JPWO2019031573A1 - ステータの組立方法およびステータの組立装置 - Google Patents

ステータの組立方法およびステータの組立装置 Download PDF

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Abstract

このステータの組立方法は、第1ガイド治具を中心軸線方向に沿ってスロットに配置された絶縁部材に挿入し、絶縁部材の径方向の一方側の部分を開放させる工程と、コイルと第1ガイド治具とを共に、ステータコアに対して径方向の他方側に移動させることにより、スロット収容部を、開口部を介してスロットに挿入する工程とを備える。

Description

本発明は、ステータの組立方法およびステータの組立装置に関し、特に、ステータコアの径方向にコイルを移動させることにより、コイルのスロット収容部をステータコアのスロットに挿入する工程を備えるステータの組立方法およびステータの組立装置に関する。
従来、ステータコアの径方向にコイルを移動させることにより、コイルのスロット収容部をステータコアのスロットに挿入する工程を備えるステータの組立方法が知られている。このようなステータの組立方法は、たとえば、米国特許第7788790号明細書に開示されている。
上記米国特許第7788790号明細書に記載のステータの組立方法では、ステータコアのコアスロット(以下、「スロット」という)に絶縁部材を配置した後、絶縁部材の内側に治具が配置され、スロットセグメント(コイルセグメント)が径方向外側から径方向内側に向かって移動され、スロットセグメントがスロットに挿入される。このステータの組立方法では、治具とスロットの側面との間に絶縁部材が挟まれるように、治具が絶縁部材の内側に挿入される。この治具により、絶縁部材の径方向の内側の径方向内側の開口部が開口される。そして、スロットセグメントと治具とが共に、径方向内側から径方向外側に向かって移動されることにより、スロットセグメントがスロット内でかつ絶縁部材の内側に配置される。
米国特許第7788790号明細書
しかしながら、上記米国特許第7788790号明細書に記載されているようなステータの組立方法では、スロットセグメント(以下、「スロット収容部」という)が、径方向内側から径方向外側に押圧されながら移動されるため、復元力によりスロット収容部が径方向内側に戻る(スプリングバックが生じる)場合があると考えられる。そして、上記米国特許第7788790号明細書に記載のステータの組立方法では、スロット収容部をスロットに挿入する際に、スロット収容部にスプリングバックが生じた場合、スロット収容部と治具とが離れた状態になると考えられる。この場合、絶縁部材のうちのスロット収容部と治具との隙間に位置する部分が、他の部分(スロット収容部または治具とステータコアの側面とに挟まれている部分)に比べて、スロットの内側に凸状にたるんで上記隙間に入り込む場合があると考えられる。そして、絶縁部材の一部がたるんで隙間に入り込んだ状態で、スロット収容部を径方向外側にさらに移動させた場合には、絶縁部材(たるんだ部分)とスロット収容部とが機械的に干渉して、絶縁部材がスロット収容部と共に径方向外側に移動されるため、絶縁部材の形状が崩れてしまうと考えられる。この結果、上記米国特許第7788790号明細書に記載されているような従来のステータの組立方法では、絶縁部材の形状が崩れてしまうことにより、適切にスロット収容部とスロットとの絶縁性能を確保できない場合があるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、コイルをステータコアのスロットに挿入する際に絶縁部材の形状が崩れるのを防止して、コイルのスロット収容部とスロットとの絶縁を確実に確保することが可能なステータの組立方法およびステータの組立装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面におけるステータの組立方法は、径方向の一方側に開口する開口部を有するスロットを含むステータコアと、スロットに収容されるスロット収容部を含むコイルと、スロットとスロット収容部との間に配置される絶縁部材とを備えるステータの組立方法であって、絶縁部材をスロットに配置する工程と、絶縁部材を配置する工程の後、第1ガイド治具をステータコアの中心軸線方向に沿ってスロットに配置された絶縁部材に挿入し、絶縁部材の径方向の一方側の部分を開放させる工程と、絶縁部材を開放させる工程の後、コイルと第1ガイド治具とを共に、ステータコアに対して径方向の他方側に移動させることにより、スロット収容部を、開口部を介してスロットに挿入する工程とを備え、コイルを挿入する工程は、径方向の一方側に向かって第1ガイド治具が付勢された状態で、径方向の他方側に向かってスロット収容部を第1ガイド治具に押圧して、コイルと第1ガイド治具とを共に、付勢力に抗して、ステータコアに対して径方向の他方側に移動させることにより、スロット収容部を、開口部を介してスロットに挿入する工程である。なお、本願明細書では、「絶縁部材を開放させる」とは、絶縁部材の内側の隙間(幅)が大きくなるように変化させることを意味する。
この発明の第1の局面によるステータの組立方法では、上記のように、絶縁部材の径方向の一方側の部分を開放させる工程の後に、スロット収容部を開口部を介してスロットに挿入する工程を行うことにより、絶縁部材のスロット収容部が導入される部分(径方向一方側の部分)が開放された状態で、スロット収容部をスロットに挿入することができるので、スロット収容部と絶縁部材とが干渉するのを防止することができる。これにより、コイルをステータコアのスロットに挿入する際に絶縁部材の形状が崩れるのを防止して、コイルのスロット収容部とスロットとの絶縁を確実に確保することができる。そして、コイルと第1ガイド治具とを共に、ステータコアに対して径方向の他方側に移動させることにより、第1ガイド治具によって、絶縁部材の径方向の一方側の部分を開放させた状態を維持しながら、スロット収容部を径方向の他方側にガイドして移動させることができる。すなわち、コイルと絶縁部材とが干渉しない状態を維持しながら、スロット収容部をスロット内の所定位置まで移動させることができるので、絶縁部材の形状が崩れるのをより一層防止しながら、スロット収容部をスロットに配置することができる。この結果、スロット収容部とスロットとの絶縁をより一層確保することができる。
また、この発明の第1の局面によるステータの組立方法では、上記のように、コイルを挿入する工程は、径方向の一方側に向かって第1ガイド治具が付勢された状態で、径方向の他方側に向かってスロット収容部を第1ガイド治具に押圧して、コイルと第1ガイド治具とを共に、付勢力に抗して、ステータコアに対して径方向の他方側に移動させることにより、スロット収容部を、開口部を介してスロットに挿入する工程である。これにより、スロット収容部にスプリングバックが生じた場合でも、付勢力により、第1ガイド治具とスロット収容部とが径方向に互いに押圧し合うので、第1ガイド治具とスロット収容部とが径方向に離れるのを防止することができる。このため、第1ガイド治具とスロット収容部との径方向の隙間に絶縁部材が入り込むのを防止することができるので、コイルをステータコアのスロットに挿入する際に絶縁部材の形状が崩れるのをより一層防止することができる。また、第1ガイド治具によりスロット収容部がガイドされない状態になるのを防止することにより、第1ガイド治具により確実にスロット収容部と絶縁部材とが干渉するのを防止することができる。たとえば、断続的にコイルを径方向の他方側に押圧し、スロット収容部が第1ガイド治具を押圧する力が変化するように組立装置を構成する場合でも、付勢力により第1ガイド治具がコイルのスロット収容部を押圧するので、スロット収容部と第1ガイド治具とが接触した状態を維持することができる。
この発明の第2の局面におけるステータの組立方法は、径方向の一方側に開口する開口部を有するスロットを含むステータコアと、スロットに収容されるスロット収容部を含むコイルと、スロットとスロット収容部との間に配置される絶縁部材とを備えるステータの組立方法であって、絶縁部材をスロットに配置する工程と、絶縁部材を配置する工程の後、第1ガイド治具をステータコアの中心軸線方向に沿ってスロットに配置された絶縁部材に挿入し、絶縁部材の径方向の一方側の部分を開放させる工程と、絶縁部材を開放させる工程の後、コイルと第1ガイド治具とを共に、ステータコアに対して径方向の他方側に移動させることにより、スロット収容部を、開口部を介してスロットに挿入する工程とを備え、絶縁部材を開放する工程は、第1ガイド治具よりも径方向の他方側の径方向位置において、径方向位置が固定された第2ガイド治具を中心軸線方向に沿ってスロットに挿入することにより、絶縁部材の第1ガイド治具の挿入位置の部分を開放させ、第2ガイド治具の挿入開始後に、第1ガイド治具を中心軸線方向に沿ってスロットに挿入することにより、絶縁部材の径方向の一方側の部分を開放させる工程である。
