JPWO2018179364A1 - 計算機システム及びデータフロー制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】データ提供元システムからデータ利用先システムへのデータフローの制御において、センサデータに加えて、センサ外のデータのフローも適切に制御できる計算機システム及びデータフロー制御方法を提供する。【解決手段】データ制御計算機は、データ提供元システムからデータ利用先システムへのセンサデータのフローと、データ提供元システムからデータ利用先システムへのタグデータのフローと、を夫々制御し、タグデータのフローの更新の要否を判定し、当該判定を肯定すると、センサデータのフローに基づいて、データ利用先システムに送信されるセンサデータから、データ利用先システムに送信されるタグデータを決定し、当該決定に基づいて、タグデータのフローを更新するようにした。

Description

本発明は、計算機システム及びデータフロー制御方法に関し、例えば、現場のセンサデータをモニタリング及び分析する計算機システムである。
現場等のデータ提供元システムからデータを収集し、データの利用先システムはデータ提供元システムのモニタリング、データ提供元システムの分析を行い、これをデータ提供元のシステムの改善等に役立てるためのクラウドシステムが実現されている。
このようなシステムとして、例えば、特許文献1には、ネットワークに接続された現場のセンサと、センサデータ利用側のアプリケーションのメタデータとをマッチングして、要件に合うセンサデータをアプリケーションに流通させるようにセンサデータのフローを制御し、アプリケーションに仮想的なセンサを提供する発明が開示されている。
なお、開発者(Development)と運用管理者(Operations)が連携して協力する開発手法であるDevOps環境のクラウドシステムにおいても、データ利用先システムとしての運用者側システムの運用情報が、データ提供元システムとしての開発者側システムにフィードバックされることが行われている。
国際公開2013/055414号公報
データ利用先システムが、センサによって取得されるセンサデータに加えて、例えば、現場店舗でのタイムセールイベントの運営情報等のセンサ外のデータを利用して、現場情報のモニタリング、センサデータの分析等データ処理を実行しようとすると、センサデータに加えて、センサ外データのフローも制御する必要がある。
しかしながら、従来のシステムでは、センサ外データがデータ提供元において任意かつ頻繁に変更され得るものであるにも拘わらず、センサ外データのフローを適切に制御することに対する配慮が十分でないために、センサデータのフローとセンサ外データのフローとの乖離を避けることができために、データ提供元からデータ利用先に、データ分析のために必要な付加情報が通知されない、反対に、不要な付加情報が大量に通知される、そして、データフロー定義を頻繁に行わなければならないことによるシステムのメンテナンスコストが嵩む等の課題が生じている。
本発明は、データ提供元システムからデータ利用先システムへのデータフローの制御において、センサデータに加えて、センサ外のデータのフローも適切に制御できる計算機システム及びデータフロー制御方法を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため本発明においては、データ提供元システムと、データ利用先システムと、データ提供元システムからデータ利用先システムへのデータフローを制御するデータ制御計算機と、を備える計算機システムにおいて、データ提供元システムは、センサを有する機器と、センサの検出データであるセンサデータと、センサから直接取得することができないデータをセンサデータと関連付けたタグデータと、を夫々管理する第1の管理装置と、を備え、データ利用先システムは、タグデータに基づいて、センサデータを利用するデータ管理を実行する第2の管理装置を備え、データ制御計算機は、データ提供元システムからデータ利用先システムへのセンサデータのフローと、データ提供元システムからデータ利用先システムへのタグデータのフローと、を夫々制御し、タグデータのフローの更新の要否を判定し、当該判定を肯定すると、センサデータのフローに基づいて、データ利用先システムに送信されるセンサデータから、データ利用先システムに送信されるタグデータを決定し、当該決定に基づいて、タグデータのフローを更新するようにした。
また本発明においては、データ提供元システムからデータ利用先システムへのデータフローをデータ制御計算機が制御する計算機システム制御方法において、データ提供元システムが、第1の管理装置によって、センサの検出データであるセンサデータと、センサから直接取得することができないデータをセンサデータと関連付けたタグデータと、を夫々管理し、データ利用先システムが、第2の管理装置によって、タグデータに基づいて、センサデータを利用するデータ管理を実行し、データ制御計算機が、データ提供元システムからデータ利用先システムへのセンサデータのフローと、データ提供元システムからデータ利用先システムへのタグデータのフローと、を夫々制御し、タグデータのフローの更新の要否を判定し、当該判定を肯定すると、センサデータのフローに基づいて、データ利用先システムに送信されるセンサデータからデータ利用先システムに送信されるタグデータを決定し、当該決定に基づいてタグデータのフローを更新するようにした。
本発明によれば、データ提供元システムからデータ利用先システムへのデータフローの制御において、センサデータに加えて、センサ外のデータのフローも適切に制御できる計算機システム及びデータフロー制御方法を提供することができる。
本実施形態によるレポート管理システムの構成を示すブロック図である。 定義画面の構成を略線的に示す略線図である。 タグ定義画面の構成を略線的に示す略線図である。 本実施の形態による生成されるレポートの構成を示す概念図である。 センサ構成テーブルの構成を示す概念図である。 タグ定義テーブルの構成を示す概念図である。 センサデータテーブルの構成を示す概念図である。 タグデータテーブルの構成を示す概念図である。 レポートメタデータテーブルの構成を示す概念図である。 センサデータフローテーブルの構成を示す概念図である。 タグデータフローテーブルの構成を示す概念図である。 本実施形態によるタグデータフロー更新処理の処理手順を示すフローチャートである。 レポート表示処理の処理手順を示すフローチャートである。 他の実施形態によるレポート管理システムの構成を示すブロック図である。 他の実施形態によるタグデータアクセス更新処理の処理手順を示すフローチャートである。 他の実施形態によるレポート管理システムの構成を示すブロック図である。 店舗営業時間テーブルの構成を示す概念図である。 システム稼働スケジュールテーブルの構成を示す概念図である。 システムイベント管理テーブルの構成を示す概念図である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。なお、各図に示す同一の符号は同一の機能又は構成を有することを示しているため、重複した説明は省略する。
