JP4960626B2 - 制音具付空気入りタイヤ - Google Patents

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    • B60C19/002Noise damping elements provided in the tyre structure or attached thereto, e.g. in the tyre interior

Description

本発明は、トロイド状をなす空気入りタイヤの内腔面にタイヤ周方向にのびるスポンジ材からなる制音具が固着された制音具付空気入りタイヤに関し、詳しくはノイズ低減効果を高めつつ制音具の耐久性を向上させ得る制音具付空気入りタイヤに関する。
近年、空気入りタイヤの内腔面に、スポンジ材からなりかつタイヤ周方向にのびる制音具を配置することにより、タイヤ内腔内での空洞共鳴を抑制し、ひいてはロードノイズを低減させる技術が下記特許文献等で提案されている。
特許第3612059号公報 特開2005−138760号公報
しかしながら、車両の高出力化や高速道路網の整備に伴い、車両の平均走行速度も増加する傾向にあり、タイヤの内腔面に固着されている制音具にも大きな力が作用しやすい。特に、車両の駆動時、制動時及び/又は旋回時には、制音具に種々の方向の外力が作用することになる。従って、上述のような制音具付空気入りタイヤにあっては、長期仕様に耐えうるように、制音具の耐久性を向上させる必要がある。
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、制音具のタイヤ内腔に臨む自由面を、幅方向において、曲率半径が2〜10mmの円弧でコーナーが面取された台形波状で波打たせることにより、厚さが大きい2つの山部と、その間の厚さが小さい谷部とを設けることを基本として、ロードノイズ低減効果を損ねることなく、制音具の各コーナーでの応力集中を減じ、その耐久性を向上しうる制音具付空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、トロイド状をなす空気入りタイヤと、その内腔面のトレッド領域に固着されかつタイヤ周方向にのびるスポンジ材からなる制音具とを含む制音具付空気入りタイヤであって、前記制音具は、タイヤ回転軸を含む子午線断面において、前記内腔面に固着された固着面と、該固着面とは反対側の面をなす自由面とを有し、かつ、タイヤ軸方向の幅が最大厚さよりも大きい横長偏平状をなし、しかも、前記制音具の前記自由面は、幅方向において、曲率半径が2.0〜10.0mmの円弧でコーナーが面取された略台形波で波打つことにより、厚さが大きい2つの山部と、前記山部の間に設けられた厚さが小さい谷部とを有し、前記制音具の前記円弧は、制音具側に中心を有する出隅の円弧と、制音具の外側に中心を有する入隅の円弧とを含み、前記出隅の円弧の曲率半径が、前記入隅の円弧の曲率半径よりも小さいことを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記円弧の曲率半径は、3.0〜6.0mmである請求項1記載の制音具付空気入りタイヤである。
また請求項3記載の発明は、前記制音具は、前記2つの山部の両外側に制音具の最小厚さを有して幅方向に一定の長さでのびて終端する谷部を有する請求項1又は2に記載の制音具付空気入りタイヤである。さらに、請求項記載の発明は、前記制音具のタイヤ周方向の両端部は、厚さが周方向端に向かって漸減するテーパ部を有する請求項1乃至のいずれかに記載の制音具付空気入りタイヤである。
本発明の制音具付空気入りタイヤは、制音具のタイヤ内腔に臨む自由面が、幅方向において、曲率半径が2〜10mmの円弧でコーナーが面取された略台形波で波打つことにより、厚さが大きい2つの山部と、それらの間の厚さが小さい谷部とを含む。これにより、自由面の表面積が、それが平坦な場合に比して増加するため、より効果的にタイヤ内腔での空洞共鳴エネルギーを吸収して騒音を低減できる。また、制音具は、自由面のコーナーが円弧で面取されているので、外力を受けてひずむ際にも各コーナーでの応力集中が低減される。従って、前記コーナーでの例えば初期クラック等を長期に亘って抑制でき、ひいては制音具の耐久性が向上する。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1には本実施形態の制音具付空気入りタイヤ1のタイヤ回転軸を含む子午線断面図、図2にはそのタイヤ赤道Cでの断面図がそれぞれ示されている。
