JPWO2018158888A1 - バックアップピンの認識方法および部品実装装置 - Google Patents

バックアップピンの認識方法および部品実装装置 Download PDF

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Abstract

バックアップピン(22)の認識方法であって、部品実装用のヘッド(11)と共に移動する基板認識用の撮像装置(12)を用いてプレート部材(20)を撮像する撮像工程と、この撮像工程で取得した画像に基づき、バックアップピン(22)の配置を判別する判別工程と、を含む。撮像工程では、複数のピン孔(21)にバックアップピン(22)が挿着されていると仮定した場合に、近接する複数のバックアップピン(22)が同時に一つの画像に写り込む位置を撮像位置として、予め定められた複数の撮像位置に撮像装置(12)を移動させながらプレート部材(20)を撮像する。

Description

本発明は、バックアップピンにより基板を支持した状態で当該基板に対して部品を搭載する部品実装装置における前記バックアップピンの認識方法に関する。
プリント基板等の基板に部品を自動搭載する部品実装装置が公知である。部品実装装置には、複数のバックアップピンを備えたバックアッププレート(プレート部材)が装備されており、基板は、バックアップピンにより背面側から支持された状態で部品の実装作業を受ける。基板に適したバックアップピンの数や配置は、生産される基板の種類により異なる。そのため、基板の品種切替えの際には、手動、あるいは自動でバックアップピンの配置が変更され、その後、変更後のバックアップピンの配置が適切かどうか、基板認識用のカメラ(撮像装置)を用いて検査することが行われている(例えば特許文献1、2)。
ところが、基板認識用のカメラは、基板の隅に付された微小なマークを撮像するものでありその視野(画角)は比較的狭く、バックアップピン1本を撮像できる程度のものである。そのため、バックアップピンの上記検査では、バックアッププレートのピン孔(バックアップピンが挿着される孔)の位置を一つずつ撮像してバックアップピンの有無を判別することが行われており、検査に時間を要していた。
特開平11−195899号公報 特開2010−141053号公報
本発明は、基板認識用のカメラ(撮像装置)を用いて、バックアッププレート上におけるバックアップピンの配置をより効率良く認識する技術を提供することを目的とする。
そして本発明は、次のようなバックアップピンの認識方法を提供する。すなわち、本発明は、複数のピン孔を備えたプレート部材と前記ピン孔に挿着されたバックアップピンとを含み、当該バックアップピンにより支持された基板に対して部品の実装作業を行う部品実装装置における前記バックアップピンの認識方法であって、部品実装用のヘッドと共に移動する基板認識用の撮像装置を用いて前記プレート部材を撮像する撮像工程と、前記撮像工程で取得した画像に基づき、バックアップピンの配置を判別する判別工程と、を含み、前記撮像工程では、前記複数のピン孔にバックアップピンが挿着されていると仮定した場合に、近接する複数のバックアップピンが同時に一つの画像に写り込む位置を撮像位置として、予め定められた複数の撮像位置に前記撮像装置を移動させながら前記プレート部材を撮像するものである。
本発明に係る部品実装装置の平面図である。 上記部品実装装置の正面図である。 上記部品実装装置の制御系を示すブロック図である。 ピン配置照合処理制御の一例を示すフローチャートである。 上記ピン配置照合処理制御における第1カメラの移動経路(方向)を説明する説明図である。 第1カメラの視野(画角)と撮像位置との関係を示すバックアッププレートの平面図である。 バックアップピンの有無判定方法を説明するためのピン支持面の画像の一例を示す模式図である。 上記ピン支持面の画像の他の例を示す模式図である。 第1カメラの視野と撮像位置との関係を示すバックアッププレートの平面図である。 バックアップピンの有無判定方法の変形例を説明するためのピン支持面の画像の一例を示す模式図である。 バックアップピンの有無判定方法の変形例を説明するためのピン支持面の画像の一例を示す模式図である。 第1検出ラインに沿った輝度プロファイルを示す図である。 第2検出ラインに沿った輝度プロファイルを示す図である。 上記ピン配置照合処理制御における第1カメラの移動経路(方向)の変形例を説明する説明図である。 第1カメラの撮像位置を説明するバックアッププレートの平面図である。 第1カメラの撮像位置を説明するバックアッププレートの平面図である。 第1カメラの撮像位置を説明するバックアッププレートの要部平面図である。 第1カメラの視野と撮像位置との関係を示す模式図である。 第1カメラの視野と撮像位置との関係を示す模式図である。 第1カメラの視野と撮像位置との関係を示す模式図である。 バックアッププレートとバックアップピンの他の一例を示す平面図である。 第1カメラの視野と撮像位置との関係を示す模式図である。