(1)本実施の形態によるレポート管理システムの構成
図1において、1は全体として本実施の形態による計算機システムとしてのレポート管理システムを示す。このレポート管理システム1は、センサデータ及びセンサデータに現場の情報(タグ)を付与したデータであるタグデータの利用情報を定義して、利用情報に基づいて図、表等の態様のレポートを生成して管理するシステムである。このレポート管理システム1は、1つ以上のデータ提供元システム2、1つ以上のデータ利用先システム3及びデータ制御計算機4を備えて構成され、これらがネットワーク5を介して相互に接続されている。ネットワーク5は、LAN、WAN等のネットワークであり、有線又は無線で提供される。
データ提供元システム2は、自システム内のデータを外部システムに提供するシステムであり、店舗、空港、工場、建設現場、イベント会場等の現場で動作するシステムであり、第1の管理装置(以下、これをセンサ管理計算機と呼ぶ)6及び1つ以上のIoT機器7を備えて構成される。ここでは、データ提供元システム2は店舗のシステムであって、IoT機器7は、店舗の各フロアに設置される。そしてデータ提供元システム2は店舗内の画像、音声、設置フロアや店舗全体のタイムセールに関する情報、機器のメンテナンスに関する情報等をタグとして取得する。
センサ管理計算機6は、データ提供元システム2内のIoT機器7及びセンサ25を管理する計算機であり、CPU8、メモリ9、入出力装置10、ストレージ装置11及びネットワークインタフェース12から構成され、それぞれの機器が内部バス13で接続される。
CPU8は、センサ管理計算機6全体の動作制御を司るプロセッサである。またメモリ9は、例えば揮発性の半導体メモリから構成され、CPU8のワークメモリとして利用される。メモリ9には、センサデータを管理するプログラムであるセンサ管理プログラム14及びタグデータを管理するプログラムであるタグ管理プログラム17が、必要な際に一時的に保持される。
入出力装置10は、例えばキーボード、マウス及びディスプレイから構成され、例えば運用管理者によってタグデータの定義等の必要な情報が入力される際に使用される。
ストレージ装置11は、例えばハードディスク装置、SSD(Solid State Drive)等の大容量の不揮発性記憶装置から構成され、プログラムやデータを長期間記憶保持するために利用される。ストレージ装置11に格納されたプログラムがメモリ9にロードされ、このプログラムをCPU8が実行することによりレポート管理システム1全体としての各種処理が実行される。なお、ストレージ装置11には、センサ管理プログラム14及びタグ管理プログラム17が格納されて保持される。
ネットワークインタフェース12は、例えばNIC(Network Interface Card)等から構成され、データ利用先システム3、データ制御計算機4、IoT機器7等との通信時におけるプロトコル制御を行う。
IoT機器7は、データ提供元システム2内の情報をセンサ25により収集し、データ提供元システム2内の計算機やデータ提供元システム2の外部の計算機に送信する機器であり、CPU20、メモリ21、入出力装置22、ストレージ装置23、ネットワークインタフェース24及び1つ以上のセンサ25から構成され、それぞれの機器が内部バス26で接続される。
CPU20は、IoT機器7全体の動作制御を司るプロセッサである。またメモリ21は、例えば揮発性の半導体メモリから構成され、CPU20のワークメモリとして利用される。
入出力装置22は、例えばキーボード、マウス及びディスプレイから構成され、例えば運用管理者によってセンサの設定情報等の必要な情報が入力される際に使用される。
ストレージ装置23は、例えばハードディスク装置、SSD(Solid State Drive)等の大容量の不揮発性記憶装置から構成され、プログラムやデータを長期間記憶保持するために利用される。ストレージ装置23に格納されたプログラムがメモリ21にロードされ、このプログラムをCPU20が実行することによりレポート管理システム1全体としての各種処理が実行される。
ネットワークインタフェース24は、例えばNIC(Network Interface Card)等から構成され、データ利用先システム3、データ制御計算機4、センサ管理計算機6等との通信時におけるプロトコル制御を行う。
センサ25は、データ提供元システム2内の画像、動画、音声、位置、圧力、加速度、角度、温度、湿度等のセンサデータを測定、収集等する機器である。IoT機器7は、このセンサから取得したセンサデータをレポート管理システム1内の各プログラムが扱えるデータ形式に変換して送信する。
データ利用先システム3は、データ提供元システム2から提供された現場のデータを基に、データ提供元システム2の状況をモニタリング、分析するシステムであり、ユーザ端末27及び第2の管理装置(以下、これをレポート管理計算機と呼ぶ)28を備えて構成される。
ユーザ端末27は、レポート管理システム1を利用する開発者、運用管理者等のユーザが操作するPC、スマートフォン等であり、CPU29、メモリ30、入出力装置31、ストレージ装置32及びネットワークインタフェース33から構成され、それぞれの機器が内部バス34で接続される。
CPU29は、ユーザ端末27全体の動作制御を司るプロセッサである。またメモリ30は、例えば揮発性の半導体メモリから構成され、CPU29のワークメモリとして利用される。メモリ30には、後述するユーザインタフェースプログラム35が、必要な際に一時的に保持される。
入出力装置31は、例えばキーボード、マウス及びディスプレイから構成され、例えばユーザによってタグデータの定義、センサデータの送信先の設定(以下、これをセンサデータフロー定義と呼ぶ)、ユーザ端末でのセンサデータ及びタグデータの利用情報(以下、これをデータ管理の情報としてもよい)の定義が入力される際に使用される。
ストレージ装置32は、例えばハードディスク装置、SSD(Solid State Drive)等の大容量の不揮発性記憶装置から構成され、プログラムやデータを長期間記憶保持するために利用される。ストレージ装置32に格納されたプログラムがメモリ30にロードされ、このプログラムをCPU29が実行することによりレポート管理システム1全体としての各種処理が実行される。なお、ストレージ装置32には、ユーザインタフェースプログラム35が格納されて保持される。
ネットワークインタフェース33は、例えばNIC(Network Interface Card)等から構成され、データ提供元システム2、データ制御計算機4、レポート管理計算機28等との通信時におけるプロトコル制御を行う。
