JPWO2019064877A1 - バスバーユニット、モータ - Google Patents

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Abstract

バスバーユニットは、複数のバスバーと、バスバーを支持するバスバーホルダと、を備える。バスバーは、第1バスバーピースおよび第2バスバーピースを有する。第1バスバーピースは、ステータから引き出されたコイル線に接続されるコイル線接続部と、第2バスバーピースに接合される第1接合端子と、を有する。第2バスバーピースは、外部装置に接続される外部接続端子と、第1バスバーピースに接合される第2接合端子と、を有する。第1バスバーピースは、少なくとも一部がバスバーホルダに埋め込まれる。第1接合端子は、第2接合端子と対向して接合される接合面と、接合面の反対側を向く反対面と、を有する。第1接合端子は、接合面および反対面において、バスバーホルダから露出する。【選択図】図2

Description

本発明は、バスバーユニット、モータに関する。
特許文献1には、従来からのバスバーユニットが開示されている。バスバーユニットは、複数のバスバーを備えている。バスバーは、外部装置と接続する端子(外部接続端子)とステータから引き出されたコイル線に接続する接続部(コイル線接続部)とを有する。
国際公開第2016/110424号
このようなバスバーユニットに設けられるバスバーは、外部接続端子とコイル線接続部との間で複雑な形状に引き回す必要がある。このため、プレス加工により成形する場合、板材からの取り数を増加させることが困難であり、製造コストが高くなるという問題があった。
本発明者らは、鋭意検討により、外部接続端子を有する部材とコイル線接続部を有する部材とを別々に成形しこれらを接合することで、バスバー全体としての取り数を増加させるという知見を得た。この場合、バスバーユニットに振動などの負荷が加わった際に、接合部に損傷が生じることが懸念される。
本発明の一態様は、バスバーを分割することでバスバーの製造コストを削減するとともに、接合部を確実に保持して接合部の損傷を抑制できるバスバーユニットを提供することを目的の一つとする。
本発明の例示的な一態様のバスバーユニットは、上下方向に延びる中心軸周りに環状に配置されるステータの上側に設けられるバスバーユニットであって、複数のバスバーと、前記バスバーを支持するバスバーホルダと、を備える。前記バスバーは、第1バスバーピースおよび第2バスバーピースを有する。前記第1バスバーピースは、前記ステータから引き出されたコイル線に接続されるコイル線接続部と、前記第2バスバーピースに接合される第1接合端子と、を有する。前記第2バスバーピースは、外部装置に接続される外部接続端子と、前記第1バスバーピースに接合される第2接合端子と、を有する。前記第1バスバーピースは、少なくとも一部が前記バスバーホルダに埋め込まれる。前記第1接合端子は、前記第2接合端子と対向して接合される接合面と、前記接合面の反対側を向く反対面と、を有する。前記第1接合端子は、前記接合面および前記反対面において、前記バスバーホルダから露出する。
本発明の例示的な一態様のモータは、上述のバスバーユニットを有し、前記ステータと、前記ステータと隙間を介して径方向に対向するロータと、を備える。
本発明の態様によれば、バスバーを分割することでバスバーの製造コストを削減するとともに、接合部を確実に保持して接合部の損傷を抑制できるバスバーユニットが提供される。また、本発明の態様によれば、製造コストを削減したモータが提供される。
図1は、一実施形態のモータの断面図である。 図2は、一実施形態のバスバーユニットの斜視図である。 図3は、一実施形態のバスバーユニットの平面図である。 図4は、一実施形態のバスバーユニットの底面図である。 図5は、図3に示すV-V線に沿う断面図であり、バスバーユニットに設けられた接合部を示す図である。 図6は、図5に対応する変形例の接合部の断面図である。 図7は、図3のVII−VII線に沿う断面図である。 図8は、一実施形態の電動パワーステアリング装置の模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るモータについて説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。各図には、適宜Z軸を示す。各図のZ軸方向は、図1に示す中心軸Jの軸方向と平行な方向とする。また、以下の説明においては、Z軸方向の正の側(+Z側)を「上側」と呼び、Z軸方向の負の側(−Z側)を「下側」と呼ぶ。なお、上側および下側とは、単に説明のために用いられる方向であって、実際の位置関係や方向を限定しない。また、特に断りのない限り、中心軸Jに平行な方向(Z軸方向)を単に「軸方向」又は「上下方向」と呼び、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸Jを中心とする周方向、すなわち、中心軸Jの軸周りを単に「周方向」と呼ぶ。さらに、以下の説明において、「平面視」とは、軸方向から見た状態を意味する。