[部品実装装置の全体構成]
図1は、本発明に係る部品実装装置1(本発明のバックアップピンの認識方法が適用される部品実装装置)の平面図であり、図2は、部品実装装置1の正面図である。同図中には、Z軸方向を鉛直方向とするXYZ直角座標軸を適宜示している。
部品実装装置1は、プリント配線板等の基板Sに電子部品を自動搭載する装置である。この部品実装装置1は、基台2、基板Sを搬送、位置決めする基板搬送機構4、実装用の部品を供給する部品供給部8、部品の実装作業を行うヘッドユニット10および部品認識用のカメラ14等を備えている。
前記基台2は、テーブル状の構造体である。基台2の前後方向(Y軸方向)中央部分は、基板Sに対して部品の実装作業を行う作業エリアであり、この作業エリアには前記基板搬送機構4が配置されている。図1では、その下側が装置前側であり、上側が装置後側である。
基板搬送機構4は、前後一対のコンベア5と、これらコンベア5によって搬送される基板Sを所定の作業位置(同図に示す位置)に固定する基板支持機構6とを備えている。
コンベア5は、X軸方向に延在するベルトコンベアであり、基板Sは、装置右側(図1の右側)から装置内に搬入され、前記作業位置において部品の実装作業を受けた後、装置左側から装置外に搬出される。
基板支持機構6は、基板Sをコンベア5のベルトから持ち上げて、コンベアフレームに設けられた固定プレート部に押し付けることで、前記作業位置に基板Sを固定する。詳しくは、基板支持機構6は、エアシリンダ等のアクチュエータによって昇降駆動されるバックアッププレート20(本発明のプレート部材に相当する)を備えており、このバックアッププレート20を上昇させることで、その上面に挿着されたバックアップピン22で基板Sを背面(下面)側から支持する。バックアップピン22の配置は、基板Sの種類に応じて手動、又は自動で変更される。
基板搬送機構4の前後両側に、前記部品供給部8が設けられている。部品供給部8には、各々、複数のテープフィーダ9がコンベア5に沿って配置されている。テープフィーダ9は、テープを担体(キャリア)として、実装用の部品を供給するものである。テープフィーダ9は、例えば、IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状のチップ部品の他、SOP(Small Outline Package)等の小型のパッケージ部品を供給する。
前記基台2の上方に、前記ヘッドユニット10が移動可能に装備されている。ヘッドユニット10は、テープフィーダ9から部品を取り出して基板Sに搭載するもので、サーボモータを駆動源とするヘッドユニット駆動機構により、前後左右(XY方向)に移動可能に駆動される。具体的には、左右方向(X軸方向)に延在して前後方向(Y軸方向)に移動可能なヘッドユニット支持部材16が上記作業エリアの上方に配備され、このヘッドユニット支持部材16にヘッドユニット10が移動可能に支持されている。そして、Y軸モータ17を駆動源とするねじ送り機構によってヘッドユニット支持部材16が前後方向に駆動され、X軸モータ18を駆動源とするねじ送り機構によりヘッドユニット10がヘッドユニット支持部材16に沿ってX軸方向に駆動される。つまり、ヘッドユニット支持部材16及び上記ねじ送り機構により前記ヘッドユニット駆動機構が構成されている。
ヘッドユニット10は、部品吸着用の複数のヘッド11と、基板認識用の2つのカメラ12(以下、第1カメラ12と称す/本発明の撮像装置に相当する)とを備えている。複数のヘッド11は、左右方向に一列に配置されている。各ヘッド11は、昇降および回転が可能であり、サーボモータを駆動源とする図外の昇降機構および回転機構により駆動される。部品は、これらヘッド11によって吸着されることでテープフィーダ9から取り出される。
第1カメラ12は、前記作業位置における基板Sの正確な位置を認識するために、基板Sに付されたフィデューシャルマークを撮像するものである。第1カメラ12は、撮像素子を備えたカメラ本体と照明装置とを備えており、ヘッドユニット10の左右両端に下向きに配置されている。なお、第1カメラ12は、後述する通り、基板Sの認識以外に、上記バックアップピン22の配置の認識にも用いられる。この場合には、2つの第1カメラ12のうちの一方又は双方が用いられる。
前記基台2上であって、各部品供給部8と基板搬送機構4との間には、各々、前記部品認識のカメラ14(以下、第2カメラ14と称す)が装備されている。第2カメラ14は、各ヘッド11によりテープフィーダ9から取り出された部品の吸着状態を認識するために当該部品を撮像するものであり、基台2上に上向き配置されている。第2カメラ14も、第1カメラ12と同様に、撮像素子を備えたカメラ本体と照明装置とを備えている。
