JPWO2018186409A1 - チャック機構 - Google Patents

チャック機構 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2018186409A1
JPWO2018186409A1 JP2019511265A JP2019511265A JPWO2018186409A1 JP WO2018186409 A1 JPWO2018186409 A1 JP WO2018186409A1 JP 2019511265 A JP2019511265 A JP 2019511265A JP 2019511265 A JP2019511265 A JP 2019511265A JP WO2018186409 A1 JPWO2018186409 A1 JP WO2018186409A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
jaw
pin
movable
chuck mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019511265A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7184755B2 (ja
Inventor
智也 廣本
智也 廣本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitagawa Iron Works Co Ltd
Original Assignee
Kitagawa Iron Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kitagawa Iron Works Co Ltd filed Critical Kitagawa Iron Works Co Ltd
Publication of JPWO2018186409A1 publication Critical patent/JPWO2018186409A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7184755B2 publication Critical patent/JP7184755B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B31/00Chucks; Expansion mandrels; Adaptations thereof for remote control
    • B23B31/02Chucks
    • B23B31/10Chucks characterised by the retaining or gripping devices or their immediate operating means
    • B23B31/12Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable
    • B23B31/16Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable moving radially
    • B23B31/16045Jaws movement actuated by screws and nuts or oblique racks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B31/00Chucks; Expansion mandrels; Adaptations thereof for remote control
    • B23B31/02Chucks
    • B23B31/10Chucks characterised by the retaining or gripping devices or their immediate operating means
    • B23B31/12Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable
    • B23B31/16Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable moving radially
    • B23B31/1627Details of the jaws
    • B23B31/16279Fixation on the master jaw
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B31/00Chucks; Expansion mandrels; Adaptations thereof for remote control
    • B23B31/02Chucks
    • B23B31/10Chucks characterised by the retaining or gripping devices or their immediate operating means
    • B23B31/12Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable
    • B23B31/16Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable moving radially
    • B23B31/1627Details of the jaws
    • B23B31/16275Form of the jaws
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B31/00Chucks; Expansion mandrels; Adaptations thereof for remote control
    • B23B31/02Chucks
    • B23B31/10Chucks characterised by the retaining or gripping devices or their immediate operating means
    • B23B31/12Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable
    • B23B31/16Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable moving radially
    • B23B31/16295Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable moving radially with means preventing the ejection of the jaws

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gripping On Spindles (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Abstract

マスタージョー11及びトップジョー12は、互いに係合する凸部11A及び凹部12Aが形成され、マスタージョー内には、軸方向に移動可能な可動ピン20と、径方向に移動可能なシャフト30とが配設され、可動ピンは、シャフトの回転によって、軸方向に移動可能なようにシャフトに係合されており、トップジョーには、可動ピンが挿入可能なピン穴12cが設けられ、シャフトの所定量の回転によって、可動ピンが、ピン穴に挿入された第1の位置、または、ピン穴から離脱した第2の位置に、それぞれロックされる。

