JPWO2018163825A1 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

低温環境下において走行ノイズを低減する空気入りタイヤ(1)は、トレッド部(2)のタイヤ内腔面(16)に、多孔質材料からなる制音体(20)が固着されている。制音体(20)は、−60℃の雰囲気において、JISK6400−2に準じて測定される25%圧縮荷重時の硬度が110kPa以下である。

Description

本発明は、タイヤ内腔面に制音体が配された空気入りタイヤに関する。
下記特許文献1は、多孔質材料で構成された制音体を、タイヤ内腔面に固定した空気入りタイヤを提案している。制音体は、タイヤ内腔での空洞共鳴ノイズを吸収することができる。従って、下記特許文献1の空気入りタイヤは、走行ノイズを低減することができる。
特許第4960626号公報
制音具は、低温環境下で硬化することがある。硬化した制音体は、空気を吸収しにくくなり、ひいては、前記空洞共鳴ノイズの吸収効果が低下するという問題があった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、低温環境下においても、走行ノイズを低減することができる空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、空気入りタイヤであって、トレッド部のタイヤ内腔面に、多孔質材料からなる制音体が固着されており、前記制音体は、−60℃の雰囲気において、JIS K6400−2に準じて測定される25%圧縮荷重時の硬度が110kPa以下であることを特徴とする。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記制音体は、−60℃の雰囲気において、JIS K6400−2に準じて測定される25%圧縮荷重時の硬度が90kPa以下であってもよい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記制音体は、JIS L1096に準じて測定される通気性が14cm3/cm2/s以下であってもよい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記制音体は、独立気泡のセルを有し、前記セルの数は、55個/25mm以下であってもよい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記制音体の全体積は、タイヤ内腔の全体積の0.1%〜20%であってもよい。
本発明の空気入りタイヤは、トレッド部のタイヤ内腔面に、多孔質材料からなる制音体が固着されている。前記制音体は、タイヤ内腔での空洞共鳴ノイズを吸収することができる。従って、本発明の空気入りタイヤは、走行ノイズを低減することができる。
前記制音体は、−60℃の雰囲気において、JIS K6400−2に準じて測定される25%圧縮荷重時の硬度が110kPa以下とされている。このような制音体は、低温環境下においても空気を吸収する特性が維持される。これにより、制音体は、タイヤ内腔での空洞共鳴ノイズを吸収することができる。従って、本発明の空気入りタイヤは、低温環境下においても、走行ノイズを低減することができる。
本発明の空気入りタイヤの一実施形態を示す断面図である。 パンク穴が形成されたタイヤを修理した状態を説明する断面図である。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
16 タイヤ内腔面
20 制音体
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある)1の正規状態におけるタイヤ回転軸を含むタイヤ子午線断面図である。ここで、正規状態とは、タイヤを正規リムRMにリム組みし、かつ、正規内圧を充填した無負荷の状態である。以下、特に言及されない場合、タイヤ1の各部の寸法等は、この正規状態で測定された値である。
「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表
"TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。タイヤが乗用車用である場合、現実の使用頻度などを考慮して一律に200kPaとする。
図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1は、例えば、乗用車用のラジアルタイヤとして好適に使用される。タイヤ1は、カーカス6、ベルト層7、バンド層9、インナーライナ10、及び、制音体20を有している。
