JPWO2018216185A1 - 動力伝達装置 - Google Patents

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Abstract

機械的にトルクをカットできる動力伝達装置(10)を提供する。動力伝達装置(10)は、複数のコロ(18)が介在する入力部材(12)及び出力部材(16)と、入力部材(12)又は出力部材(16)に結合する第1カム(30)と、第1カム(30)と対向し軸方向の移動が規制された第2カム(40)と、カム面同士を互いに引き離す弾性力を与えるばね(43)と、を備えている。第2カム(40)から見た第1カム(30)の回転方向の加速度の絶対値に第2カム(40)の質量を乗じた慣性力がばね(43)の弾性力より大きいときに、第1カム(30)及び第2カム(40)は互いに係合する。

Description

本発明は動力伝達装置に関し、特にトルクをカットする動力伝達装置に関するものである。
入力部材と出力部材との間に配置されたクラッチを滑らせて、入力部材から出力部材へ伝わるピークトルクを吸収する技術が知られている(特許文献1)。特許文献1に開示される技術では、変速直前のトルクを検出し、そのトルクに応じた程度になるまでクラッチを滑らせてトルクを低減する。その結果、変速のショックを抑制できる。
特開2012−112396号公報
しかしながら上記従来の技術では、トルクを検出するセンサ、及び、センサの検出結果に基づいてクラッチの動作を制御する制御装置が必要になるという問題点がある。
本発明はこの問題点を解決するためになされたものであり、トルクを検出するセンサや制御装置を不要にできる動力伝達装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために本発明の動力伝達装置は、トルク及び回転数を伝達する動力伝達経路に配置される。動力伝達装置は、動力が入力される入力部材に所定のテーパ角を有する入力軌道面が形成され、入力部材に対して軸方向に相対移動可能に構成される出力部材に、所定のテーパ角を有する出力軌道面が形成される。入力部材および出力部材と係合または係合解除が可能な複数のコロは、入力部材の中心軸に対して所定のスキュー角に設定されると共に入力軌道面と出力軌道面との間に配置される。入力部材または出力部材に結合する第1カムは中心軸の回りを回転する。第1カムと軸方向に対向しつつ第1カムと相対回転可能に配置される第2カムは、軸方向の移動が規制される。ばねは、第1カム及び第2カムのカム面同士を互いに引き離す回転方向の弾性力を第2カム及び第1カムに与える。第1カム及び第2カムは、第2カムから見た第1カムの回転方向の加速度の絶対値に第2カムの質量を乗じた慣性力がばねの弾性力より大きいときに互いに係合する。
請求項1記載の動力伝達装置によれば、入力軌道面と出力軌道面との間に配置されるコロは、入力部材の中心軸に対して所定のスキュー角に設定されるので、コロは自転しつつ中心軸の回りを公転する。トルク伝達時は、トルクの大きさに応じて入力部材および出力部材は相対回転しながら軸方向に相対移動して、コロは入力部材および出力部材に係合する。滑ることなくコロを介して入力部材から出力部材にトルクが伝達されるので、出力部材に対して入力部材が回転して伝達トルクが増加する。伝達トルクの増加に対してねじりダンパ効果が得られるので、トルク伝達時のショックを吸収できる。
中心軸の回りを回転する第1カムは入力部材または出力部材に結合する。第1カムと相対回転可能に配置される第2カムは、第1カムと軸方向に対向すると共に軸方向の移動が規制されている。第1カム及び第2カムは、ばねによって、第1カム及び第2カムのカム面同士を互いに引き離す回転方向の弾性力が与えられている。
出力部材に対して入力部材の回転数が変化すると、第2カムから見た第1カムの回転方向の相対的な加速度が変化する。その加速度の絶対値に第2カムの質量を乗じた慣性力がばねの弾性力より大きいときに、第2カム及び第1カムは互いに係合する。第2カムに第1カムが係合し、第2カムを介して第1カムの軸方向の移動が規制されると、入力部材および出力部材とコロとの間にすべりが発生し、それ以上はトルクが増加しなくなる。従って、トルクを検出するセンサや制御装置が無くても、トルクを機械的にカットできる。
