JP2001135966A - ヒートパイプとプレートの接合方法 - Google Patents

ヒートパイプとプレートの接合方法

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JP2001135966A
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heat pipe
plate
groove
joining
heat
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JP31899899A
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Yoshio Ishida
良夫 石田
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Original Assignee
Diamond Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】安易な工法でプレートの面粗度に影響され難
く、接合熱抵抗を極限まで減らすことの出来るヒートパ
イプとプレートの接合方法を提供する。 【構成】ヒートパイプとプレートとを共に加熱し、該加
熱中あるいは加熱後に前記ヒートパイプを圧接変形させ
ことにより、当該ヒートパイプとプレートとを密接合す
るヒートパイプとプレートの接合方法とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パソコンなどの
電子機器の冷却に用いられるヒートパイプと、集熱や放
熱のために当該ヒートパイプに取り付けられるプレート
の接合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年は、電子機器のデジタル化の進展
で、その冷却対象の電子部品が増えることにより、その
消費電力が増加しており、冷却部材の接合の熱抵抗を減
少させる必要に迫られている。
【0003】従来、プレートへのヒートパイプの接合
は、図5の断面図で示されるように、プレート1へヒー
トパイプ2を当接させて、ヒートパイプの固定金具3で
挟み込んだ後、ピン4で固定しているものが主流である
が、プレート1とヒートパイプ2の接合は線接合のため
に、その間の熱抵抗が高いことから図6の断面図に示さ
れるように、ダイキャスト・プレート1にU溝5を形成
し、ヒートパイプ2を溝5に設置した後に、圧接により
ヒートパイプ2を埋め込む構成が取られるように成って
来た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般的にはプ
レート1はアルミニュウムやマグネシュウム合金材が使
用されるのに対して、ヒートパイプ2は純銅のなまし管
材が使用されるために、図6で示すヒートパイプ2の断
面の様に、応力歪みによりヒートパイプ2が凹み、蒸気
通路が狭まると同時に、プレート1との間に隙間6が生
じることから、ヒートパイプ2の直径に合わせた精度の
良いプレート1の溝寸法管理が行われているが、それで
もヒートパイプ2の外径が真円である保証は無く、結局
十分な接合が出来ないために、熱抵抗増大の主因となる
隙間6に熱伝導の良い接着材を塗布している。
【0005】また、上記図6に示した圧接による問題を
無くするために、図7の断面図に示すようにプレート1
との接合面を増加する目的から、ヒートパイプ2を予め
扁平断面にしてプレート1の寸法精度の高い溝5に埋め
込むと同時に、接着剤で固定している。この方法は熱抵
抗の低減に有効であるが、ヒートパイプ2の軸方向の歪
み補正と接着固定されるまでの保持の煩わしさなど、加
工に工数がかかり高価となる欠点がある。
【0006】この発明は、上記従来工法の欠点を解消す
るために、安易な工法でプレートの面粗度に影響され難
く、接合熱抵抗を極限まで減らすことの出来るヒートパ
イプとプレートの接合方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、ヒートパイプとプレートとを共に加熱
し、該加熱中あるいは加熱後に前記ヒートパイプを圧接
変形させことにより、当該ヒートパイプとプレートとを
密接合するヒートパイプとプレートの接合方法とする。
【0008】また、前記プレートに溝を有し、当該溝の
中にヒートパイプの少なくとも一部を密接合してもよい
し、当該溝の断面の延長端部に、ヒートパイプ固定突起
を有してもよい。また、上記加熱温度を100℃以上と
したり、プレートとヒートパイプとを密接合した後、熱
により硬化促進される接着材を塗布してもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、図1から図4に示す実施例
について記述する。本発明の第1の実施例とするヒート
パイプとプレートの接合方法を示す図1において、図1
(a)は、ダイキャスト工法からなるプレート1であり、
このプレート1にU字型の溝5が形成されており、この
