JPWO2018190283A1 - 水冷式ランス - Google Patents

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Abstract

ランス本体部と、ランス本体部の先端に設けられたノズル部とからなる水冷式ランスであって、ランス本体部の最外部に設けられる外筒(151b)は、地金の線膨張係数より大きい線膨張係数である材料から形成される。これにより、ランス本体部の外表面への地金の堆積を抑制する。【選択図】図3

Description

本発明は、転炉等の容器内部にガスを供給する水冷式ランスに関する。
転炉の役割の1つとして、溶銑中にある炭素を除去する脱炭がある。脱炭は、転炉の容器内部にランスを入れ、当該ランスから転炉の容器内部への酸素を供給することにより行われる。例えば上吹き転炉では、転炉の容器内に収容された予備処理された溶銑に対して、上吹きランスから高い供給速度で純酸素を吹き付ける。これにより、溶銑中の炭素と酸素とを直接反応させて一酸化炭素を生成させ、溶銑中にある炭素を除去する。このような転炉等の容器内部は高温であるため、ランスは、熱による損傷を防止するため冷却機構を備えている。例えば特許文献1には、耐熱性、耐衝撃性、耐摩耗性の向上のため、転炉の酸素吹込用ランス等の銅鋼装置に用いられる銅製ジャケットが開示されている。銅製ジャケットは、銅板の露出面上にニッケル又はニッケル合金被覆層を形成することにより構成されている。
特開昭58−9906号公報
ここで、上吹きランスによる酸素の供給速度あるいは転炉等の容器内で溶銑を撹拌する攪拌速度が高まるにつれて、容器内で発生するスプラッシュが増大する。その結果、容器内壁に地金が付着する。また、容器内に挿入されている上吹きランスにも、ランス本体部であるランス軸に地金が付着する。ランス軸に地金が付着し堆積すると、吹錬後に上吹きランスを容器から取り出す際に、堆積した地金が容器上部の開口部に引っ掛かり、上吹きランスを容器から取り出せなくなる。ランス軸への地金の堆積を防止するためにはランスの手入れが必要であり、地金手入れの作業工数が増加する。
さらに、副孔ランスを用いる場合、副孔がランスに付着した地金により塞がれると、副孔から噴射される酸素の噴流が偏流する。この場合、ランスに副孔を設けることの効果が得られないだけでなく、ランス自体が溶損し、寿命が低下する恐れがある。また、ランス軸に付着する地金が多くなると、スクラップとして回収はされるものの鉄の歩留まりが低下する。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ランス本体部の外表面に地金が堆積することを抑制可能な、新規かつ改良された上吹きランスを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ランス本体部と、ランス本体部の先端に設けられたノズル部とからなる水冷式ランスであって、ランス本体部の最外部に設けられる外筒は、地金の線膨張係数より大きい線膨張係数である材料から形成される、水冷式ランスが提供される。
外筒は、12×10−6/Kより大きい線膨張係数を有する材料から形成される。
また、外筒は、地金の熱伝導率より小さい熱伝導率を有する材料から形成される。例えば、外筒は、40W/m・Kより小さい熱伝導率を有する材料から形成される。
外筒は、オーステナイト相を含むステンレス鋼から形成するのが好ましい。
また、少なくとも外筒は、200℃における高温強度が200MPa以上である材料から形成されることが好ましい。
また、外筒の外表面は、カロライジング処理が施されていてもよい。
さらに、水冷式ランス内を流れる冷却媒体の流速は、外筒の外表面温度がσ相脆化温度である500℃以下となるように設定してもよい。
以上説明したように本発明によれば、ランス本体部の外表面に地金が堆積することを抑制できる。
