JPWO2019049642A1 - ドリップバッグ - Google Patents

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Abstract

天然繊維を用いて構成され、より良い味の抽出液を手軽に抽出できるドリップバッグを提供する。ドリップバッグ1は、天然繊維を用いて構成され、開口10aを有し、内部に抽出材料70を充填可能な袋体10と、開口10aの少なくとも一部の縁部分に重ねて袋体10に固定され、熱により封止可能な材料を用いて構成されるヘッダ部20と、袋体10の対向する一方の面及び他方の面の外表面それぞれに設けられるクリップ部30とを備える。

Description

本発明は、ドリップバッグに関する。特に、本発明は、天然繊維を用いたドリップバッグに関する。
従来、通水性濾過性シートから形成され、上端部に開口部を有する袋本体と、袋本体の対向する2面の外表面に設けられた掛止部材とを有するドリップバッグであって、掛止部材が、袋本体の開口部に沿って袋本体に貼着されている上部貼着部と、上部貼着部から袋本体の底部側に延設され、少なくともその底部側の一部が袋本体に貼着されている中央貼着部と、中央貼着部の左右両側に形成されたアーム部であって、該アーム部の下端部と中央貼着部の下端部とが連続し、該アーム部の上端部は袋本体に貼着されていないことにより、袋本体から引き起こし可能に形成されているアーム部と、中央貼着部の下端部とアーム部の外側を囲むように形成され、アーム部の上端部と折線を介さずに連続し、袋本体に貼着されていない掛止部とを有し、上部貼着部の幅が掛止部の幅以下であり、上部貼着部の両端部から袋本体の両側縁部に沿って下方に延設された補強片を持たないドリップバッグが知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載のドリップバッグによれば、袋本体の開口部が大きく開き、その開口形状が安定するドリップバッグを低コストで提供することができる。
特開2016−105822号公報
しかし、特許文献1に記載されているドリップバッグにおいては、抽出液が漏出する袋体を不織布から構成していることから、コーヒー等の抽出材料を用いて味がより良く、まろやかな抽出液を抽出することは困難である。
したがって、本発明の目的は、天然繊維を用いて構成され、より良い味の抽出液を手軽に抽出できるドリップバッグを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、天然繊維を用いて構成され、開口を有し、内部に抽出材料を充填可能な袋体と、開口の少なくとも一部の縁部分に重ねて袋体に固定され、熱により封止可能な材料を用いて構成されるヘッダ部と、袋体の対向する一方の面及び他方の面の外表面それぞれに設けられるクリップ部とを備えるドリップバッグが提供される。
また、本発明は上記目的を達成するため、天然繊維を用いて構成され、開口を有し、内部に抽出材料が充填されている袋体と、開口の少なくとも一部の縁部分に重ねて袋体に固定され、熱により封止可能な材料を用いて構成され、開口側の反対側の端部若しくは反対側の端部近傍に封止部を有するヘッダ部と、袋体の対向する一方の面及び他方の面の外表面それぞれに設けられるクリップ部とを備える抽出材料入りドリップバッグが提供される。
本発明に係るドリップバッグによれば、天然繊維を用いて構成され、より良い味の抽出液を手軽に抽出できるドリップバッグを提供できる。
本実施形態に係るドリップバッグの構成の概要図である。 本実施形態に係るドリップバッグの展開図である。 本実施形態に係るドリップバッグの使用方法の図である。 本実施形態に係るドリップバッグの変形例の概要図である。
[実施の形態]
<ドリップバッグ1の概要>
コーヒー等の飲料をコーヒー豆等の抽出材料を用いて抽出する方法として、コーヒー豆の粉末や、紅茶、緑茶、烏龍茶等の茶葉等の抽出材料を袋状のバッグに充填し、バッグを紙製等の固定具を用いてカップ等に装着・固定し、バッグの開口に熱湯を注ぐことで、コーヒー成分や茶成分等を抽出するドリップ方式による抽出方法が知られている。バッグを構成する素材は、通常、紙や不織布等からなるフィルターが用いられている。しかしながら、より味がよく、おいしい飲料を抽出する場合、バッグの素材はコットン等の天然素材を用いて構成することが好ましい。
