JPWO2019106782A1 - Pid制御装置及びpid制御方法 - Google Patents

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Abstract

制御対象のPID制御を開始する前に、前記PID制御に用いるPIDパラメータを算出するスタートアップチューニング機能を有するPID制御装置であって、前記制御対象の温度の速度変化を測定する速度変化測定部と、前記速度変化測定部で測定した温度の速度変化の応答特性に基づいて、前記算出されるPIDパラメータを用いるPID制御のレベルの境界を判断するレベル分割判断部と、を備える。

Description

この発明は、制御対象の温度のPID制御を開始する前に、PID制御に用いるPIDパラメータを算出するスタートアップチューニング機能を有するPID制御装置及びPID制御方法に関するものである。
従来において、制御対象の特性に合わせてPID制御を行うために、プログラムパターンのステップ毎に異なるPID値を設定する制御を行うPID制御装置が提案されている。以下の特許文献1には、複数に分割された制御範囲の区間(レベル)毎にPID値が設定され、この区間内で設定された各目標値に応じてPID制御値を自動的に選択し、この選択結果に基づいてプログラムパターンにおける目標値を含む区間のPID演算がなされる構成を有する調節計が開示されている。
特開平2−259806号公報
しかしながら、従来におけるPID制御装置においては、PID制御値が選択される各レベルの境界が予め設定されている。この設定は、オペレータがPID定数を修正しながら変更設定することにより行われる場合があり、設定された境界が必ずしも適切ではない場合がある。例えば、設定された境界内で制御対象が異なる応答特性を示す場合には、設定されるPID値を適切に選択することが困難となり、応答性や制御性が低下するおそれがあるという課題があった。一方で、予め設定された境界に隣接するレベルにおいて、応答特性がさほど変化しない場合には、選択されるPID選択値がほぼ同一な場合であってもレベルの切り替え処理が必要となり、応答性や制御性が低下するおそれがあるという課題があった。また、従来においては、設定されたレベル毎にPID制御値を求めるオートユーニングを必要としており、設定が煩雑となるという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、スタートアップチューニング処理とともに、PID制御のレベルの境界を適切に判断でき、制御性や応答性を向上することができるPID制御装置及びPID制御方法を得ることを目的とする。
(構成1)
制御対象のPID制御を開始する前に、前記PID制御に用いるPIDパラメータを算出するスタートアップチューニング機能を有するPID制御装置であって、
スタートアップチューニング処理とともに、前記制御対象の温度の速度変化を測定する速度変化測定部と、
前記速度変化測定部で測定した温度の速度変化の応答特性に基づいて、前記算出されるPIDパラメータを用いるPID制御のレベルの境界を判断するレベル分割判断部と、を備えることを特徴とするPID制御装置。
(構成2)
前記レベル分割判断部は、前記測定された前記温度の速度変化が極値をとる箇所で、前記レベルの境界を判断することを特徴とする構成1に記載のPID制御装置。
(構成3)
前記レベル分割判断部は、前記測定された前記温度の速度変化が極小値をとる箇所で、前記レベルの境界を判断することを特徴とする構成2に記載のPID制御装置。
(構成4)
前記レベル分割判断部により判断されたレベルの境界によって制御範囲を複数のレベルに分割し、該分割したレベル毎にPID値を設定するPID値設定部を、さらに備えることを特徴とする構成1から構成3のいずれかに記載のPID制御装置。
(構成5)
前記レベル分割判断部は、前記測定された温度の速度変化が極値をとる箇所以外の箇所で設定されたレベルの境界を、前記極値をとる箇所で判断されたレベルの境界に置き換えることを特徴とする構成4に記載のPID制御装置。
(構成6)
制御対象のPID制御を開始する前に、前記PID制御に用いるPIDパラメータを算出するスタートアップチューニング処理を有するPID制御方法であって、
