の部品などを採取可能である。対象部品P7,P8を割り振るためには、割り振り先の部品装着ヘッド20が対象部品P7,P8を採取可能であることが必要である。
なお、対象機TG1を除く複数(5つ)の部品装着機10のいずれもが、部品供給装置12の制約条件および部品装着ヘッド20の制約条件を満たさない場合は、基板生産ライン10Lの構成変更(段取り替え)が必要になる。既述したように、キャリブレーションは、予測可能なことが多いので、基板90の生産計画者(ソフトウエアを含む)は、これらの制約条件を満たす部品装着機10が存在するように、生産計画(基板生産ライン10Lの構成)を立案すると良い。また、基板90の生産計画者(ソフトウエアを含む)は、基板生産ライン10Lの構成変更(段取り替え)が最小になるように、生産計画(基板生産ライン10Lの構成)を立案すると良い。対象部品P7,P8の割り振りは、対象機TG1が発生した後に実施することができる。また、対象部品P7,P8の割り振りは、基板90の生産を開始する前など対象機TG1が発生する前に実施することもできる。
対象部品P7,P8の分配方法(割り振り方法)は、種々の方法をとり得る。対象部品分配部82は、基板生産ライン10Lを構成する複数(本実施形態では、6つ)の部品装着機10を用いて基板90を生産する際の複数(6つ)の部品装着機10における部品P1〜部品P12の分配をベースにして、対象部品P7,P8を割り振ると好適である。図1は、基板生産ライン10Lを構成する複数(6つ)の部品装着機10を用いて基板90を生産する際の複数(6つ)の部品装着機10における部品P1〜部品P12の分配例を示している。
例えば、モジュール番号M1の部品装着機10の部品供給装置12は、部品P1で示す部品種の部品が複数収納されているフィーダ121と、部品P2で示す部品種の部品が複数収納されているフィーダ121とを備えている。これにより、モジュール番号M1の部品装着機10の部品供給装置12は、部品P1で示す部品種の部品と、部品P2で示す部品種の部品とを供給することができる。モジュール番号M1の部品装着機10は、部品P1で示す部品種の部品と、部品P2で示す部品種の部品とを、基板90に装着する。部品P1で示す部品種の部品は、適宜、部品P1といい、部品P2で示す部品種の部品は、適宜、部品P2という。モジュール番号M1の部品装着機10について上述したことは、モジュール番号M2〜モジュール番号M6の部品装着機10についても同様に言える。なお、部品P1〜部品P12の配置は、基板生産ライン10Lを構成する複数(6つ)の部品装着機10を用いて基板90を生産する際の生産時間が最短になるように、最適化されていると好適である。
図5は、対象部品P7,P8の分配例を示している。同図は、図1に示す複数(6つ)の部品装着機10における部品P1〜部品P12の分配例をベースにして、対象部品P7,P8を割り振る場合の分配例を示している。具体的には、図1に示す部品P7を収納するフィーダ121は、図5では、モジュール番号M2の部品装着機10の部品供給装置12に移動されている。また、図1に示す部品P8を収納するフィーダ121は、図5では、モジュール番号M3の部品装着機10の部品供給装置12に移動されている。
図5に示すように、モジュール番号M2の部品装着機10は、部品P3および部品P4、並びに、対象部品P7を、基板90に装着する。また、モジュール番号M3の部品装着機10は、部品P5および部品P6、並びに、対象部品P8を、基板90に装着する。対象機TG1であるモジュール番号M4の部品装着機10は、基板90の搬送を行う。このように、対象機TG1が装着予定の対象部品P7,P8が、他の部品装着機10に割り振られることにより、基板生産ライン10Lの生産効率の低下が抑制される。なお、生産効率の低下の抑制には、基板生産ライン10Lが基板90の生産を停止することなく、基板90の生産を継続できる場合が含まれる。また、生産効率の低下の抑制には、部品装着ヘッド20のキャリブレーションに伴う基板生産ライン10Lの生産停止時間が短縮される場合が含まれる。