部品実装装置1における部品の実装動作は概略的には次の通りである。先ず、ヘッドユニット10が部品供給部8上に移動し、各ヘッド11によりテープフィーダ9から部品が取り出される。その後、ヘッドユニット10が第2カメラ14上を経由して基板Sの上方に移動し、各ヘッド11に吸着された部品が基板Sの実装ポイントに実装(搭載)される。この際、第2カメラ14により取得した吸着部品の画像に基づいてヘッドユニット10の位置等が補正されることにより、部品が実装ポイントに正しく実装される。これが実装動作の一サイクルであり、以後、このサイクルが繰り返し実施されることで所要の部品が基板Sに実装される。
部品実装装置1で実行される上記動作は、図3に示すように、部品実装装置1に装備された制御ユニット30によって制御される。この制御ユニット30は、CPUやメモリーで構成されたコンピュータであり、制御ユニット30で実行される制御を管理する主制御部32を有する。さらに、制御ユニット30は、プログラムや各種データを記憶する記憶部33、主制御部32からの指令に基づき前記カメラ12、14の撮像動作を制御するカメラ制御部34、前記カメラ12、14から送信される画像データに所定の画像処理を施す画像処理部35、主制御部32からの指令に基づき前記モータ17,18等を制御する駆動制御部36、およびこれらと主制御部32とを接続するバス31を有する。
なお、当実施形態では、主制御部32が本発明の制御部および判別に相当する。
[バックアップピンの配置照合]
部品実装装置1では、上記した通り、基板Sは、基板支持機構6のバックアッププレート20により支持された状態、詳しくは複数のバックアップピン22(以下、適宜ピン22と略す)により支持された状態で実装作業を受ける。
基板Sを支持するのに適したピン22の数や配置(以下、単に配置という)は、基板Sの種類によって異なる。そのため、基板Sの品種切り替えの際に、必要に応じてピン22の配置が変更される。詳しくは、図5に示すように、バックアッププレート20の上面20a(ピン支持面20aという)には、縦横の間隔が等しいマトリクス状の配列で複数のピン孔21が設けられている。当例では、バックアッププレート20には、X軸方向に等間隔で10個、Y軸方向に等間隔で8個の合計80個のピン孔21がマトリクス状に設けられている。そして、これらのピン孔21のうち、基板Sに適した位置のピン孔21にピン22が挿着され、生産される基板Sの品種切り替えの際には、切り替え後の基板Sに適合するようにピン22の配置が変更される。
ピン22の配置の変更は、手動、又は自動で行われる。自動の場合は、ピン22を搬送するための専用ツールがヘッド11に装着され、ヘッド11の昇降動作およびヘッドユニット10の移動動作に基づき、バックアッププレート20に対してピン22が抜き差しされる。これによりピン22の配置が変更される。このようなピン22の配置の変更は周知技術であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
上記部品実装装置1では、ピン22の配置の変更が行われた場合、変更後のピン22の配置が生産対象の基板Sに適合したものであるかの検査、すなわちピン22の配置照合(ピン配置照合処理という)が、基板認識用の第1カメラ12を用いて実行される。
このピン配置照合処理は、主制御部32によって実行される。図4は、主制御部32によるピン配置照合処理制御の一例を示すフローチャートである。当例では、このピン配置照合処理は、生産プログラムに組み込まれており、部品実装装置1の電源投入後、又は基板Sの生産開始後、コンベア5によって基板Sが前記作業位置に搬入されるのに先立って実行される。但し、このピン配置照合処理は、図外の入力装置(キーボード等)を介してオペレータが主制御部32に実行命令を与えた場合に実行されるようにしてもよい。
図4のフローチャートがスタートすると、主制御部32は、撮像位置カウンタ(以下、カウンタと略す)に初期値(n=1)をセットし、最初の撮像位置、すなわちカウンタ値に対応した撮像位置に第1カメラ12を移動、停止させる(ステップS1,S3)。
前記撮像位置は、基板Sの生産情報の一つであり、予め記憶部33に撮像位置データとして記憶されている。主制御部32は、この撮像位置データを参照し、最初の撮像位置に第1カメラ12が配置されるように、駆動制御部36に指令信号を出力する。駆動制御部36は、この指令信号を受けて上記モータ17、18を駆動制御する、すなわち、ヘッドユニット10を駆動制御する。
ここで、第1カメラ12の視野(画角)と撮像位置との関係について説明する。
当例では、ヘッドユニット10の軽量化によりその高速移動を実現すべく、第1カメラ12として、上記フィデューシャルマークの撮像に必要な最小限の視野を有するものが適用されている。バックアッププレート20のピン孔21との関係では、図6に示すように、第1カメラ12の視野13は、その一辺の長さがピン孔21のピッチ(P)とほぼ等しい正方形である。そして、第1カメラ12の撮像位置は、同図に示すように、ピン孔21にピン22が挿着されていると仮定した場合に、ピン22の一部分が写り込む場合を含めて最も多くの数のピン22が同時に一つの画像に写り込む位置に設定されている。当例では、互いに隣接する4つのピン孔21を1グループとして、これらに挿着された4つのピン22の一部分が同時に画像に写り込むように上記撮像位置が設定されている。具体的には、当該4つのピン孔21の中心位置(互いに斜めに位置する2つのピン孔21の中心を結ぶ対角線の中心位置)に第1カメラ12の視野13の中心13aが位置するように上記撮像位置が設定されている。
