JP2010137282A - 冷却部材、その製造方法、及び製造装置 - Google Patents

冷却部材、その製造方法、及び製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010137282A
JP2010137282A JP2009251645A JP2009251645A JP2010137282A JP 2010137282 A JP2010137282 A JP 2010137282A JP 2009251645 A JP2009251645 A JP 2009251645A JP 2009251645 A JP2009251645 A JP 2009251645A JP 2010137282 A JP2010137282 A JP 2010137282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant introduction
introduction pipe
heat transfer
punch
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009251645A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4470125B1 (ja
Inventor
Junichi Teraki
潤一 寺木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to AU2009312245A priority Critical patent/AU2009312245C1/en
Priority to JP2009251645A priority patent/JP4470125B1/ja
Priority to US13/127,158 priority patent/US20110203773A1/en
Priority to CN2009801369913A priority patent/CN102159913B/zh
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to EP09824590.5A priority patent/EP2354746B1/en
Priority to KR1020117005090A priority patent/KR101291378B1/ko
Priority to KR1020157027788A priority patent/KR101854966B1/ko
Priority to PCT/JP2009/005831 priority patent/WO2010052889A1/ja
Priority to KR1020137016538A priority patent/KR20130080065A/ko
Application granted granted Critical
Publication of JP4470125B1 publication Critical patent/JP4470125B1/ja
Publication of JP2010137282A publication Critical patent/JP2010137282A/ja
Priority to US14/593,419 priority patent/US9795056B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