本実施形態によれば、対象部品分配部82は、基板生産ライン10Lを構成する複数(6つ)の部品装着機10を用いて基板90を生産する際の複数(6つ)の部品装着機10における部品P1〜部品P12の分配をベースにして、対象部品P7,P8を割り振る。これにより、基板生産ライン管理装置80は、基板生産ライン10Lの構成変更を軽減することができる。また、基板生産ライン管理装置80は、基板生産ライン10Lの構成変更に要する所要時間(段取り替え時間)を短縮することができる。その結果、基板生産ライン管理装置80は、部品装着ヘッド20のキャリブレーションに伴う基板生産ライン10Lの生産停止を抑制することができる。また、仮に、基板生産ライン10Lが基板90の生産を停止しても、段取り替え時間が短縮されるので、基板生産ライン管理装置80は、基板生産ライン10Lの生産停止時間を短縮することができる。
また、対象部品分配部82は、基板生産ライン10Lにおいて対象機TG1よりも上流側に位置する少なくとも一つの部品装着機10に対して、対象部品P7,P8を割り振ると好適である。図5に示すように、本実施形態では、対象部品P7,P8は、対象機TG1よりも上流側に位置する二つの部品装着機10(モジュール番号M2およびモジュール番号M3の部品装着機10)に対して、割り振られている。なお、対象部品P7,P8は、対象機TG1よりも上流側に位置する一つの部品装着機10(例えば、モジュール番号M2の部品装着機10)に対して、割り振ることもできる。
本実施形態によれば、対象部品分配部82は、基板生産ライン10Lにおいて対象機TG1よりも上流側に位置する少なくとも一つの部品装着機10に対して、対象部品P7,P8を割り振る。これにより、基板生産ライン管理装置80は、基板90が対象機TG1に搬送される前に、キャリブレーションが行われる間に対象機TG1が装着予定の対象部品P7,P8を、基板90に装着することができる。よって、対象機TG1より下流の少なくとも一つの部品装着機10は、部品装着ヘッド20のキャリブレーションによる影響を受けることなく、基板90の生産(自機の分担部品の装着)を行うことができる。
なお、対象部品分配部82は、基板生産ライン10Lにおいて対象機TG1よりも下流側に位置する少なくとも一つの部品装着機10に対して、対象部品P7,P8を割り振ることもできる。また、対象部品分配部82は、基板生産ライン10Lにおいて対象機TG1よりも上流側に位置する少なくとも一つの部品装着機10に対して、対象部品P7,P8のうちの一部の部品(例えば、対象部品P7)を割り振ることもできる。このとき、対象部品分配部82は、対象機TG1よりも下流側に位置する少なくとも一つの部品装着機10に対して、対象部品P7,P8のうちの残りの部品(例えば、対象部品P8)を割り振る。
また、対象部品分配部82は、対象機TG1を除く基板生産ライン10Lを構成する複数(本実施形態では、5つ)の部品装着機10を用いて基板90を生産する際の生産時間が最短になるように、部品の配置を最適化することもできる。部品の配置を最適化する方法は、公知の種々の方法をとり得る。例えば、対象部品分配部82は、対象機TG1を除く複数(5つ)の部品装着機10の各々におけるサイクルタイムが均等になるように、部品P1〜部品P6および部品P9〜部品P12、並びに、対象部品P7,P8を配置することができる。
また、上流側の部品装着機10において、大型部品、特殊形状の部品を基板90に装着すると、当該部品装着機10より下流の部品装着機10において、基板90に部品を装着する際に、大型部品、特殊形状の部品を迂回する必要がある。その結果、下流の部品装着機10において、サイクルタイムが増加する可能性がある。そこで、上流側の部品装着機10において、主に、チップ抵抗、チップコンデンサなどの小型部品を基板90に装着し、下流側の部品装着機10において、主に、集積回路などの大型部品、特殊形状の部品などを基板90に装着すると良い。
既述したように、複数の吸着ノズル30を備える第一種ヘッドは、チップ抵抗、チップコンデンサなどの小型部品を採取可能である。一方、一つの吸着ノズル30を備える第二種ヘッドは、集積回路などの大型部品、特殊形状の部品などを採取可能である。部品装着ヘッド20の吸着ノズル30の数(ツール軸24の数)が多くなる程、ツール軸24のキャリブレーションに要する所要時間が長くなり、部品装着ヘッド20のキャリブレーションに要する所要時間が長くなる。つまり、第一種ヘッドは、第二種ヘッドと比べて、キャリブレーションに要する所要時間が長くなる。