Description

本発明は、工作物(ワーク)を把握するチャック機構に関する。
ワークを把握するチャック機構は、チャック本体の前面に、径方向に移動可能に設置された複数のマスタージョーと、各マスタージョーの前面に、着脱自在に取り付けられるトップジョーとを備えている。
特許文献1には、トップジョーの着脱を素早く行うことができるチャック機構が開示されている。そこで開示されているチャック機構は、図10に示すように、チャック本体100の前面に設置されたマスタージョー110及びトップジョー120に、それぞれ、互いに係合する凸部110A及び凹部120Aが形成されている。凸部110A及び凹部120Aは、円錐体の一部からなる側面(円錐面)を有しており、トップジョー120を、円錐体の中心軸を中心に回転させることによって、トップジョー120の着脱が行われる。
ところで、凸部110Aの円錐面と、凹部120Aの円錐面とは、トップジョー120が回転できるだけの隙間が設けられている。そのため、トップジョー120をマスタージョー110に取り付けた後、ワークを把握しない状態でチャック機構を回転させたとき、トップジョー120がマスタージョー110から離脱して飛散するおそれがある。これを防止するために、チャック機構には、トップジョー120が、マスタージョー110に対して回転するのを防止する係止手段が設けられている。
具体的には、図11に示すように、マスタージョー110の軸方向外方から形成された孔110Bに挿入された位置決めピン130を、トップジョー120に形成された孔120Bに嵌入することによって、トップジョー120が、マスタージョー110に対して回転するのを防止している。このとき、位置決めピン130は、孔110Bに配設されたスプリング140によって、軸方向前方に付勢された状態で、孔120Bに嵌入されている。
また、図11に示すように、マスタージョー110の径方向外方から形成された孔110Cに、ノッチピン150が挿入され、位置決めピン130に、ノッチピン150と係合する傾斜溝130Aが形成されている。これにより、ノッチピン150を押し込むことにより、位置決めピン130が孔120Bから離脱することによって、回転自在となったトップジョー120を、マスタージョー110から取り外すことができる。
特開平1−306106号公報
特許文献1に開示されたチャック機構において、トップジョー120の回転を防止する位置決めピン130は、スプリング140によって、常に、トップジョー120側に付勢されている。そのため、トップジョー120を取り外す際、あるいは、取り付ける際、位置決めピン130が孔120Bから離脱した状態を維持するために、ノッチピン150を押し続ける必要がある。
そのため、トップジョー120の交換を自動で行う場合、ノッチピン150を押し続ける役割の装置(ロボット)と、トップジョー120を交換する役割の装置(ロボット)と、2台の装置(ロボット)が必要となる。そのため、自動化を導入する際のコストが増大するという問題がある。また、トップジョー120の交換を手動で行う場合、ノッチピン150を押し続ける作業と、トップジョー120を交換する作業を同時に行う必要がある。そのため、作業性や安全性の面で問題がある。加えて、ノッチピン150の押し込み量から、位置決めピン130が孔120Bから離脱した状態であるか否かを、目視で確認することは難しかった。
本発明は、上記課題に鑑みなされたもので、その主な目的は、マスタージョー及びトップジョーに、互いに係合する凸部及び凹部が形成され、トップジョーの着脱が、マスタージョーまたはトップジョーを、凸部及び凹部の円錐面に沿って相対的に回動することによって行われるチャック機構において、トップジョーの交換を容易にしたチャック機構を提供することにある。
本発明に係るチャック機構は、チャック本体と、チャック本体の前面に、径方向に移動可能に設置された複数のマスタージョーと、各マスタージョーの前面に、着脱自在に取り付けられるトップジョーとを備えている。マスタージョー及びトップジョーは、それぞれ、軸方向に対向する部位に、円錐体の一部からなる側面を有し、互いに係合する凸部及び凹部が形成されている。マスタージョー内には、軸方向に移動可能な可動ピンと、径方向に移動可能なシャフトとが配設され、可動ピンは、シャフトの回転によって、軸方向に移動可能なように、シャフトに係合されている。トップジョーには、可動ピンが挿入可能なピン穴が設けられており、シャフトの所定量の回転によって、可動ピンが、ピン穴に挿入された第1の位置、または、ピン穴から離脱した第2の位置に、それぞれロックされるロック機構をさらに備えている。
本発明によれば、マスタージョー及びトップジョーに、互いに係合する凸部及び凹部が形成され、トップジョーの着脱が、マスタージョーまたはトップジョーを、凸部及び凹部の円錐面に沿って相対的に回動することによって行われるチャック機構において、トップジョーの交換を容易にしたチャック機構を提供することができる。
