JPWO2018211884A1 - フェライトコア固定構造およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

フェライトコア固定構造の製造方法は、フェライトコアを準備する工程と、フェライトコアを挿入するための開口部を一方側の端部に形成し、他方側の端部が少なくとも部分的に閉じられた筒状の部材であって、フェライトコアよりも軸方向に長いボビンを準備する工程と、フェライトコアを開口部からボビンに挿入する工程と、ボビンの一方側の端部を加熱して軟化させ、押し型により軸方向に加圧して溶着することにより、フェライトコアをボビン内に固定する工程と、を含む。

Description

本発明は、フェライトコア固定構造およびその製造方法に関する。
従来より、フェライトコアを筒状のケース部材の中に収容して形成したフェライトコア固定構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1によれば、フェライトコアの外側に2枚の樹脂シートを配置し、押し型によって、樹脂シートをフェライトコアに向かって押圧する。樹脂シートには硬化剤が含まれており、押し型は加熱されている。樹脂シートを加熱して硬化させることにより、フェライトコアを覆って固定するケース部材が形成される。このようにして、フェライトコア固定構造が製造される。
特開2005−135948号公報
しかしながら、特許文献1のフェライトコア固定構造の製造方法によれば、樹脂シートが硬化するまでに長い時間を要し、フェライトコア固定構造の生産性という観点で未だ改善の余地があるといえる。
従って、本発明の目的は、前記問題を解決することにあって、生産性を向上させることができるフェライトコア固定構造の製造方法およびそれによって製造されるフェライトコア固定構造を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のフェライトコア固定構造の製造方法は、フェライトコアを準備する工程と、前記フェライトコアを挿入するための開口部を一方側の端部に形成し、他方側の端部が少なくとも部分的に閉じられた筒状の部材であって、前記フェライトコアよりも軸方向に長いボビンを準備する工程と、前記フェライトコアを前記開口部から前記ボビンに挿入する工程と、前記ボビンの前記一方側の端部を加熱して軟化させ、押し型により前記軸方向に加圧して溶着することにより、前記フェライトコアを前記ボビン内に固定する工程と、を含む。
また、本発明のフェライトコア固定構造は、フェライトコアと、前記フェライトコアを収容する筒状の部材であって、前記フェライトコアよりも軸方向に長いボビンと、を備え、前記ボビンの一方側の端部が溶着部を備えたものである。
本発明のフェライトコア固定構造の製造方法およびそれによって製造されるフェライトコア固定構造によれば、生産性を向上させることができる。
実施の形態1のフェライトコア固定構造の加熱・溶着前の状態を示す概略斜視図 実施の形態1のフェライトコア固定構造の加熱・溶着後の状態を示す概略斜視図 実施の形態1のフェライトコア固定構造の製造方法を説明するための図 実施の形態1のフェライトコア固定構造の製造方法を説明するための図 実施の形態1のフェライトコア固定構造の製造方法を説明するための図 実施の形態1のフェライトコア固定構造の製造方法を説明するための図 実施の形態1のフェライトコア固定構造の製造方法を説明するための図 実施の形態1のフェライトコア固定構造の製造方法を説明するための図 従来例1によるフェライトコア固定構造の概略構成を示す断面図 従来例2によるフェライトコア固定構造の概略構成を示す断面図 実施の形態1のフェライトコア固定構造の加熱・溶着前の状態を示す斜視図 実施の形態1のフェライトコア固定構造の加熱・溶着後の状態を示す斜視図 実施の形態1の押し型の斜視図 実施の形態1の押し型の横断面図 実験結果を示す図 実施の形態2によるフェライトコア固定構造の概略構成を示す斜視図 実施の形態2によるフェライトコア固定構造の概略構成を示す斜視図 実施の形態3によるフェライトコア固定構造の概略構成を示す斜視図 実施の形態3によるフェライトコア固定構造の概略構成を示す斜視図