請求項2記載の動力伝達装置によれば、第1カム及び第2カムは、互いに接触して第1カムのトルクにより軸方向への推力が発生すると、摩擦により互いを拘束するようにカム角度が設定される。摩擦によって第1カムと第2カムとが同期するので、請求項1の効果に加え、第1カムと第2カムとを同期させる外力を不要にできる。
請求項3記載の動力伝達装置によれば、第1カム及び第2カムは、第2カムからみて第1カムが減速するときに互いに係合する。よって、請求項1又は2の効果に加え、入力部材が減速するときのトルクをカットできる。
請求項4記載の動力伝達装置によれば、第1カム及び第2カムは、第2カムからみて第1カムが加速するときに互いに係合する。よって、請求項1から3のいずれかの効果に加え、入力部材が加速するときのトルクをカットできる。
第1実施の形態における動力伝達装置を模式的に図示した断面図である。 コロを保持する保持器および出力部材の斜視図である。 第1カム及び第2カムの模式図である。 第2実施の形態における動力伝達装置の第1カム及び第2カムの模式図である。 第3実施の形態における動力伝達装置の第1カム及び第2カムの模式図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について添付図面を参照して説明する。図1を参照して本発明の第1実施の形態における動力伝達装置10について説明する。図1は模式的に図示した動力伝達装置10の断面図(中心軸Oを含む切断面によって全体を1/4に切断した片側断面図)である。動力伝達装置10は、トルクが入力される入力軸11と一体に回転する入力部材12(外輪)と、トルクを出力する出力軸19と一体に回転する出力部材16(内輪)と、出力部材16と入力部材12との間に介在するコロ18と、出力部材16に結合する第1カム30と、第1カム30と軸方向に対向する第2カム40と、を備えている。
入力部材12は、入力軸11のトルクを入力するための機能を担う部材であり、中心軸O回りの単葉回転双曲面をなす入力軌道面13が内周面に形成された円筒状の部材(外輪)である。入力部材12は、ベベルギヤ14が設けられた入力軸11と結合する。駆動装置(図示せず)のトルクは、ベベルギヤ14と噛み合う入力ギヤ15に入力される。入力部材12は、入力軸11と共に軸方向(中心軸O方向)へ移動可能に配置されている。
出力部材16は、動力を出力軸19に伝達するための機能を担う部材であり、中心軸O回りの単葉回転双曲面をなす出力軌道面17が外周面に形成された円筒状の部材(内輪)である。出力部材16は、入力部材12の径方向の内側に位置し、ボールスプラインによって、出力軸19に対して回転が規制されると共に出力軸19に対して軸方向に移動可能に配置されている。入力部材12の入力軌道面13及び出力部材16の出力軌道面17は、径方向に互いに対向し、且つ、軸方向の第2カム40側へ向かうにつれて次第に縮径する。入力軌道面13と出力軌道面17との間にコロ18が配置されている。
図2はコロ18を保持する保持器21及び出力部材16の斜視図である。コロ18は円柱状に形成される部材であり、保持器21によって入力軌道面13(図1参照)と出力軌道面17との間に複数が保持される。保持器21は、コロ18が相互に干渉することなく円滑に回転するようにコロ18を互いに間隔をあけて保持する。
コロ18は、中心軸Oを含む面に対して一定角度αだけ傾斜して(中心軸Oに対して一定のスキュー角αに設定され)、入力軌道面13及び出力軌道面17に外周面が線状に接触(線接触)できるように、入力軌道面13及び出力軌道面17の円周方向に配置される。コロ18のスキュー角α及び入力軌道面13及び出力軌道面17のテーパ角β(図1参照)は、入力軸11が正転して入力軸11から出力軸19へトルクを伝達する場合に、入力部材12及び出力部材16にコロ18が係合するように設定される。入力部材12及び出力部材16とコロ18との係合が解除されると、入力軸11から出力軸19へのトルクの伝達が遮断される。
