JPWO2019003338A1 - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Abstract

空気調和機の室外機は、複数のパネルを組み合わせて形成され、本体の外郭を構成する筐体を備えている。筐体は、複数のパネルの一部として、前面側の角部に配置された断面形状がL字の前面側コーナーパネルと、前面側コーナーパネルと同一の形状を成し、背面側の角部に配置された断面形状がL字の背面側コーナーパネルと、を有している。前面側コーナーパネル及び背面側コーナーパネルのうち一方に、筐体の内部と外部とを連通させる貫通孔を形成するための貫通孔形成部が設けられている。前面側コーナーパネルと背面側コーナーパネルは、相互に取り替えて使用できる構成である。

Description

本発明は、空気調和機の室外機に関するものである。
従来、空気調和機の室外機は、例えば特許文献1に開示されているように、外郭を形成する筐体に、内部と外部とを連通させる貫通孔を形成するための貫通孔形成部が複数箇所に設けられている。貫通孔は、延長配管又は電気配線等を挿入するために形成される。貫通孔形成部は、貫通孔を模った切り欠き状に形成され、室外機の据え付け時に容易に切り取ることができるように工夫されている。室外機は、設置する場所によって延長配管又は電気配線等を挿入する箇所が異なるため、設置する場所に応じて選択した一の貫通孔形成部が切り取られて貫通孔が形成される。
特開2002−310459号公報
特許文献1にも開示されているように、貫通孔形成部は、設置する場所に対応するため、筐体の複数箇所に設けている。しかし、延長配管又は電気配線等を挿入するための貫通孔は、一箇所しか必要とされない。そのため、機能的に必要でない貫通孔形成部は、そのままの状態で残されている。その結果、筐体を板金からなる複数のパネルを組み合わせて形成した場合、切り欠き状の部分から錆び等の腐食が起こって劣化し、板金の強度が低下する虞がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、貫通孔形成部を複数設けることよるパネルの劣化を防止できると共に、貫通孔形成部が1つであっても設置する場所に応じて多方向から延長配管又は電気配線等を挿入するための貫通孔を形成することができる、空気調和機の室外機を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和機の室外機は、複数のパネルを組み合わせて形成され、本体の外郭を構成する筐体を備えた、空気調和機の室外機であって、前記筐体は、複数のパネルの一部として、前面側の角部に配置された断面形状がL字の前面側コーナーパネルと、前記前面側コーナーパネルと同一の形状を成し、背面側の角部に配置された断面形状がL字の背面側コーナーパネルと、を有し、前記前面側コーナーパネル及び前記背面側コーナーパネルのうち一方に、前記筐体の内部と外部とを連通させる貫通孔を形成するための貫通孔形成部が設けられており、前記前面側コーナーパネルと前記背面側コーナーパネルは、相互に取り替えて使用できるものである。
本発明に係る空気調和機に室外機は、前面側コーナーパネルと背面側コーナーパネルとが同一形状であり、前面側コーナーパネル及び背面側コーナーパネルのうち一方に、筐体の内部と外部とを連通させる貫通孔を形成するための貫通孔形成部が設けられ、設置場所に応じて相互に取り替えて使用する構成である。よって、この空気調和機に室外機は、機能的に必要としない貫通孔形成部を設ける必要がなくなり、貫通孔形成部を複数設けることによるパネルの腐食を防止できる。また、設置する場所に応じて多方向から延長配管又は電気配線等を挿入するための貫通孔を形成することができる。
本発明の実施の形態に係る空気調和機の室外機の前面側を模式的に示した斜視図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室外機の背面側を模式的に示した斜視図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室外機の前面側コーナーパネルを模式的に示した斜視図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室外機の使用例を模式的に示した斜視図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室外機の使用例を模式的に示した斜視図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室外機の使用例を模式的に示した斜視図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室外機の貫通孔形成部の一例を模式的に示した前面側コーナーパネルの断面図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室外機の貫通孔形成部の一例を模式的に示した前面側コーナーパネルの断面図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室外機の貫通孔形成部の一例を模式的に示した前面側コーナーパネルの断面図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室外機の貫通孔形成部の一例を模式的に示した前面側コーナーパネルの正面図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室外機の貫通孔の一例を模式的に示した前面側コーナーパネルの斜視図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室外機の貫通孔の一例を模式的に示した前面側コーナーパネルの斜視図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室外機の貫通孔の一例を模式的に示した前面側コーナーパネルの斜視図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室外機の貫通孔の一例を模式的に示した前面側コーナーパネルの斜視図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室外機の貫通孔の一例を模式的に示した前面側コーナーパネルの斜視図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室外機の貫通孔の一例を模式的に示した前面側コーナーパネルの斜視図である。
実施の形態.