そして、図5及び図6に示すように、バックアッププレート20の左後隅に位置する4つのピン孔21を1グループとする位置が最初(n=1)の撮像位置として設定され、以後、図5中の矢印に沿って、順次、4つのピン孔21を1グループとするように第2番目以降の撮像位置が各々設定されている。
図4に戻って、ステップS3で、最初(n=1)の撮像位置に第1カメラ12が配置されると、主制御部32は、カメラ制御部34に指令信号を出力し、第1カメラ12によってピン支持面20aを撮像した後、ピン22の認識処理を実行する(ステップS5,S7)。
このピン認識処理は、上記撮像位置において取得されてカメラ制御部34で画像処理が施された画像に基づき、各ピン孔21のピン22の有無を判別する処理である。
具体的には、主制御部32は、図7Aに示すように、カメラ制御部34において二値化された画像40について、例えば輪郭追跡処理を実行することによりピン22に相当するホワイト画素領域23を抽出し、4つのピン孔21に対応して4等分した画像エリア41a〜41の各々にホワイト画素領域23が存在するか否かを判別する。例えば4つのピン孔21の全てにピン22が存在する場合には、この図7Aに示すように、各画像エリア41a〜41dにホワイト画素領域23が存在する。一方、ピン22が挿着されていないピン孔21が存在する場合には、図7Bに示すように、そのピン孔21に対応する画像エリア(41b)には、ホワイト画素領域23が存在しないこととなる。これにより、主制御部32は、上記撮像位置に対応するピン孔21のピン22の有無を判別し、その結果を記憶する。
なお、バックアッププレート20のピン支持面20aは、ピン孔21を含め、ピン22以外の部分が黒く写るようにブラックのつや消し等、光反射を抑制する表面処理が施されている。なお、ホワイト画素領域23の抽出に際し、主制御部32は、収縮・膨張処理により孤立したホワイト画素を除去することで、ノイズや異物の写り込みを排除してホワイト画素領域23の抽出精度を高めている。
次に、主制御部32は、カウンタ値が最大値Nか、すなわち、全ての撮像位置において第1カメラ12による撮像が終了したか否かを判断する(ステップS9)。ここで、Noの場合には、主制御部32は、カウンタを1だけインクリメントした後(ステップS17)、処理をステップ3に移行し、第1カメラ12を次の撮像位置に移動させる。当例では、図5及び図6に示すように、最初の撮像位置からピン孔21の2ピッチ分だけ右方向に第1カメラ12を移動させる。これにより、最初の4つのピン孔21の右隣に隣接する別の4つのピン孔21を1グループとして、当該グループに対応する位置で第1カメラ12によるピン支持面20aの撮像を行う。
このようにして、主制御部32は、各撮像位置に第1カメラ12を移動させながら順次ピン支持面20aの撮像を取得するとともに。取得された画像に基づき、4つのピン孔21にピン22が挿着されているか否かを判別しその結果を記憶する。
一方、ステップS9においてYesと判断した場合、すなわち、全ての撮像位置で撮像が完了し、各撮像位置におけるピン22の認識処理が完了した場合には、主制御部32は、ステップS11に処理を移行する。
ステップS11において、主制御部32は、ステップS7で記憶した認識結果に基づいてバックアッププレート20上のピン22の配置を特定し、このピン配置が適正か否か判定する。具体的には、主制御部32は、特定したピン22の配置と、基板Sの生産情報の一つとして記憶部33に記憶されているピン配置データとが一致するか否かを判定する。
ここで、Yesと判断した場合には、主制御部32は、図外の表示装置にピン照合結果が適正である旨を表示させる表示処理を実行し(ステップS13)、その後、コンベア5を駆動して基板Sを前記作業位置に搬入することにより部品の実装作業に移行する。
一方、ステップS11でNoと判断した場合、すなわち、特定したピン配置と、記憶部33に記憶されているピン配置データとが一致しないと判断した場合には、主制御部32は、前記表示装置にその旨の警告を表示させる表示処理を実行し(ステップS15)、当該ピン配置照合処理を終了する。この場合、主制御部32は、上記警告表示と共に、照合結果が適正でないと判断したピン孔21の位置を示す情報を表示させる。
なお、当例では、図4のステップS1〜S9、S17においてピン支持面20aを撮像する処理が本発明の撮像工程に相当し、ステップS7、S11〜S15の処理が本発明の判別工程に相当する。
[作用効果]