溝5の壁面の面粗度は、ダイキャスト工法の仕上がりの
状態では、一般的に2μm程度の凹凸7があるが、特別
座繰りなどの研削加工はしない。
【0010】上記溝5に、図1(b)で示す様に当該溝5
の幅広さより僅かに径が小さくて、無理なく挿入できる
例えば直径4mmの銅のコンテナに水を作動液としたヒー
トパイプ2を挿入した状態で、150℃位に加熱された
平面プレスの上に載せてプレスすると、図1(c)に示さ
れるように、ヒートパイプ1の作動液の蒸気圧力による
コンテナ内圧は5barを越えて、内部に歪む事は無く、
むしろヒートパイプ2のコンテナが僅かに広がることに
より、プレート1の溝5の壁面に添ってしっくりと密接
合される。
【0011】通常この状態で固定されるが、機械的な衝
撃で外れる事を防止するために、プレート1とヒートパ
イプ2の隙間に接着材8を塗布しても良い。この接着剤
は、熱により硬化促進される材料を選ぶことにより、極
めて短時間で硬化することが期待できる。
【0012】図1で示されたプレート1とヒートパイプ
2の接合は、単純な直状は比較的少なく、通常図2に示
されるような変形構造が取られる事が多いが、当該接合
工法により湾曲部9も十分な密接合が得られ、極めて熱
抵抗の小さいものとなる。
【0013】図3(a)と(b)は、この発明の第2の実施例
を示す断面図であり、プレート1の溝5の断面には、当
該溝断面の延長端部に、ヒートパイプ固定するための突
起10を有するものであり、加熱後のプレス工程によ
り、プレート1の溝5にヒートパイプ2を押し込むと同
時に、突起10を潰した押潰部11があり、ヒートパイ
プ2の密接合と機械的な衝撃による抜けを防止する固定
が出来るものであり、上記接着剤8の塗布が不要とな
る。
【0014】図4は、扁平状ヒートパイプ2を用いた第
3の実施例を示し、チューブ状のヒートパイプと同じ工
法で接合出来る。すなわち、例えばプレート1の溝深さ
が1mmとし、プレート1に埋め込む前のヒートパイプ2
の厚さを1.2mm〜2mm程度とすれば、上記第1の実施例
とほぼ同様に密接合が出来る。
【0015】上記の実施例では、プレート1にU字型の
溝5を構成したものだけを示したが、当該溝5の形状は
問わないことは勿論、部分的では有ってもヒートパイプ
2の位置決めが出来れば、溝が無くても良い。本発明の
要旨は、プレート1の面粗度に捕らわれないことであ
る。
【0016】また、上記の実施例のヒートパイプの内部
構造、すなわちウイック構造を図示ではグルーブ・ウィ
ック構造のものだけを示したが、編組線やメッシュやワ
イヤーあるいは焼結金属などの他のウイックで有っても
何ら変わらない工法で、本発明を適用できる。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明のよれ
ば、安価で入手できる加工精度の低い比較的面粗度の粗
いプレートを用いてもヒートパイプの蒸気通路を狭める
ことが無く、極めて熱抵抗の少ない密接合のヒートパイ
プとプレートの接合方法を提供でき、電子機器の熱対策
が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例とするヒートパイプとプ
レートの接合方法を示す
【図2】湾曲したヒートパイプをプレートに接合した図
を示す
【図3】本発明の第2の実施例とするヒートパイプとプ
レートの接合方法を示す
【図4】本発明の第3の実施例とするヒートパイプとプ
レートの接合方法を示す
【図5】従来のヒートパイプとプレートの接合方法を示
【図6】従来のヒートパイプとプレートの接合方法を示
【図7】従来のヒートパイプとプレートの接合方法を示
【符号の説明】
図において同一符号は同一、または相当部分を示す。 1 プレート 2 ヒートパイプ 3 固定金具 4 ピン 5 溝 6 隙間 7 凹凸 8 接着剤 9 湾曲部 10 突起 11 押潰部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒートパイプとプレートとを共に加熱し、
    該加熱中あるいは加熱後に前記ヒートパイプを圧接変形
    させことにより、当該ヒートパイプとプレートとを密接
    合するヒートパイプとプレートの接合方法。
  2. 【請求項2】プレートに溝を有し、当該溝の中にヒート
    パイプの少なくとも一部を密接合する請求項1のヒート
    パイプとプレートの接合方法。
  3. 【請求項3】溝断面の延長端部に、ヒートパイプ固定突
    起を有する請求項2のヒートパイプとプレートの接合方
    法。
  4. 【請求項4】加熱温度を100℃以上とした請求項1乃
    至3の何れかに記載のヒートパイプとプレートの接合方
    法。
  5. 【請求項5】プレートとヒートパイプとを密接合した
    後、熱により硬化促進される接着材を塗布する請求項1
    乃至3の何れかに記載のヒートパイプとプレートの接合
    方法。
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