JPWO2018163394A1 - 部品実装機 - Google Patents

部品実装機 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2018163394A1
JPWO2018163394A1 JP2019504258A JP2019504258A JPWO2018163394A1 JP WO2018163394 A1 JPWO2018163394 A1 JP WO2018163394A1 JP 2019504258 A JP2019504258 A JP 2019504258A JP 2019504258 A JP2019504258 A JP 2019504258A JP WO2018163394 A1 JPWO2018163394 A1 JP WO2018163394A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
load
substrate
nozzle
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019504258A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6764522B2 (ja
Inventor
浩二 河口
康平 杉原
直也 岩田
Original Assignee
株式会社Fuji
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社Fuji filed Critical 株式会社Fuji
Publication of JPWO2018163394A1 publication Critical patent/JPWO2018163394A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6764522B2 publication Critical patent/JP6764522B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/08Monitoring manufacture of assemblages
    • H05K13/082Integration of non-optical monitoring devices, i.e. using non-optical inspection means, e.g. electrical means, mechanical means or X-rays
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/04Mounting of components, e.g. of leadless components
    • H05K13/0404Pick-and-place heads or apparatus, e.g. with jaws
    • H05K13/0413Pick-and-place heads or apparatus, e.g. with jaws with orientation of the component while holding it; Drive mechanisms for gripping tools, e.g. lifting, lowering or turning of gripping tools

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

部品実装機は、部品を供給する部品供給装置と、基板を保持する基板保持装置と、部品保持具を昇降可能に保持するヘッドと、前記部品保持具に加わる荷重を検出する荷重検出器と、前記部品供給装置と前記基板保持装置との間で前記ヘッドを移動させるヘッド移動装置と、前記部品保持具が前記基板に接触するように前記ヘッドを制御したときの前記荷重検出器によって検出される荷重情報に基づいて、前記部品保持具が前記基板に接触するときの硬さ特性を求める制御装置と、を備える。

Description

本明細書は、部品実装機を開示する。
従来より、部品実装機として、部品をノズルに吸着させたあとそのノズルを基板の所定位置に移動して部品の吸着を解除することにより、基板に部品を実装するものが知られている。特許文献1には、こうした部品実装機において、部品が基板表面に衝突する際の速度を制御して、衝撃力を規定値以下に抑制するものが提案されている。特許文献1の部品実装機は、実際に発生する衝撃力を圧力センサにより実測し、その実測データから衝突速度と衝突力との相互関係を解析し、その関係に基づいてその後の衝突速度を決定している。
特開2001−57498号公報
しかしながら、上述した部品実装機では、衝突速度と衝突力との相互関係を解析しているものの、ノズルが基板に接触するときの硬さ特性については考慮されていない。同じ衝突速度であっても、基板や部品やノズルの硬さが硬ければピーク荷重は大きくなり、軟らかければピーク荷重は小さくなる。上述した部品実装機では、こうした硬さ特性を考慮していないため、決定された衝突速度は必ずしも適切な速度とはいえないことがあった。
本開示は、上述した課題を解決するためになされたものであり、部品保持具が基板に接触するときの硬さ特性を容易に求めることを主目的とする。
本開示の部品実装機は、
部品を供給する部品供給装置と、
基板を保持する基板保持装置と、
部品保持具を昇降可能に保持するヘッドと、
前記部品保持具に加わる荷重を検出する荷重検出器と、
前記部品供給装置と前記基板保持装置との間で前記ヘッドを移動させるヘッド移動装置と、
前記部品保持具が前記基板に接触するように前記ヘッドを制御したときの前記荷重検出器によって検出される荷重情報に基づいて、前記部品保持具が前記基板に接触するときの硬さ特性を求める制御装置と、
を備えたものである。
この部品実装機では、部品保持具が基板に接触するようにヘッドを制御したときの荷重検出器によって検出される荷重情報に基づいて、部品保持具が基板に接触するときの硬さ特性を求める。これにより、部品保持具が基板に接触するときの硬さ特性を容易に求めることができる。
なお、「部品保持具が基板に接触する」とは、部品を保持していない部品保持具が基板に直接接触する場合のほか、部品を保持した部品保持具が部品を介して基板に間接的に接触する場合も含む。
