JPWO2019012579A1 - 冷却装置及び冷却装置の製造方法 - Google Patents

冷却装置及び冷却装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

冷却装置及び冷却装置の製造方法は、配管と、冷却部材と、一対の爪部と、流動体からなるコーティング材とを有する。一対の爪部は、冷却部材の一面に設けられ、配管の外周に沿って湾曲して配管を固定する。コーティング材は、一対の爪部の間に設けられているとともに、配管と一対の爪部との間に配管を冷却部材へ押圧することにより設けられている。

Description

本発明は、配管と冷却部材とが接合された冷却装置及び冷却装置の製造方法に関する。
従来、冷却装置において、空調機等に搭載され、発熱する電装部品を流体により冷却するものがある。冷却装置は、電装部品が接触する冷却部材と、冷却流体が流れる配管とにより構成され、冷却部材及び配管を介して電装部品が冷却される。冷却部材と配管とは、ろう付けにより接合されている。ろう付けによる接合は、冷却部材と配管との間の熱抵抗を抑えて伝熱性能を良くすることができるが、接合部においてボイドの発生を完全に抑えることが難しい。そのため、銅製の配管とアルミニウム製の冷却部材とがろう付けされている場合には、異種金属接触により腐食することがある。また、一般に、ろう付けは加工及び設備に多額の費用を要する。
そこで、ろう付けよりもコストを抑えて配管と冷却部材とを接合することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の冷却装置は、冷却部材の溝に配管が挿入された後、冷却部材の表面及び挿入された配管をコーティング材で被覆することで、周囲の大気を遮断し、腐食を防止する。
特許第4737272号公報
特許文献1に開示されている接合方式は、ろう付けに比べてコストを低減することができる。しかしながら、配管が挿入された冷却部材の表面をコーティング材で覆っても、溝の内部に隙間が生じる。そして、内部に生じた隙間により、伝熱抵抗が増加して冷却能力を十分に発揮できない場合がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、冷却能力を向上させることができる冷却装置及び冷却装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る冷却装置は、流体が流れる配管と、一面に前記配管が設置され、他面に発熱体が取り付けられており、前記配管と前記発熱体との間で熱を伝導する冷却部材と、前記冷却部材の前記一面に設けられ、前記配管の外周に沿って湾曲して前記配管を固定する一対の爪部と、前記一対の爪部の間に設けられているとともに、前記配管と前記一対の爪部との間に前記配管を前記冷却部材へ押圧することにより設けられた流動体からなるコーティング材と、を有する。
本発明に係る冷却装置の製造方法は、流体が流れる配管と、一面に前記配管が設置され、他面に発熱体が取り付けられており、前記配管と前記発熱体との間で熱を伝導する冷却部材と、前記冷却部材の前記一面に設けられ、前記配管を固定する一対の爪部と、前記一対の爪部の間に設けられているとともに、前記配管と前記一対の爪部との間に設けられた流動体からなるコーティング材と、を備えた冷却装置の製造方法において、前記一対の爪部の間に、前記コーティング材を塗布する工程と、前記コーティング材が塗布された前記一対の爪部の間に、前記配管を前記冷却部材へ押圧し、前記配管の外周に前記コーティング材を回り込ませる工程と、前記一対の爪部を前記配管に沿って曲げ、前記コーティング材を介して前記冷却部材に前記配管を固定する工程と、を有する。
本発明の冷却装置及び冷却装置の製造方法によれば、配管と一対の爪部との間にコーティング材が隙間なく充填されるため、空気層の形成が抑制され、伝熱抵抗を低減して冷却能力を発揮することができる。
本発明の実施の形態1に係る冷却装置1が冷媒回路に設置された状態を示す冷媒回路図である。 本発明の実施の形態1に係る冷却装置1の制御装置カバー101に取り付けられた状態を示す平面図である。 