カーカス6は、一対のビード部4、4間を跨ってのびている。カーカス6は、少なくとも1枚、本実施形態では1枚のカーカスプライ6Aで構成されている。カーカスプライ6Aは、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5に至る本体部6aと、この本体部6aに連なりビードコア5の廻りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返された折返し部6bとを含んでいる。カーカスプライ6Aの本体部6aと折返し部6bとの間には、ビードコア5からタイヤ半径方向外側にのびるビードエーペックスゴム8が配されている。
カーカスプライ6Aは、例えば、タイヤ赤道Cに対して80〜90度の角度で配列されたカーカスコード(図示省略)が設けられている。カーカスコードとしては、例えば、芳香族ポリアミドや、レーヨンなどの有機繊維コードが用いられる。
カーカス6の外側には、トレッド部2に配されたトレッドゴム11、サイドウォール部3の外面を形成するサイドウォールゴム12、及び、ビード部4の外面を形成するビードゴム13が配されている。トレッドゴム11の外面には、タイヤ半径方向内側に凹む溝14が設けられている。
ベルト層7は、カーカス6のタイヤ半径方向外側、かつ、トレッド部2の内部に配されている。本実施形態のベルト層7は、2枚のベルトプライ7A、7Bによって構成されている。ベルトプライ7A、7Bは、ベルトコード(図示省略)が、タイヤ周方向に対して、例えば10〜35度の角度で傾けて配列されている。これらのベルトプライ7A、7Bは、ベルトコードが互いに交差する向きに重ね合わされている。ベルトコードとしては、例えば、スチール、アラミド又はレーヨン等を採用することができる。
バンド層9は、ベルト層7のタイヤ半径方向の外側に配置されている。本実施形態のバンド層9は、バンドコード(図示省略)をタイヤ周方向に対して10度以下、好ましくは5度以下の角度で螺旋状に巻回させたバンドプライ9Aを含んでいる。バンドコードとしては、例えば、ナイロンコード等の有機繊維コードを採用することができる。
インナーライナ10は、カーカス6のタイヤ半径方向内側に配されている。インナーライナ10は、タイヤ内腔面16を形成している。インナーライナ10は、例えば、空気非透過性を有するブチル系ゴムによって構成されている。
制音体20は、表面に多数の孔部(セル)を有する多孔質材料によって構成されている。この制音体20は、トレッド部2のタイヤ内腔面16に固定されている。制音体20は、長尺帯状に形成され、タイヤ周方向にのびている。制音体20は、タイヤ内腔面16に固着される底面を有している。本実施形態の制音体20は、タイヤ周方向の両側に配される一対の外端部(図示省略)が互いに突き合わされている。これにより、制音体20は、略円環状に形成されている。なお、一対の外端部は、タイヤ周方向で離間していてもよい。
多孔質材料としては、多孔質状のスポンジ材が例示される。スポンジ材は、海綿状の多孔構造体である。また、スポンジ材としては、例えば、ゴムや合成樹脂を発泡させた所謂スポンジそのものでよいし、動物繊維、植物繊維又は合成繊維等を絡み合わせて一体に連結したものでもよい。
本実施形態の制音体20は、外端部(図示省略)を除くタイヤ周方向の各位置において、実質的に同じ断面形状を有している。また、制音体20の断面形状としては、走行時の倒れや変形を防止するために、タイヤ軸方向の巾に比べて、タイヤ半径方向の高さを小さくした偏平横長状に形成されている。さらに、制音体20のタイヤ半径方向内面側には、周方向に連続してのびる凹溝21が設けられている。
このような制音体20は、その表面や内部の孔部(セル)により、タイヤ内腔17内の空気を吸収し、振動する空気の振動エネルギーを、熱エネルギーに変換して消費させることができる。これにより、制音体20は、音(空洞共鳴エネルギー)を小さくし、タイヤ内腔17での空洞共鳴ノイズ(例えば、250Hz付近の走行ノイズ)を吸収できる。また、制音体20を構成する多孔質材料(例えば、スポンジ材)は、収縮、又は、屈曲等の変形が容易である。このため、制音体20は、走行時のインナーライナ10の変形に追従して、柔軟に変形することができる。
タイヤ内腔17での空洞共鳴を効果的に抑制するために、制音体20の全体積V1は、タイヤ内腔17の全体積V2の0.1%〜20%が望ましい。制音体20の全体積V1とは、制音体20の見かけの全体積であって、内部の気泡(セル)を含めた外形から定められる体積を意味している。タイヤ内腔17の全体積V2は、正規状態において下記式(2)で近似的に求めるものとする。
V2=A×{(Di−Dr)/2+Dr}×π …(2)
ここで、
A:タイヤ・リム組立体をCTスキャニングして得られるタイヤ内腔の横断面積
Di:タイヤの内腔面の最大外径
Dr:リム径
π:円周率
なお、制音体20の全体積V1が、タイヤ内腔17の全体積V2の0.1%未満の場合、空気の振動エネルギーを、熱エネルギーに十分変換できないおそれがある。このような観点より、制音体20の全体積V1は、より好ましくは、タイヤ内腔17の全体積V2の10%以上である。逆に、制音体20の全体積V1が、タイヤ内腔17の全体積V2の20%を超える場合、タイヤ1の質量及び製造コストが大きくなるおそれがある。このような観点より、制音体20の全体積V1は、より好ましくは、タイヤ内腔17の全体積V2の15%以下である。