本実施形態の制音具付空気入りタイヤ1は、トロイド状をなす空気入りタイヤ2と、該空気入りタイヤ2の内腔面2iのトレッド領域2tiに固着されかつタイヤ周方向にのびる制音具3とを含む。
前記空気入りタイヤ2は、トレッド部2aと、その両端部からタイヤ半径方向内方にのびる一対のサイドウォール部2b、2bと、さらにその内方端に設けられビードコア2dが埋設された一対のビード部2c、2cとを有する。この実施形態において、空気入りタイヤ2は、内腔面2iが空気低透過性のインナーライナゴムで覆われたチューブレスタイプかつ乗用車用のものが示される。
また空気入りタイヤ2は、少なくともラジアル構造のカーカス4と、そのタイヤ半径方向外側かつトレッド部2aの内部に配されたベルト層5とを含む。
前記カーカス4は、例えば有機繊維コードが用いられた1ないし複数枚、この例では1枚のカーカスプライ4Aで構成される。該カーカスプライ4Aは、例えばビードコア2d、2d間をトロイド状に跨ってのびている本体部4aと、その両側に連なりかつビードコア2dの周りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返された折返し部4bとを含む。また前記ベルト層5は、本例ではタイヤ半径方向で重ねられた内、外2枚のベルトプライ5A、5Bにより構成される。各ベルトプライは、スチールコードをタイヤ赤道Cに対して例えば10〜30°程度の角度で傾けて配列され、互いにスチールコードが交差する向きに重ね合わされている。
なお、空気入りタイヤ2の内部構造などは、必要に応じて又タイヤのカテゴリ等に基づいて適宜変更され得るのは言うまでもない。
前記制音具3は、スポンジ材により構成される。スポンジ材は、海綿状の多孔構造体であり、例えばゴムや合成樹脂を発泡させた連続気泡を有するいわゆるスポンジそのものの他、動物繊維、植物繊維又は合成繊維等を絡み合わせて一体に連結したウエブ状のものを含む。また「多孔構造体」には、連続気泡のみならず独立気泡を有するものを含む。本実施形態の制音具3には、ポリウレタンからなる連続気泡のスポンジ材が用いられる。
上述のようなスポンジ材は、表面及び/又は内部の多孔部が空気の振動エネルギーを熱エネルギーに変換して消費させることにより、タイヤ内腔iでの音(空洞共鳴エネルギー)を小さくし、ロードノイズを低減させる。またスポンジ材は、収縮、屈曲等の変形が容易であるため、走行時のタイヤの変形に、実質的な影響を与えない。このため、操縦安定性が悪化するのを防止できる。しかもスポンジ材は、ソリッドゴムに比べて比重が非常に小さいため、タイヤの重量バランスの悪化を防止できる。好ましい制音具4の比重は0.014〜0.052である。
スポンジ材は、好ましくはエーテル系ポリウレタンスポンジ、エステル系ポリウレタンスポンジ、ポリエチレンスポンジなどの合成樹脂スポンジ、クロロプレンゴムスポンジ(CRスポンジ)、エチレンプロピレンゴムスポンジ(EDPMスポンジ)、ニトリルゴムスポンジ(NBRスポンジ)などのゴムスポンジを好適に用いることができ、とりわけエーテル系ポリウレタンスポンジを含むポリウレタン系のスポンジが、制音性、軽量性、発泡の調節可能性又は耐久性などの観点から好ましい。なお、ポリウレタン系のスポンジは、長期使用による変色等の問題があるので、好ましくは非白色、より具体的にはグレー系の着色が施されているものが望ましい。
また、制音具3は、硬さが80〜150N及び引張強さが120〜160kPaのスポンジが好適である。
前記硬さを限定した場合には、制音具3に適度な伸びが確保される。該伸びは、制音具3に歪が作用したときに、応力を広く分散させるのに役立つ。特に好ましくは、前記スポンジ材の硬さは90N以上が望ましく、また上限については、好ましくは130N以下、より好ましくは110N以下が望ましい。