本発明の一実施形態におけるチャック機構の構成を模式的に示した斜視図である。 本発明の一実施形態におけるチャック機構の構成を模式的に示した断面図である。 図2に示したチャック機構において、マスタージョー及びトップジョーの構成を拡大して示した断面図である。 シャフトの構成を模式的に示した斜視図である。 ロックピンが、第1の溝に係合されている状態を示した拡大図である。 可動ピンが、ピン穴から離脱した状態でロックされている状態を示した図である。 本発明の変形例におけるシャフト及びシャフトカバーの構成を模式的に示した部分断面図である。 本発明の他の変形例におけるマスタージョー及びトップジョーの構成を模式的に示した断面図である。 (a)は、シャフトの構成を模式的に示した平面図で、(b)は、ロック機構を説明した斜視図である。 従来のチャック機構を示した断面図である。 従来のチャック機構におけるトップジョーの係止手段の構成を示した図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。また、本発明の効果を奏する範囲を逸脱しない範囲で、適宜変更は可能である。
図1及び図2は、本発明の一実施形態におけるチャック機構の構成を模式的に示した図で、図1は斜視図、図2は断面図である。なお、本実施形態における説明では、チャック本体の回転軸Jに平行な方向Xを「軸方向」とし、回転軸Jを中心とする半径方向Yを「径方向」としている。
図1に示すように、本実施形態におけるチャック機構1は、チャック本体10と、チャック本体10の前面に、径方向に移動可能に設置された複数(本実施形態では3つ)のマスタージョー11と、各マスタージョー11の前面に、着脱自在に取り付けられるトップジョー12とを備えている。トップジョー12の中央側の端面は、ワークを把握する把握面12bが形成されている。
図2に示すように、チャック本体10は、複数のボルト10aによって、工作機械(不図示)に固定されており、回転軸Jを中心に回転する。
チャック本体10の内部には、ドローナット70が、軸方向に沿って移動可能な状態で収容されている。ドローナット70には、プランジャー80を介してウエッジプランジャー90が係合している。ウエッジプランジャー90には、軸方向に対して傾斜する楔部90Aが形成され、マスタージョー11の内部には、楔部90Aと嵌合する傾斜溝11bが形成されている。これにより、ドローナット70の軸方向移動に伴い、ウエッジプランジャー90が軸方向に移動することによって、マスタージョー11の径方向の移動が制御される。
本実施形態において、マスタージョー11及びトップジョー12は、それぞれ、軸方向に対向する部位に、互いに係合する凸部11A及び凹部12Aが形成されている。凸部11A及び凹部12Aは、円錐体の一部からなる側面(円錐面)11a、12aを有しており、トップジョー12を、円錐体の中心軸を中心に回転させることによって、トップジョー12の着脱を行うことができる。
凸部11Aの円錐面11aと、凹部12Aの円錐面12aとは、トップジョー12が回転できるだけの隙間が設けられている。そのため、トップジョー12をマスタージョー11に取り付けた後、ワークを把握しない状態でチャック機構1を回転させたとき、トップジョー12が、マスタージョー11から離脱するのを防止するために、チャック機構1には、トップジョー12が、マスタージョー11に対して回転するのを防止する係止手段が設けられている。
図3は、図2に示したチャック機構1において、マスタージョー11及びトップジョー12の構成を模式的に示した断面図である。
図3に示すように、マスタージョー11内には、軸方向に移動可能な可動ピン20と、径方向に移動可能なシャフト30とが配設されている。また、トップジョー12には、可動ピン20が挿入可能なピン穴12cが設けられている。
シャフト30の外周には、図4に示すように、径方向(シャフト30の軸方向)に沿って延びる突条部30Aが形成されている。一方、可動ピン20の外周には、この突条部30Aと係合する溝部(不図示)が形成されている、すなわち、可動ピン20は、シャフト30の回転によって、軸方向に移動可能なように、シャフト30に係合されている。これにより、可動ピン20は、シャフト30の回転動作により、ピン穴12cへの出し入れが可能となっている。
また、シャフト30の外周には、図4に示すように、シャフト30の径方向外方に突出するロックピン30Bが設けられている。一方、マスタージョー11内には、シャフト30の外周を囲うシャフトカバー40が配設されており、シャフトカバー40の外周には、周方向に沿って、同一円周上とならない位置(径方向にずれた位置)に、一定の距離をあけて第1の溝40Aと第2の溝40Bとが形成されている。これにより、可動ピン20は、シャフト30を所定量回転することによって、ロックピン30Bを、第1の溝40A、または、第2の溝40Bに係合し、その結果、可動ピン20は、ピン穴12cに挿入された第1の位置、または、ピン穴12cから離脱した第2の位置にロックされる。
なお、シャフトカバー40は、マスタージョー11の径方向外方端部において、ボルト42等でマスタージョー11に固定されている。