ところが、コットン等の天然素材を用いてバッグを構成すると、抽出材料を当該バッグに充填後、当該バッグの開口を従来の方法では適切に封止できない。すなわち、コットン等の天然素材は、熱圧着や熱シール等により手軽に着実に封止できる不織布とは異なり、熱による封止が困難である(熱により封止をしたとしても、実用的な接着強度を得ることが困難である。)。また、コットン等の天然素材は縫製により封止できるものの、熱湯を注ぐ場合に開口を形成することを要する観点から、縫製では強固すぎる封止になり、バッグに開口を容易に形成することはできない。更に、開口を縫製により封止する場合、開口を容易に形成させる観点からは縫製された部分を容易にほどけるようにすることを要するので縫い目のピッチに応じた幅の広い隙間が生じる場合があり、保管時に、内容物である抽出材料がバッグ外にこぼれ出ることがある。
そこで本発明者は、種々検討した結果、抽出材料から抽出される抽出液が漏出する部分を天然素材で構成し、封止する部分(ドリップ方式による抽出時には開口が形成される部分)を熱により封止可能な素材を用いて構成することで、抽出材料入りドリップバッグを容易に製造できると共に、抽出時には湯を注ぐための開口を容易に形成することができ、かつ、天然素材を用いたドリップ方式による抽出が可能であるドリップバッグを構成できることを見出した。
すなわち、本実施形態に係るドリップバッグ1は、天然繊維を用いて構成され、開口10aを有し、内部に抽出材料70を充填可能な袋体10と、開口10aの少なくとも一部の縁部分に重ねて袋体10に固定され、熱により封止可能な材料を用いて構成されるヘッダ部20と、袋体10の対向する一方の面及び他方の面の外表面それぞれに設けられるクリップ部30とを備える。以下、図面を参照し、本実施形態に係るドリップバッグについて詳細に説明する。
[ドリップバッグ1の詳細]
図1は、本実施形態に係るドリップバッグの構成の概要の一例を示す。図1(a)は、本実施形態に係るドリップバッグ1の側面の概要の一例を示し、図1(b)は、ドリップバッグ1のヘッダ部20、並びに袋体10とヘッダ部20及びクリップ部30との固定状態の概要の一例を示す。
上述の通り、ドリップバッグ1は、縁部の一部に開口10aを有し、開口10aを除く他の縁部が閉じられた袋体10と、開口10aの少なくとも一部の縁部分に重ねて袋体10に固定若しくは貼り付けられ、熱により封止可能な材料を用いて構成されるヘッダ部20と、袋体10の対向する一方の面及び他方の面の外表面それぞれに設けられ、使用時に容器に固定されるクリップ部30とを備える。袋体10にヘッダ部20は固定若しくは貼り付けられているので、ドリップバッグ1を側面から観察した場合、開口10aは線状に観察されることになる。
(袋体10)
袋体10は、略直円錐形状である部分100と、略円筒形状である部分102とを有して構成される。袋体10において、略直円錐形状である部分100と略円筒形状である部分102とは、部分100の頂点の反対側において連続している。袋体10の開口10aは、部分102の端部であって、部分100側とは反対の端部に設けられる。そして、袋体10は、開口10aを除く縁部の少なくとも一部に、縫製により閉じられた縫い合せ部15を有する。
袋体10は天然繊維を用いて構成される。天然繊維としては、コットンを用いることが好ましく、100%のコットンであることがより好ましい。また、コットンとしては、お湯の注水時に開口10aが開口されている状態を維持し、かつ、飲用に適度な濃さの抽出液を漏出させる観点から、60g/m以上150g/m以下の厚さ(目付)を有することが好ましく、60g/m以上120g/m以下の厚さを有することがより好ましい。なお、縫い合せ部15に用いる糸としては、天然繊維を用いて構成される糸であれば、どのような糸であってもよい。
(ヘッダ部20)
ヘッダ部20は、袋体10の開口10aの縁部分に重ねて設けられる。より具体的に、ヘッダ部20は略円筒形状を有し、図1(a)及び(b)に示すように袋体10の部分102の内側に重ねて設けられ、開口10aから外に延びた部分200を有する。また、ヘッダ部20は、開口10a側の反対側の端部から開口10a側へ所定距離だけ離れた位置に切断部40を有する。切断部40は、例えば、切り取り線やスリットである。ヘッダ部20は、少なくとも開口10aとは反対側の端部、若しくは開口10aとは反対側の端部近傍が、熱圧着等により封止可能な材料を用いて構成される。なお、ヘッダ部20を、袋体10の部分102の外側に重ねて設けてもよい。
具体的にヘッダ部20を構成する熱により封止可能な材料としては、不織布を用いることが好ましい。不織布としては、ドリップバッグ1に充填される抽出材料70が外部に実質的に漏出しない程度の通気性、通水性を有する不織布を用いることができる。また、不織布を構成する材質としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等が挙げられる。
(クリップ部30)