この発明の第2の局面におけるステータの組立方法は、上記のように構成することにより、上記第1の局面によるステータの組立方法と同様に、コイルをステータコアのスロットに挿入する際に絶縁部材の形状が崩れるのを防止して、コイルのスロット収容部とスロットとの絶縁を確実に確保することが可能なステータの組立方法を提供することができる。
また、この発明の第2の局面によるステータの組立方法では、上記のように絶縁部材を開放する工程を構成することにより、第2ガイド治具により絶縁部材が開放された状態で、第1ガイド治具によりスロット収容部をガイドさせることができる。これにより、絶縁部材がスロットの内側に向かって凸状にたるむのを防止することができるので、第1ガイド治具とスロット収容部との径方向の隙間に絶縁部材が入り込むのを防止することができる。この結果、コイルをステータコアのスロットに挿入する際に絶縁部材の形状が崩れるのをより一層防止することができる。ここで、絶縁部材の径方向の一方側の部分が閉鎖している場合には、絶縁部材の閉鎖した部分と、軸方向に挿入される第1ガイド治具とが干渉する可能性があると考えられる。これに対して、上記第2の局面によるステータの組立方法のように構成することにより、絶縁部材の径方向の他方側の部分は、絶縁部材の径方向の一方側(開口部側)と異なり、比較的開放される。たとえば、絶縁部材にスロットの底部(根元部:バックヨーク側の部分)に対応する部分(背壁部)が設けられていれば、絶縁部材の径方向の他方側の部分が開放される。これにより、開放され比較的干渉が生じにくい絶縁部材の部分に、第2ガイド治具を挿入して、絶縁部材において、第1ガイド治具を挿入するための隙間を形成することができるので、第1ガイド治具と絶縁部材とが干渉するのを防止しながら、第1ガイド治具により、容易に絶縁部材の径方向の一方側の部分を開放させることができる。
この発明の第3の局面におけるステータの組立装置は、径方向の一方側に開口する開口部を有するスロットを含むステータコアと、スロットに収容されるスロット収容部を含むコイルと、スロットとスロット収容部との間に配置された絶縁部材とを備えるステータの組立装置であって、ステータコアの中心軸線方向、および、ステータコアの径方向に沿って移動可能に構成され、スロットに配置された絶縁部材に、中心軸線方向に沿って挿入された状態で、絶縁部材の径方向の一方側の部分を開放させる第1ガイド治具を含む、絶縁部材開放部と、コイルと第1ガイド治具とを共に、ステータコアに対して径方向の他方側に移動させることにより、スロット収容部を、開口部を介してスロットに挿入するコイル挿入部とを備え、絶縁部材開放部は、径方向の一方側に向かって第1ガイド治具を付勢する付勢部を含み、コイル挿入部は、付勢部による付勢力に抗して、径方向の他方側に向かってスロット収容部を第1ガイド治具に押圧させる押圧部を含む。
この発明の第3の局面によるステータの組立装置では、上記のように構成することにより、上記第1の局面によるステータの組立方法と同様に、コイルをステータコアのスロットに挿入する際に絶縁部材の形状が崩れるのを防止して、コイルのスロット収容部とスロットとの絶縁を確実に確保することが可能なステータの組立装置を提供することができる。また、上記第1の局面によるステータの組立方法と同様に、スロット収容部にスプリングバックが生じた場合でも、付勢力により、第1ガイド治具とスロット収容部とが径方向に互いに押圧し合うので、第1ガイド治具とスロット収容部とが径方向に離れるのを防止することができる。このため、第1ガイド治具とスロット収容部との径方向の間に絶縁部材が入るのを防止することができるので、コイルをステータコアのスロットに挿入する際に絶縁部材の形状が崩れるのをより一層防止することができる。
この発明の第4の局面におけるステータの組立装置は、径方向の一方側に開口する開口部を有するスロットを含むステータコアと、スロットに収容されるスロット収容部を含むコイルと、スロットとスロット収容部との間に配置された絶縁部材とを備えるステータの組立装置であって、ステータコアの中心軸線方向、および、ステータコアの径方向に沿って移動可能に構成され、スロットに配置された絶縁部材に、中心軸線方向に沿って挿入された状態で、絶縁部材の径方向の一方側の部分を開放させる第1ガイド治具を含む、絶縁部材開放部と、コイルと第1ガイド治具とを共に、ステータコアに対して径方向の他方側に移動させることにより、スロット収容部を、開口部を介してスロットに挿入するコイル挿入部とを備え、絶縁部材開放部は、中心軸線方向に沿って移動可能に構成されているとともに、第1ガイド治具よりも径方向の他方側の径方向位置に固定されており、中心軸線方向に沿ってスロットに挿入される第2ガイド治具を含む。
この発明の第4の局面におけるステータの組立装置は、上記のように構成することにより、上記第1の局面によるステータの組立方法と同様に、コイルをステータコアのスロットに挿入する際に絶縁部材の形状が崩れるのを防止して、コイルのスロット収容部とスロットとの絶縁を確実に確保することが可能なステータの組立装置を提供することができる。また、この発明の第4の局面によるステータの組立装置では、上記のように構成することにより、上記第2の局面によるステータの組立方法と同様に、第2ガイド治具により絶縁部材が開放された状態で、第1ガイド治具によりスロット収容部をガイドさせることができる。これにより、絶縁部材がスロットの内側に向かって凸状にたるむのを防止することができるので、第1ガイド治具とスロット収容部との径方向の隙間に絶縁部材が入り込むのを防止することができる。この結果、コイルをステータコアのスロットに挿入する際に絶縁部材の形状が崩れるのをより一層防止することができる。
本発明によれば、上記のように、コイルをステータコアのスロットに挿入する際に絶縁部材の形状が崩れるのを防止して、コイルのスロット収容部とスロットとの絶縁を確実に確保することができる。
一実施形態によるステータの斜視断面図である。 一実施形態によるステータの軸方向から見た部分拡大図である。 一実施形態によるコイルの側面図である。 一実施形態による絶縁シートの斜視図である。 一実施形態による絶縁部材開放部の斜視断面図である。 一実施形態による第1ガイド治具、第2ガイド治具および基台部の構成を示す側面図である。 一実施形態による第1ガイド治具(図7A)および第2ガイド治具(図7B)の先細り形状を説明するための図である。 一実施形態による第1ガイド治具および第2ガイド治具がスロットに配置された状態を説明するための図である。 一実施形態による基台部(図9A)および付勢部(図9B)の構成を軸方向から見た図である。 一実施形態による第1ガイド治具が移動した後の第1ガイド治具および第2ガイド治具の状態を説明するための図である。 一実施形態による第1ガイド治具が移動した後のスロットを軸方向から見た図である。 一実施形態によるコイル挿入部のコイルガイド治具の構成を示す斜視図である。 一実施形態によるコイル挿入部の押圧部を説明するための図である。 一実施形態によるコイルをスロットに挿入する工程を説明するための図である。 一実施形態による絶縁シートをスロットに配置する工程を説明するための図である。 一実施形態による第1ガイド治具および第2ガイド治具のスロットからの退避を説明するための図である。 一実施形態の変形例による絶縁部材開放部の構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[ステータの構造]
図1〜図4を参照して、本実施形態によるステータ100の構造について説明する。なお、図1では、ステータ100の斜視断面図(半円形状)を示しているが、ステータ100は、円環形状に形成されている。
なお、本願明細書では、「中心軸線方向」および「軸方向」とは、図1に示すステータコア10(ステータ100)の中心軸線A(ロータの回転軸線)に沿った方向(Z方向)を意味する。また、「周方向」とは、ステータコア10の周方向(B1方向またはB2方向)を意味する。また、「径方向」とは、ステータコア10の半径方向を意味する。また、「径方向内側」とは、ステータコア10の中心に向かう方向(C1方向)を意味する。また、「径方向外側」とは、ステータコア10の外に向かう方向(C2方向)を意味する。なお、径方向内側は、請求の範囲の「径方向の一方側」の一例である。また、径方向外側は、請求の範囲の「径方向の他方側」の一例である。
図1に示すように、本実施形態では、ステータ100は、径方向内側に開口する開口部13aを有するスロット13を含むステータコア10と、スロット13に収容されるスロット収容部21を含むコイル20と、スロット13とスロット収容部21との間に配置された絶縁シート30とを備える。なお、絶縁シート30は、請求の範囲の「絶縁部材」の一例である。