本発明の一実施形態に係る上吹きランスを用いる上吹き転炉設備の概略構成を示す概略説明図である。 同実施形態に係る上吹きランスの概略構成を示す説明図である。 同実施形態に上吹きランスの構成する部材の材質を示す説明図である。 各種材料の線膨張係数を示すグラフである。 各種材料の熱伝導率を示すグラフである。 各種材料の高温強度を示すグラフである。 実施例として、各材料における外筒の外表面温度と内表面温度とのシミュレーション結果を示すグラフである。 実施例として、各材料におけるエアギャップの大きさのシミュレーション結果を示すグラフである。 上吹きランスを流れる冷却媒体の流速を変化させたときの、オーステナイト系SUSからなる外筒の外表面温度及び内表面温度のシミュレーション結果を示すグラフである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[1.上吹き転炉設備の概要]
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る上吹きランスを用いる上吹き転炉設備の概略構成について説明する。図1は、本実施形態に係る上吹きランスを用いる上吹き転炉設備の概略構成を示す概略説明図である。
製鋼工程において、転炉により溶銑中に含まれる不純物を取り除く処理が行われる。転炉設備は、図1に示すように、転炉本体10と、上吹きランス100とを備える。転炉本体10は、外殻が鉄皮で構成され、その内部に耐火物が施工されている。上吹きランス100は、容器内に酸素を供給する。上吹きランス100は、上下方向に移動可能に構成されている。容器内に酸素を供給する際には、転炉本体10の上部の炉口12からその内部に挿入される。容器内に酸素を供給しない間は、上吹きランス100は、炉口12から転炉本体10の容器外へ移動される。転炉本体10の炉口12には、排ガスフード20が接続されている。転炉本体10の内部から放出されるガスは、排ガスフード20を通り、転炉本体10の容器外へ排出される。
転炉本体10の内部に収容された溶銑5は、炉口12から転炉本体10の内部へ挿入された上吹きランス100から吹き込まれる酸素と反応し、脱炭される。ここで、上吹きランス100による酸素供給速度あるいは転炉本体10の内部で溶銑5を撹拌する攪拌速度が高まるにつれて、転炉本体10の容器内で発生するスプラッシュが増大する。その結果、転炉本体10の内壁あるいは上吹きランス100のランス本体部に対して地金7が付着しやすくなる。ランス本体部に地金7が付着し堆積すると、吹錬後に上吹きランス100を転炉本体10の容器内から取り出す際に、ランス本体部に堆積した地金7が炉口12あるいは排ガスフード20の開口部(図示せず。)に引っ掛かり、上吹きランス100を容器内から取り出せなくなる。
そこで、本実施形態に係る上吹きランス100は、ランス本体部の外表面を形成する外筒を、地金が付着しにくい材質を有する材料から形成する。これにより、ランス本体部への地金7の堆積を抑制し、ランスの手入れ等の作業負荷を軽減する。
[2.上吹きランス]
本実施形態に係る上吹きランス100の構成を、図2及び図3に基づきより詳細に説明する。図2は、本実施形態に係る上吹きランス100の概略構成を示す説明図である。図3は本実施形態に係る上吹きランス100の構成する部材の材質を示す説明図である。
[2−1.構成]
本実施形態に係る上吹きランス100は、水冷式ランスであり、図2に示すように、同軸上に配置された第1の円筒部110、第2の円筒部120、第3の円筒部130と、ノズル部153とから構成される。以下では、上吹きランス100の第1の円筒部110、第2の円筒部120、及び第3の円筒部130からなるランス軸を、ランス本体部151という。また、第1の円筒部110、第2の円筒部120、及び第3の円筒部130について、中心側の面を内表面とし、外部側の面を外表面として説明する。
第1の円筒部110は、上吹きランス100の最内部にある中空部材である。第1の円筒部110は、上吹きランス100の先端部の主孔102と連通している。酸素供給源(図示せず。)から上吹きランス100に送入された酸素は、第1の円筒部110を通り、主孔102から処理容器内に供給される。
第2の円筒部120は、第1の円筒部110の外表面を覆うように設けられた中空部材である。第1の円筒部110の外表面と第2の円筒部120の内表面とによって、冷却媒体が流れる第1の空間Vが形成される。冷却媒体としては、例えば水が用いられる。第1の空間Vは、上吹きランス100の先端のノズル部153において、後述する第2の空間Vと連通している。
第1の円筒部110及び第2の円筒部120は、図3に示すように、ランス本体部151の内筒151aを構成する。