図1に戻って説明する。駆動装置(図示せず)のトルクが入力軸11を介して入力部材12に伝わり、入力部材12が正転すると、入力部材12及び出力部材16に線状に接触するコロ18が、自転しながら中心軸O回りを公転する。コロ18の回転によって、コロ18、入力軌道面13及び出力軌道面17が径方向に変位し、出力部材16は、トルクの大きさに応じて径方向に弾性変形しながら、入力軌道面13と出力軌道面17との軸方向の距離を小さくするように軸方向の第2カム40側へ移動する。
これにより、入力部材12及び出力部材16にコロ18が係合し、入力部材12から出力部材16へトルクが伝達される。コロ18のすべりがなくなり入力部材12及び出力部材16にコロ18が噛み合うと、伝達トルクが増大する。伝達トルクの増加に対してねじれダンパ効果が得られるので、トルク伝達時のショックを吸収できる。出力部材16は第1カム30に結合しているので、第1カム30は出力部材16及び出力軸19と一体に中心軸Oの回りを回転しながら第2カム40側へ移動する。
第2カム40は、第1カム30と軸方向に対向している。第2カム40は、止め輪(図示せず)によって出力軸19に対する軸方向の移動が規制されたベアリング20により、出力軸19に対して回転可能に配置されると共に軸方向の移動が規制されている。
第2カム40は、入力部材12と出力部材16との間にコロ18が係合して捻じ込まれたときに、第1カム30を介して出力部材16の軸方向(トルクが増す方向)の移動を適宜停止させるための部材である。出力部材16が軸方向に移動できなくなると、それ以上のトルクが伝えられなくなるので、トルクを適宜カットできる。
図3は第1カム30及び第2カム40の模式図である。図3の矢印は、第1カム30及び第2カム40の正の回転方向(正転方向)を示している(図4及び図6においても同じ)。図3に示すように第1カム30は、軸方向の端面に、中心軸O(図1参照)に対して螺旋状に傾斜するカム面31と、カム面31に対して周方向の所定箇所に形成された第1当接面32と、を備えている。第1当接面32は、中心軸Oに対して垂直な面である。
第2カム40は、第1カム30と対向する軸方向の端面に、中心軸O(図1参照)に対して螺旋状に傾斜するカム面41と、カム面41に対して周方向の所定箇所に形成された第2当接面42と、を備えている。第2当接面42は、中心軸Oに対して垂直な面である。第1カム30と第2カム40との間にばね43が介在する。ばね43は、第2カム40に対して第1カム30を正転方向へ付勢する。ばね43は、圧縮コイルばね、ねじりコイルばね、引張コイルばね等が用いられる。
カム面41は、カム面31と軸方向に対向しつつ、カム面31に対して逆転方向(反矢印方向)に位置する。第2当接面42は、第1当接面32に対して正転方向に位置する。ばね43の弾性力によって、第1カム30の第1当接面32は第2カム40の第2当接面42に当接する。第2当接面42に第1当接面32が当接した状態で、カム面41とカム面31との間に、回転方向および軸方向の隙間が形成される。ばね43は、カム面31とカム面41とを互いに引き離す回転方向(正転方向)の弾性力を第1カム30及び第2カム40に与えている。
入力部材12(図1参照)から出力部材16にトルクを伝達しながら正転方向(矢印方向)に加速または等速運動をするときは、第1カム30の第1当接面32は第2カム40の第2当接面42に当接する。その結果、第2カム40から見た第1カム30の回転方向の加速度は発生しない。即ち、ばね43の弾性力に第2カム40の慣性力が打ち勝って、ばね43の弾性力を増加させる力は発生しない。このときは、カム面31とカム面41との間に回転方向の隙間がある状態で、第1カム30及び第2カム40は一体的に回転する。