図2に示すように、ステータコア10は、バックヨーク11と、バックヨーク11から径方向内側へ向けて延びる複数のティース12とを含む。ティース12は、ステータコア10の周方向に沿って等角度間隔に配置されている。また、スロット13は、隣接する2つのティース12の間に形成されており、コイル20のスロット収容部21を収容して、コイル20を保持する。ステータコア10の径方向内側には、複数のスロット13が周状に配列されている。また、複数のスロット13は、いずれの径方向位置においても、略均一の周方向の幅W1を有するように形成されている。なお、幅W1は、スロット13の周方向の内壁面13b同士の距離を意味する。
コイル20は、略矩形形状の断面を有する平角導線により構成されている。図3に示すように、コイル20は、平角導線を複数回巻回して所定形状(たとえば、六角形形状または八角形形状)に成形することによって環形状に形成されている。コイル20は、ステータ100の各スロット13に対して周方向に複数配置される。複数のコイル20は、全体としてステータコア10の内周に沿う円環形状(図1参照)を成すように周状に配列される。
また、コイル20は、円環状のステータコア10の互いに異なるスロット13に収容される一対のスロット収容部21を含む。また、コイル20は、一対のスロット収容部21に連続して形成されているとともに、軸方向においてスロット13の外側に配置される一対のコイルエンド部22を含む。また、コイル20は、スロット収容部21から延びるリード線部23を含む。
スロット収容部21は、略直線状に形成され、それぞれ別々のスロット13内において、ステータコア10の軸方向の一方の端面10aから他方の端面10bに渡って配置されている。コイルエンド部22は、径方向内側から見て、略三角形状をなすように屈曲して形成されている。図1に示すように、一対のコイルエンド部22のうちの一方は、ステータコア10の一方の端面10aの外側に配置され、他方は、ステータコア10の他方の端面10bの外側に配置される。
図2に示すように、絶縁シート30は、複数のスロット13の周方向の内壁面13bおよび径方向外側の内壁面13cに沿って配置されている。そして、絶縁シート30は、コイル20とスロット13とを絶縁する機能を有する。たとえば、絶縁シート30は、ノーメックス(登録商標)またはカプトン(登録商標)のいずれかまたはこれらの組み合わせにより形成されている。なお、ノーメックスとは、アラミドポリマーから形成された繊維(紙)である。また、絶縁シート30を、PEN(polyethylene naphthalate)フィルムからなる芯材と、芯材の両面を覆うように設けられるアラミド繊維からなる表面部材とから構成してもよい。
図4に示すように、絶縁シート30は、スロット13の内壁面13bおよび13cに沿った形状を有する。具体的には、絶縁シート30は、軸方向から見て略U字形状で、かつ、周方向から見て略矩形形状を有するように形成されている。そして、略U字形状の絶縁シート30は、平板形状の状態から折り曲げられるように形成されている。そして、絶縁シート30は、スロット13の内壁面13bに接触する側壁部31と、内壁面13cに接触する背壁部32と、スロット13よりも軸方向外側に配置され、襟状(折り返された形状)に形成された襟状部33とを含む。また、絶縁シート30は、径方向内側に開口する径方向開口部30aと軸方向の両側に軸方向開口部30bとを有している。また、側壁部31と背壁部32と襟状部33とは、連続して形成されている。なお、径方向開口部30aは、請求の範囲の「径方向の一方側の部分」の一例である。
[ステータの組立装置の構造]
次に、図5〜図14を参照して、本実施形態によるステータ100の組立装置200の構造について説明する。本実施形態によるステータ100の組立装置200は、径方向開口部30aを有するスロット13を含むステータコア10と、スロット13に収容されるスロット収容部21を含むコイル20と、スロット13とスロット収容部21との間に配置された絶縁シート30とを備えるステータ100(図1参照)を組み立てる組立装置200である。
(絶縁部材開放部の構成)
図5に示すように、組立装置200は、絶縁部材開放部40を備える。絶縁部材開放部40は、絶縁シート30の径方向開口部30aを開放させるように構成されている。具体的には、絶縁部材開放部40は、第1ガイド治具41と、第2ガイド治具42と、基台部50と、付勢部60とを含む。たとえば、第1ガイド治具41および第2ガイド治具42は、それぞれ、スロット13と同数設けられており、円環状の基台部50に等角度間隔で配置されている。なお、基台部50は、請求の範囲の「治具移動機構部」の一例である。
〈第1ガイド治具および基台部の構成〉
第1ガイド治具41は、平板形状に形成されている。図6に示すように、複数の第1ガイド治具41は、基台部50の上端部50aから矢印Z1方向に突出するように設けられている。たとえば、第1ガイド治具41の突出高さH1は、ステータコア10の端面10aから端面10bまでの長さ(高さ)L1(図1参照)よりも大きい。これにより、第1ガイド治具41がスロット13に配置された際に、ステータコア10の端面10aから、第1ガイド治具41の先端部41aが端面10aから突出する。なお、突出高さH1は、基台部50の上端部50aから第1ガイド治具41の先端部41aまでの長さである。
また、第1ガイド治具41の先端部41aと径方向内側の端部41bとは、なだらかに弧状部41cにより接続されている。また、図7Aに示すように、第1ガイド治具41は、先端部41aに向かって先細り形状を有する。
図6に示すように、第1ガイド治具41の径方向外側の端部41dと、第2ガイド治具42の径方向内側の端部42bとは、距離D1を隔てて配置されている。また、第1ガイド治具41には、基台部50の内部に配置された部分において、径方向内側に窪む凹部41eおよび41fが設けられている。凹部41eおよび41fには、それぞれ、後述する付勢部60の弾性部材61が配置されている。また、第1ガイド治具41には、基台部50と係合する係合部41gが設けられている。
また、図8に示すように、軸方向から見て、第1ガイド治具41は、楕円形状(または矩形形状)を有する。たとえば、第1ガイド治具41の径方向内側の端部41bから径方向外側の端部41dまでの径方向の長さがL11である。また、第1ガイド治具41の周方向の幅W11は、たとえば、スロット13の幅W12よりも小さく、かつ、スロット収容部21の幅W13よりも大きい。ここで、本実施形態では、第1ガイド治具41の径方向内側の端部41bは、絶縁シート30の径方向内側の端部30cと略同一の径方向位置か、または、端部30cよりも径方向内側の径方向位置である径方向位置P1に配置される。なお、図8では、端部41bが端部30cよりも径方向内側の径方向位置P1に配置される場合を図示している。
ここで、本実施形態では、第1ガイド治具41は、ステータコア10の軸方向および径方向に沿って移動可能に構成されている。そして、第1ガイド治具41は、スロット13に配置された絶縁シート30に、軸方向に沿って挿入された状態で、絶縁シート30の径方向開口部30aを開放させるように構成されている。また、第1ガイド治具41は、スロット収容部21に接触された状態で、コイル20と第1ガイド治具41とが共に、ステータコア10に対して径方向外側に移動させるように構成されている。
具体的には、図6に示すように、第1ガイド治具41が基台部50に配置された状態で、基台部50が軸方向に移動することにより、第1ガイド治具41が軸方向に移動される。基台部50には、外径側基台部51と、上部基台部52と、下部基台部53aおよび53bとを含む。外径側基台部51は、第1ガイド治具41よりも径方向外側に配置されており、後述する第2ガイド治具の固定部42dが固定されている。
図9Aに示すように、上部基台部52は、第1ガイド治具41が配置される孔部52aが設けられている。孔部52aの径方向開口幅は、第1ガイド治具41の径方向の長さL11よりも大きい。これにより、第1ガイド治具41は、周方向位置が固定されながら、径方向位置が変更可能となる。下部基台部53aの内壁部と第1ガイド治具41の凹部41eとの間に、弾性部材61が配置されている。また、下部基台部53bの内壁部と第1ガイド治具41の凹部41fとの間に、弾性部材61が配置されている。
ここで、図9Bに示すように、弾性部材61と下部基台部53aおよび53bから構成される付勢部60は、径方向内側に向かって第1ガイド治具41を付勢するように構成されている。具体的には、弾性部材61は、径方向に弾性変形するように構成されている。たとえば、弾性部材61は、バネ部材からなる。そして、弾性部材61は、圧縮変形された状態で、下部基台部53aおよび53bにそれぞれ配置されており、膨張する力を付勢力F1として、第1ガイド治具41の凹部41eおよび41fを径方向内側に付勢するように構成されている。