本発明の第1態様によれば、フェライトコアを準備する工程と、前記フェライトコアを挿入するための開口部を一方側の端部に形成し、他方側の端部が少なくとも部分的に閉じられた筒状の部材であって、前記フェライトコアよりも軸方向に長いボビンを準備する工程と、前記フェライトコアを前記開口部から前記ボビンに挿入する工程と、前記ボビンの前記一方側の端部を加熱して軟化させ、押し型により前記軸方向に加圧して溶着することにより、前記フェライトコアを前記ボビン内に固定する工程と、を含む、フェライトコア固定構造の製造方法を提供する。
このような方法によれば、フェライトコアを短時間で固定することができ、フェライトコア固定構造の生産性を向上させることができる。
本発明の第2態様によれば、前記フェライトコアを前記ボビン内に固定する工程は、前記押し型により前記ボビンの前記一方側の端部を冷却しながら加圧して溶着する工程を含む、第1態様に記載のフェライトコア固定構造の製造方法を提供する。このような方法によれば、押し型によって冷却を行わない場合に比べて溶着の工程を早く完了することができるため、フェライトコア固定構造の生産性を向上させることができる。
本発明の第3態様によれば、前記押し型における前記ボビンに接触する接触面に突起を設け、前記フェライトコアを前記ボビン内に固定する工程は、前記押し型の前記突起を前記フェライトコアに当接させた状態で溶着を行う工程を含む、第1態様又は第2態様に記載のフェライトコア固定構造の製造方法を提供する。このような方法によれば、押し型とフェライトコアの間隔を一定に保った状態で溶着を行うことができるため、溶着されるボビンの端部の厚みを均一化することができ、より均一な品質のフェライトコア固定構造を製造することができる。
本発明の第4態様によれば、前記フェライトコアを前記ボビン内に固定する工程は、前記ボビンの前記一方側の端部を赤外線加熱により加熱して軟化させる工程を含む、第1態様から第3態様のいずれか1つに記載のフェライトコア固定構造の製造方法を提供する。このような方法によれば、ボビンの端部をより集中的に加熱することができるため、より均一な品質のフェライトコア固定構造を製造することができる。
本発明の第5態様によれば、前記ボビンを準備する工程は、前記ボビンの前記一方側の端部が前記開口部に向かって前記ボビンの径方向の内側に傾斜した前記ボビンを準備する工程を含む、第1態様から第4態様のいずれか1つに記載のフェライトコア固定構造の製造方法を提供する。このような方法によれば、ボビンの端部を中心側に倒れやすくしながら溶着することができるため、溶着部によってフェライトコアをより強固に固定することができる。
本発明の第6態様によれば、前記ボビンを準備する工程は、前記ボビンの前記一方側の端部が周方向の全周にて突出した形状を有する前記ボビンを準備する工程を含む、第1態様から第5態様のいずれか1つに記載のフェライトコア固定構造の製造方法を提供する。このような方法によれば、ボビンの端部を溶着させた際にフェライトコアをより強固に固定することができる。
本発明の第7態様によれば、前記ボビンを準備する工程は、前記ボビンの前記一方側の端部が周方向の全周で均一な幅を有する前記ボビンを準備する工程を含む、第1態様から第6態様のいずれか1つに記載のフェライトコア固定構造の製造方法を提供する。このような方法によれば、ボビンの端部を加熱したときにより均等に加熱して軟化させることができるため、均一な品質のフェライトコア固定構造を製造することができる。
本発明の第8態様によれば、前記押し型における前記ボビンに接触する接触面は、曲線状に湾曲した凹部を形成し、前記フェライトコアを前記ボビン内に固定する工程は、前記押し型の曲線状に湾曲した湾曲部に前記ボビンの前記一方側の端部を当接させた状態で前記ボビンを前記軸方向に加圧して溶着する工程を含む、第1態様から第7態様のいずれか1つに記載のフェライトコア固定構造の製造方法を提供する。このような方法によれば、ボビンの端部を中心側に倒れやすくしながら溶着することができるため、溶着部によってフェライトコアをより強固に固定することができる。
本発明の第9態様によれば、前記フェライトコア固定構造をアンテナコイルとして用いる、フェライトコア固定構造の製造方法を提供する。
このような方法によれば、アンテナコイルをより短時間で生産することができ、アンテナコイルの生産性を向上させることができる。
本発明の第10態様によれば、フェライトコアと、前記フェライトコアを収容する筒状の部材であって、前記フェライトコアよりも軸方向に長いボビンと、を備え、前記ボビンの一方側の端部が溶着部を備えている、フェライトコア固定構造を提供する。このような構成によれば、フェライトコア固定構造を、溶着を利用した生産性の高い製造方法によって製造することができる。