<モータ> 図1は、本実施形態のモータ10の断面図である。 本実施形態のモータ10は、ロータ30と、ステータ40と、ハウジング20と、ベアリングホルダ50と、上側ベアリング6Aと、下側ベアリング6Bと、バスバーユニット60と、を備える。
ロータ30は、上下方向に延びる中心軸J周りに回転する。ロータ30は、シャフト31と、ロータコア32と、ロータマグネット33と、を有する。シャフト31は、上下方向(軸方向)に延びる中心軸Jを中心として、中心軸Jに沿って配置される。シャフト31は、上側ベアリング6Aと下側ベアリング6Bとによって、中心軸Jの軸周りに回転可能に支持される。ロータコア32は、シャフト31の外周面に固定される。ロータマグネット33は、ロータコア32の外周面に固定される。
ステータ40は、中心軸J周りに環状に配置される。ステータ40は、ロータ30の径方向外側を囲む。ステータ40は、ロータ30と径方向に隙間を介して対向する。ステータ40は、環状のステータコア41と、ステータコア41に装着されたインシュレータ42と、インシュレータ42を介してステータコア41に装着されたコイル43と、を有する。コイル43は、コイル線43aが巻き回されて構成される。コイル線43aは、インシュレータ42を介してステータコア41のティース部に巻き回される。コイル線43aの端部は、上側に引き出されて、バスバーユニット60に接続される。
ハウジング20は、上側(+Z側)に開口する筒状である。ハウジング20は、ロータ30、ステータ40、ベアリングホルダ50およびバスバーユニット60を収容する。ハウジング20は、筒状部25と底部29とを有する。
筒状部25は、ステータ40を径方向外側から囲む。本実施形態において筒状部25は、中心軸Jを中心とする円筒状である。底部29は、筒状部25の下端に位置する。底部29の平面視中央には、下側ベアリング保持部28が設けられる。ハウジング20は、下側ベアリング保持部28において、下側ベアリング6Bを保持する。
ベアリングホルダ50は、ステータ40の上側(+Z側)に位置する。また、ベアリングホルダ50は、バスバーユニット60の下側に位置する。すなわち、ベアリングホルダ50は、軸方向においてステータ40とバスバーユニット60との間に位置する。ベアリングホルダ50の平面視(XY面視)形状は、例えば、中心軸Jと同心の円形状である。ベアリングホルダ50は、外縁部においてハウジング20の筒状部25に保持される。ベアリングホルダ50の平面視中央には、上側ベアリング保持部58が設けられる。ベアリングホルダ50は、上側ベアリング保持部58において、上側ベアリング6Aを保持する。
ベアリングホルダ50には、軸方向に貫通する第1コイル線通過孔51が設けられる。ステータ40から引き出されたコイル線43aは、第1コイル線通過孔51を通過して上側に引き出される。
<バスバーユニット> バスバーユニット60の平面視形状は、径方向に拡がる略円形である。バスバーユニット60は、ステータ40およびベアリングホルダ50の上側に配置される。バスバーユニット60は、例えば、ベアリングホルダ50の上面に固定される。
図2は、バスバーユニット60の斜視図である。図3は、バスバーユニット60の平面図である。図4は、バスバーユニット60の底面図である。図5は、図3に示すV-V線に沿うバスバーユニット60の断面図である。
図2に示すように、バスバーユニット60は、複数(本実施形態では6つ)の相用バスバー(バスバー)70と、複数(本実施形態では2つ)の中性点バスバー80と、バスバーホルダ61と、を有する。
(バスバーホルダ) バスバーホルダ61は、相用バスバー70および中性点バスバー80を支持する。バスバーホルダ61は、軸方向と直交する方向に沿って板状に延びる。バスバーホルダ61の下面は、ベアリングホルダ50の上面と接触する。バスバーホルダ61は、例えば樹脂などの絶縁性の材料から構成される。
バスバーホルダ61は、平面視で略円形の円板部62と、円板部62の平面視中央に位置する内筒部65と、平面視で円板部62を囲む円環状の円環部63と、径方向に延びて円板部62と円環部63とを繋ぐブリッジ部64と、を有する。
円板部62は、中心軸Jを中心として中心軸Jと直交する方向に延びる円板である。円板部62には、中性点バスバー80の一部が埋め込まれる。円板部62の平面視中央には、シャフト通過孔60hが設けられる。シャフト通過孔60hは、バスバーホルダ61の平面視中央に位置する。シャフト通過孔60hの平面視形状は、中心軸Jを中心とする円形状である。シャフト通過孔60hには、シャフト31が通される(図1参照)。
内筒部65は、シャフト通過孔60hの周囲に設けられる。内筒部65は、中心軸Jを中心としてシャフト通過孔60hを囲む円筒である。内筒部65は、シャフト31を径方向外側から囲む。内筒部65は、円板部62に対して上下に延びる。