図2のA−A断面を示す断面斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る冷却部材20の成形前のブロック20aを示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係るコーティング材30の塗布工程を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る配管10の設置工程における押圧前の状態を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る配管10の設置工程における押圧後の状態を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る冷却装置1のカシメ工程前の状態を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る冷却装置1のカシメ工程後の状態を示す説明図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷却装置1が冷媒回路に設置された状態を示す冷媒回路図である。空調機400は、熱源ユニット200及び複数の負荷ユニット300を有する。熱源ユニット200は、圧縮機211と、流路切替装置212と、熱源側熱交換器213と、を備える。さらに熱源ユニット200は、制御装置100と、制御装置100の発熱体110の温度を検出する温度センサ120とを有する。
圧縮機211は、冷媒を圧縮して吐出させるものである。流路切替装置212は、例えば四方弁等で構成され、冷房運転と暖房運転とで冷媒流路を切り替える。熱源側熱交換器213は、圧縮機211から吐出された冷媒と空気との間で熱交換を行うものであり、冷房運転時には凝縮器として機能し、暖房運転時には蒸発器として機能する。
負荷ユニット300は、負荷側絞り装置301及び負荷側熱交換器302を有する。なお、図1では、1台の熱源ユニット200に対して2台の負荷ユニット300が接続されているが、3台以上又は1台の負荷ユニット300が接続されていてもよい。負荷側絞り装置301は、例えば電子式膨張弁又は毛細管等で構成され、熱源側熱交換器213から流入する冷媒を減圧して膨張させる。負荷側熱交換器302は、負荷側絞り装置301で減圧された冷媒と空気との間で熱交換を行うものであり、冷房運転時には蒸発器として機能し、暖房運転時には凝縮器として機能する。
そして、圧縮機211と、流路切替装置212と、熱源側熱交換器213と、負荷側絞り装置301と、負荷側熱交換器302とは、冷媒配管により接続されて冷媒回路の主回路210を構成している。冷媒としては、例えば、水、フルオロカーボン、アンモニア又は二酸化炭素等が使用される。
熱源ユニット200は、制御装置の発熱体110を、冷媒を用いて冷却するためのバイパス回路220を備える。バイパス回路220は、予冷熱交換器222と、流量調整装置223と、冷却装置1とを有する。予冷熱交換器222は、熱源側熱交換器213と一体に構成されており、熱源側熱交換器213の一部が予冷熱交換器222として用いられる。予冷熱交換器222は、主回路210から分岐して流入する冷媒を冷却する。流量調整装置223は、開度が可変な電子式膨張弁等で構成され、予冷熱交換器222で冷却された冷媒を減圧して膨張させる。冷却装置1は、流量調整装置223で減圧された冷媒の冷熱により、制御装置100の発熱体110を冷却する。
バイパス回路220において、予冷熱交換器222と、流量調整装置223と、冷却装置1とは、バイパス配管221により接続される。バイパス配管221は、圧縮機211と流路切替装置212との間の高圧配管401から分岐し、圧縮機211の吸入側の低圧配管402に接続される。なお、図1では、冷却装置1の入口側に流量調整装置223が設けられているが、流量調整装置223は冷却装置1の出口側に設けられてもよい。流量調整装置223が冷却装置1の入口側に設けられる場合、予冷熱交換器222で冷却された冷媒は、流量調整装置223において減圧され、さらに温度が低下した状態で冷却装置1に流入する。
制御装置100は、圧縮機211の周波数、流路切替装置212の切り替え、負荷側絞り装置301の開度及び流量調整装置223の開度を制御する。制御装置100は、温度センサ120から温度情報を取得し、発熱体110の温度が上限温度以上である場合に流量調整装置223を開き、発熱体110の温度が下限温度以下である場合に流量調整装置223を閉じるように制御する。
圧縮機211から吐出された高圧ガス冷媒は、主回路210を流れ、負荷ユニット300において空気と熱交換することで冷房又は暖房を行う。発熱体110の温度が、上限温度以上に上昇すると、制御装置100は流量調整装置223を開くように制御し、圧縮機211から吐出された高圧ガス冷媒の一部がバイパス配管221に流入する。