この部品実装装置1では、ピン配置照合処理に際し、上記の通り、ピン孔21にピン22が挿着されていると仮定した場合に、ピン22の一部分が写り込む場合を含めて最も多くの数のピン22が同時に一つの画像に写り込む位置を撮像位置として、当該撮像位置に第1カメラ12を移動させながらピン支持面20aを撮像し、その画像に基づきピン22の配置を認識する。そのため、第1カメラ12としてフィデューシャルマークの撮像が可能な必要最小限の視野を有するものを用いながらも、当該第1カメラ12を用いたピン配置照合処理を効率良く行うことが可能となる。
つまり、第1カメラ12の視野13の一辺(正方形の一辺)が、ピン孔21のピッチ(P)以上であってかつピン22の径(D)と上記ピッチ(P)とを加算した値(P+D)よりも小さい場合(当例では視野13の一辺は上記ピッチ(P)とほぼ等しい)、ピン全体を撮像してその有無を判別しようとすれば、図8に示すように、一回の撮像で1つのピン22しか撮できない。よって、ピン22の配置を調べるためには、全てのピン孔21の位置(合計80箇所)を撮像位置として撮像する必要がある。しかし、上述したように、互いに隣接する4つのピン孔21を1グループとして、これらに挿着された4つのピン22の一部分が同時に画像に写り込む位置を撮像位置とする場合には、同じ視野13であっても撮像位置は20箇所であり、撮像回数は全てのピン孔21の位置を撮像する場合の4分の1ですむ。
しかも、互いに隣接する4つのピン孔21を1グループとして撮像する場合には、全てのピン孔21の位置を撮像する場合に比べて第1カメラ12(ヘッドユニット10)の移動量(移動距離)を半分以下に抑えることとができ、ヘッドユニット10を停止させる回数も全てのピン孔21の位置を撮像する場合の数の4分の1ですむ。
従って、上述した部品実装装置1によれば、第1カメラ12として、フィデューシャルマークを撮像可能な必要最小限の視野を有するものを用いながら、換言すれば、大きな視野を有するカメラを用いることなくピン配置照合処理を効率良く行うことが可能となる。
[変形例]
上述した部品実装装置1については、以下のような構成も採用可能である。
(1)図4のステップS7においては、上述した実施形態のピン認識処理に代えて、又は実施形態のピン認識処理と併用して、主制御部32が、以下の(i)、(ii)のようなピン認識処理を実行するようにしてもよい。
(i)主制御部32は、二値化された画像40について、輪郭追跡処理を実行することにより、画像40の端辺に沿って位置するホワイト画素領域23を抽出し、抽出したホワイト画素領域23が画像40の何れの端辺に沿って位置するかに基づいて、4つのピン孔21についてピン22の有無を判別する。
このようなピン認識処理によると、例えば図9に示すように、ピン22に対応するホワイト画素領域23に加えて、異物の画像である比較的大きいホワイト画素領域24が含まれる場合でも、当該ホワイト画素領域24は、画像40の端辺に沿っていないため、ピン22の有無判別の対象から排除される。そのため、より正確にピン22の有無を判別することが可能となる。
(ii)主制御部32は、図10Aに示すように、二値化された画像40の上下端辺の近傍に各々設定した2つの検出ラインL1,L2(第1検出ラインL1、第2検出ラインL2)に沿った輝度(輝度プロファイル)を検出し、この輝度が閾値Tbを超える領域の位置に基づき、4つのピン孔21についてピン22の有無を判別する。
図10Aの画像40では、4つのピン孔21のうち、右下以外のピン孔21にピン22が挿着された例である。この場合には、第1検出ラインL1および第2検出ラインL2に沿った輝度プロファイルとして、主制御部32は、例えば図10B、図10Cのような輝度プロファイルを取得する。図10Bでは、輝度が閾値Tbを超えるレベルの領域は、画像40の左右両端に存在し、図10Bでは、輝度が閾値Tbを超えるレベルの領域は、画像40の左端にのみ存在する。よって、主制御部32は、4つのピン孔21のうち、左上、右上、左下の3つのピン孔21にピン22が挿着されていると判別することができる。
なお、図10Aの例では、検出ラインL1,L2は、画像40の上下端辺の近傍に、当該端辺に沿って設定されているが、画像40の左右端辺の近傍に、当該端辺に沿って設定されていてもよい。
図4のステップS7では、上述の通り、実施形態で説明したピン認識処理と上記(i)、(ii)のピン認識処理とを併用してもよく、これによれば、第1カメラ12により取得された画像に基づきピン22の有無をより高い精度で判別することが可能となる。
(2)上記実施形態では、図5及び図6に示すように、バックアッププレート20の左後隅に位置する4つのピン孔21を1グループとする位置が最初(n=1)の撮像位置として設定されている。そして、図5及び図6の矢印に示すように、順次、X軸方向に第1カメラ12を移動させながら、バックアッププレート20の後側から前側に順番に撮像が行われるように、第1カメラ12による撮像位置が設定されている。しかし、第1カメラ12による撮像位置は、図11の矢印で示すように、順次、Y軸方向に第1カメラ12を移動させながら、バックアッププレート20の左側から右側に順番に撮像が行われるように設定されていてもよい。
