JPWO2018198289A1 - モータ制御装置及び空気調和機 - Google Patents

モータ制御装置及び空気調和機 Download PDF

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Abstract

モータ制御装置(100)は、複数のアーム(4a)により構成されるインバータ(4)、インバータ(4)に直流電圧を供給する平滑手段(3)、インバータ(4)の各相下アームのスイッチング素子と平滑手段(3)の負極側との間に挿入されるシャント抵抗(7u,7v,7w)、インバータ(4)に並列に接続される第一のモータ(51)に流れる電流に応じた電圧を出力するマスタモータ電流センサ(9)、及び、マスタモータ電流センサ(9)の出力と、シャント抵抗(7u,7v,7w)の電圧降下に応じた出力と、に基づいて複数のスイッチング素子への駆動信号を生成する演算器(6)を備える。

Description

本発明は、複数のモータの駆動を制御するモータ制御装置、及び当該モータ制御装置によって制御されるモータを搭載した空気調和機に関する。
永久磁石同期モータ(以下、「PM(Permanent Magnet)モータ」と略す)の回転数や位置の制御には、一般的にインバータが用いられる。これは、ロータの永久磁石に同期した交流電圧をモータに印加する必要があるからである。従って、PMモータを制御する際には、PMモータ1台に対してインバータ1台が基本構成である。これにより、空気調和機の中に複数のモータが設置されている場合、モータの台数だけインバータが必要となり、空気調和機の大型化及びコストアップの要因となる。
上記のような技術的背景の下、解決する課題は異なるが、下記特許文献1には、1つのインバータで1台の誘導電動機(以下、「IM(Induction Motor)」と略す)と、1台のPMモータとを駆動する電動装置及びモータ駆動方法が開示されている。
特許第4305021号公報
上記特許文献1によると、PMモータには回転センサを用いてPMモータを制御する構成となっている。PMモータには位置センサを用いる必要がある。このため、PMモータを搭載した装置は、装置が大型化し、高コスト化する。また、空気調和機の室外機のように、屋外に設置される用途の場合には、耐水性を確保する必要がある。このため、モータ自体が、大型化し、高コスト化する。
一方、位置センサを用いない制御方式も存在する。位置センサを用いない制御方式は、一般的に「位置センサレス制御」と呼ばれている。位置センサレス制御は、その名称の通り、モータには位置センサを搭載せず、モータ電流からモータの回転位置を推定する制御方式である。位置センサレス制御は、PMモータ及びIMに関わらず用いられる。
位置センサレス制御では、モータ電流を検出する電流センサが必要となる。1台のインバータで複数のモータを制御する場合には、一般的にモータの台数分の電流センサを設置する必要がある。具体例で説明すると、1台のインバータで2台のPMモータを制御する場合には2組の電流センサが必要となる。特に、三相モータを制御する場合には、少なくとも2相分の電流を検出する必要があるため、2×2=4個の電流センサが必要となる。一般的な電流センサは高価である。このため、三相モータが搭載された装置の位置センサレス制御では、装置が高コスト化する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、位置センサレス制御の適用に際し、装置の大型化及び高コスト化を回避しつつ実現できるモータ制御装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係るモータ制御装置は、複数のアームにより構成されるインバータ、インバータに直流電圧を供給する直流電源、インバータの各相下アームのスイッチング素子と直流電源の負極側との間に挿入されるシャント抵抗、インバータに並列に接続されるn台のモータのうちのn−1台のモータに流れる電流に応じた電圧を出力する電流センサ、及び、電流センサの出力とシャント抵抗の電圧降下に応じた出力とに基づいて複数のスイッチング素子への駆動信号を生成する演算器を備える。なお、nは2以上の整数である。
本発明によれば、モータ制御装置への位置センサレス制御の適用に際し、装置の大型化及び高コスト化を回避しつつ実現できる、という効果を奏する。