レポート管理計算機28は、データ提供元システム2から取得したセンサデータ及びタグデータを基に、データ提供元システム2の現場をモニタリング、分析するレポートを生成、表示する計算機であり、CPU36、メモリ37、入出力装置38、ストレージ装置39及びネットワークインタフェース40から構成され、それぞれの機器が内部バス41で接続される。
CPU36は、レポート管理計算機28全体の動作制御を司るプロセッサである。またメモリ37は、例えば揮発性の半導体メモリから構成され、CPU36のワークメモリとして利用される。メモリ37には、レポート管理プログラム42が、必要な際に一時的に保持される。なおレポート管理プログラム42は、データ提供元システム2から取得したセンサデータ及びタグデータを基に、データ提供元システム2の現場をモニタリング及び分析するためのレポートを生成して表示するプログラムである。
入出力装置38は、例えばキーボード、マウス及びディスプレイから構成され、例えば開発者によってセンサデータ及びタグデータのユーザ端末での利用情報の定義を入力する際に使用される。
ストレージ装置39は、例えばハードディスク装置、SSD(Solid State Drive)等の大容量の不揮発性記憶装置から構成され、プログラムやデータを長期間記憶保持するために利用される。ストレージ装置39に格納されたプログラムがメモリ37にロードされ、このプログラムをCPU36が実行することによりレポート管理システム1全体としての各種処理が実行される。なお、ストレージ装置39には、レポート管理プログラム42が格納されて保持される。
ネットワークインタフェース40は、例えばNIC(Network Interface Card)等から構成され、データ提供元システム2、データ制御計算機4、ユーザ端末27等との通信時におけるプロトコル制御を行う。
データ制御計算機4は、データ提供元システム2とデータ利用先システム3の間でやり取りされるデータを処理、制御する計算機であり、CPU48、メモリ49、入出力装置50、ストレージ装置51及びネットワークインタフェース52から構成され、それぞれの機器が内部バス53で接続される。
CPU48は、データ制御計算機4全体の動作制御を司るプロセッサである。またメモリ49は、例えば揮発性の半導体メモリから構成され、CPU48のワークメモリとして利用される。メモリ49には、センサデータ処理プログラム54及びタグデータフロー制御プログラム58が、必要な際に一時的に保持される。
なおセンサデータ処理プログラム54は、データ提供元システム2で動作するIoT機器7から受信したセンサデータを処理するプログラムであり、センサデータを解析等の処理をし、センサデータフロー定義に基づいて、受信したセンサデータ、及び、処理をしたセンサデータを適切なデータ利用先システム3のレポート管理計算機28に送信する。
またタグデータフロー制御プログラム58は、タグ管理プログラム17で定義されたタグデータを、適切なデータ利用先システム3のレポート管理計算機28に送信するプログラムである。
入出力装置50は、例えばキーボード、マウス及びディスプレイから構成され、例えば開発者によってセンサデータの送信先の情報が入力される際に使用される。
ストレージ装置51は、例えばハードディスク装置、SSD(Solid State Drive)等の大容量の不揮発性記憶装置から構成され、プログラムやデータを長期間記憶保持するために利用される。ストレージ装置51に格納されたプログラムがメモリ49にロードされ、このプログラムをCPU48が実行することによりレポート管理システム1全体としての各種処理が実行される。なお、ストレージ装置32には、センサデータ処理プログラム54及びタグデータフロー制御プログラム58が格納されて保持される。
ネットワークインタフェース52は、例えばNIC(Network Interface Card)等から構成され、データ提供元システム2、データ利用先システム3等との通信時におけるプロトコル制御を行う。
(2)本実施の形態によるレポート管理機能
次に、本実施の形態のレポート管理機能について説明する。本レポート管理システム1は、ユーザにより入力された各種定義情報に基づいて、レポートとして図や表にセンサデータやタグデータの情報をまとめて表示し、管理するレポート管理機能が搭載されている。
実際上、レポート管理システム1のユーザインタフェースプログラム35は図2に示す定義画面70を表示し、ユーザは、定義画面70のタグ定義画面71からタグ定義を、センサデータフロー定義画面72からセンサデータフロー定義を、レポート定義画面73からレポート定義の情報をそれぞれ入力する。レポート管理システム1は、入力されたタグ定義、センサデータフロー定義及びレポート定義の情報から、タグデータの送信先を決定する。
タグ定義画面71は、センサデータとデータ提供元システム2の現場の情報との関連情報(タグデータ)であるタグ定義がユーザによって入力される画面であり、タグ名欄71A、スケジュール欄71B及びセンサ欄71Cを備えて構成される。タグ名欄71Aにはタグ名が入力され、スケジュール欄71Bには、スケジュールが「開始時−終了時」の形式で入力される。なおスケジュールは、日付のみ、時刻のみ、日付と時刻の3種類の何れか1つの形式とする。またセンサ欄71Cには、IoT機器7のセンサIDの一覧が表示され、ユーザによってセンサIDが1つ以上選択され入力される。
センサデータフロー定義画面72は、センサデータをどこに送信するかのセンサデータフロー制御情報であるセンサデータフロー定義がユーザによって入力される画面であり、送信元欄72A及び送信先欄72Bを備えて構成される。送信元欄72Aにはセンサデータの送信元が、送信先欄72Bにはセンサデータの送信先が、ユーザによって複数の値をカンマで区切って入力される。
レポート定義画面73は、データ利用先システム3が受信したセンサデータやタグデータを利用してどのようなレポートを表示するかの利用情報であるレポート定義がユーザによって入力される画面であり、レポート名欄73A、参照データ欄73B及び範囲欄73Cを備えて構成される。レポート名欄73Aにはレポート名が入力され、範囲欄73Cには範囲が「開始日付−終了日付」の形式で入力される。また参照データ欄73Bには参照データとして、IoT機器7のセンサIDの一覧が表示され、ユーザによってセンサIDが1つ以上選択され入力される。
なお、タグ定義画面71、センサデータフロー定義画面72及びレポート定義画面73は、定義画面70としてひとまとめに表示されなくてもよく、個別に表示されてもよい。
また、タグデータの送信先は、図3に示す参照のみ可能なタグ定義画面121から確認することができる。このタグ定義画面121を参照することで、ユーザはタグデータがどこに送信されているかを確認することや、タグデータがどれだけ利用されているかを確認することができる。