本発明の第11態様によれば、前記ボビンは、前記フェライトコアを前記ボビン内に固定し、前記ボビンの前記溶着部は、前記ボビンの軸方向に貫通した開口部を有する、第10態様に記載のフェライトコア固定構造を提供する。このような構成によれば、開口部をその後の工程でフェライトコア固定構造を保持するための挿し込み孔等として利用することができ、利便性を向上させることができる。
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1におけるフェライトコア固定構造およびその製造方法について、図1A、1Bを用いて概略を説明する。図1A、1Bは、実施の形態1のフェライトコア固定構造の構成を示す概略斜視図である。図1Aは、溶着前の状態を示し、図1Bは、溶着後の状態を示す。
図1Aに示すように、フェライトコア2を筒状のボビン4に収容する。この状態で、ボビン4の端部4aを加熱して軟化させる。軟化させた端部4aを、押し型(パンチ)6によってボビン4の軸方向Aに加圧して溶着する。これにより、図1Bに示すように、ボビン4の内部にフェライトコア2を固定したフェライトコア固定構造8を製造することができる。フェライトコア固定構造8において、フェライトコア2はボビン4の端部4aに形成された溶着部(融着接続部)10によって固定されている。
前述したフェライトコア固定構造8のより具体的な製造方法について、図2A−2Fを用いて説明する。
まず、フェライトコア2を準備する(ステップS1)。具体的には、図2Aに示すように、軸方向Aに延びるフェライトコア2を準備する。「フェライトコア」とは、フェライト製の磁性体である。フェライトコアは例えば、自動車のキーレスエントリーシステム用のアンテナコイル部品として用いられる。
本実施の形態1では、フェライトコア2の形状は、軸方向Aに細長く延びる棒状としている。ただし、このような場合に限らず、任意の形状であってもよい。
次に、ボビン4を準備する(ステップS2)。具体的には、図2Bに示すように、筒状のボビン4を準備する。「ボビン」とは、フェライトコアを収容する筒状のケース部材である。図2Bに示すボビン4は、一方側の端部4aが開口しており、開口部4bを形成している。開口部4bは、前述したフェライトコア2を挿入するための開口であり、ボビン4の内部空間5にフェライトコア2が挿入可能である。ボビン4の他方側の端部4cは閉じられている。
ボビン4の軸方向Aの長さD1は、フェライトコア2の軸方向Aの長さD2よりも長く設定されている。このため、ボビン4の内部空間5にフェライトコア2の全体が収容可能である。
ボビン4の材質は例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート樹脂)である。
次に、フェライトコア2をボビン4に挿入する(ステップS3)。具体的には、フェライトコア2をボビン4の開口部4bから挿入する(アウトサート)。これにより、図2Cに示すように、ボビン4の内部空間5にフェライトコア2が挿入される。フェライトコア2は、内部空間5において他方側の端部4cに係止された状態となる。このとき、ボビン4の端部4aはフェライトコア2よりも外側に突出する。
次に、ボビン4の端部4aを加熱して軟化させる(ステップS4)。具体的には、フェライトコア2よりも外側に突出したボビン4の端部4aを加熱して軟化させる。
本実施の形態1では、図2Dに示すように、赤外線7によりボビン4の端部4aを加熱している。赤外線加熱はヒータやバーナなどを用いた加熱と比較して加熱の指向性が高いため、ボビン4の端部4aをより集中的に加熱することができる。
次に、ボビン4の端部4aを溶着する(ステップS5)。具体的には、ステップS4で軟化させたボビン4の端部4aを、図2Eに示すように押し型6を用いて軸方向Aに加圧する。より具体的には、押し型6においてボビン4に対向する接触面6aをボビン4の端部4aに接触させた状態で、押し型6を軸方向Aに押し下げる。これにより、ボビン4の端部4aが変形されて、図2Fに示すように溶着される。
押し型6の接触面6aは、ボビン4の端部4aを囲む凹部を形成している。このような押し型6を用いてステップS5の溶着を行うことにより、ボビン4の端部4aが内側に倒れて、図2Fに示すような溶着部10が形成される。