第3の円筒部130は、第2の円筒部120の外表面を覆うように設けられた中空部材である。第3の円筒部130は、上吹きランス100の最外部に位置する。すなわち、第3の円筒部130は、図3に示すように、ランス本体部151において、内筒151aを覆う外筒151bである。第2の円筒部120の外表面と第3の円筒部130の内表面とによって、冷却媒体が流れる第2の空間Vが形成されている。上述したように、第2の空間Vは、ノズル部153において第1の空間Vと連通している。本実施形態に係る上吹きランス100では、図2に示すように、冷却媒体は、ノズル部153が設けられている先端とは反対側である上部側から第1の空間Vに流入され、ノズル部153に向かって流れる。その後、冷却媒体は、ノズル部153において第1の空間Vから第2の空間Vへ流入し、先端側から上部側へ向かって流れる。第1の空間V及び第2の空間V に冷却媒体を循環させることで、上吹きランス100が冷却される。これにより、上吹きランス100が溶損することを防止する。
ノズル部153は、ランス本体部151の先端に設けられる。ノズル部153は、軸方向からみると円形状である。ノズル部153は、1または複数の主孔102を有する。主孔102は、上吹きランス100の先端のノズル部153に形成された開口である。ノズル部153が複数の主孔102を有する場合、主孔102は、軸方向からみて、ノズル部153の周方向に沿って略等間隔に配置される。主孔102は、第1の円筒部110の内部の中空部分と外界とを連通させる。これにより、第1の円筒部110を流れてきた酸素を、主孔102を介して外部に排出することができる。主孔102から排出される酸素は、例えば、容器内の溶銑に対して吹き付けられる。
なお、図2及び図3では、上吹きランス100の酸素を排出する部分として主孔102のみを記載したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、上吹きランス100は、ランス本体部151の側面部に副孔を有していてもよい。
[2−2.材質]
本実施形態に係る上吹きランス100は、内筒151aを構成する第1の円筒部110及び第2の円筒部120は、例えば炭素鋼を用いて形成される。一方、ランス本体部151の外筒151bを構成する第3の円筒部130は、ランス本体部151への地金の付着を防止するため、地金の線膨張係数より大きい線膨張係数を有する材料から形成される。これにより、本実施形態に係る上吹きランス100は、温度変化による外筒151bの膨張及び収縮によって、吹錬終了時に、吹錬時に外筒151bの外表面に付着した地金と外筒151bの外表面との間のエアギャップが大きくなるようにする。このエアギャップを生じさせることにより、外筒151bの外表面に付着した地金が、外筒151bの外表面から脱落しやすくなる。
吹錬中、外筒151bの外面温度は200℃以上の高温となる。このため、外筒151bが膨張した状態で、その外表面に地金が付着する。吹錬が終了すると外筒151bの外面温度は50℃程度にまで低下し、外筒151bは収縮する。このため、外筒151bが膨張した状態で外表面に付着した地金と収縮した外筒151bとの間には、空気層が生じる。上吹きランス100の径方向における空気層の厚さを、エアギャップという。例えば、炭素鋼の鋼管を用いてランス本体部151の外筒151bを形成した場合、吹錬終了時に生じるエアギャップは300μm程度であった。このとき、地金は外筒151bの外表面に引っ掛かった状態で脱落せずに堆積していた。本願発明者は、エアギャップの大きさに着目し、吹錬終了時のエアギャップを大きくすることによって地金と外筒151bの外表面との引っ掛かり度合を弱め、地金が脱落しやすい状態を形成することを想到した。
具体的には、外筒151bは、地金の線膨張係数より大きい線膨張係数を有する材料から形成する。地金よりも線膨張係数より大きい材料から外筒151bを形成することにより、温度変化による外筒151bの膨張及び収縮を地金の膨張及び収縮よりも大きくすることができる。その結果、吹錬終了後のエアギャップを大きくすることができる。