これにより、図6に示すように、第1ガイド治具41は、弾性部材61を有する付勢部60により、径方向内側に付勢されており、付勢力F1に抗する力が加えられていない場合には、孔部52aの内部において、径方向内側の位置に移動されるように構成されている。すなわち、第1ガイド治具41の径方向内側の端部41bが径方向位置P1(図8参照)に配置された状態になる。また、図10に示すように、第1ガイド治具41に、径方向外側に向かって、付勢力に抗する力(押圧力F2)が加えられている場合には、径方向外側の径方向位置に移動されるように構成されている。たとえば、図11に示すように、第1ガイド治具41の端部41bが径方向位置P1よりも径方向外側の径方向位置P4に配置された状態となる。
〈第2ガイド治具の構成〉
図5に示すように、第2ガイド治具42は、平板形状に形成されている。また、第2ガイド治具42は、第1ガイド治具41よりも径方向外側の径方向位置において、基台部50の上端部50aから突出するように配置されている。そして、図6に示すように、軸方向において、基台部50からの第2ガイド治具42の突出高さH2は、第1ガイド治具41の突出高さH1よりも大きい。第2ガイド治具42の突出高さH2は、基台部50の上端部50aから先端部43aまでの長さを意味する。
また、第2ガイド治具42は、先端部43aを含む矢印Z1方向側の部分である第1部分43と、第1部分43よりも根元側(基台部50側)の部分である第2部分44とを含む。ここで、本実施形態では、第1部分43は、径方向および周方向において、先細り形状を有する。具体的には、図6に示すように、第2ガイド治具42の径方向外側の端部42aは、軸方向に沿って形成されている。そして、先端部43a近傍には、先端部43aに向かって互いの径方向位置が近付くように形成されている傾斜部43bおよび43cが設けられている。また、図7Bに示すように、第2ガイド治具42では、第2部分44は、周方向の幅W14を有する一方、第1部分43は、先端部43aに渡って徐々に周方向の幅が小さくなるように形成されている。なお、第2部分44は、請求の範囲の「突出部」の一例である。また、図8に示すように、本実施形態では、第2ガイド治具42に周方向の幅W14は、第1ガイド治具41の周方向の幅W11に略等しい(好ましくは、同一である)。また、第2ガイド治具42の径方向外側の端部42aは、絶縁シート30の背壁部32を、スロット13の内壁面13cに押圧するように構成されている。
また、図6に示すように、第2部分44は、径方向内側に突出するように形成されている。すなわち、第2部分44の端部44aの径方向位置P2(図8参照)は、第1部分43の先端部43aの径方向位置P3よりも径方向内側で、かつ、第1ガイド治具41の端部41bの径方向位置P1よりも径方向外側に設けられている。また、第2部分44は、径方向外側の部分から径方向内側の端部44aに向かって先細る形状を有している。すなわち、第2ガイド治具42において、第2部分44よりも根元側の部分の径方向内側の端部42bは、第2部分の径方向内側の端部44aの径方向位置P2よりも径方向外側に設けられている。そして、軸方向において、端部44aの突出高さH3は、第1ガイド治具41の突出高さH1よりも大きく、かつ、先端部43aの突出高さH2よりも小さい。これにより、図11に示すように、第1ガイド治具41が径方向外側の径方向位置P4に移動した際に、軸方向に見て、第2部分44と第1ガイド治具41の一部とがオーバーラップするように配置される。
そして、第2ガイド治具42は、基台部50に固定されている。具体的には、第2ガイド治具42には、固定部42cおよび42dが設けられている。そして、固定部42cおよび42dは、外径側基台部51の嵌合部51aと上部基台部52の孔部52bおよび52cとに嵌合するように構成されている。これにより、第2ガイド治具42の径方向位置および周方向位置が固定される。そして、基台部50が軸方向に移動されることにより、第1ガイド治具41および第2ガイド治具42が共に、軸方向に移動される。すなわち、本実施形態では、基台部50は、第1ガイド治具41および第2ガイド治具42と共に、ステータコア10に対して、軸方向に沿って移動可能に構成されている。これにより、第2ガイド治具42は、軸方向に沿ってスロット13に挿入されるように構成されている。
図8に示すように、第2ガイド治具42は、径方向に長さL12を有する。たとえば、長さL12は、絶縁シート30の径方向外側の端部(背壁部32)から径方向内側の端部30cまでの長さL21の2分の1の大きさよりも大きく設定されている。これにより、第2ガイド治具42がスロット13に配置された状態で、径方向位置P2が、絶縁シート30の径方向中央部よりも径方向内側の位置となる。また、第2ガイド治具42の先端部43aの径方向位置P3は、スロット13の内壁面13cを一辺に含む正三角形の範囲内に配置されている。たとえば、先端部43aの径方向位置P3は、内壁面13cから、長さL21の5分の1の距離以内に設けられる。
(コイル挿入部の構成)
図12に示すように、ステータ100の組立装置200は、コイル挿入部70を備える。ここで、本実施形態では、コイル挿入部70は、スロット収容部21を第1ガイド治具41に接触させた状態で、コイル20と第1ガイド治具41とを共に、ステータコア10に対して径方向外側に移動させることにより、スロット収容部21を、開口部13aを介してスロット13に挿入するように構成されている。
具体的には、コイル挿入部70は、コイル20をスロット13に挿入する際に、コイルをガイドするコイルガイド治具71および72を含む。コイルガイド治具71は、ステータコア10の軸方向の一方側と他方側とにそれぞれ設けられている。また、コイルガイド治具72は、ステータコア10のティース12の径方向内側に配置される。そして、コイルガイド治具71および72は、複数のコイル20がスロット13内に挿入される際に、複数のコイル20に接触して、コイル20の径方向の移動をガイドするように構成されている。
図13に示すように、本実施形態では、押圧部73は、付勢部60による付勢力F1に抗して、径方向外側に向かってスロット収容部21を第1ガイド治具41に押圧させるように構成されている。具体的には、押圧部73は、軸方向一方側のコイルエンド部22の径方向内側に配置される第1押圧部73aと、軸方向他方側のコイルエンド部22の径方向内側に配置される第2押圧部73bとを含む。
そして、第1押圧部73aおよび第2押圧部73bは、複数のコイル20(コイルアッセンブリ20a)のコイルエンド部22を径方向内側から径方向外側に押圧するように構成されている。これにより、コイルエンド部22に連続したスロット収容部21が径方向外側に移動して、スロット収容部21が第1ガイド治具41に接触する。第1ガイド治具41は、上記したように付勢部60により付勢力F1が径方向内側に加えられている。ここで、図14に示すように、押圧部73は、スロット収容部21から第1ガイド治具41に付勢力F1を超える押圧力F2を加えることによって、スロット収容部21(コイル20)と第1ガイド治具41とを共に、径方向外側に移動させる。なお、押圧部73は、断続的に繰り返して、コイルエンド部22を押圧するように構成されている。
[ステータの組立方法]
次に、図1、図6、図10、図12〜図16を参照して、ステータ100の組立方法について説明する。本実施形態では、径方向内側に開口する開口部13aを有するスロット13を含むステータコア10と、スロット13に収容されるスロット収容部21を含むコイル20と、スロット13とスロット収容部21との間に配置される絶縁シート30とを備えるステータ100(図1参照)の組立方法について説明する。
(絶縁シートをスロットに配置する工程)
まず、図15に示すように、絶縁シート30が、ステータコア10の径方向内側に配置され、絶縁シート30が径方向外側に移動されることにより、絶縁シート30がスロット13に配置される。なお、絶縁シート30を開放する工程の前では、絶縁シート30の径方向開口部30aは、完全に開放した状態(第1ガイド治具41が配置された状態)よりも閉じた状態になっている。すなわち、径方向開口部30aの周方向の開口幅が幅W11よりも小さい状態となっている。
(コイルガイド治具を配置する工程)
図12に示すように、コイルガイド治具71および72が、ステータコア10に配置される。コイルガイド治具71がステータコア10の軸方向の両側に配置される。また、コイルガイド治具72が、ステータコア10の径方向内側に配置される。そして、複数のコイル20からなる円環状のコイルアッセンブリ20aがステータコア10の径方向内側に配置される。
(絶縁シートを開放する工程)
図13に示すように、ステータコア10の軸方向一方側(矢印Z2方向側)に絶縁部材開放部40(図5参照)が配置され、絶縁部材開放部40が矢印Z1方向側に移動され、第1ガイド治具41および第2ガイド治具42がスロット13内の絶縁シート30の周方向内側に軸方向に挿入し、絶縁シート30の径方向内側の径方向開口部30aが開放される。