円環部63は、周方向に沿って円環状に延びる。円環部63には、相用バスバー70の一部が埋め込まれる。円環部63は、後述する相用バスバー70の外部接続端子78を保持する端子保持部66を有する。すなわち、バスバーホルダ61は、端子保持部66を有する。
ブリッジ部64は、径方向に沿って延びる。本実施形態において、ブリッジ部64は、バスバーホルダ61に12個設けられる。12個のブリッジ部64のうち、6つのブリッジ部64の上側には、相用バスバー70の一部が配置され、他の6つのブリッジ部64の上側には、中性点バスバー80の一部が配置される。
周方向に沿って並ぶブリッジ部64同士の間には、軸方向に貫通する第2コイル線通過孔61iが設けられる。第2コイル線通過孔61iは、周方向に沿って複数設けられる。第2コイル線通過孔61iには、コイル43から引き出されるコイル線43aが通される。
上述したように、バスバーホルダ61は、円板部62において中性点バスバー80の一部を埋め込み、円環部63において相用バスバー70の一部を埋め込む。すなわち、バスバーホルダ61は、中性点バスバー80および相用バスバー70を埋め込んでインサート成型することで成形される。
(バスバー) 中性点バスバー80および相用バスバー70は、板状である。中性点バスバー80および相用バスバー70は、それぞれステータ40から延びるコイル線43aに接続される。図1に示すように、コイル線43aは、ベアリングホルダ50の第1コイル線通過孔51およびバスバーホルダ61の第2コイル線通過孔61iに通され、バスバーホルダ61よりも上側に引き出される。
モータ10において、複数のコイル43は、中性点バスバー80および相用バスバー70によって、スター結線接続され三相回路を構成する。
なお、複数のコイル43は、複数の接続系統を構成してもよい。これにより、いずれかの接続系統に不具合が生じた場合であっても、モータ10に電流を供給することができる。複数の接続系統は、それぞれに含まれるコイル43がスター結線によって接続された三相回路によって構成される。
(中性点バスバー)
図3に示すように、一対の中性点バスバー80は、中心軸Jを挟んで径方向の逆側に配置される。本実施形態において、一対の中性点バスバー80は、同じ形状である。一対の中性点バスバー80は、平面視において中心軸Jを中心として点対称に配置される。
中性点バスバー80は、板材から構成される。中性点バスバー80は、それぞれ、バスバー本体部81と、3つのコイル線接続部82と、を有する。
中性点バスバー80のバスバー本体部81は、軸方向と直交する方向に沿って延びる細長の板状である。バスバー本体部81の板面は、上下方向と直交する。中性点バスバー80は、バスバー本体部81において、バスバーホルダ61の円板部62に埋め込まれる。バスバー本体部81は、周方向の両端部および周方向の中央部から三方へ分岐し、3つの第2コイル線通過孔61i内に突出する。
中性点バスバー80のコイル線接続部82は、バスバー本体部81の分岐先の先端に位置する。また、コイル線接続部82は、バスバーホルダ61の第2コイル線通過孔61iの内側に配置される。コイル線接続部82は、ステータ40から引き出されたコイル線43aを把持するとともに、コイル線43aと溶接されて接続される。
(相用バスバー(バスバー)) 相用バスバー70は、第1バスバーピース71と、第2バスバーピース76と、を有する。第1バスバーピース71と第2バスバーピース76とは、互いに接合されて、互いに電気的に接続される。第1バスバーピース71と第2バスバーピース76とは、互いに異なる材料から構成される。
本実施形態の相用バスバー70において、1つの第2バスバーピース76には、1つの第1バスバーピース71が接合される。しかしながら、1つの第2バスバーピースに複数の第1バスバーピースが接合される相用バスバーを採用してもよい。
上述したように、本実施形態のバスバーユニット60は、6つの相用バスバーを有する。したがって、本実施形態のバスバーユニット60は、6つの第1バスバーピース71および6つの第2バスバーピース76を有する。
(第1バスバーピース) 図3に示すように、第1バスバーピース71は、板材から構成される。第1バスバーピース71は、少なくとも一部がバスバーホルダ61に埋め込まれる。
第1バスバーピース71は、第1ピース本体部72と、コイル線接続部73と、第1接合端子74と、を有する。
第1ピース本体部72は、軸方向と直交する方向に沿って延びる細長の板状である。第1ピース本体部72は、コイル線接続部73と第1接合端子74とを繋ぐ。すなわち、第1バスバーピースは、コイル線接続部と第1接合端子とを繋ぐ第1ピース本体部を有する。第1ピース本体部72は、バスバーホルダ61の円環部63に埋め込まれる。すなわち、第1バスバーピース71は、バスバーホルダ61に埋め込まれる。
ここで、複数の相用バスバー70のうちの1つの相用バスバー70Aに着目する。着目された相用バスバー70Aは、図3において最も右側に配置されたバスバーである。この相用バスバー70Aの第1ピース本体部72Aは、軸方向から見て外部接続端子78に重なる。すなわち、複数のバスバーのうち少なくとも一部のバスバーの第1ピース本体部は、軸方向から見て外部接続端子と重なる。