バイパス配管221に流入した高圧ガス冷媒は、予冷熱交換器222で冷却されて液冷媒となり、流量調整装置223で減圧され、冷却装置1に流入する。冷却装置1に流入した液冷媒は、発熱体110で発生した熱を吸収し、ガス冷媒となってバイパス配管221へ流出する。冷却装置1から流出したガス冷媒は、バイパス配管221を通って圧縮機211に吸入される。このとき、制御装置100は、発熱体110の温度が上限温度以上である場合には、バイパス回路220に冷媒を流入させ発熱体110の冷却を行い、発熱体110の温度が下限温度以下である場合には、バイパス回路220への冷媒の流入を閉止する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る冷却装置1の制御装置カバー101に取り付けられた状態を示す平面図である。図3は、図2のA−A断面を示す断面斜視図である。図2及び図3に基づき、冷却装置1の構成について詳しく説明する。冷却装置1は、制御装置100の制御装置カバー101に設置されており、発熱する発熱体110を冷却する。ここで、発熱体110は、制御装置100を構成する複数の電装部品のうち、例えばパワーモジュール等のような発熱する電装部品である。
冷却装置1は、配管10と、冷却部材20と、コーティング材30等とを有する。配管10は、伝熱性のアルミニウム又は銅等で構成される。配管10は例えば円管であり、曲管部を有するU字状に形成され、一端側に設けられた流入口11と、他端側に設けられた流出口12とを有する。配管10には、流入口11から流出口12に向かって矢印R方向に冷媒が流れる。なお、配管10は、上述したU字状のものに限定されず、例えば、直線状の配管、複数の曲管部が形成されるように蛇行した配管、あるいは流入口11と流出口12との間で複数の枝管に分岐した配管であってもよい。
冷却部材20は、一面21に配管10が設置されており、他面22に発熱体110が取り付けられる。冷却部材20は、例えばアルミニウム又は銅等の伝熱性の部材からなり、配管10と発熱体110との間で熱を伝導する。特に、冷却部材20がアルミニウムからなる場合には加工がし易い。図2には、制御装置カバー101に複数の冷却部材20が設置された場合が示されているが、冷却部材20は一続きの部材であってもよい。
冷却部材20の一面21には、配管10を固定する一対の爪部23が、例えば一体成型等により設けられている。図3に示されるように、一対の爪部23は、冷却部材20の一面21につながる基端部24から突出した形状を有し、配管10に沿って湾曲している。また、冷却部材20の一面21には、一対の爪部23の間に、配管10を設置するための設置凹部27が設けられている。そして、一対の爪部23の内面26と設置凹部27とが配管10に接合する。配管10は、図2のように冷却部材20上の全ての領域で接合されていてもよく、あるいは一部の領域だけで接合されていてもよい。
コーティング材30は、配管10と冷却部材20との間に設けられ、配管10と冷却部材20との隙間を塞いでいる。コーティング材30は、例えばシリコン材のような流動体であり、熱伝導性が良く、流動性があり気泡を生じにくい材料からなる。シリコン材は、冷媒温度の使用範囲(例えば、120℃〜−30℃)を十分に満たす耐熱性及び耐寒性を有しているため、コーティング材30として適している。配管10と冷却部材20とがコーティング材30を介して接合していることにより、配管10と冷却部材20との間の隙間を無くすことができ、伝熱抵抗を低減するとともに、外気及び水分の侵入を防止することができる。
コーティング材30は、一対の爪部23の先端部25間の隙間Gにも設けられている。コーティング材30が、隙間Gに設けられていない場合には、隙間Gにおいて配管10が露出する。このため、水分を介して配管10と冷却部材20とが電気的に接続され、腐食する場合がある。一方、図3に示されるように、コーティング材30が配管10の外周を全て覆う場合には、コーティング材30により配管10と冷却部材20とが電気的に絶縁され、腐食が抑制される。
次に、冷却装置1の製造方法について説明する。冷却装置1は、冷却部材20の成形工程と、冷却部材20と配管10との接合工程とにより製造される。接合工程は、コーティング材30の塗布工程と、配管10の設置工程と、冷却部材20と配管10とのカシメ工程とを備える。
図4は、本発明の実施の形態1に係る冷却部材20の成形前のブロック20aを示す説明図である。図5は、本発明の実施の形態1に係るコーティング材30の塗布工程を示す説明図である。冷却部材20の成形工程では、アルミニウム等のブロック20aから、矢印F1方向への押し出し加工等により、図5に示されるような冷却プレート20bが成形される。成形後の冷却プレート20bには、設置凹部27及び一対の爪部23bが形成されている。図5に示されるように、冷却プレート20bにおいて、一対の爪部23bは、矢印Z方向に突出するように基端部24から先端部25までが直線状に形成されている。