そこで、対象部品分配部82は、部品装着ヘッド20のキャリブレーションに要する所要時間(対象機TG1の部品装着ヘッド20のツール軸24の数)に応じて、対象部品P7,P8を割り振ることもできる。具体的には、対象部品分配部82は、対象機TG1の部品装着ヘッド20のツール軸24の数が多くなる程、上流側の部品装着機10に対して、対象部品P7,P8を割り振ると良い。逆に、対象部品分配部82は、対象機TG1の部品装着ヘッド20のツール軸24の数が少なくなる程、下流側の部品装着機10に対して、対象部品P7,P8を割り振ると良い。
1−3−3.生産プログラム生成部83
生産プログラム生成部83は、第一生産プログラムPG1と、第二生産プログラムPG2とを生成する(図4に示すステップS3)。第一生産プログラムPG1は、基板生産ライン10Lを構成する複数(本実施形態では、6つ)の部品装着機10を用いて、基板90を生産する際の生産プログラムである。第二生産プログラムPG2は、対象機TG1を除く基板生産ライン10Lを構成する複数(本実施形態では、5つ)の部品装着機10を用いて、基板90を生産する際の生産プログラムである。
図6Aは、第一生産プログラムPG1(装着使用データ)の一例を示している。同図は、モジュール番号M2の部品装着機10が、部品P3および部品P4を基板90に装着する際に使用する装着使用データの一部を示している。装着使用データには、基板90の生産に関する生産条件、使用する生産設備、部品P3および部品P4、並びに、基板90に関する情報などが含まれる。同図に示す装着使用データは、シーケンス番号、回路番号、部品種、装着位置、ノズル種、部品供給位置に関する情報が含まれる。なお、装着位置には、基板90の基板座標系におけるX座標、Y座標および回転角が含まれる。
シーケンス番号は、部品P3および部品P4の装着順序を示している。例えば、シーケンス番号0001では、回路番号R1に装着される部品P3のX軸方向の装着位置は、装着位置XR1であり、Y軸方向の装着位置は、装着位置YR1である。また、当該部品P3の装着位置(装着位置XR1,装着位置YR1)における回転角は、回転角θR1である。シーケンス番号0002では、回路番号R2に装着される部品P3のX軸方向の装着位置は、装着位置XR2であり、Y軸方向の装着位置は、装着位置YR2である。また、当該部品P3の装着位置(装着位置XR2,装着位置YR2)における回転角は、回転角θR2である。シーケンス番号0003では、回路番号C1に装着される部品P4のX軸方向の装着位置は、装着位置XC1であり、Y軸方向の装着位置は、装着位置YC1である。また、当該部品P4の装着位置(装着位置XC1,装着位置YC1)における回転角は、回転角θC1である。上述したことは、シーケンス番号0004以降についても同様に言える。
ノズル種は、吸着ノズル30の種類を示している。吸着ノズル30のノズル径、ノズル先端部の形状もしくは材質などが、部品に合わせて指定される。同図に示す装着使用データは、部品P3についてノズル種NZ1の吸着ノズル30を用い、部品P4についてノズル種NZ2の吸着ノズル30を用いることを示している。また、部品供給位置は、部品を供給する部品供給媒体(例えば、フィーダ121、トレイ、スティックなど)の位置を示している。同図に示す装着使用データは、部品供給媒体F1から部品P3を供給し、部品供給媒体F2から部品P4を供給することを示している。
図6Bは、第二生産プログラムPG2(装着使用データ)の一例を示している。同図は、モジュール番号M2の部品装着機10が、部品P3および部品P4、並びに、対象部品P7を、基板90に装着する際に使用する装着使用データの一部を示している。同図は、図6Aに示す装着使用データに対して、対象部品分配部82によって振り分けられた対象部品P7が追加されている。