実施の形態1に係る空気調和機の構成例を示す図 実施の形態1の室内機に設けられるモータ制御装置及びその周辺回路の構成例を示す図 図2の演算器の機能を実現するハードウェア構成の一例を示すブロック図 図2の演算器に構築されるモータ制御演算の構成例を示すブロック図 マスタモータdq軸電流とスレーブモータdq軸電流との間に軸誤差が生じている場合の制御状態を示す図 図2の演算器で実施する過電流検出のフローを示すフローチャート 実施の形態2の室内機に設けられるモータ制御装置及びその周辺回路の構成例を示す図 実施の形態2におけるリレーの動作フローを示すフローチャート
以下に、本発明の実施の形態に係るモータ制御装置及び空気調和機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により、本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る空気調和機の構成例を示す図である。図1に示すように、実施の形態1に係る空気調和機は、室内機40、室外機80、これらの室内機40と室外機80との間を接続するガス冷媒配管58及び液冷媒配管59、並びに絞り装置87を備えている。
室外機80は、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機81を備えている。圧縮機81の吐出側には、冷媒の流路を切り替える流路切り替え手段である四方弁82、室外熱交換器86及び、絞り装置87が順次配管で接続され、冷媒回路の一部を構成している。圧縮機81の吸入側には、四方弁82及びアキュムレータ84が順次配管で接続されている。四方弁82はガス冷媒配管58と接続されている。室外熱交換器86の近傍には室外機ファン85が設けられている。
室外熱交換器86は、例えば伝熱管と多数のフィンにより構成されたチューブ型熱交換器により構成され、冷房運転時には凝縮器として作用し、暖房運転時には蒸発器として作用する。室外機ファン85は、図示しないファンモータにより駆動され、モータ回転数を変化させることにより風量を調整し、送風量を調整することが可能になっている。
絞り装置87は、例えば電子膨張弁により構成され、開度が設定されることで冷媒流量を調整し、減圧弁及び膨張弁として機能して冷媒を減圧して膨張させるものである。なお、図1では、絞り装置87が室外機80に設けられる場合を例示したが、絞り装置87が室内機40に設けられる場合もある。
室内機40は、室内熱交換器55、第一及び第二の室内機ファン(51a,52a)、それぞれが第一及び第二の室内機ファン(51a,52a)のそれぞれを駆動するための第一及び第二のモータ(51,52)、並びに、第一及び第二のモータ(51,52)に交流電圧を印加するインバータ4を備えている。第一及び第二のモータ(51,52)としては、誘起電圧定数が高く、高効率なPMモータが好適である。
室内熱交換器55は、ガス冷媒配管58と液冷媒配管59との間に接続され、室外機80の冷媒回路と共に空気調和機の冷媒回路を構成する。室内熱交換器55は、例えば伝熱管と多数のフィンにより構成されたチューブ型熱交換器により構成され、冷房運転時には蒸発器として作用し、暖房運転時には凝縮器として作用する。
第一及び第二の室内機ファン(51a,52a)は、室内熱交換器55により熱交換された空気を、室内のうちの空調対象空間へ送風する。第一及び第二のモータ(51,52)は、第一及び第二の室内機ファン(51a,52a)を個別に駆動する。インバータ4は、第一及び第二のモータ(51,52)の双方を駆動し、モータ回転数を変化させることにより、第一及び第二の室内機ファン(51a,52a)から送出される送風量を調整する。
なお、図1では、2台の室内機ファンを備える構成を示したが、3台以上の室内機ファンを備える構成も本発明の要旨を成すものである。
図2は、実施の形態1の室内機に設けられるモータ制御装置及びその周辺回路の構成例を示す図である。なお、図2では、第一のモータ51を「PMモータ1」と表記し、第二のモータ52を「PMモータ2」と表記している。
図2に示すように、モータ制御装置100は、複数のアーム4aにより構成されるインバータ4と、インバータ4に直流電圧を供給する直流電源である平滑手段3と、を備える。平滑手段3の一例は、コンデンサである。インバータ4は平滑手段3の出力側に並列接続される。アーム4aは、スイッチング素子と、当該スイッチング素子に逆並列に接続されるダイオードとを有する。スイッチング素子の一例は図示のIGBTであるが、他のスイッチング素子を用いてもよい。他のスイッチング素子の一例は、MOSFETである。