本実施形態の制音体20は、−60℃の雰囲気において、25%圧縮荷重時の硬度(以下、単に「25%圧縮荷重時の硬度」ということがある。)が110kPa以下に限定される。25%圧縮荷重時の硬度(25%CLD)は、JIS K6400−2に準じて測定される。本実施形態では、先ず、タイヤ1に固着された制音体20から採取した試験片(240×240×45mm)を、−60℃の雰囲気に10分間放置する。その後、JIS
K6400−2:2012の第6項「硬さ試験」のD法に準じ、試験機(例えば、日本計測システム株式会社製のUFTウレタン試験機(UFT-5KN))を用いて、20秒の間、試験片を25%定圧縮することで、25%圧縮荷重時の硬度が測定される。
このような制音体20は、低温環境下で硬化し難くなるため、タイヤ内腔17内の空気を吸収する特性が維持される。これにより、制音体20は、タイヤ内腔17での空洞共鳴ノイズを吸収することができる。従って、本実施形態のタイヤ1は、寒冷地等の低温環境下においても、走行ノイズを低減することができる。なお、制音体20の硬度は、例えば、制音体20の原料の粘度の調節や、セル(図示省略)の大きさの変更によって設定することができる。
このような作用を効果的に発揮するために、25%圧縮荷重時の硬度は、より好ましくは90kPa以下である。なお、25%圧縮荷重時の硬度が小さくても、制音体20の耐久性が低下するおそれがある。このような観点より、25%圧縮荷重時の硬度は、より好ましくは50kPa以上、さらに好ましくは62kPa以上である。
制音体20は、独立気泡のセル(図示省略)を有するのが望ましい。このような制音体20は、各セルが独立しているため、連続気泡のものに比べて吸水性が低い。このため、本実施形態のタイヤ1は、低温環境下での制音体20の凍結を防ぐことができるため、タイヤ内腔17での空洞共鳴ノイズを効果的に吸収することができる。さらに、独立気泡のセルを有する制音体20は、連続気泡のものに比べて、高い剛性を発揮することができる。このため、制音体20は、高い耐久性を発揮することができる。
セル(図示省略)の数については、適宜設定することができる。なお、セルの数が多いと、制音体20の吸水性が大きくなる。このような制音体20は、低温環境下での凍結によって、タイヤ内腔17での空洞共鳴ノイズを十分に防げないおそれがある。逆に、セルの数が少なくても、空気を吸収する特性が小さくなる。このような制音体20は、タイヤ内腔17での空洞共鳴ノイズを十分に吸収できないおそれがある。このような観点より、セルの数は、好ましくは55個/25mm以下、さらに好ましくは51個/25mm以下であり、また、好ましくは30個/25mm以上、さらに好ましくは38個/25mm以上である。
セルの数は、JIS K6767(1999)の附属書Aに準じて測定される。本実施形態では、セルを認識可能な倍率を有する目盛り付き拡大装置(例えば、ライカ製のデジタルマイクロスコープ)を用いて、タイヤ1に固着された制音体20から採取した試験片(50×50×3mm)の25mmあたりのセルの数が目視にて測定される。
図2は、パンク穴26が形成されたタイヤ1を修理した状態を説明する断面図である。制音体20を有するタイヤ1のパンク修理には、例えば、パンク穴26を埋めるためのパンク修理液27が用いられる。タイヤ内腔17内にパンク修理液27が充填されると、パンク穴26にパンク修理液27が充填され、パンク穴26が密閉される。
本実施形態の制音体20は、独立気泡のセル(図示省略)を有しているため、制音体20へのパンク修理液27の浸透、すなわち、制音体20によるパンク修理液27の吸収が抑制される。従って、本実施形態のタイヤ1は、少量のパンク修理液27で、パンクを修理することができる。
このような作用を効果的に発揮させるために、制音体20の通気性は、14cm3/cm2/s以下に限定されるのが望ましい。通気性は、JIS L1096(本実施形態では、JIS L1096のA法(フラジール形法))に準じて測定される。本実施形態の通気性は、タイヤ1に固着された制音体20のうち、タイヤ周方向の異なる箇所から採取された5つ試験片(200×200mm)について、各試験片を通過する空気量(cm3/cm2/s)の平均値を求めることで測定される。通気性の測定には、フラジール形試験機が用いられる。フラジール形試験機としては、例えば、テクステスト社製のFX3345を用いることができる。
このように、制音体20の通気性が14cm3/cm2/s以下に限定されるため、制音体20へのパンク修理液27の浸透が効果的に抑制される。なお、制音体20の通気性が14cm3/cm2/sを超えると、制音体20へのパンク修理液27の浸透を十分に抑制できないおそれがある。このような観点より、制音体20の通気性は、より好ましくは13cm3/cm2/s以下である。また、制音体20の通気性が小さいと、タイヤ内腔17での空洞共鳴を十分に抑制できないおそれがある。このような観点より、制音体20の通気性は、好ましくは1.0cm3/cm2/s以上であり、より好ましくは、1.8cm3/cm2/s以上である。