ここで、本実施の形態1では、ステップS5の溶着工程において、押し型6自体は加熱しておらず、押し型6の接触面6aの温度を常温程度に設定している(例えば、約30℃)。これに対して、ステップS4で軟化されたボビン4の端部4aは、常温よりも高い温度(例えば、約200℃)となっている。このように、押し型6の接触面6aの温度をボビン4の端部4aの温度よりも低く設定することで、ボビン4の端部4aの加圧と同時に冷却を行っている。
このような方法によれば、押し型6自体を加熱してボビン4の端部4aの加圧と同時に加熱を行う場合と比較して、ボビン4の端部4aを早く冷却し、溶着を早く完了することができる。また押し型6自体を加熱した場合には、押し型6を引き上げたときに、ボビン4の端部4aが押し型6の接触面6aに引っ張られて変形しやすいのに対して、本実施の形態1ではそのような形状変更を防止することができる。また押し型6を加熱しないことで、押し型6の変形を起こりにくくすることができ、押し型6の寿命を延ばすことができる。
図2Fに示すフェライトコア固定構造8においては、ボビン4の溶着部10によってフェライトコア2がボビン4内で固定されている。溶着部10とフェライトコア2が接触する箇所の界面は物理的に隙間が埋まっている状態であり、「溶接」のように一体化された状態ではない。
このように、ボビン4の端部4aを加熱して溶着部10を形成しフェライトコア2を固定することで、従来のように硬化剤を含む封止樹脂を用いて固定を行う場合と比較して、フェライトコア固定構造8をより早く、かつ簡便に製造することができる。
上記方法により製造されたフェライトコア固定構造8において、溶着部10が実際に溶着されたものであることは、溶着によって生じる溶着痕などに基づいて、確認することができる。
ここで、硬化剤を含む封止樹脂を用いてフェライトコアをボビン内に固定したフェライトコア固定構造を図3Aに示す(従来例1)。さらに別の従来例として、ボビンの開口部を塞ぐように押さえ部材を配置してフェライトコアをボビン内に固定したフェライトコア固定構造を図3Bに示す(従来例2)。
図3Aに示すように、従来例1のフェライトコア固定構造20では、フェライトコア22を内部に挿入した状態で、ボビン24の開口部が封止樹脂26によって封止されている。封止樹脂26は例えば、シリコン系の樹脂が用いられる。
図3Bに示すように、従来例2のフェライトコア固定構造30では、フェライトコア32を内部に挿入した状態で、ボビン34の開口部が押さえ部材36によって封止されている。押さえ部材36としては例えば、ボビン34を覆うケース(図示せず)の一部を押さえ部材36として構成する場合がある。
従来例1のように、硬化剤を含む封止樹脂26を用いた方法の場合には、硬化剤を硬化させるために長時間放置する必要がある(例えば約半日)。これに対して、本実施の形態1の方法では、赤外線7による加熱と押し型6による加圧・溶着を、例えば10秒ほどで行うことができる。このようにフェライトコア固定構造8を大幅に早く生産することができ、生産性を大幅に向上させることができる。
また本実施の形態1の方法によれば、硬化剤のような化学物質が不要となるため、化学物質の規制の影響を受けずに済む。
また、従来例2における押さえ部材36のような別部材も不要となるため、部品点数を減らすことができ、フェライトコア固定構造の製造コストを低減することができる。
また、従来例2のフェライトコア固定構造40においては、押さえ部材36を構成するケース(図示せず)に振動や応力が加わると、ボビン34内のフェライトコア32に振動や応力が伝わり、フェライトコア32が破損する場合がある。これに対して、本実施の形態1の方法では、ボビン4を収容するケース(図示せず)に振動や応力が加わっても、その振動や応力がフェライトコア2に直接伝わらないため、フェライトコア2の破損を抑制することができる。
さらに、本実施の形態1の方法によれば、ボビン4という単体の部品でフェライトコア2を固定することができるため、外乱要因を排除することができる。
製造されたフェライトコア固定構造8はその後、ボビン4の周囲に金属線を巻き付けることで、例えば自動車のキーレスエントリーシステム用のアンテナコイルとして使用することができる。ボビン4の内部でフェライトコア2が強固に固定されているため、フェライトコア2とボビン4の周囲の金属線との位置はずれにくくなっており、所望の特性を有するアンテナコイルとして使用することができる。