図4に、Cu、Ni、Cr、Ag、ジュラルミン、黄銅、オーステナイト系SUS、2相系SUS、ニッケル合金、炭素鋼、フェライト系SUSの線膨張係数を示す。図4では300K(常温)における線膨張係数を示している。なお、一般に物性値には温度依存性があるが、使用温度範囲では線膨張係数に関しては温度依存性が低い。このため、上吹きランス100が使用される温度環境においては、線膨張係数は一定であるとみなす。ここで、純鉄に近い地金は炭素鋼に近い物性値を有する。そこで、炭素鋼の線膨張係数(11.8×10−6[/K])を地金の線膨張係数とみなす。そうすると、外筒151bは、線膨張係数は12×10−6[/K]より大きい材料から形成すればよい。図4において、線膨張係数は12×10−6[/K]より大きい材料は、Cu、Ni、Ag、ジュラルミン、黄銅、オーステナイト系SUS、2相系SUS、ニッケル合金である。
より好ましくは、外筒151bは、地金の熱伝導率より小さい熱伝導率を有する材料から形成する。外筒151bの熱伝導率を地金の熱伝導率より小さくすることで、外筒151bの熱が低温部へ伝わり難くなり、吹錬時に外筒151bの高温状態が維持される。これにより、外筒151bは、吹錬時により膨張し易くなる。吹錬終了後に外筒151bが膨張した状態から収縮すると、外筒151bの外表面と当該外表面に付着した地金との間に、より大きなギャップが形成される。
図5に、Cu、Ni、Cr、Ag、ジュラルミン、黄銅、オーステナイト系SUS、2相系SUS、ニッケル合金、炭素鋼、フェライト系SUSの熱伝導率を示す。図5では300K(常温)における熱伝導率を示している。なお、熱伝導率も使用温度範囲では温度依存性が低い。このため、上吹きランス100が使用される温度環境においては、熱伝導率は一定であるとみなす。熱伝導率についても、地金は炭素鋼に近い物性値を有する。そこで、炭素鋼の熱伝導率(43[W/m・K])を地金の熱伝導率とみなす。そうすると、外筒151bは、熱伝導率は40[W/m・K]より小さい材料から形成すればよい。図5において、熱伝導率は40[W/m・K]より小さい材料は、オーステナイト系SUS、2相系SUS、ニッケル合金、フェライト系SUSである。
図4の線膨張係数及び図5の熱伝導率を鑑みると、本実施形態に係る上吹きランス100の外筒151bは、例えばオーステナイト系SUS、2相系SUS、ニッケル合金等を用いるのが好ましい。例えば、外筒151bに、線膨張係数が炭素鋼の1.4倍程度のオーステナイト相を含むステンレス鋼(オーステナイト系SUS)からなるステンレス鋼管を用いた場合、吹錬終了時には600μm程度のエアギャップが生じ、外筒151bの外表面から地金が脱落しやすい状態となる。オーステナイト系SUSのうち、特に、外筒151bにはSUS310を用いるのが好ましい。SUS310は、CO雰囲気中で耐浸炭性がよいことから、外筒151bの耐久性を高めることができる。
また、上吹きランス100の損傷を防止する観点から、ランス本体部151のうち、少なくとも外筒151bは、転炉本体10の容器内で使用されるときの外筒151bの温度において、高温強度が200MPa以上である材料から形成されることが好ましい。高温強度が200MPaより低いと、使用中に上吹きランス100が変形し、冷却媒体が流れる第1の空間Vまたは第2の空間Vが狭くなり冷却が十分に行われない等の問題が発生するためである。外筒151bは、冷却媒体に接する内表面と容器内の空間に晒される外表面とでは温度が異なる(図7参照)。ここでは、外筒151bの温度は、内表面の温度と外表面の温度との平均とする。
吹錬中、転炉本体10の容器内の温度は1000℃以上の高温となる。このとき、上吹きランス100において冷却媒体により冷却されている第2の円筒部120の温度は、冷却媒体として常温(ここでは27℃(300K)とする。)の水を用いた場合、100℃以下に維持される。一方、外筒151bである第3の円筒部130も冷却媒体によって冷却されているが、転炉本体10の容器内に晒されているため、第3の円筒部130は第2の円筒部120よりも高温となる。例えば、従来一般的に使用されている炭素鋼から形成されたランス本体の外筒では、外筒の温度は200℃程度となる。炭素鋼は、200℃において245MPaの高温強度を有し、400℃において196MPaの高温強度を有する。これより、従来一般的に使用されているランス本体の高温強度と同等、あるいはそれ以上の高温強度を確保するためには、ランス本体部151のうち、少なくとも外筒151bを、200℃における高温強度が200MPa以上である材料から形成することが好ましい。