図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1は、制振ゴム体30を有している。制振ゴム体30は、トレッド部2の内部に配されている。本実施形態の制振ゴム体30は、ベルト層7のタイヤ半径方向の内側に配されている。なお、制振ゴム体30は、ベルト層7のタイヤ半径方向の外側に配されてもよい。
本実施形態の制振ゴム体30は、カーカス6とベルト層7との間に配されている。本実施形態の制振ゴム体30は、カーカスプライ6A及びベルトプライ7Aに含まれるトッピングゴム(図示省略)とは別のゴムによって構成される。
本実施形態において、制振ゴム体30の硬度H1は、トレッド部2に配されるトレッドゴム11の硬度H2よりも小さく設定されている。ここで、「ゴム硬度」は、JIS K6253に準拠し、23℃の環境下におけるデュロメータータイプAによる硬さである。
このような制振ゴム体30は、トレッド部2の振動を抑制することができる。これにより、本実施形態のタイヤ1は、走行ノイズ(例えば、160Hz付近)を効果的に低減できる。しかも、本実施形態のタイヤ1は、制音体20によって250Hz付近の走行ノイズも低減できる。従って、本実施形態のタイヤ1は、ノイズ性能を効果的に高めることができる。さらに、本実施形態の制振ゴム体30は、カーカス6とベルト層7との間に配されているため、カーカス6やベルト層7の振動を抑えることができる。従って、本実施形態のタイヤ1は、ロードノイズを効果的に低減することができる。
上記作用を効果的に発揮させるために、制振ゴム体30の硬度H1と、トレッドゴム11の硬度H2との比(H1/H2)は、0.5以上〜1.0未満に設定されるのが望ましい。なお、比(H1/H2)が1.0以上であると、トレッド部2の振動を十分に抑制できないおそれがある。逆に、比(H1/H2)が0.5未満であると、制振ゴム体30の剛性が小さくなり、操縦安定性を維持できないおそれがある。このような観点より、比(H1/H2)は、より好ましくは0.8以下であり、また、より好ましくは0.6以上である。
また、制振ゴム体30の硬度H1及びトレッドゴム11の硬度H2については、上記比(H1/H2)を満足すれば、適宜設定されうる。本実施形態の制振ゴム体30の硬度H1は、30〜73度に設定されている。一方、本実施形態のトレッドゴム11の硬度H2は、55〜75度に設定されている。これにより、タイヤ1は、操縦安定性を維持しつつ、トレッド部2の振動を効果的に抑制することができる。
制振ゴム体30の幅W1や最大厚さT1については、適宜設定することができる。本実施形態の制振ゴム体30の幅W1は、ベルト層7のタイヤ軸方向の幅W2の60%〜130%に設定されている。一方、本実施形態の最大厚さT1は、トレッド部2の最大厚さT2(図示省略)の4%〜20%に設定されている。これにより、制振ゴム体30は、タイヤ1の質量の増加を防ぎつつ、トレッド部2の振動を抑制することができる。
制振ゴム体30のタイヤ軸方向の外端30tの位置については、適宜設定することができる。本実施形態の外端30tは、ベルト層7のタイヤ軸方向の外端7tよりもタイヤ軸方向外側、かつ、バンド層9のタイヤ軸方向の外端9tよりもタイヤ軸方向内側で終端している。これにより、制振ゴム体30は、ベルト層7のタイヤ軸方向の全域を、タイヤ半径方向内側で覆うことができるため、走行ノイズ(例えば、160Hz付近)を効果的に低減できる。
本実施形態の制振ゴム体30は、カーカス6とベルト層7との間に配されるものが例示されたが、このような態様に限定されない。制振ゴム体30は、例えば、ベルト層7とバンド層9との間に配されていてもよいし、バンド層9のタイヤ半径方向の外側に配されてもよい。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
[実施例A]
図1に示す基本構造を有し、かつ、表1の制音体を有するタイヤが製造され、それらの性能が評価された(実施例1〜実施例6)。また、比較のために、制音体を有しないタイヤ(比較例1)が製造され、それらの性能が評価された。さらに、−60℃の雰囲気において、JIS K6400−2に準じて測定される25%圧縮荷重時の制音体の硬度(25%CLD)が110kPaよりも大きいタイヤ(比較例2及び比較例3)が製造され、それらの性能が評価された。各実施例及び比較例に共通する仕様は、以下のとおりである。
タイヤサイズ:165/65R18
リムサイズ:18×7JJ
内圧:320kPa
テスト車両:国産2500ccのFR車
トレッドゴムの配合:
天然ゴム(TSR20):15phr
SBR1(末端変性):45phr(結合スチレン量:28%、ビニル基含有量:60%、ガラス転移点:−25℃)
SBR2(末端変性):25phr(結合スチレン量:35%、ビニル基含有量:45%、