クリップ部30は、袋体10の外表面に設けられる。すなわち、クリップ部30は、袋体10の対向する一方の面(表面18)の外表面と、他方の面(裏面19)の外表面とのそれぞれに設けられる。クリップ部30は、支持体300と、支持体300に連続し、凹部315を有する引出部310とを有して構成される。支持体300と引出部310との境界には折り目320が設けられる。また、支持体300は、引出部310の凹部315に対応する部分に凸部317を有する。ドリップバッグ1の使用時には、引出部310が支持体300から折り目320を支点に引き起こされ、凹部315が容器の縁に嵌められる。
クリップ部30は、例えば、紙、若しくは防水処理が施された紙を用いて構成することができる。
なお、ドリップバッグ1の側面視にて部分100は略直角三角形状に観察され、部分102及び部分200は略長方形状に観察される。そして、一例として、ドリップバッグ1のサイズは、側面視にて、部分102の長辺が12.5cmであり、短辺が3cmであり、部分100の頂角が略90°であり、ヘッダ部20の短辺が1.5cmである(ヘッダ部20の長辺は部分102の長辺と略同一である。ただし、ヘッダ部20の当該長さは、ドリップバッグ1の側面視にて外部に露出している部分の長さである。)。ただし、これらのサイズはあくまで例示である。
(袋体10とヘッダ部20及びクリップ部30との固定状態)
本実施形態においては、袋体10とヘッダ部20とは、ドリップバッグ1の側面視において、部分102の縁部分(側面視にて短辺近傍)とヘッダ部20の縁部分(側面視にて短辺近傍)とが重なっている領域が固定されると共に(固定部50)、部分102と部分100との境目付近(側面視にて部分102の長辺端部近傍)であって、ヘッダ部20の端部(側面視にてヘッダ部20の袋体10と重なっている側の長辺近傍)に重なっている領域が固定される(固定部50a)。更に、ドリップバッグ1の側面視において、ヘッダ部20の縁部分(側面視にて短辺近傍)も固定される(固定部50b)。また、袋体10とクリップ部30とは、クリップ部30の支持体300の所定箇所と袋体10とが固定部52において固定される。
固定部50、固定部50a、固定部50b、及び固定部52は、熱溶着、高周波溶着、超音波溶着等や接着剤を用いた方法等、様々な手法で形成できる。本実施形態においては、天然素材と不織布とを用いる場合、天然素材と不織布とが強固に接着される手法、例えば、超音波振動による溶着方法(超音波溶着)を用いることが最も好ましい。超音波溶着によれば、天然素材と不織布との接着、不織布同士の接着、及び天然素材と紙との接着を充分な強度を有して実現できる。また、超音波溶着によれば、ドリップバッグ1に接着剤等の異物が混入することを確実に防止できる。
また、袋体10に抽出材料70を充填した後、ヘッダ部20の端部であって、開口10a側の反対側の端部、若しくは開口10aの反対側の端部近傍は、熱圧着等により封止される(この封止された領域が、封止部60となる。)。封止部60の形成においても超音波溶着を用いてもよいが、製造の簡易化の観点からは熱圧着により形成することが好ましい。
(抽出材料70)
抽出材料70は、コーヒー豆の粉末や、紅茶、緑茶、烏龍茶等の茶葉等である。本実施形態において、抽出材料70としてコーヒー豆の粉末を用いる場合、袋体10に充填する抽出材料70は10g〜20g程度であることが好ましい。
(ドリップバッグ1の製造方法)
図2は、本実施形態に係るドリップバッグの展開図の概要の一例を示す。
ドリップバッグ1は、天然繊維を用いて構成される袋体10と不織布を用いて構成されるヘッダ部20とが互いに接着され、袋体10の外表面の所定位置にクリップ部30が接着されることで製造される。例えば、図2にドリップバッグ1の展開図の例を示すように、袋体10に対応する天然繊維を用いて形成される第1の布状体(直角三角形状の布状体の短い一対の辺それぞれに長方形状の布状体が延びているような形状)に、ヘッダ部20に対応する不織布を用いて形成される第2の布状体(長方形状)を二つ重ねる。第2の布状体は、第1の布状体の長方形状の布状体部分に重ねる。この場合において、第2の布状体の一部が第1の布状体と重ならない領域を設けるようにする。そして、第1の布状体の直角三角形状の布状体部分の最も長い辺の垂線に沿って折りたたむ。
そして、袋体10の一部の端部の領域15a(直角三角形状部分の最長の辺の領域)は縫製により縫い付ける(これにより、縫い合せ部15が形成される。)。なお、縫製のピッチは、例えば、抽出材料70が零れ落ちることを防止する観点からは、0.5mm以上10mm以下であることが好ましく、1mm以上7mm以下であることがより好ましい。