また、スポンジ材の引張強さを限定した場合、前記応力に対する強度がより一層高められる。特に好ましくは、スポンジ材の引張強さは130kPa以上が好ましく、また、上限は特に規制されないが、コスト、生産性、市場での入手容易性などから150kPa以下が望ましい。
本明細書において、前記スポンジ材の硬さは、JIS K6400の「軟質ウレタンフォーム試験方法」に規定される第6項の「硬さ」の測定法のうちのA法(6.3項)に準拠して測定された値とする。また、前記スポンジの引張強さは、同JISの第10項の「引張強さ及び伸び」に準拠し、1号形のダンベル状試験片に対して測定された値とする。
また、タイヤ内腔iにコンプレッサを用いて高圧空気を充填する際に、該空気に含まれる水分(湿気)がタイヤ内腔iに進入することがある。この意味でも、前記スポンジ材には、加水分解に強いエーテル系のポリウレタンスポンジが好適である。また、スポンジ材が濡れた際にも内部に水分がしみ込まないように、撥水性を持たせることも好ましい。また、前記水分によるカビの発生を防止するために、スポンジ材に防カビ性を持たせることも好適である。さらには、廃タイヤを焼却処分する際の排ガス毒性を下げるために、ハロゲン原子を含まない材料でスポンジ材を形成することが特に好適である。
制音具3は、特に限定はされるものではないが、好ましくはタイヤ内腔iの全体積の0.4〜20%の体積を有するものが望ましい。これにより、概ね2dB以上のロードノイズ低減効果が期待できる。特に好ましくは、制音具3の体積は、タイヤ内腔iの全体積の1%以上、さらに好ましくは6%以上、より好ましくは7%以上の体積を有することが望ましく、また上限に関しては、好ましくは10%以下が望ましい。
ここで、「制音具の体積」は、その見かけの全体積であって、内部の気泡を含めた外形から定められる体積を言う。
また、「タイヤ内腔の全体積」は、空気入りタイヤ2を正規リム(図示省略)にリム組みしかつ正規内圧を充填した無負荷の正規状態において下記V1として近似的に求められるものとする。
V1=A×{(Di−Dr)/2+Dr}×π
ここで、上記式中、" A" は前記正規状態のタイヤ・リム組立体をCTスキャニングして得られるタイヤ内腔iの横断面積、" Di" は正規状態でのタイヤの内腔面2iの最大外径、" Dr" はリム径、" π" は円周率である。
また「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim"とする。
また「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" とするが、タイヤが乗用車用の場合には、現実の使用頻度などを考慮して一律に200kPaとする。
制音具3は、空気入りタイヤ2の内腔面2iのうち、トレッド領域2tiに固着されるのが望ましい。トレッド領域2tiは、前記ベルト層5で補強された幅BWの領域とする。高速走行時の遠心力はタイヤの半径方向外方に向くため、制音具3を前記トレッド領域2tiに固着することによって、前記遠心力を利用して制音具3を空気入りタイヤ2の内腔面2iに効果的に押し付け、その動きを拘束できる。
また、前記制音具3は、タイヤの内腔面2iに固着された固着面3Aと、それとは反対側の面をなしかつタイヤ内腔iに臨む自由面3Bとを有する。これにより、制音具3は、走行中でもタイヤ内腔iで自由に移動することがない。
制音具3の固着面3Aは、実質的に平滑な面で形成されている。また、制音具3は、そのタイヤ軸方向の幅SWの中心線CLが、タイヤ赤道Cと実質的に整一するように配されるのが望ましい。
また、制音具3の固着面3Aと自由面3Bとの間は、固着面3Bに対してほぼ直角にのびる両側の側面3C、3Cによって接続される。
制音具3の最大厚さTは、好ましくは40mm以下、より好ましくは30mm以下、さらに好ましくは25mm以下が望ましい。該最大厚さTが大きすぎると、リム組み時等にタイヤレバーが制音具3と干渉するおそれがある。他方、制音具3の最大厚さTが小さすぎると、空洞共鳴エネルギーの吸収効果が低下するおそれがあるので、好ましくは10mm以上、より好ましくは15mm以上が望ましい。