次に、図2A−2Fを用いて説明したフェライトコア固定構造8について、図4A、4Bを用いてより詳細に説明する。図4Aは、フェライトコア2をボビン4に挿入した加熱・溶着前の状態を示す斜視図であり、図4Bは、加熱・溶着後の状態を示す斜視図である。
図4Aに示すように、本実施の形態1のボビン4の端部4aは、開口部4bに向かってボビン4の中心側(径方向の内側)に傾斜している。すなわち、ボビン4の端部4aの外側部分が傾斜面11を構成している。このような構成によれば、前述した押し型6による加圧・溶着のステップS5において、押し型6によってボビン4の端部4aを軸方向Aに加圧したときに、ボビン4の端部4aを中心側に向かって倒れやすくすることができる。これにより、図4Bに示すように、ボビン4の端部4aを中心側に倒れさせた溶着部10を形成しやすくなり、フェライトコア2をより強固に固定することができる。
さらに図4Aに示すように、本実施の形態1のボビン4の端部4aは、筒状部材であるボビン4の周方向において切れ目がなく、周方向の全周で軸方向Aに突出している。このような構成によれば、図4Bに示すように、溶着部10を周方向の全周で形成することができるため、フェライトコア2をより強固に固定することができる。
さらに図4Aに示すように、本実施の形態1のボビン4の端部4aは周方向の全周で均一な幅Wを有している。このような構成によれば、前述したボビン4の端部4aの加熱・軟化のステップS4において、ボビン4の端部4aをより均一に軟化させることができる。これにより、ボビン4の端部4aの幅が不均一な場合に比べて、溶着後におけるボビン4の溶着部10の形状を均一化することができ、均一な品質のフェライトコア固定構造8を製造することができる。
なお、「均一な幅」には製造上の誤差が含まれてもよく、例えば、基準値である幅Wの±10%以内の範囲内にあれば、均一な幅に含まれるものとしてもよい。
次に、ステップS5で用いる押し型6の構成について、図5A、5Bを用いてより詳細に説明する。図5Aは、押し型6の斜視図であり、図5Bは、押し型6の断面図である。
図5Aに示すように、押し型6の接触面6aは、曲線状に湾曲した湾曲部6bと、平らに延びる平面部6cとを有する。
湾曲部6bは、前述した押し型6による加圧・溶着のステップS5において、ボビン4の端部4aに接触する部分である。湾曲部6bをボビン4の端部4aに接触させることで、押し型6によってボビン4の端部4aを軸方向Aに加圧したときに、ボビン4の端部4aを径方向の内側により倒れやすく作用させることができる。これにより、フェライトコア2をより強固に固定することができる。
さらに本実施の形態1では、平面部6cの中心に突起12が設けられている。突起12は、前述した押し型6による加圧・溶着のステップS5において、ボビン4内のフェライトコア2に当接する部分である。本実施の形態1では、ステップS5において押し型6の突起12をフェライトコア2に当接させた状態で溶着を行う。このような方法によれば、押し型6とフェライトコア2の隙間を一定に保った状態で溶着を行うことができる。これにより、押し型6とフェライトコア2の間におけるボビン4の端部4aの厚みを制御することができ、溶着後における溶着部10の厚みを均一化することができる。これにより、より均一な品質のフェライトコア固定構造8を製造することができる。
このような突起12を用いてステップS5の溶着を行うことにより、製造されるフェライトコア固定構造8には、図4Bに示すように孔13が形成される。孔13は、突起12に対応する箇所に形成された孔であり、端部4aを軸方向Aに貫通している。このような孔13を形成することにより、その後の検査工程においてフェライトコア固定構造8の姿勢を保持するためのピンを挿入する孔として使用する等、利便性を向上させることができる。
本発明者らは、上述した実施の形態1の製造方法によって製造したフェライトコア固定構造8の強度に関する実験を行った。具体的には、図4Bに示したフェライトコア固定構造8において、ボビン4の他方側の端部4cを開放し、内部のフェライトコア2を露出させ、露出したフェライトコア2の端部をボビン4の一方側の端部4a(溶着部10)に向けて押圧した。押圧力を徐々に上昇させ、ボビン4の溶着部10が破壊されるまでの強度を測定した。その実験結果を図6に示す。
図6は、上述した実施の形態1のフェライトコア固定構造8に関する実験結果と、前述した従来例1のフェライトコア固定構造20に対して同様の実験を行った実験結果を示す。図6において、横軸は、ボビンの他方側の端部を軸方向Aに押し込んだ際の移動量である「押し込み量(mm)」を示し、縦軸は、ボビンの押し込みによってボビンから受ける応力である「強度(N)」を示す。