スタートアップチューニング処理とともに、前記制御対象の温度の速度変化を測定する速度変化測定処理と、
前記速度変化測定処理で測定した温度の速度変化の応答特性に基づいて、前記算出されるPIDパラメータを用いるPID制御のレベルの境界を判断するレベル分割判断処理と、を含むことを特徴とするPID制御方法。
この発明によれば、スタートアップチューニング処理とともに、PID制御のレベルの境界を適切に判断でき、制御性や応答性を向上することができる効果がある。
この発明の実施の形態によるPID制御装置を示す構成図である。 ある制御対象の温度変化特性を示すグラフであり、同図(a)はPID制御装置によるレベル境界判断前の状態を示し、同図(b)はPID制御装置によるレベル境界判断後の状態を示す。 別の制御対象の温度変化特性を示すグラフであり、同図(a)はPID制御装置によるレベル境界判断前の状態を示し、同図(b)はPID制御装置によるレベル境界判断後の状態を示す。 さらに別の制御対象の温度変化特性を示すグラフであり、同図(a)はPID制御装置によるレベル境界判断前の状態を示し、同図(b)はPID制御装置によるレベル境界判断後の状態を示す。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるPID制御装置を示す構成図である。
図1において、減算器1は、目標値SVと後述する測定値PVとの偏差Eを出力するもので、PID制御演算部3に接続されている。PID制御演算部3は、設定されたPID定数に基づき偏差EをPID演算して操作量MVを出力するものであり、制御対象5に接続されている。なお、図1に示す制御対象5は、図2〜図4において制御される制御対象5a、5b、5cに対応している。
これら減算器1およびPID制御演算部3は、従来のPID調節計の基本的構成であり、PID制御演算部3に予め設定されているPID定数は、運転開始時や目標値変更前に設定されたものであり、任意に変更設定可能になっている。
制御対象5は、操作量MVによって温度制御される公知のプロセスで、温度変化を測定する測定手段(ステップ応答チューニング部9、レベル分割判断部20の速度測定部21)に接続され、この測定手段で測定された測定値PVを出力するものであり、減算器1および起動判断部7その他に接続されている。
起動判断部7は、運転開始時や目標値変更時に、目標値SVと測定値PVとの偏差Eを例えば比例帯(図示せず)と比較し、チューニングを実行するだけの偏差Eがあるか否か判断し、チューニングの実行が可能なときにはチューニング起動の指示信号を出力するものであり、ステップ応答チューニング部9、PID定数変更判断部15に接続されている。しかも、起動判断部7は、偏差Eがステップ応答によるチューニング(スタートアップチューニング)が可能なとき、ステップ応答による第1のPID定数の算出を指令するステップ応答起動の指示信号をステップ応答チューニング部9へ出力可能に形成されている。
ステップ応答チューニング部9は、公知の演算手法例えばジーグラー・ニコルス法によってPID定数[(Kp、Ti、Td)S]を算出する機能を有し、チューニング観測部(図示せず)およびPID定数変更判断部15に接続されている。
PID定数変更判断部15は、PID制御演算部3で用いられたPID定数が良好かどうかを判断し、その判断結果をPID制御演算部3に送信する。
レベル分割判断部20は、ステップ応答起動(スタートアップ起動)の指示信号とともに入力されるレベル設定の信号に基づき、同じPID定数で制御されるPID制御のレベルの境界を判断する。レベル分割判断部20は、制御対象5の温度変化の速度を測定する速度測定部21を有しており、この速度測定部21で測定された温度の速度変化の応答特性に基づいて、算出されるPIDパラメータを用いるPID制御のレベルの境界を判断している。レベル分割判断部20はPID定数変更判断部15に接続されており、レベル分割判断部20において判断されたレベルの境界をPID定数変更判断部15に通知する。