【課題】冷媒導入管の表面にパンチの出隅が過度に押付けられるのを予防し、冷媒導入管の信頼性と物理的強度を損なうことのない冷却部材、その製造方法、及び製造装置を提供する。更に、伝熱部材から突出する冷媒導入管の寸法とその向きを高い精度で仕上げられる冷却部材、その製造方法、及び製造装置を提供する。
【解決手段】冷却部材の製造装置1は、2つの曲面状の出隅3の間を押圧面5としたパンチ7と、伝熱部材9をその溝部11が押圧面5に対向する姿勢で支持する支持体13とを備える。パンチ7は、プレス機械のラムに型工具として取付けられる。支持体13は、伝熱部材9をプレス機械のベッドに位置決めする治具であり、ボルト等で伝熱部材9を固定できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、伝熱部材の溝部に冷媒導入管を圧入して成る冷却部材、その製造方法、及び製造装置に関する。
図8は、伝熱部材101の溝部103に冷媒導入管105を圧入して成る冷却部材107と、2つの出隅109の間に押圧面111を設けたパンチ113とを表している。伝熱部材101はアルミニウム板である。溝部103は、その長手方向の限界を伝熱部材101の両側の縁部115と一致させている。冷媒導入管105は銅製のパイプである。冷却部材107は、次の手順で組立てられる。
図9(a)に示すように、パンチ113の出隅109を伝熱部材101の縁部115の真上に位置決めし、溝部103に冷媒導入管105を挿入する。この時点で、同図(b)に示すように、溝部103の内面と冷媒導入管105との間には隙間がある。続いて、パンチ113を溝部103に向けて前進(下降)させ、パンチ113の押圧面111を冷媒導入管105に押付ける。これにより、冷媒導入管105は、同図(c),(d)に示すように塑性変形し、溝部103の内面に冷媒導入管105が密接したところで、伝熱部材101と冷媒導入管105との接合が完了する。
しかしながら、冷媒導入管105がパンチ113によって押されるときに、冷媒導入管105の表面に出隅109の痕117が残り、冷媒導入管105の信頼性が損なわれる。伝熱部材101と冷媒導入管105とが接合された後、冷媒導入管105に曲げ方向の外力が加わると、その応力が冷媒導入管105と縁部115との界付近に集中するので、冷媒導入管105の物理的強度が損なわれる。そこで、縁部115の近傍で溝部103の内面と冷媒導入管105との間に隙間が空くように、溝部103の口縁にR加工を施せば、上記応力の集中を予防できるが、そのための加工費用が余分に必要となる。
また、冷媒導入管105がパンチ113に押されるときの反力は、冷媒導入管105を出隅109の反対側へ向けて湾曲させる。このため、伝熱部材101の縁部115から突出する冷媒導入管105の寸法、又はその向きに狂いが生じる。図9(c)のθは、上記の反力で冷媒導入管105が曲折した角度を示している。
また、冷却部材107が組立てられた後、冷媒導入管105をコーティング材で保護する場合、伝熱部材101の表面119と冷媒導入管105とにコーティング材を塗布し、更に縁部115から突出する冷媒導入管105と縁部115との界にコーティング材を塗布する。後者の作業は、コーティング材が冷媒導入管105の全周で途切れないよう注意しなければならないので煩雑である。この他、金属パイプ等を溝部に嵌める技術が特許文献1〜3に開示されている。
特開2007−218439号公報 特開2005−90794号公報 特開平10−79586号公報
本発明は、冷媒導入管の表面にパンチの出隅が過度に押付けられるのを予防し、冷媒導入管の信頼性と物理的強度を損なうことのない冷却部材、その製造方法、及び製造装置を提供することを目的とする。更に本発明の目的とするところは、伝熱部材から突出する冷媒導入管の寸法とその向きを高い精度で仕上げられる冷却部材、その製造方法、及び製造装置を提供する。
本発明は上記目的を達成するため、縁部を有する伝熱部材に、前記縁部を長手方向の限界とする溝部を形成し、前記溝部に冷媒導入管を圧入する冷却部材の製造方法であって、曲面状に成形された端部の出隅とこれに隣接する押圧面とを有するパンチを準備し、前記パンチの押圧面を前記溝部に対向させ、前記パンチの出隅を前記伝熱部材の縁部よりも長手方向の内方に位置決めし、前記パンチを前記溝部に前進させることにより、前記押圧面で前記冷媒導入管を前記溝部に押付けることを特徴とする。