すなわち、図8に示すように、本実施形態では、第1ガイド治具41よりも径方向外側の径方向位置P3において、径方向位置が固定された第2ガイド治具42が軸方向に沿ってスロット13に挿入された状態で、絶縁シート30の第1ガイド治具41の挿入位置の部分(径方向位置P1の近傍の部分)が開放される。詳細には、第2ガイド治具42の径方向外側に位置する部分である第1部分43がスロット13に挿入された状態で、絶縁シート30の径方向位置P2の近傍の部分が開放される。そして、第1部分43の挿入開始後に、径方向内側に位置する第2部分44がスロット13に挿入された状態で、絶縁シート30の径方向位置P1の近傍の部分が開放される。そして、第2部分44の挿入開始後に、第1ガイド治具41がスロット13に挿入された状態で、絶縁シート30の径方向開口部30aが開放される。
詳細には、絶縁シート30は、径方向外側から径方向内側(径方向位置P3からP2、P1)に向かって順次開放される。第1ガイド治具41の径方向内側の端部41bが、絶縁シート30の径方向内側の端部30cと略同一の径方向位置か、または、端部30cよりも径方向内側の径方向位置P1に配置された状態で、かつ、第2ガイド治具42の第1部分43の先端部43aが径方向位置P1よりも径方向外側の径方向位置P3に配置された状態で、かつ、第2ガイド治具42の第2部分44の端部44aが径方向位置P3よりも径方向内側に配置された状態で、ステータコア10の矢印Z2方向側に、絶縁部材開放部40(図5参照)が配置される。
そして、基台部50が矢印Z1方向側に移動されることにより、第1ガイド治具41および第2ガイド治具42が共に、矢印Z1方向側に移動される。そして、突出高さH2を有する第2ガイド治具42の先端部43aが径方向位置P3において、絶縁シート30の内側に進入する。これにより、径方向位置P3の近傍における絶縁シート30が周方向に開放される。すなわち、径方向位置P3の近傍において、絶縁シート30の周方向内側の間隔が幅W14まで大きくされる。また、この時、絶縁シート30の背壁部32が、第2ガイド治具42の端部42aと、スロット13の内壁面13cとの間の位置に配置され、絶縁シート30の径方向位置が位置決めされる。また、第2ガイド治具42の径方向外側の端部42aが、絶縁シート30の背壁部32を、スロット13の内壁面13cに押圧する。
そして、突出高さH3を有する第2ガイド治具42の端部44aが径方向位置P2において、絶縁シート30の内側に進入する。これにより、径方向位置P2の近傍における絶縁シート30が周方向に開放される。すなわち、径方向位置P2の近傍において、絶縁シート30の周方向内側の間隔が幅W14まで大きくされる。
そして、突出高さH1を有する第1ガイド治具41の先端部41aが径方向位置P1において、絶縁シート30の内側に進入する。これにより、径方向位置P1の近傍における絶縁シート30が周方向に開放される。ここで、径方向位置P1は、絶縁シート30の径方向開口部30aよりも径方向内側に位置するため、第1ガイド治具41がスロット13に挿入されることにより、径方向開口部30aが開放される。すなわち、径方向開口部30aの周方向の幅がW11となる。
(スロット収容部をスロットに挿入する工程)
次に、絶縁シート30を開放させる工程の後、スロット収容部21を第1ガイド治具41に接触させた状態で、コイル20と第1ガイド治具41とを共に、ステータコア10に対して径方向外側に移動させることにより、スロット収容部21が開口部13aを介してスロット13に挿入される。
ここで、図6および図10に示すように、本実施形態では、第1ガイド治具41と第2ガイド治具42との径方向の間隔D1がD2に小さくなるように、コイル20と第1ガイド治具41とを共に、ステータコア10に対して径方向外側に移動させることにより、スロット収容部21が開口部13aを介してスロット13に挿入される。
また、図14に示すように、本実施形態では、径方向内側に向かって第1ガイド治具41が付勢部60により付勢された状態で、押圧部73により、径方向外側に向かってスロット収容部21が第1ガイド治具41に押圧され、コイル20と第1ガイド治具41とが共に、付勢力F1に抗して、ステータコア10に対して径方向外側に移動させられる。
詳細には、軸方向一方側のコイルエンド部22の径方向内側に、第1押圧部73aが配置されるとともに、軸方向他方側のコイルエンド部22の径方向内側に第2押圧部73bが配置される。そして、第1押圧部73aおよび73bがそれぞれ径方向外側に移動することにより、コイルエンド部22が径方向外側に押圧される。そして、コイルエンド部22に連続するスロット収容部21が第1ガイド治具41に当接するとともに、第1ガイド治具41を径方向外側に押圧する。
この時、スロット収容部21は、第1ガイド治具41を付勢力F1よりも大きい押圧力F2により押圧するため、スロット収容部21と第1ガイド治具41とが共に、径方向外側に移動する。そして、第2ガイド治具42の径方向位置は固定されているため、第1ガイド治具41と第2ガイド治具42との距離がD1(図6参照)からD2(図10参照)に小さくなる。
また、本実施形態では、図11に示すように、軸方向から見て、第1ガイド治具41の一部と第2ガイド治具42の第2部分44とがオーバーラップする状態になる。言い換えると、第1ガイド治具41が第2ガイド治具42の第2部分44のスロット13側に潜り込むように、第1ガイド治具41が移動される。
そして、図16に示すように、本実施形態では、スロット収容部21および第1ガイド治具41の移動後、第1ガイド治具41および第2ガイド治具42を共に、矢印Z2方向に移動させて、第1ガイド治具41および第2ガイド治具42をスロット13よりも矢印Z2方向側に退避させた状態で、コイル20が径方向外側に移動される。これにより、図2に示すように、スロット収容部21がスロット13に配置される。そして、図1に示すように、ステータ100の組立が終了される。
[本実施形態の組立方法の効果]
本実施形態の組立方法では、以下のような効果を得ることができる。
上記実施形態では、絶縁部材(30)の径方向の一方側の部分(30a)を開放させる工程の後に、スロット収容部(21)を開口部(13a)を介してスロット(13)に挿入する工程を行うことにより、絶縁部材(30)のスロット収容部(21)が導入される部分(径方向の一方側の部分(30a))が開放された状態で、スロット収容部(21)をスロット(13)に挿入することができるので、スロット収容部(21)と絶縁部材(30)とが干渉するのを防止することができる。これにより、コイル(20)をステータコア(10)のスロット(13)に挿入する際に絶縁部材(30)の形状が崩れることを防止して、コイルのスロット収容部とスロットとの絶縁を確実に確保することができる。そして、コイルと第1ガイド治具(41)とを共に、ステータコア(10)に対して径方向の他方側に移動させることにより、第1ガイド治具(41)によって、絶縁部材(30)の径方向の一方側の部分(30a)を開放させた状態を維持しながら、スロット収容部(21)を径方向の他方側にガイドして移動させることができる。すなわち、コイル(20)と絶縁部材(30)とが干渉しない状態を維持しながら、スロット収容部(21)をスロット(13)の所定位置まで移動させることができるので、絶縁部材(30)の形状が崩れるのをより一層防止しながら、スロット収容部(21)をスロット(13)に配置することができる。この結果、スロット収容部(21)とスロット(13)との絶縁をより一層確保することができる。
また、上記実施形態では、上記のように構成することにより、スロット収容部(21)にスプリングバックが生じた場合でも、付勢力(F1)により、第1ガイド治具(41)とスロット収容部(21)とが径方向に互いに押圧し合うので、第1ガイド治具(41)とスロット収容部(21)とが径方向に離れるのを防止することができる。このため、第1ガイド治具(41)とスロット収容部(21)との径方向の隙間に絶縁部材(30)が入り込むのを防止することができるので、コイル(20)をステータコア(10)のスロット(13)に挿入する際に絶縁部材(30)の形状が崩れるのをより一層防止することができる。