本実施形態によれば、外部接続端子78と第1ピース本体部72Aとを軸方向に重ねて配置することで、相用バスバー70Aの配置の自由度を高めることができる。結果として、バスバーユニット60の径方向の寸法を抑制することができる。 また、このような配置は、軸方向において第1ピース本体部72Aと外部接続端子78との間にバスバーホルダ61の一部が介在し、第1ピース本体部72Aと外部接続端子78とが互いに絶縁されていることで、可能となる。本実施形態では、第1ピース本体部72Aがバスバーホルダ61に埋め込まれていることで、第1ピース本体部72Aと外部接続端子78とが互いに絶縁されている。
コイル線接続部73は、第1ピース本体部72の一端に位置する。コイル線接続部73は、バスバーホルダ61から露出する。コイル線接続部82は、バスバーホルダ61の第2コイル線通過孔61iの内側に配置される。コイル線接続部73は、コイル線43aを把持するとともに、コイル線43aと溶接されて接続される。
第1接合端子74は、第1ピース本体部72のコイル線接続部73と反対側の端部(他端)に位置する。第1接合端子74は、第2バスバーピース76に接合される。第1接合端子74は、軸方向から見て円形である。
図5に示すように、第1接合端子74は、上側を向く上面(第1の接合面(接合面))74aと、上面74aの反対側を向く(すなわち、下側を向く)下面(反対面)74bと、上面74aと下面74bとを繋ぐ外周面74dと、を有する。すなわち、接合面は、上側を向く。第1接合端子74の上面74aおよび下面74bは、円形である。後述するように、第1接合端子74の上面74aは、第2バスバーピース76の第2接合端子79の下面79bと接合される。
第1接合端子74は、第1ピース本体部72との境界に屈曲部74cを有する。屈曲部74cは、第1接合端子74を、第1ピース本体部72に対して上側にオフセットさせるようにクランク状に屈曲する。これにより、第1接合端子74の上面74aの軸方向の位置がバスバーホルダ61の上面61aの軸方向の位置と一致し、第1接合端子74の上面74aがバスバーホルダ61から露出する。
バスバーホルダ61には、第1接合端子74の下面74bから下側に開口する凹部61jが設けられる。第1接合端子74の下面74bの軸方向の位置は、凹部61jの下側を向く底面61jbの軸方向の位置と一致する。このため、第1接合端子74の下面74bは、バスバーホルダ61から露出する。
本実施形態によれば、第1接合端子74を有する第1バスバーピース71が、バスバーホルダ61に埋め込まれている。これにより、第1バスバーピース71が、バスバーホルダ61に強固に保持され、バスバーユニット60に振動が生じた場合であっても、第1接合端子74において振動が増幅され難い。結果的に、第1接合端子74と第2接合端子79との接合部5、105が、振動により損傷することを抑制できる。また、第1バスバーピース71は、第1接合端子74の上面74aおよび下面74bにおいて、バスバーホルダ61から露出するため、バスバーホルダ61が後述する接合工程を阻害することがなく、接合工程を簡素化できる。
本実施形態において、第1接合端子74の外周面74dは、バスバーホルダ61に埋め込まれている。すなわち、第1接合端子74は、外周面74dにおいてバスバーホルダ61に埋め込まれている。これにより、バスバーホルダ61による第1接合端子74の保持の安定性が高まり、振動時等の接合部5、105の損傷をより効果的に抑制できる。加えて、バスバーホルダ61による第1接合端子74の保持の安定性が高まることで、第1接合端子74と第2接合端子79との接合工程を安定的に行うことができる。
本実施形態において、第1接合端子74は、軸方向から見て、バスバーホルダ61に全周に渡って囲まれる。すなわち、第1接合端子74の外周面74dは、全周に渡ってバスバーホルダ61に埋め込まれる。このため、バスバーホルダ61による第1接合端子74の保持の安定性が更に高まる。
(第2バスバーピース) 図2に示すように、第2バスバーピース76は、板材から構成される。第2バスバーピース76は、バスバーホルダ61の円環部63の上側に位置する。上述したように、第1バスバーピース71がバスバーホルダ61の内部に埋め込まれているのに対し、第2ピース本体部77は、バスバーホルダ61の外部に位置する。
図3に示すように、第2バスバーピース76は、第2ピース本体部77と、外部接続端子78と、第2接合端子79と、を有する。
第2接合端子79は、第1ピース本体部72の一端に位置する。第2接合端子79は、第1バスバーピース71に接合される。第2接合端子79は、軸方向から見て円形である。第2接合端子79は、第1接合端子74の上側に位置する。軸方向から見て、第2接合端子79は、第1接合端子74と重なる。