部品実装機10の斜視図。 装着ヘッド18の説明図。 ノズル42の断面図。 ノズル42の外観説明図。 コントローラ78の電気的接続を示す説明図。 部品実装処理ルーチンのフローチャート。 部品試し打ちルーチンのフローチャート。 部品Pが基板Sに当接する前後の説明図。 反力経時データの一例を示すグラフ。 低速VLのときの反力経時データと硬さ特性との対応関係を示すグラフ。 中速VMのときの反力経時データと硬さ特性との対応関係を示すグラフ。 高速VHのときの反力経時データと硬さ特性との対応関係を示すグラフ。 低速VL、中速VM及び高速VHの硬さ特性と反力増加率とピーク反力との対応関係を示すテーブル。
本開示の部品実装機の好適な実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。図1は部品実装機10の斜視図、図2は装着ヘッド18の説明図、図3はノズル42の断面図、図4はノズル42の外観説明図、図5はコントローラ78の電気的接続を示す説明図である。なお、本実施形態において、左右方向(X軸)、前後方向(Y軸)及び上下方向(Z軸)は、図1に示した通りとする。
部品実装機10は、図1に示すように、基板搬送ユニット12と、装着ヘッド18と、ノズル42と、マークカメラ64と、パーツカメラ66と、部品供給ユニット70と、各種制御を実行するコントローラ78(図5参照)とを備えている。
基板搬送ユニット12は、前後一対の支持板14,14にそれぞれ取り付けられたコンベアベルト16,16(図1では片方のみ図示)により基板Sを左から右へと搬送する。また、基板搬送ユニット12は、基板Sの下方に配置された支持ピン17により基板Sを下から持ち上げることで基板Sを固定し、支持ピン17を下降させることで基板Sの固定を解除する。
装着ヘッド18は、XY平面を移動可能である。具体的には、装着ヘッド18は、X軸スライダ20がガイドレール22,22に沿って左右方向に移動するのに伴って左右方向に移動し、Y軸スライダ24がガイドレール26,26に沿って前後方向に移動するのに伴って前後方向に移動する。この装着ヘッド18は、図2に示すように、ノズルホルダ30を軸回転及び上下動可能に支持する支持筒19を有している。ノズルホルダ30は、上下方向に延びる部材であり、上部に回転伝達ギヤ30aとフランジ30bを有し、下部にノズル42を保持している。回転伝達ギヤ30aは、ノズル回転用モータ31の駆動ギヤ32に噛み合っている。そのため、ノズル回転用モータ31が回転すると、それに伴ってノズルホルダ30が軸回転する。フランジ30bは、上下方向に延びる第1アーム33に設けられた第1係合部33aの上片及び下片の間に挟まれている。第1アーム33は、第1リニアモータ34の可動子に連結されている。第1リニアモータ34の固定子は、装着ヘッド18に固定されている。そのため、第1リニアモータ34の可動子が上下動すると、それに伴って第1アーム33は上下方向への移動をガイドするガイド部材35に沿って上下動し、これと共に第1係合部33aに挟まれたフランジ30b、ひいてはノズルホルダ30が上下動する。ノズルホルダ30の下端側面には、互いに対向する位置に一対の逆J字状の誘導溝30c(図4参照)が設けられている。図2及び図3に示すように、ノズルホルダ30の側面には、上側環状突起30dと下側環状突起30eとが間をあけて設けられている。ノズルホルダ30には、ロックスリーブ36が被せられている。このロックスリーブ36の上部開口の直径は、ノズルホルダ30の上側環状突起30dや下側環状突起30eの直径よりも小さいため、ロックスリーブ36はノズルホルダ30から脱落することなく上下動可能となっている。ロックスリーブ36の上端面とノズルホルダ30の上側環状突起30dとの間には、ロックスプリング37が配置されている。
ノズル42は、圧力を利用して、ノズル先端に部品Pを吸着したり、ノズル先端に吸着している部品Pを離したりするものである。このノズル42は、図3に示すように、ノズル固定具であるノズルスリーブ44の上端面に、ノズルスプリング46を介して弾性支持されている。ノズル42は、内部に上下方向に延びる通気路42aを有している。通気路42aには、負圧や正圧を供給することが可能である。ノズル42は、部品Pを吸着する吸着口42bのやや上方の位置から水平に張り出したフランジ42cと、上端から水平に張り出したバネ受け部42dと、上端からフランジ42cまでの途中に設けられた段差面42eとを有している。ノズル42のうち段差面42eからバネ受け部42dまでの間は小径の軸部42fとなっている。この軸部42fの側面には、上下方向に延びる一対の長穴42gが互いに対向するように設けられている。ノズルスリーブ44は、ノズル42の軸部42fに対して相対的に上下動可能なようにノズル42に装着されている。ノズルスリーブ44は、直径方向に貫通したピン44aと一体化されている。このピン44aは、ノズル42の一対の長穴42gに挿通されている。そのため、ノズル42は、ピン44aに対して長穴42gの延びる方向つまり上下方向にスライド可能となっている。ノズルスプリング46は、ノズルスリーブ44の上端面とノズル42のバネ受け部42dとの間に配置されている。
ノズルスリーブ44は、ノズル42を弾性支持した状態で、ノズルホルダ30の誘導溝30cに着脱可能に固定されている。ノズルスリーブ44に設けられたピン44aは、誘導溝30cの終端とロックスプリング37によって下向きに付勢されたロックスリーブ36の下端との間に挟まれた状態で固定される。ノズル42を弾性支持したノズルスリーブ44をノズルホルダ30に固定するにあたっては、まず、ノズルスリーブ44のピン44aをノズルホルダ30の誘導溝30c(図4参照)に沿って上方向に移動させていく。すると、ピン44aがロックスリーブ36の下端に当たる。その後、ロックスプリング37の弾性力に抗してロックスリーブ36をピン44aで持ち上げながら、誘導溝30cに沿ってピン44aが進入するようにロックスリーブ36に対してノズルスリーブ44と共にノズル42を回転させる。すると、ピン44aは誘導溝30cの水平部分を経て最後に下方向に移動して誘導溝30cの終端に至る。このとき、ピン44aはロックスプリング37によって下向きに付勢されたロックスリーブ36により誘導溝30cの終端に押しつけられた状態となる。その結果、ノズルスリーブ44はピン44aを介してノズルホルダ30にロックされる。なお、ノズル42を弾性支持したノズルスリーブ44をノズルホルダ30から外すときには、固定した手順と逆の手順を行えばよい。