制音具3は、タイヤ内腔iでの横倒れを防止するために、そのタイヤ軸方向の幅SWが、前記最大厚さTよりも大きい横長偏平状が望ましい。とりわけ、制音具3のタイヤ軸方向の幅SWは、好ましくはベルト層5の幅BWの20%以上、より好ましくは30%以上、さらに好ましくは40%以上が望ましく、また、上限に関しては、好ましくは80%以下、より好ましくは70%以下、さらに好ましくは65%以下が望ましい。
また、制音具3の前記自由面3Bは、図3に拡大して示されるように、幅方向において、曲率半径が2.0〜10.0mmの円弧7でコーナーが面取された略台形波で波打つ。これにより、本実施形態の制音具3は、厚さが大きい2つの山部3Tと、厚さが小さい3つの谷部3Gとを交互に含む。
本実施形態において、前記自由面3Bは、制音具の幅中心線CLに関して左右対称に形成されている。従って、その幅方向の一端側から谷部3G、山部3T、谷部3G、山部3T及び谷部3Gの順で設けられる。
前記山部3Tは、制音具3の前記最大厚さTを有して幅方向に一定の長さでのびる部分とし、前記谷部3Gは、制音具3の最小厚さtを有して幅方向に一定の長さでのびる部分とする。また、山部3Tと谷部3Gとの間には、厚さが滑らかに変化する傾斜部3Kが設けられる。
前記円弧7は、制音具3側に曲率半径の中心を有する出隅の円弧7aと、制音具3の外側に曲率半径の中心を有する入隅の円弧7bとを含む。前記出隅の円弧7aは、山部3Tの幅方向両側に、また前記入隅の円弧7bは、谷部の両側(ただし、幅方向両端の谷部3Gには片側のみ)にそれぞれ設けられる。
このような略台形波の表面を有する自由面3Bは、平坦な表面を有するものに比べてその表面積が増大し、ひいてはタイヤ内腔iの空気との接触面積を顕著に増加させる。従って、タイヤ内腔iでの空洞共鳴をより効果的に抑制しうる。また、制音具3はトレッド部の接地、開放のサイクルによって曲げ変形を繰り返し発熱するが、自由面3Bでの表面積を増加させることによって、また厚さが小さい谷部3Gによって制音具3の放熱性をも向上させ、自らの熱破壊等が効果的に防止される。
また、自由面3Bは、略台形波のコーナーが円弧7で面取されているので、外力を受けてひずむ際にも各コーナーでの応力集中が低減される。従って、前記コーナーでの例えば初期クラック等を長期に亘って抑制でき、ひいては制音具の耐久性が向上する。
ここで、前記コーナーに設けられた円弧7の曲率半径が2mm未満の場合、とりわけ制音具3の入隅となるコーナーにおいて応力集中が生じやすく、ひいては初期クラックが発生しやすくなる。逆に前記円弧7の曲率半径が10mmを超える場合、制音具3の形状がぼやけて外観上の印象が悪化するほか、制音具3の自由面3Bの表面積が低下して空洞共鳴エネルギーの吸収効果が十分に得られない傾向がある。このような観点より、前記曲率半径は、好ましくは2.5mm以上、より好ましくは3.0mm以上が望ましく、また上限に関しては、好ましくは8.0mm以下、より好ましくは7.0mm以下、さらに好ましくは6.0mm以下が望ましい。
前記自由面3Bにおいて、前記山部3Tと谷部3Gとの高さの差A(これは略台形波の全振幅に相当する。)は、特に限定されるわけではないが、小さすぎると自由面3Bの表面積を増大させる効果が十分に得られない傾向があり、逆に大きすぎると、谷部3Gの厚さが小さくなって制音具3の耐久性が悪化するおそれがある。このような観点より、前記差Aは、好ましくは前記最大厚さTの20%以上、より好ましくは30%以上が望ましく、また上限については95%以下、より好ましくは90%以下、さらに好ましくは80%以下が望ましい。
本実施形態では、前記自由面3Bの略台形波の周期Lは、制音具3の最大幅SWの1/2であるが、これに限定されるわけではない。また、制音具3の断面形状は、実質的にタイヤ周方向に連続している。特に好ましい制音具3の断面形状は、その幅SWの中心線CL(この例ではタイヤ赤道Cと一致している。)に関して左右対称である。