また、上記実施形態では、コイル(20)を挿入する工程は、径方向の一方側に向かって第1ガイド治具(41)が付勢された状態で、径方向の他方側に向かってスロット収容部(21)を第1ガイド治具(41)に押圧して、コイル(20)と第1ガイド治具(41)とを共に、付勢力(F1)に抗して、ステータコア(10)に対して径方向の他方側に移動させることにより、スロット収容部(21)を、開口部(13a)を介してスロット(13)に挿入する工程である。このように構成すれば、コイル(20)および第1ガイド治具(41)が径方向の両側から力が加えられた状態で、径方向の他方側に移動されるので、スロット収容部(21)と第1ガイド治具(41)とが接触した状態から離間した状態(スロット収容部(21)をガイドしない状態)になってしまうのを防止することができる。その結果、第1ガイド治具(41)によりスロット収容部(21)がガイドされない状態になるのを防止することにより、第1ガイド治具(41)により確実にスロット収容部(21)と絶縁部材(30)とが干渉するのを防止することができる。たとえば、断続的にコイル(20)を径方向の他方側に押圧し、スロット収容部(21)が第1ガイド治具(41)を押圧する力が変化するように組立装置(200)を構成する場合でも、付勢力(F1)により第1ガイド治具(41)がコイル(20)のスロット収容部(21)を押圧するので、スロット収容部(21)と第1ガイド治具(41)とが接触した状態を維持することができる。また、上記のように構成すれば、第1ガイド治具(41)を径方向に移動させるための比較的複雑なアクチュエータを設ける場合に比べて、付勢力(F1)により第1ガイド治具(41)を径方向に移動させることができるので、組立装置(200)の構成が複雑化するのを防止すること(低コスト化すること)ができる。
また、上記実施形態では、絶縁部材(30)を開放する工程は、第1ガイド治具(41)の径方向の一方側の端部(41b)が、絶縁部材(30)の径方向の一方側の端部(30c)と同一の径方向位置に配置されるか、または、第1ガイド治具(41)の径方向の一方側の端部(41b)が、絶縁部材(30)の径方向の一方側の端部(30c)よりも径方向の一方側の径方向位置(P1)に配置されるように、第1ガイド治具(41)をスロット(13)に挿入する工程である。このように構成すれば、スロット収容部(21)がスロット(13)内に進入される際に、コイル(20)のスロット収容部(21)が絶縁部材(30)の径方向の一方側の端部(30c)に接触する前に、第1ガイド治具(41)の径方向の一方側の端部(41b)に接触させて、第1ガイド治具(41)によるガイドを開始させることができる。その結果、コイル(20)が絶縁部材(30)の径方向の一方側の端部(30c)の径方向位置を通過する際には、コイル(20)が第1ガイド治具(41)によりガイドされているので、コイル(20)と絶縁部材(30)とが干渉して、絶縁部材(30)の形状が崩れてしまうのをより確実に防止することができる。
また、上記実施形態では、絶縁部材(30)を開放する工程は、第1ガイド治具(41)よりも径方向の他方側の径方向位置(P2、P3)において、径方向位置が固定された第2ガイド治具(42)を中心軸線方向に沿ってスロット(13)に挿入することにより、絶縁部材(30)の第1ガイド治具(41)の挿入位置の部分を開放させ、第2ガイド治具(42)の挿入開始後に、第1ガイド治具(41)を中心軸線方向に沿ってスロット(13)に挿入することにより、絶縁部材(30)の径方向の一方側の部分(30a)を開放させる工程である。ここで、絶縁部材(30)の径方向の一方側の部分(30a)が閉鎖している場合には、絶縁部材(30)の閉鎖した部分と、軸方向に挿入される第1ガイド治具(41)とが干渉する可能性があると考えられる。これに対して、上記実施形態のように構成することにより、絶縁部材(30)の径方向の他方側の部分は、絶縁部材(30)の径方向の一方側(開口部(13a)側)と異なり、比較的開放される。たとえば、絶縁部材(30)にスロット(13)の底部(根元部:バックヨーク(11)側の部分)に対応する部分(背壁部(32))が設けられていれば、絶縁部材(30)の径方向の他方側の部分が開放される。これにより、開放され比較的干渉が生じにくい絶縁部材(30)の部分に、第2ガイド治具(42)を挿入して、絶縁部材(30)において、第1ガイド治具(41)を挿入するための隙間を形成することができるので、第1ガイド治具(41)と絶縁部材(30)とが干渉するのを防止しながら、第1ガイド治具(41)により、容易に絶縁部材(30)の径方向の一方側の部分(30a)を開放させることができる。
また、上記実施形態では、コイル(20)を挿入する工程は、第1ガイド治具(41)と第2ガイド治具(42)との径方向の間隔が小さくなるように、コイル(20)と第1ガイド治具(41)とを共に、ステータコア(10)に対して径方向の他方側に移動させることにより、スロット収容部(21)を、開口部(13a)を介してスロット(13)に挿入する工程である。このように構成すれば、第2ガイド治具(42)により、絶縁部材(30)の径方向の他方側の部分を開放させた状態を維持しながら、第1ガイド治具(41)により、スロット収容部(21)をスロット(13)内にガイドさせることができる。
また、上記実施形態では、第2ガイド治具(42)の周方向の幅(W14)は、第1ガイド治具(41)の周方向の幅(W11)に略等しい。このように構成すれば、互いに周方向の幅が略等しい第1ガイド治具(41)と第2ガイド治具(42)との両方により、絶縁部材(30)の周方向の位置を維持させることができるので、絶縁部材(30)の位置がずれるのを防止することにより、適切に絶縁することができない状態になるのを防止することができる。
また、上記実施形態では、絶縁部材(30)を開放する工程は、第2ガイド治具(42)の径方向の他方側に位置する部分である第1部分(43)をスロット(13)に挿入し、第1部分(43)の挿入開始後に、第2ガイド治具(42)の径方向の一方側に位置する部分である第2部分(44)をスロット(13)に挿入し、第2部分(44)の挿入開始後に、第1ガイド治具(41)をスロット(13)に挿入することにより、絶縁部材(30)の径方向の一方側の部分(30a)を開放させる工程である。このように構成すれば、絶縁部材(30)のうちの比較的開放されている径方向の他方側の部分から、比較的開放されていない径方向の一方側の部分(30a)に向かって順次、絶縁部材(30)を開放させることができる。その結果、第2ガイド治具(42)の第1部分(43)がスロット(13)に挿入されることにより、その後、スロット(13)に挿入される第2部分(44)と絶縁部材(30)との干渉を防止することができるとともに、第2部分(44)がスロット(13)に挿入されることにより、その後、スロット(13)に挿入される第1ガイド治具(41)と絶縁部材(30)との干渉を防止することができる。
また、上記実施形態では、コイル(20)を挿入する工程は、中心軸線方向から見て、第1ガイド治具(41)の一部と第2ガイド治具(42)の第2部分(44)とがオーバーラップするように、コイル(20)と第1ガイド治具(41)とを共に、ステータコア(10)に対して径方向の他方側に移動させることにより、スロット収容部(21)を、開口部(13a)を介してスロット(13)に挿入する工程である。このように構成すれば、第1ガイド治具(41)の一部と第2ガイド治具(42)の第2部分(44)とがオーバーラップする分、第1ガイド治具(41)が径方向に移動可能な距離を大きくすることができるので、第1ガイド治具(41)によりスロット収容部(21)をガイドする距離(領域)を、オーバーラップしない場合に比べて大きくすることができる。
また、上記実施形態では、コイル(20)を挿入する工程は、コイル(20)を第1ガイド治具(41)に接触させた状態で、コイル(20)と第1ガイド治具(41)とを共に、ステータコア(10)に対して径方向の他方側に移動させた後、第1ガイド治具(41)および第2ガイド治具(42)を共に、中心軸線方向に移動させて、第1ガイド治具(41)および第2ガイド治具(42)をスロット(13)よりも中心軸線方向側に退避させた状態で、コイル(20)を径方向の他方側に移動させることにより、スロット収容部(21)を、開口部(13a)を介してスロット(13)に挿入する工程である。このように構成すれば、第1ガイド治具(41)および第2ガイド治具(42)を共に、中心軸線方向に移動させて、第1ガイド治具(41)および第2ガイド治具(42)をスロット(13)よりも中心軸線方向側に退避させるので、第1ガイド治具(41)と第2ガイド治具(42)とを個別に退避させる場合に比べて、組立工程数が増加するのを防止することができる。
また、上記実施形態のように絶縁部材(30)を開放する工程を構成することにより、第2ガイド治具(42)により絶縁部材(30)が開放された状態で、第1ガイド治具(41)によりスロット収容部(21)をガイドさせることができる。これにより、絶縁部材(30)がスロット(13)の内側に向かって凸状にたるむのを防止することができるので、第1ガイド治具(41)とスロット収容部(21)との径方向の隙間に絶縁部材(30)が入り込むのを防止することができる。この結果、コイル(20)をステータコア(10)のスロット(13)に挿入する際に絶縁部材(30)の形状が崩れるのをより一層防止することができる。
[本実施形態の組立装置の効果]
本実施形態の組立装置では、以下のような効果を得ることができる。