PID定数変更判断部15は、レベル分割判断部20からの判断結果に基づいて、制御範囲を新たなレベル分割若しくはレベルの変更が必要と判断した場合、その判断結果をPID制御演算部3に送信する。PID制御演算部3は、PID定数変更判断部15から送信された判断結果に基づいて、各レベルにおけるPID定数を演算するように構成されている。
本実施形態において、レベル分割判断部20は、速度測定部21で測定された温度の速度に基づき速度変化を測定し、この速度変化が極値をとる箇所で、レベルの境界を判断している。温度の速度変化が極値をとる箇所において、制御対象5の温度特性が変化しているためである。
次に動作について説明する。図1のPID制御装置は、PID制御に用いるPIDパラメータを算出するスタートアップチューニング機能を有しており、制御対象5の温度のPID制御を開始する前に、PID制御に用いるPIDパラメータを算出するスタートアップチューニングを実行する。
スタートアップチューニングが実行されると、起動判断部7は、偏差Eがステップ応答によるチューニングが可能なとき、ステップ応答による第1のPID定数の算出を指令するステップ応答起動の指示信号をステップ応答チューニング部9へ出力する。
そして、レベル分割判断部20は、スタートアップチューニングの実行中、速度測定部21によって制御対象5の温度の速度変化を測定し、その速度変化の応答特性に基づいて、PID制御のレベルの境界を判断する。この動作について、図2〜図4を用いて説明する。
図2は、ある制御対象5aの温度変化特性を示すグラフであり、同図(a)はPID制御装置によるレベル境界判断前の状態を示し、同図(b)はPID制御装置によるレベル境界判断後の状態を示す。
同図(a)に示されるように、この制御対象5aにおいては、予め所定間隔毎に設定された3つのレベルLv1、Lv2、Lv3に区分されている。従来までのスタートアップチューニングでは、スタートアップチューニング機能とレベルを分割する機能とが独立して構成されていたため、同図(a)のように所定間隔毎に区分されたレベルLv1、Lv2、Lv3にまたがって一括でPID定数を算出することができない。このため、それぞれのレベルLv1、Lv2、Lv3毎に、複数回にわたってチューニングを行っている(後述する図3(a)、図4(a)においても同様である)。レベルLv1においては、高次遅れ系として温度の速度が測定されるとともに、このレベルにおけるPID定数が算出される。また、レベルLv2においても、高次遅れ系として温度の速度が測定されるとともに、このレベルにおけるPID定数が算出される。そして、レベルLv3においては、一次遅れ系として温度の速度が測定されるとともに、このレベルにおけるPID定数が算出される。
実施の形態1によるPID制御装置では、レベル分割判断部20における速度測定部21により測定された温度の変化速度を、レベル分割の判断に使用している。また、PID制御装置では、ステップ応答チューニング部9において、PID算出の過程として温度の変化速度を監視している。このため、実施の形態1によるPID制御装置は、このような制御対象5aに対し、ステップ応答チューニング部9および速度測定部21において測定された温度の変化速度に基づき、スタートアップチューニング制御を行うとともに、レベル分割判断部20によりレベル分割の判断処理を並行して行うことが可能となる。なお、説明の便宜上、ステップ応答チューニング部9と、レベル分割判断部20における速度測定部21とを別部材として示しているが、同一部材を用いて構成することもできる。
図2(b)は、PID制御装置のレベル分割判断部20の速度測定部21において、スタートアップチューニング制御時に測定された制御対象5aにおける温度特性である。同図に示されるように、この制御対象5aにおいては、制御開始時において温度速度が緩やかに上昇し(速度が遅い)、略中央部分において温度速度が急激に上昇し(速度が速い)、そして再び温度速度の上昇が緩やか(速度が遅い)になっている。すなわち、この制御対象5aにおいては、測定された温度の速度変化が、略中央部分において極大値をとるような特性を有している。そこで、レベル分割判断部20は、この測定された温度の速度変化が極大値をとる箇所で、レベルの境界を判断し、境界よりも下の領域をレベルLv1’とし、境界よりも上の領域をレベルLv2’としている。このように境界を置き換えることにより、各レベルLv1’、Lv2’に応じたより適切なPID設定値を設定することが可能となる。また、従来までのスタートアップチューニングとは異なり、一度のスタートアップチューニングで各レベルLv1’、Lv2’に応じたPID設定値を設定することが可能となる。このように、本実施形態のPID制御装置によれば、スタートアップチューニング処理とともに、PID制御のレベルの境界を適切に判断でき、応答性や制御性を向上することができる。