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略または簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさ、及び配置等は、本発明の範囲内で適宜変更することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室外機の前面側を模式的に示した斜視図である。図2は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室外機の背面側を模式的に示した斜視図である。図3は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室外機の前面側コーナーパネルを模式的に示した斜視図である。
本実施の形態の空気調和機の室外機100は、図1及び図2に示すように、複数のパネルを組み合わせて矩形状に形成された筐体10を備えている。筐体10は、空気調和機の室外機100の外郭を形成するものである。
詳細に図示することは省略したが、筐体10の内部には、一例として、冷媒を圧縮する圧縮機と、冷媒の流れを切り替える四方弁と、暖房運転時には蒸発器として機能し、冷房運転時には凝縮器(放熱器)として機能する室外熱交換器18と、冷媒の圧力を減圧する流量制御装置(減圧器)と、室外熱交換器18に風を送る室外送風モータ及び室外ファンと、が収容されている。
筐体10を構成する複数のパネルは、前面左側パネル1、前面右側パネル2、左側面パネル3、背面パネル4、天面パネル5及び底面パネル(図示省略)である。図1及び図2では、隣接するパネルの境界線を破線で示している。筐体10を構成する各パネルは、例えば金属製の板材で構成されている。
前面左側パネル1は、図1に示すように、平板状を成し、筐体10の前面部の一部を構成するものである。前面左側パネル1には、吹出口6として、上下にそれぞれ略円形の開口が形成されている。なお、図示することは省略したが、前面左側パネル1には、吹出口6を覆う格子状のファンガードが取り付けられる。
前面右側パネル2は、図1及び図2に示すように、断面形状が略L字状に形成され、筐体10の前面部の一部及び右側面部の一部を構成するものである。前面右側パネル2の下方には、前面右側パネル2の一部として、断面形状が略L字状に形成された前面側コーナーパネル7が着脱自在に設けられている。前面側コーナーパネル7は、図1及び図3に示すように、L字状の一方の壁部70と他方の壁部71とが同一形状である。そして、前面側コーナーパネル7の一方の壁部70には、筐体10の内部と外部とを連通させる貫通孔を形成するための貫通孔形成部9が設けられている。
貫通孔形成部9は、室外機100を据え付ける際に、延長配管又は電気配線等を挿入する貫通孔11を形成するために切り取られる。図1及び図3に示す実施の形態では、左右に並列させた2つの円形状の貫通孔11Aを形成するための貫通孔形成部9と、馬蹄形の貫通孔11Bを形成するための貫通孔形成部9とを設けた構成を示している。この貫通孔形成部9を有する空気調和機の室外機100では、大きさ及び形状の異なる配管毎に貫通孔11A及び11Bを使い分けることができるので、使い勝手に優れている。
左側面パネル3は、図2に示すように、平板状から成り、筐体10の左側面部を構成するものである。
背面パネル4は、図1及び図2に示すように、断面形状が略L字状に形成され、筐体10の背面部の一部及び右側面部の一部を構成するものである。つまり、筐体10の右側面部は、前面右側パネル2と背面パネル4とで構成されている。背面パネル4の下方には、背面パネル4の一部として、断面形状が略L字状に形成された背面側コーナーパネル8が着脱自在に設けられている。この背面側コーナーパネル8は、前面側コーナーパネル7と同一の形状である。つまり、背面側コーナーパネル8は、前面側コーナーパネル7と同様に、L字状の一方の壁部80と他方の壁部81とが同一形状とされている。
天面パネル5は、図1及び図2に示すように、筐体10の天面部を構成するものである。天面パネル5が組み立てられると、前面左側パネル1、前面右側パネル2、左側面パネル3、背面パネル4の上端部が覆われる。
次に、本実施の形態に係る空気調和機の室外機100の使用例を図1、図4〜図6に基づいて説明する。図4〜図6は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室外機の使用例を模式的に示した斜視図である。空気調和機の室外機100は、設置する場所によって延長配管又は電気配線等を挿入する箇所が異なる。筐体10の前面側から延長配管又は電気配線等と挿入する必要がある場合には、図1に示すように、貫通孔形成部9が前面側に位置するように前面側コーナーパネル7を前面右側パネル2の下方に取り付ける。
