JPH08299184A - 袋形状フイルター - Google Patents
袋形状フイルターInfo
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- JPH08299184A JPH08299184A JP7106137A JP10613795A JPH08299184A JP H08299184 A JPH08299184 A JP H08299184A JP 7106137 A JP7106137 A JP 7106137A JP 10613795 A JP10613795 A JP 10613795A JP H08299184 A JPH08299184 A JP H08299184A
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- opening
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- synthetic resin
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Abstract
安全に簡単な操作で抽出ろ過できる不織布からなる平状
状フイルターを提供する。 【構成】 合成繊維からなる平袋状フイルター部と、該
平袋状フイルター部開口部の周りに、前記開口部の端縁
よりも袋の底部側の位置で、前記端縁に沿って接合さ
れ、少なくとも2ケ所底部側に向け舌状部を設けた合成
樹脂シート補強体から構成され、周囲が接合されて成る
袋形状フイルター。
Description
粉末、漢方薬などの成分抽出、固体と液体との混合物を
分別するフイルターなどに用いられる袋体フイルターに
関する。
方薬などの成分抽出方法としては、紙、織物、不織布な
どのシート状フイルター材を小袋にし、該小袋に紅茶、
緑茶、コーヒー豆粉末、漢方薬などの被抽出物を充填し
て成分抽出するティーバック方式が一般によく知られて
いる。通常、ティーバック方式は、既存のカップ受器の
中に上記被抽出物を充填した小袋を入れ、熱湯を注ぐこ
とにより簡便に抽出することができる反面、次のような
問題がある。
薬などの被抽出物がフイルター小袋の内部に詰め込まれ
ているため、フイルター内部の容積に余裕がなく、熱湯
等の抽出液を注いでも被抽出物の膨潤が制約され、小袋
の内部の被抽出物がほとんど移動せず、短時間に有効な
抽出を行なうことが困難である。又、抽出時間を長くす
ると苦みや渋みが出やすく風味を損なうなどの問題があ
る。
従来技術の問題点を解決し、被抽出物の膨潤などが容易
に起こり、被抽出物が熱湯などの抽出液と充分接触で
き、且つ、抽出液の受器口径部に容易に装着でき、安全
にろ過でき、更に数人分の成分抽出、固体・液体の混合
物分離などの中量程度の液体フイルターに利用できる袋
体フイルターを提供することにある。
維からなる平袋状フイルター部と、該平袋状フイルター
部開口部の周りに、前記開口部の端縁よりも袋の底部側
の位置で前記端縁に沿って接合され、少なくとも2ケ所
底部側に向け舌状部を設けた合成樹脂シート補強体から
構成された袋形状フイルターによって解決される。
袋状フイルターと合成樹脂シート補強体とを、前記のご
とく組合せ構成することにより得られる。該合成樹脂シ
ート補強体に接合されてる舌状部をカップの外側に引っ
掛け、該平袋フイルター部を受器であるカップ内側に係
止めて使用することができる。以下、図を参照して本発
明の袋体フイルターの構造及び使用方法について具体的
に説明する。
形状フイルターの斜視模式図である。袋形状フイルター
(1)は、2枚の合成繊維不織布を重ね、開口部縁辺
(3a)を除いて、その周囲を熱シール法等により接合
(6)することで形成した平袋状部(2)をフイルター
とするものである。この袋形状フイルターは、図中矢印
で示す開口部から被抽出物を入れて使用される。この平
袋状部(2)の両側の面には、合成樹脂シート補強体
(3)の面が接して配置され、それぞれ前記の開口部を
除く袋形状部の周縁で熱シール法等によってそれぞれが
接する不織布の外側面の外縁で一体に接合(6′)され
ている。更に合成樹脂シート補強体(3)は、平袋状部
の開口縁より底部側でそれぞれ相対面する合成繊維不織
布と、前記開口縁線に沿って接合線(5)にて接合され
ている。更に、接合線(5)の底部側に向けて少なくと
も平袋状の両側面それぞれに舌状部(4)を形成して合
成樹脂シートが接合される。舌状部(4)は、袋形状フ
イルター(1)の幅より狭く、図2の抽出液受器カップ
(7)の開口部外側になるよう係止めでき、袋形状フイ
ルター(1)が成分抽出を行なうとき、抽出液受器カッ
プ(7)内に落ち込まないよう保持する。
の使用態様に示されているように舌状部(4)が受器カ
ップ(7)の外周辺にフック状に掛けられた状態で成分
抽出を行なうことにより被抽出物と抽出液との接触効率
のよいろ過、抽出を可能にする。袋形状フイルターは合
成樹脂シート補強体(3)で補強されているので、安全
性、装着性に優れるフイルターである。
ヒー粉末等の被抽出物を充填させ合成樹脂シート補強体
部分で熱シールなどで接合して、バック方式として使用
される。本発明の袋形状フイルターを構成する合成繊維