次に別の例について、図3を用いて説明する。図3は、別の制御対象5bの温度変化特性を示すグラフであり、同図(a)はPID制御装置によるレベル境界判断前の状態を示し、同図(b)はPID制御装置によるレベル境界判断後の状態を示す。
同図(a)に示されるように、この制御対象5bにおいては、予め所定間隔毎に設定された3つのレベルLv1、Lv2、Lv3に区分されている。図2(a)の場合と同様に、各レベルLv1、Lv2、Lv3毎にチューニングを行い、レベルLv1においては、一次遅れ系として温度の速度が測定されるとともに、このレベルにおけるPID定数が算出される。また、レベルLv2においても、一次遅れ系として温度の速度が測定されるとともに、このレベルにおけるPID定数が算出される。そして、レベルLv3においても、一次遅れ系として温度の速度が測定されるとともに、このレベルにおけるPID定数が算出される。
このような制御対象5bに対し、スタートアップチューニング制御を行うとともに、レベル分割判断部20によりレベル分割の判断処理を行う。図(b)に示されるように、この制御対象5bにおいては、制御開始時において温度速度が比較的速やかに上昇し(速度が速い)、略中央部分において温度速度が緩やかに上昇し(速度が遅い)、そして温度速度の上昇がさらに緩やか(速度が遅い)になっている。すなわち、この制御対象5bにおいては、測定された温度の速度変化が、極値をとるような特性を有しておらず、速度変化の応答特性はいずれも一次遅れであり変化していない。そこで、レベル分割判断部20は、この測定された温度範囲において、レベルの境界を有さないと判断し、全ての温度領域をレベルLv1’としている。このように境界を置き換えることにより、単一の制御(この場合は一次遅れ系での制御)を行うことができるため、不要なレベルの切り替え処理が無くなり、応答性や制御性を向上することができる。
さらに別の例について、図4を用いて説明する。図4は、別の制御対象5cの温度変化特性を示すグラフであり、同図(a)はPID制御装置によるレベル境界判断前の状態を示し、同図(b)はPID制御装置によるレベル境界判断後の状態を示す。
同図(a)に示されるように、この制御対象5cにおいては、オペレータにより手動で3つのレベルLv1、Lv2、Lv3に区分されている。図2(a)、図3(a)の場合と同様に、各レベルLv1、Lv2、Lv3毎にチューニングを行い、レベルLv1においては、一次遅れ系として温度の速度が測定されるとともに、このレベルにおけるPID定数が算出される。また、レベルLv2においては、高次遅れ系として温度の速度が測定されるとともに、このレベルにおけるPID定数が算出される。そして、レベルLv3においても、一次遅れ系として温度の速度が測定されるとともに、このレベルにおけるPID定数が算出される。
このような制御対象5cに対し、スタートアップチューニング制御を行うとともに、レベル分割判断部20によりレベル分割の判断処理を行う。同図(b)に示されるように、この制御対象5cにおいては、制御開始時において温度速度が比較的速やかに上昇し(速度が速い)、略中央部分において温度速度が緩やかに上昇し(速度が遅い)、そして温度速度の上昇が再度速くなり(速度が速い)、さらに温度速度の上昇が再度緩やか(速度が遅い)になっている。すなわち、この制御対象においては、測定された温度の速度変化が、略中央部分において極小値をとり、その後に極大値をとるような特性を有している。そこで、レベル分割判断部20は、この測定された温度の速度変化が極小値をとる箇所と、極大値をとる箇所とで、レベルの境界を判断し、極小値をとる境界よりも下の領域をレベルLv1’とし、極小値をとる境界と極大値をとる境界との間の領域をレベルLv2’とし、極大値をとる境界よりも上の境界をLv3’としている。このように境界を置き換えることにより、各レベルLv1’、Lv2’、Lv3’に応じたより適切なPID設定値を設定することが可能となり、応答性や制御性を向上することができる。