具体的には、シーケンス番号0081では、回路番号D1に装着される部品P7のX軸方向の装着位置は、装着位置XD1であり、Y軸方向の装着位置は、装着位置YD1である。また、当該部品P7の装着位置(装着位置XD1,装着位置YD1)における回転角は、回転角θD1である。シーケンス番号0082では、回路番号D2に装着される部品P7のX軸方向の装着位置は、装着位置XD2であり、Y軸方向の装着位置は、装着位置YD2である。また、当該部品P7の装着位置(装着位置XD2,装着位置YD2)における回転角は、回転角θD2である。上述したことは、シーケンス番号0083以降についても同様に言える。さらに、同図に示す装着使用データは、部品P7についてノズル種NZ3の吸着ノズル30を用いることを示している。また、同図に示す装着使用データは、部品供給媒体F3から部品P7を供給することを示している。
上述したことは、モジュール番号M3の部品装着機10が、部品P5および部品P6、並びに、対象部品P8を、基板90に装着する際に使用する第二生産プログラムPG2(装着使用データ)についても、同様に言える。なお、対象部品P7,P8が割り振られない部品装着機10(モジュール番号M1、モジュール番号M5およびモジュール番号M6の部品装着機10)は、第一生産プログラムPG1(装着使用データ)と第二生産プログラムPG2(装着使用データ)とが同じになる。また、第一生産プログラムPG1および第二生産プログラムPG2のうちの少なくとも第一生産プログラムPG1は、基板90の生産時間が最短になるように、最適化されていると好適である。さらに、第一生産プログラムPG1は、基板90の生産開始前に、基板生産ライン10Lを構成する複数(6つ)の部品装着機10に対して送信される。第二生産プログラムPG2は、対象機TG1が発生した後に、対象機TG1を除く基板生産ライン10Lを構成する複数(5つ)の部品装着機10に対して送信することができる。第二生産プログラムPG2は、基板90の生産を開始する前など対象機TG1が発生する前に、対象機TG1を除く基板生産ライン10Lを構成する複数(5つ)の部品装着機10に対して送信することもできる。
1−3−4.生産プログラム変更部84
生産プログラム変更部84は、対象機TG1の発生、または、対象機TG1が生じる可能性の発生に応じて、生産プログラム生成部83によって生成された第一生産プログラムPG1または第二生産プログラムPG2に生産プログラムを切り替える(図4に示すステップS4)。そして、制御は、一旦、終了する。生産プログラムの変更方法は、種々の方法をとり得る。
1−3−4−1.生産プログラム変更部84による第一制御態様
生産プログラム変更部84は、対象機TG1が発生した後に、第一生産プログラムPG1から第二生産プログラムPG2に切り替え、対象機TG1においてキャリブレーションが完了した後に、第二生産プログラムPG2から第一生産プログラムPG1に切り替えると好適である。
図7は、対象機TG1の有無と、生産プログラムの切り替えとの間のタイミングの一例を示している。同図に示す折れ線L11は、対象機TG1の有無を示している。状態CB0は、対象機TG1が発生していない状態を示し、状態CB1は、対象機TG1が発生している状態を示している。同図に示す折れ線L12は、第一生産プログラムPG1または第二生産プログラムPG2の選択状態を示している。同図の横軸は、時刻を示し、折れ線L11および折れ線L12において共通である。
折れ線L11に示すように、時刻T11において、状態CB0から状態CB1に切り替わり、時刻T11において、対象機TG1が発生したとする。折れ線L12に示すように、生産プログラム変更部84は、対象機TG1が発生した後の時刻T12において、第一生産プログラムPG1から第二生産プログラムPG2に生産プログラムを切り替える(図8に示すステップS411)。そして、生産プログラム変更部84は、部品装着ヘッド20のキャリブレーションが完了(対象機TG1が解消)したか否かを判断する(ステップS412)。図7の折れ線L11に示すように、時刻T21において、状態CB1から状態CB0に切り替わり、時刻T21において、キャリブレーションが完了(対象機TG1が解消)したとする。折れ線L12に示すように、キャリブレーションが完了した場合(図8に示すステップS412でYesの場合)、生産プログラム変更部84は、キャリブレーションが完了した後の時刻T22において、第二生産プログラムPG2から第一生産プログラムPG1に生産プログラムを切り替える(ステップS413)。そして、制御は、一旦、終了する。なお、キャリブレーションが完了していない場合(ステップS412でNoの場合)、生産プログラム変更部84は、キャリブレーションが完了するまで待機する。