上記実施形態では、コイル(20)をステータコア(10)のスロット(13)に挿入する際に絶縁部材(30)の形状が崩れるのを防止して、コイル(20)のスロット収容部(22)とスロット(13)との絶縁を確実に確保することが可能なステータ(100)の組立装置(200)を提供することができる。
また、上記実施形態では、絶縁部材開放部(40)は、径方向の一方側に向かって第1ガイド治具(41)を付勢する付勢部(60)を含み、コイル挿入部は、付勢部(60)による付勢力(F1)に抗して、径方向の他方側に向かってスロット収容部(21)を第1ガイド治具(41)に押圧させる押圧部(73)を含む。このように構成すれば、付勢部(60)と押圧部(73)とにより、コイル(20)および第1ガイド治具(41)が径方向の両側から力が加えられた状態で、径方向の他方側に移動されるので、コイル(20)のスロット収容部(21)と第1ガイド治具(41)とが接触した状態から離間した状態(スロット収容部(21)をガイドしない状態)になってしまうのを防止することができる。その結果、第1ガイド治具(41)によりスロット収容部(21)がガイドされない状態になるのを防止することにより、第1ガイド治具(41)によって、確実にスロット収容部(21)と絶縁部材(30)とが干渉するのを防止することができる。また、絶縁部材開放部(40)に付勢部(60)を設けて第1ガイド治具(41)を移動可能に構成することにより、第1ガイド治具(41)を径方向に移動させるための比較的複雑なアクチュエータを設ける場合に比べて(このアクチュエータが不要となるので)、組立装置(200)の構成が複雑化するのを防止すること(低コスト化すること)ができる。
また、上記実施形態では、付勢部(60)は、弾性変形する弾性部材(61)を含む。このように構成すれば、弾性部材(61)を付勢部(60)に設けることにより、容易に付勢部(60)を構成することができる。
また、上記実施形態では、絶縁部材開放部(40)は、中心軸線方向に沿って移動可能に構成されているとともに、第1ガイド治具(41)よりも径方向の他方側の径方向位置に固定されており、中心軸線方向に沿ってスロット(13)に挿入される第2ガイド治具(42)を含む。このように構成すれば、開放され比較的干渉が生じにくい絶縁部材(30)の径方向の他方側の部分に、第2ガイド治具(42)を挿入して、絶縁部材(30)において、第1ガイド治具(41)を挿入するための隙間を形成することができるので、第1ガイド治具(41)と絶縁部材(30)とが干渉するのを防止しながら、第1ガイド治具(41)により、容易に絶縁部材(30)の径方向の一方側の部分(30a)を開放させることができる。
また、上記実施形態では、第2ガイド治具(42)は、径方向に見て、中心軸線方向の先端部に向かって先細り形状を有する。このように構成すれば、第2ガイド治具(42)の先端部(43a)と絶縁部材(30)とが干渉するのを防止することができるので、容易に、第2ガイド治具(42)をスロット(13)に挿入することができる。
また、上記実施形態では、第2ガイド治具(42)は、中心軸線方向の先端部(43a)よりも根元側の部分から、径方向の一方側に突出する突出部(44)を含む。このように構成すれば、比較的干渉が生じにくい絶縁部材(30)の径方向の他方側の部分に、第2ガイド治具(42)の先端部(43a)を挿入した後に、突出部(44)により、絶縁部材(30)の径方向の一方側の部分(30a)を開放させることができるので、第1ガイド治具(41)と絶縁部材(30)とが干渉するのをより一層防止することができる。
また、上記実施形態では、絶縁部材開放部(40)は、第1ガイド治具(41)と第2ガイド治具(42)とを一体的に中心軸線方向に沿って移動させる治具移動機構部(50)を含む。このように構成すれば、第1ガイド治具(41)と第2ガイド治具(42)とを個別に軸方向に移動させる必要がない分、絶縁部材開放部(40)の構成が複雑化するのを防止することができる。
また、上記実施形態では、第2ガイド治具(42)は、中心軸線方向において、治具移動機構部(50)からの突出高さ(H2)が、第1ガイド治具(41)の治具移動機構部からの突出高さ(H1)よりも大きい。このように構成すれば、治具移動機構部(50)により第1ガイド治具(41)と第2ガイド治具(42)とを一体的に中心軸線方向に移動させた場合でも、突出高さが比較的大きい第2ガイド治具(42)を第1ガイド治具(41)に先立ってスロット(13)内に挿入させることができる。
また、上記実施形態では、第2ガイド治具(42)の周方向の幅(W14)は、第1ガイド治具(41)の周方向の幅(W11)に略等しい。このように構成すれば、互いに周方向の幅が略等しい第1ガイド治具(41)と第2ガイド治具(42)との両方により、絶縁部材(30)の周方向の位置を維持させることができるので、絶縁部材(30)の位置がずれるのを防止することにより、適切に絶縁することができない状態になるのを防止することが可能なステータ(100)の組立装置(200)を提供することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく請求の範囲によって示され、さらに請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、径方向内側にスロットの開口部が設けられたステータコアを備えるステータの組立方法、および、このステータの組立装置の例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、径方向外側にスロットの開口部が設けられたステータコアを備えるステータの組立方法、および、このステータの組立装置に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、第2ガイド治具を絶縁部材開放部に設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、ステータコアの径方向の幅が比較的小さい場合には、第2ガイド治具を絶縁部材開放部に設けずに、第1ガイド治具により、絶縁シートの径方向開口部を開放するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、第2ガイド治具を平板形状に形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図17に示す変形例による絶縁部材開放部340のように、第2ガイド治具342が、円柱状に形成されていてもよい。具体的には、第2ガイド治具342は、第2ガイド治具342の先端部343aに向かって先細り形状を有し、第1ガイド治具41の突出高さH1よりも大きい突出高さH12を有する。基台部350は、第2ガイド治具342の径方向位置を固定するとともに、第1ガイド治具41と第2ガイド治具342とを共に、軸方向に移動させるように構成されている。
また、上記実施形態では、バネ部材により第1ガイド治具を付勢するように付勢部を構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、バネ部材以外のクッション材により第1ガイド治具を付勢するように付勢部を構成してもよい。
また、上記実施形態では、コイルエンド部を押圧部により押圧することによって、コイルエンド部に連続するスロット収容部が第1ガイド治具に押圧される例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、押圧部がスロット収容部を直接押圧可能に構成されていれば、コイルエンド部を押圧部により押圧することなく、スロット収容部を押圧部により押圧してもよい。
10 ステータコア 13 スロット
13a 開口部 20 コイル
21 スロット収容部 30 絶縁シート(絶縁部材)
30a 径方向開口部(絶縁部材の径方向の一方側の部分)
30c 端部(絶縁部材の径方向の一方側の端部)
40、340 絶縁部材開放部 41 第1ガイド治具
41b 端部(第1ガイド治具の径方向の一方側の端部)
42、342 第2ガイド治具 43 第1部分
43a、343a 先端部 44 第2部分(突出部)
50、350 基台部(治具移動機構部)
60 付勢部 61 弾性部材
70 コイル挿入部 73 押圧部
100 ステータ 200 組立装置

Claims (18)

  1. 径方向の一方側に開口する開口部を有するスロットを含むステータコアと、前記スロットに収容されるスロット収容部を含むコイルと、前記スロットと前記スロット収容部との間に配置される絶縁部材とを備えるステータの組立方法であって、
    前記絶縁部材を前記スロットに配置する工程と、
    前記絶縁部材を配置する工程の後、第1ガイド治具を前記ステータコアの中心軸線方向に沿って前記スロットに配置された前記絶縁部材に挿入し、前記絶縁部材の前記径方向の一方側の部分を開放させる工程と、