また、平滑手段3の入力側には、整流器2が並列接続される。整流器2には、交流電源1からの交流電力が供給される。交流電源1からの交流電力は、整流器2で整流された後に平滑手段3によって平滑され、平滑された直流電力がインバータ4に供給される。
インバータ4は、上アームのスイッチング素子、下アームのスイッチング素子及びシャント抵抗がこの順で直列に接続されてなるレグを3相分すなわち3個備える。3個のレグは、U相レグ、V相レグ及びW相レグを構成する。図2では、U相レグのシャント抵抗を「7」、V相レグのシャント抵抗を「7」、W相レグのシャント抵抗を「7」と表記している。「R」はシャント抵抗7の抵抗値である。同様に、「R」はシャント抵抗7の抵抗値であり、「R」はシャント抵抗7の抵抗値である。
U相レグ、V相レグ及びW相レグは、直流電力が供給される直流母線であるP線とN線との間に並列に接続される。この接続により、各相レグのシャント抵抗7,7,7は、各相下アームのスイッチング素子と平滑手段3の負極側との間に挿入される構成となる。
上アームのスイッチング素子と下アームのスイッチング素子との接続端からは電力線14が引き出されている。電力線14は、分岐点15によって二手に分かれ、第一のモータ51及び第二のモータ52のそれぞれに接続されている。
平滑手段3によって平滑された直流電力はインバータ4に供給された後、インバータ4によって任意の三相交流電力に変換される。変換された三相交流電力は、第一のモータ51と第二のモータ52とに供給される。
次に、インバータ4の制御演算に必要なセンサについて説明する。なお、以後の制御に関する説明において、説明の理解の容易性の観点から、第一のモータ51を「マスタモータ」と呼び、第二のモータ52を「スレーブモータ」と呼ぶ場合がある。
シャント抵抗7、シャント抵抗7及びシャント抵抗7からなる回路は、インバータ4に流れる電流を検出するための検出回路を構成する。以下、この検出回路を「インバータ電流センサ7」と呼ぶ。また、電力線14の分岐点15とマスタモータである第一のモータ51との間には、マスタモータに流れる電流を検出するマスタモータ電流センサ9が配置されている。さらに、直流母線であるP線とN線との間には、直流母線電圧Vdcを検出する母線電圧センサ8が設けられている。
演算器6は、インバータ電流センサ7、マスタモータ電流センサ9、及び母線電圧センサ8の各出力に基づいてモータ制御演算を行い、インバータ4の各スイッチング素子への駆動信号を生成する。
図3は、図2の演算器6の機能を実現するハードウェア構成の一例を示すブロック図である。下述する演算器6によるモータ制御演算の機能を実現する場合には、図3に示すように、演算を行うCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)200、CPU200によって読みとられるプログラムが保存されるメモリ202、及び信号の入出力を行うインタフェース204を含む構成とすることができる。
CPU200は、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、又はDSP(Digital Signal Processor)といった演算手段であってもよい。また、メモリ202とは、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)といった不揮発性又は揮発性の半導体メモリが該当する。
具体的に、メモリ202には、演算器6によるモータ制御演算の機能を実行するプログラムが格納されている。CPU200は、インタフェース204を介して、必要な情報の授受を行う。CPU200に展開されたプログラムが、下述するモータ制御演算を実行することで、マスタモータ及びスレーブモータの動作を制御することが可能となる。
なお、図2では、2台のモータを有する構成を示しているが、3台以上のモータを有していてもよい。この場合、モータの数をn台(nは2以上の整数)とすると、n−1台のモータにはモータ電流を直接検出する電流センサを設け、残りの1台のモータに流れる電流は、n−1個の電流センサの検出値と、インバータ電流センサの検出値とを基に、演算で求めることができる。モータ電流を直接検出する電流センサが設けられたモータをマスタモータとし、モータ電流を演算で求めるモータをスレーブモータと定義すれば、n−1台のマスタモータと、1台のスレーブモータを有する構成となる。