不織布は、目的とする固液分離フイルター性能を満たす
ことが必要で、不織布構成繊維の素材、繊径、形状、量
などが目的にあわせて適宜選択される。
ン繊維、ポリアクリル繊維、ポリアミド繊維、共重合ポ
リエステル繊維、共重合ポリアミド繊維、ポリエチレン
−ポリエステル、共重合ポリエステル−ポリエステルな
どの複合繊維などの単一又は、2種以上の混合繊維若し
くは積層繊維を、公知のスパンボンド法、メルトブロー
法、トウ開繊法、ニードルパンチ法、サーマルボンド
法、柱状流交絡法などの単一又は、2種以上の組合せで
用いることができる。本発明に用いる合成繊維不織布
は、構成繊維の繊径が0.5μm〜100μm、目付
が、10〜300g/m2 、厚みが0.05〜2.00
mmが好ましく用いられる。本発明の袋状フイルターは、
フイルター性能をより効率的に行なうため、比較的粗な
構造の不織布を用いることが望ましい。例えば、繊径が
0.5μm〜6.0μmの極細繊維と繊径が10μm〜
100μm合成繊維とを積層し、粗な構成とする。比較
的粗な構成とすることによって、比較的大きな粒径を有
する固体は繊径の大きい粗な不織布層でろ過され、比較
的小さな粒径を有する固体は、繊径の小さい密な不織布
層でろ過され、固液分別をする時、速やかにろ過が行な
える。
定しないが、抽出液の滴ぎれを速やかに行なうために下
端部を下方側に凸形状、山形状、波形状、などにするこ
とが好ましい。本発明の袋形状フイルターは、例えば、
合成繊維不織布のスリット反と、樹脂シートのスリット
反を、熱融着方式、超音波方式等で接合させた後、2枚
重ねて、熱シール金型などを用いて、周囲をシールして
得られる。また、公知の、製袋機を用いて、平袋、角底
袋、カセット袋等の種々の形状の袋形状フイルターを得
ることができる。
いで、成分抽出などを行なうので、通液性が良いことが
望ましい。従って、上記合成繊維不織布に、界面活性
剤、例えば、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタ
ン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、などの透水
剤を、グラビヤ方式、浸漬方式、キスロール方式、スプ
レー方式などによって、0.05〜5.00重量%付着
させることが好ましい。合成樹脂シート補強体は、平袋
状フイルターに接合させ、開口部を形成するために、剛
性を有することが必要である。
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、
ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデンなどの単体又は、二
種以上の混合物等の合成樹脂シートから成る。補強体の
厚みが0.02〜0.50mmであり、0.02mm以下で
は剛性が不足し、装着安定性に欠け、0.50mm以上で
は硬すぎ係止め装着操作などが難しくなる。シート補強
体の好ましい形状は、該袋形状フイルターの開口部の大
きさに直接起因する幅が30〜300mm、シート補強体
の剛性・装着性に起因する長さが10〜300mmであ
る。補強体部の底部側に下方に向けて接合されている舌
状部は、シート補強体と同一の合成樹脂シートが好まし
い。舌状部の好ましい形状は、該袋形状フイルターの開
口部幅より少し狭いことが良い。例えば、幅が10〜2
50mm、長さが10〜100mmの範囲で少なくとも袋形
状フイルターの両側の面それぞれに少くとも1ケづつ合
成樹脂シート補強体に接合されることが好ましい。舌状
部は、複数の狭い舌状片に分割して設けることができ
る。
する受器は、上方に向けて開口する構造の受器であれば
その形状は特に限定なく用いることができる。日常的に
用いられている紙コップ、プラスチックコップ、陶器マ
グカップ、ポットサーバー、プラスチック容器などが用
いられる。本発明の袋形状フイルターを構成する平袋状
フイルター部及び補強体の形状は、目的に応じて自由に
選択できるが、受器の口径部より少し大き目になるよう
にシート補強体の幅、長さを決めることが受器への係止
め装着性をよくする上で好ましい。
茶、コーヒー豆粉末、漢方薬などの被抽出物の充填は、
吸引方式等で補強体部を開口させることにより、連続的
に容易に行なうことができる。
g/m2 のポリプロピレン極細繊維不織布をメルトブロ
ー方式で製造し、グラビアロール方式でポリグリセリン
脂肪酸エステル透水剤を0.5重量%付着させた。
目付が20g/m2 、圧着面積率が6%のポリプロピレ
ン長繊維不織布をスパンボンド方式で製造した。上記、
極細繊維不織布の両面に長繊維不織布を重ね、3枚重ね
にして幅が110mm、長さが150mmに切断した。次い
で、厚みが0.05mm、幅が110mm、長さが20mmの
ポリプロピレン樹脂シートと、舌状部の幅が70mm、長
さが30mm、厚みが0.05のポリプロピレン樹脂シー
ト補強体を得る。
を幅方向に糊代が5mmになるように重ねて、幅が2.0
mmの超音波方式で接合した(この時、舌状部も補強体底
辺部と、不織布との同時接合を行なう)。これを、2つ
組み合わせ、製袋加工で平袋形状の本発明の袋形状フイ
ルターが得られる。得られた本発明の袋形状フイルター