タグ定義画面121は、タグID欄121A、タグ名欄121B、送信先121C及びレポート数欄121Dを備えて構成され、タグID欄121Aにはタグデータを一意に識別するタグIDが、タグ名欄121Bにはタグ名が、送信先121Cにはタグデータの送信先が、レポート数欄121Dには後述のレポート数が表示される。
そしてレポート管理システム1は、タグ定義画面71、センサデータフロー定義画面72及びレポート定義画面73から入力された情報を基に、レポートを作成する。図4は、レポート管理システム1が作成するレポート80を表示する。
レポート80は、センサデータの情報を基に店舗A内の騒音の時間毎の音量を折れ線グラフ81として表示し、レポート名86を「店舗A騒音データ」として表示している。またレポート80は、タグデータとして営業時間82、タイムセール期間83、センサ状態異常84、臨時メンテナンス期間85の情報等を、タグ名を明示して表示している。
以上のようなレポート管理機能を実現するための手段として、図1に示すように、センサ管理プログラム14には、センサ構成管理モジュール15、センサ監視モジュール16及びセンサ構成テーブルTB10が設けられている。
センサ構成管理モジュール15は、センサ構成テーブルTB10を管理するプログラムであり、センサ監視モジュール16は、定期的に管理対象のIoT機器7を監視し、センサ25に異常が発生していないか否かを確認するプログラムである。
またセンサ構成テーブルTB10は、図5に示すように、センサの構成情報を格納するテーブルであって、センサID欄TB11、機器ID欄TB12、データ種別欄TB13及びステータス欄TB14を備えて構成される。
センサID欄TB11には、センサ25を一意に識別するセンサIDが格納される。機器ID欄TB12には、IoT機器7を一意に識別する機器IDが格納される。なお機器IDは例えば、IoT機器7のレポート管理システム1内で利用されるIPアドレス、ホスト名、UUID等である。
データ種別欄TB13には、センサ25が扱うデータを示す「画像」、「音声」といったデータ種別が格納される。なおセンサデータにはIoT機器7自身が備える機能によって測定可能なデータも含むものとし、従ってデータ種別には「CPU使用率」、「メモリ使用率」といったものも含む。センサデータがIoT機器7自身の備える機能によって測定可能なデータの場合、センサIDは、「D003−1」といった機器ID及びIoT機器7内でユニークなIDを組み合わせたフォーマットでセンサID欄TB11に格納される。
ステータス欄TB14には、IoT機器7又はセンサ25が正常にセンサデータを収集及び送信できるかの状態を示す「正常」又は「異常」といったステータスが格納される。ステータスはセンサ監視モジュール16によって定期的に更新される。
またタグ管理プログラム17には、タグ管理モジュール18、タグ送信モジュール19及びタグ定義テーブルTB20が設けられている。
タグ管理モジュール18は、IoT機器7及びセンサ25に関連するタグデータをタグ定義テーブルTB20によって管理することで、タグデータの登録、参照、編集及び削除を行うプログラムである。
タグ送信モジュール19は、タグ定義テーブルTB20を監視し、タグ定義画面71からの入力によってタグ定義テーブルTB20のタグデータが更新されると、更新されたタグデータをタグデータフロー制御プログラム58に送信するプログラムである。
タグ定義テーブルTB20は、図6に示すように、タグデータを格納するテーブルであって、タグID欄TB21、タグ名欄TB22、スケジュール欄TB23及び関連ID欄TB24を備えて構成される。
タグID欄TB21には、タグデータを一意に識別するタグIDが格納される。またタグ名欄TB22には、タグデータの名称が格納される。スケジュール欄TB23には、現場のイベントが発生した期間又は時間が格納される。例えば、現場のイベントが発生した期間は、IoT機器7がある店舗Aに常設されている場合の店舗Aの営業時間、タイムセール期間、臨時メンテナンス期間である。
関連ID欄TB24には、タグデータに含まれるセンサIDが格納される。この関連ID欄TB24に格納されるセンサIDは、センサ構成テーブルTB10をセンサID欄TB11に格納されているセンサIDから選択される。
さらにレポート管理プログラム42には、センサデータ受信モジュール43、タグ受信モジュール44、レポート管理モジュール45、レポートベース生成モジュール46、タグ合成モジュール47、センサデータテーブルTB30、タグデータテーブルTB40及びレポートメタデータテーブルTB50が設けられている。
センサデータ受信モジュール43は、データ提供元システム2で収集されたセンサデータ及びデータ制御計算機4によって処理されたセンサデータを受信し、センサデータ及び処理されたセンサデータをセンサデータテーブルTB30に格納するプログラムである。
タグ受信モジュール44は、データ提供元システム2で定義されデータ制御計算機4によって転送されるタグデータを受信し、タグデータをタグデータテーブルTB40に格納するプログラムである。
レポート管理モジュール45は、レポート定義画面73で入力された情報を基にレポートの内容であるレポート定義を定義し、レポート定義をレポートメタデータテーブルTB50に格納するプログラムである。
レポートベース生成モジュール46は、レポートメタデータテーブルTB50のレポート定義を基に、センサデータテーブルTB30からセンサデータ等を取得し、センサデータ等に基づいてレポートベースとして図、表、グラフ等を生成するプログラムである。
タグ合成モジュール47は、レポートメタデータテーブルTB50のレポート定義を基に、タグデータテーブルTB40からタグデータを取得し、レポートベース生成モジュール46が生成したレポートベースにタグを合成しレポート80を生成するプログラムである。
センサデータテーブルTB30は、図7に示すように、IoT機器7から送信されたセンサデータ、及び、データ制御計算機4で処理されたセンサデータを格納するテーブルであり、センサID欄TB31、時刻欄TB32、データ欄TB33を備えて構成される。
センサID欄TB31には、受信したセンサデータの生成元となるセンサ25のセンサIDである、センサ構成テーブルTB10のセンサID欄のセンサIDが格納される。時刻欄TB32には、センサデータが測定された期間が格納されている。データ欄TB33には、センサ25が測定したセンサデータ、又は、センサデータ処理プログラム54で処理されたセンサデータが格納される。センサデータとしては、例えば、画像データの場合、「Image:<第1の画像データ>」のように、データ種別として「Image」が、データ値として画像データのバイト列が、データ欄TB33に格納される。処理されたセンサデータとしては、例えば、音声データの場合、「dB:<値>」のように、データ種別として「dB」が、データ値として音圧の数値が、データ欄TB33に格納される。