筐体10の前面側における右側面部から延長配管又は電気配線等を挿入する必要がある場合には、図1に示す状態にある前面側コーナーパネル7を筐体10から取り外し、図4に示すように、前面側コーナーパネル7を反転させて、前面右側パネル2の下方に取り付ける。
筐体10の背面側における右側面部から延長配管又は電気配線等を挿入する必要がある場合には、図1及び図2に示す状態にある前面側コーナーパネル7及び背面側コーナーパネル8を筐体10から取り外し、図5に示すように、前面側コーナーパネル7を水平方向に90度回転させた後、前面側コーナーパネル7と背面側コーナーパネル8とを相互に取り替えて、それぞれ筐体10に取り付ける。
筐体10の背面側から延長配管又は電気配線等を挿入する必要がある場合には、図1及び図2に示す状態にある前面側コーナーパネル7及び背面側コーナーパネル8を筐体10から取り外し、図6に示すように、前面側コーナーパネル7を反転させた後、前面側コーナーパネル7と背面側コーナーパネル8とを相互に取り替えて、それぞれ筐体10に取り付ける。
次に、図7〜図10に基づいて貫通孔形成部9の構成を説明する。図7〜図9は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室外機の貫通孔形成部の一例を模式的に示した前面側コーナーパネルの断面図である。図10は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室外機の貫通孔形成部の一例を模式的に示した前面側コーナーパネルの正面図である。
図7に示した貫通孔形成部9は、筐体10の内側へ凹ませた段差部90によって形成されている。貫通孔形成部9の外周縁と、貫通孔11の開口縁となる部分との接合部91の厚さは、前面側コーナーパネル7の板厚よりも薄く形成されている。そのため、貫通孔形成部9は、ニッパー等の切削工具を使用し、薄厚の接合部91に沿って容易に切り取ることができる。よって、貫通孔形成部9を取り除いて貫通孔11を形成する作業が容易となり、室外機100の据え付け作業の施工性を向上させることができる。
図8に示した貫通孔形成部9も、筐体10の内側へ凹ませた段差部92によって形成されている。貫通孔形成部9の外周縁と、貫通孔11の開口縁となる部分との接合部93の厚さは、前面側コーナーパネル7の板厚と同程度である。接合部93の厚さをある程度確保することで、パネルの強度を高めることができる。よって、この貫通孔形成部9を備えた室外機100は、例えば倉庫等で長期間保存した場合でもあっても腐食による強度の低下を抑制することができる。
図9に示した貫通孔形成部9は、貫通孔11を模った切り欠き溝94によって形成されている。この貫通孔形成部9は、ニッパー等の切削工具を使用し、切り欠き溝94に沿って容易に切り取ることができる。よって、貫通孔形成部9を切り取って貫通孔11を形成する作業が容易となるから、室外機100を据え付ける作業の施工性を向上させることができる。
図10に示した貫通孔形成部9は、貫通孔11を模った複数のスリット孔95によって形成されている。スリット孔95は、間隔をあけて複数形成されている。この貫通孔形成部9は、ニッパー等の切削工具を使用し、隣接するスリット孔95間の連結部96を切り取ることで、容易に取り除くことができる。よって、貫通孔形成部9を取り除いて貫通孔11を形成する作業が容易となるから、室外機100を据え付ける作業の施工性を向上させることができる。
なお、上記の貫通孔形成部9は、例えば型加工又は後加工など、様々な加工方法で形成することができる。型加工とは、段差部90又は切り欠き溝94などを形成するような金型を使用して、前面側コーナーパネル7を製造するものである。一方、後加工とは、前面側コーナーパネル7を製造した後に、段差部90又は切り欠き溝94などの加工を行うものである。
次に、図11〜図16に基づいて貫通孔の形状のバリエーションについて説明する。図11〜図16は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室外機の貫通孔の一例を模式的に示した前面側コーナーパネルの斜視図である。なお、図示した実施の形態では、前面側コーナーパネル7に貫通孔形成部9を設けた場合を例に説明するが、背面側コーナーパネル8に貫通孔形成部9を設けてもよい。また、図11〜図16に基づいて説明する貫通孔形成部9は、上記した図7〜図10に示す貫通孔形成部9のいずれかで構成するものである。