塗布工程では、一対の爪部23bの間に、コーティング材30aが塗布される。具体的には、設置凹部27に設定量のコーティング材30aが塗布される。このとき、コーティング材30aは、一対の爪部23bの内面26b全体に塗布されている必要はなく、爪部23bの基端部24側の高さH1まで塗布されていればよい。ここで、塗布されるコーティング材30aの設定量は、コーティング材30が配管10の外周に沿って回り込み、配管10の外周全体を覆うように設定されている。
図6は、本発明の実施の形態1に係る配管10の設置工程における押圧前の状態を示す説明図である。図7は、本発明の実施の形態1に係る配管10の設置工程における押圧後の状態を示す説明図である。設置工程において、図6に示されるように、配管10は、一対の爪部23bの間に設けられた設置凹部27に設置される。そして、図7に示されるように、矢印F2方向に配管10に圧力がかかり、配管10は、設置凹部27の最下部28に向かって押し付けられる。このとき、設置凹部27にはコーティング材30aが塗布されているため、配管10と設置凹部27の最下部28との隙間が狭くなる。そのため、設置凹部27の余剰のコーティング材30aが配管10の外周に沿って流動し、コーティング材30aの高さH1よりも上方の高さH2まで回りこむ。
図8は、本発明の実施の形態1に係る冷却装置1のカシメ工程前の状態を示す説明図である。図9は、本発明の実施の形態1に係る冷却装置1のカシメ工程後の状態を示す説明図である。カシメ工程において、直線状の一対の爪部23bが曲げ加工され、配管10をカシメる。一対の爪部23bの曲げ加工には、例えば、図8に示されるような曲げ治具50が使用される。曲げ治具50は、一対の爪部23bと接触する接触面51の断面形状が円弧形状を有している。
カシメ工程において、冷却プレート20bに、矢印F3方向に曲げ治具50がプレスされると、一対の爪部23bは、先端部25が互いに近づくよう内面26側へ曲げられる。そして、図9に示されるように、一対の爪部23bは配管10の外周に沿った形状となる。曲げ治具50がプレスされる際、コーティング材30bは、配管10の外周に沿って流動し、設置工程後のコーティング材30bの高さH2よりも上方の高さH3まで回り込む。
ここで、一対の爪部23bの合計の長さは、先端部25同士が接触せず、隙間Gができるように設定されている。例えば、設置凹部27が配管10の外周の半分の長さを有している場合、一対の爪部23bの合計の長さは、配管10の外周の半分の長さよりも短い。隙間Gが形成されることにより、カシメ工程において、配管10から設置凹部27の最下部28へ押圧する力が軽減され、最下部28において配管10と冷却部材20との間のコーティング材30が流動することが抑制される。そのため、最下部28においても、配管10と冷却部材20との間に確実にコーティング材30を介在させることができる。また、隙間Gが設けられることにより、設置工程において高さH2まで流動したコーティング材30bが、カシメ工程において、さらに配管10の上部まで流動し易くなる。
以上のように、実施の形態1において、冷却装置1及び冷却装置の製造方法によれば、一対の爪部23の間及び一対の爪部23と配管10との間には、流動するコーティング材30が隙間無く充填され、空気層の形成が抑制される。また、配管10の設置工程において、配管10が冷却部材20へ押し付けられるため、配管10の外周に沿ってコーティング材30を流動させることができる。これにより、従来のように配管が冷却部材に挿入された状態でコーティング材が塗布された冷却装置とは異なり、配管10と冷却部材20とをコーティング材30により完全に遮断し接合することができる。したがって、伝熱抵抗を低減して冷却能力を発揮することができる。
また、冷却装置1は、冷却部材20の一面21において一対の爪部23の間に形成され、配管10の外周の形状を有する設置凹部27をさらに有する。これにより、冷却部材20上に配管10を安定して設置することができ、また、熱伝導面積を大きくして発熱体110を冷却する効率を高めることができる。
また、一対の爪部23の互いの先端部25の間には、隙間Gが設けられている。これにより、製造時において、設置凹部27の最下部28の位置のコーティング材30が無くなるのを防止することができる。
また、コーティング材30は、隙間Gにわたり設けられている。これにより、配管10と一対の爪部23とが水を介して電気的に接続することを確実に回避することができ、腐食を防止することができる。
また、配管10と冷却部材20とが異なる金属からなる場合であっても、冷却装置1は、配管10と冷却部材20との間の空気層の形成を回避することができる。これにより、例えば銅製の配管10とアルミニウム製の冷却部材20とからなる冷却装置1においても、配管10と冷却部材20との境界において異種金属接触による腐食を抑制することができ、汎用性を高めることができる。