図6に、Cu、オーステナイト系SUS、炭素鋼、フェライト系SUSの高温強度を示す。図6では、200℃と400℃における高温強度を示している。図6において、200℃における高温強度が200MPa以上の材料は、オーステナイト系SUS、炭素鋼、フェライト系SUSである。より高温領域である400℃でも強度を保持できるようにするには、400℃においても高温強度が200MPa未満とならないオーステナイト系SUS、フェライト系SUSを用いるのが好ましい。
また、外筒151bの外表面にカロライジング処理を施してもよい。カロライジング処理は、アルミニウムを材料表面に拡散滲透させる処理であり、耐熱性、耐酸化性、耐摩耗性等を目的として行われる。外筒151bの外表面にカロライジング処理を施すことで、外筒151bの耐浸炭性をより高めることができる。また、外筒151bの外表面にカロライジング処理を施すことにより、外筒151bの耐熱性が向上し、熱伝導率が低下する。これにより、外筒151bが膨張しにくくなる。その結果、外筒の外表面に付着した地金と外筒の外表面との間によりエアギャップを発生させることが可能となり、外筒151bの外表面から地金を容易に脱落させることができる。
さらに、上吹きランス100の外筒151bの外表面温度がσ相脆化温度である500℃以下となるように、第1の空間V及び第2の空間Vを流れる冷却媒体の流速を設定してもよい。外筒151bの外表面温度がσ相脆化温度を超えると、外筒151bの外表面で浸炭が生じるようになる。このため、外筒151bの外表面温度をσ相脆化温度である500℃以下とすることで、外筒151bの耐浸炭性を高めることができる。
このように、本実施形態に係る上吹きランス100は、外筒151bが地金の線膨張係数より大きい線膨張係数を有する材料から形成される。これにより、吹錬終了時に外筒151bの外表面に付着した地金と当該外表面との間に形成されるエアギャップを大きくすることができる。その結果、ランス本体部151に付着した地金が脱落しやすい状態となり、外筒151bの外表面に地金が付着することを防止できる。このような上吹きランス100により、吹錬中にランス本体部151の外筒151bの外表面に付着した地金がチャージ毎に脱落するため、外筒151bの外表面に地金が堆積することがない。したがって、吹錬終了後にランス本体部151に付着した地金を除去する地金手入れ工数を低減することができる。また、地金をランス本体部151の外筒151bの外表面から脱落させることで、地金を容器内の溶銑に戻すことができ、鉄の歩留まりを改善できる。
さらに、上吹きランス100が副孔を備える副孔ランスである場合、吹錬中にランス本体部151の外筒151bの外表面に地金が付着し、副孔を塞いだとしても、吹錬終了後には、地金はチャージ毎に容器内に脱落する。したがって、副孔が地金により塞がれた状態となり続けることはない。その結果、副孔から排出される酸素の噴流に偏流が生じることもなく、ランスが溶損することも防止できるため、ランス自体の寿命を長くすることができる。
なお、ランス本体部151の先端に溶接されているノズル部153は、熱伝導率の高い銅で形成するのが好ましい。これにより、上吹きランス100が転炉本体10の容器内の高温環境下にある場合にも、ノズル部153からランス本体部151へ熱が伝わりやすいため、ノズル部153を高温となりにくい状態とすることができる。したがって、高温環境下においてもノズル部153は溶融せず、上吹きランス100の耐久性を高めることができる。このようなノズル部153は、冷却された状態が維持されていることから、吹錬中も地金は付着しにくい状態となっている。
本発明の上吹きランスの有効性を示すため、外筒をCu、炭素鋼、オーステナイト系SUSを用いて構成した場合について、外筒温度及び形成されるエアギャップの大きさをシミュレーションにより検証した。図7は、各材料について、吹錬中における外筒の外表面温度Tsと内表面温度Twとを示している。図8は、各材料について、吹錬終了時に、吹錬中に外筒の外表面に付着した地金と当該外筒の外表面との間に形成されるエアギャップの大きさを示している。また、各材料の線膨張係数及び熱伝導率は、下記表1とした。Cu、炭素鋼、オーステナイト系SUSのうち、線膨張係数が12×10−6[/K]より大きく、かつ、熱伝導率が40[W/m・K]より小さい材料は、オーステナイト系SUSのみである。