また、折りたたんだ状態で、第1の布状体と第2の布状体とが重なる領域であって、それぞれの端部近傍の所定の領域(固定部50に対応する領域)、及び部分100と部分102との境目付近の領域(固定部50aに対応する領域)と、第2の布状体同士が重なる領域であって、短辺の端部近傍の所定の領域(固定部50bに対応する領域)とをそれぞれ超音波溶着により固定する。更に、袋体10の対向する一方の面及び他方の面の外表面それぞれにクリップ部30を配置し、クリップ部30の支持体300の所定箇所と袋体10とを超音波溶着により固定する。更に、ヘッダ部20の所定箇所に、切断部40を形成する。これにより、ドリップバッグ1が製造される
そして、袋体10に所定の抽出材料70を所定量充填し、ヘッダ部20の開口10a側の反対側の端部、若しくは当該端部近傍を熱圧着することで封止部60を形成し、抽出材料70入りのドリップバッグ1が製造される。なお、切断部40は、抽出材料70を袋体10に充填し、封止部60を形成した後に形成してもよい。そして、抽出材料70入りのドリップバッグ1は、例えば、アルミ蒸着フィルム等を有するラミネート包装袋等に封入される。
(ドリップバッグ1の使用方法)
図3は、本実施形態に係るドリップバッグの使用方法の一例を示す。
まず、図3(a)に示すように、ドリップバッグ1の切断部40に沿って、ヘッダ部20の一部を切り取る。そして、クリップ部30の引出部310を支持体300から引き起こし、容器5の縁に凹部315を差し入れることでドリップバッグ1を容器5に固定する。ここで、本実施形態において、袋体10の一方の面の外表面に設けられるクリップ部30と、他方の面の外表面に設けられるクリップ部30とは、それぞれの引出部310の正面視若しくは側面視における引出方向が互いに反対になる向きに袋体10に設けられる。よって、図3(b)に示すように、一方の面のクリップ部30の引出部310と、他方の面のクリップ部30の引出部310とは互いに反対方向に引き起こされ、容器5に固定される。したがって、上面視にてドリップバッグ1は、部分100の頂点付近を中心に略点対称の位置に引出部310を配置することができるので、ドリップバッグ1を容器5上に安定的に取り付けることができる。
そして、切断部40に沿ってヘッダ部20を切り取った後にできる開口40a内に湯を注ぐことで、抽出材料70からの抽出液が容器5に滴下する。ここで、袋体10は略円錐形状の部分100を有するので、部分100の頂点付近から抽出液は容器5内に滴下する。
[ドリップバッグの変形例]
図4は、本実施形態に係るドリップバッグの変形例の概要を示す。変形例に係るドリップバッグ1aは、ドリップバッグ1とは袋体の形状が異なる点を除き、ドリップバッグ1と略同様の構成及び機能を備える。したがって、相違点を除き、詳細な説明は省略する。
ドリップバッグ1aは、袋体11が略斜円錐形状である部分を有して構成される。すなわち、袋体11は、略斜円錐形状である部分を含む部分104と、略円筒形状である部分106とを有して構成される。袋体11において、略斜円錐形状である部分を含む部分104と略円筒形状である部分106とは、部分104の頂点の反対側において連続している。袋体11の開口11aは、部分106の端部であって、部分104側とは反対の端部に設けられる。
そして、袋体11は、開口11aを除く縁部の少なくとも一部に、縫製により閉じられた縫い合せ部16を有する。例えば、側面視にて、部分106の端部(側面視にて部分106は略長方形状を有しており、この略長方形状における一つの短辺部分)と、部分104の端部とが縫製により閉じられる。袋体11とヘッダ部20とは、図4(b)に示すようにドリップバッグ1と同様にして互いに、例えば、超音波溶着法を用いて固定部50により接着される。すなわち、ドリップバッグ1aにおいては、側面視にてヘッダ部20の短辺部分と部分106の短辺部分の一部とが接着され、ヘッダ部20の部分106側の長辺部分の端部領域と部分106とが接着され、かつ、ヘッダ部20の短辺部分であって部分106と重なっていない短辺部分同士が接着される。
ドリップバッグ1aにおいては、抽出材料70が充填される袋体11が略斜円錐形状である部分104を有する。したがって、部分104の頂点が、側面視にて右(若しくは左)の一方側に偏っている。更に、ドリップバッグ1aにおいては、クリップ部30は、引出部310の引出方向が、頂点が存在する側に向けて引き起こされる向きになるように袋体11に接着される。つまり、ドリップバッグ1aにおいては、ドリップバッグ1とは異なり、袋体11の一方の面の外表面に設けられるクリップ部30と、他方の面の外表面に設けられるクリップ部30とが、それぞれの引出部310の正面視若しくは側面視における引出方向が同一になる向きに設けられる。
