JPWO2018155477A1 - レーザ溶接方法 - Google Patents

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Abstract

複数回に亙るレーザ照射で照射エネルギー密度が非常に高い状態となることがなく、ワークに穴開き等の不具合が発生することがないレーザ溶接方法を提供する。この目的を達成するため、複数のワークを重ねた状態でワークにレーザビームを照射することによりワークを溶接するレーザ溶接方法において、一定の溶接ラインに沿って折り返しレーザビームを照射するに際して、照射の始端部Aと終端部A’’で照射位置をずらすことにより照射エネルギーを分散可能としたことを特徴とする。また、一定の溶接ラインに沿って複数回、同じ方向にレーザビームを照射するに際して、照射の始端部同士または/および終端部同士で照射位置をずらすことにより照射エネルギーを分散可能としたことを特徴とする。

Description

本発明は、複数のワークを重ねた状態でワークにレーザビームを照射することによりワークを溶接するレーザ溶接方法に関する。
例えば、図5および図6に示すように、燃料電池セルにおいて、互いに重ねられるアノードセパレータ(第1ワーク)11とカソードセパレータ(第2ワーク)12の外周部およびマニホールド13周りをレーザ溶接(このレーザ溶接による溶接部を符号Lで示す)することで、溶接シール部(溶接シールライン)14を形成する技術が知られている。図5の平面図では、溶接シール部14を点線で示し、ガスケット15によるゴムシール部(ゴムシールライン)16を実線で示している。また、図6の断面図で、符号17は水素流路、符号18は酸素流路、符号19は冷却水流路をそれぞれ示している。
特開2009−183970号公報
また、図7および図8に示すように、一対のセパレータ(第1および第2ワーク)11,12をレーザ溶接することで溶接シール部14を形成するとともに、このレーザ溶接した一対のセパレータ11,12に対し付属部品(第3ワーク)20を同じくレーザ溶接(このレーザ溶接による溶接部を符号Lで示す)にて接合する技術が知られている。付属部品20として図7および図8では電圧監視用の部品を描いているが、部品の種類は特に限定されず、例えば図9に示すようなセパレータ間の位置決め用の部品などであっても良い。
このように一対のセパレータ11,12をレーザ溶接することで溶接シール部14を形成するとともに、レーザ溶接した一対のセパレータ11,12に対し付属部品20を同じくレーザ溶接にて接合する場合、後者のセパレータ11,12と付属部品20の溶接部Lは、3部品11,12,20による総厚tが増すため(一対のセパレータ11,12による厚みをtとして、t<t)、一対のセパレータ11,12間の溶接部Lよりも高いエネルギー密度(入熱量)で溶接を行う必要がある。セパレータ11,12と付属部品20の溶接部Lは、品質を安定させるべく3部品11,12,20を貫通溶接するのが好ましく、但し、3部品11,12,20に穴開き等は生じないことが望ましい。
上記したように一対のセパレータ11,12をレーザ溶接することで溶接シール部14を形成するとともに、レーザ溶接した一対のセパレータ11,12に対し付属部品20を同じくレーザ溶接にて接合する手法としては、異なる出力のレーザ照射装置を複数用意して、一対のセパレータ11,12を溶接する工程と、一対のセパレータ11,12と付属部品20を溶接する工程とを別工程として順次行う手法がある。
これは例えば、500W小出力の照射装置と750W大出力の照射装置(何れも図示せず)を用意し、先ず図10(A)に示すように、500W小出力の照射装置を用いて一対のセパレータ11,12を溶接部Lにて溶接し、次いで図10(B)に示すように、750W大出力の照射装置を用いて一対のセパレータ11,12と付属部品20を溶接部Lにて溶接すると云う手法である。
しかしながらこの手法では、工数増、設備費用大となるため、コスト増大につながる不都合がある。
また、付属部品20の溶接を別工程にしない方法として、一対のセパレータ11,12の溶接と、一対のセパレータ11,12と付属部品20の溶接とを同じレーザ照射装置を用いて同一工程内で行い、後者の一対のセパレータ11,12と付属部品20を溶接する際、付属部品20の溶接部Lを一定の溶接ラインに沿って折り返しレーザ照射することで板厚増分のエネルギー密度を加えれば、3部品11,12,20を貫通溶接することが可能とされる。
ここに付属部品20の溶接部Lを一定の溶接ラインに沿って折り返しレーザ照射するとは例えば図11に示すように付属部品20の溶接部Lにおいて、A点からB点に至る一定の溶接ラインに沿ってレーザを照射する際に、A点を照射の始端部とし、A点からB点まで照射し(矢印a)、引きつづきB点で折り返してB点からA点まで照射し(矢印b)、A点を照射の終端部にすることを云い、実質的に一定の溶接ラインに沿って2回(1往復)の照射が行なわれることになる。