図2に戻り、第1アーム33の下端には、第2リニアモータ50の固定子が固定されている。この第2リニアモータ50の可動子には、第2アーム51が連結されている。第2アーム51は、アーム先端にカムフォロワからなる第2係合部52を備えると共に、アーム中間に負荷を検出するロードセル53を備えている。第2係合部52はノズル42のフランジ42cの上面と対向する位置に配置されている。第2リニアモータ50の可動子が下方に移動すると、それに伴って第2アーム51の第2係合部52がフランジ42cをノズルスプリング46の弾性力に抗して下方へ押圧するため、ノズル42はノズルスリーブ44のピン44aつまりノズルホルダ30に対して下方へ移動する(図3の2点鎖線参照)。その後、第2リニアモータ50の可動子が上方に移動すると、フランジ42cを下方へ押圧する力が弱まるため、ノズル42はノズルスプリング46の弾性力によりピン44aつまりノズルホルダ30に対して上方へ移動する。
図1に戻り、マークカメラ64は、X軸スライダ20の下端に、撮像方向が基板Sに対向する向きとなるように設置され、装着ヘッド18の移動に伴って移動可能である。このマークカメラ64は、基板Sに設けられた図示しない基板位置決め用の基準マークを撮像し、得られた画像をコントローラ78へ出力する。
パーツカメラ66は、部品供給ユニット70と基板搬送ユニット12との間であって左右方向の長さの略中央にて、撮像方向が上向きとなるように設置されている。このパーツカメラ66は、その上方を通過するノズル42に吸着された部品を撮像し、撮像により得られた画像をコントローラ78へ出力する。
部品供給ユニット70は、リール72と、フィーダ74とを備えている。リール72には、部品を収容した凹部が長手方向に沿って並ぶように形成されたテープが巻かれている。フィーダ74は、リール72に巻かれたテープの部品を所定の部品供給位置へ送り出す。リール72に巻かれたテープは部品を覆うフィルムを有しているが、部品供給位置に至るとフィルムが剥がされるようになっている。そのため、部品供給位置に配置された部品はノズル42によって吸着可能な状態となる。
コントローラ78は、図5に示すように、CPU78aを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、処理プログラムを記憶するROM78b、各種データを記憶するHDD78c、作業領域として用いられるRAM78dなどを備えている。また、コントローラ78には、マウスやキーボードなどの入力装置78e、液晶ディスプレイなどの表示装置78fが接続されている。このコントローラ78は、フィーダ74に内蔵されたフィーダコントローラ77や管理コンピュータ80と双方向通信可能なように接続されている。また、コントローラ78は、基板搬送ユニット12やX軸スライダ20、Y軸スライダ24、ノズル回転用モータ31、第1及び第2リニアモータ34,50、ノズル42の圧力調整装置43、マークカメラ64、パーツカメラ66へ制御信号を出力可能なように接続されている。また、コントローラ78は、ロードセル53からの検出信号、マークカメラ64やパーツカメラ66からの画像信号を受信可能に接続されている。例えば、コントローラ78は、マークカメラ64で撮像された基板Sの画像を処理して基準マークの位置を認識することにより基板Sの位置(座標)を認識する。また、コントローラ78は、パーツカメラ66で撮像された画像に基づいてノズル42に部品が吸着されているか否かの判断やその部品の形状、大きさ、吸着位置などを判定する。
管理コンピュータ80は、図5に示すように、パソコン本体82と入力デバイス84とディスプレイ86とを備えており、オペレータによって操作される入力デバイス84からの信号を入力可能であり、ディスプレイ86に種々の画像を出力可能である。パソコン本体82のメモリには、生産ジョブデータが記憶されている。生産ジョブデータには、各部品実装機10においてどの部品Pをどういう順番で基板Sへ装着するか、また、そのように装着した基板Sを何枚作製するかなどが定められている。
次に、部品実装機10のコントローラ78が、生産ジョブに基づいて基板Sへ部品Pを実装する動作について説明する。図6は、部品実装処理ルーチンのフローチャートである。部品実装処理ルーチンのプログラムは、コントローラ78のHDD78cに格納されている。
コントローラ78のCPU78aは、このルーチンを開始すると、まず、ノズル42をフィーダ74へ移動させる(ステップS110)。具体的には、CPU78aは、X軸及びY軸スライダ20,24を制御することにより、部品供給ユニット70のうち所定の部品Pを供給するフィーダ74の部品供給位置へノズル42を移動させる。
続いて、CPU78aは、ノズル42の先端に部品Pを吸着させる(ステップS120)。具体的には、CPU78aは、第1リニアモータ34の可動子を下降させることによりノズルホルダ30を下方へ移動させる。それと並行して、CPU78aは、ノズル42の先端が部品Pに当接する前に、第2リニアモータ50の可動子を下降させることによりノズルホルダ30に対してノズル42を最下端へ移動させる。その後、CPU78aは、ロードセル53からの検出信号に基づいてノズル42の先端が部品Pに接触したと判断すると、その反力が設定押付力と等しくなるように第2リニアモータ50の可動子を制御する。これにより、部品Pがノズル42によって損傷を受けないようにすることができる。また、CPU78aは、ノズル42の先端が部品Pに当接した時点で吸着口42bに負圧が供給されるように圧力調整装置43を制御する。これにより、部品Pはノズル42の先端に吸着される。
続いて、CPU78aは、パーツカメラ66により部品Pを撮像する(ステップS130)。具体的には、CPU78aは、第2アーム51の第2係合部52がフランジ42cの上方に離間するように第2リニアモータ50を制御すると共に、部品Pが所定の高さになるように第1リニアモータ34を制御する。これと並行して、CPU78aは、ノズル42の中心位置がパーツカメラ66の撮像領域の予め定められた基準点と一致するようにX軸及びY軸スライダ20,24を制御し、ノズル42の中心位置が基準点に一致した時点でパーツカメラ66により部品Pを撮像する。CPU78aは、この撮像画像を解析することにより、基準点に対する部品Pの位置を把握する。