図11は、前面側コーナーパネル7の一方の壁部70に、馬蹄形の貫通孔12を形成するための貫通孔形成部9を設けた構成を示している。図11に示す貫通孔形成部9は、弦となる部分が、前面側コーナーパネル7の下縁と一致するように設けられている。ニッパー等の切削工具の刃の入り口を設けることで、貫通孔形成部9の切り取り作業を容易にするためである。但し、弦となる部分は、前面側コーナーパネル7の上縁となるように形成してもよい。なお、貫通孔形成部9を壁部70の面内に大きく形成することで、貫通孔12を形成した後、延長配管の配管カバー又は電気配線の配線カバーの施工がしやすくなる。
図12も、前面側コーナーパネル7の一方の壁部70に、馬蹄形の貫通孔13を形成するための貫通孔形成部9を設けた構成を示している。図12に示す貫通孔形成部9は、弦となる部分が、前面側コーナーパネル7の側縁と一致するように設けられている。ニッパー等の切削工具の刃の入り口を設けることで、貫通孔形成部9の切り取り作業を容易にするためである。また、貫通孔形成部9は、形成した貫通孔13の開口縁が底面パネルに及ばないように設けられている。地面を伝う雨水等が筐体10の内部に進入することを防止して、筐体10内に配置した圧縮機等の機器へ水が掛かる不具合を抑制し、当該機器の腐食防止の効果を高めるためである。なお、貫通孔形成部9を壁部70の面内に大きく形成することで、貫通孔13を形成した後、延長配管の配管カバー又は電気配線の配線カバーの施工がしやすくなる。
図13は、前面側コーナーパネル7の一方の壁部70に、円形状の貫通孔14を形成するための貫通孔形成部9を設けた構成を示している。なお、当該貫通孔形成部9は、楕円形状の貫通孔を形成する構成でもよい。図14は、前面側コーナーパネル7の一方の壁部70に四角形状の貫通孔15を形成するための貫通孔形成部9を設けた構成を示している。なお、四角形状の貫通孔15の角部にはR加工が施されている。これらの貫通孔形成部9も、形成した貫通孔14又は15の開口縁が底面パネルに及ばないように設けられている。なお、貫通孔形成部9を壁部70の面内に大きく形成することで、貫通孔14又は15を形成した後、延長配管の配管カバー又は電気配線の配線カバーの施工がしやすくなる。
図15は、前面側コーナーパネル7の一方の壁部70に、左右に並列させた2つの円形状の貫通孔16を形成するための貫通孔形成部9を設けた構成を示している。図16は、前面側コーナーパネル7の一方の壁部70に、上下に並列させた四角形状の貫通孔17を形成するための貫通孔形成部9を設けた構成を示している。これらの貫通孔形成部9も、形成した貫通孔16又は17の開口縁が底面パネルに及ばないように設けられている。また、これらの貫通孔形成部9は、挿入する延長配管又は電気配線の外径に合わせた孔径の貫通孔16又は17となるように設けることで開口面積を減らすことができる。つまり、貫通孔16又は17を有する室外機100は、筐体10の内部に配置した圧縮機等の機器に触れる空気の量を抑えることができるので、当該機器の腐食防止の効果を高めることができる。
なお、図11〜図16に基づいて説明した貫通孔の構成は一例であって、これに限定されない。例えば、図14に示した四角形状の貫通孔15は、三角形又は五角形以上の多角形としてもよい。また、図11〜図16に基づいて説明した貫通孔を、それぞれ組み合わせてもよい。要するに、貫通孔は、室外機100の設置場所に応じて、大きさ及び形状を適宜変更して設けるものとする。
本実施の形態に係る空気調和機の室外機100は、複数のパネルを組み合わせて形成され、本体の外郭を構成する筐体10を備えている。筐体10は、複数のパネルの一部として、前面側の角部に配置された断面形状がL字の前面側コーナーパネル7と、前面側コーナーパネル7と同一の形状を成し、背面側の角部に配置された断面形状がL字の背面側コーナーパネル8と、を有している。前面側コーナーパネル7及び背面側コーナーパネル8のうち一方に、筐体10の内部と外部とを連通させる貫通孔11を形成するための貫通孔形成部9が設けられている。前面側コーナーパネル7と背面側コーナーパネル8は、相互に取り替えて使用できる構成である。よって、空気調和機の室外機100は、機能的に必要としない貫通孔形成部を設ける必要がなくなり、貫通孔形成部を複数設けることによるパネルの腐食を防止できる。また、空気調和機の室外機100は、前面側コーナーパネル7と背面側コーナーパネル8とを相互に取り替えることにより、設置する場所に応じて多方向から延長配管又は電気配線等を挿入するための貫通孔11を形成することができるので、使い勝手に優れている。
また、空気調和機の室外機100は、機能的に必要としない貫通孔形成部9を設ける必要がなくなるため、加工の手間が軽減されて製造費用を削減できるし、貫通孔形成部9のないフラットでシンプルない外観を呈することができ、意匠性も高まる。