を、既存カップの口径部外側に舌状部がくるようにして
係止めて装着し、レギュラーコーヒー豆粉末13gを入
れ、お湯を注いで成分抽出を行なった。成分抽出後該フ
イルターを取り出し、粉もれのない、香りの良いコーヒ
ーを飲むことができた。
/m2 、圧着面積率が12%のポリエステル長繊維不織
布をスパンボンド方式で製造した。この不織布を幅が1
00mm、長さが210mmの長方形に切断し厚みが0.0
75mm、幅が100mm、長さが40mmのポリエチレン樹
脂シートからなるシート補強体と、厚みが0.05mm、
幅が50mm、長さが30mmのポリエチレン樹脂シートか
ら成る舌状部とを接合する(シート幅2.0mm、温度1
28℃、0.5秒の熱融着方式で熱シールする)。これ
を2つ組み合わせ製袋加工で、平袋形状の本発明の袋形
状フイルターが得られる。
に係止め装着して、紅茶の成分抽出を行なった。本発明
の袋形状フイルターを、紅茶用サーバーに装着する。該
サーバー口径部の外周辺部に舌状部を設け、該平袋状フ
イルターを該サーバー内に挿入し、リーフテイ紅茶、1
3gを入れ、熱湯を注いで成分抽出を行なったところ、
香りの良い紅茶を調合できた。
イルターと、補強体舌状部から成り、受器の口径部に引
っ掛けた状態で開口部を形成しつつ、容易に装着し用い
ることができる。従って、紅茶・緑茶・コーヒー豆粉末
・漢方薬などの成分抽出が簡便に行なえる。又、固体、
液体の分別分離液体フイルターに利用できる。
す。
その平面構造の説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 合成繊維からなる平袋状フイルター部
と、該平袋状フイルター部開口部の周りに、前記開口部
の端縁よりも袋の底部側の位置で前記端縁に沿って接合
され、少なくとも2ケ所底部側に向け舌状部を設けた合
成樹脂シート補強体から構成された袋形状フイルター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7106137A JPH08299184A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 袋形状フイルター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7106137A JPH08299184A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 袋形状フイルター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08299184A true JPH08299184A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=14425999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7106137A Pending JPH08299184A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 袋形状フイルター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08299184A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006117286A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-11 | Toppan Printing Co Ltd | 詰替え用スタンディングパウチ |
JPWO2019049642A1 (ja) * | 2017-09-08 | 2020-10-15 | 株式会社ブルックスホールディングス | ドリップバッグ |
JP2021031152A (ja) * | 2019-08-29 | 2021-03-01 | 東洋製罐株式会社 | 包装容器 |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP7106137A patent/JPH08299184A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006117286A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-11 | Toppan Printing Co Ltd | 詰替え用スタンディングパウチ |
JP4687065B2 (ja) * | 2004-10-22 | 2011-05-25 | 凸版印刷株式会社 | 詰替え用スタンディングパウチ |
JPWO2019049642A1 (ja) * | 2017-09-08 | 2020-10-15 | 株式会社ブルックスホールディングス | ドリップバッグ |
JP2021031152A (ja) * | 2019-08-29 | 2021-03-01 | 東洋製罐株式会社 | 包装容器 |
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051004 |