また、本発明は、縁部を有する伝熱部材に、前記縁部を長手方向の限界とする溝部が形成され、前記溝部に冷媒導入管がプレスで圧入された冷却部材であって、前記冷媒導入管をプレスで押し付けることにより収縮させた被プレス領域が、前記伝熱部材の縁部よりも長手方向の内方に位置し、前記伝熱部材の縁部から前記被プレス領域へ向かうに従い前記冷媒導入管がプレスに押し付けられた向きに漸次に収縮した形状の曲面部を、前記冷媒導入管に形成したことを特徴とする。
また、本発明は、縁部を有する伝熱部材に形成され前記縁部を長手方向の限界とする溝部に、冷媒導入管を圧入する冷却部材の製造装置であって、曲面状に成形された端部の出隅とこれに隣接する押圧面とを有するパンチと、前記伝熱部材をその溝部が前記押圧面に対向する姿勢で支持する支持体とを備え、前記パンチがその押圧面で前記冷媒導入管を前記溝部に押付ける過程で、前記出隅が前記縁部よりも長手方向の内方で前記冷媒導入管に接触することを特徴とする。
また、本発明は、前記パンチに、前記伝熱部材の縁部よりも長手方向の外方へ延出するバックアップ部を設け、前記パンチの出隅が前記冷媒導入管に接触するとき、前記バックアップ部が前記冷媒導入管に突き当たることを特徴とする。
本発明に係る冷却部材の製造方法によれば、パンチを伝熱部材の溝部に前進させる過程で、パンチの押圧面の全域が略同時に冷媒導入管に接触するが、パンチの端部の出隅は、曲面状に成形されているので、冷媒導入管が押圧面に押されて塑性変形するに従って冷媒導入管の表面に漸次に接触する。これにより、パンチの出隅が冷媒導入管を押す力を分散できるので、冷媒導入管の表面を滑らに保ち、冷媒導入管の信頼性、及び物理的強度を確保することができる。
しかも、パンチは、その出隅を伝熱部材の縁部よりも長手方向の内方に位置決めされるので、冷媒導入管の塑性変形する反力は、伝熱部材によって全て受止められる。このため、本発明に係る冷却部材の製造方法によれば、伝熱部材の縁部から突出する冷媒導入管に不用な曲げ力が加わらないので、伝熱部材の縁部から突出する冷媒導入管の寸法、及びその向きの正確な冷却部材を組立てることができる。
本発明に係る冷却部材の製造装置は、パンチの両端部からバックアップ部を延出しているので、パンチがその押圧面で冷媒導入管を溝部に押付ける過程で、バックアップ部が冷媒導入管に突き当たる。これにより、冷媒導入管のプレスによる塑性変形の反力で、冷媒導入管が上向きの反るのを規制し、伝熱部材の縁部から突出する冷媒導入管の寸法、及びその向きの正確な冷却部材を組立てることができる。
本発明に係る冷却部材は、冷媒導入管がプレスに押し付けられた向きに収縮することにより冷媒導入管に被プレス領域が形成されている。この被プレス領域は、伝熱部材の縁部よりも長手方向の内方に位置する。更に冷媒導入管には、伝熱部材の縁部から被プレス領域へ向かうに従いプレスに押し付けられた向きに漸次に収縮した形状の曲面部が形成されている。このため、冷媒導入管に曲げ方向の外力が加わっても、その応力を曲面部に分散できるので、冷媒導入管の物理的強度を確保することができる。
また、本発明に係る冷却部材の製造方法で組立てられた冷却部材は、伝熱部材の縁部の近傍において、伝熱部材の溝部の内面と冷媒導入管との間に隙間が残る。このため、冷媒導入管に曲げ方向の外力が加わっても、その応力が媒導入管と縁部との界付近に集中するのを避け、しかも従来のように個々の伝熱部材にR加工する手間と費用を削減することができる。
例えば、コーティング材を冷媒導入管に塗布する作業は、コーティング材が上記の隙間に引込まれる毛細管現象を利用して、コーティング材を冷媒導入管の全周に導くことにより容易に行うことができる。しかも、この作業は冷却部材の表面側から行えるので、コーティング材を冷却部材の所望の箇所に手際よく塗布することができる。以上に述べた方法は、本発明に係る冷却部材の製造装置によっても実施することができる。