図6に示すように、従来例1のフェライトコア固定構造20では、押し込み量が約0.5mm、強度が約40Nで、溶着部10が破壊された。これに対して、実施例のフェライトコア固定構造8では、押し込み量が約0.8mm、強度が約115Nで、溶着部10が破壊された。このように、本実施の形態1のフェライトコア固定構造8によれば、従来例1のフェライトコア固定構造20に比べて約3倍ほどの強度を有していることが示された。
(実施の形態2)
本発明に係る実施の形態2のフェライトコア固定構造について説明する。なお、実施の形態2では、主に実施の形態1と異なる点について説明する。また、実施の形態1と重複する記載は省略する。
図7A、7Bは、実施の形態2のフェライトコア固定構造40を示す斜視図である。図7Aは、加熱・溶着前の状態を示し、図7Bは、加熱・溶着後の状態を示す。
図7Aに示すように、フェライトコア42をボビン44の中に挿入した状態において、ボビン44の端部44a、44bがフェライトコア42よりも外側に突出している。本実施の形態2におけるボビン44の端部44a、44bは、周方向の全周には突出しておらず、図7に示すように対向する2箇所のみ形成されている。
このようなボビン44の端部44a、44bを、前述した実施の形態1と同様の加熱・軟化工程(ステップS4)および加圧・溶着工程(ステップS5)を行うことにより、図7Bに示すフェライトコア固定構造40を製造することができる。
図7Bに示すフェライトコア固定構造40においては、ボビン44の端部44a、44bがボビン44の中心側に向かって押し倒されて変形しており、溶着部46a、46bが形成されている。溶着部46aと溶着部46bの間には開口が存在し、フェライトコア42の端部が露出している。このような構成において、溶着部46a、46bは内側のフェライトコア42の端部に密着して当接しており、フェライトコア42を強固に固定している。
前述した実施の形態1の製造方法・ステップS1−S5を利用して、実施の形態2のフェライトコア固定構造40を製造することができるため、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
(実施の形態3)
次に、本発明に係る実施の形態3のフェライトコア固定構造について説明する。
図8A、8Bは、実施の形態3のフェライトコア固定構造50を示す斜視図である。図8Aは、加熱・溶着前の状態を示し、図8Bは、加熱・溶着後の状態を示す。
図8Aに示すように、フェライトコア52をボビン54の中に挿入した状態において、ボビン54の端部54a、54b、54c、54dがフェライトコア52よりも外側に突出している。本実施の形態3では、実施の形態2と同様に、ボビン54の端部54a、54b、54c、54dは周方向の全周には突出しておらず、周方向において部分的に突出している。具体的には、端部54a、54bが一方側の辺に設けられ、端部54c、54dが対向する他方側の辺に設けられている。端部54aと端部54cが互いに対向する位置に配置され、端部54bと端部54dが互いに対向する位置に配置されている。
このようなボビン54の端部54a、54b、54c、54dを、前述した実施の形態1と同様の加熱・軟化工程(ステップS4)および加圧・溶着工程(ステップS5)を行うことにより、図8Bに示すフェライトコア固定構造50が製造される。
図8Bに示すフェライトコア固定構造50においては、ボビン54の端部54a、54b、54c、54dがボビン54の中心側に向かって押し倒されて変形されており、溶着部56a、56bを構成している。具体的には、ボビン54の端部54aと端部54cが互いに溶着されて、溶着部56aを構成し、端部54bと端部54dが互いに溶着されて、溶着部56bを構成している。溶着部56aと溶着部56bの周囲には開口が存在し、フェライトコア52の端部が露出している。このような構成においても、溶着部56a、56bが内側のフェライトコア52に密着して当接しており、フェライトコア52を強固に固定している。
実施の形態2のフェライトコア固定構造40と同様に、前述した実施の形態1の製造方法・ステップS1−S5を利用して、実施の形態3のフェライトコア固定構造50を製造することができるため、実施の形態1、2と同様の効果を奏することができる。