タグデータテーブルTB40は、図8に示すように、タグ定義テーブルTB20と同一の構成のテーブルであるが、格納されるタグデータがレポート管理プログラム42のレポート定義に含まれているもののみであるという点でタグ定義テーブルTB20と異なる。
レポートメタデータテーブルTB50は、図9に示すように、レポート管理プログラムが定義するレポート定義が格納されるテーブルであり、レポートID欄TB51、レポート名欄TB52、参照データ欄TB53、データ範囲欄TB54及びレポート種別欄TB55を備えて構成される。
レポートID欄TB51には、レポート80を一意に識別するIDであるレポートIDが格納される。なおレポートIDはレポート管理モジュール45によって作成される。レポート名欄TB52には、レポート定義画面73で入力されたレポート80の名称を示す文字列が格納される。参照データ欄TB53には、レポート生成に使用されるセンサIDが、センサデータテーブルTB30から1つ以上選択されて格納される。データ範囲欄TB54には、レポート定義画面73で入力された、レポート80を生成する時間的な範囲が格納される。
レポート種別欄TB55には、レポート80の表示形式を示すレポート種別が格納される。レポート種別は例えば、レポート80の表示形式を表形式とする「表」、レポート80の表示形式を時系列毎の折れ線グラフ形式とする「折れ線」等とする。この他にも、レポート種別には円グラフ形式、棒グラフ形式等、センサデータの表示に適した形式が用意される。
さらにセンサデータ処理プログラム54には、センサデータフロー管理モジュール55、センサデータ処理モジュール56、センサデータフロー制御モジュール57及びセンサデータフローテーブルTB60が設けられている。
センサデータフロー管理モジュール55は、IoT機器7から受信したセンサデータ毎の送信先を管理し、センサデータフロー定義によってセンサデータフローの登録、参照、編集及び削除を行うプログラムである。なおセンサデータフロー管理モジュール55は、センサデータフロー定義をセンサデータフローテーブルTB60に格納する。
センサデータ処理モジュール56は、センサデータ処理プログラム54が受信したセンサデータに分析、加工等の処理をするプログラムである。例えば、受信したセンサデータが画像データの場合、センサデータ処理モジュール56は、画像に映っている人物の特定、人数の解析等を行う。また受信したセンサデータが音声データの場合、センサデータ処理モジュール56は、会話内容の分析、音量の抽出等を行う。センサデータ処理モジュール56は、センサデータを処理した後、処理したセンサデータをセンサデータフロー制御モジュール57に送信する。なおセンサデータの処理が不要の場合は、センサデータ処理モジュール56は、センサデータフロー制御モジュール57にそのままのセンサデータを送信する。
センサデータフロー制御モジュール57は、センサデータフローテーブルTB60に登録されているセンサデータ毎の送信先に基づいて、センサデータ処理モジュール56から受信したセンサデータ及び処理されたセンサデータを、レポート管理プログラム42に送信するプログラムである。なおセンサデータのセンサIDは送信元の情報となる。
センサデータフローテーブルTB60は、図10に示すように、センサデータ処理プログラム54が受信したセンサデータの送信先を定義するテーブルであり、送信元ID欄TB61及び送信先欄TB62を備えて構成される。送信元ID欄TB61には、センサデータの送信元を示すセンサIDが格納され、送信先欄TB62には、センサデータの送信先であるレポート管理計算機28を示すIDが格納される。レポート管理計算機28を示すIDは、例えばレポート管理計算機28に設定されたホスト名、IPアドレス等である。
さらにタグデータフロー制御プログラム58には、タグデータフロー管理モジュール59、タグデータフロー制御モジュール60及びタグデータフローテーブルTB70が設けられている。
タグデータフロー管理モジュール59は、タグデータの送信先を管理するプログラムであり、タグ定義テーブルTB20に格納されているタグデータ、レポートメタデータテーブルTB50に格納されているレポート定義及びセンサデータフローテーブルTB60に格納されているセンサデータフロー定義を監視し、何れか1つ以上のテーブルの更新があった場合に、タグデータの送信先となるレポート管理計算機28を決定し、タグデータフローテーブルTB70を更新するプログラムである。
タグデータフロー制御モジュール60は、タグデータフローテーブルTB70に格納されているタグデータの送信先に基づいて、タグデータをレポート管理計算機28に送信するプログラムである。
タグデータフローテーブルTB70は、図11に示すように、タグデータの送信先を定義するタグデータフロー制御情報を格納するテーブルであり、タグID欄TB71及び送信先欄TB72を備えて構成される。タグID欄TB71には、タグ定義テーブルTB20のタグID欄TB21のタグIDが格納され、送信先欄TB72には、タグデータの送信先であるレポート管理計算機28を示すIDが格納される。レポート管理計算機28を示すIDは、例えばレポート管理計算機28に設定されたホスト名、IPアドレス等である。
なお送信先欄TB72の送信先にあるタグデータテーブルTB40及びレポートメタデータテーブルTB50に格納されているセンサID及び時刻範囲が共に重複するレポートIDの数をカウントすることで上述のレポート数が求まる。
(3)レポート管理機能に関する各種処理
次に、上述したレポート管理機能に関連して本レポート管理システム1において実行される各種処理について説明する。なお、以下においては、各種処理の処理主体を「プログラム」として説明するが、実際上は、CPU8,29,36,48がその「プログラム」に基づいてその処理を実行することは言うまでもない。
(3−1)タグデータフロー更新処理
図12は、タグデータフロー管理モジュール59が実行するタグデータフロー更新処理の処理手順を示す。タグデータフロー管理モジュール59は、この図12に示す処理手順に従って、タグデータフローテーブルTB70を更新する。
実際上、タグデータフロー管理モジュール59は、タグ定義テーブルTB20、レポートメタデータテーブルTB50及びセンサデータフローテーブルTB60のうちいずれか1つ以上のテーブルの更新を検知すると、この図12に示すタグデータフロー更新処理を開始する。
そして、タグデータフロー管理モジュール59は、まず、タグ管理プログラム17からタグ定義テーブルTB20のデータを取得して、更新を検知したタグデータに関連するセンサを抽出する(SP11)。具体的には、関連ID欄TB24の値と、更新のあったテーブル中のセンサIDが格納されている欄の値を比較し、一致したセンサIDを抽出する。