本発明に係る冷却部材、及びその製造装置の要部を示す斜視図。 (a)は本発明に係る冷却部材の製造装置に適用したパンチと伝熱部材の寸法を説明する側面図、(b)はそのパンチにより変形される冷媒導入管の寸法を説明する側面図。 (a)〜(c)は、本発明に係る冷却部材の製造装置を用いて実施される製造方法の手順を説明する側面図、(d)はそれをA−A線で破断した幅方向の断面図。 (a)は本発明に係る冷却部材の製造装置の動作の過程を示す側面図、(b)はその第1の変形例の動作の過程を示す側面図。 (a)は本発明に係る冷却部材の製造装置の第2の変形例の動作の過程を示す幅方向の断面図、(b)はそれにより製造された冷却部材の断面図。 (a)は本発明に係る冷却部材の製造装置の第3の変形例の動作の過程を示す幅方向の断面図、(b)はそれにより製造された冷却部材の断面図。 本発明に係る冷却部材の変形例を示す側面図。 従来例の冷却部材の製造方法の手順を説明する斜視図。 (a),(c)は、従来例の冷却部材の製造方法の手順を説明する側面図、(b)はB−B線断面図、(d)はC−C線断面図。
本発明に係る冷却部材、その製造装置、及び製造方法について以下に説明する。既に従来の技術として述べた要素には引続き同じ呼称を用いるものとする。図1に示すように、冷却部材の製造装置1は、両端部の出隅3が曲面状に成形され胴部の下面を押圧面5としたパンチ7と、伝熱部材9をその溝部11が押圧面5に対向する姿勢で支持する支持体13とを備える。
パンチ7は、2つの出隅3を押圧面5にそれぞれ隣接させた直方体である。出隅3の「曲面状」とは、その表面が球面状であるばかりでなく、非球面状であることも意味する。また、パンチ7は、プレス機械のラムに型工具として取付けられるものである。プレス機械は自明の技術であるので、その図示は省略している。支持体13は、伝熱部材9をプレス機械のベッドに位置決めする治具であり、ボルト等を用いて伝熱部材9を固定することができる。
図2(a)は、伝熱部材9からパンチ7が後退(上昇)した状態を表し、同図(b)は、パンチ7が伝熱部材9へ向けて前進した状態を表している。このように伝熱部材9に対向するパンチ7の2つの出隅3は、伝熱部材9の両側の縁部15よりも長手方向の内方にそれぞれ位置決めされている。寸法dは出隅3と押圧面5との境界から縁部15までの距離を示している。押圧面5の長手方向の寸法に相当するプレス幅xは、伝熱部材9の全幅Lよりも短く設定されている。全幅Lは、伝熱部材9の両側の縁部15が互いに隔たる距離である。
冷却部材の製造方法について以下に説明する。図3(a)に示すように、パンチ7を伝熱部材9から後退させ、溝部11に冷媒導入管17を挿入した後、パンチ7を前進させる。この過程で、同図(b)に示すように、先ずパンチ7の押圧面5の全域が冷媒導入管17に接触する。パンチ7が更に前進することにより、冷媒導入管17が押圧面5に押され扁平な形状に塑性変形するに従って、出隅3が冷媒導入管17の表面に漸次に接触する。このとき出隅3が冷媒導入管17を押す力は、出隅3よりも長手方向の外方へ分散するので、冷媒導入管17の表面が出隅3に過度に押されて傷つくことはない。このように、冷媒導入管17の表面を滑らかに保つことで、冷媒導入管17の信頼性、及び物理的強度を確保することができる。
図2(b)に示すように、冷媒導入管17の変形量pが所望の大きさに達したところで、パンチ7の前進する動作を停止させ、再びパンチ7を同図(a)に示す位置まで後退させる。ここまでの工程で、溝部11の内面に冷媒導入管17が密接し、図3(c)に示すように、冷媒導入管17に、パンチ7の出隅3と略同じ曲率半径Rの曲面が形成される。また、上記の冷媒導入管17の塑性変形する反力は、パンチ7の出隅3と伝熱部材9の縁部15との間で全て受止められるので、縁部15から突出する冷媒導入管17に不要な曲げ力が加わることがない。このため、縁部15から突出する冷媒導入管17の寸法、及びその向きの正確な冷却部材19を組立てることができる。
冷却部材19は、冷媒導入管17がプレス機械のパンチ7に押し付けられた方向に収縮することにより、冷媒導入管17に被プレス領域23が形成されている。更に冷媒導入管17には、伝熱部材9の縁部15から被プレス領域23に向かうに従いプレスに押し付けられた向きに漸次に収縮した形状の曲面部25が形成されている。ここで、漸次に圧縮とは、冷媒導入管17がパンチ7の出隅3に倣って曲率半径Rの曲面状に概ね塑性変形していることを意味する。
曲率半径Rは、冷媒導入管17が変形した部位に応力の集中するのを避けるという観点から、冷媒導入管17の肉厚tよりも大きくすることが好ましい。また、曲率半径Rが冷媒導入管17の直径Φ以上に大きくなると、パンチ7の出隅3と伝熱部材9の縁部15の間で、冷媒導入管17の変形量が不足し、溝部11の内面と冷媒導入管17との接触力が弱くなるので、両者間の伝熱性能が損なわれる。このため、出隅3の曲率半径Rはt<R<Φとなるよう設定するのが好ましい。