以上のように、本発明の内容を実施形態に基づいて説明したが、本発明の内容は実施形態の内容のみに限定されるものではなく、請求項に記載された内容及びその均等の範囲内において、変更可能であることはもちろんである。
上記の例では、レベル分割の判断処理を行うよりも以前に設定された境界を、レベル分割の判断処理によって判断された境界に置き換えるようにしているが、以前に設定された境界を残しつつ、レベル分割の判断処理によって判断された境界を追加するようにしてもよい。また、スタートアップチューニング制御を行う装置構成として、図1に示すものを説明したが、これらの構成が全て必要な訳ではなく、請求項に記載された内容の機能を実現できる構成を備えたものであればよい。また、図1に示す構成をさらに変更してもよく、例えば、レベル分割の判断処理によって判断されたレベルにおける応答特性に応じて、使用する速度測定部(温度センサ)を応答特性に応じて好適なものに切り替えるようにしてもよい。
また、上記の例では、既に所定の境界が設定された制御対象について、レベル分割の判断処理を行う場合について説明したが、これに限られない。すなわち、境界が設定されていない制御対象についても、本発明を適用することができる。境界が設定されていない制御対象についても、レベル分割の判断処理を行うことで、PID制御のレベルの境界を適切に設定することが可能となる。なお、本発明におけるスタートアップチューニングは、上述したステップ応答によるチューニングやセルフチューニングを含むものである。
1 減算器、2 加熱器、3 PID制御演算部(PID値設定部)、
5(5a―5c) 制御対象、7 起動判断部、9 ステップ応答チューニング部、
15 PID定数変更判断部、20 レベル分割判断部、21 速度測定部。

Claims (6)

  1. 制御対象のPID制御を開始する前に、前記PID制御に用いるPIDパラメータを算出するスタートアップチューニング機能を有するPID制御装置であって、
    スタートアップチューニング処理とともに、前記制御対象の温度の速度変化を測定する速度変化測定部と、
    前記速度変化測定部で測定した温度の速度変化の応答特性に基づいて、前記算出されるPIDパラメータを用いるPID制御のレベルの境界を判断するレベル分割判断部と、を備えることを特徴とするPID制御装置。
  2. 前記レベル分割判断部は、前記測定された前記温度の速度変化が極値をとる箇所で、前記レベルの境界を判断することを特徴とする請求項1に記載のPID制御装置。
  3. 前記レベル分割判断部は、前記測定された前記温度の速度変化が極小値をとる箇所で、前記レベルの境界を判断することを特徴とする請求項2に記載のPID制御装置。
  4. 前記レベル分割判断部により判断されたレベルの境界によって制御範囲を複数のレベルに分割し、該分割したレベル毎にPID値を設定するPID値設定部を、さらに備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のPID制御装置。
  5. 前記レベル分割判断部は、前記測定された温度の速度変化が極値をとる箇所以外の箇所で設定されたレベルの境界を、前記極値をとる箇所で判断されたレベルの境界に置き換えることを特徴とする請求項4に記載のPID制御装置。
  6. 制御対象のPID制御を開始する前に、前記PID制御に用いるPIDパラメータを算出するスタートアップチューニング処理を有するPID制御方法であって、
    スタートアップチューニング処理とともに、前記制御対象の温度の速度変化を測定する速度変化測定処理と、
    前記速度変化測定処理で測定した温度の速度変化の応答特性に基づいて、前記算出されるPIDパラメータを用いるPID制御のレベルの境界を判断するレベル分割判断処理と、を含むことを特徴とするPID制御方法。
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