また、図2では、インバータの数を1台としているが、複数台のインバータを備えていてもよい。複数台のインバータを有する構成の場合において、1台のインバータに接続されるモータの数をm台とすれば、当該1台のインバータにつき、m−1台のマスタモータと、1台のスレーブモータを有する構成となればよい。
次に、本発明の要点の一つである、演算器6にて実行されるモータ制御演算に関して、図2及び図4を参照して説明する。図4は、図2の演算器6に構築されるモータ制御演算の構成例を示すブロック図である。
演算器6は、座標変換部(図4では「uvw/dq」と表記)611,612を備える。座標変換部611には、マスタモータ電流センサ9が検出した静止三相座標系の電流値であるマスタモータ電流iu_m,iv_m,iw_mが入力される。座標変換部611は、マスタモータ電流iu_m,iv_m,iw_mを、マスタモータにおける回転二相座標系の電流値であるマスタモータdq軸電流id_m,iq_mに変換する。座標変換部611によって変換されたマスタモータdq軸電流id_m,iq_mは、マスタモータ推定部621及びマスタモータベクトル制御部63に出力される。
また、座標変換部612の前段部では、差分器614によってマスタモータ電流iu_m,iv_m,iw_mのそれぞれと、インバータ電流センサ7が検出したインバータ4における静止三相座標系の電流値であるインバータ電流iu_all,iv_aii,iw_allのそれぞれとの差分が演算される。詳細は後述するが、差分器614の出力は、スレーブモータにおける静止三相座標系の電流値であるスレーブモータ電流iu_sl,iv_sl,iwslとなる。座標変換部612は、スレーブモータ電流iu_sl,iv_sl,iw_slを、スレーブモータにおける回転二相座標系の電流値であるスレーブモータdq軸電流id_sl,iq_slに変換する。座標変換部612によって変換されたスレーブモータdq軸電流id_sl,iq_slは、スレーブモータ推定部622に出力される。また、座標変換部612が変換したスレーブモータdq軸電流id_sl,iq_slのうちのスレーブモータq軸電流iq_slは、脈動補償制御部66に出力される。
マスタモータ推定部621は、マスタモータdq軸電流id_m,iq_mを基に、マスタモータ回転数推定値ωmeを推定する。積分器623は、マスタモータ回転数推定値ωmeを積分することでマスタモータ位相推定値θmeを算出する。算出されたマスタモータ位相推定値θmeは、電流値の座標変換、及び後述する脈動補償制御のために座標変換部611、座標変換部64及び脈動補償制御部66に入力される。
また、スレーブモータ推定部622は、スレーブモータdq軸電流id_sl,iq_slを基に、スレーブモータ回転数推定値ωsl_eを推定する。積分器624は、スレーブモータ回転数推定値ωsl_eを積分することでスレーブモータ位相推定値θsl_eを算出する。算出されたスレーブモータ位相推定値θsl_eは、電流値の座標変換、及び後述する脈動補償制御のために座標変換部612及び脈動補償制御部66に入力される。
ここで、脈動補償制御部66を有さない場合、マスタモータdq軸電流id_m,iq_m及びマスタモータ回転数推定値ωmeを基に、マスタモータベクトル制御部63において、dq軸電圧指令値v ,v が算出される。また、dq軸電圧指令値v ,v を基に、座標変換部64において、静止三相座標系における電圧指令値v ,v ,v が算出される。そして、電圧指令値v ,v ,v 及び直流母線電圧Vdcを基に、PWM信号生成部65において、インバータ4のスイッチング素子をPWM(Pulse Width Modulation)制御するためのPWM信号が生成される。
ここで、上述した制御内容、すなわち脈動補償制御部66を有さない場合の制御内容だけでは、スレーブモータは、マスタモータ基準で算出された電圧指令値に対して連れられて駆動するだけである。このときの駆動状態は、図5のように表すことができる。図5には、マスタモータdq軸電流id_m,iq_mとスレーブモータdq軸電流id_sl,iq_slとの間に軸誤差Δθが生じている場合の制御状態が示されている。