Figure 2018190283
本検証では、吹錬中の転炉容器内の温度を1600℃、吹錬終了後、所定時間経過後に定常状態となったときの外筒の外面温度を25℃とした。また、上吹きランス内を流れる冷却媒体は水とし、冷却媒体の流速は5m/sとした。
まず、転炉容器内の温度が1600℃であるときの、外筒の外表面温度Tsと内表面温度Twとをシミュレーションにより求めた。図7に、外筒の外表面温度Tsと内表面温度Twとに関するシミュレーション結果を示す。図7に示すように、Cu、炭素鋼、オーステナイト系SUSのうち、外筒を形成する材料としてオーステナイト系SUSを用いた場合が最も外表面温度Tsと内表面温度Twとの温度差が大きくなることがわかった。
次に、外筒の外面温度が25℃となったときの、エアギャップの大きさをシミュレーションにより求めた。図8に、エアギャップに関するシミュレーション結果を示す。図8に示すように、炭素鋼のエアギャップ(約300μm)に対し、Cu、オーステナイト系SUSを用いた場合エアギャップの方が大きくなった。これより、外筒を形成する材料としてCuまたはオーステナイト系SUSを用いることで、上吹きランスの外筒に付着した地金を脱落させることが可能となるといえる。また、オーステナイト系SUSは最も高いエアギャップを示したことから、外筒を形成する材料としてオーステナイト系SUSを用いることで、上吹きランスの外筒に付着した地金を脱落させることが更に容易となるといえる。
エアギャップは、地金と外筒を形成する材料との線膨張係数の差によって大きくなる。したがって、外筒を形成する材料として、地金の線膨張係数より大きい線膨張係数を有する材料を選択することで、より大きなエアギャップを発生させることができ、外筒の外表面から地金を容易に脱落させることができる。鉄鋼精錬の場合、地金の線膨張係数は、炭素鋼の約12×10−6[/K]に近いとみなすことができる。これより、外筒を形成する材料は、12×10−6[/K]より大きい線膨張係数を有することが望ましい。
また、熱伝導率が高い材料では、熱が高温部から低温部へと移動しやすい。すなわち、熱伝導率が高い材料は、当該材料と異なる温度のものに接したとき、温度が変化しやすい。したがって、外筒に熱伝導率が高い材料を用いた場合、吹錬時に外筒が高温状態となっても外筒の熱は低温部へ伝わりやすいため、外筒の膨張は比較的小さい。一方、熱伝導率が低い材料では、熱が高温部から低温部へと移動しにくい。すなわち、熱伝導率が低い材料は、当該材料と異なる温度のものに接したとき、温度が変化しにくい。したがって、外筒に熱伝導率が低い材料を用いた場合、外筒は、吹錬時に高温となった状態を維持するため、熱伝導率が高い材料を用いる場合よりも膨張は大きくなる。吹錬終了後に外筒が膨張した状態から収縮すると、外筒の外表面と当該外表面に付着した地金との間に、より大きなギャップが形成される。これより、外筒を形成する材料として、地金の熱伝導率より小さな熱伝導率を有する材料を選択することで、より大きなエアギャップを発生させることができ、外筒の外表面から地金を容易に脱落させることができる。鉄鋼精錬の場合、地金の熱伝導率は、炭素鋼の約40[W/m・K]に近いとみなることができる。したがって、外筒を形成する材料は、40[W/m・K]より小さい熱伝導率を有することが望ましい。
本シミュレーションでは、Cuまたはオーステナイト系SUSを用いて外筒を形成した場合に、炭素鋼を用いて外筒を形成した場合よりも外筒の外表面に付着した地金と外筒の外表面との間のエアギャップが大きくなった。この結果より、ランス本体部の外筒を、線膨張係数が12×10−6[/K]より大きい材料で形成することで、上吹きランスの外筒に付着した地金を脱落させることができることが示された。なお、図4に示したように、Ni、Ag、ジュラルミン、黄銅、2相系SUS、ニッケル合金も線膨張係数が12×10−6[/K]より大きい。したがって、これらの材料を用いて外筒を形成した場合にも、Cuまたはオーステナイト系SUSを用いた場合と同様の効果を奏すると考えられる。