また、寸法dを小さく設定する程、パンチ7の出隅3が伝熱部材9の縁部15に接近し、上記の塑性変形の反力に基づく曲げ力が冷媒導入管17に加わる傾向が強くなるので、寸法dを冷媒導入管17の変形量pよりも大きくすることが好ましい。寸法dを冷媒導入管17の直径Φの2倍以上に大きくすると、押圧面5のプレス幅xが制限されるので、溝部11の内面と冷媒導入管17との間の伝熱性能が損なわれる。このため、寸法dはp<d<2Φとなるよう設定するのが好ましい。
上記のp<d<2Φの条件が満たされると、図3(d)が示すように、冷却部材19を組立てた段階で、縁部15の近傍の溝部11の内面と冷媒導入管17との間に円弧状の隙間21が残る。このため、冷媒導入管17に曲げ方向の外力が加わっても、その応力が媒導入管17と縁部15との界付近に集中するのを避けられるので、冷媒導入管17の物理的強度を確保でき、しかも従来のように個々の伝熱部材にR加工する手間と費用を削減することができる。
図3(c)に示す冷媒導入管17にコーティング材を塗布する作業を行う場合、符号23で指した冷媒導入管17と縁部15との界に、コーティング材を軽く触れさせるだけで、コーティング材は隙間21に沿って冷媒導入管17の全周に導かれる(毛細管現象)。しかも、この作業は冷却部材19の表面側から容易に行えるので、コーティング材を冷却部材19の所望の箇所に手際よく塗布することができる。
尚、プレス機械のベッドに伝熱部材9を直に位置決めし、このベッドが支持体13の役割を果たすようにしても良い。例えば、1つのパンチ7が2つの出隅3を有することは必須ではなく、1つの出隅を有する1又は複数のパンチをプレス機械のラムに取付けても良い。伝熱部材9の形態は、矩形板に限られることはなく、円盤状であっても良い。
図4(a)に示すように、冷媒導入管17の材質、又はパンチ7の前進する速度によっては、冷媒導入管17のプレスによる塑性変形の反力で、冷媒導入管17に上向きの反りが生じることがある。そこで、同図(b)に示すように、パンチ7にその両端部から冷媒導入管17に沿う向きに延出するバックアップ部27を設け、冷媒導入管17にバックアップ部27を上方から突き当てる。これにより、冷媒導入管17の反りを規制し、縁部15から突出する冷媒導入管17の寸法、及びその向きの正確な冷却部材19を組立てることができる。
また、パンチ7の押圧面5が平らな形状であることを前提に以上の説明を行ったが、図5(a)に示すように、押圧面5を、溝部11に対して突出した凸形としても良い。この場合、溝部11に挿入された冷媒導入管17に押圧面5が押し付けられると、冷媒導入管17の被プレス領域23の断面は、同図(b)に示すような凹形になる。或いは、図6(a)に示すように、押圧面5を溝部11に対して凹形としても良い。この場合、冷媒導入管17に押圧面5が押し付けられると、被プレス領域23の断面は、同図(b)に示すような凸形になる。
尚、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々なる改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できる。例えば、図3(d)に示した隙間21が冷却部材に残ることは、既述の通りである。このような隙間に図7に示すシール部材29を挿入し、伝熱部材9と冷媒導入管17との間に水分、又は埃等が浸入するのを予防しても良い。
また、プレス機械のベッドに伝熱部材9を直に位置決めし、このベッドが支持体13の役割を果たすようにしても良い。また、1つのパンチ7が2つの出隅3を有することは必須ではなく、1つの出隅を有する1又は複数のパンチをプレス機械のラムに取付けても良い。伝熱部材9の形態は、矩形板に限られることはなく、円盤状であっても良い。
本発明は、パワーモジュール等の発熱する電気部品を冷却するための冷却部材を製造するのに有益な技術である。
1…製造装置、3…出隅、5…押圧面、7…パンチ、9…伝熱部材、11…溝部、13…支持体、15…縁部、17…冷媒導入管、19…冷却部材、23…被プレス領域、25…曲面部、27…バックアップ部、29…シール部材。