図5は、溶接接合された第1接合端子74と第2接合端子79との接合部5を示す断面図である。図5に示すように、第2接合端子79は、上側を向く上面79aと、上面79aの反対側、すなわち、下側を向く下面(第2の接合面)79bと、を有する。第2接合端子79の下面79bは、第1接合端子74の上面74aと軸方向に対向し接触する。
本実施形態において、第1接合端子74と第2接合端子79とは、溶接接合されている。より具体的には、第1接合端子74と第2接合端子79とは、プロジェクション溶接によって接合される。プロジェクション溶接は、抵抗溶接の一種である。 プロジェクション溶接前の第1接合端子74の上面74aには、プレス加工によって突起(プロジェクション)が成形される。また、第1接合端子74の下面74bには、突起を成形するための凹部が成形される。この状態で第1接合端子74と第2接合端子79とを上下方向に重ねて上下から加圧しながら通電することで、抵抗発熱を集中さえて突起を溶融させ溶接部6を形成する。すなわち、第1接合端子74の上面74aと第2接合端子79の下面79bとの間には、溶接部6が設けられる。また、溶接部6を形成後の第1接合端子74の下面74bは、凹部の痕跡である凹部痕74bbが設けられた状態となる。
なお、本実施形態では、第1接合端子74に第1接合端子74の下面74bに凹部痕74bbが設けられる場合を例示した。しかしながら、第2接合端子79に突起(プロジェクション)を成形する場合、凹部痕は、第2接合端子79の上面79aに設けられる。
また、第1接合端子74と第2接合端子79とは、プレス接合されていてもよい。プレス接合の一例として、第1接合端子74と第2接合端子79とが、TOX(登録商標)接合によって接合される場合を変形例として例示する。図6は、プレス接合された第1接合端子74と第2接合端子79との接合部105を示す断面図である。TOX接合では、第1接合端子74と第2接合端子79を重ねた状態で、円柱状の凸部を有する上金型と、凹部が設けられた下金型との間に挟み込みプレス加工を行う。前記のようなプレス加工により、第1接合端子74と第2接合端子79とを塑性変形させ、接合する。
本実施形態およびその変形例によれば、第1接合端子74と第2接合端子79とは、溶接接合(図5)またはプレス接合(図6)により溶接される。溶接接合およびプレス接合は、接合強度が高い局所的な接合が可能な接合方法である。また、溶接接合およびプレス接合は、比較的安価な工程で、金属材料である第1接合端子74と第2接合端子79とを接合可能な接合方法である。すなわち、本実施形態およびその変形例によれば、溶接接合またはプレス接合を採用することで、安価な製造工程で、第1接合端子74と第2接合端子79とを高強度に接合できる。
図5および図6に示すように、第1接合端子74は、上面74aおよび下面74bにおいて、バスバーホルダ61から露出する。これにより、第1接合端子74と第2接合端子79とを、溶接接合またはプレス接合によって接合することができる。
本実施形態において、第1接合端子74と第2接合端子79とは、軸方向に重なる。しかしながら、第1接合端子74と第2接合端子79とは、例えば径方向などの他の方向に重なっていてもよい。この場合、第1接合端子および第2接合端子の接合面は、径方向などの他の方向を向く。なお、第1接合端子74と第2接合端子79とが軸方向に重なる場合には、抵抗溶接の電極(又は、プレス接合の金型)を、上下方向から第1接合端子74および第2接合端子79に押し当てることができ、製造装置を簡素化できる。
本実施形態のバスバーユニット60において、複数の第1接合端子74は、軸方向から見て中心軸Jを中心とする同一の仮想円上に配置される。言い換えると、軸方向から見て、複数の第1接合端子74と中心軸Jとの距離が同一である。このため、第1接合端子74と第2接合端子79との接合工程において、バスバーユニット60を中心軸J周りに回転させることで、抵抗溶接の電極(又はプレス接合の金型)を径方向に移動させることなく複数の第1接合端子74をそれぞれ第2接合端子79と接合でき、接合工程を簡素化できる。 なお、複数の第1接合端子74の上側には、それぞれ第2接合端子79が配置される。このため、複数の第2接合端子79についても、軸方向から見て中心軸Jを中心とする同一の仮想円上に配置される。
図3に示すように、外部接続端子78は、第2ピース本体部77の第2接合端子79と反対側の端部(他端)に位置する。図1に示すように、外部接続端子78は、モータ10に電力を供給するための外部装置9に接続される。外部接続端子78は、バスバーホルダ61に対して上側に延びる。
外部接続端子78は、バスバーホルダ61の端子保持部66に保持される。また、上述したように、第2接合端子79は、第1接合端子74に接合されている。すなわち、第2バスバーピース76は、長さ方向両端においてそれぞれ保持されている。このため、第2バスバーピース76の安定性が高まり、モータ10に振動が付与された場合であっても、第2バスバーピース76がバスバーユニット60から離脱することを抑制できる。