マスタモータdq軸電流id_m,iq_mとスレーブモータdq軸電流id_sl,iq_slとの間に軸誤差Δθが生じている制御状態では、低速領域でスレーブモータの電流が脈動することがある。この脈動を解消もしくは抑制するため、実施の形態1では、脈動補償制御部66を設けている。脈動補償制御部66は、マスタモータ位相推定値θme、スレーブモータ位相推定値θsl_e及びスレーブモータq軸電流iq_slを基に、脈動補償電流指令値isl を生成する。マスタモータ位相推定値θme及びスレーブモータ位相推定値θsl_eの情報を利用することにより、図5に示した軸誤差Δθを知ることができる。このため、脈動補償制御部66が生成した脈動補償電流指令値isl を、マスタモータベクトル制御部63に付与することで、スレーブモータに生じ得る脈動の抑制を図ることができる。
なお、図5にも示すように、スレーブモータd軸電流id_slとスレーブモータq軸電流iq_slとは直交関係にある。このため、脈動補償制御部66にスレーブモータq軸電流iq_slを入力する図4の構成に代えて、スレーブモータd軸電流id_slを脈動補償制御部66に入力する構成としてもよい。
ここまで、演算器6における制御に関して説明したが、ベクトル制御の詳細、マスタ,スレーブモータの推定処理、脈動補償制御の詳細に関しては本発明における要点には直接的に関連しない。このため、これ以上の説明は割愛する。なお、演算器6における制御構成に関して、図4の構成は、あくまでも一例であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、どのような制御手法を採用し、どのような制御系を構成しても問題ない。
次に、本発明の要点の他の一つである電流センサの役割について説明する。まず、電流センサの一つであるインバータ電流センサ7は、インバータ4の各相に流れる電流であるインバータ電流iu_all,iv_aii,iw_allを検出する。ここで、インバータ電流iu_all,iv_aii,iw_allは、オームの法則により、各相のシャント抵抗7,7,7の抵抗値R,R,Rを用いて、次式で表すことができる。
u_all=−vRu/R …(1)
v_aii=−vRv/R …(2)
w_all=−vRw/R …(3)
上記(1)〜(3)式において、vRu,vRv,vRwは、各相のシャント抵抗7,7,7のそれぞれにおける電圧降下を表している。
なお、図2においては、インバータ4から第一のモータ51に向かう方向をインバータ電流の正極性として定義している。上記(1)〜(3)式により、各相のシャント抵抗7,7,7のそれぞれにおける電圧降下vRu,vRv,vRwを検出することで、インバータ電流iu_all,iv_aii,iw_allを算出することが可能である。
ただし、電圧降下vRu,vRv,vRwは、電流極性に応じて極性が反転する。このため、演算器6にマイコンを用いた場合、負極性の電圧がマイコンに印加されてマイコンが壊れないように対策を講じる必要がある。そこで、図2の構成では、レベルシフト回路16を設けている。但し、上記(1)〜(3)式では、レベルシフト回路16による計算は無視している。なお、周知のように、インバータ4のスイッチングパターンによって電流検出可能な相が変化するが、本発明の要旨には直接関連しないため、ここでの説明は割愛する。
次に、電流センサの他の一つであるマスタモータ電流センサ9の役割について説明する。マスタモータ電流センサ9は、DCCT、又はACCTといった電流センサを想定している。ここで、インバータ電流センサ7の電流検出可否がインバータ4のスイッチングパターンに左右されるのに対し、マスタモータ電流センサ9の電流検出可否は、インバータ4のスイッチングパターンには左右されない。なお、ACCTの場合には、直流成分検出が不可という特性があるが、直流成分検出の可否は、本発明の要旨に直接的に関連しないため、ここでの説明は割愛する。
図2において、マスタモータ電流センサ9の検出値は、レベルシフト回路17を介して演算器6に入力される。具体的に、レベルシフト回路17は、マスタモータ電流センサ9の検出値であるマスタモータ電流iu_m,iv_m,iw_mを電圧値に変換して、演算器6に出力する。演算器6は、レベルシフト回路17の出力電圧をAD変換することで、マスタモータ電流を求めることができる。