第1カム30の第1当接面32は第2カム40の第2当接面42に接触するが、第2当接面42は第1当接面32の軸方向の移動を規制しないので、第1カム30は回転しながら軸方向の第2カム40側へ移動できる。第1カム30に結合した出力部材16の回転および軸方向の移動を第2カム40が妨げないようにできるので、入力部材12及び出力部材16にコロ18が係合した状態が維持される。よって、入力軸11から出力軸19へトルクを伝達する状態またはトルクを増加させて伝える状態が続く。
入力部材12(図1参照)から出力部材16にトルクを伝達しながら等速回転している状態から、出力部材16に負荷がかかり入力部材12及び出力部材16が正転方向に減速するときは、第2カム40に対して第1カム30は正転方向に減速する。第2カム40から見た第1カム30の回転方向の減速度(負の加速度)の絶対値に第2カム40の質量を乗じた慣性力が、ばね43の弾性力以下の場合は、カム面31とカム面41との間に回転方向の隙間がある状態で、第1カム30及び第2カム40は一体的に回転する。この場合も、第1カム30に結合した出力部材16の回転および第2カム40から離れる方向への軸方向の移動を第2カム40が妨げないようにできるので、駆動側の出力部材16及び被動側の入力部材12にコロ18が係合した状態が維持される。よって、出力軸19から入力軸11へトルクを伝達する状態が続く。
出力部材16に負荷がかかり入力部材12及び出力部材16が正転方向に減速するときに、第2カム40から見た第1カム30の回転方向の減速度(負の加速度)の絶対値に第2カム40の質量を乗じた慣性力が、ばね43の弾性力より大きいときは、ばね43の弾性力に抗して第2カム40が第1カム30に相対回転し、カム面41にカム面31が押し付けられる。これにより第1カム30及び第2カム40に軸方向の推力が生じる。
カム面31及びカム面41は、第1カム30及び第2カム40の相対回転により軸方向の推力が生じると、摩擦(セルフロック)により互いを拘束するようにカム角度が設定されている。カム角度は、中心軸O(図1参照に直交する平面に対するカム面31及びカム面41の角度である。そのカム角度の正接は、カム面31とカム面41との摩擦係数より小さく設定される。
第1カム30のカム面31と第2カム40のカム面41とが押し付けられると、第2カム40は摩擦(セルフロック)により第1カム30の軸方向の移動を拘束する。第2カム40は第1カム30及び出力部材16と一体に回転しながら軸方向(図1左側)の移動を拘束し、入力軌道面13と出力軌道面17との軸方向の距離をそれ以上は大きくならないようにする。その結果、駆動側の出力部材16及び被動側の入力部材12とコロ18との間にすべりが発生し、それ以上はトルクが増加しなくなる。よって、出力軸19から入力軸11への伝達トルクより大きなピークトルクを違和感なく適切にカットできる。
動力伝達装置10によれば、トルクを検出するセンサや制御装置が無くても、第2カム40から見た第1カム30の回転方向の減速度(負の加速度)の絶対値に第2カム40の質量を乗じた慣性力が、ばね43の弾性力より大きいときに、減速時のピークトルクを機械的にカットできる。よって、トルクを検出するセンサや制御装置を不要にできる。センサや制御装置を省略できるので、センサや制御装置の故障による信頼性の低下を生じないようにできる。
第1カム30及び第2カム40は、カム面31とカム面41とが互いに接触して第1カム30のトルクにより軸方向への推力が発生すると、摩擦(セルフロック)により互いを拘束する。よって、第1カム30及び第2カム40以外に、第1カム30と第2カム40とを同期させる外力を発生する機構を不要にできる。よって、動力伝達装置10の構成を簡素化できる。
次に図4を参照して第2実施の形態について説明する。第1実施の形態では、減速時にトルクをカットできる動力伝達装置10について説明した。これに対し第2実施の形態では、加速時にトルクをカットできる動力伝達装置50について説明する。なお、第1実施の形態で説明した部分と同一の部分は、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図5は第2実施の形態における動力伝達装置50の第1カム60及び第2カム70の模式図である。