また、実施形態では、第1カメラ12を撮像位置で一旦停止させている。しかし、第1カメラ12を図5中の矢印で示す経路に沿って連続的に移動させながら各撮像位置で撮像を行うようにしてもよい。このような撮像方法によれば、図4のステップS1〜S9、S17に要する時間を短縮することができ、ピン配置照合処理をより効率良く行うことが可能となる。
なお、第1カメラ12を連続的に移動させながら各撮像位置で撮像を行う方法は、図11に示すような順番で撮像位置が設定されている場合にも適用可能である。しかし、この場合には、移動中の第1カメラ12の折り返し地点、すなわち、第1カメラ12を停止させる地点の数が図5の例に比べて多くなる。具体的には、図5の例では6箇所であるのに対して、図11の例の場合には8箇所となり、図11の例の場合の方が2箇所多い。従って、第1カメラ12を連続的に移動させながら撮像を行う方法は、ピン配置照合処理をより効率良く行うという観点からは、図5の例に示すような順番で撮像位置が設定されている場合の方が有効的である。
(3)上記実施形態では、図5に示すように、バックアッププレート20の全体に亘って撮像を行っているが、図12A、図12Bに示すように、バックアッププレート20のうち、生産される基板Sのサイズや形状に応じた特定の領域のみを撮像するようにしてもよい。この場合には、例えば、主制御部32が、基板Sの生産情報の一つとして記憶部33に記憶されている基板サイズデータを参照し、バックアッププレート20のうち、基板Sの支持領域(つまり、基板Sが存在する領域)を特定する。そして、この特定領域に基づき、主制御部32が上記撮像位置データのうち、前記特定領域に含まれる撮像位置でのみ撮像が行われるようにカメラ制御部34及び駆動制御部36に指令信号を出力するようにすればよい。
このような撮像方法によれば、常にバックアッププレート20の全域を撮像する場合に比べて、図4のステップS1〜S9、S17に要する時間を短縮することができ、ピン配置照合処理をより効率良く行うことが可能となる。
(4)上記実施形態では、図5及び図6に示すように、互いに隣接する4つのピン孔21を1グループとして、これらに挿着された4つのピン22の一部分が同時に画像に写り込む位置を撮像位置として設定しており、ピン配置照合処理では、ピン孔21の2ピッチ分だけ第1カメラ12を移動させながらピン支持面20aを撮像している。しかし、ピン孔21の配列の関係で、バックアッププレート20の端部でピン孔21に端数が出るような場合が考えられる。この場合には、図13に示すように、2つのピン22の一部分のみが同時に画像に写り込む位置を撮像位置としてピン支持面20aを撮像するようにしてもよい。つまり、バックアッププレート20の当該端部では、ピン孔21の1.5ピッチ分だけX軸方向に第1カメラ12を移動させて撮像を行うようにしてもよい。この方法によれば、バックアッププレート20の当該端部における第1カメラ12の移動量を低減でき、常にピン孔21の2ピッチ分だけ第1カメラ12をX軸方向に移動させる場合に比べてピン配置照合処理を効率良く行うことが可能となる。この場合のピン22の有無の判別は、上記実施形態又は上記変形例(1)の(i)、(ii)で説明した方法に準じて行うことができる。
(5)上記実施形態では、各撮像位置でピン支持面20aを撮像する毎にその取得された画像に基づきピン認識を行っている(ステップS5、S7)。しかし、各撮像位置でピン支持面20aを撮像しながらそれらの画像を記憶部に一旦記憶し、全ての撮像位置でのピン支持面20aの撮像が終了した後に、記憶部に記憶されている各画像に基づいてピン認識処理を実行するようにしてもよい。
(6)上記実施形態では、第1カメラ12の視野13の大きさとの関係で、互いに隣接する4つのピン孔21を1グループとして、これらに挿着された4つのピン22の一部分が同時に画像に写り込むように上記撮像位置が設定される場合について説明した。しかし、第1カメラ12の視野13がより大きい場合には、図14及び図15に示すように、より多くのピン22が同時に画像に写り込むように第1カメラ12による撮像位置を設定すればよい。要は、第1カメラ12の視野13の大きさとの関係で、ピン22の一部分が写り込む場合を含めて最も多くの数のピン22が画像に写り込む位置を撮像位置として設定すればよい。これは、第1カメラ12の視野13が実施形態のような正方形である場合に限らず、図16に示すような長方形の場合も同様である。
(7)なお、バックアッププレート20としては、図17Aに示すように、ピン孔21のピッチが狭く、隣接するピン孔21にピン22を同時に挿着しておくこができないものがある。この場合には、ピン孔一つ置きにピン22が挿着されていると仮定した場合に、図17Bに示すように、ピン孔21の一部分が写り込む場合を含めて最も多くの数のピン22が同時に一つの画像に写り込む位置を撮像位置として設定すればよい。その場合、第1カメラ12は、少なくとも1つのピン22を撮像できる視野13を有するものとする(図17A参照)。