以上、上述の実施の形態1−3を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施の形態1−3に限定されない。例えば、実施の形態1では、ステップS5において、押し型6を用いてボビン4の端部4aを加圧すると同時に冷却する場合について説明したが、このような場合に限らず、冷却せずに加圧を行う場合であってもよい。ただし、押し型6を用いてボビン4の端部4aを加圧すると同時に冷却した方が、溶着の工程を早く完了させることができ、フェライトコア固定構造8の生産性を向上させることができる。
また実施の形態1では、押し型6の接触面6aに突起12を設け、ステップS5において突起12をフェライトコア2に当接させた状態で行う場合について説明したが、このような場合に限らず、突起12を設けない場合であってもよい。ただし、突起12を設けて溶着を行った方が、押し型6とフェライトコア2の間におけるボビン4の厚みを制御することができ、溶着後における溶着部10の厚みを均一化することができる。
また実施の形態1では、ステップS4において、赤外線加熱によりボビン4の端部4aを加熱して軟化させる場合について説明したが、このような場合に限らず、赤外線加熱以外の加熱方法により加熱してもよい(例えば超音波加熱)。ただし、赤外線加熱を用いた場合、超音波加熱のようにフェライトコア2に振動が伝わって破損させるようなことがないため、品質の優れたフェライトコア固定構造8を製造することができる。また、ヒータやバーナなどを用いた加熱と比較してボビン4の端部4aのみを集中的に加熱しやすいため、品質の優れたフェライトコア固定構造8を製造することができる。
また実施の形態1では、ボビン4の端部4aが開口部4bに向かってボビン4の中心側に傾斜している場合について説明したが、このような場合に限らず、端部4aは任意の形状であってもよい。ただし、ボビン4の端部4aを開口部4bに向かってボビン4の中心側に傾斜させた方が、溶着したときに端部4aを中心側に倒れるように作用させることができ、フェライトコア2をより強固に固定することができる。
また実施の形態1では、ボビン4の端部4aが周方向の全周にて突出した形状を有する場合について説明したが、このような場合に限らず、実施の形態2、3のように、周方向において部分的に突出させるようにしてもよい。ただし、周方向の全周で突出させた方が、溶着部10によってフェライトコア2の固定を強固に行うことができる。
また実施の形態1では、ボビン4の端部4aが周方向の全周で均一な幅を有する場合について説明したが、このような場合に限らず、幅が不均一であってもよい。ただし、幅を均一にした方が、溶着後における溶着部10の形状を均一化することができ、均一な品質のフェライトコア固定構造8を製造することができる。
また実施の形態1では、押し型6の接触面6aが曲線状に湾曲した凹部を形成し、曲線状に湾曲した湾曲部6bにボビン4の端部4aを当接させた状態で加圧して溶着する場合について説明したが、このような場合に限らない。押し型6の接触面6aは任意の形状であってもよい。ただし、曲線状に凹んだ押し型6の湾曲部6bにボビン4の端部4aを当接させた状態で加圧することで、ボビン4の端部4aを中心側に向かって押し倒すように作用させることができるため、フェライトコア2をより強固に固定することができる。
また実施の形態1では、ボビン4の他方側の端部4cが完全に閉じられている場合について説明したが、このような場合に限らず、フェライトコア2を係止することができれば、完全ではなく部分的に閉じられていてもよい。
また実施の形態1では、フェライトコア固定構造8をアンテナコイルとして用いる場合について説明したが、このような場合に限らず、任意の構造物に適用してもよい。
本開示は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した特許請求の範囲による本開示の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。また、各実施の形態における要素の組合せや順序の変化は、本開示の範囲及び思想を逸脱することなく実現し得るものである。
なお、前記様々な実施の形態および変形例のうちの任意の実施の形態あるいは変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明は、フェライトコア固定構造およびその製造方法であれば適用可能である。