なお、本発明の実施の形態は上記実施の形態に限定されず、種々変更を行うことができる。例えば、冷却装置1が空調機400に設置される場合について説明したが、発熱体110を有するものであれば、どのような装置に設置されてもよい。また、冷却装置1は冷媒回路の冷媒により冷却を行うものとして説明したが、発熱体110を冷却することができるものであれば、冷媒以外の流体が用いられてもよい。
また、冷却部材20が一続きの部材で構成される場合には、冷却部材20に、冷却部材20と配管10とが接合した接合領域と、冷却部材20と配管10とが離れた非接合領域とを形成するとよい。この場合、非接合領域は、設置凹部27よりも深い凹部からなる。そして、発熱体110が接合領域の他面22側に取り付けられる場合には、発熱体110を冷却する際に、発熱体110の周辺が過度に冷却され結露が生じること等を防止できる。
また、実施の形態において、配管10の断面が円形状であり、曲げ治具50の接触面51の断面が円弧形状である場合について説明したが、配管10及び曲げ治具50の形状はこれに限定されない。曲げ治具50は、配管10の形状に沿って爪部23bを曲げ加工できるものであれば、どのような形状であってもよい。
1 冷却装置、10 配管、11 流入口、12 流出口、20 冷却部材、20a ブロック、20b 冷却プレート、21 一面、22 他面、23,23b 爪部、24 基端部、25 先端部、26,26b 内面、27 設置凹部、28 最下部、30,30a,30b コーティング材、50 曲げ治具、51 接触面、100 制御装置、101 制御装置カバー、110 発熱体、120 温度センサ、200 熱源ユニット、210 主回路、211 圧縮機、212 流路切替装置、213 熱源側熱交換器、220 バイパス回路、221 バイパス配管、222 予冷熱交換器、223 流量調整装置、300 負荷ユニット、301 負荷側絞り装置、302 負荷側熱交換器、400 空調機、401 高圧配管、402 低圧配管、G 隙間、H1,H2,H3 高さ。

Claims (7)

  1. 流体が流れる配管と、
    一面に前記配管が設置され、他面に発熱体が取り付けられており、前記配管と前記発熱体との間で熱を伝導する冷却部材と、
    前記冷却部材の前記一面に設けられ、前記配管の外周に沿って湾曲して前記配管を固定する一対の爪部と、
    前記一対の爪部の間に設けられているとともに、前記配管と前記一対の爪部との間に前記配管を前記冷却部材へ押圧することにより設けられた流動体からなるコーティング材と、
    を有する冷却装置。
  2. 前記冷却部材の前記一面において前記一対の爪部の間に形成され、前記配管の外周の形状を有する設置凹部をさらに有する
    請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記一対の爪部の互いの先端部の間には、隙間が設けられている
    請求項1又は2に記載の冷却装置。
  4. 前記コーティング材は、前記隙間にわたり設けられている
    請求項3に記載の冷却装置。
  5. 前記配管と前記冷却部材とは、異なる金属からなる
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の冷却装置。
  6. 流体が流れる配管と、一面に前記配管が設置され、他面に発熱体が取り付けられており、前記配管と前記発熱体との間で熱を伝導する冷却部材と、前記冷却部材の前記一面に設けられ、前記配管を固定する一対の爪部と、前記一対の爪部の間に設けられているとともに、前記配管と前記一対の爪部との間に設けられた流動体からなるコーティング材と、を備えた冷却装置の製造方法において、
    前記一対の爪部の間に、前記コーティング材を塗布する工程と、
    前記コーティング材が塗布された前記一対の爪部の間に、前記配管を前記冷却部材へ押圧し、前記配管の外周に前記コーティング材を回り込ませる工程と、
    前記一対の爪部を前記配管に沿って曲げ、前記コーティング材を介して前記冷却部材に前記配管を固定する工程と、
    を有する冷却装置の製造方法。
  7. 前記冷却部材に前記配管を固定する工程では、前記一対の爪部を前記配管に沿って曲げることにより、前記コーティング材が前記配管の外周に沿って流動する
    請求項6に記載の冷却装置の製造方法。
JP2019529332A 2017-07-10 2017-07-10 冷却装置の製造方法 Active JP6837552B2 (ja)

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