続いて、CPU78aは、ノズル42を基板S上へ移動させる(ステップS140)。具体的には、CPU78aは、X軸及びY軸スライダ20,24を制御することにより、基板Sのうち部品Pを実装させる所定の部品装着位置の上方へノズル42を移動させる。
続いて、CPU78aは、部品Pを基板Sの所定の部品装着位置に実装させる(ステップS150)。具体的には、CPU78aは、撮像画像に基づいて部品Pの姿勢が予め定めた所定の姿勢になるようにノズル回転用モータ31を制御する。また、CPU78aは、第1リニアモータ34の可動子を下降させることによりノズルホルダ30を下方へ移動させる。そして、CPU78aは、ノズル42の先端に吸着されている部品Pが基板Sに当接する手前で、第1リニアモータ34の可動子を停止させ、第2リニアモータ50の可動子を一定の速度で下降させる。その後、CPU78aは、ロードセル53からの検出信号に基づいて部品Pが基板Sに接触したと判断すると、その反力が設定押付力と等しくなるように第2リニアモータ50の可動子を制御する。これにより、部品Pが基板Sとの衝突によって損傷を受けないようにすることができる。また、CPU78aは、部品Pが基板Sに当接した時点でノズル42の先端に正圧が供給されるように圧力調整装置43を制御する。これにより、部品Pは基板Sの所定の部品装着位置に実装される。
続いて、CPU78aは、基板Sへ実装すべき部品の実装が完了したか否かを判定し(ステップS160)、完了していなければ次の部品PについてステップS110以降の処理を実行し、完了したならば本ルーチンを終了する。
部品実装機10のコントローラ78は、部品実装処理ルーチンに先立って、部品試し打ちルーチンを実行する。図7は、部品試し打ちルーチンのフローチャートである。部品試し打ちルーチンのプログラムは、コントローラ78のHDD78cに格納されている。部品試し打ちルーチンのステップS210〜S240は、部品実装処理ルーチンのステップS110〜S140と同じであるため、以下にはステップS250以降についてのみ説明する。なお、部品試し打ちルーチンは、通常、1枚の基板Sに対して行われる。
ステップS250では、コントローラ78のCPU78aは、部品Pを基板Sの所定の部品装着位置に実装させる。具体的には、CPU78aは、撮像画像に基づいて部品Pの姿勢が予め定めた所定の姿勢になるようにノズル回転用モータ31を制御する。また、CPU78aは、第1リニアモータ34の可動子を下降させることによりノズルホルダ30を下方へ移動させる。それと並行して、CPU78aは、ノズル42の先端に吸着されている部品Pが基板Sに当接する前に、第2リニアモータ50の可動子を下降させることによりノズルホルダ30に対してノズル42を最下端へ移動させる(図8A参照)。このときのノズル42のノズル下降速度(基板Sに接近する速度)は所定の低速VLに設定されている。その後、CPU78aは、ロードセル53からの検出信号に基づいて部品Pが基板Sに接触したと判断すると、その反力が設定押付力と等しくなるように第2リニアモータ50の可動子を制御する(対基板衝撃緩和処理、図8B参照)。部品Pが基板Sに衝突したことに起因して反力(基板Sに加わる荷重)が急増するが、本実施形態では、対基板衝撃緩和処理を実行する周期が短い高周波制御系を採用しているため、反力を抑制することができる。
ステップS250では、CPU78aは、更に、部品Pが基板Sに衝突した後のピーク反力が予め設定された荷重(設定荷重)となるように制御する。また、CPU78aは、衝突後の反力をロードセル53によって経時的に検出し、得られた反力の経時変化を表す反力経時データ(荷重情報、荷重経時データ)に基づいて反力増加率(荷重増加率)を算出し、その反力増加率に基づいて部品Pが基板Sに接触するときの硬さ特性を求める。反力経時データの一例を図9に示す。反力増加率は、部品Pが基板Sに衝突した時点から反力がピークに達するまでの時間をT、反力のピーク時の値をCとしたとき、C/Tと表される。本実施形態では、硬さ特性は、基板Sの硬さ、ノズル42の硬さ、及び、ノズル42が保持している部品Pの硬さの3つによって決まる特性とする。
HDD78cには、基準荷重(基板Sに負荷される荷重の基準値)ごとに、反力経時データと硬さ特性との対応関係が記憶されている。基準荷重は、ここでは、1N,2N,3Nとする。硬さ特性は、複数の段階に分けられている。ここでは、硬さ特性は、H1〜H5の5段階に分けられ、H1からH5に進むにつれて硬くなるように決められているとする。こうした対応関係は、予め設定されたノズル下降速度(ここでは低速VL、中速VM、高速VH)ごとに記憶されている。図10〜図12に、ノズル下降速度ごとの反力経時データと硬さ特性との対応関係を示すグラフを示す。図10は、ノズル下降速度が低速VLのときの反力経時データと硬さ特性との対応関係を示すグラフである。低速VLのときの対応関係は、基準荷重ごとに記憶されている。低速VLは、硬さ特性の段階にかかわらず、ピーク反力が基準荷重になるように対基板衝撃緩和処理によってコントロールできる速度に設定されている。図11は、ノズル下降速度が中速VMのときの反力経時データと硬さ特性との対応関係を示すグラフである。中速VMの対応関係も、基準荷重ごとに記憶されている。中速VMのときには、硬さ特性の段階によっては対基板衝撃緩和処理を実行してもピーク反力が基準荷重を超えてしまうことがある。図12は、ノズル下降速度が高速VHのときの反力経時データと硬さ特性との対応関係を示すグラフである。高速VHの対応関係も、基準荷重ごとに記憶されている。高速VHのときには、中速VMと比べて、より多くの硬さ特性において対基板衝撃緩和処理を実行してもピーク反力が基準荷重を超えてしまう。
ステップS250で、CPU78aが反力増加率に基づいて硬さ特性を求める場合、CPU78aは、HDD78cに記憶されている低速VLの対応関係の中から、今回の設定荷重(基板Sに負荷される荷重の設定値)に合致するもの又は代替し得るものを選出する。設定荷重は、オペレータによって設定される。例えば設定荷重が1Nだった場合、低速VLで設定荷重1Nの対応関係を選出し、その対応関係から各硬さ特性H1〜H5の反力増加率を求め、これらと今回算出した反力増加率とを比較し、硬さ特性を決定する。例えば、今回算出した反力増加率が硬さ特性H3の反力増加率と一致したならば、硬さ特性をH3に決定する。今回算出した反力増加率が硬さ特性H2の反力増加率と硬さ特性H3の反力増加率との間だった場合には、硬さ特性をH2に決定してもよいが、ここでは硬さ特性をH3に決定する。硬さ特性を硬めに決定した方が部品Pの破損等を回避する上で好ましいからである。