図4に示すように動力伝達装置50は、第1カム60及び第2カム70を備えている。第1カム60は、軸方向の端面に、中心軸O(図1参照)に対して螺旋状に傾斜するカム面61と、カム面61に対して周方向の所定箇所に形成された第1当接面62と、を備えている。第1当接面62は、中心軸Oに対して垂直な面である。
第2カム70は、第1カム60と対向する軸方向の端面に、中心軸O(図1参照)に対して螺旋状に傾斜するカム面71と、カム面71に対して周方向の所定箇所に形成された第2当接面72と、を備えている。第2当接面72は、中心軸Oに対して垂直な面である。第1カム60と第2カム70との間にばね73が介在する。ばね73は、第1カム60に対して第2カム70を正転方向(矢印方向)へ付勢する。ばね73は、圧縮コイルばね、ねじりコイルばね、引張コイルばね等が用いられる。
カム面71は、カム面61と軸方向に対向しつつ、カム面61に対して正転方向に位置する。第2当接面72は、第1当接面62に対して逆転方向(反矢印方向)に位置する。ばね73の弾性力によって、第1カム60の第1当接面62は第2カム70の第2当接面72に当接する。第2当接面72に第1当接面62が当接した状態で、カム面61とカム面71との間に、回転方向および軸方向の隙間が形成される。ばね73は、カム面61とカム面71とを互いに引き離す回転方向の弾性力を第1カム60及び第2カム70に与えている。
入力部材12(図1参照)から出力部材16にトルクを伝達しながら正転方向に減速または等速運動をするときは、ばね73の弾性力によって、第1カム60の第1当接面62は第2カム70の第2当接面72に当接する。その結果、第2カム70から見た第1カム60の回転方向の加速度は発生しない。即ち、その加速度に第2カム70の質量を乗じた慣性力は、ばね73の弾性力以下となる。このときは、カム面61とカム面71との間に回転方向の隙間がある状態で、第1カム60は第2カム70と一体的に回転する。第1カム60の第1当接面62は第2カム70の第2当接面72に接触するが、第2当接面72は第1当接面62の軸方向の移動を規制しないので、第1カム60は回転しながら第2カム70から離れる方向へ移動できる。
その結果、出力部材16は、トルクの大きさに応じて径方向に弾性変形しながら、入力軌道面13と出力軌道面17との軸方向の距離を大きくするように軸方向へ移動する。これにより、入力部材12は、コロ18を介して出力部材16に応じたトルク及び回転数を入力軸11へ出力する。
入力部材12(図1参照)から出力部材16にトルクを伝達しながら等速運動をしている状態から、出力部材16の負荷に対して入力部材12の出力を増大させ、正転方向に加速するときは、第1カム60は第2カム70に対して正転方向(矢印方向)に相対回転する。第2カム70から見た第1カム60の回転方向の加速度(正の加速度)に第2カム70の質量を乗じた慣性力が、ばね73の弾性力以下の場合は、カム面61とカム面71との間に回転方向の隙間がある状態で、第1カム60及び第2カム70は一体的に回転する。この場合も、第1カム60に結合した出力部材16の回転および軸方向の移動を第2カム70が妨げないようにできるので、入力部材12及び出力部材16にコロ18が係合した状態が維持される。よって、入力軸11から出力軸19へトルクを伝達する状態が続く。
入力部材12(図1参照)の出力を上げる、又は、出力部材16の負荷を減少させることで、出力部材16にトルクを伝えながら正転方向に加速するときに、第2カム70から見た第1カム60の回転方向の加速度(正の加速度)に第2カム70の質量を乗じた慣性力が、ばね73の弾性力より大きいときは、ばね73の弾性力に抗して第2カム70に対して第1カム60が相対回転し、カム面71にカム面61が押し付けられる。これにより第1カム60及び第2カム70に軸方向の推力が生じる。