続いて、タグデータフロー管理モジュール59は、センサデータ処理プログラム54からセンサデータフローテーブルTB60のデータを取得して、抽出したセンサのセンサデータの送信先を抽出し(SP12)、タグデータの送信先となるレポート管理計算機28を絞り込む。具体的には、ステップSP11で抽出したセンサIDに対応するセンサデータフローテーブルTB60における送信先欄TB62の送信先を抽出する。ただし、この時点ではレポート定義がなされておらず、タグデータを送信する必要がない送信先も含まれている。
次いで、タグデータフロー管理モジュール59は、タグデータの送信先として絞り込んだレポート管理計算機28のレポート管理プログラム42からレポートメタデータテーブルTB50を取得して、レポート定義に使用されているセンサデータを抽出する(SP13)。具体的には、ステップSP12で抽出したセンサIDとレポートメタデータテーブルTB50の参照データ欄TB53のセンサIDとを比較し、一致したセンサIDを抽出する。
次いで、タグデータフロー管理モジュール59は、タグデータフローテーブルTB70を更新することで、タグデータフローを更新する(SP14)。具体的には、タグデータフロー管理モジュール59は、ステップSP13で抽出したセンサIDに対応するタグ定義テーブルTB20におけるタグID欄TB21のタグIDを参照する。そして、タグデータフロー管理モジュール59は、当該タグIDに対応するタグデータフローテーブルTB70の送信先欄TB72に、ステップSP12で抽出した送信先を格納することでタグデータフローを更新する。なお、ステップSP13でセンサIDが抽出できない場合は、タグデータフロー管理モジュール59は、そのままタグデータフロー更新処理を終了する。
次いで、タグデータフロー管理モジュール59は、レポート定義に定義されている時刻範囲内のタグデータの有無を判定する(SP15)。具体的には、タグデータフロー管理モジュール59は、ステップSP13で抽出したセンサIDに対応するデータ範囲欄TB54の時刻範囲と、スケジュール欄TB23の時刻範囲との時刻範囲の重複部分の有無を判定する。タグデータフロー管理モジュール59は、レポート定義に定義されている時刻範囲内のタグデータが無く、ステップSP15の判定で否定結果を得ると、タグデータフロー更新処理を終了する。
これに対して、タグデータフロー管理モジュール59は、レポート定義に定義されている時刻範囲内のタグデータが有り、ステップSP15の判定で肯定結果を得ると、当該時刻範囲内のタグデータをレポート管理計算機28に送信するように、タグデータフロー制御モジュール60に指示をし(SP16)、タグデータフロー更新処理を終了する。タグデータフロー管理モジュール59からの指示により、タグデータフロー制御モジュール60は、レポート管理計算機28に当該時刻範囲内のタグデータを送信する。
(3−2)レポート表示処理
図13は、レポート管理プログラム42が実行するレポート表示処理の処理手順を示す。レポート管理プログラム42は、この図13に示す処理手順に従って、図4に示すレポート80を表示する。
実際上、レポート管理プログラム42は、例えばユーザから入出力装置31を介してレポート名を指定してレポート表示を要求されると、この図13に示すレポート表示処理を開始する。
そして、レポートベース生成モジュール46は、まず、レポートメタデータテーブルTB50を参照し、指定されたレポート名に対応するレポート定義に基づいて、レポートベースを生成する(SP21)。
具体的には、レポートベース生成モジュール46は、参照データ欄TB53に格納されているセンサIDのうち、データ範囲欄TB54の時刻範囲のセンサデータを、センサデータテーブルTB30から取得する。そしてレポートベース生成モジュール46は、レポート種別欄TB55に格納されている形式でレポートベースを生成する。図4では、レポート名として「店舗A騒音データ」が指定された場合を示している。
続いて、タグ合成モジュール47は、タグデータテーブルTB40からタグデータを取得する(SP22)。この取得するタグデータは、指定されたレポート名に対応する参照データ欄TB53のセンサIDを、関連ID欄TB44のセンサIDとして持ち、かつ、データ範囲欄TB54の時刻範囲にスケジュール欄TB43の時刻範囲が含まれるデータとする。
図4に示すように例えば、2016年12月23日のセンサIDがS002のセンサデータを表示するレポートIDがR002のレポートの場合、タグデータテーブルTB40に格納されているタグデータのうち、関連ID欄TB44の関連IDが“S002“で、かつ、スケジュール欄TB43の時刻範囲が”2016年12月23日00:00から2016年12月24日00:00“に該当するタグデータが取得される。レポートIDがR002の場合、図9に示すようにタグIDがE001、E003、E005、E006のタグデータが取得される。
次いで、タグ合成モジュール47は、レポートベース生成モジュール46が生成したレポートベースにタグを合成する(SP23)。具体的には、タグ合成モジュール47は、レポートベース上に、ステップSP22で取得したタグデータの時刻範囲に渡ってタグを表示する。
(4)本実施の形態の効果
以上のように本実施の形態のレポート管理システム1では、タグデータフロー制御プログラム58によって、タグデータをタグデータフローテーブルTB70によって管理することで、タグ定義テーブルTB20、レポートメタデータテーブルTB50及びセンサデータフローテーブルTB60の変更に基づいて、タグデータの送信先を変更する。このようにタグデータの送信先が動的に適切に変更されることで、大量のセンサデータがやり取りされ、日々データ提供元の状況や、レポートの定義が更新されるような環境でも、煩雑な設定をせずにレポートに付加情報を付与することが可能となる。
従って、本レポート管理システム1によれば、ユーザは付加情報であるタグデータの送信先を意識することなく、レポートを表示するための情報を変更することが可能となり、データ提供元及びデータ利用先間において適切な付加情報を無駄なくやり取りし得る計算機システム及びデータフロー制御方法を実現できる。
(5)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、データ制御計算機4を、データ提供元システム2及びデータ利用先システム3から独立させた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、データ制御計算機4をデータ提供元システム2又はデータ利用先システム3内で動作させる等し、レポート管理システム1の構成として広く適用することができる。
また上述の実施の形態においては、タグデータの送信先を制御して、データ提供元システム2からタグデータを送信することで、レポート管理プログラム42にタグデータが格納される場合について述べたが、本発明はこれに限らず、レポート管理プログラム42がデータ提供元システム2にアクセスしてタグデータを取得しても良い。