図4(A)には制音具3の平面図が、同図(B)にはその側面図がそれぞれ示されている。該図4及び図2に示されるように、制音具3のタイヤ周方向の両端部3e、3eは、厚さが周方向端に向かって漸減するテーパ部10で形成される。前記テーパ部10は、前記固着面3Aと前記自由面3Bとの挟む角度θが鋭角をなし、制音具3のタイヤ周方向の両端部3eの質量を他の部分に比して相対的に減じる。これによって、制音具3の両端部3eの接着面での応力集中等を減じ得る。このような効果をより一層高めるために、テーパ部10の前記角度θは、好ましくは15〜70度が望ましい。
なお図4に示されるように、前記テーパ部10は、先端部の鋭な部分がほぼ固着面3Aと垂直をなすように切断された端面3Eを有するものが好適である。この端面3Eは制音具3の両端部3eの強度を高め、例えば搬送時や保管時のちぎれ、割れといった損傷が発生するのを効果的に防止しうる。また、このような端面3Eは、空気入りタイヤ2の内腔面2iに対して接着性を向上させる。特に限定されないが、前記端面の高さSは、好ましくは3mm以上、より好ましくは4mm以上が望ましく、また上限に関しては、前記最大厚さTの30%以下が望ましい。
制音具3は、例えば、接着剤及び/又は両面粘着テープ等により空気入りタイヤ2の内腔面2iに固着される。
前記接着剤としては、例えば合成ゴムを有機溶剤に溶解した溶液型又は水に分散させたラテックス型などの合成ゴム系の液状接着剤が好適である。
前記両面粘着テープとしては、例えば織布等のシート状の基材の両面に粘着層を形成したものや、前記基材を有することなく粘着層のみで形成したものなど種々のものが使用される。本実施形態では、前者の両面粘着テープが用いられる。
特に限定されないが、両面粘着テープは、例えば引張強さが5(N/10mm)以上かつ10(N/10mm)未満のものが好適である。ここで、両面粘着テープの引張強さは、JISZ0237の「粘着テープの引張強さの試験方法」に準じて測定される。例えば制音具3を空気入りタイヤ2から剥離させてタイヤを再利用したい場合、両面粘着テープ5自体にある程度の引張強度が必要になる。もし、両面粘着テープの引張強さが5(N/10mm)未満の場合、剥離時にテープ自体が破れて制音体3を内腔面2iから除去できない傾向がある。他方、両面粘着テープの引張強さが、10(N/10mm)以上になると、コストが上昇し、大量生産には不向きとなる。
図5には、本発明の実施形態として制音具3の部分断面図が示されている。この実施形態では、出隅の円弧7aの曲率半径Raが、入隅の円弧7bの曲率半径Rbよりも小さく形成される。出隅の円弧7aは、タイヤ内腔iに突出して配されるため、タイヤ内腔iの空気とより多く接触させることが必要である。しかし、入隅の円弧7bの部分には、制音具3が例えば横揺れする際などには、応力が集中しやすい。このため、本実施形態のように各円弧7a、7bの曲率半径をRa<Rbとすることにより、ロードノイズの低減効果を高めつつ制音具3の耐久性をさらに向上させ得る。
前記出隅の円弧7aの曲率半径Raと、入隅の円弧7bの曲率半径Rbとの比(Ra/Rb)は特に限定されないが、小さすぎるとスポンジ材の加工性の悪化を招くおそれがある。逆に前記比(Ra/Rb)が大きすぎると、ロードノイズ低減効果が低下し、或いは入隅の円弧7b部分においてクラック等が発生しやすくなるおそれがある。このような観点より、前記比(Ra/Rb)は、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.3以上が望ましく、また上限に関しては好ましくは0.9以下、より好ましくは0.8下が望ましい。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
本発明の効果を確認するために、表1の仕様に基づいて制音具付空気入りタイヤが試作された。そして、それらについて、各種のテストが行われ、性能が比較された。制音具付空気入りタイヤの共通仕様は次の通りである。
タイヤサイズ:215/45ZR17
ベルト層の幅BW:166mm
空気圧:230kPa
リムサイズ:17×7JJ
制音具