しかしながらこの場合、レーザ照射の始端部(開始部)と終端部(末端部)ではそれぞれ、機械制御での都合等で、エネルギー密度(入熱量)が他の部分に比べて高い状態となることが多く、よって溶け込み量が多い状態となる。そのため図示したように、照射の始端部と終端部が平面上重なって同じ位置(A点)に設定されると、照射されるエネルギー密度が非常に高い状態となり、その結果として、穴開き等の不具合が発生する虞がある。
本発明は以上の点に鑑みて、複数回に亙るレーザ照射で照射エネルギー密度が非常に高い状態となることがなく、よってワークに穴開き等の不具合が発生することがないレーザ溶接方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のレーザ溶接方法は、複数のワークを重ねた状態で前記ワークにレーザビームを照射することにより前記ワークを溶接するレーザ溶接方法において、一定の溶接ラインに沿って複数回レーザビームを照射するに際して、照射の端部で照射位置をずらすことにより照射エネルギーを分散可能としたことを特徴とする。
また、本発明のレーザ溶接方法は、複数のワークを重ねた状態で前記ワークにレーザビームを照射することにより前記ワークを溶接するレーザ溶接方法において、一定の溶接ラインに沿って折り返しレーザビームを照射するに際して、照射の始端部と終端部で照射位置をずらすことにより照射エネルギーを分散可能としたことを特徴とする。
実施の態様としては、第1ワークと第2ワークを溶接すべくレーザビームを照射する第1照射と、前記第1照射で溶接した第1および第2ワークに対し第3ワークを溶接すべくレーザビームを照射する第2照射とを同じ照射設備を用いて同一工程内で行い、前記第2照射を行うに際して、一定の溶接ラインに沿って折り返しレーザビームを照射し、このとき照射の始端部と終端部で照射位置をずらすことにより照射エネルギーを分散可能としたことを特徴とする。
また、本発明のレーザ溶接方法は、複数のワークを重ねた状態で前記ワークにレーザビームを照射することにより前記ワークを溶接するレーザ溶接方法において、一定の溶接ラインに沿って複数回、同じ方向にレーザビームを照射するに際して、照射の始端部同士または/および終端部同士で照射位置をずらすことにより照射エネルギーを分散可能としたことを特徴とする。
実施の態様としては、第1ワークと第2ワークを溶接すべくレーザビームを照射する第1照射と、前記第1照射で溶接した第1および第2ワークに対し第3ワークを溶接すべくレーザビームを照射する第2照射とを同じ照射設備を用いて同一工程内で行い、前記第2照射を行うに際して、一定の溶接ラインに沿って複数回、同じ方向にレーザビームを照射し、このとき照射の始端部同士または/および終端部同士で照射位置をずらすことにより照射エネルギーを分散可能としたことを特徴とする。
また、前記第1および第2ワークは、燃料電池用セパレータであり、前記第3ワークは、前記燃料電池用セパレータに付設する付属部品であることを特徴とする。
本発明においては、一定の溶接ラインに沿って複数回レーザビームを照射するに際して、照射の端部で照射位置をずらすことにより照射エネルギーを分散可能としたため、照射の端部で照射エネルギー密度が非常に高い状態となることがない。したがって複数回に亙るレーザ照射で照射エネルギー密度が非常に高い状態となってワークに穴開き等の不具合が発生するのを防止することができる。
本発明の実施例に係るレーザ溶接方法でワークとする燃料電池構成要素の一例を示す平面図 同レーザ溶接方法の工程説明図 同レーザ溶接方法におけるレーザ照射位置の説明図 本発明の他の実施例に係るレーザ溶接方法におけるレーザ照射位置の説明図 従来例に係るレーザ溶接方法でワークとする燃料電池セルの一例を示す平面図 同燃料電池セルの要部断面図であって図5におけるD−D線拡大断面図 従来例に係るレーザ溶接方法でワークとする燃料電池構成要素の一例を示す平面図 同燃料電池構成要素の要部断面図であって図7におけるE−E線拡大断面図 従来例に係るレーザ溶接方法でワークとする燃料電池構成要素の他の例を示す平面図 従来例に係るレーザ溶接方法の工程説明図 他の従来例に係るレーザ溶接方法におけるレーザ照射位置の説明図
本発明には、以下の実施形態が含まれる。
(1)アノードセパレータとカソードセパレータを溶接することでシールライン部を形成した溶接セパレータに別体部品(付属部品)を溶接にて接合する。シールライン部の溶接と別体部品の溶接を同一工程(同一設備)にて実施し、別体部品をセパレータに溶接する際に複数回、同じ溶接ラインでレーザ照射する。複数回、同じ溶接ラインでレーザ照射する際に、溶接開始部および末端部の溶接ラインをずらした構成。