ガラス転移点:−25℃)
BR(BR150B):15phr
シランカップリング剤(Si266):4phr
レジン(アリゾナケミカル社 SYLVARES SA85):8phr
オイル:4phr
Wax:1.5phr
老化防止剤(6C):3phr
ステアリン酸:3phr
酸化亜鉛:2phr
加硫促進剤(NS):2phr
加硫促進剤(DPG):2phr
カーボンブラック(N220):5phr
シリカ(VN3、1115MP):70phr
硫黄:2phr
加硫後のタイヤにおけるトレッドゴムの硬度H2:64度
トレッドゴムの最大厚さT2:10mm
制振ゴム体の配合
天然ゴム(TSR20):65phr
SBR(Nipol 1502):35phr
カーボンブラックN220:52phr
オイル:15phr
ステアリン酸:1.5phr
酸化亜鉛:2phr
硫黄:3phr
加硫促進剤(CZ):1phr
加硫後のタイヤにおける硬度H1:58度
制振ゴム体の最大厚さT1:1mm
制振ゴム体の硬度H1と、トレッドゴムの硬度H2との比(H1/H2):0.7
制振ゴム体の幅W1と、ベルト層の幅W2との比(W1/W2):100%
テスト方法は、以下のとおりである。
<耐ノイズ性能>
各試供タイヤが、上記リムに装着され、上記内圧条件で上記車両の全輪に装着された。そして、外気温が−60℃の条件下で、上記車両がロードノイズ計測路(アスファルト粗面路)を速度60km/h で走行したときの走行ノイズ(100〜200Hz、及び、200〜300Hz)の全音圧(デシベル)が、運転席の背もたれの中央部に取り付けられた集音マイクによって測定された。結果は、比較例1を100とする指数で表されている。数値が大きいほど走行ノイズが小さく良好である。
テスト結果を表1に示す。
Figure 2018163825
テストの結果、実施例のタイヤは、比較例のタイヤに比べて、低温環境下において走行ノイズを低減できた。
[実施例B]
図1に示す基本構造を有し、かつ、表1の制音体を有するタイヤが製造され、それらの性能が評価された(実施例7〜実施例19)各実施例に共通する仕様は、表2の仕様を除き、実施例Aと同一である。テスト方法は、以下の方法を除き、実施例Aと同一である。<パンク修理の容易性>
各タイヤを上記リムに装着させ、釘踏みによってパンクさせた。そして、パンク修理液(主成分:ゴムラテックス)を用いて各タイヤを修理して、修理に要する時間が測定された。結果は、実施例16を100とする指数で表されている。数値が大きいほど、修理時間が小さく、パンク修理が容易とされる。
<制音体の耐久性能>
各タイヤが上記リムに装着され、上記内圧が充填された。そして、ドラム試験機を用いて、荷重4.8kN、速度80km/hの条件下で、制音体及びその近傍が損傷するまでの距離が測定された。結果は、実施例11の値を100とする指数で表示されている。評価は、数値が大きいほど、耐久性能が高く良好である。
テストの結果を表2に示す。
Figure 2018163825
Figure 2018163825
テストの結果、実施例のタイヤは、低温環境下において走行ノイズを低減できた。さらに、実施例のタイヤは、制音体の硬度が好ましい範囲に設定されることにより、制音体の耐久性能を向上させることができた。また、実施例のタイヤは、セルの数が好ましい範囲に限定されることにより、走行ノイズをさらに低減させることができた。さらに、実施例のタイヤは、制音体の通気性が好ましい範囲に設定されることにより、制音体へのパンク修理液の浸透を抑制でき、パンク修理を容易に行うことができた。

Claims (5)

  1. 空気入りタイヤであって、
    トレッド部のタイヤ内腔面に、多孔質材料からなる制音体が固着されており、
    前記制音体は、−60℃の雰囲気において、JIS K6400−2に準じて測定される25%圧縮荷重時の硬度が110kPa以下である空気入りタイヤ。
  2. 前記制音体は、−60℃の雰囲気において、JIS K6400−2に準じて測定される25%圧縮荷重時の硬度が90kPa以下である請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記制音体は、JIS L1096に準じて測定される通気性が14cm3/cm2/s以下である請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記制音体は、独立気泡のセルを有し、
    前記セルの数は、55個/25mm以下である請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記制音体の全体積は、タイヤ内腔の全体積の0.1%〜20%である請求項1乃至4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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