外部接続端子78は、バスバーユニット60に6つ設けられる。6つの外部接続端子78は、一対の外部接続端子78を1組として、3つの端子保持部66に保持される。3つの端子保持部66に保持される各組の一対の端子保持部66は、中心軸Jを中心として回転対称に配置される。外部接続端子78は、軸方向と直交する方向を板厚方向として配置される。1つの端子保持部66に保持される一対の外部接続端子78は、板厚方向を一致させて配置される。
図2に示すように、端子保持部66は、第1の壁部(壁部)66aおよび第2の壁部(壁部)66bを有する。第1の壁部66aおよび第2の壁部66bは、外部接続端子78の幅方向端部に沿って上側に突出する。また、第1の壁部66aおよび第2の壁部66bは、径方向と直交する方向に延びる。第1の壁部66aおよび第2の壁部66bは、径方向に並ぶ。第1の壁部66aは、第2の壁部66bに対して、径方向内側に位置する。
第1の壁部66aおよび第2の壁部66bには、それぞれ一対の切欠部66cが設けられる。一対の切欠部66cは、上側に開口する。第1の壁部66aの一対の切欠部66cと、第2の壁部66bの一対の切欠部66cとは、径方向から見て重なる。径方向から見て重なる第1の壁部66aの切欠部66cと第2の壁部66bの切欠部66cには、1つの外部接続端子78が挿入される。すなわち、本実施形態によれば、端子保持部66は、外部接続端子78を板厚方向から挟み込み、外部接続端子78を保持する。これにより、外部接続端子78が、板厚方向に離脱することを容易に抑制できる。また、切欠部66cが上側に開口するため、外部接続端子78を切欠部66cに上側から挿入することで、外部接続端子78をバスバーホルダ61に容易に組み付けることができる。
図7は、図3のVII−VII線に沿う断面図である。 外部接続端子78は、根元部分78r、第1部分78aと、第2部分78bと、第3部分78cと、を有する。根元部分78r、第1部分78a、第2部分78bおよび第3部分78cは、下側から上側に向かってこの順で並ぶ。根元部分78rと第1部分78aとの境界線、第1部分78aと第2部分78bとの境界線、および第2部分78bと第3部分78cとの境界線は、それぞれ外部接続端子78の板幅方向に延びる。
根元部分78r、第1部分78a、第2部分78bおよび第3部分78cは、それぞれ板幅が異なる。外部接続端子78は、根元部分78r、第1部分78a、第3部分78c、第2部分78bの順に板幅が大きくなる。また、外部接続端子78は、第2部分78b、根元部分78r、第1部分78a、第3部分78cの順に軸方向の寸法が大きくなる。
根元部分78rは、外部接続端子78の下端に位置する。根元部分78rは、外部接続端子78のうち、板幅が最も狭い部分である。根元部分78rは、下端部において第2ピース本体部77に向かって湾曲する。
第1部分78aは、根元部分78rの上側に位置する。第1部分78aは、根元部分78rに対して幅方向の両側に突出する。したがって、第1部分78aは、根元部分78rより板幅が大きい。
第2部分78bは、第1部分78aの上側に位置する。第2部分78bは、第1部分78aに対して幅方向の両側に突出する。したがって、第2部分78bは、第1部分78aより板幅が大きい。第2部分78bは、外部接続端子78のうち、板幅が最も大きい部分である。
第3部分78cは、第2部分78bの上側に位置する。第3部分78cは、第2部分78bに対して幅方向の両側に凹む。第3部分78cは、第2部分78bより板幅が小さい。図1に示すように、外部接続端子78は、第3部分78cにおいて、外部装置9のソケット9aに挿入される。
根元部分78rおよび第1部分78aの幅方向両側には、端子保持部66の第1の壁部66aおよび第2の壁部66bが配置される。すなわち、第1の壁部66aおよび第2の壁部66bは、根元部分78rおよび第1部分78aを幅方向両側から挟む。これにより、外部接続端子78は、端子保持部66によって幅方向に沿う移動が抑制される。
外部接続端子78は、第2部分78bにおいて、端子保持部66の切欠部66cに挿入され保持される。すなわち、切欠部66cには、第2部分78bが挿入される。切欠部66cには、上側を向く底面66caが設けられる。底面66caと、第2部分78bの間には、隙間が設けられる。このため、切欠部66cは、外部接続端子78を保持した状態で、外部接続端子78の下側に向かう移動を制限しない。外部接続端子78を外部装置9のソケット9aに挿入する際に外部接続端子78に加わる応力を、湾曲する根元部分78rを介して第2ピース本体部77に逃がすことができる。このため、端子保持部66で、外部接続端子78をソケット9aに挿入する際の応力を受けることがなく、端子保持部66を簡素な構造とすることができる。なお、第2ピース本体部77に逃がされた応力は、後述するクランク部77c、77dにおいて、吸収され、第2接合端子79に伝わることが抑制される。
第2ピース本体部77は、軸方向から見て周方向に沿って直線状に延びる細長の板状である。第2ピース本体部77は、外部接続端子78と第2接合端子79とを繋ぐ。