カム面61及びカム面71は、第1カム60及び第2カム70の相対回転により軸方向の推力が生じると、摩擦(セルフロック)により互いを拘束するようにカム角度が設定されている。カム角度は、中心軸O(図1参照に直交する平面に対するカム面61及びカム面71の角度である。そのカム角度の正接は、カム面61とカム面71との摩擦係数より小さく設定される。
第2カム70は、ベアリング20(図1参照)を介して軸方向の移動が規制されているので、カム面61とカム面71とが押し付けられると、第2カム70は摩擦(セルフロック)により第1カム60を拘束する。第1カム60及び出力部材16の軸方向(図1右側)の移動が規制されると、入力軌道面13と出力軌道面17との軸方向の距離がそれ以上は小さくならないので、入力部材12及び出力部材16とコロ18との間にすべりが発生する。コロ18にすべりが発生すると、それ以上はトルクが増加しなくなるので、入力軸11から出力軸19への伝達トルクより大きなピークトルクを違和感なく適切にカットできる。
動力伝達装置50によれば、トルクを検出するセンサや制御装置が無くても、第2カム70から見た第1カム60の回転方向の加速度に第2カム70の質量を乗じた慣性力が、ばね73の弾性力より大きいときに、加速時のピークトルクを機械的にカットできる。トルクを検出するセンサや制御装置を不要にできるので、その分だけ動力伝達装置50のコストを低減できると共に、センサや制御装置の故障による信頼性の低下を生じないようにできる。
次に図5を参照して第3実施の形態について説明する。第1実施の形態では減速時にトルクをカットする場合を説明し、第2実施の形態では加速時にトルクをカットする場合を説明した。これに対し第3実施の形態では、加速時および減速時にトルクをカットできる動力伝達装置80について説明する。なお、第1実施の形態で説明した部分と同一の部分は、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図5は第3実施の形態における動力伝達装置80の第1カム90及び第2カム100の模式図である。
図5に示すように動力伝達装置80は、第1カム90及び第2カム100を備えている。第1カム90は、軸方向の端面に、中心軸O(図1参照)に対して螺旋状に傾斜する第1カム面91と、第1カム面91に対して周方向の所定箇所に形成されると共に中心軸Oに対して螺旋状に傾斜する第2カム面92と、を備えている。第2カム面92は正転方向(矢印方向)を向き、第1カム面91は逆転方向(反矢印方向)を向いている。
第2カム100は、第1カム90と対向する軸方向の端面に、中心軸O(図1参照)に対して螺旋状に傾斜する第1カム面101と、第1カム面101に対して周方向の所定箇所に形成されると共に中心軸Oに対して螺旋状に傾斜する第2カム面102と、第1カム面101及び第2カム面102に対して周方向の所定箇所に設けられる支持部103と、を備えている。第1カム90と支持部103との間に第1ばね104及び第2ばね105が介在する。第1ばね104は、第1カム90に対して第2カム100を逆転方向(反矢印方向)へ付勢する。第2ばね105は、第1カム90に対して第2カム100を正転方向(矢印方向)へ付勢する。第1ばね104及び第2ばね105は、圧縮コイルばね、ねじりコイルばね、引張コイルばね等が用いられる。
第1カム面101は、第1カム面91と軸方向に対向しつつ、第1カム面91に対して逆転方向に位置する。第2カム面102は、第2カム面92と軸方向に対向しつつ、第2カム面92に対して正転方向に位置する。第1ばね104及び第2ばね105の弾性力の釣り合いによって、第1カム面91と第1カム面101との間、第2カム面92と第2カム面102との間に、回転方向および軸方向の隙間が形成される。第1ばね104及び第2ばね105は、第1カム面91と第1カム面101とを互いに引き離し、第2カム面92と第2カム面102とを互いに引き離す回転方向の弾性力を第1カム90及び第2カム100に与えている。