Claims (4)

  1. 縁部を有する伝熱部材に、前記縁部を長手方向の限界とする溝部を形成し、前記溝部に冷媒導入管を圧入する冷却部材の製造方法であって、
    曲面状に成形された端部の出隅とこれに隣接する押圧面とを有するパンチを準備し、前記パンチの押圧面を前記溝部に対向させ、前記パンチの出隅を前記伝熱部材の縁部よりも長手方向の内方に位置決めし、前記パンチを前記溝部に前進させることにより、前記押圧面で前記冷媒導入管を前記溝部に押付けることを特徴とする冷却部材の製造方法。
  2. 縁部を有する伝熱部材に、前記縁部を長手方向の限界とする溝部が形成され、前記溝部に冷媒導入管がプレスで圧入された冷却部材であって、
    前記冷媒導入管をプレスで押し付けることにより収縮させた被プレス領域が、前記伝熱部材の縁部よりも長手方向の内方に位置し、前記伝熱部材の縁部から前記被プレス領域へ向かうに従い前記冷媒導入管がプレスに押し付けられた向きに漸次に収縮した形状の曲面部を、前記冷媒導入管に形成したことを特徴とする冷却部材。
  3. 縁部を有する伝熱部材に形成され前記縁部を長手方向の限界とする溝部に、冷媒導入管を圧入する冷却部材の製造装置であって、
    曲面状に成形された端部の出隅とこれに隣接する押圧面とを有するパンチと、前記伝熱部材をその溝部が前記押圧面に対向する姿勢で支持する支持体とを備え、前記パンチがその押圧面で前記冷媒導入管を前記溝部に押付ける過程で、前記出隅が前記縁部よりも長手方向の内方で前記冷媒導入管に接触することを特徴とする冷却部材の製造装置。
  4. 前記パンチに、前記伝熱部材の縁部よりも長手方向の外方へ延出するバックアップ部を設け、前記パンチの出隅が前記冷媒導入管に接触するとき、前記バックアップ部が前記冷媒導入管に突き当たることを特徴とする請求項3に記載の冷却部材の製造装置。
JP2009251645A 2008-11-04 2009-11-02 冷却部材、その製造方法、及び製造装置 Active JP4470125B1 (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/127,158 US20110203773A1 (en) 2008-11-04 2009-11-02 Cooling member, manufacturing method and apparatus thereof
CN2009801369913A CN102159913B (zh) 2008-11-04 2009-11-02 冷却构件及其制造方法和制造装置
PCT/JP2009/005831 WO2010052889A1 (ja) 2008-11-04 2009-11-02 冷却部材、その製造方法、及び製造装置
EP09824590.5A EP2354746B1 (en) 2008-11-04 2009-11-02 Cooling member, and method and device for manufacturing same
JP2009251645A JP4470125B1 (ja) 2008-11-17 2009-11-02 冷却部材、その製造方法、及び製造装置
KR1020157027788A KR101854966B1 (ko) 2008-11-04 2009-11-02 냉각 부재, 그 제조 방법, 및 제조 장치
AU2009312245A AU2009312245C1 (en) 2008-11-04 2009-11-02 Cooling member, and method and device for manufacturing same
KR1020137016538A KR20130080065A (ko) 2008-11-04 2009-11-02 냉각 부재, 그 제조 방법, 및 제조 장치
KR1020117005090A KR101291378B1 (ko) 2008-11-04 2009-11-02 냉각 부재, 그 제조 방법, 및 제조 장치
US14/593,419 US9795056B2 (en) 2008-11-04 2015-01-09 Cooling member with pressed pipe