図14にレポート管理プログラム42がデータ提供元システム2にアクセスする場合のレポート管理システム90の構成を示す。レポート管理システム90は、タグデータフロー制御プログラム58を備える代わりにタグデータアクセス制御プログラム93を備える点においてレポート管理システム1と異なる。この差異点のみの説明を行う。
このタグデータアクセス制御プログラム93が備えるタグデータアクセス管理モジュール94は、図15に示すタグデータアクセス更新処理を行う。タグデータアクセス更新処理のステップSP11〜SP14は、タグデータフロー更新処理のステップSP31〜SP34と同じであるため、説明を省略する。
タグデータアクセス管理モジュール94は、タグデータフローテーブルTB70のタグデータにアクセスするための例えばREST API(Representational State Transfer Application Programming Interface)等のアクセス部(以下、これをAPIと呼ぶ)をタグデータアクセス管理モジュール94内に作成することで(SP35)、タグデータへのアクセスを制御する。具体的には、タグデータアクセス管理モジュール94は、タグデータへのアクセスを要求してきた要求元が送信先欄TB72に送信先として格納されている場合のみ、当該送信先と対応するタグID欄TB71に格納されているタグIDのタグデータにアクセスできるように制御する。
タグデータが大量にある場合や更新頻度が頻繁であるために更新の度にタグデータを送信するのが計算機システムの要件上困難な場合等には、レポートが定義される際や、レポートが生成される際に、レポート管理プログラム42がデータ提供元システム2のタグデータにアクセスすることは有効である。
さらに上述の実施の形態においては、ユーザによって各種定義情報が入力される場合について述べたが、本発明はこれに限らず、他のシステムで使用している情報を流用しても良い。
図16に第3の管理装置(以下、これを拠点管理計算機と呼ぶ)102からの情報を流用する場合のレポート管理システム100の構成を示す。レポート管理システム100は、1つ以上の拠点管理計算機102をさらに備える点においてレポート管理システム1と異なる。この差異点のみの説明を行う。
拠点管理計算機102は、データ提供元システム101のIoT機器7が設置されている現場を拠点として管理するための計算機であって、メモリ104には、拠点の情報を管理するプログラムである拠点管理プログラム109が必要な際に一時的に保持される。なお拠点管理計算機102のハードウェア構成は、データ制御計算機4等と同じであるため説明を省略する。なお拠点管理プログラム109は、拠点の業種等によって機能が異なるが、ここでは、データ提供元システム2が販売店で動作するシステムの場合について説明する。
拠点管理プログラム109には、拠点管理モジュール110、店舗営業時間テーブルTB80、システム稼働スケジュールテーブルTB90及びシステムイベント管理テーブルTB100が設けられている。
拠点管理モジュール110は、店舗の営業時間を管理する店舗営業時間テーブルTB80によって管理する営業時間管理機能、販売店で動作する各IoT機器7の稼働スケジュールをシステム稼働スケジュールテーブルTB90によって管理する稼働スケジュール管理機能及び販売店で動作する各IoT機器7や各センサ25の状態をシステムイベント管理テーブルTB100によって管理するシステムイベント管理機能を有するプログラムである。拠点管理モジュール110は、店舗営業時間テーブルTB80、システム稼働スケジュールテーブルTB90及びシステムイベント管理テーブルTB100に格納される値を登録、参照、更新、削除等する。
店舗営業時間テーブルTB80は、図17に示すように、店舗営業時間を格納するテーブルであって、店舗ID欄TB81、店舗名欄TB82及び営業時間欄TB83を備えて構成される。
店舗ID欄TB81には、店舗を一意に示す店舗IDが格納される。この店舗IDは、店舗登録時に1から順に採番される。店舗名欄TB82には、店舗の名称を示す店舗名が格納される。この店舗名はタグ定義においてタグ名として使用される。営業時間欄TB83には、店舗の営業時間が「開店時間−閉店時間」の形式で格納される。この店舗の営業時間はタグ定義においてスケジュールとして使用される。
システム稼働スケジュールテーブルTB90は、図18に示すように、IoT機器7の稼働スケジュールを格納するテーブルであって、イベントID欄TB91、イベント名欄TB92及びスケジュール欄TB93を備えて構成される。イベントID欄TB91には、稼働スケジュールを一意に識別するイベントIDが格納される。このイベントIDは稼働スケジュールの発生時に1から順に採番される。イベント名欄TB92には、稼働スケジュールの内容を示すイベント名が格納されている。このイベント名はタグ定義においてタグ名として使用される。スケジュール欄TB93には、稼働スケジュールが「開始時間−終了時間」の形式で格納される。この稼働スケジュールはタグ定義においてスケジュールとして使用される。
システムイベント管理テーブルTB100は、図19に示すように、IoT機器7やセンサ25のステータス異常等を格納するテーブルであって、時刻欄TB101、イベントID欄TB102、イベント名欄TB103及び対象センサ欄TB104を備えて構成される。
時刻欄TB101には、状態異常等が発生した時刻が格納されている。この時刻はタグ定義においてスケジュールとして使用される。イベントID欄TB102には、状態異常等を一意に識別するイベントIDが格納されている。このイベントIDは状態異常時の発生時に1から順に採番される。イベント名欄TB103には、状態異常等の内容を示すイベント名が格納されている。このイベント名はタグ定義においてタグ名として使用される。対象センサ欄TB104には、エラーや警告等が発生したセンサのセンサIDが格納されている。このセンサIDはタグ定義において使用される。なお対象センサ欄TB104に複数のセンサIDが格納される場合はカンマ等で区切られる。
拠点管理計算機102からの情報を流用する場合には、そのまま使用してもよいし、タグ定義画面71の初期値として使用してもよい。拠点管理計算機102からの情報をタグ定義画面の初期値として使用する場合、タグ管理プログラム17は、タグ定義の入力を受け付ける際に、拠点管理計算機102の拠点管理プログラム109にアクセスし、店舗営業時間テーブルTB80、システム稼働スケジュールテーブルTB90及びシステムイベント管理テーブルTB100からタグ名欄71A、スケジュール欄71B及びセンサ欄71Cに対応する情報を取得し、タグ名欄71A、スケジュール欄71B及びセンサ欄71Cに取得した情報を初期値として表示する。このように初期値が表示されることで、ユーザは初期値からの変更分のみを入力すればよくなり、ユーザの入力負荷が軽減される。