入力部材12(図1参照)から出力部材16にトルクを伝達しながら正転方向に等速運動をするときは、第1ばね104及び第2ばね105の弾性力によって、第1カム面91と第1カム面101とが互いに引き離され、第2カム面92と第2カム面102とが互いに引き離される。その結果、第1カム90に結合した出力部材16の回転および軸方向の移動を第2カム100が妨げないようにできる。よって、入力部材12及び出力部材16にコロ18が係合した状態が維持され、入力軸11から出力軸19へトルクを伝達する状態が続く。
入力部材12(図1参照)から出力部材16にトルクを伝達しながら等速回転している状態から、出力部材16に負荷がかかり、入力部材12及び出力部材16が正転方向に減速するときに、第2カム100から見た第1カム90の回転方向の減速度(負の加速度)の絶対値に第2カム100の質量を乗じた慣性力が、第1ばね104及び第2ばね105の弾性力より大きいときは、第1ばね104及び第2ばね105の弾性力に抗して第2カム100が第1カム90に相対回転し、第1カム面101に第1カム面91が押し付けられる。これにより第1カム90及び第2カム100に軸方向の推力が生じる。
第1カム面91及び第1カム面101は、第1カム90及び第2カム100の相対回転により軸方向の推力が生じると、摩擦(セルフロック)により互いを拘束するようにカム角度が設定されている。そのカム角度の正接は、第1カム面91と第1カム面101との摩擦係数より小さく設定される。
第1カム90の第1カム面91と第2カム100の第1カム面101とが押し付けられると、第2カム100は摩擦(セルフロック)により第1カム90を拘束する。第2カム40は第1カム30及び出力部材16と一体に回転しながら軸方向(図1左側)への移動を拘束し、入力軌道面13と出力軌道面17との軸方向の距離がそれ以上は大きくならないようにする。その結果、駆動側の出力部材16及び被動側の入力部材12とコロ18との間にすべりが発生し、それ以上はトルクが増加しなくなる。第2カム100はトルクリミッタとなり、出力軸19から入力軸11への伝達トルクより大きなピークトルクを違和感なく適切にカットできる。
入力部材12(図1参照)の出力を上げる、又は、出力部材16の負荷を減少させることで、出力部材16にトルクを伝えながら正転方向に加速するときに、第2カム100から見た第1カム90の回転方向の加速度(正の加速度)に第2カム100の質量を乗じた慣性力が、第1ばね104及び第2ばね105の弾性力より大きいときは、第1ばね104及び第2ばね105の弾性力に抗して第2カム100に対して第1カム90が相対回転し、第2カム面102に第2カム面92が押し付けられる。これにより第1カム90及び第2カム100に軸方向の推力が生じる。
第2カム面92及び第2カム面102は、第1カム90及び第2カム100の相対回転により軸方向の推力が生じると、摩擦(セルフロック)により互いを拘束するようにカム角度が設定されている。そのカム角度の正接は、第2カム面92と第2カム面102との摩擦係数より小さく設定される。
第2カム100は、ベアリング20(図1参照)を介して軸方向の移動が規制されているので、第2カム面92と第2カム面102とが押し付けられると、第2カム100は摩擦(セルフロック)により第1カム90を拘束する。第1カム90及び出力部材16の軸方向(図1右側)の移動が規制されると、入力軌道面13と出力軌道面17との軸方向の距離がそれ以上は小さくならないので、コロ18にすべりが発生する。入力部材12及び出力部材16とコロ18との間にすべりが発生すると、それ以上はトルクが増加しなくなるので、入力軸11から出力軸19への伝達トルクより大きなピークトルクを違和感なく適切にカットできる。
動力伝達装置80によれば、トルクを検出するセンサや制御装置が無くても、第1カム90や第2カム100の相対的な加速度(加速度の絶対値)に第2カム100の質量を乗じた慣性力が、第1ばね104及び第2ばね105の弾性力より大きいときに、加速時および減速時のピークトルクを機械的にカットできる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、コロ18の数やスキュー角α、入力軌道面13及び出力軌道面17のテーパ角β等は適宜設定できる。動力伝達装置10,50,80は、自動車や産業車両などの車両、船舶、建設機械、農業機械等に搭載できる。