さらに、オーステナイト系SUSを用いて外筒を形成した場合に、外筒の外表面に付着した地金と外筒の外表面との間のエアギャップが最も大きくなった。この結果より、ランス本体部の外筒を、線膨張係数が12×10−6[/K]より大きく、かつ、熱伝導率が40[W/m・K]より小さい材料で形成することで、吹錬終了後において、外筒の外表面に付着した地金と外筒の外表面との間のエアギャップをより大きくすることができ、外筒の外表面から地金をさらに容易に脱落させることができることが示された。なお、図4及び図5に示したように、2相系SUS、ニッケル合金も線膨張係数が12×10−6[/K]より大きく、かつ、熱伝導率が40[W/m・K]より小さい。したがって、これらの材料を用いて外筒を形成した場合にも、オーステナイト系SUSを用いた場合と同様の効果を奏すると考えられる。
また、ランス本体部の外筒をオーステナイト系SUSで形成した場合に、上吹きランスを流れる冷却媒体の流速を変化させたときの、外筒の外表面温度Tsと内表面温度Twとをシミュレーションにより求めた。当該シミュレーション結果を図9に示す。図9に示すように、冷却媒体の流速を5m/s、10m/s、15m/sと大きくしたところ、外筒の外表面温度Tsは500℃以下を維持したまま徐々に低下する傾向があることがわかった。したがって、冷却媒体の流速は5m/sであれば外筒の外表面温度を500℃以下とすることができ、外筒の耐浸炭性が高い状態を維持するできることがわかった。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、転炉設備の上吹きランスについて説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、本発明の水冷式ランスは転炉設備以外にも適用可能である。例えば、本発明の水冷式ランスは、溶融炉での溶融還元処理、トーピードカーにおける溶銑予備処理、真空炉を用いた二次精錬等において使用してもよい。また、上記実施形態では、上吹き転炉設備において、上方から溶銑に対して酸素を吹き付ける上吹きランスを例として説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、溶銑に浸漬して使用される浸漬ランス等にも本技術は適用可能である。
5 溶銑
7 地金
10 転炉本体
12 炉口
20 排ガスフード
100 上吹きランス
102 主孔
110 第1の円筒部
120 第2の円筒部
130 第3の円筒部
151 ランス本体部
151a 内筒
151b 外筒
153 ノズル部

Claims (8)

  1. ランス本体部と、前記ランス本体部の先端に設けられたノズル部とからなる水冷式ランスであって、
    前記ランス本体部の最外部に設けられる外筒は、地金の線膨張係数より大きい線膨張係数である材料から形成される、水冷式ランス。
  2. 前記外筒は、12×10−6/Kより大きい線膨張係数を有する材料から形成される、請求項1に記載の水冷式ランス。
  3. 前記外筒は、地金の熱伝導率より小さい熱伝導率を有する材料から形成される、請求項1または2に記載の水冷式ランス。
  4. 前記外筒は、40W/m・Kより小さい熱伝導率を有する材料から形成される、請求項3に記載の水冷式ランス。
  5. 前記外筒は、オーステナイト相を含むステンレス鋼から形成される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の水冷式ランス。
  6. 少なくとも前記外筒は、200℃における高温強度が200MPa以上である材料から形成される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の水冷式ランス。
  7. 前記外筒の外表面は、カロライジング処理が施されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の水冷式ランス。
  8. 前記水冷式ランス内を流れる冷却媒体の流速は、前記外筒の外表面温度がσ相脆化温度である500℃以下となるように設定される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の水冷式ランス。
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