CPU78aは、決定した硬さ特性と設定荷重とに基づいてノズル下降速度を設定する。ここでは、一例として、決定した硬さ特性がH3、設定荷重が1Nの場合について説明する。また、オペレータは設定荷重に対する許容範囲も設定しているものとする。硬さ特性がH3、設定荷重が1Nの場合の中速VMと高速VHの対応関係を見ると(図11及び図12参照)、許容範囲が20%ならば、高速VHでもピーク反力が許容範囲内のため、ノズル下降速度を高速VHに設定する。一方、許容範囲が10%ならば、高速VHでは許容範囲外、中速VMでは許容範囲内のため、ノズル下降速度を中速VMに設定する。
ステップS250の後、CPU78aは、基板Sへ実装すべき部品の実装が完了したか否かを判定し(ステップS260)、完了していなければ次の部品PについてステップS210以降の処理を実行し、完了したならば本ルーチンを終了する。部品試し打ちルーチンが終了した後は、基板Sの所定の部品装着位置ごとに部品Pを実装する際のノズル下降速度が設定された状態となる。そのため、部品試し打ちルーチンの後に実行される部品実装処理ルーチンでは、部品装着位置ごとに、設定されたノズル下降速度で部品Pを実装することができる。
ここで、本実施形態の部品実装機10の構成要素と本開示の部品実装機の構成要素との対応関係を明らかにする。部品供給ユニット70が部品供給装置に相当し、基板搬送ユニット12が基板保持装置に相当し、装着ヘッド18がヘッドに相当し、ロードセル53が荷重検出器に相当し、X軸スライダ20及びY軸スライダ24がヘッド移動装置に相当し、コントローラ78が制御装置に相当する。また、ノズル42が部品保持具に相当し、HDD78cが記憶装置に相当する。更に、ノズルスリーブ44、ノズルスプリング46、第2リニアモータ50、第2アーム51及び第2係合部52が衝撃緩和機構に相当する。
以上詳述した部品実装機10によれば、ノズル42が部品Pを介して基板Sに接触するように装着ヘッド18を制御したときのロードセル53によって検出される反力経時データに基づいて、ノズル42が部品Pを介して基板Sに接触するときの硬さ特性を容易に求めることができる。
また、一般に硬さ特性が硬いほど反力増加率は高くなる。CPU78aは、反力経時データに基づいて反力増加率を算出し、その反力増加率に基づいて硬さ特性を求める。具体的には、算出した反力増加率に対応する硬さ特性を、HDD78cに記憶された反力経時データと硬さ特性との対応関係を用いて求める。そのため、硬さ特性を精度よく求めることができる。
更に、反力増加率と硬さ特性との関係は基板Sに加わる荷重によって変化する。CPU78aは、複数の基準荷重の中から設定荷重と一致するもの又は代替し得るものを選出し、選出した基準荷重の対応関係を用いて、硬さ特性を求める。そのため、硬さ特性を精度よく求めることができる。
更にまた、ノズル下降速度は、硬さ特性と予め設定された負荷荷重とに基づいて設定されるため、それらに見合ったノズル下降速度、例えば部品Pが破損することのないノズル下降速度に設定することができる。また、ノズル下降速度は、設定された負荷荷重の許容範囲の上限に近い速度に設定されるため、部品実装に要する時間を短くすることができる。
そしてまた、CPU78aは基板S上の部品装着位置ごとにノズル下降速度を設定するため、より適切にノズル下降速度を設定することができる。例えば、同じ基板Sであっても、支持ピン17の真上の部品装着位置と支持ピン17同士の間の部品装着位置とでは、撓み等が異なるため硬さ特性が異なるが、こうした場合にも適切にノズル下降速度を設定することができる。
そして更に、CPU78aは、ノズル42が所定の低速VLで部品Pを介して基板Sに接触したときの反力経時データを用いて硬さ特性を求め、求めた硬さ特性に基づいて、ノズル42が基板Sに接近するノズル下降速度を低速VLまたはそれよりも速い中速VMや高速VHに設定する。例えば、硬さ特性が軟らかければノズル下降速度を高速VHに設定しても支障が生じないが、硬さ特性が硬ければノズル下降速度を低速VLに設定しないと部品Pが破損するおそれがある。こうしたことを考慮してノズル下降速度を設定することができる。
そして更にまた、CPU78aはノズル42が部品Pを介して基板Sに接触したときに発生する反力を打ち消すように第2アーム51の第2係合部52を制御する。そのため、ノズル42のノズル下降速度がある程度高くても、ノズル42に保持された部品Pが基板Sに接触したときの衝撃によって壊れるのを防ぐことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、ノズル42が基板Sに接触する場合として、部品Pを保持したノズル42が部品Pを介して基板Sに間接的に接触する例を示したが、特にこれに限定されるものではなく、例えば、部品Pを保持していないノズル42が基板Sに直接接触するようにしてもよい。その場合であっても、上述した実施形態と同様の効果が得られる。例えば、部品Pの有無による硬さ特性の変化が少ない場合には、部品試し打ちルーチンを部品なしで行うようにしてもよい。
上述した実施形態では、設定荷重が1Nのときの硬さ特性やノズル下降速度を決定する場合について説明したが、設定荷重が1.1NのときのようにHDD78cに対応関係が記憶されていない場合については、次のようにして硬さ特性やノズル下降速度を決定してもよい。すなわち、複数の基準荷重1N,2N,3Nの中から設定荷重1.1Nと代替し得るものを選出し、選出した基準荷重の対応関係を用いて、硬さ特性やノズル下降速度を求めてもよい。例えば、設定荷重1.1Nに最も近い基準荷重1Nの対応関係を用いて硬さ特性やノズル下降速度を決定してもよい。あるいは、部品Pの破損等を安全に回避するために設定荷重1.1Nより大きい値で設定荷重1.1Nに最も近い基準荷重2Nの対応関係を用いてノズル下降速度を決定してもよい。