さらに上述の実施の形態においては、データ提供元システム2は店舗のシステムである場合について述べたが、本発明はこれに限らず、データ提供元システム2は空港に設置されるシステムであっても良く、この場合、データ提供元システム2は、空港名やゲート番号、フライト情報、搭乗率等をタグとして取得する。
さらに上述の実施の形態においては、IoT機器7に接続されるセンサ25がIoT機器7に内蔵され、内部バスで接続されるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、センサ25はIoT機器7に外付けされネットワークインタフェース204を介して接続されるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、1つのユーザインタフェースプログラム35でレポート管理システム1の各種定義情報をユーザが集中管理する構成とするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、対象となるプログラムに応じて、複数のユーザインタフェースに分かれるようにしても良い。例えば、タグ定義に関してはセンサ管理計算機6の入出力装置10から運用管理者によって随時入力され、センサデータフロー定義に関してはデータ制御計算機4の入出力装置50から開発者によって随時入力され、レポート定義に関してはレポート管理計算機28から開発者によって随時入力されるようにしてもよい。
さらに上述の実施の形態においては、ユーザ端末27がデータ利用先システム3上で動作するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ユーザ端末27がデータ利用先システム3以外で動作するようにしても良い。
1,90,100……レポート管理システム、2……データ提供元システム、3……データ利用先システム、4,91……データ制御計算機、5……ネットワーク、6……センサ管理計算機、7……IoT機器、8,20,29,36,48,103……CPU、9,21,30,37,49,92,104……メモリ、10,22,31,38,50,105……入出力装置、11,23,32,39,51,106……ストレージ装置、12,24,33,40,52,107……ネットワークインタフェース、14……センサ管理プログラム、17……タグ管理プログラム、35……ユーザインタフェースプログラム、42……レポート管理プログラム、54……センサデータ処理プログラム、58……タグデータフロー制御プログラム。

Claims (8)

  1. データ提供元システムと、
    データ利用先システムと、
    データ提供元システムからデータ利用先システムへのデータフローを制御するデータ制御計算機と、
    を備える計算機システムであって、
    前記データ提供元システムは、
    センサを有する機器と、
    前記センサの検出データであるセンサデータと、前記センサから直接取得することができないデータを前記センサデータと関連付けたタグデータと、を夫々管理する第1の管理装置と、
    を備え、
    前記データ利用先システムは、
    前記タグデータに基づいて、前記センサデータを利用するデータ管理を実行する第2の管理装置を備え、
    前記データ制御計算機は、
    前記データ提供元システムから前記データ利用先システムへの前記センサデータのフローと、
    前記データ提供元システムから前記データ利用先システムへの前記タグデータのフローと、
    を夫々制御し、
    前記タグデータのフローの更新の要否を判定し、
    当該判定を肯定すると、前記センサデータのフローに基づいて、前記データ利用先システムに送信される前記センサデータから、前記データ利用先システムに送信される前記タグデータを決定し、
    当該決定に基づいて、前記タグデータのフローを更新する
    計算機システム。
  2. 前記データ制御計算機は、
    前記センサデータのフロー、前記データ管理及び前記タグデータのいずれか1つ以上の情報が更新されたことを検知すると、当該情報に含まれる前記センサデータを利用する前記データ利用先システムに対して、当該センサデータに関連する前記タグデータを送信するように、前記タグデータのフローに含まれる前記タグデータの送信先を更新する
    請求項1記載の計算機システム。
  3. 第1の管理装置は、
    前記タグデータの送信先の更新に基づいて、前記第2の管理装置に前記タグデータを送信する
    請求項2記載の計算機システム。
  4. 前記データ制御計算機は、前記タグデータの送信先の更新に基づいて、前記第2の管理装置が前記タグデータにアクセスできるようにするためのアクセス部を作成し、
    前記第2の管理装置は、前記アクセス部を介して、前記第1の管理装置の前記タグデータにアクセスする
    請求項2記載の計算機システム。
  5. 前記データ提供元システムは、第3の管理装置を備え、
    第3の管理装置は、前記センサから直接取得することができないデータを管理し、
    第1の管理装置は、第3の管理装置から前記センサから直接取得することができないデータを取得する
    請求項2記載の計算機システム。
  6. 前記センサデータのフロー、前記データ管理及び前記タグデータの前記情報を表示する
    請求項2記載の計算機システム。
  7. 前記タグデータのフローを表示する
    請求項2記載の計算機システム。
  8. データ提供元システムからデータ利用先システムへのデータフローをデータ制御計算機が制御する計算機システム制御方法であって、
    前記データ提供元システムが、
    第1の管理装置によって、センサの検出データであるセンサデータと、センサから直接取得することができないデータをセンサデータと関連付けたタグデータと、を夫々管理し、
    前記データ利用先システムが、
    第2の管理装置によって、前記タグデータに基づいて、前記センサデータを利用するデータ管理を実行し、
    前記データ制御計算機が、
    前記データ提供元システムから前記データ利用先システムへの前記センサデータのフローと、前記データ提供元システムから前記データ利用先システムへの前記タグデータのフローと、を夫々制御し、前記タグデータのフローの更新の要否を判定し、当該判定を肯定すると、前記センサデータのフローに基づいて、前記データ利用先システムに送信される前記センサデータから前記データ利用先システムに送信される前記タグデータを決定し、当該決定に基づいて前記タグデータのフローを更新する
    データフロー制御方法。
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