ここで、シャフト30は、スプリング50によって、径方向外方(シャフト30の軸方向)に付勢されている。これにより、可動ピン20は、シャフト30を、スプリング50による付勢力に抗して、径方向内方に押し込みながら、所定量回転させることによって、第1の位置(第1の溝40A)、または、第2の位置(第2の溝40B)にロックされる。
これにより、トップジョー12は、凸部11A及び凹部12Aが互いに係合された状態で、可動ピン20を、第1の位置で、ピン穴12cに挿入された状態でロックすることによって、マスタージョー11に対する回転移動を制止することができる。その結果、トップジョー12をマスタージョー11に取り付けた後、ワークを把握しない状態でチャック機構を回転させたとき、トップジョー12がマスタージョー11から離脱するのを防止することができる。
図5は、ロックピン30Bが、第1の溝40Aに係合されている状態を示した拡大図である。ここで、第1の溝40A及び第2の溝40Bの径方向にずれた距離をDとすると、シャフト30の端部30Cが、マスタージョー11の径方向外方に突出する突出量は、ロックピン30Bが係合する第1の溝40Aと第2の溝40Bとで、距離Dだけ異なっている。これにより、可動ピン20の2つの位置(ピン穴12cに挿入された第1の位置、ピン穴12cから離脱した第2の位置)を、シャフト端部30Cの突出量の変化を目視することによって、容易に確認することができる。また、突出量が2段階で変化するため、突出量の変化をセンサー等で確実に検出することができる。
先に示した図3は、ロックピン30Bが、第1の溝40Aに係合されることによって、可動ピン20が、ピン穴12cに挿入された状態でロックされている状態を示す。一方、図6は、ロックピン30Bが、第2の溝40Bに係合されることによって、可動ピン20が、ピン穴12cから離脱した状態でロックされている状態を示す。
このロック機構は、ロックピン30Bが、第1の溝40Aまたは第2の溝40Bに係合された状態で、常に、スプリング50によって、径方向外方に付勢されているため、シャフト30を押し込んで回転させない限り、いずれかのロック状態が維持される。それ故に、ロックピン30Bを、第2の溝40Bに係合させることにより、可動ピン20が、ピン穴12cから離脱した状態を維持したまま、トップジョー12を取り外し、あるいは、取り付けることができる。これにより、シャフト30を押し続けることなく、トップジョー12の交換ができるため、1台の装置(ロボット)で、トップジョー12の交換を自動で行うことができる。また、トップジョー12の交換を手動で行う場合でも、シャフト30を押し続ける作業と、トップジョー12を交換する作業を同時に行う必要がないため、作業性や安全性を向上させることができる。
ここで開示されるチャック機構によれば、シャフト30の所定量の回転によって、可動ピン20が、ピン穴12cに挿入された第1の位置、または、ピン穴12cから離脱した第2の位置に、それぞれロックされるロック機構を備えることによって、トップジョー12の交換を容易に行うことができる。
また、シャフト30を、スプリング50によって、径方向外方(シャフト30の軸方向)に付勢することによって、シャフト30を、スプリング50による付勢力に抗して、径方向内方に押し込みながら、所定量回転させることによって、可動ピン20を、第1の位置、または、第2の位置にロックすることができる。
また、シャフト30の外周にシャフトカバー40を配設し、シャフトカバー40の外周に、同一円周上とならない位置に、一定の距離をあけて第1の溝40Aと第2の溝40Bとを形成することによって、シャフト30を所定量回転することによって、シャフト30の外周に設けたロックピン30Bを、第1の溝40A、または、第2の溝40Bに係合させることができる。これにより、可動ピン20を、第1の位置、または、第2の位置にロックすることができる。
このような構成により、ロックピン30Bを、第2の溝40Bに係合させることによって、可動ピン20が、ピン穴12cから離脱した状態を維持したまま、トップジョー12の交換を行うことができる。これにより、シャフト30を押し続けることなく、トップジョー12の交換ができるため、1台の装置(ロボット)で、トップジョー12の交換を自動で行うことができる。また、トップジョー12の交換を手動で行う場合でも、シャフト30を押し続ける作業と、トップジョー12を交換する作業を同時に行う必要がないため、作業性や安全性を向上させることができる。
さらに、シャフト30の端部は、可動ピン20がピン穴12cに挿入された第1の位置と、ピン穴12cから離脱した第2の位置とで、マスタージョー11の径方向外方に突出する突出量が異なっているため、可動ピン20の2つの位置を、シャフト端部30Cの突出量の変化を目視することによって、容易に確認することができる。また、突出量が2段階で変化するため、突出量の変化をセンサー等で確実に検出することができる。
(変形例1)
図3に示したように、シャフト30は、スプリング50により、径方向外方に付勢されていても、シャフト30の外周に突出して設けられたロックピン30Bが、シャフトカバー40の第1及び第2の溝40A、40Bを含む端面で係止されているため、マスタージョー11から径方向外方に遠心力が働いたとしても飛散しないように規制されている。