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008293253 2008-11-17
JP2009251645A JP4470125B1 (ja) 2008-11-17 2009-11-02 冷却部材、その製造方法、及び製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4470125B1 JP4470125B1 (ja) 2010-06-02
JP2010137282A true JP2010137282A (ja) 2010-06-24

Family

ID=42330855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009251645A Active JP4470125B1 (ja) 2008-11-04 2009-11-02 冷却部材、その製造方法、及び製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4470125B1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011066141A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 均熱処理装置
JP2015169390A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 古河電気工業株式会社 ヒートパイプの固定構造およびヒートパイプの固定方法
US9650729B2 (en) 2012-02-07 2017-05-16 Toyobo Co., Ltd. Coated fabric for airbag, and process for producing coated fabric for airbag
WO2019012579A1 (ja) * 2017-07-10 2019-01-17 三菱電機株式会社 冷却装置及び冷却装置の製造方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0529783A (ja) * 1990-09-03 1993-02-05 Furukawa Electric Co Ltd:The 電気配線材及びトランス
JPH11510962A (ja) * 1995-10-24 1999-09-21 アービッド・サーマル・プロダクツ、インコーポレイテッド 電子部品冷却用液冷ヒートシンク
JP2000274974A (ja) * 1999-03-24 2000-10-06 Fujikura Ltd ヒートパイプの端部封止方法
JP2001174188A (ja) * 1999-12-16 2001-06-29 Zexel Valeo Climate Control Corp サーペンタイン型熱交換器及びこれに用いられるチューブの製造方法
JP2005090794A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 Showa Corp 冷却板の製造方法
US7073257B1 (en) * 2005-03-18 2006-07-11 Jaffe Limited Shrinkage-free sealing method and structure of heat pipe

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0529783A (ja) * 1990-09-03 1993-02-05 Furukawa Electric Co Ltd:The 電気配線材及びトランス
JPH11510962A (ja) * 1995-10-24 1999-09-21 アービッド・サーマル・プロダクツ、インコーポレイテッド 電子部品冷却用液冷ヒートシンク
JP2000274974A (ja) * 1999-03-24 2000-10-06 Fujikura Ltd ヒートパイプの端部封止方法
JP2001174188A (ja) * 1999-12-16 2001-06-29 Zexel Valeo Climate Control Corp サーペンタイン型熱交換器及びこれに用いられるチューブの製造方法
JP2005090794A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 Showa Corp 冷却板の製造方法
US7073257B1 (en) * 2005-03-18 2006-07-11 Jaffe Limited Shrinkage-free sealing method and structure of heat pipe

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011066141A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 均熱処理装置
US9650729B2 (en) 2012-02-07 2017-05-16 Toyobo Co., Ltd. Coated fabric for airbag, and process for producing coated fabric for airbag
JP2015169390A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 古河電気工業株式会社 ヒートパイプの固定構造およびヒートパイプの固定方法
WO2019012579A1 (ja) * 2017-07-10 2019-01-17 三菱電機株式会社 冷却装置及び冷却装置の製造方法
JPWO2019012579A1 (ja) * 2017-07-10 2020-01-23 三菱電機株式会社 冷却装置及び冷却装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4470125B1 (ja) 2010-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101291378B1 (ko) 냉각 부재, 그 제조 방법, 및 제조 장치
CN107000114B (zh) 液冷套筒的制造方法及液冷套筒
JP4470125B1 (ja) 冷却部材、その製造方法、及び製造装置
JP5862272B2 (ja) 液冷ジャケットの製造方法
JP2006289496A (ja) 円筒軸とその製造方法
JP2009236469A (ja) 熱交換器
US9604328B2 (en) Heat sink structure and method of manufacturing same
JP6935784B2 (ja) 二次電池の製造方法
US7229104B2 (en) Shrinkage-free sealing structure of heat pipe
JP5962820B2 (ja) 液冷ジャケットの製造方法
CN102832137A (zh) 散热装置的制造方法
JP2001135966A (ja) ヒートパイプとプレートの接合方法
KR100831604B1 (ko) 전자기기부품용 방열기의 제조방법
JP2010117041A (ja) 冷却部材、及びその製造方法
JP2004034079A (ja) 熱交換器の製造方法及び装置
JP2009204216A (ja) 熱交換器のチューブ端接合構造およびチューブ端部の成形方法
JP2009170607A (ja) 放熱フィンの製造方法
JP2010012515A (ja) 金属パイプ及びその製造方法
WO2018124254A1 (ja) 金属プレートのバーリング加工方法
JP4311206B2 (ja) 摩擦攪拌接合方法
JP2012154569A (ja) 薄型ヒートパイプ及びその加工方法
US11534813B2 (en) Method for manufacturing pipe
JPS6229146Y2 (ja)
JP3179402U (ja) 放熱器の構造
JP2006263750A (ja) 配管の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100204

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100217

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4470125

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140312

Year of fee payment: 4