上述した実施形態では、算出した反力増加率から、反力経時データ(時間に対する反力のグラフ)と硬さ特性との対応関係を用いて硬さ特性を求めたが、図13に示すように硬さ特性と反力増加率とピーク反力との対応関係を予め定めたテーブルを用いて硬さ特性を求めてもよい。その場合であっても、上述した実施形態と同様の効果が得られる。なお、ノズル下降速度を決める際にはピーク反力を使用するが、硬さ特性を求める際はピーク反力は必須ではない。
上述した実施形態では、部品保持具としてノズル42を例示したが、特にこれに限定されるものではなく、例えば部品Pを掴んで保持するチャックを用いてもよい。その場合であっても、上述した実施形態と同様の効果が得られる。
上述した実施形態では、硬さ特性は、基板Sの硬さだけでなく部品Pの硬さやノズル42の硬さなどにも依存するパラメータとしたが、予め部品Pの硬さやノズル42の硬さがわかっている場合には、求めた硬さ特性を部品Pの硬さやノズル42の硬さに基づいて補正して基板Sの硬さを算出し、その基板Sの硬さを用いるようにしてもよい。
上述した実施形態では、装着ヘッド18としてノズル42を着脱可能に保持するノズルホルダ30を1つだけ備える例を示したが、こうしたノズルホルダ30を、上下軸を回転中心とするロータの周囲に等角度間隔で複数設けてもよい。具体的な構成は、特許文献1(WO2014/080472)の図6を参照されたい。このような構成であっても、上述した実施形態と同様の効果が得られる。
上述した実施形態では、反力増加率に対応する硬さ特性を求めるようにしたが、これに代えて、経時データに対応する硬さ特性を、経時データと硬さ特性との対応関係を用いて求めるようにしてもよい。こうすれば、反力増加率等の指標を算出することなく、予め記憶されている経時データと実際に検出した経時データとを比較してその類似度から硬さ特性を求めることができる。
上述した実施形態では、荷重増加率としてC/Tを用いたが、C/Tの代わりに、経時データのピーク手前の所定荷重に到達するまでの時間を用いてもよいし、部品Pが基板Sに接触したあと所定時間経過した時点の荷重値(反力値)を用いてもよいし、ピークに達するまでの時間を用いてもよい。
上述した実施形態では、荷重検出器としてロードセル53を例示したが、ロードセル53の代わりに、コントローラ78(あるいは電流監視部)が第2リニアモータ50の負荷電流を監視することにより荷重を検出してもよい。
上述した実施形態において、部品実装機10はノズル下降速度を決定した後、そのノズル下降速度を管理コンピュータ80に送信してもよい。管理コンピュータ80は、受信したノズル下降速度に基づいて生産時間のシミュレーションを行い、その生産時間をオペレータに報知してもよい。こうすれば、ユーザは生産時間を把握したり生産計画を見直したりすることができる。
本開示の部品実装機は、以下のように構成してもよい。
本開示の部品実装機において、前記荷重情報は、前記荷重の経時変化を表す経時データであってもよい。部品保持具が基板に接触するときの硬さ特性を求めるには、こうした経時データを利用するのが好ましい。
本開示の部品実装機において、前記制御装置は、前記荷重情報に基づいて前記荷重が立ち上がる際の時間あたりの荷重増加率を算出し、前記荷重増加率に基づいて前記硬さ特性を求めるようにしてもよい。一般に接触するもの同士の硬さが硬いほど荷重増加率は大きくなる。そのため、荷重増加率を用いることにより硬さ特性を精度よく求めることができる。この場合、本開示の部品実装機は、前記荷重増加率と前記硬さ特性との対応関係を記憶する記憶装置を備え、前記制御装置は、前記荷重増加率に対応する前記硬さ特性を、前記記憶装置に記憶された前記対応関係を用いて求めるようにしてもよい。
本開示の部品実装機において、前記荷重情報は、前記荷重の経時変化を表す経時データであり、前記経時データと前記硬さ特性との対応関係を記憶する記憶装置を備え、前記制御装置は、前記経時データに対応する前記硬さ特性を、前記記憶装置に記憶された前記対応関係を用いて求めるようにしてもよい。こうすれば、荷重増加率等の指標を算出することなく、予め記憶されている経時データと実際に検出した経時データとを比較してその類似度から硬さ特性を求めることができる。
本開示の部品実装機において、前記記憶装置は、前記基板に加わる負荷荷重の基準値ごとに前記対応関係を記憶しており、前記制御装置は、前記荷重情報として、前記部品保持具が所定の低速度で前記基板に接触して予め設定された負荷荷重が前記基板に加わるように前記ヘッドを制御したときの前記荷重検出器によって検出される荷重情報を用い、前記対応関係として、前記基準値の中から前記予め設定された負荷荷重と一致するもの又は代替し得るものを選出し、選出した前記基準値の対応関係を用いるようにしてもよい。荷重増加率と硬さ特性との関係は基板に加わる負荷荷重によって変化する。そのため、基準値の中から予め設定された負荷荷重と一致するもの又は代替し得るものを選出し、選出した基準値の対応関係を用いることで、硬さ特性を精度よく求めることが好ましい。
本開示の部品実装機において、前記制御装置は、前記硬さ特性に基づいて、前記部品保持具が前記基板に接近する接近速度を設定してもよい。こうすれば、硬さ特性に見合った接近速度を設定することができる。あるいは、前記制御装置は、前記硬さ特性と予め設定された負荷荷重とに基づいて、前記接近速度を設定してもよい。こうすれば、硬さ特性と予め設定された負荷荷重とに見合った接近速度を設定することができる。ここで、接近速度を設定するにあたり、前記負荷荷重の許容範囲の上限に近い速度に設定してもよい。こうすれば、部品実装に要する時間を短くすることができる。また、前記制御装置は、前記基板上の部品装着点ごとに前記接近速度を設定してもよい。同じ基板であっても、部品装着点が異なれば硬さ特性が異なることがあるからである。
本開示の部品実装機において、前記制御装置は、前記部品保持具が所定の低速度で前記基板に接触したときの前記荷重検出器によって検出される前記荷重情報を用いて前記硬さ特性を求め、求めた前記硬さ特性に基づいて、前記部品保持具が前記基板に接近する接近速度を前記低速度または前記低速度よりも速い速度に設定してもよい。
本開示の部品実装機において、前記ヘッドは、前記部品保持具が前記基板に接触したときの衝撃を緩和する衝撃緩和機構を有し、前記制御装置は、前記部品保持具が前記基板に接触したときに発生する反力を打ち消すように前記衝撃緩和機構を制御してもよい。こうすれば、部品保持具の接近速度がある程度高くても、部品保持具に保持された部品が基板に接触したときの衝撃によって壊れるのを防ぐことができる。