しかしながら、万一、ロックピン30Bが破損等すると、上記規制が働かなくなるため、シャフト30が、マスタージョー11から飛散してしまう事態が生じる。
図7は、このような事態を防止する機構を備えたシャフト30及びシャフトカバー40の構成を模式的に示した部分断面図である。
図7に示すように、シャフト30は、径方向外方において、外径がWの部位32Aと、外径がWより大きいWの部位32Bとが設けられている。また、シャフトカバー40は、Wとほぼ同じ内径の部位41Aと、Wとほぼ同じ内径の部位41Bとが設けられている。このような構成により、万一、ロックピン30Bが破損等をしても、径方向外方に付勢を受けたシャフト30は、外径Wの部位32Bが、シャフトカバー40の内径Wの部位41Aで係止されるため、マスタージョー11から径方向外方に飛散するのを防止することができる。
(変形例2)
上記本実施形態において、可動ピン20を、ピン穴12cに挿入された第1の位置、または、ピン穴12cから離脱した第2の位置に、それぞれロックするロック機構として、図3等に示したように、シャフトカバー40に、第1及びの第2の溝40A、40B(規制溝)を形成し、この規制溝に、シャフト30の外周に設けたロックピン30Bを係合する構成を示したが、勿論、これに限定されず、他のロック機構を採用することができる。
図8及び図9(a)、(b)は、本変形例におけるロック機構の一例を示した図である。図8は、マスタージョー11及びトップジョー12の構成を模式的に示した断面図、図9(a)は、シャフト30の構成を模式的に示した平面図、図9(b)は、本変形例におけるロック機構を説明した斜視図である。なお、本変形例において、マスタージョー11、トップジョー12、可動ピン20等の構成は、上記実施形態で示した構成と同じであるため、説明は省略する。
図8、及び図9(a)に示すように、本変形例では、規制溝が形成されたシャフトカバー40をなくし、シャフト30に規制溝を形成したことを特徴とする。
本変形例におけるシャフト30は、図9(a)に示すように、他の部位よりも外径の大きな円筒部30Dを有し、円筒部30Dの外周には、周方向に沿って、同一円周上とならない位置に、一定の距離をあけて第1の溝31Aと第2の溝31Bとが形成されている。なお、シャフト30の外周には、上記実施形態と同様に、可動ピン20の軸方向の移動を可能とする突条部30Aが形成されている。また、シャフト30の外周には、Oリング32が嵌装される溝部30Eが形成されている。
図8に示すように、マスタージョー11の後面には、ボルト60が埋設されており、ボルト60の軸方向端部は、図9(b)に示すように、シャフト30に形成された第1の溝31Aまたは第2の溝31Bに係合されるようになっている。
シャフト30は、スプリング50によって、径方向外方(シャフト30の軸方向)に付勢されている。そして、シャフト30を、スプリング50による付勢力に抗して、径方向内方に押し込みながら、所定量回転させることによって、ボルト60の軸方向端部が、第1の溝31A、または、第2の溝31Bに係合される。これにより、シャフト30を所定量回転することによって、可動ピン20を、ピン穴12cに挿入された第1の位置、または、ピン穴12cから離脱した第2の位置にロックすることができる。
なお、シャフト30は、ボルト60によって、マスタージョー11から径方向外方に飛散するのを防止されている。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、もちろん、種々の改変が可能である。例えば、上記実施形態では、ロックピン30Bを、シャフト30の外周の両方から突出するように設けたが、片方だけから突出するように設けてもよい。前者の場合、第1及び第2の溝31A、31Bは、シャフトカバー40の径方向に対称な位置に、2カ所設けられるため、ロックピン30Bに加わる荷重を分散させることができる。これにより、ロックピン30Bの外径を小さくすることができる。一方、後者の場合、第1及び第2の溝31A、31Bは、シャフトカバー40の外周に1カ所だけ設ければよい。
また、上記実施形態では、マスタージョー11及びトップジョー12に、それぞれ、互いに係合する凸部11A及び凹部12Bが形成されたものを用いたが、マスタージョー11またはトップジョー12を、凸部11A及び凹部12Aの円錐面に沿って周方向に相対的に回動することによって、トップジョー12の着脱が行われるものであれば、その構造は特に限定されない。
また、上記変形例において、シャフト30に形成された第1の溝31Aまたは第2の溝31Bに係合される部材にボルト60を用いたが、これに限定されず、例えば、ピン等を用いてもよい。
1 チャック機構
10 チャック本体
11 マスタージョー
11A 凸部
11a 円錐面
12 トップジョー
12A 凹部
12a 円錐面
12c ピン穴
20 可動ピン
30 シャフト
30B ロックピン
30C シャフト端部
31A 第1の溝
31B 第2の溝
40 シャフトカバー
40A 第1の溝
40B 第2の溝
50 スプリング