    前記絶縁部材を開放させる工程の後、前記コイルと前記第1ガイド治具とを共に、前記ステータコアに対して前記径方向の他方側に移動させることにより、前記スロット収容部を、前記開口部を介して前記スロットに挿入する工程とを備え、
    前記コイルを挿入する工程は、前記径方向の一方側に向かって前記第1ガイド治具が付勢された状態で、前記径方向の他方側に向かって前記スロット収容部を前記第1ガイド治具に押圧して、前記コイルと前記第1ガイド治具とを共に、付勢力に抗して、前記ステータコアに対して前記径方向の他方側に移動させることにより、前記スロット収容部を、前記開口部を介して前記スロットに挿入する工程である、ステータの組立方法。
  2. 前記絶縁部材を開放する工程は、前記第1ガイド治具の前記径方向の一方側の端部が、前記絶縁部材の前記径方向の一方側の端部と同一の径方向位置に配置されるか、または、前記第1ガイド治具の前記径方向の一方側の端部が、前記絶縁部材の前記径方向の一方側の端部よりも前記径方向の一方側の径方向位置に配置されるように、前記第1ガイド治具を前記スロットに挿入する工程である、請求項1に記載のステータの組立方法。
  3. 前記絶縁部材を開放する工程は、前記第1ガイド治具よりも前記径方向の他方側の径方向位置において、径方向位置が固定された第2ガイド治具を前記中心軸線方向に沿って前記スロットに挿入することにより、前記絶縁部材の前記第1ガイド治具の挿入位置の部分を開放させ、前記第2ガイド治具の挿入開始後に、前記第1ガイド治具を前記中心軸線方向に沿って前記スロットに挿入することにより、前記絶縁部材の前記径方向の一方側の部分を開放させる工程である、請求項1または2に記載のステータの組立方法。
  4. 前記コイルを挿入する工程は、前記第1ガイド治具と前記第2ガイド治具との前記径方向の間隔が小さくなるように、前記コイルと前記第1ガイド治具とを共に、前記ステータコアに対して前記径方向の他方側に移動させることにより、前記スロット収容部を、前記開口部を介して前記スロットに挿入する工程である、請求項3に記載のステータの組立方法。
  5. 前記第2ガイド治具の周方向の幅は、前記第1ガイド治具の周方向の幅に略等しい、請求項3または4に記載のステータの組立方法。
  6. 前記絶縁部材を開放する工程は、前記第2ガイド治具の前記径方向の他方側に位置する部分である第1部分を前記スロットに挿入し、前記第1部分の挿入開始後に、前記第2ガイド治具の前記径方向の一方側に位置する部分である第2部分を前記スロットに挿入し、前記第2部分の挿入開始後に、前記第1ガイド治具を前記スロットに挿入することにより、前記絶縁部材の前記径方向の一方側の部分を開放させる工程である、請求項3〜5のいずれか1項に記載のステータの組立方法。
  7. 前記コイルを挿入する工程は、前記中心軸線方向から見て、前記第1ガイド治具の一部と前記第2ガイド治具の前記第2部分とがオーバーラップするように、前記コイルと前記第1ガイド治具とを共に、前記ステータコアに対して前記径方向の他方側に移動させることにより、前記スロット収容部を、前記開口部を介して前記スロットに挿入する工程である、請求項6に記載のステータの組立方法。
  8. 前記コイルを挿入する工程は、前記コイルを前記第1ガイド治具に接触させた状態で、前記コイルと前記第1ガイド治具とを共に、前記ステータコアに対して前記径方向の他方側に移動させた後、前記第1ガイド治具および前記第2ガイド治具を共に、前記中心軸線方向に移動させて、前記第1ガイド治具および前記第2ガイド治具を前記スロットよりも前記中心軸線方向側に退避させた状態で、前記コイルを前記径方向の他方側に移動させることにより、前記スロット収容部を、前記開口部を介して前記スロットに挿入する工程である、請求項3〜7のいずれか1項のステータの組立方法。
  9. 径方向の一方側に開口する開口部を有するスロットを含むステータコアと、前記スロットに収容されるスロット収容部を含むコイルと、前記スロットと前記スロット収容部との間に配置される絶縁部材とを備えるステータの組立方法であって、
    前記絶縁部材を前記スロットに配置する工程と、
    前記絶縁部材を配置する工程の後、第1ガイド治具を前記ステータコアの中心軸線方向に沿って前記スロットに配置された前記絶縁部材に挿入し、前記絶縁部材の前記径方向の一方側の部分を開放させる工程と、
    前記絶縁部材を開放させる工程の後、前記コイルと前記第1ガイド治具とを共に、前記ステータコアに対して前記径方向の他方側に移動させることにより、前記スロット収容部を、前記開口部を介して前記スロットに挿入する工程とを備え、
    前記絶縁部材を開放する工程は、前記第1ガイド治具よりも前記径方向の他方側の径方向位置において、径方向位置が固定された第2ガイド治具を前記中心軸線方向に沿って前記スロットに挿入することにより、前記絶縁部材の前記第1ガイド治具の挿入位置の部分を開放させ、前記第2ガイド治具の挿入開始後に、前記第1ガイド治具を前記中心軸線方向に沿って前記スロットに挿入することにより、前記絶縁部材の前記径方向の一方側の部分を開放させる工程である、ステータの組立方法。
  10. 径方向の一方側に開口する開口部を有するスロットを含むステータコアと、前記スロットに収容されるスロット収容部を含むコイルと、前記スロットと前記スロット収容部との間に配置された絶縁部材とを備えるステータの組立装置であって、
    前記ステータコアの中心軸線方向、および、前記ステータコアの径方向に沿って移動可能に構成され、前記スロットに配置された前記絶縁部材に、前記中心軸線方向に沿って挿入された状態で、前記絶縁部材の前記径方向の一方側の部分を開放させる第1ガイド治具を含む、絶縁部材開放部と、
    前記コイルと前記第1ガイド治具とを共に、前記ステータコアに対して前記径方向の他方側に移動させることにより、前記スロット収容部を、前記開口部を介して前記スロットに挿入するコイル挿入部とを備え、
    前記絶縁部材開放部は、前記径方向の一方側に向かって前記第1ガイド治具を付勢する付勢部を含み、
    前記コイル挿入部は、前記付勢部による付勢力に抗して、前記径方向の他方側に向かって前記スロット収容部を前記第1ガイド治具に押圧させる押圧部を含む、ステータの組立装置。
  11. 前記付勢部は、弾性変形する弾性部材を含む、請求項10に記載のステータの組立装置。
  12. 前記絶縁部材開放部は、前記中心軸線方向に沿って移動可能に構成されているとともに、前記第1ガイド治具よりも前記径方向の他方側の径方向位置に固定されており、前記中心軸線方向に沿って前記スロットに挿入される第2ガイド治具を含む、請求項10または11に記載のステータの組立装置。
  13. 前記第2ガイド治具は、前記径方向に見て、前記中心軸線方向の先端部に向かって先細り形状を有する、請求項12に記載のステータの組立装置。
  14. 前記第2ガイド治具は、前記中心軸線方向の先端部よりも根元側の部分から、前記径方向の一方側に突出する突出部を含む、請求項12または13に記載のステータの組立装置。
  15. 前記絶縁部材開放部は、前記第1ガイド治具と前記第2ガイド治具とを一体的に前記中心軸線方向に沿って移動させる治具移動機構部を含む、請求項12〜14のいずれか1項に記載のステータの組立装置。
  16. 前記第2ガイド治具は、前記中心軸線方向において、前記治具移動機構部からの突出高さが、前記第1ガイド治具の前記治具移動機構部からの突出高さよりも大きい、請求項15に記載のステータの組立装置。
  17. 前記第2ガイド治具の周方向の幅は、前記第1ガイド治具の周方向の幅に略等しい、請求項12〜16のいずれか1項に記載のステータの組立装置。
  18. 径方向の一方側に開口する開口部を有するスロットを含むステータコアと、前記スロットに収容されるスロット収容部を含むコイルと、前記スロットと前記スロット収容部との間に配置された絶縁部材とを備えるステータの組立装置であって、
    前記ステータコアの中心軸線方向、および、前記ステータコアの径方向に沿って移動可能に構成され、前記スロットに配置された前記絶縁部材に、前記中心軸線方向に沿って挿入された状態で、前記絶縁部材の前記径方向の一方側の部分を開放させる第1ガイド治具を含む、絶縁部材開放部と、
    前記コイルと前記第1ガイド治具とを共に、前記ステータコアに対して前記径方向の他方側に移動させることにより、前記スロット収容部を、前記開口部を介して前記スロットに挿入するコイル挿入部とを備え、
    前記絶縁部材開放部は、前記中心軸線方向に沿って移動可能に構成されているとともに、前記第1ガイド治具よりも前記径方向の他方側の径方向位置に固定されており、前記中心軸線方向に沿って前記スロットに挿入される第2ガイド治具を含む、ステータの組立装置。
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