本発明は、部品実装機や部品実装機を組み込んだ部品実装システムなどに利用可能である。
10 部品実装機、12 基板搬送ユニット、14 支持板、16 コンベアベルト、17 支持ピン、18 装着ヘッド、19 支持筒、20 X軸スライダ、22 ガイドレール、24 Y軸スライダ、26 ガイドレール、30 ノズルホルダ、30a 回転伝達ギヤ、30b フランジ、30c 誘導溝、30d 上側環状突起、30e 下側環状突起、31 ノズル回転用モータ、32 駆動ギヤ、33 第1アーム、33a 第1係合部、34 第1リニアモータ、35 ガイド部材、36 ロックスリーブ、37 ロックスプリング、42 ノズル、42a 通気路、42b 吸着口、42c フランジ、42d バネ受け部、42e 段差面、42f 軸部、42g 長穴、43 圧力調整装置、44 ノズルスリーブ、44a ピン、46 ノズルスプリング、50 第2リニアモータ、51 第2アーム、52 第2係合部、53 ロードセル、64 マークカメラ、66 パーツカメラ、70 部品供給ユニット、72 リール、74 フィーダ、77 フィーダコントローラ、78 コントローラ、78a CPU、78b ROM、78c HDD、78d RAM、78e 入力装置、78f 表示装置、80 管理コンピュータ、82 パソコン本体、84 入力デバイス、86 ディスプレイ。

Claims (12)

  1. 部品を供給する部品供給装置と、
    基板を保持する基板保持装置と、
    部品保持具を昇降可能に保持するヘッドと、
    前記部品保持具に加わる荷重を検出する荷重検出器と、
    前記部品供給装置と前記基板保持装置との間で前記ヘッドを移動させるヘッド移動装置と、
    前記部品保持具が前記基板に接触するように前記ヘッドを制御したときの前記荷重検出器によって検出される荷重情報に基づいて、前記部品保持具が前記基板に接触するときの硬さ特性を求める制御装置と、
    を備えた部品実装機。
  2. 前記荷重情報は、前記荷重の経時変化を表す経時データである、
    請求項1に記載の部品実装機。
  3. 前記制御装置は、前記荷重情報に基づいて前記荷重が立ち上がる際の時間あたりの荷重増加率を算出し、前記荷重増加率に基づいて前記硬さ特性を求める、
    請求項1又は2に記載の部品実装機。
  4. 請求項3に記載の部品実装機であって、
    前記荷重増加率と前記硬さ特性との対応関係を記憶する記憶装置
    を備え、
    前記制御装置は、前記荷重増加率に対応する前記硬さ特性を、前記記憶装置に記憶された前記対応関係を用いて求める、
    部品実装機。
  5. 請求項1に記載の部品実装機であって、
    前記荷重情報は、前記荷重の経時変化を表す経時データであり、
    前記経時データと前記硬さ特性との対応関係を記憶する記憶装置
    を備え、
    前記制御装置は、前記経時データに対応する前記硬さ特性を、前記記憶装置に記憶された前記対応関係を用いて求める、
    部品実装機。
  6. 前記記憶装置は、前記基板に加わる負荷荷重の基準値ごとに前記対応関係を記憶しており、
    前記制御装置は、前記荷重情報として、前記部品保持具が所定の低速度で前記基板に接触して予め設定された負荷荷重が前記基板に加わるように前記ヘッドを制御したときの前記荷重検出器によって検出される荷重情報を用い、前記対応関係として、前記基準値の中から前記予め設定された負荷荷重と一致するもの又は代替し得るものを選出し、選出した前記基準値の対応関係を用いる、
    請求項4又は5に記載の部品実装機。
  7. 前記制御装置は、前記硬さ特性に基づいて、前記部品保持具が前記基板に接近する接近速度を設定する、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の部品実装機。
  8. 前記制御装置は、前記硬さ特性と予め設定された負荷荷重とに基づいて、前記接近速度を設定する、
    請求項7に記載の部品実装機。
  9. 前記制御装置は、前記接近速度を設定するにあたり、前記負荷荷重の許容範囲の上限に近い速度に設定する、
    請求項8に記載の部品実装機。
  10. 前記制御装置は、前記基板上の部品装着位置ごとに前記接近速度を設定する、
    請求項7〜9のいずれか1項に記載の部品実装機。
  11. 前記制御装置は、前記部品保持具が所定の低速度で前記基板に接触したときの前記荷重検出器によって検出される前記荷重情報を用いて前記硬さ特性を求め、求めた前記硬さ特性に基づいて、前記部品保持具が前記基板に接近する接近速度を前記低速度または前記低速度よりも速い速度に設定する、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の部品実装機。
  12. 前記ヘッドは、前記部品保持具が前記基板に接触したときの衝撃を緩和する衝撃緩和機構を有し、
    前記制御装置は、前記部品保持具が前記基板に接触したときに発生する反力を打ち消すように前記衝撃緩和機構を制御する、
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の部品実装機。
JP2019504258A 2017-03-10 2017-03-10 部品実装機 Active JP6764522B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/009653 WO2018163394A1 (ja) 2017-03-10 2017-03-10 部品実装機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018163394A1 true JPWO2018163394A1 (ja) 2019-11-21
JP6764522B2 JP6764522B2 (ja) 2020-09-30

Family

ID=63448452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019504258A Active JP6764522B2 (ja) 2017-03-10 2017-03-10 部品実装機

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP3595425B1 (ja)