(2)シールライン部の溶接と別体部品の溶接を同一行程(同一設備)にて実施する場合において、別体部品をセパレータに溶接する際に、複数回、同じ溶接ラインでレーザ照射する場合に、レーザ照射の開始部および末端部の溶接ラインを重ならないようにずらす。これにより、開始部および末端部に照射されるエネルギー密度(入熱量)が過度になることを避け、穴開き等の不具合を対策することが可能となる。
(3)本発明によれば、シールライン部の溶接と、別体部品の溶接を同じ工程で実施することで、工数減、設備減となり、コスト低減が期待できる。溶接開始部と末端部へのエネルギー密度(入熱量)の集中を避けることで、穴開きの不具合が発生しなくなり、品質が安定する。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1および図2に示すように、当該実施例に係るレーザ溶接方法は、そのワーク(溶接対象)として一対の燃料電池用セパレータ11,12をレーザ溶接することで接合するものであって、すなわち互いに重ねられるアノードセパレータ(第1ワーク)11とカソードセパレータ(第2ワーク)12の外周部およびマニホールド13周りをレーザ溶接(このレーザ溶接による溶接部を符号Lで示す)することで溶接シール部(溶接シールライン)14を形成するとともに、このレーザ溶接した一対のセパレータ11,12に対し付属部品(第3ワーク)20を同じくレーザ溶接(このレーザ溶接による溶接部を符号Lで示す)することで接合するものとされている。付属部品20としては、電圧監視用の部品を描いているが、部品の種類は特に限定されず、例えば上記図9に示したようなセパレータ間の位置決め用の部品などであっても良い。図1の平面図では、溶接シール部14を点線で示し、ガスケット15によるゴムシール部(ゴムシールライン)16を実線で示している。
また、当該実施例に係るレーザ溶接方法では、セパレータ11,12の溶接に対し付属部品20の溶接を別工程にしない方法として、一対のセパレータ11,12の溶接と、一対のセパレータ11,12と付属部品20の溶接とを同じレーザ照射装置(図示せず)を用いて同一工程内で行うものとされている。
手順は以下のとおりとされる。
<セパレータ11,12の溶接>
すなわち先ず、図2(A)に示すように、一対のセパレータ11,12を重ね合わせ、セパレータ11,12にレーザビームを照射(第1照射)し、セパレータ11,12の溶接部Lすなわち溶接シール部14を形成する。
<セパレータ11,12と付属部品20の溶接>
次いで、図2(B)(C)に示すように、溶接した一対のセパレータ11,12に付属部品20を重ね合わせ、このセパレータ11,12および付属部品20にレーザビームを照射(第2照射)し、付属部品20の溶接部Lを形成する。このセパレータ11,12と付属部品20を溶接する際には、付属部品20の溶接部Lを一定の溶接ラインに沿って折り返しレーザ照射する。ここに付属部品20の溶接部Lを一定の溶接ラインに沿って折り返しレーザ照射するとは、一定の溶接ラインに沿って2回(1往復)の照射を行うことになるが、上記したように照射の始端部と終端部が平面上重なって同じ位置に設定されると、照射されるエネルギー密度が非常に高い状態となって、穴開き等の不具合が発生することがある。
そこで、本発明実施例では、一定の溶接ラインに沿って複数回レーザビームを照射するに際して、照射の端部で照射位置をずらすことにより照射エネルギーを分散可能としたものであって、具体的には、一定の溶接ラインに沿って折り返しレーザビームを照射するに際して、照射の始端部と終端部で照射位置をずらすことにより照射エネルギーを分散可能とした。具体的な手順は以下のとおりとされる。
第2照射の1走査目(往動走査、図2(B))・・・・
図3(A)に示すように、付属部品20の溶接部Lにおいて、A点からB点に至る一定の溶接ラインに沿ってレーザを照射する際に、A点を照射の始端部とし、A点からB点まで照射する(矢印a)。
第2照射の2走査目(復動走査、図2(C))・・・・
引きつづき同図に示すように、B点で折り返してB点からA点へ向けて照射するが(矢印b)、A点に達する手前(直前)のA’点(分岐部)で照射の向きを変えることで溶接ラインの分岐ラインを設定し(矢印c)、A点に近いがA点とは異なる位置のA’’点を照射の終端部とする。
したがってこの手順によれば、付属部品20の溶接部Lを一定の溶接ラインに沿って折り返しレーザ照射することができるとともに、一定の溶接ラインに沿って折り返しレーザビームを照射する際に、照射の始端部(A点)と終端部(A’’点)で照射位置をずらすことにより照射エネルギーが分散されるため、照射の始端部と終端部で照射エネルギー密度が非常に高い状態となることがない。したがって本発明所期の目的どおり、複数回に亙るレーザ照射で照射エネルギー密度が非常に高い状態となってワークに穴開き等の不具合が発生するのを防止することができる。