これにより、ドリップバッグ1aにおいては、ドリップバッグ1aを容器5に取り付けた場合、上面視にて、一方の引出部310が容器5に取り付けられる位置と他方の引出部310が容器5に取り付けられる位置とを結ぶ線分に、抽出材料70の重心の位置を近づけることができるので、抽出材料70の重さによりドリップバッグ1aが傾くことを抑制できる。
(実施の形態の効果)
本実施形態に係るドリップバッグ1は、抽出材料70が充填される袋体10を天然素材であるコットンを用いて構成できるので、抽出材料70としてコーヒー豆の粉末を用いる場合、本格的で滑らかな味のネルドリップコーヒーを手軽に飲むことができる。また、ドリップバッグ1は、天然素材を用いて構成される袋体10と不織布を用いて構成されるヘッダ部20とを分け、ヘッダ部20を熱により封止可能な材料を用いて構成したので、袋体10に抽出材料70を充填させた後、ヘッダ部20の所定の位置を熱封止できる(なお、ドリップバッグ全体を天然素材で構成した場合、熱封止は困難であり、実用上耐えうる封止を実現することは困難である。)。これにより、従来は困難であった天然素材を用いた1回使い切り用のドリップバッグ1を容易に製造できる。
また、本実施形態に係るドリップバッグ1は、天然素材を用いているにもかかわらず従来のドリップバッグと同様に酸素等を遮断するラミネート包装袋等に容易に封入でき、長期間の保存もできる。これにより、ドリップバッグ1を用いると、例えば、抽出材料70がコーヒー粉末である場合等には、長期間、味、香り等を維持することができる。更に、本実施形態に係るドリップバッグ1は、1回使い切りのドリップバッグとして用いることができるので、従来のネルドリップ式の抽出のように、使用前のネルフィルターを水洗いした後に煮る工程や、使用後のネルフィルターを煮沸してネルフィルターに残存している抽出材料の脂肪分等を洗浄する工程、更には煮沸後に冷水を入れた容器等にネルフィルターを浸して冷暗所で保管する工程等が不要である。これにより、本実施形態に係るドリップバッグ1によれば、極めて手軽にネルドリップ式による味の良いコーヒー等を淹れることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せのすべてが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1、1a ドリップバッグ
5 容器
10、11 袋体
10a、11a 開口
15、16 縫い合せ部
15a 領域
18 表面
19 裏面
20 ヘッダ部
30 クリップ部
40 切断部
40a 開口
50、50a、50b、52 固定部
60 封止部
70 抽出材料
100、102、104、106 部分
200 部分
300 支持体
310 引出部
315 凹部
317 凸部
320 折り目

Claims (8)

  1. 天然繊維を用いて構成され、開口を有し、内部に抽出材料を充填可能な袋体と、
    前記開口の少なくとも一部の縁部分に重ねて前記袋体に固定され、熱により封止可能な材料を用いて構成されるヘッダ部と、
    前記袋体の対向する一方の面及び他方の面の外表面それぞれに設けられるクリップ部と
    を備えるドリップバッグ。
  2. 前記天然繊維が、コットンであり、
    前記熱により封止可能な材料が、不織布である請求項1に記載のドリップバッグ。
  3. 前記袋体の前記開口を除く縁部の少なくとも一部に、縫い合せ部を有する請求項1又は2に記載のドリップバッグ。
  4. 前記ヘッダ部が、前記開口側の反対側の端部から前記開口側へ所定距離だけ離れた位置に切断部を有し、前記反対側の端部若しくは前記反対側の端部近傍において封止可能な請求項1〜3のいずれか1項に記載のドリップバッグ。
  5. 前記袋体が、略直円錐形状である部分を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載のドリップバッグ。
  6. 前記袋体が、略斜円錐形状である部分を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載のドリップバッグ。
  7. 前記コットンが、60g/m以上150g/m以下の目付を有する請求項2に記載のドリップバッグ。
  8. 天然繊維を用いて構成され、開口を有し、内部に抽出材料が充填されている袋体と、
    前記開口の少なくとも一部の縁部分に重ねて前記袋体に固定され、熱により封止可能な材料を用いて構成され、前記開口側の反対側の端部若しくは前記反対側の端部近傍に封止部を有するヘッダ部と、
    前記袋体の対向する一方の面及び他方の面の外表面それぞれに設けられるクリップ部と
    を備える抽出材料入りドリップバッグ。
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