図2に示すように、第2ピース本体部77は、第1延在部77aと、第2延在部77bと、一対のクランク部77c、77dと、一対のクランク部77c、77dの間に位置する中間部77eと、を有する。
第1延在部77aは、軸方向と直交する方向に沿って延びる。また、第1延在部77aは、外部接続端子78に接続され、外部接続端子78から第2接合端子79に向かって直線的に延びる。第1延在部77aは、軸方向を板厚方向として配置される。
第2延在部77bは、軸方向と直交する方向に沿って延びる。また、第2延在部77bは、第2接合端子79に接続され、第2接合端子79から外部接続端子78に向かって直線的に延びる。第2延在部77bは、軸方向を板厚方向として配置される。本実施形態において、第2延在部77bの軸方向の位置は、第1延在部77aの軸方向の位置と一致する。
クランク部77c、77dは、それぞれ第1延在部77aと第2延在部77bとの間に位置する。クランク部77c、77dは、板厚方向に沿って屈曲する。また、クランク部77c、77dは、上側にクランク状に屈曲する。より具体的には、クランク部77c、77dは、第1延在部77a又は第2延在部77bに接続され水平方向から軸方向に立ち上がるように屈曲する部分と、軸方向に沿って延びる部分と、軸方向に沿って延びる部分の上端において軸方向から水平方向に屈曲して中間部77eに繋がる部分と、を有する。
中間部77eは、一対のクランク部77c、77dを繋ぐ。中間部77eは、軸方向と直交する方向に沿って延びる。中間部77eは、軸方向において第1延在部77aおよび第2延在部77bとずれて配置される。本実施形態において、中間部77eは、第1延在部77aおよび第2延在部77bより上側に位置する。しかしながら、中間部77eは、第1延在部77aおよび第2延在部77bより下側に位置していてもよい。この場合、一対のクランク部77c、77dは、下側に向かってクランク状に屈曲する。
図1に示すように、外部接続端子78を外部装置9のソケット9aに対し挿入する又は抜き去る際、外部接続端子78のガタつき等に起因して、第2ピース本体部77に応力が伝わる場合がある。この応力が、第2接合端子79に伝わると、第1接合端子74と第2接合端子79との接合部5、105に損傷が生じる虞がある。本実施形態によれば、第1延在部77aと第2延在部77bとの間に、板厚方向にクランク状に屈曲するクランク部77c、77dが設けられる。これにより、外部接続端子78から第2ピース本体部77に伝わる応力を、クランク部77c、77dの弾性変形により吸収することができる。結果的に、第2接合端子79に応力が伝わることが抑制され、第1接合端子74と第2接合端子79の接合部5、105に損傷が生じることを抑制できる。
なお、本実施形態において、第1延在部77aと第2延在部77bとの間には、2つのクランク部77cが設けられる。これにより、第2接合端子79に伝わる応力を軽減する効果が高められる。しかしながら、第1延在部77aと第2延在部77bとの間に1つのクランク部77cが設けられる場合であっても、上述の応力軽減の一定の効果を得ることができる。また、本実施形態によれば、2つのクランク部77cが設けられることで、第1延在部77aおよび第2延在部77bの軸方向の位置を互いに一致させることができる。
図3に示すように、本実施形態において、第1延在部77aの長手方向の長さ寸法は、第2延在部77bの長手方向の長さ寸法より大きい。すなわち、外部接続端子78からクランク部77dまでの距離Daは、第2接合端子79からクランク部77cまでの距離Dbより、長い。このように、外部接続端子78とクランク部77dとをできるだけ離して配置することで、クランク部77dにおける応力吸収の効果を高めることができる。
なお、本実施形態において、第1延在部77aおよび第2延在部77bは、軸方向を板厚方向として配置される。しかしながら、第1延在部77aおよび第2延在部77bが、軸方向と直交する方向を板厚方向として配置されていてもよい。この場合、クランク部77cは、軸方向と直交する板厚方向に屈曲される。
本実施形態において、第1バスバーピース71および第2バスバーピース76は、ともに板材から構成され、プレス加工により成形される。本実施形態では、相用バスバー70は、第1バスバーピース71と、第2バスバーピース76と、に分割されている。このため、相用バスバー70が複雑な形状を有する場合であっても、板材からの取り数を増加させて、歩留まりを高めることができる。
本実施形態によれば、コイル線接続部73を有する第1バスバーピース71と、外部接続端子78を有する第2バスバーピース76と、が互いに異なる材料から構成されている。本実施形態において、外部接続端子78とコイル線接続部73とに求められる材料特性は異なる。外部接続端子78は、外部装置9と接続するために軸方向に長尺に成形される。このため、外部接続端子78は、高剛性な材料で構成されることが好ましい。一方で、コイル線接続部73は、複雑形状に成形されるため、プレスによる打ち抜き応力および曲げ応力が小さくなるよう低剛性の材料で構成されることが好ましい。すなわち、第2バスバーピース76を構成する材料は、第1バスバーピース71を構成する材料と比較して、剛性が高いことが好ましい。