尚、照射の始端部および終端部のみならず、照射の折り返し部(B点)で照射エネルギー密度の高まりが懸念される場合があるとすれば、図3(B)に示すように照射の折り返し部(B点)で溶接ラインをU字形ないし略U字形に反転させるようにしても良い。
また、上記実施例のように一定の溶接ラインに沿って折り返しレーザビームを照射するのではなく、一定の溶接ラインに沿って複数回、同じ方向にレーザビームを照射することも想定されるので、この場合には、照射の始端部同士または/および終端部同士で照射位置をずらすことにより照射エネルギーを分散可能とする。具体的な手順は以下のとおりとされる。
第2照射の1走査目・・・・
図4に示すように、付属部品20の溶接部Lにおいて、一定の溶接ラインに沿ってレーザを照射する際に、A点を照射の始端部とし、B点を照射の終端部とする(矢印a)。
第2照射の2走査目・・・・
引きつづき同図に示すように、2走査目の照射を行うが、このとき、A点に近いがA点とは異なる位置のA’点を照射の始端部とし、B点に近いがB点とは異なる位置のB’点を照射の終端部とする(矢印a’)。1走査目の照射ラインと2走査目の照射ラインは、A点およびA’点に近いがA点およびA’点とは異なる位置のA’’点以降で重なり、B点およびB’点に近いがB点およびB’点とは異なる位置のB’’点以降で分岐する。
したがってこの手順によれば、付属部品20の溶接部Lを一定の溶接ラインに沿って複数回レーザ照射することができるとともに、一定の溶接ラインに沿って複数回レーザビームを照射する際に、照射の始端部同士(A点およびA’点)および終端部同士(B点およびB’点)で照射位置をずらすことにより照射エネルギーが分散されるため、照射の始端部同士および終端部同士で照射エネルギー密度が非常に高い状態となることがない。したがって本発明所期の目的どおり、複数回に亙るレーザ照射で照射エネルギー密度が非常に高い状態となってワークに穴開き等の不具合が発生するのを防止することができる。
11,12 セパレータ(第1および第2ワーク)
13 マニホールド
14 溶接シール部
15 ガスケット
16 ゴムシール部
17 水素流路
18 酸素流路
19 冷却水流路
20 付属部品(第3ワーク)
セパレータの溶接部
付属部品の溶接部

Claims (6)

  1. 複数のワークを重ねた状態で前記ワークにレーザビームを照射することにより前記ワークを溶接するレーザ溶接方法において、
    一定の溶接ラインに沿って複数回レーザビームを照射するに際して、照射の端部で照射位置をずらすことにより照射エネルギーを分散可能としたことを特徴とするレーザ溶接方法。
  2. 複数のワークを重ねた状態で前記ワークにレーザビームを照射することにより前記ワークを溶接するレーザ溶接方法において、
    一定の溶接ラインに沿って折り返しレーザビームを照射するに際して、照射の始端部と終端部で照射位置をずらすことにより照射エネルギーを分散可能としたことを特徴とするレーザ溶接方法。
  3. 請求項2記載のレーザ溶接方法において、
    第1ワークと第2ワークを溶接すべくレーザビームを照射する第1照射と、前記第1照射で溶接した第1および第2ワークに対し第3ワークを溶接すべくレーザビームを照射する第2照射とを同じ照射設備を用いて同一工程内で行い、
    前記第2照射を行うに際して、一定の溶接ラインに沿って折り返しレーザビームを照射することを特徴とするレーザ溶接方法。
  4. 複数のワークを重ねた状態で前記ワークにレーザビームを照射することにより前記ワークを溶接するレーザ溶接方法において、
    一定の溶接ラインに沿って複数回、同じ方向にレーザビームを照射するに際して、照射の始端部同士または/および終端部同士で照射位置をずらすことにより照射エネルギーを分散可能としたことを特徴とするレーザ溶接方法。
  5. 請求項4記載のレーザ溶接方法において、
    第1ワークと第2ワークを溶接すべくレーザビームを照射する第1照射と、前記第1照射で溶接した第1および第2ワークに対し第3ワークを溶接すべくレーザビームを照射する第2照射とを同じ照射設備を用いて同一工程内で行い、
    前記第2照射を行うに際して、一定の溶接ラインに沿って複数回、同じ方向にレーザビームを照射することを特徴とするレーザ溶接方法。
  6. 請求項3または5記載のレーザ溶接方法において、
    前記第1および第2ワークは、燃料電池用セパレータであり、
    前記第3ワークは、前記燃料電池用セパレータに付設する付属部品であることを特徴とするレーザ溶接方法。
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