第一制御態様によれば、生産プログラム変更部84は、対象機TG1が発生した後に、第一生産プログラムPG1から第二生産プログラムPG2に切り替え、対象機TG1においてキャリブレーションが完了した後に、第二生産プログラムPG2から第一生産プログラムPG1に切り替える。これにより、基板生産ライン管理装置80は、対象機TG1の発生に応じて、第一生産プログラムPG1から第二生産プログラムPG2に切り替え、キャリブレーションの完了(対象機TG1の解消)に応じて、第二生産プログラムPG2から第一生産プログラムPG1に切り替えることができる。
1−3−4−2.生産プログラム変更部84による第二制御態様
生産プログラム変更部84は、対象機TG1が生じる可能性が発生したときに、時刻T30において、第一生産プログラムPG1から第二生産プログラムPG2に切り替えると好適である。時刻T30は、対象機TG1においてキャリブレーションが開始される予定時刻T31に対して、基板90が基板生産ライン10Lに搬入されてから対象機TG1に到達するまでの所要時間ΔT分、遡った時刻である。また、生産プログラム変更部84は、対象機TG1が生じる可能性が発生したときに、時刻T40において、第二生産プログラムPG2から第一生産プログラムPG1に切り替えると好適である。時刻T40は、対象機TG1においてキャリブレーションが完了する予定時刻T41に対して、基板90が基板生産ライン10Lに搬入されてから対象機TG1に到達するまでの所要時間ΔT分、遡った時刻である。
図9は、対象機TG1の有無と、生産プログラムの切り替えとの間のタイミングの他の一例を示している。同図に示す折れ線L21は、対象機TG1の有無を示している。状態CB0および状態CB1は、図7と同様である。図9に示す折れ線L22は、第一生産プログラムPG1または第二生産プログラムPG2の選択状態を示している。同図の横軸は、時刻を示し、折れ線L21および折れ線L22において共通である。
折れ線L21に示すように、予定時刻T31において、状態CB0から状態CB1に切り替わる可能性(対象機TG1が生じる可能性)があるとする。予定時刻T31は、キャリブレーションが開始される予定時刻とする。また、予定時刻T41において、状態CB1から状態CB0に切り替わる可能性(対象機TG1が解消する可能性)があるとする。予定時刻T41は、キャリブレーションが完了する予定時刻とする。この場合、予定時刻T31より前に、生産プログラム変更部84は、時刻T30および時刻T40を算出することができる(図10に示すステップS421)。時刻T30は、対象機TG1においてキャリブレーションが開始される予定時刻T31に対して、基板90が基板生産ライン10Lに搬入されてから対象機TG1に到達するまでの所要時間ΔT分、遡った時刻とする。また、時刻T40は、対象機TG1においてキャリブレーションが完了する予定時刻T41に対して、基板90が基板生産ライン10Lに搬入されてから対象機TG1に到達するまでの所要時間ΔT分、遡った時刻とする。
生産プログラム変更部84は、現在時刻が時刻T30になったか否かを判断する(ステップS422)。図9の折れ線L22に示すように、現在時刻が時刻T30になった場合(図10のステップS422でYesの場合)、生産プログラム変更部84は、第一生産プログラムPG1から第二生産プログラムPG2に生産プログラムを切り替える(ステップS423)。なお、現在時刻が時刻T30になっていない場合(ステップS422でNoの場合)、生産プログラム変更部84は、現在時刻が時刻T30になるまで待機する。
次に、生産プログラム変更部84は、現在時刻が時刻T40になったか否かを判断する(ステップS424)。図9の折れ線L22に示すように、現在時刻が時刻T40になった場合(図10のステップS424でYesの場合)、生産プログラム変更部84は、第二生産プログラムPG2から第一生産プログラムPG1に生産プログラムを切り替える(ステップS425)。そして、制御は、一旦、終了する。なお、現在時刻が時刻T40になっていない場合(ステップS424でNoの場合)、生産プログラム変更部84は、現在時刻が時刻T40になるまで待機する。