また、外部接続端子78とコイル線接続部73とに求められる材料特性のうち、何れか一方の材料特性を重視するあまり、相用バスバー70全体として、高価な材料を用いなければいかない場合がある。本実施形態によれば、相用バスバー70が、第1バスバーピース71と第2バスバーピース76とに分割された構成とすることで、各部に求められる材料特性を満たしつつ、全体として安価に相用バスバー70を製造できる。
<電動パワーステアリング装置> 次に、一実施形態のモータ10を搭載する装置の実施形態について説明する。図8は、本実施形態のモータ10を搭載する電動パワーステアリング装置2の模式図である。電動パワーステアリング装置2は、自動車の車輪212の操舵機構に搭載される。電動パワーステアリング装置2は、操舵力を油圧により軽減する装置である。電動パワーステアリング装置2は、モータ10と、操舵軸214と、オイルポンプ216と、コントロールバルブ217と、を備える。
操舵軸214は、ステアリング211からの入力を、車輪212を有する車軸213に伝える。オイルポンプ216は、車軸213に油圧による駆動力を伝えるパワーシリンダ215に油圧を発生させる。コントロールバルブ217は、オイルポンプ216のオイルを制御する。電動パワーステアリング装置2において、モータ10は、オイルポンプ216の駆動源として搭載されている。なお、本実施形態のモータ10は、電動パワーステアリング装置2に限られず、いかなる装置に搭載されてもよい。
以上に、本発明の一実施形態およびその変形例を説明したが、一実施形態およびその変形例における各構成およびそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはない。
例えば、上述の実施形態において、バスバーユニット60が、ベアリングホルダ50の上側に配置される場合について説明した。しかしながら、バスバーユニット60は、軸方向においてベアリングホルダ50とステータ40との間に配置されていてもよい。

Claims (10)

  1. 上下方向に延びる中心軸周りに環状に配置されるステータの上側に設けられるバスバーユニットであって、
    複数のバスバーと、
    前記バスバーを支持するバスバーホルダと、を備え、
    前記バスバーは、第1バスバーピースおよび第2バスバーピースを有し、
    前記第1バスバーピースは、
    前記ステータから引き出されたコイル線に接続されるコイル線接続部と、
    前記第2バスバーピースに接合される第1接合端子と、を有し、
    前記第2バスバーピースは、
    外部装置に接続される外部接続端子と、
    前記第1バスバーピースに接合される第2接合端子と、を有し、
    前記第1バスバーピースは、少なくとも一部が前記バスバーホルダに埋め込まれ、
    前記第1接合端子は、前記第2接合端子と対向して接合される接合面と、前記接合面の反対側を向く反対面と、を有し、
    前記第1接合端子は、前記接合面および前記反対面において、前記バスバーホルダから露出する、バスバーユニット。
  2. 前記第1接合端子は、前記接合面と前記反対面とを繋ぐ外周面を有し、
    前記外周面は、前記バスバーホルダに埋め込まれている、請求項1に記載のバスバーユニット。
  3. 前記第1接合端子は、前記接合面と直交する方向から見て前記バスバーホルダに全周に渡って囲まれる、請求項2に記載のバスバーユニット。
  4. 前記外部接続端子は、前記バスバーホルダに対して上側に延び、
    前記バスバーホルダは、前記外部接続端子を保持する端子保持部を有する、請求項1〜3の何れか一項に記載のバスバーユニット。
  5. 前記第1バスバーピースは、前記コイル線接続部と前記第1接合端子とを繋ぐ第1ピース本体部を有し、
    前記複数のバスバーのうち少なくとも一部のバスバーの前記第1ピース本体部は、軸方向から見て前記外部接続端子と重なる、請求項1〜4の何れか一項に記載のバスバーユニット。
  6. 前記第1バスバーピースと前記第2バスバーピースとは、互いに異なる材料から構成される、請求項1〜5の何れか一項に記載のバスバーユニット。
  7. 前記接合面は、上側を向く、請求項1〜6の何れか一項に記載のバスバーユニット。
  8. 前記第1接合端子と前記第2接合端子とは、溶接接合されている、請求項1〜7の何れか一項に記載のバスバーユニット。
  9. 前記第1接合端子と前記第2接合端子とは、プレス接合されている、請求項1〜8の何れか一項に記載のバスバーユニット。
  10. 請求項1〜9の何れか一項に記載のバスバーユニットを有するモータであって、
    前記ステータと、
    前記ステータと隙間を介して径方向に対向するロータと、を備える、モータ。
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