Claims (6)

  1. チャック本体と、
    前記チャック本体の前面に、径方向に移動可能に設置された複数のマスタージョーと、
    各マスタージョーの前面に、着脱自在に取り付けられるトップジョーと
    を備えたチャック機構であって、
    前記マスタージョー及び前記トップジョーは、それぞれ、軸方向に対向する部位に、円錐体の一部からなる側面を有し、互いに係合する凸部及び凹部が形成されており、
    前記マスタージョー内には、軸方向に移動可能な可動ピンと、径方向に移動可能なシャフトとが配設され、前記可動ピンは、前記シャフトの回転によって、軸方向に移動可能なように、前記シャフトに係合されており、
    前記トップジョーには、前記可動ピンが挿入可能なピン穴が設けられており、
    前記シャフトの所定量の回転によって、前記可動ピンが、前記ピン穴に挿入された第1の位置、または、前記ピン穴から離脱した第2の位置に、それぞれロックされるロック機構をさらに備えている、チャック機構。
  2. 前記シャフトは、スプリングによって、径方向外方に付勢されており、
    前記可動ピンは、前記シャフトを、前記スプリングによる付勢力に抗して、径方向内方に押し込みながら、所定量回転させることによって、前記第1の位置、または、前記第2の位置にロックされる、請求項1に記載のチャック機構。
  3. 前記シャフトは、その端部が前記マスタージョーの径方向外方に突出しており、
    前記シャフトの端部は、前記第1の位置と、前記第2の位置とで、前記マスタージョーの径方向外方に突出する突出量が異なっている、請求項1に記載のチャック機構。
  4. 前記ロック機構は、
    前記シャフトの外周を囲うように、前記マスタージョー内に配設されたシャフトカバーと、
    前記シャフトの外周に、外方向に突出するように設けられたロックピンと、
    を備え、
    前記シャフトカバーの外周には、周方向に沿って、同一円周上とならない位置に、一定の距離をあけて第1の溝と第2の溝とが形成されており、
    前記可動ピンは、前記シャフトを所定量回転することによって、前記ロックピンが、前記第1の溝、または、前記第2の溝に係合することにより、前記第1の位置、または、前記第2の位置にロックされる、請求項1〜3の何れかに記載のチャック機構。
  5. 前記トップジョーは、前記凸部及び凹部が互いに係合された状態で、前記可動ピンを、前記第1の位置で、前記ピン穴に挿入された状態でロックすることによって、前記マスタージョーに対する回転移動が制止される、請求項1〜4の何れかに記載のチャック機構。
  6. 前記トップジョーの着脱は、前記可動ピンを、前記第2の位置で、前記ピン穴から離脱した状態でロックすることによって、前記マスタージョーまたは前記トップジョーを、前記凸部及び凹部の側面に沿って周方向に相対的に回動することにより行われる、請求項1〜4の何れかに記載のチャック機構。
JP2019511265A 2017-04-05 2018-04-03 チャック機構 Active JP7184755B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017075365 2017-04-05
JP2017075365 2017-04-05
PCT/JP2018/014295 WO2018186409A1 (ja) 2017-04-05 2018-04-03 チャック機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018186409A1 true JPWO2018186409A1 (ja) 2020-02-27
JP7184755B2 JP7184755B2 (ja) 2022-12-06