この方法によれば、図17Bに示すように、視野13の中心13aはピン孔21に一致する。そのため、視野13の中心13aに位置するピン孔21および及びその周囲のピン孔21について、自ずとピン22の挿着の有無を画像から認識することが可能となる。この場合も、上記実施形態又は上記変形例(1)の(i)、(ii)で説明した方法に準じて、第1カメラ12が取得した画像からピン22の有無を判別することができる。
以上、実施形態に沿って説明した本発明についてまとめると以下の通りである。
本発明は、複数のピン孔を備えたプレート部材と前記ピン孔に挿着されたバックアップピンとを含み、当該バックアップピンにより支持された基板に対して部品の実装作業を行う部品実装装置における前記バックアップピンの認識方法であって、部品実装用のヘッドと共に移動する撮像装置を用いて前記プレート部材を撮像する撮像工程と、前記撮像工程で取得した画像に基づき、バックアップピンの配置を判別する判別工程と、を含み、前記撮像工程では、前記複数のピン孔にバックアップピンが挿着されていると仮定した場合に、近接する複数のバックアップピンが同時に一つの画像に写り込む位置を撮像位置として、予め定められた複数の撮像位置に前記撮像装置を移動させながら前記プレート部材を撮像するようにしたものである。
この方法によれば、全てのピン孔を撮像する場合に比べて、撮像回数やそのための撮像装置の移動量を抑えることができる。そのため、大きな視野を有するカメラを用いることなくバックアッププレート上におけるバックアップピンの配置を効率良く認識することが可能となる。
この認識方法において、前記撮像位置は、バックアップピンの一部分が写り込む場合を含めて最も多くの数のバックアップピンが前記一つの画像に写り込む位置であるのが好適である。
この方法によれば、撮像回数やそのための撮像装置の移動量を可及的に少なくすることが可能となるため、バックアップピンの配置をより一層効率良く認識することが可能となる。
この場合、より具体的には、前記複数のピン孔は、縦横の間隔が等しいマトリクス状の配列で設けられており、前記撮像装置の視野は、前記ピン孔のピッチをP、前記バックアップピンの径をDとしたときに、一辺の長さがP以上(P+D)未満の正方形であり、前記撮像位置は、縦横に隣接する4つのバックアップピンの各々一部分が画像の四隅に写り込む位置である。なお、上記バックアップピンの径(D)は、バックアップピンのうち、画像に写り込む最大径の部分を意味する。
この方法によれば、2つのバックアップピンの全体を同時に撮像できないような比較的小さな視野しかもたない撮像装置を用いながら、4つのピン孔におけるバックアップピンの有無を同時に認識することが可能となる。
なお、上記の認識方法において、前記判別工程では、各撮像位置で取得した画像の各々について、当該画像に含まれるバックアップピンの画像上の位置に基づき、各ピン孔におけるバックアップピンの有無を判別するのが好適である。
この方法によれば、撮像装置が取得した画像に基づくバックアップピンの認識を簡易な処理で行うことが可能となる。
また、上記の認識方法において、前記撮像工程では、移動経路の折り返し回数が最も少なくなる経路に沿って前記撮像装置を前記複数の撮像位置に移動させながら前記プレート部材を撮像するのが好適である。
この方法によれば、移動経路の変換に要する時間を削減でき、バックアップピンの配置を効率良く認識するうえで有効となる。特に、前記移動経路の折り返し地点以外では撮像装置を停止させることなく前記複数の撮像位置において前記プレート部材を撮像する場合に有効となる。
また、上記の認識方法において、前記撮像工程では、前記撮像装置として、前記基板の位置を認識するために当該基板に付されたマークを撮像する基板認識用の撮像装置を用いて前記プレート部材を撮像するのが好適である。
この方法によれば、視野(画角)が比較的小さい基板認識用の既存の撮像装置を用いながら、換言すれば、基板上のマークを認識し得る必要最小限の視野を有する基板認識用の既存の撮像装置を用いながらバックアップピンの配置を効率良く認識することが可能となる。
一方、本発明の部品実装装置は、複数のピン孔を備えたプレート部材と前記ピン孔に挿着されたバックアップピンとを含み、当該バックアップピンにより支持された基板に対して部品の実装作業を行う部品実装装置であって、前記バックアップピンに支持された基板に対して部品の実装作業を行うヘッドと、前記ヘッドと共に移動する撮像装置と、前記プレート部材に挿着されたバックアップピンを撮像するために前記撮像装置の移動および撮像動作を制御する制御部と、前記撮像装置が取得した画像に基づきバックアップピンの配置を判別する判別部と、を含み、前記制御部は、前記複数のピン孔にバックアップピンが挿着されていると仮定した場合に、近接する複数のバックアップピンが同時に一つの画像に写り込む位置を撮像位置として、予め定められた複数の撮像位置に前記撮像装置を移動させながら前記プレート部材を撮像するピン撮像動作を実行するものである。