第二制御態様によれば、生産プログラム変更部84は、対象機TG1が生じる可能性が発生したときに、時刻T30において、第一生産プログラムPG1から第二生産プログラムPG2に切り替える。時刻T30は、対象機TG1においてキャリブレーションが開始される予定時刻T31に対して、基板90が基板生産ライン10Lに搬入されてから対象機TG1に到達するまでの所要時間ΔT分、遡った時刻である。これにより、基板生産ライン管理装置80は、時刻T30より第二生産プログラムPG2を使用して、基板90を生産することができる。よって、基板生産ライン管理装置80は、仕掛品(装着予定の部品がすべて装着されていない基板90)の発生を抑制することができる。
また、第二制御態様によれば、生産プログラム変更部84は、対象機TG1が生じる可能性が発生したときに、時刻T40において、第二生産プログラムPG2から第一生産プログラムPG1に切り替える。時刻T40は、対象機TG1においてキャリブレーションが完了する予定時刻T41に対して、基板90が基板生産ライン10Lに搬入されてから対象機TG1に到達するまでの所要時間ΔT分、遡った時刻である。これにより、基板生産ライン管理装置80は、時刻T40より第一生産プログラムPG1を使用して、基板90を生産することができる。よって、基板生産ライン管理装置80は、キャリブレーションが完了した後に第二生産プログラムPG2から第一生産プログラムPG1に切り替える場合と比べて、基板生産ライン10Lの生産効率を向上させることができる。
第一制御態様および第二制御態様のいずれの場合も、生産プログラム生成部83は、第一生産プログラムPG1と第二生産プログラムPG2とを生成する。生産プログラム変更部84は、対象機TG1の発生、または、対象機TG1が生じる可能性の発生に応じて、生産プログラム生成部83によって生成された第一生産プログラムPG1または第二生産プログラムPG2に生産プログラムを切り替える。これにより、基板生産ライン管理装置80は、対象機TG1の発生、または、対象機TG1が生じる可能性の発生に応じて、生産プログラムを変更することができ、基板90の生産を継続することができる。
なお、第一生産プログラムPG1から第二生産プログラムPG2への切り替え、および、第二生産プログラムPG2から第一生産プログラムPG1への切り替えのうちの少なくとも一方は、第一制御態様と同様に切り替えても良い。また、生産プログラム変更部84は、対象機TG1を除く基板生産ライン10Lを構成する複数(5つ)の部品装着機10の各々の制御装置16に設けることもできる。この場合、各制御装置16は、基板生産ライン管理装置80から、対象機TG1が発生したことを示す信号、または、時刻T30を通知する信号を受信したときに、第一生産プログラムPG1から第二生産プログラムPG2に切り替えることができる。また、各制御装置16は、基板生産ライン管理装置80から、キャリブレーションが完了したことを示す信号、または、時刻T40を通知する信号を受信したときに、第二生産プログラムPG2から第一生産プログラムPG1に切り替えることができる。
2.基板生産ライン管理方法
基板生産ライン管理装置80について既述したことは、基板生産ライン管理方法についても同様に言える。具体的には、基板生産ライン管理方法は、部品装着ヘッド20が着脱可能に設けられている部品装着機10が基板90の搬送方向(X軸方向)に複数設置されている基板生産ライン10Lに適用される。また、対象部品分配部82が行う制御は、対象部品分配工程に相当する。つまり、対象部品分配工程は、対象機TG1の発生、または、対象機TG1が生じる可能性の発生に応じて、対象機TG1を除く複数の部品装着機10のうちの少なくとも一つの部品装着機10に対して対象部品P7,P8を割り振る工程である。
同様に、対象機判定部81が行う制御は、対象機判定工程に相当する。また、生産プログラム生成部83が行う制御は、生産プログラム生成工程に相当する。さらに、生産プログラム変更部84が行う制御は、生産プログラム変更工程に相当する。基板生産ライン管理方法においても、基板生産ライン管理装置80の作用効果と同様の作用効果を得ることができる。