Family

ID=63712490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019511265A Active JP7184755B2 (ja) 2017-04-05 2018-04-03 チャック機構

Country Status (7)

Country Link
US (1) US11045882B2 (ja)
EP (1) EP3556495A4 (ja)
JP (1) JP7184755B2 (ja)
KR (1) KR102501360B1 (ja)
CN (1) CN110382147B (ja)
TW (1) TWI752211B (ja)
WO (1) WO2018186409A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3623086A4 (en) * 2017-05-10 2020-04-29 Kitagawa Iron Works Co., Ltd CHUCK MECHANISM
JP7406957B2 (ja) * 2019-11-07 2023-12-28 株式会社Screenホールディングス チャックピン、基板処理装置、基板処理システム
CN113432507B (zh) * 2021-07-20 2023-02-21 赛孚帕斯(苏州)自动化科技有限公司 一种电子产品外壳间隙检测治具

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5531579A (en) * 1978-08-18 1980-03-05 Roehm Guenter H Chuck of lathe
JPS6434108U (ja) * 1987-08-19 1989-03-02
JPH01159108A (ja) * 1987-11-24 1989-06-22 Gamet Precision 締付けチャック
JPH0319704A (ja) * 1989-06-14 1991-01-28 Hitachi Seiki Co Ltd キー操作可能な爪交換式チャックの交換爪固定装置
US5015003A (en) * 1988-08-03 1991-05-14 Kennametal Inc. Top jaw assembly with replaceable work holding pads
JPH04201006A (ja) * 1990-11-29 1992-07-22 Kitagawa Iron Works Co Ltd 急速ジョウ交換チャック
JPH10230403A (ja) * 1996-12-18 1998-09-02 Komatsu Ltd 工作機用チャックの爪着脱機構
JP2004008349A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 My Friend Plastic Mfg Corp 腕力訓練器
JP2015075048A (ja) * 2013-10-10 2015-04-20 株式会社エンプラス 燃料噴射装置用ノズルプレートの取付構造