JP (1) JP6764522B2 (ja)
CN (1) CN110383969B (ja)
WO (1) WO2018163394A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7375221B2 (ja) 2020-10-21 2023-11-07 株式会社Fuji 部品装着機及びその制御方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05191097A (ja) * 1991-10-11 1993-07-30 Sanyo Electric Co Ltd 部品装着装置における加圧力制御装置
JP2006073745A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品実装装置のコンタクト荷重制御方法
WO2014155535A1 (ja) * 2013-03-26 2014-10-02 富士機械製造株式会社 電子回路部品実装システム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001057498A (ja) 2000-01-01 2001-02-27 Sanyo Electric Co Ltd 部品装着装置
JP3659132B2 (ja) * 2000-06-16 2005-06-15 株式会社村田製作所 荷重制御型アクチュエータ
US7246430B2 (en) * 2003-06-03 2007-07-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Electronic component mounting apparatus and electronic component mounting method
JP5372423B2 (ja) * 2008-07-25 2013-12-18 Juki株式会社 電子部品搭載ヘッド
JP5349011B2 (ja) * 2008-11-10 2013-11-20 富士機械製造株式会社 正圧検査装置およびそれを用いた電子部品実装機、正圧検査方法
WO2014080472A1 (ja) 2012-11-21 2014-05-30 富士機械製造株式会社 電子回路部品装着ヘッド
EP3061331B1 (en) * 2013-10-21 2017-09-06 Fuji Machine Mfg. Co., Ltd. Method for mounting an electronic-component onto a substrate and electronic-component mounting machine
WO2015162700A1 (ja) * 2014-04-22 2015-10-29 富士機械製造株式会社 荷重測定方法および、回収方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05191097A (ja) * 1991-10-11 1993-07-30 Sanyo Electric Co Ltd 部品装着装置における加圧力制御装置
JP2006073745A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品実装装置のコンタクト荷重制御方法
WO2014155535A1 (ja) * 2013-03-26 2014-10-02 富士機械製造株式会社 電子回路部品実装システム

Also Published As

Publication number Publication date
EP3595425B1 (en) 2023-07-26
EP3595425A4 (en) 2020-02-26
JP6764522B2 (ja) 2020-09-30
WO2018163394A1 (ja) 2018-09-13
CN110383969A (zh) 2019-10-25
EP3595425A1 (en) 2020-01-15
CN110383969B (zh) 2021-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017029750A1 (ja) 部品実装装置
WO2016129151A1 (ja) 実装装置及び実装装置の制御方法
JP5946908B2 (ja) 電子部品保持ヘッド、電子部品検出方法、および、ダイ供給機
JPWO2017017718A1 (ja) 部品実装機および部品実装システム
JP6840158B2 (ja) ダイ実装装置
WO2018163394A1 (ja) 部品実装機
WO2018055697A1 (ja) 部品実装機
JP2016115910A (ja) 対基板作業装置および塗布ノズル用ユニット
JP6546805B2 (ja) 部品装着装置及び部品装着方法
WO2017013807A1 (ja) 部品実装機
JP6673900B2 (ja) 実装装置及び実装方法
JP6891281B2 (ja) 部品実装装置
EP3522693B1 (en) Component mounting apparatus
JP6754473B2 (ja) 部品装着装置及び部品装着方法
JPWO2019202655A1 (ja) 装着作業機、および確認方法
US20240076142A1 (en) Conveyance device, conveyance method, and non-transitory computer readable medium
JPWO2017109881A1 (ja) 情報処理装置、実装装置、情報処理方法及び部品把持具
JP2021182583A (ja) 吸着条件決定方法および吸着装置
JP2018022810A (ja) 実装処理ユニット、実装装置及び実装処理ユニットの制御方法
JP2017027989A (ja) 部品厚み測定方法および部品実装装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200911

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6764522

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250