ここで、マスタモータ電流iu_m,iv_m,iw_mと、インバータ電流iu_all,iv_aii,iw_allとの関係は、図2の回路図より、以下の(4)〜(6)式の関係にあると言える。
u_sl=iu_all−iu_m …(4)
v_sl=iv_all−iv_m …(5)
w_sl=iw_all−iw_m …(6)
上記(4)〜(6)式において、左辺にあるiu_sl,iv_sl,iw_slは、スレーブモータに流れるスレーブモータ電流を表している。
よって、上記(4)〜(6)式を用いることで、スレーブ電流を算出することができる。従って、スレーブモータ用の電流センサを設置する必要は無い。図2の制御構成の場合、シャント抵抗で電流検出を行う構成であるため、ホールICを用いたDCCT、及びトランスを用いたACCTを用いる場合に比して、安価な構成となる。また、シャント抵抗に用いる抵抗部品は、ACCT又は及びDCCTに比して、小型な部品であるため、装置全体の小型化にも適している。
ここまで、制御演算と電流センサとの関係について説明した。次に、過電流保護と電流センサとの関係について説明する。
一般的に、モータが脱調した場合、又は、インバータが上下アームで短絡した場合といった不具合事象では、過電流保護を動作させることが行われる。過電流保護を動作させる場合、インバータ及びモータには急峻な電流が流れる。従って、素早い保護動作が必要となり、過電流保護は、電子回路を用いたハードウェアによる構成が一般的である。
図2の場合、インバータ4に流れる電流に対する過電流保護は、インバータ過電流検出回路18を用いて実施する。また、図2の場合、マスタモータに流れる電流に対する過電流保護は、マスタモータ過電流検出回路19を用いて実施する。過電流検出回路に関しては様々な構成があるが、本発明への適用に際し、何れの回路構成を適用してもよい。
一方、上述してきたように、実施の形態1では、スレーブモータに流れる電流を直接検出するための電流センサは設けていない。このため、スレーブモータに流れる電流に対する過電流保護を、ハードウェアで実施することは困難である。このため、実施の形態1では、演算器6内のソフトウェア処理で過電流検出を行う。
図6は、図2の演算器6で実施する過電流検出のフローを示すフローチャートである。図6において、「ioc」は過電流の判定値を表している。図6において、ステップS101では、上記(4)式を用いて算出されたU相のスレーブモータ電流iu_slの絶対値と判定値iocとが比較される。スレーブモータ電流iu_slの絶対値が判定値iocよりも大きい場合には(ステップS101,Yes)、ステップS102に移行してインバータ4の運転を停止する。一方、スレーブモータ電流iu_slの絶対値が判定値ioc以下の場合には(ステップS101,No)、ステップS103に進む。
ステップS103では、上記(5)式を用いて算出されたV相のスレーブモータ電流iv_slの絶対値と判定値iocとが比較される。スレーブモータ電流iv_slの絶対値が判定値iocよりも大きい場合には(ステップS103,Yes)、ステップS102に移行してインバータ4の運転を停止する。一方、スレーブモータ電流iv_slの絶対値が判定値ioc以下の場合には(ステップS103,No)、ステップS104に進む。
ステップS104では、上記(6)式を用いて算出されたW相のスレーブモータ電流iw_slの絶対値と判定値iocとが比較される。スレーブモータ電流iw_slの絶対値が判定値iocよりも大きい場合には(ステップS104,Yes)、ステップS102に移行してインバータ4の運転を停止する。一方、スレーブモータ電流iw_slの絶対値が判定値ioc以下の場合には(ステップS104,No)、ステップS105に進み、インバータ4の運転を継続する。
以上に説明した事項が、スレーブモータに対する過電流保護の処理である。処理の要点は、各相スレーブ電流の絶対値のうちの一つが判定値を超えた場合にはインバータ4の運転を停止する一方で、各相スレーブ電流の絶対値の全てが判定値を超過しない場合には、インバータ4の運転を継続することにある。これらの処理の実行により、スレーブモータに対する過電流保護を実行することが可能である。
なお、上記図6のフローでは、U相、V相及びW相の順序で過電流の判定を行っているが、順序は一例であり、何れの相の過電流判定を先に行ってもよい。