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2228572B1 (ja) * 1973-05-09 1977-10-07 Roehm Guenter H
DE2711904C3 (de) * 1977-03-18 1981-08-13 Röhm, Günter Horst, 7927 Sontheim Spannfutter für Drehmaschinen
JP2691417B2 (ja) 1988-06-03 1997-12-17 株式会社北川鉄工所 チャックにおけるトップジョウの組み換え構造
DE4016775C1 (ja) 1990-05-25 1991-04-18 Paul Forkardt Gmbh & Co Kg, 4000 Duesseldorf, De
US5842705A (en) * 1997-11-24 1998-12-01 The Goss & Deleeuw Machine Company Quick-change jaw assembly
TWM421848U (en) * 2011-10-17 2012-02-01 Luckycom Ind Co Ltd Jaw structure for lathe chuck
CN203292523U (zh) * 2013-04-25 2013-11-20 自贡市川力实业有限公司 一种油泵体同轴尺寸加工工装
CN105593512B (zh) 2013-10-01 2018-12-04 恩普乐斯股份有限公司 燃料喷射装置用喷嘴板的安装构造
CN103921142A (zh) * 2014-04-18 2014-07-16 蒋剑锋 一种异形件车削固定夹具
CN105414583B (zh) * 2015-12-24 2018-06-29 湖州诚基机械有限公司 一种浮动夹紧装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5531579A (en) * 1978-08-18 1980-03-05 Roehm Guenter H Chuck of lathe
JPS6434108U (ja) * 1987-08-19 1989-03-02
JPH01159108A (ja) * 1987-11-24 1989-06-22 Gamet Precision 締付けチャック
US5015003A (en) * 1988-08-03 1991-05-14 Kennametal Inc. Top jaw assembly with replaceable work holding pads
JPH0319704A (ja) * 1989-06-14 1991-01-28 Hitachi Seiki Co Ltd キー操作可能な爪交換式チャックの交換爪固定装置
JPH04201006A (ja) * 1990-11-29 1992-07-22 Kitagawa Iron Works Co Ltd 急速ジョウ交換チャック
JPH10230403A (ja) * 1996-12-18 1998-09-02 Komatsu Ltd 工作機用チャックの爪着脱機構
JP2004008349A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 My Friend Plastic Mfg Corp 腕力訓練器
JP2015075048A (ja) * 2013-10-10 2015-04-20 株式会社エンプラス 燃料噴射装置用ノズルプレートの取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
KR102501360B1 (ko) 2023-02-17
EP3556495A4 (en) 2020-02-26
US20190366448A1 (en) 2019-12-05
CN110382147A (zh) 2019-10-25
KR20190138634A (ko) 2019-12-13
JP7184755B2 (ja) 2022-12-06
US11045882B2 (en) 2021-06-29
TWI752211B (zh) 2022-01-11
EP3556495A1 (en) 2019-10-23
CN110382147B (zh) 2020-10-30
WO2018186409A1 (ja) 2018-10-11
TW201841704A (zh) 2018-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2018186409A1 (ja) チャック機構
USRE48981E1 (en) Thrust nut
JP3183660U (ja) マシニングセンタの非回転工具を取り付ける工具ホルダ
JP2007521146A5 (ja)
JP4861984B2 (ja) 工具ホルダアセンブリ
KR20120071325A (ko) 블레이드 착탈 장치
TW201326608A (zh) 滾珠螺桿裝置及防塵構件拔取治具
US3219355A (en) Tool holder
US5372465A (en) Quick change spindle adaptor for tool holder
US10518334B2 (en) Chuck device
US9999931B2 (en) Locking mechanism for a collet assembly
JP3214842U (ja) アングルヘッドホルダ用チャッキング構造
JPWO2018207570A1 (ja) チャック機構
JP2006247764A (ja) 切削工具保持機構及びスピンドルユニット
JP2018058141A (ja) 作業工具用ソケット
JP5368965B2 (ja) バルブシート加工工具
JP6185972B2 (ja) 工具ホルダ、加工工具、及び工作機械
JP2007268642A (ja) 自動交換式切削工具
EP3764193B1 (en) Handle device and punching machine
JP6173804B2 (ja) 工具マガジン
JP4564727B2 (ja) 工具ホルダの自動着脱方法,工具ホルダの自動着脱システムおよび工具収納装置
JP2007301702A (ja) 主軸内可動軸の移動量調整装置および旋盤機
RU124205U1 (ru) Кулачковый патрон для осевого инструмента
JP2019107738A (ja) 工具用ソケット及びその製造方法
JP2020062708A (ja) コレットチャック装置

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A801

Effective date: 20190614

A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20190614

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220302

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220914

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20220914

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20220926

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20220927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7184755

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150