また、前面側コーナーパネル7及び背面側コーナーパネル8は、屈曲したL字の一方の壁部70と他方の壁部71とが同一形状である。そして、貫通孔形成部9は、一方の壁部70に形成されている。したがって、空気調和機の室外機100は、前面側コーナーパネル7を筐体10から取り外し、前面側コーナーパネル7を回転させた後、筐体10の同じ箇所に取り付けることで、例えば貫通孔11の位置を筐体10の前面側から側面側に変更することができる。よって、空気調和機の室外機100は、設置する場所に応じて多方向から延長配管又は電気配線等を挿入するための貫通孔11を形成することができる。
また、貫通孔形成部9は、筐体10の内側へ凹ませた段差部90又は92によって形成されている。つまり、貫通孔形成部9の外周縁と、貫通孔11の開口縁となる部分との接合部91の厚さを、前面側コーナーパネル7の板厚よりも薄く形成することにより、薄厚の接合部91に沿って貫通孔形成部9を容易に切り取ることができる。よって、空気調和機の室外機100は、貫通孔11を形成する作業が容易となるから、据え付け作業の施工性を向上させることができる。
一方、貫通孔形成部9の外周縁と、貫通孔11の開口縁となる部分との接合部91の厚さを、前面側コーナーパネル7の板厚と同程度の幅寸とすることにより、パネルの強度を高めることができる。よって、空気調和機の室外機100は、例えば倉庫等で長期間保存した場合であっても腐食による強度の低下を抑制することができる。
また、貫通孔形成部9は、貫通孔11を模った切り欠き溝94によって形成することもできる。つまり、貫通孔形成部9は、切り欠き溝94に沿って容易に切り取ることができる。よって、空気調和機の室外機100は、貫通孔11を形成する作業が容易となり、据え付け作業の施工性を向上させることができる。
また、貫通孔形成部9は、貫通孔11を模った複数のスリット孔95によって形成することもできる。つまり、貫通孔形成部9は、隣接するスリット孔95間の連結部96を切り取ることで、容易に取り除くことができる。よって、空気調和機の室外機100は、貫通孔11を形成する作業が容易となるから、据え付け作業の施工性を向上させることができる。
以上に本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、筐体10は、上記した複数枚のパネルの構成に限定されない。また、前面側コーナーパネル7及び背面側コーナーパネル8は、屈曲したL字の一方の壁部70と他方の壁部71とを同一形状とした構成を示したが、一方の壁部70と他方の壁部71とが異なる形状であってもよい。要するに、いわゆる当業者が必要に応じてなす種々なる変更、応用、利用の範囲をも本発明の要旨(技術的範囲)に含むことを念のため申し添える。
1 前面左側パネル、2 前面右側パネル、3 左側面パネル、4 背面パネル、5 天面パネル、6 吹出口、7 前面側コーナーパネル、8 背面側コーナーパネル、9 貫通孔形成部、10 筐体、11、11A、11B 貫通孔、12〜17 貫通孔、18 室外熱交換器、70、71 壁部、80、81 壁部、90 段差部、91 接合部、92 段差部、93 接合部、94 切り欠き溝、95 スリット孔、96 連結部、100 室外機。

Claims (5)

  1. 複数のパネルを組み合わせて形成され、本体の外郭を構成する筐体を備えた、空気調和機の室外機であって、
    前記筐体は、複数のパネルの一部として、
    前面側の角部に配置された断面形状がL字の前面側コーナーパネルと、
    前記前面側コーナーパネルと同一の形状を成し、背面側の角部に配置された断面形状がL字の背面側コーナーパネルと、を有し、
    前記前面側コーナーパネル及び前記背面側コーナーパネルのうち一方に、前記筐体の内部と外部とを連通させる貫通孔を形成するための貫通孔形成部が設けられており、
    前記前面側コーナーパネルと前記背面側コーナーパネルは、相互に取り替えて使用できる構成である、空気調和機の室外機。
  2. 前記前面側コーナーパネル及び前記背面側コーナーパネルは、屈曲したL字の一方の壁部と他方の壁部とが同一形状とされ、
    前記貫通孔形成部は、一方の壁部に形成されている、請求項1に記載の空気調和機の室外機。
  3. 前記貫通孔形成部は、前記筐体の内側へ凹ませた段差部によって形成されている、請求項1又は2に記載の空気調和機の室外機。
  4. 前記貫通孔形成部は、前記貫通孔を模った切り欠き溝によって形成されている、請求項1又は2に記載の空気調和機の室外機。
  5. 前記貫通孔形成部は、前記貫通孔を模った複数のスリット孔によって形成されている、請求項1又は2に記載の空気調和機の室外機。
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