この認識装置によれば、上述したバックアップピンの認識方法に基づいて、バックアッププレートにおけるバックアップピンの配置の認識を自動化することができる。
10 ヘッドユニット
11 ヘッド
12 基板認識用のカメラ(第1カメラ/撮像装置)
14 部品認識用のカメラ(第2カメラ)
20 バックアッププレート(プレート部材)
21 ピン孔
22 バックアップピン
30 制御ユニット
32 主制御部(制御部/判別部)
33 記憶部
34 カメラ制御部
36 駆動制御部
S 基板

Claims (8)

  1. 複数のピン孔を備えたプレート部材と前記ピン孔に挿着されたバックアップピンとを含み、当該バックアップピンにより支持された基板に対して部品の実装作業を行う部品実装装置における前記バックアップピンの認識方法であって、
    部品実装用のヘッドと共に移動する撮像装置を用いて前記プレート部材を撮像する撮像工程と、
    前記撮像工程で取得した画像に基づき、バックアップピンの配置を判別する判別工程と、を含み、
    前記撮像工程では、前記複数のピン孔にバックアップピンが挿着されていると仮定した場合に、近接する複数のバックアップピンが同時に一つの画像に写り込む位置を撮像位置として、予め定められた複数の撮像位置に前記撮像装置を移動させながら前記プレート部材を撮像する、ことを特徴とするバックアップピンの認識方法。
  2. 請求項1に記載のバックアップピンの認識方法において、
    前記撮像位置は、バックアップピンの一部分が写り込む場合を含めて最も多くの数のバックアップピンが前記一つの画像に写り込む位置である、ことを特徴とするバックアップピンの認識方法。
  3. 請求項2に記載のバックアップピンの認識方法において、
    前記複数のピン孔は、縦横の間隔が等しいマトリクス状の配列で設けられており、
    前記撮像装置の視野は、前記ピン孔のピッチをP、前記バックアップピンの径をDとしたときに、一辺の長さがP以上(P+D)未満の正方形であり、
    前記撮像位置は、縦横に隣接する4つのバックアップピンの各々一部分が画像の四隅に写り込む位置である、ことを特徴とするバックアップピンの認識方法。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載のバックアップピンの認識方法において、
    前記判別工程では、各撮像位置で取得した画像の各々について、当該画像に含まれるバックアップピンの画像上の位置に基づき、各ピン孔におけるバックアップピンの有無を判別する、ことを特徴とするバックアップピンの認識方法。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載のバックアップピンの認識方法において、
    前記撮像工程では、移動経路の折り返し回数が最も少なくなる経路に沿って前記撮像装置を前記複数の撮像位置に移動させながら前記プレート部材を撮像する、ことを特徴とするバックアップピンの認識方法。
  6. 請求項5に記載のバックアップピンの認識方法において、
    前記移動経路の折り返し地点以外では撮像装置を停止させることなく前記複数の撮像位置において前記プレート部材を撮像する、ことを特徴とするバックアップピンの認識方法。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載のバックアップピンの認識方法において、
    前記撮像工程では、前記撮像装置として、前記基板の位置を認識するために当該基板に付されたマークを撮像する基板認識用の撮像装置を用いて前記プレート部材を撮像する、ことを特徴とするバックアップピンの認識方法。
  8. 複数のピン孔を備えたプレート部材と前記ピン孔に挿着されたバックアップピンとを含み、当該バックアップピンにより支持された基板に対して部品の実装作業を行う部品実装装置であって、
    前記バックアップピンに支持された基板に対して部品の実装作業を行うヘッドと、
    前記ヘッドと共に移動する撮像装置と、
    前記プレート部材に挿着されたバックアップピンを撮像するために前記撮像装置の移動および撮像動作を制御する制御部と、
    前記撮像装置が取得した画像に基づきバックアップピンの配置を判別する判別部と、を含み、
    前記制御部は、前記複数のピン孔にバックアップピンが挿着されていると仮定した場合に、近接する複数のバックアップピンが同時に一つの画像に写り込む位置を撮像位置として、予め定められた複数の撮像位置に前記撮像装置を移動させながら前記プレート部材を撮像するピン撮像動作を実行する、ことを特徴とする部品実装装置。
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