また、上記のステップS101では、スレーブモータ電流iu_slの絶対値と判定値iocとが等しい場合を“No”で判定しているが“Yes”で判定してもよい。すなわち、スレーブモータ電流iu_slの絶対値と判定値iocとが等しい場合に、インバータ4の運転を停止してもよい。
同様に、上記のステップS103では、スレーブモータ電流iv_slの絶対値と判定値iocとが等しい場合を“No”で判定しているが“Yes”で判定してもよい。すなわち、スレーブモータ電流iv_slの絶対値と判定値iocとが等しい場合に、インバータ4の運転を停止してもよい。
同様に、上記のステップS104では、スレーブモータ電流iw_slの絶対値と判定値iocとが等しい場合を“No”で判定しているが“Yes”で判定してもよい。すなわち、スレーブモータ電流iw_slの絶対値と判定値iocとが等しい場合に、インバータ4の運転を停止してもよい。
以上説明したように、実施の形態1に係るモータ制御装置によれば、nを2以上の整数とするときに、インバータに並列に接続されるn台のモータのうちのn−1台のマスタモータにマスタモータ電流センサが設けられ、n−1台のマスタモータに流れる電流に応じた電圧と、シャント抵抗の電圧降下に応じた電圧とに基づいて、演算器がスイッチング素子への駆動信号を生成するので、シャント抵抗を用いてインバータ電流を検出しつつ、マスタモータ電流を用いた演算により、スレーブモータの電流を検出することが可能となる。
実施の形態2.
図7は、実施の形態2の室内機に設けられるモータ制御装置及びその周辺回路の構成例を示す図である。図7に示す実施の形態2では、図2に示す実施の形態1の構成において、分岐点15と第二のモータ52との間にリレー13が追加された構成となっている。なお、その他の構成は、図2に示す実施の形態1の構成と同一又は同等であり、同一又は同等の構成部については、同一の符号を付して重複する説明は割愛する。
図8は、実施の形態2におけるリレー13の動作フローを示すフローチャートである。図8において、ステップS201では、スレーブモータを動作させるか否かが判定される。スレーブモータを動作させる場合には(ステップS201,Yes)、ステップS202に移行してリレー13をONすなわち導通させる。一方、スレーブモータを動作させない場合には(ステップS201,No)、ステップS203に移行してリレー13をOFFすなわち開放する。
以上に説明した事項が、リレー13に関する動作フローである。動作の要点は、マスタモータを単体で動作させる場合には、リレー13を開放状態とし、マスタモータ及びスレーブモータの双方を動作させる場合には、リレー13を導通状態とする。これにより、モータの動作台数を任意に切替することが可能となる。
なお、図7では、2台のモータを有し、1台のマスタモータにリレー13を挿入する構成を示しているが、この構成のみに限定されない。モータの数をn台(nは2以上の整数)とし、n−1台のマスタモータにマスタモータ電流センサ9が設けられるときには、マスタモータ電流センサ9が設けられるn−1台のマスタモータのうちのn−2台のマスタモータと、インバータ4との間にn−2個のリレー13を挿入し、マスタモータ電流センサ9が設けられないスレーブモータとインバータ4との間にもリレー13を挿入すればよい。このように構成することで、後述する過電流保護が可能となる。
次に、実施の形態2におけるインバータ過電流検出回路18の遮断値について説明する。前述の通り、マスタモータ及びインバータは、ハードウェアによる過電流検出を行う。ここで、過電流検出を行う判定値を固定とした場合、モータの駆動台数を考慮した判定値を設定することが好ましい。具体的に、インバータ過電流検出回路18に関しては、以下の(7)式を満たすように判定値iocを設定することが肝要である。
max_m+imax_sl<ioc<ioc_m+ioc_sl …(7)
上記(7)式において、imax_mはマスタモータの最大駆動電流、imax_slはスレーブモータの最大駆動電流、ioc_mはマスタモータの過電流遮断値、ioc_slはスレーブモータの過電流判定値を表している。
上記(7)式のように設定することで、マスタモータ及びスレーブモータを同時に駆動している場合に、誤って過電流保護することはなく、また、過電流状態となった場合には確実な保護を実現することが可能となる。