3.実施形態の効果の一例
基板生産ライン管理装置80によれば、対象部品分配部82は、対象機TG1の発生、または、対象機TG1が生じる可能性の発生に応じて、対象機TG1を除く複数の部品装着機10のうちの少なくとも一つの部品装着機10に対して対象部品P7,P8を割り振る。これにより、基板生産ライン管理装置80は、部品装着ヘッド20のキャリブレーションに伴う基板生産ライン10Lの生産効率の低下を抑制することができる。基板生産ライン管理装置80について上述したことは、基板生産ライン管理方法についても同様に言える。
4.付記項
(付記項1)
前記部品装着ヘッドが交換されたとき、若しくは、前記キャリブレーションの要求があったときに前記対象機の発生を判定し、前記部品装着ヘッドの交換時期およびメンテナンス時期のうちの少なくとも一方が前記基板の生産中に到来することが見込まれるときに前記対象機が生じる可能性の発生を判定する対象機判定工程を備える請求項9に記載の基板生産ライン管理方法。
(付記項2)
前記対象部品分配工程は、前記基板生産ラインを構成する前記複数の部品装着機を用いて前記基板を生産する際の前記複数の部品装着機における前記部品の分配をベースにして、前記対象部品を割り振る請求項9または付記項1に記載の基板生産ライン管理方法。
(付記項3)
前記対象部品分配工程は、前記基板生産ラインにおいて前記対象機よりも上流側に位置する少なくとも一つの前記部品装着機に対して、前記対象部品を割り振る請求項9、付記項1および付記項2のうちのいずれか一項に記載の基板生産ライン管理方法。
(付記項4)
前記基板生産ラインを構成する前記複数の部品装着機を用いて前記基板を生産する際の生産プログラムである第一生産プログラムと、前記対象機を除く前記基板生産ラインを構成する前記複数の部品装着機を用いて前記基板を生産する際の生産プログラムである第二生産プログラムとを生成する生産プログラム生成工程と、
前記対象機の発生、または、前記対象機が生じる可能性の発生に応じて、前記生産プログラム生成工程によって生成された前記第一生産プログラムまたは前記第二生産プログラムに生産プログラムを切り替える生産プログラム変更工程と、
を備える請求項9および付記項1〜付記項3のうちのいずれか一項に記載の基板生産ライン管理方法。
(付記項5)
前記生産プログラム変更工程は、前記対象機が発生した後に、前記第一生産プログラムから前記第二生産プログラムに切り替え、前記対象機において前記キャリブレーションが完了した後に、前記第二生産プログラムから前記第一生産プログラムに切り替える付記項4に記載の基板生産ライン管理方法。
(付記項6)
前記生産プログラム変更工程は、前記対象機が生じる可能性が発生したときに、前記対象機において前記キャリブレーションが開始される予定時刻に対して、前記基板が前記基板生産ラインに搬入されてから前記対象機に到達するまでの所要時間分、遡った時刻において、前記第一生産プログラムから前記第二生産プログラムに切り替える付記項4に記載の基板生産ライン管理方法。
(付記項7)
前記生産プログラム変更工程は、前記対象機が生じる可能性が発生したときに、前記対象機において前記キャリブレーションが完了する予定時刻に対して、前記基板が前記基板生産ラインに搬入されてから前記対象機に到達するまでの所要時間分、遡った時刻において、前記第二生産プログラムから前記第一生産プログラムに切り替える付記項4または付記項6に記載の基板生産ライン管理方法。
10:部品装着機、10L:基板生産ライン、20:部品装着ヘッド、
80:基板生産ライン管理装置、
81:対象機判定部、82:対象部品分配部、
83:生産プログラム生成部、84:生産プログラム変更部、90:基板、
TG1:対象機、P7,P8:対象部品、
PG1:第一生産プログラム、PG2:第二生産プログラム、
T31,T41:予定時刻、ΔT:所要時間、T30,T40:時刻。

Claims (9)

  1. 部品を採取して位置決めされた基板に前記部品を装着する部品装着ヘッドが着脱可能に設けられている部品装着機が前記基板の搬送方向に複数設置されている基板生産ラインに適用され、