上記各実施の形態では、外輪を入力部材12、内輪を出力部材16とする場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。内輪を入力部材12、外輪を出力部材16とすることは当然可能である。
上記各実施の形態では、出力部材16に第1カム30,60,90を結合する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。これとは逆に入力部材12に第1カム30,60,90を結合し、第2カム40,70,100によって、第1カム30,60,90を介して入力部材12の軸方向の移動を規制することは当然可能である。この場合も、上記各実施の形態と同様の作用効果が得られる。
上記各実施の形態では、入力軌道面13及び出力軌道面17を単葉回転双曲面にして、円柱状のコロ18を採用する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、他の形態における入力軌道面13、出力軌道面17及びコロ18を採用することは当然可能である。他の形態としては、例えば入力軌道面13及び出力軌道面17を単葉回転双曲面にしてコロ18を円錐状にするもの、入力軌道面13及び出力軌道面17を円錐状の面にするもの、入力軌道面13又は出力軌道面17を円筒状としたり、コロ18を鼓状、太鼓状や円柱状としたりするもの等が挙げられる。
10,50,80 動力伝達装置
12 入力部材
13 入力軌道面
16 出力部材
17 出力軌道面
18 コロ
30,60,90 第1カム
31,61 カム面
40,70,100 第2カム
41,71 カム面
43,73 ばね
91 第1カム面(カム面)
92 第2カム面(カム面)
101 第1カム面(カム面)
102 第2カム面(カム面)
104 第1ばね(ばね)
105 第2ばね(ばね)
α スキュー角
β テーパ角
O 中心軸

Claims (4)

  1. トルク及び回転数を伝達する動力伝達経路に配置される動力伝達装置であって、
    動力が入力される、所定のテーパ角を有する入力軌道面が形成された入力部材と、
    前記入力部材に対して軸方向に相対移動可能に構成される、所定のテーパ角を有する出力軌道面が形成された出力部材と、
    前記入力部材の中心軸に対して所定のスキュー角に設定されると共に前記入力軌道面と前記出力軌道面との間に配置される、前記入力部材および前記出力部材と係合または係合解除が可能な複数のコロと、
    前記入力部材または前記出力部材に結合し前記中心軸の回りを回転する第1カムと、
    前記第1カムと軸方向に対向しつつ前記第1カムと相対回転可能に配置されると共に軸方向の移動が規制された第2カムと、
    前記第1カム及び前記第2カムのカム面同士を互いに引き離す回転方向の弾性力を前記第2カム及び前記第1カムに与えるばねと、を備え、
    前記第1カム及び前記第2カムは、前記第2カムから見た前記第1カムの回転方向の加速度の絶対値に前記第2カムの質量を乗じた慣性力が前記ばねの弾性力より大きいときに互いに係合する動力伝達装置。
  2. 前記第1カム及び前記第2カムは、互いに接触して前記第1カムのトルクにより軸方向への推力が発生すると摩擦により互いを拘束するようにカム角度が設定されている請求項1記載の動力伝達装置。
  3. 前記第1カム及び前記第2カムは、前記第2カムからみて前記第1カムが減速するときに互いに係合する請求項1又は2に記載の動力伝達装置。
  4. 前記第1カム及び前記第2カムは、前記第2カムからみて前記第1カムが加速するときに互いに係合する請求項1から3のいずれかに記載の動力伝達装置。
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