材料:エーテル系ポリウレタンスポンジ(比重0.039)
((株)イノアック製のESH2)
基本断面形状:図6の通り(ただし、自由面のコーナーの仕様は表1に示す通りである。)。
タイヤ周方向の長さL:1840mm
両端部はテーパ角θ=45度で切断かつS=5mmで端面カット
固着方法:長尺の制音具を、タイヤの内腔面のトレッド領域に沿わせて湾曲させ両面粘着テープ(恵比寿化成社製「E700」)で貼り付けた。両面粘着テープは、制音具の固着面と同じ寸法を有するものとした。
また、テスト方法は次の通りである。
<ロードノイズ性能>
各制音具付空気入りタイヤを上記リムにリム組み後し、国産2000ccのFF車の全輪に装着し、ロードノイズ計測路(アスファルト粗面路)を速度60km/hで走行させたときの車内騒音を運転席窓側耳許位置に設置したマイクロホンで採取し、狭帯域230Hz付近の気柱共鳴音のピーク値の音圧レベルが測定された。評価は、比較例を基準とする増減値で表示している。0(零)表示は基準と同じであること、+(プラス)表示は、ロードノイズが増加していることを意味する。
<耐久性>
下記の条件で高さ15mm、幅15mmの突起を表面に2個(互いに180°離反する位置)有するドラム(直径1.7m)上を2000km、4000km、6000km及び8000km走行させ、それぞれの時点において、制音体の損傷の有無を目視により確認した。損傷が無かったものを○、損傷があったものを×として評価した。損傷後は以後の試験を中止した。
内圧:230kPa
荷重:6.2kN(JATMA規定の最大値の1.2倍)
走行速度:80km/h
テストの結果等を表1に示す。
Figure 0004960626
テストの結果、実施例の制音具付空気入りタイヤは、ロードノイズ低減効果と耐久性とを高い次元で両立していることが確認できた。
本発明の制音具付空気入りタイヤの断面図である。 そのタイヤ赤道での断面図である。 制音具の拡大断面図である。 (A)は制音体の平面図、(B)はその側面図である。 本発明の他の実施形態を示す制音具の部分断面図である。 実施例の制音体の断面図である。
符号の説明
1 制音具付空気入りタイヤ
2 空気入りタイヤ
2i 内腔面
3 制音具
3A 固着面
3B 自由面
3T 山部
3G 谷部
3K 傾斜部
7 円弧
7a 出隅の円弧
Ra 出隅の円弧の曲率半径
7b 入隅の円弧
Rb 入隅の円弧の曲率半径

Claims (4)

  1. トロイド状をなす空気入りタイヤと、その内腔面のトレッド領域に固着されかつタイヤ周方向にのびるスポンジ材からなる制音具とを含む制音具付空気入りタイヤであって、
    前記制音具は、タイヤ回転軸を含む子午線断面において、前記内腔面に固着された固着面と、該固着面とは反対側の面をなす自由面とを有し、かつ、タイヤ軸方向の幅が最大厚さよりも大きい横長偏平状をなし、
    しかも、前記制音具の前記自由面は、幅方向において、曲率半径が2.0〜10.0mmの円弧でコーナーが面取された略台形波で波打つことにより、厚さが大きい2つの山部と、前記山部の間に設けられた厚さが小さい谷部とを有し、
    前記制音具の前記円弧は、制音具側に中心を有する出隅の円弧と、制音具の外側に中心を有する入隅の円弧とを含み、
    前記出隅の円弧の曲率半径が、前記入隅の円弧の曲率半径よりも小さいことを特徴とする制音具付空気入りタイヤ。
  2. 前記円弧の曲率半径は、3.0〜6.0mmである請求項1記載の制音具付空気入りタイヤ。
  3. 前記制音具は、前記2つの山部の両外側に制音具の最小厚さを有して幅方向に一定の長さでのびて終端する谷部を有する請求項1又は2記載の制音具付空気入りタイヤ。
  4. 前記制音具のタイヤ周方向の両端部は、厚さが周方向端に向かって漸減するテーパ部を有する請求項1乃至3のいずれかに記載の制音具付空気入りタイヤ。
JP2005359333A 2005-12-08 2005-12-13 制音具付空気入りタイヤ Active JP4960626B2 (ja)

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