    前記基板生産ラインを構成する前記複数の部品装着機のうちの少なくとも一つの前記部品装着機であって前記部品装着ヘッドのキャリブレーションが必要な前記部品装着機である対象機の発生、または、前記対象機が生じる可能性の発生に応じて、前記キャリブレーションが行われる間に前記対象機が前記基板に装着予定の前記部品である対象部品を、前記対象機を除く前記複数の部品装着機のうちの少なくとも一つの前記部品装着機に対して割り振る対象部品分配部を備える基板生産ライン管理装置。
  2. 前記部品装着ヘッドが交換されたとき、若しくは、前記キャリブレーションの要求があったときに前記対象機の発生を判定し、前記部品装着ヘッドの交換時期およびメンテナンス時期のうちの少なくとも一方が前記基板の生産中に到来することが見込まれるときに前記対象機が生じる可能性の発生を判定する対象機判定部を備える請求項1に記載の基板生産ライン管理装置。
  3. 前記対象部品分配部は、前記基板生産ラインを構成する前記複数の部品装着機を用いて前記基板を生産する際の前記複数の部品装着機における前記部品の分配をベースにして、前記対象部品を割り振る請求項1または請求項2に記載の基板生産ライン管理装置。
  4. 前記対象部品分配部は、前記基板生産ラインにおいて前記対象機よりも上流側に位置する少なくとも一つの前記部品装着機に対して、前記対象部品を割り振る請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の基板生産ライン管理装置。
  5. 前記基板生産ラインを構成する前記複数の部品装着機を用いて前記基板を生産する際の生産プログラムである第一生産プログラムと、前記対象機を除く前記基板生産ラインを構成する前記複数の部品装着機を用いて前記基板を生産する際の生産プログラムである第二生産プログラムとを生成する生産プログラム生成部と、
    前記対象機の発生、または、前記対象機が生じる可能性の発生に応じて、前記生産プログラム生成部によって生成された前記第一生産プログラムまたは前記第二生産プログラムに生産プログラムを切り替える生産プログラム変更部と、
    を備える請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の基板生産ライン管理装置。
  6. 前記生産プログラム変更部は、前記対象機が発生した後に、前記第一生産プログラムから前記第二生産プログラムに切り替え、前記対象機において前記キャリブレーションが完了した後に、前記第二生産プログラムから前記第一生産プログラムに切り替える請求項5に記載の基板生産ライン管理装置。
  7. 前記生産プログラム変更部は、前記対象機が生じる可能性が発生したときに、前記対象機において前記キャリブレーションが開始される予定時刻に対して、前記基板が前記基板生産ラインに搬入されてから前記対象機に到達するまでの所要時間分、遡った時刻において、前記第一生産プログラムから前記第二生産プログラムに切り替える請求項5に記載の基板生産ライン管理装置。
  8. 前記生産プログラム変更部は、前記対象機が生じる可能性が発生したときに、前記対象機において前記キャリブレーションが完了する予定時刻に対して、前記基板が前記基板生産ラインに搬入されてから前記対象機に到達するまでの所要時間分、遡った時刻において、前記第二生産プログラムから前記第一生産プログラムに切り替える請求項5または請求項7に記載の基板生産ライン管理装置。
  9. 部品を採取して位置決めされた基板に前記部品を装着する部品装着ヘッドが着脱可能に設けられている部品装着機が前記基板の搬送方向に複数設置されている基板生産ラインに適用され、
    前記基板生産ラインを構成する前記複数の部品装着機のうちの少なくとも一つの前記部品装着機であって前記部品装着ヘッドのキャリブレーションが必要な前記部品装着機である対象機の発生、または、前記対象機が生じる可能性の発生に応じて、前記キャリブレーションが行われる間に前記対象機が前記基板に装着予定の前記部品である対象部品を、前記対象機を除く前記複数の部品装着機のうちの少なくとも一つの前記部品装着機に対して割り振る対象部品分配工程を備える基板生産ライン管理方法。
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