2 フェライトコア
4 ボビン
4a 端部(一方側)
4b 開口部
4c 端部(他方側)
5 内部空間
6 押し型(パンチ)
7 赤外線
8 フェライトコア固定構造
10 溶着部
11 傾斜面
12 突起
20 フェライトコア固定構造
22 フェライトコア
24 ボビン
24a 開口部
26 封止樹脂
30 フェライトコア固定構造
32 フェライトコア
34 ボビン
34a 開口部
36 押さえ部材
40 フェライトコア固定構造
42 フェライトコア
44 ボビン
44a、44b 端部
46a、46b 溶着部
50 フェライトコア固定構造
52 フェライトコア
54 ボビン
54a、54b、54c、54d 端部
56a、56b 溶着部
従来例1のように、硬化剤を含む封止樹脂を用いた方法の場合には、硬化剤を硬化させるために長時間放置する必要がある(例えば約半日)。これに対して、本実施の形態1の方法では、赤外線7による加熱と押し型6による加圧・溶着を、例えば10秒ほどで行うことができる。このようにフェライトコア固定構造8を大幅に早く生産することができ、生産性を大幅に向上させることができる。


Claims (11)

  1. フェライトコアを準備する工程と、
    前記フェライトコアを挿入するための開口部を一方側の端部に形成し、他方側の端部が少なくとも部分的に閉じられた筒状の部材であって、前記フェライトコアよりも軸方向に長いボビンを準備する工程と、
    前記フェライトコアを前記開口部から前記ボビンに挿入する工程と、
    前記ボビンの前記一方側の端部を加熱して軟化させ、押し型により前記軸方向に加圧して溶着することにより、前記フェライトコアを前記ボビン内に固定する工程と、を含む、
    フェライトコア固定構造の製造方法。
  2. 前記フェライトコアを前記ボビン内に固定する工程は、前記押し型により前記ボビンの前記一方側の端部を冷却しながら加圧して溶着する工程を含む、請求項1に記載のフェライトコア固定構造の製造方法。
  3. 前記押し型における前記ボビンに接触する接触面に突起を設け、
    前記フェライトコアを前記ボビン内に固定する工程は、前記押し型の前記突起を前記フェライトコアに当接させた状態で溶着を行う工程を含む、請求項1又は2に記載のフェライトコア固定構造の製造方法。
  4. 前記フェライトコアを前記ボビン内に固定する工程は、前記ボビンの前記一方側の端部を赤外線加熱により加熱して軟化させる工程を含む、請求項1から3のいずれか1つに記載のフェライトコア固定構造の製造方法。
  5. 前記ボビンを準備する工程は、前記ボビンの前記一方側の端部が前記開口部に向かって前記ボビンの径方向の内側に傾斜した前記ボビンを準備する工程を含む、請求項1から4のいずれか1つに記載のフェライトコア固定構造の製造方法。
  6. 前記ボビンを準備する工程は、前記ボビンの前記一方側の端部が周方向の全周にて突出した形状を有する前記ボビンを準備する工程を含む、請求項1から5のいずれか1つに記載のフェライトコア固定構造の製造方法。
  7. 前記ボビンを準備する工程は、前記ボビンの前記一方側の端部が周方向の全周で均一な幅を有する前記ボビンを準備する工程を含む、請求項6に記載のフェライトコア固定構造の製造方法。
  8. 前記押し型における前記ボビンに接触する接触面は、曲線状に湾曲した凹部を形成し、
    前記フェライトコアを前記ボビン内に固定する工程は、前記押し型の曲線状に湾曲した湾曲部に前記ボビンの前記一方側の端部を当接させた状態で前記ボビンを前記軸方向に加圧して溶着する工程を含む、請求項1から7のいずれか1つに記載のフェライトコア固定構造の製造方法。
  9. 前記フェライトコア固定構造をアンテナコイルとして用いる、請求項1から8のいずれか1つに記載のフェライトコア固定構造の製造方法。
  10. フェライトコアと、
    前記フェライトコアを収容する筒状の部材であって、前記フェライトコアよりも軸方向に長いボビンと、を備え、
    前記ボビンの一方側の端部が溶着部を備えている、フェライトコア固定構造。
  11. 前記ボビンは、前記フェライトコアを前記ボビン内に固定し、
    前記ボビンの前記溶着部は、前記ボビンの軸方向に貫通した開口部を有する、請求項10に記載のフェライトコア固定構造。
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