なお、マスタモータのみを単独で駆動した場合、すなわちリレー13が開放状態の場合には、インバータ4に流れる電流は、マスタモータの電流のみとなる。一般的に、マスタモータの最大駆動電流imax_mと、過電流遮断値ioc_mとの関係性は、以下の(8)式のように表される。
max_m<ioc_m …(8)
このため、インバータ過電流検出回路18単体では、マスタモータの単独運転時に過電流保護を行うことができない。従って、図7に示すような、リレー13が接続されるスレーブモータには過電流検出回路が無くても演算器6によるソフトウェアの過電流保護を行うことが可能であるのに対し、マスタモータ側にはマスタモータ過電流検出回路19のようなハードウェアによる過電流検出回路を設置する必要がある。
以上説明したように、実施の形態2に係るモータ制御装置によれば、シャント抵抗の電圧降下に応じて過電流検出を行う機能と、マスタモータ電流センサの出力電圧に応じて過電流検出を行う機能とが付加されているので、モータの動作台数を切り替えつつ、過電流遮断を適切に行うことが可能となる。
なお、以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 交流電源、2 整流器、3 平滑手段、4 インバータ、4a アーム、6 演算器、7 インバータ電流センサ、7,7,7 シャント抵抗、8 母線電圧センサ、9 マスタモータ電流センサ、13 リレー、14 電力線、15 分岐点、16,17 レベルシフト回路、18 インバータ過電流検出回路、19 マスタモータ過電流検出回路、40 室内機、51 第一のモータ、52 第二のモータ、55 室内熱交換器、58 ガス冷媒配管、59 液冷媒配管、63 マスタモータベクトル制御部、64,611,612 座標変換部、65 PWM信号生成部、66 脈動補償制御部、80 室外機、81 圧縮機、82 四方弁、84 アキュムレータ、85 室外機ファン、86 室外熱交換器、87 絞り装置、100 モータ制御装置、200 CPU、202 メモリ、204 インタフェース、614 差分器、621 マスタモータ推定部、622 スレーブモータ推定部、623,624 積分器。

Claims (6)

  1. 複数のアームにより構成されるインバータと、
    前記インバータに直流電圧を供給する直流電源と、
    前記インバータの各相下アームのスイッチング素子と前記直流電源の負極側との間に挿入されるシャント抵抗と、
    前記インバータに並列に接続されるn台のモータのうちのn−1台のモータに流れる電流に応じた電圧を出力する電流センサと、
    前記電流センサの出力と、前記シャント抵抗の電圧降下に応じた出力とに基づいて、複数の前記スイッチング素子への駆動信号を生成する演算器と、
    を備え、前記nは2以上の整数であるモータ制御装置。
  2. 前記シャント抵抗の電圧降下に応じて過電流検出を行うインバータ過電流検出部と、
    前記電流センサの出力電圧に応じて過電流検出を行うモータ過電流検出部と、
    を備えた請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記電流センサが設けられるn−1台のモータのうちのn−2台のモータと、前記インバータとの間に挿入されるn−2個のリレーと、
    前記電流センサが接続されないモータと前記インバータの間に挿入されるリレーと、
    を備える請求項2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記演算器は、前記シャント抵抗に応じた電圧値より前記インバータに流れるインバータ電流を算出すると共に、前記電流センサの出力電圧に応じた電圧値から、前記電流センサが接続されるモータに流れるモータ電流を算出し、前記インバータ電流から前記モータ電流を減算することで前記電流センサが接続されないモータの電流を算出して前記駆動信号を生成する
    請求項1又は2に記載のモータ制御装置。
  5. 前記インバータ電流から前記モータ電流を減算して算出した電流に応じて、前記電流センサが接続されないモータの過電流検出を行う
    請求項1から3の何れか1項に記載のモータ制御装置。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載のモータ制御装置を備えた空気調和機。
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